2013年1月10日木曜日

David Sylvian & Ryuichi Sakamoto - Forbidden Colours (1983)



575と言えば…。


David Sylvian & Ryuichi Sakamoto - Forbidden Colours (1983)

 

Perfumeの「575」が坂本龍一さんの「戦場のメリークリスマス」に似ている、同じリズムだというのは以前からよく言われていたことだと思う。このインストの曲を語る上で、当時のYMOファンには忘れられないもう一つの「戦メリ」がらみの曲をご紹介。実は先日の「575」のエントリーで書いていたのだけど、別のページで曲そのものを紹介しておこう思った。

もともと坂本さんの「戦メリ」のテーマ曲は、1983年の大島渚監督の映画、『戦場のメリークリスマス/Merry Christmas Mr. Lawrence』のサウンドトラックだったのだけど、そのインストのテーマ曲に歌詞をつけて歌にしたのが、当時YMOと交流のあった英国のバンドJAPANのボーカリスト、デビッド・シルビアンさん。シングルとしても発売された。

映画の原作は英国人によるもの。舞台は第二次大戦中のインドネシア、ジャワ島の日本軍俘虜収容所。囚われの身でも尚誇り高い英国人捕虜と、彼に惹かれた若い日本人陸軍大尉の話を中心に、極限の状況の中、決して交わることの無い異文化のぶつかり合いを描く。その禁じられた悲しい関係性なのか、それとも三島由紀夫の小説「禁色」がヒントだったのか(よく覚えていない)、この曲のタイトルは「禁じられた色彩/Forbidden Colours」。

PVも映画からの映像が多く使われている。坂本さんの美しく奥行きのある音作りが素晴らしい。戦後、捕えていた者と囚われていた者の立場が逆転する。映画の悲しい最後では、元曲のインストの音圧だけで泣けた。

歌詞をつけることで、また違う曲に聴こえる。この歌は実際の映画には使われていない。