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『 記憶にございません! (2019)/日/カラー
/127 m/監督:三谷幸喜』
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少し前のTV Japanでの放送の録画をやっと鑑賞。
悪徳暴れん坊総理大臣が頭に石をぶつけられて記憶喪失になる話。 三谷幸喜監督・脚本。三谷監督のもとにスター俳優さん達が勢ぞろい。ゆるい笑いの映画。
★ネタバレ注意
肉食の吉田羊さんが中井貴一さんを襲うシーンがおかしい…さすが女優さんすごいな。おもしろいわ。その場面以外は全体にファミリー向けのゆるいコメディという感じでしょうか。驚くような展開もなく、ああそうかと予想通り綺麗に収まるお話。映画としてそれほど強烈に面白いわけではないけれど、三谷監督でおなじみのビッグネームのスター俳優さん達が勢揃いなのは楽しい。身構えることなくまったりと見るおだやかなコメディ映画。
このようなまったりと見る映画の見どころは笑いの小ネタ。小さな笑いどころが沢山散りばめられていて、それぞれの小ネタはおそらく見る人によってウケる場所が違うのではないかと思う。見る人によっては三谷さんが脚本で意図した笑いには笑わず、意外な場所でゲラゲラ笑ったりすることもあると思う。私も私個人の笑いポイントを楽しんだ。
暴れん坊総理大臣が記憶喪失になった結果、まっとうないい人に変わってしまって最後には全て綺麗に収まるおとぎ話。驚きはないがそれでいいそれでいい。
尺は2時間ほど。シンプルな話の映画としてはかなり長いが、大物の俳優さん達の戯れをだらだらと見るのは楽しい。そういう映画だと思います。前情報のない状態で初めて見たので、俳優さん達が出てくるたびに面白かった。次は誰が出てくるかな~と思いながら見た。
というわけで、この映画の何十とある笑いポイントの中で、私個人に響いた面白い場面を記録しておきます。
・中井貴一さんの情けない泣き顔。なぜだろ~笑、この中井さんの泣き顔に笑う笑う。中井さんはこんなお顔をなさるのですね。発見。すごくおかしい。吉田羊さんに襲われる場面の泣き顔がおかしい。
・猛烈肉食の吉田羊さん。あはははすご~い。かっこいい。面白いわ吉田さん。いいね
・ローリー寺西/ROLLYさんは存在の全てがおかしい。七三分けで出てきたらもう嬉しい嬉しい笑う笑う。ローリーさんは出てくるだけでウケる。ギター弾いちゃうもんね。ゴルフの師匠も妙笑。
・佐藤浩市さんのキャディさん。すごいね。こんな格好をなさるのね。口紅つけてた笑。さすが三谷さんだ。佐藤浩市さんは最後の方でバーで沢山の女の子に囲まれて嬉しそうな様子にもニヤニヤした。
・一番びっくりしたのは総理の恩師の山口崇さん。
えーーーーっ!っと声が出た。お~~~びっくりびっくりびっくり。今もびしーっとなさってる。すご~い。昔もピシーッとしたイケメンのお兄様でしたよ。その先生のお言葉「この国の人間は枠に収まらない人間をすぐに排除しようとする。よくない傾向だ」禿同
・斉藤由貴さんの首相官邸料理人。斎藤さんはいつも印象に残る。すごい存在感だと思う。
・阿南健治さんの定食屋のおやじ。なんかうれしいわ。鎌倉殿でもいいキャラだったお方。
・梶原善さんのゲーハーおやじ。びっくりすご~い。善児~
・最後のハッピーターンを食べる寺島進さん
・さこっち迫田孝也さんは現代劇と時代劇で全く印象の変わるお方。不思議よ。
・おなじみ小林隆さんの半ズボン。なぜ半ズボン省エネスーツ
・近藤芳正さんが酔っ払いのサラリーマン。思わず巻き戻して確認した。
・日系のアメリカ大統領の木村佳乃さん…これはコメディだからヨシ(現実には絶対にありえん)。木村さんがノリノリでおもしろい。
・最後の最後までわからなかった有働由美子さんのニュースキャスター。映画の最後の出番でやっと気が付いた。びっくりした。ず~っと誰だろうと思ってた。
というわけでまったりおもしろかったです。