英国のバンド Japan 界隈…そして彼らに関わる坂本龍一さんや高橋幸宏さんを追っていた頃は、彼らが教えてくれる「難しいこと、お洒落なこと、知的なこと、アートなこと」を学ぼうとしていた。全てを飲み込めて理解できたとは思えない。しかしそれらに一度でも触れたことはよかったと思う。
それらの品のいいアート/芸術を自分のものに出来るかどうかは受け取り側次第で、結局私にはあまり馴染まなかったのだろうと思う。だから David Sylvian さんや坂本龍一さんが繰り出す趣味のいいアートな方向を私は追い続けることが出来なかった。その後、私はアメリカの陽気な懐メロバンドを追いかけ、気のいいアメリカの人と結婚した。
その後坂本さんは1987年には映画『ラストエンペラー/The Last Emperor』に再度俳優として出演、そしてそのサントラではグラミー、ゴールデン・グローブ、アカデミーの賞を受賞。教授は世界的な作曲家になった。
その頃から坂本さんの情報を追いかけることはなくなったが、その後も彼のお名前は様々なところで見かけた。1991年の『シェルタリング・スカイ/The Sheltering Sky』、 1993年の『リトル・ブッダ/Little Buddha』は映画館で曲を聴いた。ロンドンでは1999年に前知識ゼロで見た映画『愛の悪魔/フランシス・ベーコンの歪んだ肖像/Love is the Devil - Study for a portrait of Francis Bacon』のクレジットに彼の名前を見つけて驚いた「教授順調に仕事してるんだな」と思った。大島渚監督の『御法度』もそうだった。
Fleur East(発音はフラ・イーストかな)さんは2005年に英国のオーディション番組『The X Factor』で出てきたお方だそうです。全く知らなかった。お顔も麗しくダンスもうまい。歌もソウルフルでうまい。かっこいいな。素敵ね。現在36歳だそう。英国は才能のある人がたくさんいますね。すごいと思う。
★Fleur East 英国ロンドンのシンガー・ソングライター/ラッパー/ラジオの司会。2005年の『The X Factor』に出演したグループAddictiv Ladies のメンバー。2012年からソロ。2014年に『The X Factor』にソロで再挑戦で結果は2位。その出演時のブルーノ・マーズのカバー「Uptown Funk」が英国のiTunes Storeで1位に。2015年にデビューアルバム『Love, Sax and Flashbacks』をリリース。シングル「Sax」は英国で3位。2020年にセカンドアルバム『Fearless』をリリース。
そういえば私はたまたまこのドラマと同じ設定の米映画を去年の年末に見ていた。アメリカの映画『デイブは宇宙船/Meet Dave (2008)』。テレビでやっていたので録画して見た。すごく面白かった。笑いのツボに効く。デイブミンチャンで大笑い。設定はこの『ヒロシ』と同じ。やっぱり荒唐無稽。好きですねこういう話。
このドラマに興味を持ったきっかけは、テレビの録画機に出た英語タイトルが『War Records of Super Human Fortress HIROSHI』だったから。Super Human Fortress HIROSHI って何?SFゴコロをすごくそそる笑…というわけで録画機を予約。ドラマを見始めたら(前述のように)SFというよりゆるいSF風ファンタジーだとわかったのだけれど、結局1回15分でお気楽にちょこちょこっと毎日気負わずに見れて、見続けるうちにうまくノセられて最後まで見た。面白かったですよ。そうか…Super Human Fortress HIROSHI って「超人間要塞ヒロシ」なのか。直訳だ。英語名はもっと不思議。強そう。