能登半島地震 ─ 寄付・支援情報

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2012年6月26日火曜日

日本人はスーパースターになれるのか-10

--西洋におけるアジア人の芸能活動への考察



西洋での有名人とは…アジア人の可能性は? -1-------------------------

10-●西洋での有名人(セレブリティ)の定義

それなら今度は、西洋での有名人(セレブリティ)の定義ついて考えたい。

そもそもハリウッドのセレブリティやポップスターというものは、一人の人間をアイドル(偶像、崇拝される人や物、あこがれの的)として売る商売の結果だ。過去の英国のダイアナ妃にもマイケルジャクソンにもマドンナにも共通しているのは、彼らが何らかの理由で憧れの存在であるということだ。


仮に女性のスーパースターがいたとする。その場合のファンの心理とは、

彼女みたいになりたい、彼女みたいに踊りたい、歌いたい。彼女の着ている服が着たい。メイクも真似したい。彼女の生き方にあこがれる。彼女は私の気持ちを歌ってくれる。友達になりたい。恋人になりたい。手紙を書きたい。プレゼントを渡したい。握手したい。追いかけたい。CDが欲しい、チケットを買って彼女を見に行きたい。雑誌を買って彼女のインタビューを読みたい…彼女が……etc.


これがファンの心理。マイケルも、ビヨンセも、マドンナも、スーパースターにはみんなこのようなファンがついている。音楽業界なら、こういうファンを持つスター達は、アルバムを出すごとに全ての曲をヒットチャートに送り込む。それはファンが彼らの全てを欲してサポートするからだ。そうやって記録はどんどん上がるばかり。これがポップスターの定義だ。


曲がいいから、歌がいいから…もちろんそれだけでも曲は売れる。だが、スターの場合はそれだけではない。曲の良さもアレンジの上手さも、結局はスター本人の力に還元されるのだ。マドンナのような既に大スターの地位にいる人達は、逆に曲がぱっとしなくても馬鹿みたいに売れてしまう。ビルボードのトップ100などに入る曲にもこんな理由でチャートインするものが少なからずある。結局は歌うスター次第なのだ。


憧れの存在=ポップスター。現在アジア人が西洋でそんなスーパースターになれるだろうか? 

いや今は無理だろう。