能登半島地震 ─ 寄付・支援情報

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2014年4月12日土曜日

BABYMETAL:4月10日付『Time』magazineの記事



またきました。海外のメジャーなメディア。あの有名なTimemagazine。参りました。『USA Today』紙や『The Guardian』紙の時も驚きましたが、今度はとうとう『Time』誌です。いやーますますすごいですね。どんどん話が大きくなってる。

最初はいくつかの海外メディアが『ギミチョコ!』を「面白いね」と言い始めて、若者文化メディアがとり上げ、それにメタル系雑誌が参加、公式『ギミチョコ!』のMVがヒットカウントを伸ばし続ける。ラジオ番組が『ギミチョコ!』をプレイリストに加え、実際にiTunesでも売れ始めてアルバムがチャートに顔を出し、大手のメディアも記事にし始める。若者に人気の「YouTubers React to…」のようなネットメディアもBABYMETALをネタにし、ついに欧州ツアーとメタルフェス参加の決定。そして現在、そもそも普段は「不思議ニッポン枠文化」なんて一切興味のなさそうな『Timemagazineが記事を書いた…

どんどん広がってます。なんだかすごいです。
こういう海外の大手一般メディアがBabymetalのことを書くのがなぜそんなにすごいことなのか?

そもそもこういう英語圏の一般誌って、J-POPであれフレンチポップスであれ、イタリアンポップスであれ…そもそも英語圏以外からの音楽をとり上げて記事にすることそのものが珍しいんです。英語圏の人々が、そもそも英語以外の歌に興味を持つことはほとんどない。

今回のBabymetalなんて、一般の西洋人からすれば、そりゃーもう得体が知れない(笑)。3人のティーンの女の子達が日本語でやるヘビーメタル。音楽的にもかなり面白い事をやってる。だけどそれは大人が商品として作ったもの。元々海外の市場に向けて売ろうとして作られたものではなく、海外でのマーケティングも(公式の動画サイトチャンネル以外には)一切やっていない。

それなのに火がついた。


こんな大手のメディアがわざわざBabymetalを記事にするのも、アイドルとメタルの組み合わせのアイデアが面白いというだけではなく、それ以上にネット上の(バイラルな)人気があまりにもすごくて無視できなくなったことによる。「日本人の作った珍妙なもの」がやたらと世界で勝手に広がっている…それを「なんなんだろう…」と面白がっているんだろうと思います。

こういう一般誌が記事にし始めたら本物でしょう。もしかしたら今後現象になる可能性もある…と見られているのではないか。アジア発の妙な物が西洋で現象になる…去年のPsyさんの『江南スタイル』の例もありますからね。もしかしたらBabymetalも、ああいうレベルにまで行く可能性があるかも…と見られているのかもしれません。これは本当に面白いことになってきたと思います。

さてそれではまた意訳です。


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元記事はこれ
http://time.com/57391/babymetal-jpop-sonisphere/
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Can J-Pop Band Babymetal Win Over Actual Metal Fans?
J-POPバンド・Babymetalは実際のメタルファンを納得させられるのか?)
By Lily Rothman
2014410
 
When was the last time you saw a heavy metal group wearing crinolines?
(ヘビーメタルのグループがクリノリン・スカートをはいているのをいつ見ただろう?)(注・クリノリン=スカートを膨らませるための骨組み入りの下着)
 
(『ギミチョコ!』の映像紹介)
 
そう(Yes)、上記のビデオはヘビーメタルソングにポップとダブステップ風の変曲を加えたもの。そう(Yes)、その曲をパフォーマンスするのは、お揃いのカワイイ+ゴスの衣装を着て、楽器を演奏しない3人のティーンの女の子達。そう(Yes)、その曲は事実、チョコレートを食べたい…(そしてそれで太るのを心配する)ことについての内容。そしてそう(Yes)、これは現実にあるもので、もっとすごいのはこの曲、正真正銘の大ヒットなのだ。このビデオはYoutube上で580万回もビューされ、(去る)2月にリリースされたセルフタイトルのデビューアルバム『BABYMETAL』は、iTunes’ Japanese rock chartにて4位、そして最近ビルボードチャートのトップ200にも食い込んだ。
 
さて現在(しかしながら)Babymetalは試練に立ち向かっている:今年英国のメタルフェス・Sonisphereに出演することが発表されたのだ。Sonisphereの出演者達は生半可なものではない…Iron MaidenLimp Bizkitそれに Alice in Chains 等…そしてこれはBabymetalにとって英国での最初のギグなのである。
 
…さて、彼女達は本物のメタルファンを納得させられるのだろうか?
 
これは(実は)多少妙な質問なのだ。というのもBabymetalは必ずしもメタルのメインストリームに紛れ込もうとはしていないからだ。彼女達の公式のTwitter bioは(彼女達の)意図を「メタルとJ-POPを混ぜて「カワイイ」をやりたい」と明確に示している。それにこの女の子達が(内面からの怒りを開放する唯一の方法だから)ロックにハマっている…などという幻想はまずありえないし、また彼女達は(そんなジャンルの音楽を選択しているにもかかわらず)他のJ-POPのグループと同じように制作されたものでしかないのだ。リードシンガーはSu-Metal、そして「叫びとダンス」担当の YuimetalMoametal、…彼女達(Babymetal)は同時にメタルじゃないポップバンド「さくら学院」の派生的な副産物でもある。(「さくら学院」には特別なコンセプトがあり=女の子は中学を卒業するともう年を取りすぎたと見なされる。Babymetalのリードシンガーは(さくら学院から)去年卒業したのだが、Babymetalのメンバーはそれほどbaby-dombabyの世界)から離れているわけではない…残りの二人はまだ14歳なのだ。)
 
Babymetalは、日本では既に大きなショーが出来る事を立証している…東京では武道館アリーナの数回を完売した。しかし日本以外の国においては、ただ一発屋のばかばかしい妙な物と、世界規模で認められるバンドには(大きな)違いがある。すでにJ-POP(…とその従兄弟のK-POP)のサウンドは、世界の音楽リスナーにも馴染みのあるもので(単に滑稽な輸入物としてだけではなく)曲の良さそのものでも判断されている。しかしBabymetalの音楽はまだその段階には達していない。だからこそ、その不調和なイメージとサウンドの並列は、今現在、人々の気を引くには十分なのだが、それは長続きはしないだろう。
 
彼女達がメタルヘッド達を唸らせられるのか(それとも反対に、彼女達独自のファンをSonisphereに十分呼び寄せるから(メタルヘッドを納得させることは)必要ないのか))…が、これから彼女達がどちらの方向へ進むのかのヒントになるだろう。そしてその間にも彼女達はヘッドバンギングに忙しくしているのだろう。
 
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(以下亀のコメント)
おおまかな内容はこんな感じだと思います。

Babymetal(日本ではウケているけど)「しかし日本以外の国においては、ただ一発屋のばかばかしい妙な物と、世界規模で認められるバンドには(大きな)違いがある。」(また現在、J-POPは世界でも馴染みのあるものとなってはいるが)Babymetalの音楽はまだその段階には達していない。」(Babymetal は面白い組み合わせで人目を引いてはいるが)「それは長続きはしないだろう」…などと結構冷たい内容。

しかしそれには理由もあるんです。文面から見てもこの記者、元々メタルやポップスの専門の人ではないと思う。以前紹介した『The Guardian』の記事のメタル評論家Dom Lawsonさんが実際にメタルファンであったのに比べると、この記者は(この記事の内容の薄さを見ても)おそらくこういうタイプの音楽やJ-POPにはあまり詳しくない。少なくともご本人がBabymetalに興味を示しているようには思えない。この記事でも「珍奇なものは長続きしない」などと一般論しか言っていない。そもそもJ-POPを聴いているのかどうかさえもあやしい。

The Guardian』のDom Lawsonさんが、音楽評論家ならではの直感で「これは面白い!」と言い切ったのに比べると、この記事は非常に薄っぺらで中身が無い。世間でBabymetalが勝手にバイラルで広がって、いつのまにか英国のメタルフェスにも出演することになったことを、遠くから「へぇ~」と眺めている風。

いかにも「日本のお嬢ちゃん達、メタルフェスでやけどしないように頑張ってね。お手並み拝見…」という感じなんです。おそらくこの記者Babymetalには全く興味が無いのに、世間で話題になってるからとりあえず記事に書いとこうかな…と思ったんでしょう(または上司の指示)。内容もいろんなところから集めた情報を切り貼りして軽いコメントをつけたような代物。


しかしこれ、視点を変えれば、こんな全く畑の違う西洋の一般誌がBabymetalのことを記事にし始めた事そのものがすごいことなんです。こういう雑誌は、普段こんな(彼らから見て)東洋の珍妙な代物は、歯牙にもかけないのが普通なんです。一切無視するのが普通。

それなのにBabymetalが世間であまりにも評判になってるんで、とうとう無視できなくなってしまった。だからとりあえず資料を集めて記事を書いた。この記事はそういうものだと思います。海外大手の一般メディアもバイラルの一現象としてのBabymetalをもう無視できなくなってきているのではないか…だとしたら、本当にすごいことだと思う。

そしてもちろん、こんな薄い内容でもTimemagazineに記事が載ることの宣伝効果は莫大。記事になるだけでも儲けもの。そもそもJ-POPなんて海外では(現実に)誰も知らない分野なんだから記事になればそれだけで宣伝になる。内容は殆ど関係ない。Babymetalの名前が載れば何でもいい。記事の内容そのものよりも記事として掲載されたことの宣伝効果のほうがずーっと大きいんです。ありがたやありがたや。


・追記4月21日:「感謝!感激!ポリあらし!」のスー様リンクをどうもありがとうございます

2014年4月9日水曜日

Led Zeppelin - Achilles Last Stand (1976)



Zeppelinといえばネブワース…


Led Zeppelin - Achilles Last Stand (Live Knebworth 1979)
 
Led Zeppelin - Achilles Last Stand (1976)

Album: Presence
Released: Mar 31, 1976 ℗ 1976 Atlantic Recording Corporation,
a Warner Music Group Company.
Marketed by Rhino Entertainment Company,
a Warner Music Group Company.


BABYMETALちゃんがメタルフェスで英国のネブワースKnebworth)に行くらしいですが、ちと古い世代にはLed Zeppelinの復活ライブのほうが言葉として馴染みが深い。…いやこれ以外のネブワースで開かれたフェスや有名ライブを私が全く知らないだけなんですが…。

私が洋楽を聴き始めた1978年の終わり頃というのは、Led Zeppelinが第一線から遠ざかっていた時期で(もちろん有名なバンドなんで雑誌で名前を見かけたりはしていたのですが)旬な情報の少なかった頃。

それから半年ほどたった79年に、雑誌『Music Life』に載っていたLed Zeppelinの写真。それがネブワースで撮影されたもの。フェスティバルで復活ライブをやったときの写真。それまで私はほとんど彼らの事を知らなかったのですが、その雑誌に載った4人のメンバーはとても大人。当時彼らは31歳~35歳だったそうです(結構若い)。



草原に立ち尽くすカラフルなジャケットのおじさん…と言う感じ。でも渋かった。かっこよかった。当時の私は(日本の多くの女子がそうであったように)QUEENの大ファンだったのですが、このLed Zeppelinの大人な佇まいにはとても惹かれました。

まあ当時まだ私も中学生だったんで、ルックス的にはQUEENの方が可愛かったんですよ。ロジャー・テイラーさんがトラ柄の縞々パンツを履いていた頃なんでそっちの方が楽しかった(笑)。

それでもなんとなく雑誌の記事のせいで、Led Zeppelinが復活したのは大事件なのだ…と刷り込まれまして、早速アルバムIn Through the Out Doorを購入(実際に買ったのはもっと後だったかも)。よく聴きました。内容はあまりハードロックっぽくなかった印象。

このレコードがちょっと凝ったデザインで、茶色の袋にタイトルがスタンプを押したようにプリントされていて、その中にセピア色のバーで飲んでる男性の写真のジャケット。そしてその中にもう一つ白黒のイラストの袋があって、水に濡らすと色が着くと言われたんだけど、結局濡らさなかった。今も持ってると思って調べたら無いですね。どうやら無傷のまま中古屋に売ってしまったらしい(泣)。

そのままLed Zeppelinにはハマることなく時を過ごしていたら、19809月にドラムのジョン・ボーナムさんが死去。びっくりした。これでLed Zeppelinは解散。同じ年の12月にはジョン・レノンさんが射殺される。同じ年内にまたびっくりした。

その後もLed Zeppelinのコアなファンになることはなかったのですが、音楽はスローなペースで少しずつ聴いてました。高校の先輩に他のアルバムを借りて聞いたり、CDが出始めてからは11枚アルバムを買い揃え、結局今は全部持ってます。


私にとってLed Zeppelinはあまりにも遠くて大きくて偉大で手の届かない人達。音楽は聴けば聴くほどいい。年をとればとるほど良くなる。特にキャッチーなわけでもなく、強烈に好きな曲もあまりないが、馴染むととても気持ちのいい曲が多い。ともかく個人的に洋楽関連でLed Zeppelinほど巨大で偉大な印象のある人達も他にいない。何故かはわからぬ。Pink FloydKing Crimsonもあまりピンとこなかったのに。

音を聴くだけで圧倒される。大きいんですよ…印象が。巨人という感じ。

当時流行ってたCheap Trickが隣のお兄ちゃん。Queenがちょっと年上の遠くにいるお兄さん。Kissが宇宙人だとしたら、Led Zeppelinは完全に雲の上の人。巨人。あまりにも偉大過ぎてなにも語れない。その印象は未だに変わらない。

ロンドンにいた時にPage & Plantのライブも見に行ったけど、手の届かない人…の印象は全く変わらない。今でもやっぱり偉大。

ところでうちの旦那Aはジミー・ペイジさんに会った事がある。ロンドンのケンジントンあたりのパブで友人と飲んでいたらご本人が飲んでいたそうだ。キーッ ウラヤマシー。旦那A話しかけなかったそうだが、友人が「ジミー・ペイジさんですか?」と聞いたら「No」と答えたそうだ。ご近所にお住まいだったらしいです。

さてさて、その1979年の復活ネブワースライブの映像を動画サイトで発見。いやーこれが存在するとも知らなかった。かっこいいな。ジョン・ボーナムさんバシバシにきれてます。実はジョンさんのベースもいい。全員かっこいい。このライブの模様はDVDで出ているらしいです。欲しいな。

…あ…昔話をしてしまったわ。


Led Zeppelin – Wanton Song (1975)



2014年4月8日火曜日

BABYMETAL:海外フェス決まったそうです



これ公式のページ。
「Sonisphere Festival UK」というものだそうです。

http://sonisphere.co.uk/


なんとヘッドライナーの直ぐ下に写真入で載ってます。なんか…いいんですか?これ。こんなに期待されていいんだろうか…。ちょっと心配なんだけど。
 
本来ならワタクシ、去年のPerfumeの海外公演が決まったときのように大騒ぎしてるところなんですが、今回は
メタルフェス
なんですよ。これ大丈夫なの?アミューズさん、どんなところにBABYMETALちゃんを連れて行くのかわかってるのかしら。

問題は
骨バンドか神バンドか
ということです。
 
メタルフェスなんて…神バンドを出さなきゃメタルへの冒涜として野次が飛ぶレベルじゃすまないと思うのよ。だって今まで海外の記事でも動画でも「BABYMETALを見て海外の本格メタルヘッド達は喜ばないだろう」…って意見が沢山出てるんですよ。メタルフェスなんてそういう怖い人達がいっぱいいるんじゃないの?今回喜んでる人も多いみたいだけど、敵もかなりいるんじゃないのか?
 
そもそも海外のフェスって飲んで騒いで喧嘩してなんぼみたいなアホな学生もいっぱい来ますからね。大丈夫なのか…これ。
 
神バンド…せめて生バンドは最低ラインの必須事項。もしBABYMETALがメタルフェスに出てカラオケ骨バンドショーをやったらマジで危ないと思う。笑われるぐらいじゃすまないんじゃないか。イギリスのメタルを聴くような奴らって、パブでビール飲んですぐ喧嘩をはじめるような奴らじゃないの? 普段からいろいろと不満を抱えてて、メタルの轟音を聴いてうさばらしするような奴ら…実際にいますよそういう人達。
 
ワンマンのショーでさえ生バンドにしなきゃ危ないんじゃないかと思ってたんだけど、メタルフェスなんて想像できる範囲内を超えてる。怖い。
 
神バンドを連れて行って、去年のラウパやサマソニみたいなレベルのショーをやるのなら、まず大丈夫だと思います。あれならまさか嫌がられることはないと思う。ショーとしてのレベルも高いし大丈夫。最初からバカにしてるメタルヘッド達をびっくりさせることもできると思う。
神バンドなら大丈夫。
だけど、まだ神バンド同行の発表もされていないみたいなんですよ。神バンドギターの大村さんは、もう行かない事をTwitterで言っているらしいのもすごくいやな予感。もう既にそれだけでも私がっかりしてる。大村さん行って下さいよ。
 
とにかくまだ素直に喜べない、今のところ。心配の方が大きくて喜べない。これが単なる心配だけならいい。もうすこし様子を見たい。
 
…ところでネブワースと言えばLed Zeppelin…。

 

NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」第14回「引き裂かれる姉妹」



面白かったです。またまた元気のいい回でした。毎回一部がっくりくる台詞や場面もありますが全体が面白いのでいいわ。この官兵衛君は96年の『秀吉』の時の伊武雅刀さんのように薄気味悪い感じは全く無いですが、なんか…好青年でいいのかも。史実でも「実はいい人?」な逸話も結構あるそうで、印象だけで決めてはいけないのかも。いい意味で裏切ってくれてるのかも。

今週も皆さんガミガミゴリゴリしてていいですね。だんだん戦国らしくなってきた。いい感じ。このドラマ、秀吉側の話とは言っても、毛利側の人物たちの描写も結構あっていいと思います。漠然とした敵ではなくて、実際に敵の顔が見えるのがいい。今回も宇喜多さん上月さんの話が面白かった。漫画みたいだけど面白い。


★今回の大雑把なあらすじ

秀吉の西播磨攻め。福原城は1日で落ちる。残るは官兵衛の妻・光の姉・力の嫁いだ上月城。上月城の後ろには悪者・宇喜田直家。小競り合いの後上月は篭城。…が、1週間後に城は落ちる。上月の家臣が裏切った。力は娘2人を連れて黒田家へ。その後、力は出家。

●それでは今週の感想

・福原城攻め。赤い旗指物に五三の桐。華やかです。
・官兵衛君、早速上月城に行って上月さんを説得。義理姉の力さん登場。「何も案ずることはないとお伝え下さい」…って案ずるに決まってますよ。戦をすりゃどっちかが死ぬんだもの。
・相変わらずオヤジ秀吉が怖くてかっこいい
・上月城に宇喜田3000人が到着。急に官兵衛君がテンパってます。
・その頃光さんは姫路で又兵衛君と槍の稽古でうさばらし。女性なのに強すぎ。
官兵衛君の3人の部下もイライラしてます。なかなか荒っぽくていい。そこへ親分官兵衛君がやってきて怒鳴る。なかなか親分らしくなってきた?いいぞ。
・宇喜田ちゃんはオンナをはべらせて酒を飲む。きゃー女をはべらすのは悪者の定番?陣内さん顔芸上等。
・翌日戦闘シーン。お日様の下は嬉しいな。官兵衛君達が頑張っていると、画面右から敵軍来襲。あ…いかん。奮戦。3人の部下も馬上で頑張ってます。負けそうになると誰かやってきた。
・キーター!!…って誰?誰これ?槍を振り回してすごいけど、威勢だけであまり人に当たってないですけど。
・宇喜田ちゃん「鹿が出おったか」直ぐに撤退。官兵衛軍が押す。うろたえる上月軍。彼らも撤退。
・…でこの人誰?山中鹿介だそうです。尼子さんは彼のボス。両者で秀吉にご挨拶。
・実は尼子さん達の助っ人作戦は半兵衛君のもの。あせる官兵衛君。マタ ヤラレマシタ。
・ところでこの山中さんて誰?声がダミ声よ。なんか野獣ぶりが漫画みたいでいいわ。
・鹿さんは官兵衛君とその夜飲み会。吉川に捕まって逃げたという大変な過去をもつ。…で誰これ?
・そのころ毛利。また毛利3人コント+安国寺さん。吉川さんがガミガミ怒ってます。ステキとりあえずオヤジが怒鳴って怖いと嬉しいワタシ。
・上月は篭城。宇喜田は動かぬ。
7日後…上月さんの首が秀吉に届けられる。上月の家臣が反逆して殺したらしい。その家臣が降伏してきた。えええええええ?ひどい~。びっくりやないかー。なんか戦国っぽくなってきた。
・…で上月城を攻める官兵衛君達。…って上月城の家臣は降伏したのではないの?岡田さんが力任せに刀をひくのがいい。

・力さん発見。助ける。力さんが泣き叫ぶ。結構この場面ぐっときました。可哀想。夫を家臣に殺されて自分も後追いするなんて本当につらい。泣ける。こういうのが一番心に響く。官兵衛君の「生きよ」は、だんだんくどくなってきた。
・その後の力さんと光さんの会話は説明的な台詞なのでいらないかも。光さんの前で力さんが静かに泣くのを光さんが慰めるぐらいの抑えた表現でいいと思う。
・尼子さんが上月城を任される。鹿介も嬉しくて泣く。いいですよ~こういう男臭い豪快な泣きなら男らしくていいと思います。イヤなのは男のメソメソ泣き。あれはいかん!『天地人』の直江君とか…。
・さてその頃安土城では、相変わらず荒木ちゃんがノブさんに苛められています。目が泳ぐ。毎週荒木ちゃんの場面は楽しみだわ
・そしてノブさん「上月城の家臣皆殺しにしろ」あ~(動揺)。
・鶴ちゃん小寺さん「こわいのぉ~」そしてお紺様が急に倒れる。お…どうした?
・岡山城で宇喜田ちゃんと官兵衛。え…?戦争してたのにもうお話ができるの?
・…で宇喜多ちゃん、実は上月さんちの家臣反逆を指図していた。ひゃ~!悪いのぉ~悪人やね。「わしは(上月)景貞に降伏しろとは言えない。わしが毛利に攻められる」…なるほどそれはそうだ。「この乱世を生き延びるのに汚いも綺麗もあるかっ!生き残ったものが勝ち!」ほおおおぉここまではっきり言ってくれるとスッキリしますな。宇喜多ちゃん好きかももっともっと悪い人でいてほしい。
・官兵衛君は光さんになんでもぺらぺら喋る必要なし!だからまたヒステリーを起こすのよ。黙ってたほうがいいって。ただでさえこの奥さん口うるさいんだから。
・…でやっぱり光さん「オネガイ乱世を終わらせて。戦のない世にして…。女子供が辛い思いをしない世にして…」…ってそんなの無理です! また女+平和枠…げんなり。もーこういう時代に生まれたらしょうがないんだってば。そんなことあの時代の人なら子供の頃から分かっているはずなのにねぇ。文句言いすぎ。
・それにしても安土城のノブ様のインテリアは悪趣味ですね(笑)。
・濃姫もまたいらないなー、アホな視聴者に向けて茶道具の説明台詞
・茶釜をもらった秀吉
「げ」
・「ありがたやありがたや~」←まってました。
・松寿丸君「この茶釜の良さは?」
・秀吉「わしにもわからんっ!」(爆笑)この台詞の間が最高。「大事なのは上様からいただいたこと…」…なーんて台詞を言わせるのなら、前述のノブ様と濃姫の茶釜説明会はいらないですよねぇ。
・力さんは出家。実はこの力さんのエピソードが一番よかったです。力さんはこの時代の女性らしく悲しい運命を黙って受け入れているんですよ。ギャーギャー騒いだりしない。ただ泣く。もう文句を言っても逆らってもしょうがないんだもの。この時代の女性の立場ではどうにもならない。これも運命。そんなこと当時の女性なら分かってるはずなんですよ。たまに気の強い人もいるかもしれないけど、普通あの時代の人は「戦のない世にしてくれ」なんて言わないと思います。まったく無意味な言葉だもの。夫が殺されようが子供が殺されようがただ黙って泣いて黙って運命を受け入れる…それでも心は曲げない…そんなところに戦国の女性の本当の強さが見えると思うんだけどな。当時の女性達は、心も気持ちも私達とは全く違う世界にいると思う。力さんは場面は少なかったけど、今回いかにも戦国の女性らしくて良かったと思います。ちょっと泣いた。
2人の女の子を両腕でかかえる官兵衛君は力持ち

・ところでところで…例のダミ声の鹿介さんは別所哲也さんだったんだそうだ…。ええええええええええ?全然わからなかった。それが今週一番の驚き。別所さんてあんな野獣系だったっけ?以前は違いましたよね。声もあんなダミ声?えええええぇ?びっくりしたなーもー。役者さんて変身するのね。すごいなぁ。



2014年4月7日月曜日

Stevie Salas Colorcode - Tell Your Story Walkin' (1994)



懐かしいねぇ…



 Stevie Salas Colorcode - Tell Your Story Walkin' (1994)

Album:  Back from the Living
Released: Oct 24, 1995
℗ 2017 670034 Records DK
 

 
STEVIE SALASさんは20年前によく聴いてました。たぶん私ぐらいの世代のロックファンには懐かしい人。今何してるんだろう?
 
こんなに才能があるのに、この人ほど本国アメリカに無視され続けた人も他にいないのではないか。今でこそ動画サイトなんかで誰でも曲が聴けたりするけれど、そもそもアメリカでは彼の事を知る人も少なかったんじゃないのかな。
 
それなのになぜか日本には固定ファンがいてかなり人気でした。私も(コアなファンというほどでないけど)よく聴いてました。STEVIE君も男臭くてかっこよかったな。ギターの音もゴリゴリ男前。うるさいギターが気持ちよかった頃。結構CDもいろいろと揃えて聴いてました。CDは今も持ってます。
 
1990 Stevie Salas Colorcode
1992 Bootleg Like a Mug (Live in Japan)
1992 Third Eye
1993 The Electric Pow Wow
1994 Back From The Living
1995 All That...And Born To Mack (Live in Japan)
1998 Viva La Noise

1994年の渋谷公会堂のライブも見に行った。その時の映像と音源「1995 All That...And Born To Mack (Live in Japan)」が両方リリースされたんで超盛り上がった。ワタクシのギャーギャー騒ぐ声も音源のどこかに入っとるはずだ!

ライブの模様。映像はいろんなライブの寄せ集めですね。渋公の映像も入ってます。音源はアルバムと同じかな。
 


 

Wikipediaをちょっと見たら、今はアメリカンインディアン関連のTV番組のプロデューサーをやったりしてるらしい。お元気かな。
 
Babymetalちゃんのライブ映像を見てから、どうも生の楽器の音が気持ちよくなってきました。なんだか元気が出る。ヤバいぞ…。