能登半島地震 ─ 寄付・支援情報

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2025年5月29日木曜日

BABYMETAL:今日5月30日はロンドンでO2アリーナSHOW!!!



お久しぶりです。BABYMETALさんの情報を見ていたのですが、なんと今日の夜はロンドンのO2アリーナでBABYMETALさんがライブをなさるそうだ。すごい~!

BABYMETALさん関連でここに入らっしゃる方々は、すでに情報に詳しい方が多いと思うので詳細は書きませんが、とにかく今日はロンドンのO2アリーナでのヘッドライナーのショーです。

なんと SOLD OUT だそうです!

本当にすごいね。BABYMETALさんはもう本物やで。キャパが20000人だそうだ(←あ、これ昨日書いた時に20万と打ち間違ってた!キャパは2万です2万。ゴメンネ)。このO2アリーナと言えば2000年の頃にはミレニアム・ドームと呼ばれておりました。あれからもう25年も経った。

いや~それにしてもすごいな。このブログでは初期の頃にBABYMETALさんの海外活動を追っていたのですが、最初にこのブログに彼女達のことを書いたのは2013年の8月13日です。「お、また日本から面白いものが出てきたな😁」と思った。

あれから12年。BABYMETALさんは本物のロック・スターになりましたね。彼女達は今年は世界中のアリーナをツアーで回っているそうだ。本当にすごい。押しも押されもせぬガチのメタル界の大物スターでしょう。O2アリーナをSOLD OUTなんて大物よ。正直私も驚いてますよ。いつの間にこれほどの大物になったのだろう…。

BABYMETALさんはメタル界では誰もが納得のスターなのだと思います。昨日はSlaughter to Prevailとのコラボ新曲「Song 3」が解禁になって私も見たのだけれどいい感じですね。女の子達がすごくかわいい😄 そしてたった1日なのに既に沢山のファンによるリアクションビデオがYouTube上がっていて、私も昨日はそれをニヤニヤしながらいくつも見た。ムサイお兄ちゃん達が皆笑顔で喜んでリアクションしてた。ポピーさんとの「from me to u」もいい感じ。どちらの曲も慣れると癖になる。

もうガチですね。BABYMETALさんはメタル界隈でしっかりと地位を築きましたね。もう世界中のファンがBABYMETALさんのロイヤリストになってしっかりと支えてくれている。人気も安定しているのだと思います。本当にすごいこと。長い間努力を重ねて一歩一歩前に進んだBABYMETALさんと皆様の頑張りが今の素晴らしい結果になった。心からおめでとうございます。

今これを書いている時間はロンドンの午前中。今夜O2アリーナでのライブです。各地でライブ・ビューイングも行われるそうだ。

BABYMETALさんO2アリーナSHOWおめでとうございます!
今晩も楽しんで、ガンバレ~!!!😍


🌺ハワイの翌日に追記 
チラチラっと流れてきたのを後から見ましたよ。ライブ大成功だったみたい。O2アリーナ満杯。皆笑顔。最後スーメタル様が観客に向かって「ソニスフィアの時から支えてくれた…」と言ってた。泣く😭 美しい。みんなよかったね💕 本当におめでとうございます。


2025年5月27日火曜日

映画/Netflix『マンジャーレ! ノンナのレストランへようこそ/Nonnas』(2025):お婆ちゃん達の美味しいご飯





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『 Nonnas (2025)/米/カラー
/1h 51m/監督/Stephen Chbosky』
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猫が病気になる前に見たので5月10日あたりかな。Netflixで人気チャートに上がっていたので鑑賞。

食べ物の映画ははずれが少ない。美味しいご飯を描く映画は、家族の話であったり人と人の繋がりであったり…温かいフィールグッド映画が多いからだろう。Netflixで予告/トレイラーを見たときもすぐに「よさそうだ」と思い見始めた。旦那Aも参加。


実話を元にしたレストランの話だそうだ。最愛の母を亡くした男が料理の上手なイタリア人のお婆ちゃんたちを集めてイタリアン・レストランを開く話。いかにもいい話。イタリアのお婆ちゃん達のおいしいイタリア料理の話というだけでもうフィール・グッドは約束されている。

いい話でした。イタリア料理好きだし、自分でもよく作るし、私も年寄りなのでお婆ちゃん達がワイワイ元気にキャッキャと言いながら料理をするのもとても楽しい。これが実話を元にしたというのだから…何と素晴らしい。いい話だな。


さっそく実際のニュージャージー州のレストランのネットのページを見に行きましたよ。今は多国籍のお婆ちゃん達(お姉さま方も含む)が参加して日替わりでシェフを努めているのだそうだ。ああ本当にいいアイデア。この映画が人気なら、これからきっとこのレストランも予約待ちになるのだろうな。いつか行ってみたいな。


ヴィンス・ヴォーンさんがいい感じです。彼は若い頃はやんちゃ男の印象だったのに、今すごくいい俳優さんですね。ちょっと前に見た映画『Fighting with My Family (2019)』の彼もいい役だった。味のある俳優さんになった。

映画『Fighting with My Family (2019)』:全てがいいFeel Good Movie笑わせにこないヴィンス・ボーンに泣く 

イタリア系のそれぞれのストーリーのあるお婆ちゃん達もいい。皆素晴らしい女優さん達。元気のいいお婆ちゃん達が楽しい。最初は北と南の出身で喧嘩していたのに、それぞれ次第に心を開いて皆で打ち解けて仲間になっていく姿もいい。ああ…わたしやっぱり女性同士が打ち解けていく様子に感動するのだ。好きなのですよね、女性同士が仲良くなる姿。女性同士ならではの心地よさとか温かな関係とか…心の底から打ち解け合う女同士の友情はいいものです。いいな。


最初はペースがゆっくりで、旦那Aが少し退屈しそうになっていたのに、どんどん良くなっていって最後は私以上に泣いてた。うちは二人とももう両親もいないし家族も遠くにいて子供もいないので映画やドラマの家族ものの話はすぐに泣いてしまう。フィールグッド。とてもいい映画です。

まぁそれにしても、冒頭でも書きましたけど美味しい食べ物を描く話はたいていいい映画ですね。特に家庭料理…お母さんやお婆ちゃんが作る…もしかしたらお爺ちゃんやお父さんの作るご飯の話、またシェフの師匠の話とか…美味しいご飯にまつわる映画やドラマに悪い話なし…かもしれないですね。美味しい家庭料理は人の基本的な幸せなのだろうなと思う。子供の頃の母のコロッケとかオムライスとか…私にも幸せな思い出。こういうタイプの映画をこれからもチェックしていこう。  グルメレストランの食べ歩きの話はそれほど感動しないのですよね。ご飯に関するフィールグッド映画は料理をすること=愛情が大切なのだろうな…。


仏/英ドラマCanal+/BBC『Marie Antoinette』シーズン2 (2025):フランスの歴史と実在の人物達に対する侮辱でしょう





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『Marie Antoinette (2025) Season 2 -8 Epsode/仏/カラー
/1話52 m/クリエイター:Deborah Davis』
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18世紀フランスの宮廷。王妃マリー・アントワネットのなんちゃって伝記大河ドラマ。なんと…こんなにありえないほど酷いドラマをシーズン2までやってしまうとは。あきれかえる。

米国での放送は公共放送ネットワークPBS(Public Broadcasting Service)。米国での放送スケジュールは2025年3月23日から5月11日まで。

シーズン2は首飾り事件を中心に革命の始まりの頃(1789年)までを全8話で描いた。




これから辛口以上の毒を吐くので、このシリーズを楽しんだ方はお読みにならないように。



これはゴミ。もう何の疑いも無くゴミ箱行き。こんなに酷い…歴史上の人物の名前で描くエログロの下品な茶番ドラマ。さすがにもう見なくてもいいと思った。一応最後まで見たけれど、毎回毎回腹が立ってしょうがない。それに見どころの創作ゴシップの茶番は本当につまらなくて、見ながらウトウト寝そうになった。最悪です。

クリエイターはDeborah Davis氏。このお方は(シーズン1でも私は文句を言ったのだけれど)…英国のアン女王の名前を借りただけの下世話なオンナの戦いの映画『女王陛下のお気に入り/The Favourite』の脚本を書いただけでなぜか沢山の賞をとってしまい…。ロクでもないですね。あんな下品な映画。オンナのドロドロを描きたいなら現代劇で描けばいいのに。なぜ王族の名前を引っ張り出してくるのよ。

映画『女王陛下のお気に入り/The Favourite』(2018):醜い女の戦いに笑う ◀レビューは結構褒めてますけど下品だとは言っている

その悪いやり方を…このお方はこんどはフランス国のマリー・アントワネットでやらかした。もうやめてくれよ。Deborah Davis氏がその『女王陛下のお気に入り/The Favourite』の後で何を書いたのかを調べたら、あれ以降何も書いてないのですね。『The Favourite』の脚本の一発屋。そんな人にマリー・アントワネットを書かせるのは無謀でしょう。この人の視線は下品。女同士の争いごとにしか興味がないのだろう。歴史上の人物に対するみじんのリスペクトも感じられない。吐き気がするぐらい酷い。


主人公のマリー・アントワネットが、髪の毛ボサボサのフェルゼンとソファーでいちゃいちゃしている場面にルイ16世がやって来て一緒に会話をする?バカですね。感覚がおかしい。無茶苦茶腹が立った。

なんかゾッとするように酷い場面の連続で怒り爆発。これは俳優さん達が可哀そうだと思う。あれじゃいい芝居なんてできない。これだけイライラさせられる主人公のその後の悲劇を(もしシーズン3があるのなら)これからどのように描くのか?今の時点でマリーさんの好感度はゼロです。なぜこのドラマは大切な主人公をあんなアバズレに描くのだろう。歴史上の人物に対してあまりにも酷い扱い。


まずこのドラマで何を見せたいかのコンセプトが不明。綺麗な衣装のキラキラ貴族生活を描きたかったのなら、仏革命の時代はあまりにも重すぎる結末。脚本も笑止千万。なぜか俳優を欧州各国から集めているのに(英語の劇に慣れていないのか)皆大根。だったらフランス語でやればいいのにと思うが、クリエイターが英国人なので出来なかったのだろう。衣装のことは私にはわからないがあの髪型はだめでしょう。みな白いウィグを被ってくれなきゃ困る。マリーさんはポマードでゴチゴチに固めた巨大な髪に金粉を振っていた大爆笑。歴史を描く意志なし。政治を描く意志もなし。思想もなし。哲学もなし。描いているのは何の中身も無いクリエイターの創作ゴシップのみ。とても退屈。見る価値は一ミリも無し。本当にゴミ作品。

せっかくベルサイユ宮殿のロケまで許可してもらいながら、これだけ酷い作品にしてしまうのならやらないほうが良かったですねと思う。

(よくある事だけれど)英国/アングロサクソン人に他国の歴史を描かせてはいけない笑。よその国を馬鹿にするにもほどがある。もしフランスの人々がこのドラマを、彼らの歴史と歴史上の実在の人物達に対する侮辱だと受け取っても私は驚かない。いや調べたらフランスの批評家はこのドラマを酷評しているそうだ。やっぱりね。彼らに同意する。だから今度はフランスの制作の「マリー・アントワネット」を描いて欲しい。


というわけで最悪最低のドラマ。見る価値は無し。


最後は突然民衆がベルサイユに押し寄せる場面で終わったけれどあれは1789年10月5日のヴェルサイユ行進?あそこに至るまで何が描かれてた?もう最後の方は見る気が無くなっていてきちんと追っていなかったせいか、突然10月になっていてビックリした笑。ジャンヌの最後も早過ぎ。デタラメですね。


仏/英ドラマCanal+/BBC『Marie Antoinette』シーズン1 (2022):子供だまし!『ベルばら』を読んだ方がいい


2025年5月26日月曜日

Chris Lake x Abel Balder - Ease My Mind (2025)



フュージョン風




Chris Lake x Abel Balder - Ease My Mind (2025)
Ease My Mind – Single
Chris Lake, Abel Balder
Released: February 14, 2025
℗ 2025 Black Book Records



これは少し前にUK Upfront Club ChartかCommercial Pop Club Chartに上がってきていた曲。

ここでは今どきのダンスチャートに上がってくる曲を集めているのですけど、面白いなと思うのは、今どきのダンスチャートの曲は、今までの過去の(踊れる)音楽の様々なジャンルの曲調を温故知新して再構築する作品がとても多いこと。R&Bにファンクやディスコ、80年代のシンセポップやテクノもそうだし…とにかく今は踊れるならどの時代の音でもそれらしくアレンジして新しいダンス曲としてリリースできるみたいですね。

このスムースな曲で思いついたのは1970年代のフュージョン。フュージョン系のディスコ。エレガントなCHIC風ディスコでもあるし、ハービーハンコックあたりがやっていたフュージョンの音の雰囲気もある。時々入るシンセの音はあの頃のフュージョンの香り。これも温故知新でしょう。面白いですね。とてもエレガントで気持ちのいい曲。


★Chris Lake
英国人のelectronic dance music producer、DJ。1982年生まれ。2002年に活動開始。様々なリミックスを手がける。House, progressive house, Tech houseで知られる。2006年のLaura Vをフィーチャーしたシングル「Changes」がヒット。その後も継続して様々な曲のリミックスを手がけている。

★Abel Balder
オランダ・アムステルダムのアーティスト。インストのダンス曲がSpotifyで2.5億のストリーミングされるほどの人気だそうだ。ANOTRとのコラボで、以前「 Relax My Eyes」では歌を担当することに。その声の評判が良く、この曲でもボーカル担当。



Ease My Mind
Chris Lake, Abel Balder
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何処に行ったの?
Baby, 僕を安心させて
Phoneで
君が恋しい でも僕は大丈夫
どうにもできないんだ
僕は焦ってる 今夜は何も感じられない


君の光を輝かせて


何処に行ったの?
Baby, 僕を安心させて
Phoneで
君が恋しい でも僕は大丈夫
コントロールできない
僕は焦って落ち着かない 今夜は何も感じられないんだ


君の光を輝かせてよ


僕を安心させてくれる?…
Baby, can you ease my mind?
僕を安心させてくれる?…
So, baby, can you ease my mind? (Mind)

しっかりと抱きしめて
君の光を輝かせて (Mind)
僕をしっかりと抱きしめて


何処に行ったの?
Baby, 僕を安心させて
Phoneで
君が恋しい でも僕は大丈夫
コントロールできない
僕は焦って落ち着かない 今夜は何も感じられない


Can you shine your light?


何処に行ったの? (Mind)
Baby, 僕を安心させて
Phoneで
君が恋しい でも僕は大丈夫 (Mind)
どうにもできないんだ
僕は焦ってる 今夜は何も感じられないんだ


Can you shine your light?


君の光を輝かせて…


Can you shine your light?
Can you ease my mind?
僕を安心させて…
Baby, can you ease my mind?

僕をきつく抱きしめて
君の光を輝かせて
強く抱きしめて

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Songwriters: Chris Lake / Vaughn Richard Oliver / Abel Bader


 Chris Lake

Abel Bader


Calvin Harris & Clementine Douglas – Blessings (2025)



これは音ものだと思う




Calvin Harris & Clementine Douglas – Blessings (2025)
Blessings - Single
Calvin Harris, Clementine Douglas
Released: May 9, 2025
℗ 2025 Sony Music Entertainment UK Limited



先週からUK Commercial Pop Club ChartやShazamのダンスチャートに入ってきた曲。コーラスの辺りに入るキーボードで打ち込んだようなギターの音。これがリズムを刻む。ボーカルはClementine Douglas さん。最近彼女の曲がよくチャートに上がってくる。大変技巧的な歌い方をしていますね。

★Calvin Harris
Adam Richard Wilesさん。英国スコットランド出身のプロデューサー・トラックメイカー(ビートメイカー)・作曲家・編曲家、ボーカリストの音楽アーティスト・シンガーソングライター、DJ。1984年生まれ。大物ですね。大物中の大物。2002年活動開始。2007年から数年ごとにリリースし続けるアルバムは全てヒット。多くのアーティストのリミックスを手がけ、音楽賞各賞を多数受賞。

★Clementine Douglas
英国バーミンガム出身のシンガー・ソングライター。1991年または1992年生まれ。Riton、Galantis、David Guettaなどダンスシーンの大物とのコラボ多数。これから伸びる方でしょう。2010年代はバンド Kudu Blue のメンバー。2022年の BBC Radio 1 Dance Awardsで「Dance Vocalist of the Year」を受賞。


Blessings
Calvin Harris, Clementine Douglas
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あなたへのこのレターを書き終えようとしてる
たぶんこれが切り抜けるための唯一の方法
私は誰のためにも自分を失うことはない
悪いとも思ってない, yeah

辛いけど、あなたに幸あれ
直感が告げる時には 耳を傾けなければ
私は誰のためにも自分を失わない
悪いとも思ってないわ, yeah


なぜなら あなたは傷つけるために私との関係を築くから
あなたは見つけた愛を大切にしない
そして私の心の裏側から声が聞こえた
私にはいつもわかってた 奥深くで

あなたは私に相応しくない babe 嘘は言わない
もう泣く涙も残っていない
Oh-oh, もう振り返らないから


[Chorus]
もう振り返らない 今度は…


真実から逃げることが 無謀になってきた
あなたの腕の中にいる時 私は守られてると感じたことがない

あなたは私に相応しくない babe, 嘘は言わない
もう泣く涙も残っていない
Oh-oh, もう振り返らないから


Oh-oh, oh-oh…
No looking back this time (Oh-oh, oh-oh)


[Chorus]
No looking back this time
もう振り返らない 今度は

No looking back this time
もう振り返らない 今度は

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Songwriters: Calvin Harris & Clementine Douglas



Calvin Harris

Clementine Douglas


お猫様H:もう大丈夫


▲昨日の猫

先週の水曜日 5月21日に猫のことを書いたその後、猫の症状はどうやら落ち着いたようだ。先週の火曜日、水曜日頃から特別療法食・ヒルズ 猫 腸内バイオーム/Gastrointestinal Biomeを2、3時間毎に食べてくれるようになり、その食事のスケジュールも穏やかなルーティンになって今に続いている。毎日健康的なうんちがあるのにもほっとしている。もう薬も飲まなくていい。食事だけで落ち着いた。

猫さんは毎日よく眠っていることが多くてダラダラしているけれど機嫌はいいみたいでたぶん大丈夫じゃないかと思う。

先週の金曜日23日には、往診して下さるお医者様に来てもらって見ていただいた。もう症状は治まっていたので、お医者様と旦那Aと私と猫でゲスト用ベッドルーム(猫部屋)の床に座ってほぼお話のみ。今の特別療法食で調子がいいようなので、これからもこの療法食フードを続けるようにとのこと。猫は毛つやもいいしお腹を触ってもなんの異常もない。先日の血液検査のデータを確認したいとのことで先生に送るようにと言われた。いつも怖がりの猫は小さな部屋に初めてのお医者様と一緒で少しびくびくしていたがパニックになるようなこともなく、これなら車で病院にいくよりも彼女への負担が少なくていいと思った。まずはお医者様の患者のリストに入れてもらう。


その後もう少し調べたら、この IBD=炎症性腸疾患(Inflammatory Bowel Disease)という病気はシャム猫に多いというデータがあるらしいことがわかった。以前からうちの猫さんがシャム猫の特徴が多い(骨が繊細で細く、身体に比べて頭が小さく首と胴が長い、全身が筋肉質で運動能力が優れている。とても頭がよく愛情深いが性格は気難しくて神経質。言葉が多くよく喋る…等々)と思っていたので、それを読んで納得。おそらくたまたま祖先のシャム猫の血が濃く生まれてしまったのだろう、それでIBDにもなりやすかったのだろうと思った。これからも気をつけなければならない。

食事療法で治ってくれるのなら有難い。彼女は(私達家族以外の)人間嫌いでとても神経質なため、薬も注射もお医者様も車での移動も全て難しい猫さんなので、もしおいしいご飯を食べるだけで健康でいてくれるのなら彼女への負担も少ない。

IBDは原因がわかりにくい…環境の変化やストレス、食べ物のアレルギー等々…とあったので、去年からの改装工事もストレスだったのだろうし、もしかしたらここのところ試していた様々な缶フードのどれかにアレルギー反応があったのかもしれないとも思った。もしアレルギーなら今の特別療法食でその問題は無くなる。私達人間がついつい忙しくて十分に構ってあげられなければ それで愛情不足だった可能性もあるので、これから2時間毎にご飯をあげる時には話しかけたりマッサージしたり、もっと気を配って構ってあげようと思う。


猫が元気になったと思うので、これからまたいつものように感想駄文と音楽のことを書こうと思う。ワインも飲もう。


2025年5月21日水曜日

お猫様H:猫が病気になった



ここ10日ほど猫が病気になって看病していた。炎症性腸疾患 (IBD)と診断された。この病気は完治しない病気だそうだ。今は食事療法でなんとか回復している。先週、一時は何も食べられなくなりとても心配した。今は元気になりつつあると思う。特別療法食のフードもよく食べる。このまま健康になってくれればいいと思う。

原因は、彼女が高齢の11歳であること、そしておそらく去年のバスルームの工事のあたりから続いて年末年始にかけてストレスが溜まったのがいけなかったのではないかと思う。1月の頃から時々うんちが柔らかくなることがあったし、ここのところフードを食べる量も少し減っていたのだが、年齢によるものだろうとばかり思っていた。彼女は元々大変神経質で怖がりで、また全てに反発をしがちな(自らストレスを生み出す)頑固な子なので、何事もイージーゴーイングにできない性格も問題なのだろうとも思う。ともかく病気炎症性腸疾患 (IBD)になってしまったら、これから食事に気をつけてできるだけストレスを溜めないように日々ケアしていくしかないのだろう。


今回、いかにうちの夫婦にとって彼女が大切な存在なのかを実感した。彼女は大切な家族。一時、危ない状態だと思ったときは、さまざまな後悔「もっとこうしてあげればよかった」と思い何度も泣き、そして猫がいかに短い時間で危ない状態になるのかを知って狼狽えた。もう11歳なのだからと理屈で理解していても、たった5日で危ない状態になったそのスピードに感情が追いつかず狼狽え何も手につかなくなった。

危機を救ってくれたのはおやつだった。何も食べられない時に唯一舐めてくれたのはいなばのちゅ~る(買っていてよかった)。そして缶フードやカリカリが食べられなかった時に欲しがって食べたのはフリスキーのパーティーミックス/Friskies Party mix。いかにもジャンクフードのおやつ。しかし状態が危なかった時にこれでなんとか生きるためのエネルギーのカロリーが摂れたのだろうと思う。

今は特別療法食のフードの食事療法で様子を見ている。今日は気分がいいらしく、もしかしたら治ったかなと思える状態になっている。彼女がただ健康でいてくれればいい。


学びも多かった。猫が病気になった時の病院のかかり方も学んだ。今回かかりつけの医師が不在だったため緊急診療クリニックを訪ね、また緊急医療の総合病院も初めて訪ねた。彼女は今まで一度も病気になったことがなかったので、全ては新しい学びだった。

それから今回(すでに具合が悪いのに加えて)彼女が車での移動に異常なほどにストレスを感じているのを見て、これからのことを考え、自宅訪問の医師を探して連絡を取った。これからは車での移動をできるだけ少なく、自宅で診てもらえるように変えていこうと思っている。


★経過
12日 月曜日 早朝の発病
13日 火曜日 病院での血液検査
14日 水曜日 食べない 水も飲まない
15日 木曜日 病院で超音波検査 IBDと診断される
16日 金曜日 何も食べない 覚悟する 投薬開始
17日 土曜日 水を飲んだ
18日 日曜日 
特別療法食の缶フードを食べ始めた
19日 月曜日 回復しはじめたと思う 薬をやめた
20日 火曜日 順調に回復中
21日 水曜日 回復中




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12日 月曜日 早朝の発病
早朝(日曜の深夜)午前3時頃、遊んで欲しいというので暫く撫でた。私も眠かったので「そろそろおやすみね」と踊り場に猫を残して上の階に上がった。歯を磨いていたら猫がカリカリを食べる音が聞こえてきた。そしてその10分後ぐらいに猫が嘔吐し始めた。

そしてその直ぐ後にトイレで下痢をした。これはその15時間ほど前に食べた缶フードが悪かったのだろうと思った。その時は食あたりだと思った。

慌てる私を見て猫はびっくりしたように階下に降りた。私がカーペットの掃除をしている間の10分後、猫は下の踊り場でまた嘔吐した。そうやって30分毎に嘔吐を繰り返し、朝の6時までに4回吐いた。最後は胃液しか出ていなかった。吐いた液体の上に白い泡が浮いていた。その後猫は疲れたらしく椅子の上で眠り始めた。人間は全てを片づけた後ベッドに潜り込んだ。

午前中に目を覚ますと猫がまた2回吐いた後が見つかった。朝方にご飯を食べようとして胃が受け付けなかったのだろう。昨夜の深夜から何も飲みこめていないらしい。

その日猫は1日中休んでいた。夕方5時頃にお腹が空いている様子だったので老猫用の缶フードを与えた。美味しそうに沢山食べた。もう大丈夫だと思った。ところがその5時間後、夜の10時頃に猫はそれを全く消化せずに吐いた。この日、猫は何も食べていない。夜中から緊急医療の病院に連絡をした。


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13日 火曜日 病院での血液検査
朝の11時にオープンする予約なしの緊急診療クリニックに猫を連れて行った。血液検査で異常は見つからないとのこと。急性嘔吐の抑制・予防の薬セレニア/Cereniaを注射してもらう。そして猫の特別療法食 ヒルズ 猫 腸内バイオーム/Gastrointestinal Biome Stress with Chicken Cat Foodの缶フードとカリカリを処方された。これで治るかもしれないとのこと。また具合が悪くなったら今度は緊急の総合病院に行って超音波検査/Ultrasoundをしてもらうよう言われた。その日、帰宅した後、猫はおなかがすいていたのだろう、買ってきたバイオームのカリカリを食べた。


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14日 水曜日 食べない 水も飲まない
猫が何も口にしなくなった。柔らかい缶フードもカリカリも一旦は興味を示すが顔を背けてしまう。水を与えても顔を背けて飲まない。いなばのちゅ~るだけは舐めてくれた。この日私はまだ彼女は大丈夫だと思っていたのだろう。午後までこのブログに文を書いていた。夜になってまだ何も食べないことから緊急医療の総合病院に電話をした。


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15日 木曜日 病院で超音波検査 IBDと診断される
朝7時に緊急医療の総合病院につれていった。超音波検査の技師に午前10時頃に見てもらえるとのこと。その後医師がそのデータを元に診断する。医師に会ったのは午後2時過ぎ。検査の結果、猫の内臓…胃と腸の壁が腫れて普通よりも厚くなっているとのこと。膵臓も少し腫れているらしい。おそらく炎症性腸疾患 (IBD)/Feline inflammatory bowel disease (IBD) ではないかとのこと。

この病気は原因も特定されにくく遺伝的な素因、食物アレルギーや不耐性、腸内細菌叢の乱れ、免疫系の異常などが関与しているという。IBDを完治させる方法はなく、食事療法や薬などで病気と共に生きていくしかない。医師の指導で 同じく特別療法食ヒルズ 猫 腸内バイオーム/Gastrointestinal Biomeを与えてこれから様子を見ようということになった。またこの日も嘔吐の抑制・予防の薬セレニア/Cereniaの注射をされた。それから水を飲まなくなっていたので水分の注射も受けた。

家での薬は
● 嘔吐の抑制の薬 セレニア/Cereniaの錠剤
● 食欲刺激剤 ミルタザピン/ミラタズ軟膏/Mirtazapine
を処方された。

家に帰ってからも猫はしばらく神経をとがらせていた。落ち着かずに長い間起きていた。それから猫は鼻と口周りを怪我していた。病院へのドライブで(毎回のことだが)猫はキャリアの中でパニックを起こし、キャリアの外に出ようとして枠に鼻を押し付け擦りむいて怪我をしていた。白いプラスチックのキャリアの内側に血が付いていた。後で鼻先や口の周りにかさぶたが出来た。

その日も猫は水を飲まない。フードも食べない。チキンのフリーズドライを水に浸して柔らかくしたものを一口、いなばのちゅ~るはよく舐めてくれたがフードはほとんど食べていない。注射で受けた水分のせいか大量におしっこをした。腎臓に問題はないらしい。

真夜中には少し気分がよくなったらしい。おやつのいなばのちゅ~るばかり欲しがる。水はまだ飲まない。午前1時頃に小さめの硬いうんちが出た。


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16日 金曜日 何も食べない 覚悟する 投薬開始
やっぱりこの日も何も食べない。もう4日間まともなフードを食べていない。気分は悪くなさそうだったが午後になってもフードを食べようとしない。とにかく何かを口に入れなければと、水に浸したチキンやいなばのちゅ~る(これで救われたと思う)、茹でたツナの切り身のおやつなど食べられるものをとにかく与える。しかし栄養としては全く足りていない。

● 食欲刺激剤 ミルタザピン
● 嘔吐の抑制の薬セレニア
を午後に与えた。セレニアは錠剤なので捉まえて口を開け喉の中に落とし込むのだが、猫はとても嫌がった。

薬を与えられたことでストレスを感じたのか、猫はまた内に閉じこもった。ツナもチキンもちゅ~るを溶かした水も飲まない。午後5時の時点で水も飲まずぐったりとしている様子を見て危ないと思った。また病院に電話をかけ始める。「猫が全く食べず飲まずの状態でどれくらい生きていけるのか…これから何が起こるのか…」

しかしどこにも電話がつながらなかった。この日は金曜日の午後で、普段のかかりつけの医師は先週から休暇中、火曜日に訪ねた緊急診療クリニックの医師も週末で土曜日まで休み。緊急医療の総合病院の医師は手が空いてから電話をくれるとのことだったがその日電話はこなかった。

猫は夜中に起き上がって少し気分がいいらしい。 食欲刺激剤が効いてきたのかお腹は空いているようだが、まだ水は飲まない。特別療法食バイオームは慣れない味のせいか嫌がって食べない。普段食べている缶フードを大さじ半分くらい食べた。しかしおやつをもっと欲しがる…いつものようにおやつの入った籠に頬を摺り寄せる。とにかくジャンクフードを食べさせろと言う。(彼女の身体に悪いことはわかっていたが)意を決してもう彼女が食べたいものを食べさせようと思った。もうあまり生きられないかもしれないのだ。ツナの切り身、いなばのちゅーる。水でふやかしたチキン、そしてフリスキーのパーティー・ミックスを欲しがるだけ20粒も食べさせた。せめてこれでカロリーが摂れればいい。そして猫は眠った。

もうだめなのだろうと思った。胃腸が悪くてフードが一切食べられない、水さえも飲めなければ、あまり時間はないだろう。本当にもうだめなのだと思った。こんなに簡単にさよならなのかと思った。「もっとこうしてあげれば良かった…」彼女の見ていないところで何度も泣いた。


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17日 土曜日 水を飲んだ
午前に2時頃、猫は水を少し飲んだ。 昨日の午後に耳に塗った食欲刺激剤の軟膏が効いているのだろう、おそるおそるフードを与えてみたら食べた。いつものロイアル・カナンの缶フードを小さじ1杯、バイオームの缶フードも小さじ1杯、そしてまたロイアル・カナンの缶フードを小さじ3杯。少し食べてくれた。

朝、猫は小さめ4センチほどの硬いうんちをした。

午前8時、猫がご飯を欲しがった。少しカリカリを与える。食べる。ロイアル・カナンの缶フードを大さじ1杯食べた。水を普通の量を飲んだ。そしてまた眠る。

午後1時過ぎ、ロイアル・カナン缶フードとカリカリをもう少し食べた。水を普通の量飲んだ。もしかしたら回復し始めているのかも。

午後3時 特別療法食バイオームの缶フードを小さじ2杯ほど食べた!
そしてまた嘔吐抑制剤セレニアと食欲刺激剤ミルタザピンを与える。

夜の7時にツナの切り身とバイオーム缶フードを混ぜたものを大さじ1杯食べた。そして水も沢山飲んだ。夜の10時にもまた大さじ1杯のバイオームとツナの切り身のミックスを食べた。


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18日 日曜日 特別療法食の缶フードを食べ始めた
午前の真夜中過ぎにもバイオームとツナのミックス小さじ1杯を食べた。お水も飲む。夜の間にバイオームとツナのミックス、そしてロイアルカナンのダイジェスティブ・ケアとバイオームのカリカリを少し加えたものを1/4カップ、朝までに全て食べつくしていた。

朝8時にバイオームの缶フードを大さじ1杯食べた。どうやらバイオームの味に慣れたようだ。午前10時までに猫はお腹が空いていて1時間毎にご飯を要求するようになった。バイオームを1時間毎に大さじ1杯与える。カリカリも常に置いていて、カリカリを食べそうになったら缶フードを与えるようにした。

そしてまた午後3時ごろに嘔吐抑制剤セレニアと食欲刺激剤ミルタザピンを与えた。

順調に食べて飲んで回復しつつあるようだ。食欲刺激剤のせいなのだろう、バイオーム缶フードを1、2時間毎に欲しがるのでその度に与える。沢山食べている。

緊急診療クリニックの医師から電話があり、回復していることを告げると、嘔吐抑制剤と食欲刺激剤を一旦やめて様子を見てみたらどうかとのこと。

この日の夜10時頃、大量の健康なうんちをした!!!


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19日 月曜日 回復しはじめたと思う 薬をやめた
午後の嘔吐抑制剤と食欲刺激剤を与えるのをやめた。その後も食欲が落ちることはなくよく食べている。午後に自宅訪問の医師と連絡をし、訪問初診の予約をした。

そして夜の10時頃に猫がまた大きく健康なうんちをした!!!消化器が回復しているのではないか。


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20日 火曜日 順調に回復中
順調に沢山のバイオーム缶フードを食べて過ごしている。ほぼ2時間毎に大さじ1杯半の缶フードを食べる。午後に普段のかかりつけの医師から電話。このまま様子を見るように。そしてもしまた悪化したら、また超音波検査/Ultrasoundで腸壁を確認して、場合によってはステロイド剤を与えることになると言われた。それはできれば避けたい。


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21日 水曜日 回復中
今日も朝からよく食べた。バイオーム缶フードの一度に与える量が増えている。大さじ2杯で3時間ほどは満足しているらしい。もう大丈夫じゃないかな。たぶん落ち着いた。そんなわけで私はこの文を書いている。


発病してから、猫の食べたもの全て、そしてトイレの内容と量、日々の猫の様子などなどを全て記録し続けた。確かに少しずつ猫の食べる量が増えている。このまま治まってくれればいい。