アジア人のショービジネス界での現状 -2 --------------
4-●西洋世界でのアジア人映画スター達(アメリカ編)
それでは、アメリカのショービジネス界で名の知れたアジア人スター達を並べてみよう。まず、アメリカ国籍、またはアメリカに拠点を置くスター達
ルーシー・リウ、ジョアン・チェン、マシ・オカ、タムリン・トミタ、サンドラ・オー、マギーQ、デヴォン・アオキ、ダニエル・デイ・キム、グレース・パーク、ジェニー・シミズ、ブルース・リー、キアヌー・リーブス
他にもアジア系の芸能人はいる。しかしこの中に有名人(セレブリティ)として(憧れの存在として)ファッション誌の記事にとりあげられるスターが何人いるだろう。おそらく『アリーmyラブ/Ally McBeal』『チャーリーズエンジェル』『キル・ビル』の頃のルーシー・リウ、それにキアヌー・リーブスだけだろうか。ニューヨーク出身のルーシー・リウは2000年頃のTVシリーズ『アリーmyラブ』でブレイクする。その後スター街道を一気に駆け上がる。当時スターとしてファッション誌にレッドカーペットでのドレス姿が何度も掲載されていた。こんな扱いを受けたアジア人スター、それまでほとんどいなかったと思う。そんな彼女も現在かつてほどの勢いが無い。
モデルのジェニー・シミズはそれなりにファッションの世界では知られた名前だが、これは彼女が同性愛者であること(特殊性)での知名度というのが大きい。
それからブルース・リー。この人は文字通り誰もが名を知るスーパースターなのだが、私は彼をカンフーでうけた特殊な枠のスターと位置づけたい。彼の生きた時代が今とは違うことを考えても、彼は現代の有名人(セレブリティ)とは違う位置にいると思う。
最後にキアヌー・リーブス。彼は中国系と白人の混血なのだが、不思議なことに彼はルックスのいい白人枠で受け入れられている。他にも何人か白人枠のアジア人混血のスターがいる。マギーQもデヴォン・アオキもその枠内だろう。上記のリストの中で文字通り大スターと呼べるのはこのキアヌー・リーブスだけだろうか。アメリカでのアジア人の有名人(セレブリティ)、少なくないだろか。