能登半島地震 ─ 寄付・支援情報

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2024年2月7日水曜日

紅白歌合戦観戦記 2023/12/31



忘れたころにやってくる紅白の感想。先日気合を入れて全部見直した、聴きなおした。いや~やっぱりすごいわ紅白、ものすごいエネルギーの番組。やっぱり特別な歌番組。ヘッドフォンをして歌を全部聴いたらへとへとになった。


今年はKpopのグループが多かったようで巷では賛否両論だったらしい。私も去年出演者が発表になった時には「なんで日本の歌番組なのに?」と思わないでもなかったのだけれど、結果いいグループも見れたし華やかでよかった。Yoasobiの「Idol」にぞろぞろ出てきたのもよかった。

彼らKpopのグループを見ていて思ったのは、今の日本の若者にとってのKpopとは、40年ぐらい前の私の若い頃の「洋楽」と同じなのだろうということ。私達の世代が40年前にQueenやCheap Trick、Japan、Kiss、Van Halen、Michael Jacksonなどを聴いて騒いでいたのと同じではないか。もし1980年当時の紅白に Van Halenが出ていたら、きっと親の世代には理解されなかっただろう笑。それと同じなのだろうと思った。今は洋楽があまり聴かれていないらしいし、時代は変わったのですね。


そして特別なお方のことをまず書いておこう。MISIAさん。私にとって彼女は別枠。MISIAさんの声はありがたい年の締めくくり。毎年最後にMISIAさんの声を聴くと心が浄化される。まるで1年の煩悩が払われるようだ。彼女の歌を聴いていい気持になって年越しをする。
ありがと~💕。


さて今回は感想の構成を変えようと思った。出演者と曲をジャンル分けして、それぞれの枠の中から特に良かったものを選択し感想を書こうと思った。そのジャンルは…

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★演歌枠
★日アイドル+Kpop枠
★初出演枠
★中堅枠
★懐メロ枠

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★演歌枠
大変重要。紅白に演歌は大切。この枠は良く知られた曲が歌われることが多く「懐メロ/おなじみ枠」でもありますが、曲に馴染みがあるからこそパフォーマンスの素晴らしさに魅せられる。若い世代の曲がダンスや曲の面白さに比重を置いているのに対して、演歌の方々は「歌」で勝負。それは本当に本当に大切。1年に一度の演歌に触れる機会。じっくりと歌声に聴き惚れる。演歌枠の歌手の方々は全員が素晴らしい。

★日アイドル+Kpop枠
若者に人気のアイドル。特にKpopの最先端ポップスが面白い。この枠のグループはダンスがパフォーマンスのメインになっていることが多いけれど、その中で曲が好きだったものを記録。

★初出演枠
紅白初登場枠。ここにも面白い楽曲が並んでいる。パフォーマンスの若いエネルギーに注目。

★中堅枠
ショーの中心に位置する実力派の方々。楽曲、パフォーマンス、実力が焦点。この枠の方々は全員が力のある方々なので、私が個人的に好きだったパフォーマンス、曲が好きだったアーティストを記録。

★懐メロ枠
この枠の多くは1980年前後に流行ったか、当時アイドルやビッグネームだった方々の枠。ターゲットのオーディエンスは今の60歳前後から上は80歳ぐらいまでだろうか。アラ還の視聴者が子供の頃(キャンディーズ)からティーンの頃、そして20代に流行っていた曲。全て懐かしく嬉しい枠。その中から特に印象に残ったパフォーマンスを。


今回はパフォーマンスのみならず楽曲もしっかりと知ろうと思った。特に初めて聴いた曲は、紅白で見ていいと思ったら動画サイトに行ってスタジオver.も聴いてみた。



2023年12月31日
紅白歌合戦
NHKホール


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★演歌枠
全員好き。山下さんの笑顔も三山さんの力強さも…みんなみんなみんな安心して聴き惚れる。

27 坂本冬美(35) - 夜桜お七
かっこよかった。冬美さんは本当に艶っぽくて素敵💕 お美しい。いつも綺麗なお姉さん。声も絶品。ワタクシ冬美さんにはいつもデレデレなのだな。今回のアレンジはビートが激しくてダンスver. かと思った。BE:FIRSTとJO1の男の子達を引き連れてのパフォーマンス。男の子達が忙しく踊っているその中心で、冬美さんは女王様のように輝いていた。


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★日アイドル+Kpop枠
これから楽しみな若い才能。歌にダンスにとメンバーの努力が形になっている枠。

 4 Stray Kids(初) - CASE 143 -Japanese ver.-
曲がいい。いかにもKpop調。Kpopの面白さは印象の全く違うパーツがいくつも合わさって1曲としてまとまっていること。独特です。実験的。これも見事に曲としてまとまっている。ポップスの未来。洋楽のダンス曲を聴いていてもこういうのはあまりないのですよ。特にこの曲はメンバーの声の違い(低音と高音)を効果的に使っていてそれも面白い。コーラス/サビの低音の男の子の声にびっくりする。それぞれのパーツは全く別の曲のようだ。曲は面白いしメンバーはルックスがよくて全員歌もダンスも上手いしとにかく質が高い。この曲とグループが知れてよかったです。

 13 BE:FIRST(2) - Boom Boom Back
曲が素晴らしい。日本語を乗せたヒップホップ。思わず一緒に踊り始める。BE:FIRSTのことは去年も歌が上手かったのでよく覚えている。今年の紅白でも歌ってた。踊りながらこれだけ歌える。BE:FIRSTは歌が上手い実力派のグループ。すごくかっこいい。作曲は米国LAのヒップホップ界の方々で歌詞は日本のSKY-HIさん。

 22 SEVENTEEN(初)-  舞い落ちる花びら (Fallin' Flower)
これも曲が素晴らしい。綺麗な曲。琴線に触れる。日本語の歌詞も切なくていい。日本語が曲に綺麗に乗っている。この曲はSEVENTEENのリーダーのWoozi(Lee Ji-hoon)さんの作詞作曲だそうだ。Wooziさんは元々クラシック音楽を学んだ方でSEVENTEENのほとんどの曲を書いていらっしゃるそう。様々なパーツが心地よく組み合わさった優しい響きの曲。パフォーマンスもそれぞれの声の違いを活かしていて素晴らしい。ドギョムさんという方がソロで左耳のイヤモニを外して日本語で丁寧に歌っていた。ちょっと嬉しいですね。


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★初出演枠
発見の多い枠。面白い。

● 1 新しい学校のリーダーズ(初) - オトナブルー 
面白い。このグループの女の子達のファンになった。ボーカルのすずかさんのカリスマ。ガニ股でどーんと踏み出す様子も心地よし。紅白の大きなステージでも堂々としていて途中で有吉さんにも話しかけながら歌う余裕。ユーモア満載。全員笑顔で楽しそうだ。全員歌が上手いからコーラスのパートもハモって心地よい。いいグループ。所属がアソビシステムなのですね。さすが。この曲は山本リンダかと思ったが、よく聴いてみると80年代のシンセポップの香りもする。

 8 キタニタツヤ(初) - 青のすみか
いい曲。いまどきのJ-popのバンドの音。日本独特だと思います。音数が多くて忙しいリズムに綺麗なメロディーが乗っている。疾走感のある気持ちのいい曲。キタニタツヤさんはソロの活動とともにボカロPとしての活動もなさったそう。キタニさんは1996年生まれの27歳…このお方は東大を出てるの?ふぉおおおおすごぉおおおおおおぃそちらにもっと驚いた。

 26 Mrs. GREEN APPLE(初) - ダンスホール
歌が上手い。空気を切り裂くようによく通る声。キャッチーな歌だけれど歌うのはすごく難しい曲だと思う。ステージ上で場を支配するカリスマもあって余裕の初出演。バンドも上手い。ボーカルの大森元貴さんも1996年生まれの27歳。このバンドも今のJpopの実力派バンドですね。知ることが出来てよかった。

 29 10-FEET(初) - 第ゼロ感
このバンドはびっくりした。あまりにも直球、ストレートでゴリゴリ王道の男前ハードロック。イントロの音圧でぉおおおおおおと盛り上がった。メタリカかと思ったわ。声もがさっとして男前。今どきのJpopは小技の細かい複雑な曲が多いので、この曲のような王道のハードロックは私の世代には直球で響きます。紅白ではベースの方の開脚にも驚いた。


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★中堅枠
実力のある今のアーティストの方々。若い方々も年長の方々も皆うまい。

● 9 緑黄色社会(2) - キャラクター
曲がいい。今年は2回目。緑黄色社会の曲は去年もホーンセクションの入ったアレンジがいいと思った。今年の「キャラクター」を聴いていて「これはいまどきのシティポップなのだろう」と思った…1980年頃のシティポップの孫。1980年初期にEPOさんが歌いそうなキャッチーな曲。思わず一緒に歌いたくなる。しかしサビの音の上下は歌うのがすごく難しい。途中のギターやピアノ音がいかにもシティポップ調。心地よいフュージョン系バンドの音にところどころ今の音がプラスされている。

 32 Official髭男dism(4) - Chessboard
この実力派のバンドは今回の紅白のハイライトのひとつです。いい曲、素晴らしい歌詞、上手いバンド。上手いボーカル、それに中学生のコーラスも入って素晴らしかった。今年の紅白にはQueenも出ていましたが、今回の Official髭男dismは本家のQueen以上に全盛期のQueenを思い出した。髭男はなにからなにまで上手い。全てが王道。そして歌詞がまた素晴らしい。この曲に出会えてよかった。

 37 星野源(9) - 生命体
このお方もうまい。私が星野さんを知ったのは最初は俳優さんからなのだけれど、彼は超プロのミュージシャン。上手い歌。バンドが上手い。キレがいい。星野さんの歌がどんどん進化しているのもすごい。私は彼の初期の紅白出演の頃は正直歌が弱いのかと思っていた。それなのに今の星野さんはうまいうまいうまい。この紅白の星野さんのボーカルは全く音を外さなかった。歌うのが非常に難しい歌だと思うのに上手い!フュージョンバンドにストリングも入れたライブが素晴らしい。

● 48 YOASOBI(3) - アイドル
曲がいい。いかにもいまどきのボカロ曲的な日本の歌。複雑ですね。アジア/日本ならではの「アイドル」がテーマ。歌詞もすごくいい。いくらさんの声もボカロ的。それからこの曲はこれほど複雑なスタイルの曲なのにライブではバンドで演奏されているのですね。日韓のアイドルがぞろぞろ出てきたのが面白かった。これほど豪華なものはもう2度と見ることはないだろう。全員アイドルですもんね。熱量がすごくて面白かった。


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★懐メロ枠
最後は懐メロです。全て馴染みの曲で嬉しいコーナー。しかし実は個人的に知らない懐メロがあった(当時日本にいなかった)。このコーナーは時代と共に変わっていきますね。さらっと感想。

● 35 クイーン+アダム・ランバート - ドント・ストップ・ミー・ナウ
Queenが出たぞ。ブライアン爺とロジャー爺がお元気そうでなにより。アダムさんのクイーンは昔のクイーンとは全然違う…まるでブロードウェイ・クイーン・ミュージカルのようだと思うけれど、曲は懐かしい。一緒に歌うぞ。

● 39 伊藤蘭(初)- キャンディーズ50周年 紅白SPメドレー

ランちゃん。もちろん全曲一緒に歌える。それにしてもランちゃんはお若い。脚が綺麗。そして歌が上手い。すごいと思った。会場のおっさん達がとても嬉しそうだ。私も仲間に入りたい。

● 41 薬師丸ひろ子 - セーター服と機関銃
薬師丸さんもデビューの頃から見てますよ。今の方が声がいい。歌がものすごく上手い。心地よい綺麗な声。彼女はなんと素敵なマダムになったのだろう。彼女の声に聴き惚れうっとりする。キーボードに井上鑑さんがいる。

● 41 寺尾 聰 - ルビーの指輪
バンドが超かっこいい。バリバリのフュージョンバンド。バンドの音が生々しくてかっこいい。井上鑑さんがキーボードだ。寺尾さんは全くお声が変わらない。すごいわ。バンド全体がものすごくかっこいい。この曲も一緒に歌う。

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