これらの写真は、去年の9月に近所で撮ったもの。
なんとアナログのレコード盤がかなりのスペースで売られていたんですよ。これは本当に不思議。
現在1月は、アナログ盤のスペースがまた小さくなっているみたいなんだけど、去年の9月あたりに大量のアナログ盤の新品が売られてたんですね。びっくりしたんで写真を撮った。
若いアーティストの新作もあるんだけど、ほとんどは懐メロ。この写真に写っているのも、「Led Zeppelin III」にPrinceの「Purple Rain」、Michael Jackdonの「BAD」、NirvanaにIron Maiden…。近年のBruno Marsが見えるのはご愛嬌。全て新プレス盤。中古ではありません。
不思議ですよ。今時、新プレスのアナログ盤が売られている本当の理由は全く不明。この本屋さんは特殊なマニア向けの店ではない。普通の書籍の新刊と音楽/映像ソフトの新作が売られているお店。メディアなどでアナログ盤の復活などという文字を見ることはあっても一般的ではないと思っていた。どうしてこんなことになっているのか。
以下解析。
昨日も書いたようにアメリカでの音楽ソフトは、曲の殆どがオンラインのサービスで楽しめるので、音楽ソフトのパッケージ製品を買う層はよほどの音楽マニアのみ。店まで出向いてわざわざパッケージ製品を購入するのはマニア層だけ。彼らの趣味の範囲はCDだけとは限らないかもしれない。音楽マニアにはアナログ盤のコレクターもかなりの数が存在する。
要は、音楽ソフトパッケージ製品を音楽オタクの客層に限って売ろうとしているんでしょうね。大型チェーンの店舗さえもこういうことを始めている。もう普通の音楽ファンはCDを買うために店舗には行かないんですね。だから店舗の品揃えもマニア向けにしようという試み。
ちなみにこの試みは一時的なものだったらしく、現在はまたCDの数が増えている様子。結局十分に売れなかったんでしょう。アナログ盤を買うぐらいならマニア向けの他のレコードショップに行けばいい。大型チェーンの本屋に行く必要はないわけです。
しかしこういうのを見ると音楽ソフトの業界がいかに苦戦しているのが透けて見えますね。
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