能登半島地震 ─ 寄付・支援情報

能登半島地震 ─ 寄付・支援情報

この度の能登半島地震で 被害に遭われた方々に心よりお見舞い申し上げます。 一日も早い復興をお祈りいたします。 ★NHK による様々な支援情報 能登半島地震 義援金・支援金の受け付け始まる 窓口まとめ 【随時更新】 https://www.nhk.or.jp/shutoken/ne...

2022年6月8日水曜日

NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」第21回「仏の眼差し」5月29日放送



★あらすじ
頼朝、奥州に攻め込み藤原氏を滅ぼす。坂東武者達は義経を惜しむ。頼朝は上洛の準備。北条家の人々。八重が事故で亡くなる。


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義経が討たれ、北条義時(小栗旬)が悔やむ。
土肥実平(阿南健治)「なぜ死ななければならなかったのか?もったいない」
彼らが立っている丘は…鎌倉の建長寺?あのお寺の辺りの後ろの丘/山から鎌倉の町を見ているのかな。あの丘にはハイキングコースがあるのですよね。昔1度歩いた。

八田知家(市原隼人)登場。鎌倉の土木工事をやっているらしい。

文治5年(1189年)7月
源頼朝(大泉洋)は全国から兵を集め、義経を失った奥州を攻めて圧勝。奥州藤原氏を滅ぼした。頼朝は天下を取った。

坂東武者達が義経を惜しむ。
「義経は強かった。神がかり的。梶原景時が鎌倉殿に余計なことを言わなきゃ死ななくてすんだんだ九郎殿はよぉ」

ムシャおじさんたち 好き好き
和田 千葉 土肥
岡崎 畠山

武者達は頼朝のやり方に皆疑問を持っている。彼らは義時が義経の死に関わった事を知らない。皆、梶原景時(中村獅童)が平家攻めの時の義経の勝手な行動を頼朝にチクったせいだと思っているらしい。

北条時政(坂東彌十郎)が京から鎌倉に帰ってきた。どうやら彼は双六で一緒に遊んで後白河法皇(西田敏行)に気に入られたらしい。

頼朝が法皇からの奥州攻めの褒美を断る。後白河法皇は不満。法皇が平家や義仲、義経まで懐かしがる。←全てあなたが悪い。


北条家

りく(宮沢りえ)+時政に赤子。

大姫(南沙良)はオカルトにハマっているらしい。
こうきたか。三谷さんうまい。1979年の大河『草燃える』では、病む大姫のキャラがわざとらしくて不自然だった。昭和の脚本のせい。しかし今回大姫はオカルトにハマる。それなら自然。うまい。一見普通だけれどちょっと変だよね…という感じなのだろう。

畠山重忠(中川大志)は時政の娘ちえ(福田愛依)を娶り、子供ができた。

時政の末娘あき(尾碕真花)は稲毛重成(村上誠基)の嫁に

時政の三男・時連(瀬戸康史)、後の北条時房

似てないけど美人の絵は難しいのよ 八重

八重(新垣結衣)の孤児院は15人

八重 水難事故で亡くなる
季節はいつだったのだろう?冷たい水に入って心臓麻痺だろうか。義時は辛いね。八重さんが亡くなってびっくり。彼女は義時とずっと一緒にいるものだと思っていた。八重さん綺麗でした。「逃げ恥」から印象が変わりました。大人の女性だった。

アーティストはカジュアルが許される 運慶

伊豆の願成就院(文治5年(1189年)6月)

時政が奥州攻めの時に創建。
運慶(相島一之)の阿弥陀如来。
↑ああそうか、運慶ってこの時代か。すごいなぁ。運慶はいつ見たかな。国立博物館か。像が結構並んでた記憶。とにかくあんなものすごい彫刻が大昔の鎌倉時代に作られていたということに驚く。驚愕。なぜなら日本の絵画は長い間、ルネッサンス以降の西洋の絵画のように立体的にならなかったのですよ。ずーっと平面のまま。それなのに彫刻では1000年ぐらい前の大昔にあれだけリアルな像が作られていた…(彫刻はその前の飛鳥も奈良もすごいのですけど)。こういうのを見ると、じゃあなぜ日本では立体的な表現をする絵画が生まれなかったのだろうと不思議になる。空間を把握する能力があれば、立体的な絵だって描けただろうに…何故?不思議。


ところでこのドラマ、登場人物が毎回増えがる。すごいぞ。本当に沢山人が出てくる。毎回新しい人が出てくるので似顔絵が追いつけない。主人公の義時くんもう少し待っててね。


2022年6月7日火曜日

MLB★エンゼルスのマドン監督が解任されたぞ驚き



たった今知りましたよ。ぇぇええええええええええっ!マドンさん解任されたの???びっくりびっくりびっくり。あ~驚いた。ぇぇええええええええ。ぅわああああああ厳しいなぁMLB。すごいね。ばっさり。一刀両断。言葉もなし。

ここのところチームは連敗だったけれど、数日前のインタビューでもマドン監督は「みんな頑張ってる」と言っていたのに。この監督さんは、チームがどんなに酷い状況で負けても決してプレイヤー達を悪く言わないのね。いつもプレイヤー達を庇ってた。だからああ~いい人だなぁ。あったかいよね…なんて思っていたのでした。

去年だったかな。白靴下の監督が短気でベンチでもガミガミ怒って怒りを爆発させてるのを見て「あ~エンゼルスのマドンさんはあんな人じゃなくてよかったな~」なんて思ってた。監督がいい人っていいですよね。雰囲気がいい。勝てば…だけど。

ちょっとびっくり。ショックだわ。

これからエンゼルスの雰囲気も変わるのかな。どうなるのかな…。こういうのって突然くるのね。そりゃ~12連敗は酷いけれども。本当に突然なのだな。すごいな。


マドンさんはね、大谷さんの二刀流を応援してたのですよね。これから大谷さんがどうなるのかも心配。これからもし短気で怖くて勝つためならなんでもやるタイプの実務的、即物的、結果主義の監督が来たら、大谷さん一本に絞らなければならなくなるのかな。

ぇええええええええええええ~。びっくりし過ぎ。


先日HBOのドラマ『Winning time: the rise of the Lakers dynasty』=NBAのレイカーズの成功の裏話のドラマのことを書いて、また以前にも野球の映画『マネーボール/Moneyball』(2011)を見て、ビジネスとしてのプロスポーツのことを初めて知ったのですけど(私は元々スポーツ観戦には全く興味がなかった)…、プロのスポーツ・チームって、選手達の後ろにいるマネジメント…フロント・オフィス、コーチ、もちろんチームのオーナーも、とにかく全てが「勝つための巨大ビジネス」なのですよね。私達ファンが見てるのは華やかな表舞台だけ。その後ろには大変厳しい世界がある。そんなことを今回のマドン監督のことを聞いて考えた。


ちょっと寂しいな。マドン監督があったかくて、エンゼルスのメンバーも皆仲良しで、それが好きだった。これからも皆がいい雰囲気でいられればいいなと思う。

でもちょっと最近はエンゼルスは苦しかったですね。  選手の怪我があまりにも多いし、打てる人が打てない、投手も打たれる、守備のエラーも多いし全体に安定していない。ベンチの雰囲気はどうなんだろう…と心配してた。それでも応援してた。今回こそ、今度こそ…。


ひゃ~それにしても、なんてというタイミングでこんな大事件。どうなの?これから赤靴下を3試合。そしてメッツ3試合。そしてその後は…

ドジャースじゃ~!

ベリンちゃん…楽しみ。

なんか…大変じゃないっすかこれから。強い相手ばかり。どうすんの監督不在で。旦那Aによると、しばらくはサポートの監督がやって(フィル・ネビン三塁コーチが代理監督を務めるそうです)、そのうちメインの監督が雇われるだろうとのこと。うわ~これからどうなるか、わからんね。先日のフィリーズも監督を解任したと言っていたな。そういえば。それでエンゼルスに勝ってましたもんね泣。そういうものなのかな…。

なんかうだうだ思いついた事を書いた。

マドンさんおつかれさまでした。
あなたの率いるエンゼルスが好きでした。
あなたの元でのポストシーズンが見たかった。
まだちょっと受け止められてないわ。


追記:今日のピッチャーはスアレスだって。がんばれ!




2022年6月6日月曜日

ウクライナの動物園に関するEAZAの最新情報 (6月3日)/EAZA Update on Ukrainian zoos



以前、ウクライナの動物園の動物達を救うためにで取り上げたリンク


 古いページのリンク リンクは切れています 
https://www.eaza.net/emergency-appeal-for-ukrainian-zoos/


のリンクでの最新の情報が6月3日に更新されていました
 古いページのリンク リンクは切れています 

ウクライナの動物園の現状が書かれています。Googleの自動翻訳で訳そうとするとどうも妙な文章になるので、多少直して訳をまとめることにしました。どうやら戦争はすぐには終わらないと予想しているようで、それでまた寄付を募っているようです。

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EAZA Update on Ukrainian zoos/ウクライナの動物園に関するEAZAの最新情報

Amsterdam 3 June 2022: More than three months on from the beginning of the Russian invasion of Ukraine, the situation for zoos in the country continues to be mixed. While some zoos are able to receive visitors and therefore earn income to support the care of their animals, they are not yet able to be self-sufficient again. Additionally, while Russian forces have been beaten back in many areas, they still continue to bombard Ukrainian cities, and the danger of such an attack is still very real in all cities.

アムステルダム2022年6月3日:ウクライナへのロシアの侵略が始まってから3ヶ月以上が過ぎましたが、国内の動物園の状況は依然として複雑です。一部の動物園はビジターを受け入れられるようになったため、動物の世話をのための収入も得ることができるようになりましたが、彼らはまだ自給自足は出来ていません。それからロシア軍は多くの地域で撃退されてきましたが、彼らはまだウクライナの都市を砲撃し続けており、攻撃の危険性はまだ全ての都市において大変現実的なものです。


Ukrainian zoos expect that the war will not be over any time soon. This means that they are currently seeking the supplies to help them continue to survive and care for their animals based on continued threats until at least the end of the year. These items continue to be expensive and in short supply and must be secured well in advance of the autumn and winter, without depriving local people or disrupting the war effort. While EAZA Members and other zoos have been able to provide deliveries of food and medicine, Ukrainian zoos also need funds to help them to secure supplies locally.

ウクライナの動物園は、戦争がすぐには終わらないことを予想しています。その意味は、彼らが現在も継続して生き残り動物の世話をするための物資を求めていて、それは(戦争の)脅威が少なくとも年末まで継続することに基づいています。これらのアイテム(動物のための救援物資)は、引き続き高価であり供給不足であり、彼らは…それらを地元の人々から奪うことなく、また戦争の尽力を妨害することなく…秋と冬になる前に十分確保しなければなりません。EAZAのメンバーや他の動物園が食べ物や薬の配達を提供していると同時に、またウクライナの動物園も地元で物資を確保するための資金を必要としています。


The EAZA Emergency Fund for Ukrainian Zoos continues to help zoos and aquariums in the country to cover their expenses, which are primarily in animal feed and utility costs such as electricity, fuel and water. The total collected so far from over 130 institutional and 11,000 private donors now stands at €1,324,884, and funds have been provided to nearly 20 institutions. While this total is extraordinary and unprecedented for EAZA fundraising, we believe that the assessment of the zoos is correct: the war is likely to continue for some time, and there is a continued need for funds to be collected to support the zoos and the animals in their care.

ウクライナ動物園のためのEAZA緊急基金は、ウクライナ国内の動物園と水族館がその費用を賄えるように引き続き支援しています。それらは主に動物の飼料と、電気、燃料、水などの光熱費です。今までに130を超える機関/団体および11,000の民間ドナーから収集された寄付金の合計は、現在 1,324,884ユーロ(約1億8800万円)で、それらの資金は約20の機関/団体に提供されています。この合計は、EAZAの資金調達の中でも並外れていてまた前例のないほどのものですが、我々は動物園の判断が正しいと信じています…戦争はしばらく続く可能性があり、動物園とケアの必要な動物達のサポートのために、継続的な資金の収集が必要とされていると。


On behalf of our colleagues in Ukraine, we thank everyone who has so far donated to the fund, and ask institutions and members of the public to consider donating to the fund. You can find details of how to contribute at www.eaza.net.

ウクライナの同僚達に代わって、これまでに基金に寄付してくださった皆様に感謝いたします。そして機関/団体や一般の人々へは基金への寄付を検討してくださるようお願い致します。寄付に関する詳細はwww.eaza.netをご覧ください。

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お猫様H:外を見る



暖かくなってきたら猫さんが上の階の部屋で和むようになった。
窓の外の屋根の上に小鳥がいるのかな。





2022年6月3日金曜日

米ドラマHBO 『Winning time: the rise of the Lakers dynasty』(2022) 全10話:最後に近づくにつれてドラマの凄さがわかり始める



Winning Time | Opening Credits


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『Winning time: the rise of the Lakers dynasty』 (2022)
TV Series/米/カラー
/約59分・全10話/
制作:Max Borenstein、Jim Hecht』
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まず一言。ここのところワタクシの文は長い。長すぎる。おそらく老化のせいだろう。このドラマの感想文を書いた後で思った。適当に文をカットして少しまとめればいいのだが、それはめんどくさい。それも老化だ。だからそのまま載せる。



スポーツ観戦にそれほど興味のない人間には、スポーツ関連のドラマや映画はハードルが高い。スポーツと言っても色々だが、そもそもそのお題のスポーツや時代背景のことを知らなければ、どうやって興味を持てばいい?

というわけで私がこのドラマを見た理由はもちろん旦那A。
去年から大谷翔平さんで初めてアメリカの野球に興味を持ち…、
そこで旦那Aが勝手に録画して見ることになった映画…

映画『マネーボール/Moneyball』(2011): 安く効果的にチームを構築する

…これが結構面白かった…と言ったら旦那Aがどうやら「妻はスポーツモノもいける」と思ったらしく…今度は勝手に70年代後期から80年代初期のアメリカのバスケットボールのドラマを録画していた。

というわけで見始めたHBOのドラマ『Winning time: the rise of the Lakers dynasty』。初回の放送は3月6日。最終話は5月8日。全10話。


よく出来た再現ドラマ70年代後期から80年代初期の時代の雰囲気もリアル。人物達の服装も髪型もよく再現。映像まで多少色あせたように黄色味がかっている。私にとってあの時代は…中学や高校生の頃、雑誌やテレビや映画で見ていたアメリカのイメージのそのまんま。そのイメージが旦那Aにとっては実際のティーンの頃の思い出だ。アメリカ人中年の青春時代の再現。だから彼には懐かしいだろうし初回から面白がっていた。

私にとっての1979年1980年頃のあの時代はディスコでありチャーリーズ・エンジェルであり、チープ・トリックにキッス、エイリアンにスター・ウォーズ、ドナ・サマーにシックにスーパーマン、ザナドゥにレオタード。ブルック・シールズにクリスティ・マクニコル、ジョディ・フォスターにテイタム・オニール、マッケンロー × ビョルン・ボルグ(←スウェーデン人だが彼はセットで出てくる)そしてジミー・コナーズの怒り顔だ。そんなアメリカの文化を遠く日本から見てドキドキしていた。懐かしい時代ですよ。



さてドラマ。私は最初は予想通り苦戦。プロ・バスケットボールのチーム「ロサンゼルス・レイカーズ」の成功物語なのだが、私には全く知識がない。何度も旦那Aに説明を求める。


主人公(の一人)ジェリー・バス/Jerry Buss (John C. Reilly)。彼は不動産業で成功したビジネスマン。彼がNBA (The National Basketball Association) のチーム、ロサンゼルス・レイカーズを買い取ってオーナーになったところからストーリーはスタート。大まかな筋は、彼がレイカーズのオーナーになり、チーム内の様々な事柄を揺さぶって再構築…新しいコーチを雇い選手と契約をしトレーニングをし…そこからチームが勝ち始める。その時にチームと契約をしたのが有名なマジック・ジョンソン/Earvin "Magic" Johnson Jr.。このシーズン1の最後は1980 NBA Championship優勝。そしてジョンソンは新人ながらファイナルMVPを受賞。

実際には、このマジック・ジョンソンが在籍した時代はレイカーズの黄金時代。ジョンソンとカリーム・アブドゥル=ジャバー/Kareem Abdul-Jabbarのコンビが誕生。1979年から1991年の時代はレイカーズの「ショータイム/Showtime」と呼ばれた。


おそらくドラマのシリーズは、これからいくつかのシーズンを使ってこのレイカーズの黄金時代を描くものなのだろう。シーズン2もすでに決定しているらしい。



このシーズン1はその初期、1979年から1980年まで。ジェリー・バス氏がレイカーズを買収してから「ショータイム」が実際に始まるまでの準備期間の話。だから結構退屈な場面もある。

将来有望な学生プレイヤー、マジック・ジョンソンと契約し、有能なコーチJack McKinney氏、Paul Westhead氏、Pat Riley氏を雇いながらチームを構築。新しく契約した若者・ジョンソンがどのようにチームに馴染んでいってチームが出来上がっていくのか。またオーナー、ジェリー・バスのアイデアで「バスケットボールの試合はスポーツイベントとという概念を排除し、エンターテインメントの見世物として捉え」イベントを活性化させていく様子などなど。かなり詳しくレイカーズの成功の舞台裏を見せてくれる。


回を重ねるにつれて少しずつ面白くなる。私に前知識がなかったので最初はなかなか話に入り込めなかったが、レイカーズの「あの時代」に馴染みがあるのであれば、最初からかなり面白いのだろうと思う。

私は最初はこのドラマをマジック・ジョンソンの伝記ドラマだろうと思って見始めたのだけれど、彼の話というよりもレイカーズのチームの話なので混乱した。

全10話を見てやっとこのドラマの意図が理解できた。レイカーズの黄金時代の話なのですね…そういえばタイトルも『Winning time: the rise of the Lakers dynasty』だった。おっとそのまんまじゃないか。

マジック・ジョンソン氏以外、なんの知識もなかったけれど全部見たら面白かった。よく出来た入魂/力技の作品だというのもよくわかる。製作のものすごい情熱とエネルギーを感じる。


まずあの時代の再現が素晴らしい。現代の役者さん達を使っているのにあの時代そのまんま。すごいと思う。なんとなく洗練されていなくて男性も女性もむさ苦しい。英語のscruffyな感じもそのまんま。あの時代は髪型もスタイルも野暮ったかったのだなと思う。みんなタバコを吸う。皆髪形がすごく変。その野暮ったさもリアルに再現。もちろん人物達だけではなく部屋のインテリアなどのセットも風景もそれらしく古い。

脚本の時代再現もリアルなのだろうと思う。あの時代は男性が今よりずっと野蛮(日本もそうでした)。特にプロ・スポーツの世界だからというのもあるけれど、それにしても言葉づかいが荒い。特にコーチの一人Jerry West氏が(脚色なのだけれど)とにかく言葉が汚くて驚く笑。F言葉があまりにも多過ぎて何を言っているのかわからないほど笑(御本人はあれほど口の悪い人ではなかったらしい)。 皆すぐに怒りを爆発させるし、大声を出すし、とにかく荒々しい現場。マッチョな時代。そのあたりの再現もうまい。男性がマッチョなら当然女性との生々しいエロいシーンも多い。ベビー・ブーマーが若者だったあの時代は様々な事がワイルドだった…あの時代のアメリカのそのような話は日本にも色々と聞こえてきていた。

そして脚本がリアルなら役者さん達も巧み。Jerry Buss を演じるJohn C. Reillyや母親のSally Fieldが上手いのは当然。それ以外の人々も全てうまい。それがすごい。たぶんこのドラマで有名な俳優はJohn C. ReillyAdrien BrodySally Fieldぐらいではないかと思う。それ以外はほぼ無名か助演の多い中堅どころ。それなのに全員が1980年頃の人物を自然に演じているのは皆演技が上手いからなのだろう。

特にバスケットの選手達に驚く。元々の選手達に似た俳優を連れてきて…それぞれが役者として上手い。全員上手い。すごいです。そして皆かっこいい。 マジック・ジョンソンのQuincy Isaiahが似ている。Kareem Abdul-Jabbar選手を演じたSolomon Hughesは役者なのに身長が211センチ。そんな高身長の役者さんがいることにも驚く。Norm Nixon選手を演じるのは御本人の息子さん。Larry Bird選手を演じるSean Patrick Smallもそっくり。彼らはおそらくほぼ無名。それなのに役者としてうまい。みんな上手い。ハリウッドの役者の人材のプールがどこまで大きいのか…と驚いた。キャスティングだけでもものすごいドラマだと思う。もちろん俳優を活かすのはうまい脚本。まず脚本が上手いのだろう。



最後のエピソード10は1話ほぼ全てを使って1980 NBA Championshipのゲームを見せる。これが盛り上がる。それにそれまでの皆の苦労を9話分見てきているので大変興奮する。カメラワークも編集も巧み。実際のゲームを見ているよう。うまい。最後は盛り上がって終了。

面白かった。アメリカのプロの力技。ものすごいドラマ。

スポーツに興味の無い人は最初は苦戦するかもしれないが、レイカーズの情報をある程度仕入れて見ればもっと楽しめると思う。9話かけてだんだん馴染んできて10話目は最高に盛り上がった。

またシーズン2も必ず見る。



2022年6月2日木曜日

Zoey Jones - US TWO (2021)



お洒落


Zoey Jones - US TWO (2022)
Us Two – Single
Joey Jones
Released: October 1, 2021
℗ 2021 Love Struck Records

 (Sebb Junior Remix) 
Us Two (Sebb Junior Remix) – Single
Joey Jones & Sebb Junior
Released: March 11, 2022
℗ 2021 Love Struck Records



いいですねぇ。肩の力が抜けていて気持ちいい。夏に向けてのリリースかと思ったら去年の秋の曲。夏の恋の思い出。いかにも欧州のお洒落な音。

今リミックスがUK Upfront Club Chartに入ってます。Sebb Juniorのリミックスのリリースは3月。これが今チャートに入っているのですね。

2、3週間前からチャートに入っていたと思うのだけれど、2、3回聴いただけで頭の中でず~っと流れてる。穏やかな曲なのに頭に残るお洒落音楽。元曲もリミックスもどちらもいい。元曲の忙しいベースとコーラスがいい。かっこいい。

そういえば今週末の英国はエリザベス女王のプラチナ・ジュビリーのお祝いですね。おめでとうございます。


★Zoey Jones
英国ロンドンのSinger、 Songwriter、DJ、Producer。2002年に英国のリアリティ・ショー『Pop Idol』に出演。そこからポップスターの階段を上っている。ジャンルはlounge、 chill out 、deep house。お洒落系ですね。アルバムも沢山出しているみたい。とびDJとしてもライブで世界中を回っているらしい。

★Sebb Junior
フランス人のDJ、Producer。スペイン在住。ToolroomやHed Kandiなど様々なレーベルから曲をリリース。


US TWO

Zoey Jones "
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夏の日を胸に
あなたを夢見る
思い出はここに駆け巡る
私達が一緒だった時…

私の横にあなたがいて
シャルドネを共に飲み交わし
青い波を見つめていた

Ba da da
Ba da da
Ba da da
Ba da da

入り江まで歩く
手をとりあって
何も言うことはない
二人ともわかっているから
あなたの冗談に笑い 微笑んで
なんて素敵な時間
ほんの短い時間だった

Ba da da
Ba da da
Ba da da
Ba da

Ba da da
Ba da da
Ba da da
Ba da

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NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」第20回「帰ってきた義経」5月22日放送



「帰ってきた義経」の意味 泣


★あらすじ
文治3年 1187年 源義経(菅田将暉)が平泉に戻ってきた。藤原秀衡(田中泯)が温かく迎えるが程なく死去。源頼朝(大泉洋)は北条義時(小栗旬)を奥州へ送り、後を継いだ藤原国衡(平山祐介)泰衡(山本浩司)兄弟を争わせ、義経を討たせるよう命じる。計画は成功。義経は泰衡に討たれる。

藤原秀衡


まず奥州で何があったのかWikipediaから
文治3年(1187年)
2月10日 藤原秀衡義経を受け入れる
10月29日 秀衡 死去 
側室腹の長男・国衡と正室腹の次男・泰衡の仲は険悪。後継者は正室の生んだ次男・泰衡。秀衡の命により、長男・国衡には父の正室の藤原基成の娘を娶らせる…兄弟が争わぬよう国衡と泰衡を義理の父子関係とした。
秀衡の遺言は「義経を主君として給仕し、三人一味の結束をもって、頼朝の攻撃に備えよ」
文治4年(1188年)
2月と10月頃 頼朝は朝廷に宣旨を出させて泰衡基成義経追討を要請
文治5年(1189年)
2月15日、泰衡が末弟の頼衡を殺害
2月、3月、4月、頼朝 奥州追討の宣旨を朝廷に要請
(ドラマで義時が平泉に出向いたのは閏4月頃)
閏4月30日、泰衡 従兵数百騎で義経の起居していた衣川館を襲撃。義経と妻子、彼の主従を自害へと追いやる(衣川の戦い)。館を平泉の兵に囲まれた義経は、一切戦うことをせず持仏堂に篭り、まず正妻の郷御前と4歳の女子を殺害した後、自害して果てた。享年31
6月13日、泰衡 義経の首を酒に浸して鎌倉へ送り恭順の意を示した。


京から逃げた義経が奥州に入り、藤原泰衡に討たれるまでの話。

奥州の藤原氏と義経を警戒した頼朝が、朝廷に働きかけて泰衡と基成に義経追討を要請したり、奥州追討の宣旨を要請したりと藤原氏にプレシャーをかけ続け、その圧に負けた泰衡が義経を討ったのが記録にある本当の話らしいです。


とうとう義経が死んでしまったわ泣。もう少し最後の場面を描いて欲しかった。弁慶の立往生も。古典的見せ場が見たかったと思った。


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今回は多少無理があると思った設定があったので書いておこう。文句ではない。脚色を面白がってます。ドラマはすごく面白いです。

★義時はどっちの人?
このドラマはフィクションの設定で、義時が奥州に使者として出向く話。義時はフォレスト・ガンプの様に様々な事柄に関わってます。

しかしだからこそ不自然でもあったりする。

義時はストーリー上、今でも「いい人」扱いなのだろうか? 頼朝に「九郎を生かして連れて帰るな」と言われる。それで頼朝に言われるまま自らのアイデアで藤原泰衡に義経を討たせるように仕向ける。結局義経を殺したのは義時のようなもの。粛々と冷静に計画を実行している。

この回の頃の義時はほぼ26歳。頼朝に仕えて結構な時間が経ってる。以前の上総広常や義高、それに静御前の子供などなど…もうそろそろ義時も頼朝のやり方に慣れただろう。もう「義経を殺せ」と言われても驚かないのでは。義経に関してはいずれこうなることもわかっていただろうし。しかし義時、この回も頼朝の言葉を聞いてショックを受けたような顔をする。まだ慣れないのかな。

今回義時は、義経に静御前の事を話して意図的に義経を苦しませ怒らせ、その義経の怒りを泰衡に報告し、泰衡に義経を討つよう進言している。義時は結構な悪人ですよね。義経を助けようなんて微塵も思っていない。

それなのに、義経とは最後まで友人のように親しく話をしているのもまた変。う~む。そろそろ義時は自覚のある悪い奴になった方が自然かも。粛々と仕事をする義時は頼朝の道具。(主人にとっての)善児のあり方とそれほど変わらなくなってきているのかも。

★義時は善児と兄・宗時のことを知っているのか?
知らないのだろう。

★義時は奥州出張が怖くなかったのか?
義時は奥州に出向いて討たれると思わなかったのか?もうすでに藤原氏は頼朝を警戒していただろうし、あちらには義経がいる。義経が「義時の首を鎌倉に送り返せ」と言いかねない。


★義時と善児は何故捕らえられない?
義時が泰衡に義経を討つ事を進言している場面。泰衡の弟の頼衡(川並 淳一)が義時を疑い始め刀を抜いた場面で、いきなり善児が頼衡を刺してしまう。藤原氏の館内で(敵対する)鎌倉からの使者が、泰衡の弟を彼の目の前で殺害する。あれは本来なら義時も善児もその場で討ち取られるか捕らえられるだろう。家人達がやってこないのも変。 藤原氏はあの場で義時を斬って、義経を総大将とし、鎌倉と全力で戦をした方がチャンスがあったかも。


★義経はなぜ義時を殺さない?
義時と義経の最後の場面。ドラマとして義経の言葉を聞くための場面なのだろうけれど、あの場面では義経が義時を斬るほうが自然。なぜ逃がす?義経はもう全て諦めていてどうでもよかったのかな。 

★そして頼朝の涙?
あの頼朝は義経の首を抱えては泣かないだろう。彼の弟への愛情は全く無いと思う。それよりも義経の首など見たくないのでは。あの時代は恨みだの呪いだの…そういうものを信じていた時代だろうから、頼朝は義経の恨みもが恐ろしいのではないか。自分が殺した弟のことは早く忘れたいと思う。もう1回言う、頼朝の義経への愛情はゼロだったと思う。頼朝びびりだし。
 
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義経
素晴らしかったです。奥州に帰って来て父親のような秀衡に初めて平家を滅ぼしたことを褒められて泣く。やっぱり彼は誰かに心から褒めて欲しかったのですね。頼朝のことを「兄にとって私はそこまで邪魔なのか。そう思うと、どうでもよくなった」。彼は最後まで頼朝との兄弟の絆を信じたかったのだろう。 菅田将暉さんは上手い俳優さん。この義経のことは忘れない。

弁慶
「弁慶の立往生」は木の板を着ていたからなのか。なるほど。アイデアに納得。最後の義経とのやりとり「武蔵坊世話になった」「やめてください」がよかった涙。

弁慶

松尾芭蕉
「夏草や 兵どもが 夢の跡」
奥州藤原氏のことだったのか。
杜甫『春望』 
「國破れて 山河在り 城春にして 草木深し」

里さん
本音をぶつける女。いい。胸に迫ります。こんなところに来たくなかったとか、畑仕事もしたくなかったとか言ってましたがリアル。そりゃ里さんは辛かっただろう。自分勝手な義経のような男に嫁いだばかりに…。彼女が静御前のことを「いい気味だ」と言うのもわかる。やっぱり義経のことが好きだった。好きだから義経も静御前も憎い。 あのような状況で義経に文句を言ったのは自分も「これで最後」だとわかったからだろう。 前回の京での堀川夜討を、里さんが手配したと義経に告げて義経に刺される…あのフィクションの設定はここに繋がった。 ちなみに里さん(郷御前)の父・河越重頼(母は比企尼の次女)は、義経との関わりから頼朝に誅殺されたらしい。里さんは鎌倉にも帰る場所はなかったのだろう。

静御前
彼女も気が強くていい。強い女はいい。ただ可哀想な女ではなく意地を通した女だからいい。比企の道(堀内敬子)に蔑まれて反発し、自ら静御前だと名乗ったけれど、嘘をついてプライドを飲み込むには彼女はまだ若かったのかな。 静御前のその後は不明なのだそう。様々な伝承が各地に残っているらしい。

大姫
セミの抜け殻で義高のことを思い出す。細やかな表現。うまい脚本。彼女を後鳥羽天皇に入内させようと頼朝が考えている。政子と大姫が静御前を憐れんだことも記録に残っているらしい。

八重
子供の数が増え孤児院が大きくなっている。