能登半島地震 ─ 寄付・支援情報

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2016年11月9日水曜日

2016年米大統領選ウォッチ-その7: 一夜明けて・アメリカはこれからどうなっていくのだろう?



昨日は…まぁ頭に血が上ってうだうだ書きましたが、それにしてもすごいことになったなぁ。トランプ氏、とうとう大統領ですか…。

昨日、勝利宣言のため舞台に上がってきたトランプさんは

あまり嬉しそうではなかった。

責任の重みをひしひしと感じているんでしょうね。それにしても彼は最初から本当に大統領になるつもりだったのか…。
 
…そう考えてしまうというのも、今回の大統領選に向けての彼の言動があまりにも型破り過ぎたから。あまりにもバッドボーイ過ぎて、常識的に考えてもまさか彼のような人が大統領になるわけが無い…と私は思っていた。3度の討論会での態度を見ても、実際に彼に投票する人がいるのだろうかと思っていた。それぐらい酷かったです(笑)。彼は勝つつもりで大統領選に望んでいるのではないかもしれない…とさえ思えた。
 
対するヒラリーさんは全て正しい態度、正しい言動、正しい政策のプラン、正しい正しい正しい…。裏でどんなに酷い事をやっていようとも、とにかく勝つつもりで全力をつくしていた。必死だった。本当に必死。彼女は絶対に勝つつもりでいた。
 
結果はご覧のとおり。トランプ氏の勝利です。
 
 
昨日私の気持ちが沈んだ本当の理由は、この選挙の結果でアメリカの闇が見えたと思ったから。
 
この国には弱者に対して優しくない右寄りの保守派…頭の固い懐古主義の白人至上主義者が少なからずいる。今回の大統領選で、それがあまりにもはっきりと見えたことにがっかりしたのです。
 
個人的にはトランプさんをそれほど悪い人だとは思わないです。彼ご本人はニュヨーク市で生まれ育ってビジネスで成功をおさめた方ですから、常識的に考えて十分にモダンな人物だろうと思うし、特に危険な程の懐古主義者だというわけでもないだろうと思います。
 
じゃあ何が問題なのか?
…問題は、トランプさんに投票した人々の意識です
 
 
(これはあくまでも個人的な意見ですが)私が心配するのは、今回この大統領選でトランプさんが勝ったことによって、アメリカに少なからず存在する危険なほど保守的な人達が力を持ったのではないかということ。「危険なほど保守的な人達」とは、50年前で時計が止まっている人々。変革を求めない人々。古き良き時代を懐かしがって何も変えたがらない人々です。
 
彼らの言う「古き良き時代」とは、
 
男性優位。白人優位。女性やマイノリティの権利獲得を喜ばない。(根拠の無い)神様の決めた決まりを変えたがらない。(根拠の無い)同性愛者への嫌悪。自分とは違う他者への偏見と排斥。異文化+外国人排斥。地球温暖化(などよくわからないこと)は考えたくない。(必要であっても)政府には個人の生活に介入して欲しくない。(必要であっても)税金を上げるな。(必要であっても)物事を変えるな。年金を十分によこせ。銃を自由に持たせろ。都合のわるい他人は敵。都合の悪い外国は敵。アメリカは強くなければならない。アメリカは偉大でなければならない。
…そういうことをあたりまえだと思う時代。そんな偏狭な考えの人々が疑問を持つことも無く幸せに暮らせる時代…ということです。
 
 
アメリカという国は今まで、時代に沿ってより素晴らしい国になるために変革を受け入れて常に戦ってきたんですね。実際にアメリカはつい50年ほど前までは人種差別があたりまえに存在した国。オバマさんが大統領になれたのは、アメリカの国民が長い時間をかけて偏見に立ち向かって勝った結果。変化と進歩を国民が受け入れた結果だったんですね。
 
それなのに今回の大統領選では、国民の意識が30年ほど時代を逆行したように思えてしまった。
 
トランプさんが勝つために口にした言葉は「イスラム教徒は追い出す、メキシコ人は追い出す、壁を作る」…そのような他者を排斥する言葉。それを多くのアメリカ人が大喜びで賞賛した。

アメリカにはこれほど多くの古い考えを持った人々が燻っていたのか?
 
怖いです。今まで誰も口には出さなかったのに、実はアメリカにはこれほど多くの排他的な保守派が潜んでいた…それが今回はっきりしたわけです。
 
 
アメリカの保守派の人々の偏見の闇は深過ぎて底が見えない。この国の保守的な人々の「自分と異なる他者に対する警戒心」は他の国の人種問題とは異質だと思う。個人的な意見ではありますが、私が英国でも多少感じた偏見と、アメリカの偏見とは質が違うと思う。
 
英国の偏見のあり方には「自分と異なる他者」に対して「面倒くさいな」とは思っても、何かをきっかけに相手を受け入れる余裕があるんですね。英国人にとって「自分と違う他者」とは面倒くさいと同時に「新しい何かを教えてくれる存在」でもある。だから偏見を超えて「他者」を受け入れる場所も必ず用意されているんです。仮に偏見を持ったとしても、せめて偏見は悪いことだという意識がほとんどの国民に存在する
 
ところがアメリカの超保守的な人々の偏見のあり方は、「自分と異なる他者」とは「面倒くさい他者」であると同時に「係わり合いになりたくない、知りたくない他者」であり、それがいつしか「面倒と災いをもたらす敵」に変わることもある。そして彼らがそのような偏見に罪悪感を持つかどうかは状況による場合によっては罪悪感を持たないこともある。それがアメリカの保守的な人々の怖いところ。
 
昨日のエントリーで私が「嫌いだ」と書いたのはそういう人々のことです。
 
 
この考えはあくまでも私の個人的な経験から出てきたものです。今回の大統領選を追ってきて、こういうことをウダウダとダメ押しをするように記録しておこうと思う理由は、実際には私もこの国ではマイノリティに属するからです。永住権は持っていても外国人ですから選挙権があるわけではない。大統領選も外から様子を見ることしかできない。それで自分の住む国の温度や空気は理解しておきたい思うからです。
 
トランプさんが大統領になることに関してはお手並み拝見。彼が悪い人だとはあまり思わないけれど、おそらくかなり危なっかしい大統領になるだろうとは思います。しかしそれ以上に、私が見ておきたいと思うのは、彼の周りのプロの政治家達…共和党の保守派の政治家達がこれからどう動いていくのか。そしてそれをサポートする保守派の国民が、この国でどのような空気を作っていくのか? 
 
アメリカには正しい国、開かれた国であってほしい。近年やっと自由と平等を勝ち取ったはずの「社会的な弱者」がまた辛い思いをする国にならなければいいと思う。外国とも無駄な諍いを起こすことなく、環境に優しく、目先の利益だけを追い求めるのではなく、未来のことも考える国であってほしい、教育に十分な投資がなされて国民の意識を正しい方向に導いてくれる国であってほしい。アメリカには時代に沿った正しい国であってほしいと思います。

2016年11月8日火曜日

2016年米大統領選ウォッチ-その6: トランプ氏・勝利




今決まった。
本日米国は118日~9日。
OMG…こんなことってあるんですね。
トランプの乱?
アメリカはこれからどうなるのだろう?
凄いな…ほんとに。
こんなシロウトに国の運命を賭けるんだ…。
開いた口が塞がらない。
私も国の事を心配する前に、自分のグリーンカードでしくじらないようにしなければ。下手すりゃ追い出されるな(←もちろん冗談です)。怖いですねほんとに。


この国の国民は、討論会で何一つ具体的な話が出来なかったシロウトを国のリーダーに選んだんですね。彼が言ったのは「Make America Great Again」の言葉だけ。彼はアメリカをどうやってGreatにするのかを言っていない。


******

 ・メキシコとの国境に壁?地図を見てみよう。国境がどれぐらいの距離なのか…3200キロメートルだそうです。どれだけの金が必要なのかを考えてみるといい。ワシントンポストによると250億ドルだそうだ。

・仕事を外国からアメリカに取り戻す?どの大企業が従うのだろうか?どうやって?

・中東に関してはトランプ氏は全くわからないだろうから、副大統領のペンスさんとその仲間に丸投げだろうか? ペンスさんは討論会で軍備を拡大すると言っていましたね。お金はどこからくるのだろうか?ペンスさんは好戦的なんだろうか?また戦争だろうか?

・金持ちや大企業の税金も下げる…じゃあ誰がメキシコ国境の壁や軍事費にお金をだすのだろう?

・アメリカは日本から米軍を引きあげて日本も本格的な軍隊を持つことになるのか?

・おっとプーチンさんとは仲良くするのかな。

・オバマケアは廃止。今まで注ぎ込まれた税金も努力も全て無駄になる。

・アメリカはイスラム教徒にとってますます居心地が悪くなるのか。多くのメキシコ人も追い出されるのね。次はアジア人かな。同性愛も同性婚も全部ダメになるのかも?女性の地位も賃金も上がらないのかな。トランプさんは教育のことなんて何も言ってないですよね。教育よりも差別と軍拡? 怖いですね。

******
 
 
まず、トランプさんは討論会で言っていたことが無茶苦茶なんですよ。実質が無い。
 
その上にトランプさんが政治にシロウトであることから、(結果)トランプさんが頼るであろう共和党の保守派…→アメリカが近年に勝ち取ってきた「全ての人々が自由で平等である権利」を50年前の状態に引き戻したがるような人々がこれから実質アメリカの政治を牛耳ることになるんじゃないのか? それがもっと怖い。怖い怖い本当に怖い。
 
アメリカの白人の保守派というのは本当に怖いです。時計が50年前で止まっている。女性の権利も弱者の権利もどうでもいいと思っている人々。人の多様性を認めようとしない人々。自由にライフル銃を振り回したい人々。神様が一番な人々。女性よりも男性の方が偉いと思っている前時代的でマッチョな人々。白人に都合のいいことだけを喜ぶ人々。
 
私はそういう人々が嫌いだ。
大嫌いだ。

今回そういう人々がこの国の方向を決めたわけです。
この国は生きづらくなる。

これから4年間、アメリカはどうなるのだろう?

今日は気持ちが沈む。
トランプ氏の勝利スピーチも取り上げません。
どうせ中身がない(笑)。


★だからと言ってヒラリーさんがよかったとは言えないほど、ヒラリーさんも黒過ぎるのが辛い。とりあえずヒラリーさんに当選させて、後で公的に弾劾~罷免して、副大統領のケイン氏に大統領になってもらえばよかったのに。ウィキリークスは情報公開のタイミングが酷すぎる…←あたりまえですね。狙ってやってるんだもの。それにしてもウィキリークスが情報を公開することでヒラリーさんを蹴落とすのはともかく、なぜ今回結果的にトランプ氏を大統領にすることに加担したのかが私には理解できない。

NHK大河ドラマ「真田丸」第42回「味方」 10月23日放送

 
 
小ネタ回です。ストーリーがなかなか始まらんのぉ~。
 
ところで今日は米大統領の選挙日で、そろそろ集計が始まったのでさっきからテレビを見てます。接戦ですね。CNNの人々はよく喋るもんだ。
 
 
★あらすじ
全国から大坂城入りした牢人は10万。色々揉めたけど5人衆を決めました。
 
●感想
○今回の小ネタ集
・家康が年をとった「大坂に入ったのは真田のおやじか息子か?」
・信之お兄ちゃんの手の痺れ「チガウ…」作兵衛「ありがとうございます」
・コワモテの長宗我部さんは「戦がキライ。小心者です」
・大野さん「この件はひとまず預かる…」←繰り返す
 
○大坂
・大坂に兵は10万人。ふぇ~兵糧が大変。…信繁の家族も城にいるんですけど邪魔じゃないの?戦闘員じゃなかったら兵糧がもったいなくないの?
・茶々さん「とうとう戦になってしまいました。でもそのおかげであなたが戻ってきた。」←おいぃ戦をお祭りみたいな言い方するなよー。
・織田有楽斎…この人はどうしてここにいるのだ?
・後藤又兵衛がガタガタ言ってまとまらない。
・幸村のしたり顔。やっぱりこの人は知性派ですね。腕力の人じゃないと思う。
・結局5人衆を決定(真田、毛利、後藤、長宗我部、明石)
 

○徳川
・本多正信お爺ちゃんがいねむりをしている。
・家康もお爺ちゃん。
・阿茶局「いっきに豊臣を攻め滅ぼしてしまいなさい」←女性はコレという時に男性よりも残酷になります。ほんとうです。
・秀忠軍は5万。やる気満々です。
・信之お兄ちゃんは幸村の大阪入りのことを知らなかったのね。
・おっと作兵衛は大坂に行くのね…しかし作兵衛伯父さんがいなくなると、すえちゃんが可哀想だ。それにしても幸村はいつ作兵衛のことを思い出したのだろう?
 
 

2016年11月3日木曜日

お猫様H:寝起きドッキリ



棚の中でお猫様が眠っています。
しずか~に近寄ってみましょう…。熟睡中です。
あ、起きたか…。
 猫「…ナッ…
こんにちは
猫「…………」
猫「…………………………」
はい…すみません……


2016年11月2日水曜日

Girlschool – Future Flash (1981)



姐さんかっくいいっす。


Girlschool – Future Flash (1981)


Album:  Hit and Run
Released: Apr 20, 1981
℗ 2004 Sanctuary Records Group Ltd.,
a BMG Company

 
▼Live 2004 (★爆音注意)


イギリスのお姉さんメタルバンド・ガールスクール。
今も現役だそうです。(^o^)ステキ

70年代中期~80年代初期に英国で起こった音楽ムーブメント「NWOBHMNew wave of British heavy metal」。この時代に英国では沢山のHR/HMのバンドが誕生。

Iron MaidenDef LeppardMotörheadSaxonなどなどメタルの有名どころが数多く誕生し成功したんですが、殆どは男性バンド。そんな中で(たぶん)唯一のオール女性バンド。

結成は1975年。1978年にMotörheadのツアーにサポートバンドとして参加。その後1980年にデビューアルバム『Demolition』をリリース。それから現在までメンバーを変えながら継続して活動。リーダーでボーカル&ギターのキム/Kim McAuliffeさんと、ベースのエニッド/Enid Williamsさん、ドラムのデニス/Denise Dufortさんが80年当時のメンバーで今も現役。オリジナル・メンバーでギターのケリー/Kelly Johnsonさんが2007年にお亡くなりになって、現在はジャッキー/Jackie Chambersさんがリード・ギター。「30年以上のキャリアを誇る史上最長寿の女性ロック・バンドである (Wikipedia)」だそうです…というのを今回初めて知った。すごい~!


音もテクも気概も男前な女性バンド」のお題で次に頭に浮かんだのが彼女達の名前。そうだ女性のメタルバンド…いたじゃないか。彼女達のお写真は当時80年代初期の日本の音楽雑誌『Music Life』にも出てました。

このお写真。これが載ってた。よく覚えてます。カッコイイ

80年当時、日本の雑誌に英国のメタル・ムーブメントがとり上げられたのは短い期間だけで、すぐにニューウェーブのシンセポップに移ってしまったので彼女達の事を詳しく知ることはなかったんだけど、今回初めて動画サイトで漁ってみた。なんと現役で今も活動なさっているのね。

初期のアルバムの中ではこの曲が好きかな。彼女達の当時の曲はリリースされてから時間が経っていることもあって、すぐに馴染めるものは少なかったんだけどこの曲は好き。

女性なのに本当に重い音を出していらっしゃるのね。すごいなぁ。若い頃ももちろん素敵だけど、今現在50代後半で、スローダウンすることなくこういう大きな重い音を出していらっしゃるなんて本当にかっこいいです。皆さんお若いですね。今回彼女達の事が知ることが出来てよかったです。