能登半島地震 ─ 寄付・支援情報

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2017年11月28日火曜日

BABYMETAL:2018年フェス決定!米Rock On The Range&英Download Festival



決定だそうです。

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米国は
Rock On The Range
One Black & Gold Boulevard,  Columbus, Ohio 43211‏
518日/19日/20
 
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英国は
Download Festival
Donington Park, Castle Donington, Derby DE74 2RP, UK
68日/9日/10
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BABYMETALを取り上げるメディアの記事も多いみたいですね。すごいな。
 
 
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518 - 20(-)  Columbus, オハイオ州@One Black & Gold Boulevard
 ●ROCK ON THE RANGE 2018
68 - 10(-)  Castle Donington, 英国@Donington Park
 ●Download Festival 2018
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2017年11月27日月曜日

映画『サウスサイドであなたと/Southside with You』(2016):大統領夫妻の初デート






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Southside with You2016年)/米/カラー
84分/監督:Richard Tanne
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これも1年ぐらい前に見た映画。記憶がはっきりしていない部分もあったので、Netflixでもう一回見た。
 
すごく微笑ましい映画です。登場人物が去年までの米国の大統領とファーストレディという超有名人なわけですが、それを抜きにしても妙にリアルな若いカップルの初デート物語。
 
実はストーリー内のほとんどのエピソードが実話らしいです。なるほどリアルなわけです。それにしても、誰もが知るあの仲のいい大統領夫妻が、最初はこんなにギクシャクしたカップルだったとは…笑。今は有名なおしどり夫婦ですからね。面白いですね。
 
 
★ネタバレ注意
 
最初はミシェルさんがオバマさんに全く惹かれていないのね。よくある話。男の子の方が先に好きになってなんとか女の子との距離を縮めようとがんばる。
 
しかしデートの相手の車に乗ったら床に穴が開いてるなんて…女の子はちょっとひくと思います。この男の人は28歳なのにまだ学生で、おまけに穴の開いた車に乗っている…怪しい。だから25歳の優秀な弁護士ミシェルさんの戸惑いもよーく理解できる。
 
ミシェルさんにその気はゼロ。彼女は最初からずーっと「これはデートじゃないわ」といい続ける。彼女から見た当時のオバマさんは…自分が働いている弁護士事務所のオフィスに(学校の夏休みの間だけ)見習いで来ている学生(Summer associates)。そんな自分よりも下の男と付き合う気など彼女には更々ない。彼女にも自負がある。
 
それに(世間的にも)自分の部下と簡単に親しくなるような軽い女とは見られたくない。今まで努力して勝ち取ってきた信用を帳消しにするような軽はずみな行動はしたくないわけです。そもそもミシェルさんは仕事に一生懸命で恋愛どころじゃないと思っているらしい。
 
どう見てもオバマさんが彼女を落とせる可能性は無いに等しい。
 
今までも彼女を普通のデートに誘ったけれどOKしてくれなかった…だからオバマさんも作戦を考えた…自らの関わるサウスサイドのコミュニティーのミーティングを口実にやっと彼女を誘い出すことができたわけで
 
なんとかミシェルちゃんにこちらを向いて欲しい。いいぞ頑張れ。応援したくなるぞ。頑張れオバマ選手。でもパイを買ってきたら「パイは嫌い」と言われてしまう 😭 悲しいな。
 
 
結局、美術館に行ったり映画を見たりしてそれなりに普通のデートをするわけですが、このお二人…よく喋る。お二人とも頭のいい方々なせいか、戸惑いとかはにかみとか恥じらいとかロマンチックとか…若い男女の初デートらしいふわふわした感じはほとんど無い。いかにも会社の同僚のようにただただ喋って…喋り続けていたら…少しずつ距離が近づいていった感じ。ロマンチックに惹かれ合うというよりも言葉と行動でお互いを理解し合った様子ですよね(実は結婚にはそれがいい)。
 
もちろんお互いに強く惹かれた決め手の場面もあって、
…オバマさんにとっては、ミシェルさんが公園でドラムの音にあわせてダンスを踊る場面。それを見てオバマさんが「いい女だぜ」という顔をする。
…ミシェルさんにとっては、オバマさんの地域コミュニティーのミーティングでのトークの場面。彼は流石に人を惹き付けるのが上手い。「この人は人々に希望を信じさせることが出来るのかも」とミシェルさんもちょっと彼をリスペクトしてしまう。好きメーターがちょっと右に動く。
 
二人ともすっかり打ち解けてパーソナルな話を始める。
んいい感じいい感じ。
 
バーに移動して…オバマさんの元カノの話が出る。白人の女の子だったそうだ。どうだったの?…と聞くミシェルさんの問いにオバマさんが答える「(彼女の家族の家に行った時に)…アウトサイダーではいられないと思った」うわうわーうわーうわーよくわかるわ…うわー重い重い重い…ずっしり。そうなのよ。私もありますあります。そんな話の本筋とは関係ない小さな台詞にぐっときた。いやーその言葉、身に沁みるわね…。
 
さて二人が一緒に映画を見終わったら、たまたま色々と鈍感で失礼な会社の上司にばったり出会う。また少しギクシャク…それでも最後はアイスクリームで仲直り。好きメーターが右にぐっと動いた瞬間。初デートはひとまず成功。オバマさんよかったですね。

 
それにしても、二人が出会った頃のミシェルさんはかなり厳しい雰囲気だったんですね。ガチガチの優等生。一生懸命頑張りすぎて余裕が無い感じにも見える。そんな時に、それまで色々な苦労をしてきたのにどこか達観しているオバマさんと出会ったことはミシェルさんにとっても幸運だったのかもしれません。彼のおかげで彼女も肩の力を少し抜いてリラックスすることができるようになったのかもしれない…と思った。
 
以前は、孤独なオバマさんがミシェルさんの明るさや安定感に助けられた…とばかり思っていたけれど、オバマさんもそのリラックスした人柄でミシェルさんの緊張をほぐして精神的に楽にさせてあげたのかもしれませんね。いいカップルだ。
 
すごくいい映画でした。少しずつ二人の距離が縮まっていくのがいい。未来の大統領夫妻じゃなくて普通のカップルの話としても十分楽しめるいい映画です。友情と信頼から入った恋愛と結婚は上手くいく。オバマさんご夫妻は今でもとても仲がいい。納得です。
 
映画館では、最初にオバマさんが画面に現れた瞬間クスクスと笑い声が起こったぞ。愛されてますね。


2017年11月26日日曜日

映画『Don't Think Twice』(2016):劇団あるある物語




 
 
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Don't Think Twice2016年)/米/カラー
92分/監督:Mike Birbiglia
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去年の秋に映画館で見た映画。1年前です。完全に忘れる前に書いておかなければ。そんな映画があと5本ほど残っているぞ。なんとかせねば。
 
感想は…割と普通の話かなと思ったんですけど、世間では大変評判がいい。批評家の間ではRotten Tomatoes98点。ええええこれも評価高いなー。
 
内容は…即興パフォーマンス劇団の群像劇というものか。NYの小さな劇場で即行のパフォーマンスをする6人の仲間。それぞれなんとか成功しようと頑張っている。
 
ある日、新人コメディアンの登竜門TV番組Weekend Live(実際の番組はSNLSaturday Night Live)に、劇団からたった一人・ジャック(キーガン-マイケル・キー)だけがチャンスを与えられる。もちろん残りの5人とギクシャクする…。そのあたりが業界リアルな話なんだろうと思います。
 
劇団に限らないですよね。数人の仲間で一緒に頑張ってきたのに一人だけポーンと高みに上がる。皆で選ばれた一人を心から応援するし、応援したい…しかし心のどこかに「どうして俺じゃないんだ」と感じるジレンマ。そんなわけでちょっと揉める。
 
しかし最後はまたみんなで一緒になって仲良く円満。そんなお話。割と普通の話だと思うんだけどな。
 
この6人の俳優さんたちも、おそらくエンタメの世界で同じような状況を経験なさっている(いた)んだろうと思います。それぞれが成功を夢見て頑張ってきて…その中で現時点ではGillian Jacobs/ジリアン・ジェイコブスさんとKeegan-Michael Key/キーガン-マイケル・キーさんが一番今売れているのかな。このお二人はよくメディアでも見かけますね。彼等はもうスターの領域に上ったんだろうと思う。
 
私は即興パフォーマンスの面白さがわからなくて、また仲間と一緒に何かを作り上げる面白さもよくわからなくて、あまり心に響かなかった。
 
 
 

NHK ドラマ10『この声をきみに』全8回・感想



ほのぼの可愛い癒し系ドラマ。

大掛かりで深刻で真面目で重苦しくて本格的なドラマ…とは正反対の軽いほのぼの系ドラマ。大傑作とか人生を考えさせられるとか大きく心を動かされる…というわけではないけれど、こういうドラマもいい。癒し系。

軽いコメディですよね。偏屈すぎて奥さんに愛想をつかされ離婚する教育者…なんて深刻な話にもできるだろうけれど、このドラマは軽い。ふわふわしてる。『もののけ姫』の「こだま」みたいなのがふわふわ空中を飛んでいるので、まぁそれほど真面目な話でもないのでしょう。

でもかわいい。

このドラマの人物達というのは、全員がどこか弱い部分を持っているんですよね。傷ついたり自信がなかったり、どこかで失敗していて後悔している人々。そんなちょっと強くない人々が集って静かにうちとけて和んでお互いの味方になって励まし合って前に進む…そんな話。

ほのぼのと優しいのがいい。

近年は、登場人物がいつもいがみ合っていたり、どんな難問も解決してしまうスーパーマン(ウーマン)系のドラマもあるけれど、このドラマのように登場人物全員があまり強くなくて優しい雰囲気のドラマというのもまたいいと思う。見ていると穏やかな気持ちになれるのがいい。
 
いや最初は京子先生の穂波先生に対する当りがきつくてどうしたものかと思ったんですけど、いつの間にかいい感じに仲良くなってました。なんだか全体におとぎ話のようなほのぼの系。
 
京子先生の麻生久美子さんは本当に綺麗な方ですね。ときどきドキッとするぐらい綺麗。
 
目玉は竹野内豊さんでしょう。このお方はクールなイケメンの俳優さんだと思っていたのに、いつのまにかダメオヤジが似合う俳優さんになっていた。いいじゃないですか…。こういう普通の人のキャラだから面白いんですよ。ダメだからいい。髭のそりあとが青く残るおちょぼ口を尖らせてぶつぶつ文句を言う様子を見て、ああこの俳優さん面白いわ…と思った。
 
竹野内さんはすごくいい声なのね。今まで気がつかなかった。この役も声がいいから合ってましたね。
 
しかしこの偏屈ダメオヤジも、竹野内さんのような優男だから可愛く見えるというのはありますね。誰でもダメダメだからかわいい…というものではない😊
 
 
 

映画『レディ・バード/Lady Bird』(2017):ペースが速すぎ





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Lady Bird2017年)/米/カラー
94分/監督:Greta Gerwig
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これは…合わなかった…としか言いようがない。それともこういうティーンの話に共感するには年を取りすぎたのかもしれん。
 
時々見るティーン映画。嫌いじゃないんですよ。思春期の若者の悩みや戸惑いや弱さ、イノセンスというのはいつの時代にも普遍。なんだろう…子供を持たなかったからこそ思春期の子供の気持ちは今でも自分の中にある…たぶん今でも理解できる…と勝手に思うところがあって…。
 
いやーでもちょっと違うのかもしれないなぁ。もう年を取りすぎたのかも。
 
この映画、プロの批評家の間(Rotten Tomatoes)では現時点で最高得点100点満点!!!え~??? Rotten Tomatoes何かがおかしい…。
 
 
というのもこの映画、主人公の女の子に全く共感できなかったのだ。ぶっちゃけなんだか寒い子供だなと思ってしまった。なんだろう…自己中ぶりが目に付いて、彼女の事をあまり優しい目で見ることが出来なかった。主人公の女の子LADY BIRDさんを見て「そうだよねうんうんわかるわ…」と全く思えなかった。
 
もうすぐ高校を卒業する女の子の話。反抗期です。いろんなところにぶつかってる。すぐにキレるお母さんともよくぶつかって喧嘩するけれど決して負けていない。前向きに「こうしたいああしたい」と様々な意欲もある。「わたしわたしわたし…」な、元気がありあまっている女の子。
 
反抗期の子供なんて、誰でも色んなところにぶつかって不満も多くて文句ばっかり言っているもの。それが普通。それは決して悪いことではないんですよ。反抗、反発、不満ぶーぶー上等上等。
 
それなのにこの映画のキャラには何かが欠けている。どうもこの女の子は魅力的じゃない。このキャラには、私が共感できるための大切な何かが欠けている…なんだろう。

たぶんイノセンス

 彼女は単純に可愛げがない
 
ティーンの子供なんて、どんなに自信満々で大口を叩いていても、みーんな内面に不安で不確かな部分を隠し持っているもの。それが時々見え隠れするのがかわいい…その不確かな部分=イノセンスこそが彼らを魅力的に見せているものだと思う。ところがこの映画の女の子にはそれが見えない。
 
 
問題はこのキャラクターの人となりというよりも、この映画の脚本や編集、演出、構成の問題なんだろうと思います。
 
ペースがとても速い。場面場面が一瞬一瞬で過ぎていく。一つの出来事に時間を割いて踏み込んで描かず、表面だけをなぞるようにどんどん時間が飛ぶように過ぎていくから、女の子の行動の意図が摑めない。
 
…どの行動も思いついたように…これがあって、これをやって、この人に出会って、仲良くなって、でも事件があって、気持ちを変えて、友達も変えて、この人と知り合って、好きになって、でも問題があって、無理したけれどやっぱりだめで、だから元に戻った。その間にあれもしたいし、これもしたいし、ここに行きたい、こんなところから出たい、変えたい…。
 
なんだかバタバタバタバタしていて全く落ち着かない編集と構成で、ストーリーが全く心に沁みてこない。主人公の女の子があっちにぶつかり、こっちにぶつかりしているのを見て「もう勝手にやってね…」と思ってしまった。全く共感できなかった。
 
本当は女の子に共感して「うんうんそうだよねぇ」と思うべきところを、ガミガミ怒鳴る厳しいお母さんの方に共感して「そう、そのとおり。お母さんが正しいですね」と思ってしまったのよ。私は普段は子供の味方なんだけどな。お母さんの側になるのは珍しい。
 
なんだかジタバタめんどくせぇ自分勝手な子供。

…その印象が消えないまま、ほぼ共感できないまま、映画を見終わってしまった。


なんかだね…全体に散りばめられた冗談にも笑えなかったんですよね。これはもうこの映画の監督さんと相性が悪いということだろうと思います。全体にノリが合わなかった。なんだかすごく寒い映画。女優さんのニキビ跡の残る頬を見ながら「もうちっと可愛げがあればなぁ」と思いながら途方に暮れた。

ティーンの話は(いやこの映画も)傑作になる可能性のある素材だと思うんですけどね。