能登半島地震 ─ 寄付・支援情報

能登半島地震 ─ 寄付・支援情報

この度の能登半島地震で 被害に遭われた方々に心よりお見舞い申し上げます。 一日も早い復興をお祈りいたします。 ★NHK による様々な支援情報 能登半島地震 義援金・支援金の受け付け始まる 窓口まとめ 【随時更新】 https://www.nhk.or.jp/shutoken/ne...

2024年6月20日木曜日

DHT Musical★『トッツィー/Tootsie (musical)』






----------------------------------------------------------------------------
    Tootsie (musical)
    Music & Lyrics by David Yazbek
    Book by Robert Horn
    Basis:Tootsie
       by Larry Gelbart, Murray Schisgal, Don McGuire
-----------------------------------------------------------------------------


ホノルルのコミュニティー・シアター Diamond Head Theater(DHT)で先週の週末またまたミュージカル『Tootsie/トッツィー』を見てきた。忘れる前に記録しておこう。


このミュージカルは元々は映画作品…ダスティン・ホフマンとジェシカ・ラングの出演した1982年のコメディ映画『Tootsie/トッツィー』。売れない俳優が女装をすることで売れっ子になる話だった。


この映画がブロードウェイのミュージカルになったのは2018年。ミュージカル化されたのは映画の公開からずいぶん時間が経ってからですね。役者の設定は…元の映画ではダスティン・ホフマンが(売れない)ドラマの俳優だったのを、このミュージカルではブロードウェイのミュージカル役者に変更。主役の男性が女装をすることでミュージカル・スターになっていく話を描いている。


ブロードウェイでのミュージカルをそのまま持ってきて上演。監督はDHTのArtistic Director:John Rampageさん。曲も演出もほぼブロードウェイの作品と同じ。しかし演じるのはほとんどが素人さん。でも上手です。

面白かったです。全体にドタバタのコメディ仕立て。主役の役者さんは普段は不動産業のお仕事をなさっている方らしい。ルックスもいいし歌もうまい。ストーリーが進むにつれ役者さんがだんだんノッてきて、赤いスパンコールのドレスを纏って出てきた時はとてもゴージャスだった。華やか。

それにしてもこの作品は全体に歌が難しいと思った。メロディが複雑で歌うのは難しそうだ。言葉数も多く、英語のネイティブではない私は慣れるまで言葉を聞き取るのに苦労した。最初は役者さん達も歌うのに苦戦しているのではないかと思ったが、話が進むにつれて皆波に乗ってくるのがわかった。


トニー賞でのプロの歌(CBS)
やっぱりこの作品の歌は難しいと思う



主演のトッツィーの相手・ジュリー役の役者さんは、今ミューヨーク界隈でプロを目指しているのかな?彼女は声がいい。発音もはっきりしていてクリアで言葉がひとつひとつよく聞こえてくる。歌声も綺麗だし芝居も表情豊かで上手い。

このコミュニティー・シアターでは様々なバックグラウンドの人々が舞台に立っているのだけれど、時々アメリカの本土のセミプロの役者の方が出演することがある。そうするとそのようなプロを目指している方々のレベルがどれほど素人とは違うのかがわかってまた面白い。このジュリー役の女性はニューヨークではおそらくまだ下のレベルなのだろう。それでも地方のコミュニティー・シアターにやってくるとレベルが段違いに上なのがわかる。すごくいい声で芝居も上手い。生まれ持った声の質がいい。そして舞台に出てきて最初の一声から上手い。それが素人との違いなのだろう。


余談だけれど、そういえば随分前に一度だけこのシアターで、実際にブロードウェイでメインのキャストとして出演していた役者さんが主役をしたことがあった。演目はミュージカル『Something Rotten!』。彼は同作品のブロードウェイでの公演で主演の取り巻きメンバーの一人だったというからかなり上のレベルの人。まぁ~その人のかっこよかったこと!もうカリスマと輝きががとてつもない。ダンスも歌もレベルが高くてドキドキするほどかっこいい…あ~これがブロードウェイのレベルなのねと納得した。彼はハワイ出身で里帰りしていた時に出演してくださったのだそう。そういうサプライズもコミュニティー・シアターは面白かったりする。上手い役者さんの有難みがよくわかる。


今回の役者さん達は今までほぼ見たことのない新しい顔ばかり。ホノルル界隈には舞台に立ちたい人々が沢山いるのだろうと思う。主役のマイケル/トッツィーは男前で華やか、ジュリーは特に上手い、サンディはコミカル、ルームメイトのジェフも上手い、そしてトッツィーに片思いするマックスが最高におかしい。コメディの間がすごく上手い。ゲラゲラ笑った。

選ばれた役者さん達が日々練習を重ね、晴れの舞台でスターになって誇らしく演じている。観客も彼らに温かい声援を送り続ける。役者さん達が皆舞台の上に立っていることを心から楽しんでいるのが伝わってくる。小さなシアターにはいつもいい空気が流れている。

皆踊って歌ってすごく陽気で楽しいミュージカルだった。


2024年6月19日水曜日

お猫様H:仏頂面



まだまだ新カメラを使いこなせていない。ボケたりブレたりしている。
洗濯前にシーツを剥がして床に置けば猫さんが来て座る。カメラを向ければ猫さんは仏頂面。お顔に白髭が増えてますね。海亀も白髪満載。あなたも私も寄る年波。5月8日撮影。



2024年6月18日火曜日

米ドラマHBO『The Regime』(2024):全6話:描きたかったのは政治風刺か中年女性のロマンスか?






-----------------------------------------------------------------------------
『The Regime』(2024) TV Mini Series
/米英/HBO/カラー/54 minutes
Creator: Will Tracy
No. of episodes: 6話
Release: March 3, 2024 – April 7, 2024
---------------------------------------------------------------------------



少し前に米のチャンネルHBOで、1日1作品で近頃のドラマの再放送をやっていたのでいくつか録画した。このドラマは6話だけだったので最初に見始め、先週見終わった。

放送はHBO。オリジナルの放送は2024年3月3日から4月7日まで。



妙なドラマ。面白いかと言われたらあまり面白くない。しかし役者は上手い。いい役者も出ている。しかし話が…どうかな…これ、面白い?


東欧のどこか(架空の国)の女性独裁者と彼女に振り回される人々の話。女性独裁者は首相エレナ/Elena Vernham(ケイト・ウィンスレット/Kate Winslet)。上手い。さすが実力派の女優。タイタニックのローズもずいぶんどっしりとしたおばちゃんになったものだと感慨深い。いい女優さん。このドラマも彼女だから見ようと思った。そしてたぶん…見てよかったと思う。

中年の女性独裁者が絵に描いたように我儘で横暴。その国の国民は日々の生活にも苦労しているのにこの女性は贅を尽くした宮殿で豪奢な生活をしている。その我儘ぶり、傲慢さ、とんでもない自分勝手さに呆れかえる。おそらくドラマの意図は、この女性独裁者の自己中、我儘ぶりを見て面白がる…そのようなドラマだろうか。

どういうわけかドラマ全体の言葉遣いが汚い。皆ガラが悪い。初回からFワード満載で驚く。ケイト・ウィンスレットも回りの政治家達も皆言葉が粗い。独裁政権を牛耳る人々とは乱暴で荒いタイプ…のステレオタイプで描いたのだろうかと思うほど。


西洋(西側の国)には、どうやら(彼らにとって)理解不可能な存在…共産国家や独裁国家を茶化してドラマ化して笑おうというジャンルがあるらしい。2017年の英国の映画『The Death of Stalin』も同じような話。しかしあの映画は史実を元にしたもの…1950年代のダークで暴力的な共産国ソ連の政府を揶揄した話だったが…私はこのブログであの映画のことを「趣味が悪い」などと批判していた。基本的に思想の違う他所の国の暗い歴史を馬鹿にして笑いものにするエンタメに私はあまり同意できない…とかなんとかそういう風なリアクションだったと思う。


さてこのドラマはどうか?まずこの独裁国家は架空の国。だからダークだとはいえそれほどの不快感はない。ただよく解らない世界を観察するドラマ?。

史実での東欧の独裁国家といえば、昔のルーマニアのチャウシェスク大統領、ユーゴスラビアのミロシェヴィッチ大統領を思いつくが(名前を聞くだけで詳しくは知らない)、今調べたら昔の東欧にはもっと独裁者がいたらしい。今の東欧の独裁政権はロシアとベラルーシぐらいか。しかし独裁政権の国なら中東にアフリカ、東アジアの国々も含めて今も世界中に沢山あるわけで…架空の独裁国家をファンタジー仕立てでドラマにするのなら題材はいくらでもあるのだろう。


自己中で我儘で横暴で、思うままに豪奢な暮らしをする独裁者のステレオタイプ。主人公が女性であればもっとフィクションらしくもなる(独裁者は男性が多い)。そして話の要はこの中年女性の色恋。女性の独裁者が男臭いセクシーな側近ハーバート/Herbert Zubak(マティアス・スーナールツ/Matthias Schoenaerts)を雇い…そのハンサムな側近がいつしか彼女を虜にし、彼女をコントロールするようになる…。

ともかく独裁者が中年の女性で、雇われた側近が肉体派の男前であれば…何が起こるかは想像がつく。なるほどなるほど「この俳優さんはいいオトコやね」などと見続けるけれど…しかし話としてはあまり面白くない。

西洋ではこの手の作品をpolitical satire/政治風刺の作品と読んだりするのだけれど、…しかしこのドラマはあまり笑える場面がない。前述の『The Death of Stalin』では、あきれながらも…なるほどこれが面白いのか…とは思ったが、このドラマはケイト・ウィンスレットの頑張りにも関わらず、なんだか呆れるばかりのシーンが多かった。全体に画面が暗いし。「これいつ面白くなるのかな」などと思いながらも、俳優さん達は上手いのでだらだらと見続けた。



★ネタバレ注意




それで…色々とありまして(当然の事ながら)この傲慢なおばさんが皆に迷惑をかけながら独裁政権を続けられるはずもなく、ようやく話が動き始めて面白くなり始める…さてこれからどうなるのか。捕まるのか裁判か暗殺か…と思ったら、簡単に救いの手が差し伸べられた。

手を差し伸べたのは西洋の大国。ありがちですね。この東欧の国には資源がある。コバルトが出る。そこでとある西洋の大国が彼女を救うからいい関係で商売をしようや…という話になる。なんだなんだなんだなんだ…。これが製作側の思ううまいひねりのアイデアなのだろう。


結局何事もなかったように…。というわけで第6話までひっぱって面白くなりそうだと思ったら、あまりワクワクすることもなくさらっと終わってしまった。あまりにも短い時間でオチが来る。え? 今の何? …実は最初に見たときは意味が分からなかったぞ恥。 え?…と思って見直して意味がわかった。なんだずいぶん簡単に終わっちゃった。この時間配分はこれでいいのか?

バランスが悪い印象。急に話が展開してあっという間に終わったけれど、これは意図的なものだろうか。ハンサムなハーバートもあまりにも急な展開だし、それにオスカー君はあの後どうなった?やっぱりバランスが変。



俳優さんは全員素晴らしい。だから最後まで見続けた。ケイト・ウィンスレットが上手いのは当然。周りを固める役者さん達…熟年の俳優さん達が皆上手い。あ、そうだ皺の増えたヒュー・グラントが出てくる(彼のキャラもよくわからないキャラ)。

そして何よりもベルギーの俳優さんマティアス・スーナールツさんが強烈な印象。このお方はIMDB/International Movie Databaseのページの写真では若い優男風の写真なのに、このドラマではま~~~ゴツイゴツイ。いかにも西洋の女性が好きそうなゴリゴリ骨太の男臭いルックス。髪が短いせいかとんでもなくゴツイ肉体派に見える不思議。西洋の女性にはモテるでしょう。ベルギー人だそうだけれど、この手のお顔はドイツやオランダ…ヨーロッパ大陸の北の方に多いお顔。頭蓋骨が丸くてジャガイモみたいに見える。いいオトコだと思う。タイプじゃないけど。このドラマでの彼は大声を出して暴力的な場面が多いが、第6話の演技を見て繊細な表情もできる上手い役者さんだと思った。このベルギー人の俳優さん、日本では知られているのかな。

とにかくこの俳優さんが強烈で、ドラマもケイトさんと彼を描く場面が多く、そのせいもあってかこのドラマ、政治的風刺ドラマと言いながらハーレクイン・ロマンス小説風の場面もかなり多い。実際この作品は、女性独裁者の横暴と彼女の失墜を描きたかったのか、それとも中年女性と男前の恋人のロマンスを描きたかったのか…どちらを描きたかったのかよくわからない。政治風刺かと思えば恋愛場面になってよろよろしている。どっちつかずの印象。やっぱりバランスが悪いのかも。

たった6話しかないし、俳優さん達が上手いのでそこそこ楽しめたとは思うが、あまりいい作品だとも思えず。風刺だと思って見ていてもあまり笑えず戸惑った。画面も暗い。なんだか上手い俳優さん達がもったいないと思った。 ベルギーの俳優さんはもう少し他の作品を見てみたい。


…あ、ちょっと待って…。このベルギー人の俳優マティアス・スーナールツさん、以前ここに感想を書いた映画ヴェルサイユの宮廷庭師/A Little Chaosにもケイト・ウィンスレットと出ていたぞ。あの人か。え~!全然印象が違う。あの映画の彼はずいぶん大根だと思ったけれどな~。このドラマのマティアスさんは上手いと思ったぞ。またケイトさんと?相性がいいのかな。


2024年6月12日水曜日

Revival & Imaani - BEST OF MY LOVE (2024)



ロンドン風の味付けで



Revival & Imaani - BEST OF MY LOVE (2024)
Best of My Love - Single 
Released:  October 6, 2023
℗ 2023 Revival Records

The Emotions - Best of My Love (1977)
Album:  Rejoice
Released:  January 1, 1977
℗ 1977 Columbia Records, 
a division of Sony Music Entertainment


半年くらい前かな、英国のcommercial pop club chartとupfront club chartに入っていた曲。

元曲は有名曲。オリジナルは米国のR&B女性シンガー・グループ The Emotions の1977年の大ヒット曲「BEST OF MY LOVE」。元曲はまったりといい感じのR&Bですが、この英国のゴスペル・アレンジ・チーム Revival  によるカバーは、今どきのアシッドジャズ+ハウスのアレンジ+バンド仕立て。いかにもロンドンの音楽だと私は思う。ゴスペルはアメリカ発祥。しかしゴスペルをこのようにハウス系のダンスにアレンジするのは英国風でしょうか。これが私には一番気持ちいい。最高です。最高最高。

このRevival は他にも様々な名曲をゴスペル+アシッド・ジャズ+ハウス仕立てで演奏している様子がYoutubeにあがってます。素晴らしい。


★Revival
英国のゴスペル・コーラス・プロジェクト。グループを牽引するChristopher Peyton (Vocalist/Songwriter), James F. Reynolds (Producer), Paul Gardner (Producer/DJ) and Mousse T. (Producer/DJ)は、1990年代から英国のハウス・シーンで活躍したアーティスト達。彼らが様々なR&B等のクラッシック・ソングを house, disco, and soul等の現代風な味付けで新しいダンス曲としてカバーしリリース。過去の名曲を掘り起こし様々な年齢の音楽ファンに向けて発信している。
 

★Imaani
英国の女性シンガー。1972年生まれ。1998年にEurovision Song Contest 1998で英国を代表し2位となる。曲「Where Are You」は英国とオランダ、ベルギーでチャートイン。英アシッドジャズのバンドIncognitoで何度もボーカルをつとめた。


Best of My Love
Revival, Imaani
Song by The Emotions
---------------------------------------------------------------------

Oh, yeah,
あなたに私の最高の愛を

Oh oh, 私の最高の愛をあげる


私を幸せにするのに 多くはいらないわ
そして喜びで私を笑顔にするのに
私は決して躊躇させられたりしない
だって私達の愛にミステリーはないから

甘い愛と愛情を表現しながら
あなたはオープンに示してくれる, yeah
私にあなたのことを感じさせてくれるあなたのやり方が好き, baby
世界中に知ってもらいたい


Oh, 私の最高の愛をあげる

あなたに私の最高の愛を  


変化で様々なことが起こっても
それぞれの日々に起こることも
私の人生にはもっといい意味がある
愛が私に美しいキスをくれる

あなたへの感情は、説明できない
世界中に知ってもらいたい


Oh,
(Oh, oh)
全てをつぎ込んで, yeah,
(Oh, oh, ah,)


あなたに…

あなたに私の最高の愛を 

Ah, あなたに私の最高の愛をあげる

あなたに私の最高の愛を  


(Emotions original ver.)
        甘い愛と愛情を表現しながら
        あなたはオープンに示してくれる, yeah
        あなたへの感情は、説明できない
        世界中に知ってもらいたい

        Oh, でも私の心の中に必要なのはあなただけ
        私のためのあなた あなたのための私 (my love, my love)
        Oh yeah, 毎日大きくなってる, baby (my love, my love)

        Oh oh oh oh oh oh, 私の最高の愛をあげる
        Oh, 私の最高の愛をあげる

---------------------------------------------------------------------
Songwriters: Glenn Lewis Frey / Donald Hugh Henley / J.d. Souther


2024年6月10日月曜日

ATARASHII GAKKO! - Fly High (2024)



彼女達もツアー中!



ATARASHII GAKKO! - Fly High (2024)
Album: AG! Calling
Released: June 7, 2024
℗ 2024 88rising Records LLC



いい曲です。かっこいい曲。

彼女達も今ヨーロッパをツアー中だそうです。ちょっと映像を見ましたが彼女達のライブは面白い。エネルギーがとてつもない。SUZUKAさんのカリスマとロック・スターぶりがすごい上に、MIZYUさん、RINさん、KANONさんも全員が歌って踊る実力派のグループ。全員がソロを歌えるのは強力。

ライブは荒々しくまるで昔のライブハウスでのパンク・バンドやインディーバンドのライブみたいな雰囲気。かっこよすぎ。女の子のライブだと思えないほどのエネルギー。彼女達のライブは何が起こるかわからない…予測不可能ですごく面白いだろうと思う。全員踊れてリズム感がとてつもない。映像を見ていてその迫力に圧倒された。ライブ楽しいだろうな。

この歌も好き。RINさんのキレのいいボーカルがかっこいい。本当に全員かっこいい。MVもユーモアに溢れていていい。元気のいい女の子のグループを見ると嬉しいね。彼女達もすごいスケージュールでライブをやってます。ワールド・ツアー頑張ってください!!


World Tour Part I
June 1 – Barcelona, Primavera Sound Festival
June 3 – Brussels, La Madeleine
June 5 – Paris, Bataclan
June 7 – Cologne, Live Music Hall
June 8 – Berlin, Metropol
June 10 – London, Indigo at The O2
June 12 – Amsterdam, Melkweg Max
June 19 – Seoul, Yes24 Live Hall
June 21 – Kuala Lumpur, Zepp
June 23 – Bangkok, Samyan Hall
June 25 – Hong Kong, MacPherson Stadium
June 27 – Taipei, Zepp New Taipei
June 29 – Singapore, The Theatre at Mediacorp

World Tour Part II
September 26 – Vancouver, BC, PNE Forum
September 27 – Seattle, WA, Showbox SoDo
September 29 – San Francisco, CA, The Warfield
October 1 – Mexico City, MX, Pepsi Center
October 3 – Chicago, IL, Byline Bank Aragon Ballroom
October 6 – Toronto, HISTORY
October 8 – New York, NY, Terminal 5
October 9 – Boston, MA, Roadrunner
October 11 – Washington, D.C., The Anthem
October 13 – Atlanta, GA, The Eastern
October 15 – Austin, TX, ACL Live
October 17 – Dallas, TX, The Factory in Deep Ellum

謎の発疹⑥…その後の経過=順調な漢方と遅れ過ぎる西洋医療



5月14日火曜日に発症した腕と脚の謎の皮膚炎。発症から4週間が過ぎた。もう快方に向かっている。腕は早く回復して、今はほんの少し皮が剥けている以外はほぼ普通に見える。もう半袖を来ても大丈夫。脚はまだまだ回復中。赤く腫れていた膝下全体はまるで酷い日焼けのあとのように今もボロボロと皮が剥けている。完全に痕が無くなるまでまだ時間がかかりそうだ。しばらく短パンやスカートは我慢。

ハワイはここのところ晴天が続いている。気分が晴れてきたのは天気がいいことも大きいのだろう。湿疹を発症した5月の半ばは毎日のように雨が続いていた。そして壊れ続ける古い家の床や天井に水回り…。それでストレスが積み重なったのが原因だとは思うが、それにしてもずいぶん弱くなったものだと思う。自分では平気だと思っていたのに問題は皮膚に出た。


前回ストレスで湿疹が手足に出たのは17年前に父を亡くした時。日本の実家に帰って家族と共に1カ月父を看病し看取った。その時に掌いっぱいに痒みのない湿疹が粟のように出た。そして足の甲にも湿疹。そして足の中指と薬指の付け根がキリキリと傷んだ。背中も痛かったかもしれぬ。当時のテレビで奈美悦子さんが掌蹠膿疱症のことをお話しになっているのを見て「もしかしたら私のこれもそうか」等と思ったが病院にいく時間はなかった。父が亡くなった後、症状は次第に消えたと思う。若い頃からストレスが多いと何らかの皮膚疾患を度々発症していたので、どうやらそういう体質らしいことは理解している。それにしても今回は酷かった。しかし前回の掌蹠膿疱症のような症状とは違っていたので何が悪いのかは今もわからない。


今回、皮膚疾患を発症してから総合病院にコンタクトしようとしたが予約が詰まっていてすぐに診てもらえない。それで症状が酷くなっていた(発症してから)10日後の5月25日土曜日に漢方医を訪ねた。問診の後に丸薬を処方してもらった。その時点で既にピークは越えていたのか、それとも漢方薬が効いたのか、その後症状は次第に治まっていった。

その後6月4日火曜日に再度漢方医を訪ねた。経過を医師に見せて少しの問診の後、また同じ漢方薬を処方された。今回は丸薬の数を少しづつ減らして摂るように指示される。「また来るように」とは言われなかったのでこれで治りつつあるのだろう。ほっとする。
  
前回と同じお薬?

そして今日の6月10日の様子は上記の通り。まだ脚は外に出せないがもう回復に向かいつつあるのはわかる。漢方医を訪ねてよかったと思う。またいつか発疹することもあるかもしれないが、これからは漢方医を訪ねればいいと思うだけで少しは気持ちが楽になった。その安心感がストレスを少なくしてくれるかもしれぬ。  


それから漢方薬を飲みながら今回他にも気をつけたことがある。アレルギーや自己免疫不全などとの関係なども考えて、発症してからは暫く食べる物も気をつけることにした。野菜をよく食べる。そしてご飯は玄米に変えた。パンは出来るだけ全粒小麦のもの。そして出来るだけ砂糖を摂らないようにした(お菓子やソーダ類)。アルコールを絶ち、カフェイン(コーヒーとお茶)を避け、水、白湯を飲む。肉類はチキンと魚を増やし脂の多いものは避け、ハムやソーセージなどの加工食品を摂らないようにした。そういえばグルテン耐性があるのかどうかは知らないがその辺りも考えてグルテン・フリーのものも試してみた。健康のために今回は食物のことも考えさせられた。

玄米は歯ごたえがあって美味しいし、健康にもいいのなら暫くこれでいくのもいいねと旦那Aと話した。クッキーやケーキ、ソーダ類(大好きなジンジャーエール)はもう少し我慢。アルコールもまだ。砂糖関連はこれからも控えたほうがいいのだろうと思う。身体にいい食べ物のことを意識することになったのはよかった。


それからネット上でアトピー関連の情報を検索していて皮膚疾患にいいという肌のケア製品も注文した。Hylunia Skincare社Hymed Skincare社の製品…クレンザーとスプレー式の化粧水、保湿クリームを注文。それぞれ同じようなケア製品を3点ずつ買ったのだけれど、同じHylunia の箱に入って届いたのでどうやらこの2社は同じ会社なのかも。もう肌は内面から回復に向かっているようなのでこれが直接効いているのかはわからないが、使用中のHyluniaはどの製品もいい感じ。特に保湿クリームはしっとりしていてとてもいい。
 
BODY WASHは刺激が少なく、化粧水は炎症を抑え、
クリームは保湿がいいのだそう

Hylunia(使用中 いい)
・HYDRATE BODY WASH
・LAVENDER FLORAL WATER MIST
・HEALING & RESTORING CREAM
Hymed(まだ使っていない)
・Gentle Skin Cleanser For Deep Cleansings
・Colloidal Silver Mist For Rosacea Skin Treatment
・Hyaluronic Reconstructive Crème For Eczema & Psoriasis



さてその後の総合病院との関係はどうなったのか?これも記録しておこう。

総合病院の担当医と電話で話をしたのは5月21日火曜日。その会話で「皮膚科に紹介(Referral)しましょう。たぶん3日後ぐらいにはこちらから連絡ができると思うよ」と言われた。

その後担当医から電話があったのが5月31日金曜日。その電話で担当医から「来週に皮膚科から直接電話がありますよ」と伝えられる。この担当医はとても親身になってくださるいい先生。しかし皮膚科の専門医からその担当医に連絡があったのが彼との電話での会話から10日後ということになる。普段から親しく話をしているその中国系の担当医に「実は漢方医に行って薬をもらってもう治りつつあるので皮膚科の予約はキャンセルします」と伝えたら「ああそれはいいですね」と言われる。この担当医は漢方薬を悪いことだとは思っていないらしい。担当医も総合病院の複雑なシステムのせいで患者を専門医に早く通せないことを考えていらっしゃるのではないかと察した。

翌週の6月3日月曜日、皮膚科の看護師から「診察の予約できる空き時間」を告げる電話があった「他の患者の予約がキャンセルされたから今日の午後診察ができる」とのこと。しかし既に私の症状は回復しつつあったので診察をキャンセルした。


全体の経過をまとめると…

5月14日・火 皮膚炎を発症。
● 5月18日・土 総合病院のUrgent Careの医師による深夜のビデオ診察でステロイド剤を処方される
● 5月21日・火 総合病院担当医と電話で問診・皮膚科へ紹介してもらえることになる
● 5月23日・木 ステロイド剤プレドニゾンによる副作用
● 5月25日・土 漢方医を訪ねる
● 5月31日・金 担当医から皮膚科から連絡があったことを告げる電話
● 6月  3日・月 皮膚科から当日の予約が可能との電話…キャンセルする
● 6月  4日・火 漢方医を再度訪ねる


5月14日火曜日 に発症してから総合病院のUrgent Careに連絡をしたのが4日後。その後担当医経由で皮膚科の専門医に診てもらえることになったのは発症からほぼ3週間後の6月3日月曜日。3週間後の診察とはずいぶんのんびりしているものだと思う。結局、総合病院は全く役に立たなかったね…というのが正直な感想。

それにしてもこの総合病院のシステム、このような手間のかかるやり方で…もっと深刻な病気の場合には手遅れになる前にきちんと診てもらえるのだろうかと少し心配にもなった。

そろそろ保険会社を変えたほうがいいのかもしれぬ。  

今回の病院との経験で少し考えた。日本人の平均寿命が長いのはもしかしたら病院のシステムがきちんと整えられているおかげではないかと。アメリカでは(無謀にも)危険な薬に頼りずぎる医療と、そして遅れがちの医療体制で、救えない患者も多いのではないか(英国でも20年前からNHSでの治療の遅れは問題になっていた…しかし英国にはプライベート医療というものもある)。今回の経験で、もしかしたらアメリカでは長生きできないのかもしれないよね…と考えずにはいられなかった。アメリカの医療、やれやれである(あくまでも個人的意見です)

そういえば処方されたステロイド剤を1錠飲んだ後、左目の外側に光が走り視界が曇るようになっていたのだが、今はそれもずいぶん治まった。目はまたあらためて病院に行かなければならないと思う。

あれもこれも…結局は「老い」なのだろうなとも思う。


2024年6月8日土曜日

BABYMETAL:RATATATAを見直した★ROCK AM RING 2024+和訳



流れてきたので映像見ました。すごいぞ。

先日BABYMETALさんとElectric Callboyの「RATATATA」を聴いてElectric Callboyが ダセ~と文句を言っていたのですけど、なんとなんとこの曲、ライブで爆発する! 6月7日と8日のRock im Park と Rock Am Ring のフェスですごく盛り上がってた。

BABYMETALさんがコラボ相手のElectric Callboyと同じステージに立って一緒にパフォーマンス。すごくいいライブ。BABYMETALさんのセットも見たけれど大勢の観客を前にすごく盛り上がってた。

今後のショーは、漏れてくる映像での欧州フェスの盛り上がりを見てどの会場に行っても盛り上がるのだろう。今回のフェス回りの最初がドイツのフェスで Electric Callboy と共演できたのもよかった。BABYMETALさんも楽しそうだしすごくいいライブ。バンドもいい音を出してる。いいギターの音が聴こえてきた。

曲も売れているそうです。もしかしてBABYMETALの第二黄金期になるのかも。ロサンゼルスのアナハイムのショーも追加公演2日が発売されて既に完売だそうだ。すごいね。

追記:ニューヨークも追加決定!
Nov. 19 - New York, NY - Terminal 5  

公式YouTubeにはElectric Callboyとの日本でのライブの映像もあがってました。疾走型のビートがすごく気持ちいい。


BABYMETAL x @ElectricCallboy - RATATATA
(OFFICIAL Live Music Video at FOX_FEST)
RATATATA – Single
BABYMETAL, ElectricCallboy
Released: May 23, 2024
℗ 2024 Century Media Records Ltd. under exclusive license
from BABYMETAL and Electric Callboy



RATATATA
BABYMETAL & Electric Callboy
---------------------------------------------------------------------

[Verse 1: Nico Sallach]
毎夜 頭上の空が赤く染まる頃
血管にビートを感じる 俺は愛を探している
腰つきは嘘をつかないぜ お前を催眠術にかけよう
もう一回試させてよ お前があのvibeを感じるように

[Pre-Chorus: Kevin Ratajczak]
Ra-ta-ta-ta-ta-taな時 俺の身体は武器になる
(Ra-ta-ta-ta-ta-ta) ダンスフロアに飛び出そう
(Ra-ta-ta-ta-ta-ta) 実行するんだ
(Ra-ta-ta-ta-ta-ta) ほらもっとくれよ


[Chorus: SU-METAL, MOAMETAL & MOMOMETAL]
限界まで突き進むわ
皆 夜のサウンドを感じてる
やめたくないの 限界まで突き進むわ
一緒に 朝の光に到達するわ

ブ·チ·ア·ガ·レ 
Bun-bun-bun, 動いて
Bun-bun-bun-bun-bun (Ooh, ooh)
Bun-bun-bun, 揺さぶって
Bun-bun-bun-bun-bun (Ooh, ooh)
Bun-bun-bun, 飛び上がれ
Bun-bun-bun-bun-bun (Ooh, ooh)
Bun-bun-bun, 足を踏み鳴らし
Bun-bun-bun-bun-bun


[Verse 2: SU-METAL, MOAMETAL & MOMOMETAL]
(アゲ) キラっとしちゃう
(アゲ) フワっとしちゃう
(アゲ) ドキっとしちゃう
(アゲ) 小悪魔しちゃうけど
大丈夫?
瞳に映した
笑顔の魔法で
罠に誘い込む


[Pre-Chorus: Kevin Ratajczak]
Ra-ta-ta-ta-ta-taな時 俺の身体は武器になる
(Ra-ta-ta-ta-ta-ta) フロアに飛び出せ
(Ra-ta-ta-ta-ta-ta) やってやるぜ
(Ra-ta-ta-ta-ta-ta) ほらもっとくれよ

[Chorus: Nico Sallach, MOAMETAL & MOMOMETAL]
限界まで突き進む
皆 夜のサウンドを感じてる
やめたくない 限界まで突き進む
一緒に 朝の光に届くまで

ブ·チ·ア·ガ·レ 
Bun-bun-bun, 動いて
Bun-bun-bun-bun-bun (Ooh, ooh)
Bun-bun-bun, 揺さぶって
Bun-bun-bun-bun-bun (Ooh, ooh)
Bun-bun-bun, 飛び上がって
Bun-bun-bun-bun-bun (Ooh, ooh)
Bun-bun-bun, 足を踏み鳴らし
Bun-bun-bun-bun-bun


[Bridge: Nico Sallach, SU-METAL & Nico Sallach, BABYMETAL]
今この瞬間にここにいる このビートのために
LOVEのため そして友達のために
ずっと一緒にいるから, woah-oh
今この瞬間にここにいる このビートのために
愛のため そして友達のために
ずっと一緒にいるから, woah-oh

Ra-ta-ta-ta


[Breakdown: Kevin Ratajczak & All]
頭がおかしくなりそうだぜ 俺はDropを待ってるんだよ
いいか? (Are you ready?)
Let's go
言ってよ, baby, 俺にそれを… (Ooh, ooh)
ほら聞いてよ (Ooh, ooh)
俺の欲しいものはわかってるんだろ (Ooh, ooh)
ほら皆 盛り上がるぞ


[Chorus: SU-METAL & Nico Sallach, MOA-METAL & MOMO-METAL]
限界まで突き進む
皆 夜のサウンドを感じてる
やめたくない 限界まで突き進む
一緒に 朝の光に到達するまで
(Everybody Jump!!)

ブ·チ·ア·ガ·レ 
Bun-bun-bun, moving
Bun-bun-bun-bun-bun (Ooh, ooh)
Bun-bun-bun, shaking
Bun-bun-bun-bun-bun (Ooh, ooh)
Bun-bun-bun, jumping
Bun-bun-bun-bun-bun (Ooh, ooh)
Bun-bun-bun, stomping
Bun-bun-bun-bun-bun


[Post-Chorus: Kevin Ratajczak & Nico Sallach]
Everybody (Ooh, ooh)
制御不可能
Everybody (Ooh, ooh)
コントロール不可能!

[Outro: Kevin Ratajczak]
ほら皆騒げ 盛り上がるぞ

---------------------------------------------------------------------
Writers: Kevin Ratajczak, Nico Sallach, Pascal Schillo, Daniel Haniß, Miki Watanabe