能登半島地震 ─ 寄付・支援情報

能登半島地震 ─ 寄付・支援情報

この度の能登半島地震で 被害に遭われた方々に心よりお見舞い申し上げます。 一日も早い復興をお祈りいたします。 ★NHK による様々な支援情報 能登半島地震 義援金・支援金の受け付け始まる 窓口まとめ 【随時更新】 https://www.nhk.or.jp/shutoken/ne...

2023年2月10日金曜日

星野源 - 喜劇 (2022)



幸せの歌


Gen Hoshino - Comedy (2022)
Comedy – Single
Gen Hoshino
Released: April 8, 2022
℗ Victor Entertainment



紅白メモ第3弾
この曲も歌詞がすごくいい歌だということを紅白で知った。耳に聴こえてくる音楽がいいこと、バンドが上手いことはもちろん、字幕を見ていて歌詞の良さにも心動いた。後でネットで調べたらすごくいい歌。


不器用に生きてきた二人が、ある日ひょんなことから出会って愛を育む。出会えてよかった。喜びが溢れる。幸せの歌。


映画のために書かれた歌だそうです。だから内容は映画に沿ったものなのかも。しかし聴き手が歌詞を勝手な解釈で受け止めてもいい。私はこの歌に夫婦の日常の中のほのぼのとした幸せを感じた。温かい。


「生まれ落ちた日からよそ者」
だと言う主人公が「あなた」に出会い
「ただ秘密を抱え 普通の振りをしたあなたと 
  探し諦めた 私の居場所は 作るものだった」
幸せな居場所を二人で作っていく
「血に勝るもの 心たちの契約を」
これはケッコンかな 元々は他人同士の二人の 心たちの契約
そして二人は手を繋ぎ家に帰る
「今日は何食べようか「こんなことがあった」って君と話し…」
日々 二人は仲良し
「いつの日も 君となら喜劇よ」「ふざけた生活はつづくさ」
いつも笑顔 楽しい日々 二人は幸せ。
今目の前にある幸せを認識する。だから
「私の光はただ此処にあった」

やっと気の合う相手が見つかって
「あの日ほどけた 淡い呪いに 心からのさよならを」
二人が一緒なら もう独りじゃない
綺麗な花を見て「こんな綺麗なんだ」と相手に伝えたい
二人で喜びをシェアする幸せ。
「どんな日も 君といる奇跡を」
そして毎日の
「命繋ぐキッチン」
「ありがとうでは 足りないから 手を繋ぎ」
「いつまでも 君となら喜劇よ」
「分かち合えた日々に 笑い転げた先に ふざけた生活はつづくさ」



ほのぼの。二人が一緒にいられることの幸せ。毎日楽しいから日々の出来事はまるで喜劇のよう。笑いながら日々は過ぎる。日々の発見や楽しさを二人で分かち合えることの幸せ。この時間が長く続きますように。日常の幸せが沢山見えてくる。そんな歌。ほのぼの。

人生は喜劇のように予測不可能。いつ何が起こるかわからない。
タイトルの「喜劇」にはそういう意味もあるかも。

紅白の感想で書いたのはアレンジの巧みさ、バンドの音のセンスの良さ。本当に心地よい大人のポップス。名曲。


星野源 - SUN (2015)



2023年2月9日木曜日

SEKAI NO OWARI – Habit (2022)



名曲



SEKAI NO OWARI – Habit (2022)
Habit – Single
SEKAI NO OWARI
Released: April 28, 2022
A Virgin Music release; ℗ 2022 UNIVERSAL MUSIC LLC



紅白メモ第2弾。
たぶん曲そのものは半年ぐらい前に動画サイトで聴いたと思う。リズムの気持ちいいいい曲だと思った。しかし歌詞を意識したのは紅白。紅白の字幕を見ていたら歌詞が刺さった。

若者に向けて「自分を分類して決めつけるな、もっと自由であれ」というメッセージだろうか。…本当ですね。 自分で自分を分類して「俺はこうだ私はこういうものだ」と決めつけてその位置に留まれば、それがいつしか「Habits」になる…それで自分の可能性を狭めてしまうかもしれない。だから自分でそれを壊したほうがいいと言ってる。「habit捨てる度 見えてくる君の価値」…それは本当。

5分間の歌の中に沢山のメッセージが入っていて、その上で「説教するってぶっちゃけ快楽」とか「その後なんか俺興味ないわけ」とも言っている笑。大人が綺麗ごとではなくストレートに思うことをアドバイスをしている。

私はFukaseさんよりず~っと年上ですが、人生の終わりに近づき始めた人間もこの歌詞にはすごく納得する。私もそうだったと思う。私も若い頃は自分を分類しがちだった。〇〇占いだとか〇〇判断だとか〇数字が何番だとか…ありとあらゆる分析に自分をかけて自分は何者だろうと知ろうとしていた。自分の小さな経験だけで「自分はこういう人間に違いない」と自己分析して納得しそれで安心したりしていた。みんなもそうなのかな。しかし本当は…人間は「もっと 曖昧で 繊細で 不明瞭なナニカ」「君に君を分類する能力なんてない」…そのとおり。

すごい歌です。Fukaseさんからの今の若い方々へのメッセ―ジなのでしょう。でももしかしたらこれは人の一生のどんな時代にも当てはまるものかもしれません。

それからびっくりしたのはrhyming/韻の踏み方。「…動物、好物、どう?普通、こうふつふつと、」「どうしたい、こと自体、信じたい(けど)、非常事態、」…うまいうまい。字幕を見ていてにやにやした。すごい笑。 

ところでうちの旦那Aは日本語が解らないのですが、この曲の歌詞がメロディに乗っている  「音」がリズミックで気持ちがいいそうです。かたかたかたかた…とリズムが刻まれてる歌い方が気持ちいいらしい。


日本語やっぱりいいな。すごくいい歌。今動画を見ても日本語が直接心に突き刺さってくる。メロディーもアレンジもいい。いい気持ち。よく踊れる。

紅白ではFukaseさんが踊りながら歌っていらしてそれもすごいと思った。元気がいい。ステージでは様々な方々がダンスに参加していて楽しかった。

この曲は去年大ヒットして、第64回日本レコード大賞を受賞したそう。おめでとうございます。いい曲が大勢の人に聴かれてヒットして認められている。素晴らしい。




2023年2月8日水曜日

King & Prince – ichiban (2022)



かっこいいね



King & Prince – ichiban (2022)
Album: Made in
Released: June 29, 2022
レーベル: Johnnys' Universe


かっこいい曲。紅白で初めて知ってここに記録。今のジャニーズのボーイバンドってこういう曲を歌っているのですね。かっこいいじゃん。スキ。

というわけで調べてみたらこの曲は去年リリースされたアルバム『Made in』のリードトラックだそう。作詞/作曲はKREVAさん。

いい曲だと思ってキンプリは他にどんな曲をやっているのか動画サイトで見てみたら、シングルでリリースした曲はほぼ陽気なポップソングかバラードばかり。日本のアイドルらしい耳に優しいポップな曲調が多い。ということはキンプリがこの曲をNHKの紅白で演るっているのはかなり冒険だったのかも。そうなのか。私はこれが一番好きだわ。

紅白の選曲ってNHKさんがなさるんでしたっけ?いや~冒険をさせたなぁ。私個人的に大変嬉しい選択。他の陽気で穏やかな曲だったらたぶんここには曲を取り上げなかったと思う。たぶん。

意外性がいい。すごくいい。とにかく日本のボーイバンドがこういう攻撃的な曲を堂々とやっていることに驚いて頼もしく感じました。いいですね。かっこいいわ。ダンスも上手い。

最初のコーラスからラップのパート、その後のPre-コーラスかな?「かざせかざせ…」からの少し情緒的なメロディがすごくいい。いい気持ち。全編に低音がブンブン鳴ってますね。いい。思わず椅子に座っていても上半身をゆらゆら回さずにはいられない…いや立ち上がって思わず踊る。何度もリピートしてる。いいっすね~。


OMG…ぇえええっ…今、米国のアップルに行ってリリースの情報を調べようとしたのですけど、キンプリってアップルに曲がないの???ぇええ?どうして?なんで?今の時代に???信じがたし…。嵐はアップルに出てましたよ。キンプリはなんでないの?うそみたい。今調べたらジャニーズさんちは未だ色々と制限をかけてるみたい。ぅわああああ前時代的。もったいないなぁ。ボーイズはこんなにいい曲をやってるのに…。


2022 紅白歌合戦観戦記 2022/12/31



毎年恒例の紅白感想文。

さて今回は3年ぶりに観客の入った紅白歌合戦。やっぱりお客さんがいるといい。会場のエネルギーが違う。アーティストの皆さんも楽しそう。ステージのデザインも赤と白が戻ってきました。伝統です。よかったよかった。赤と白に時々金色も混じって派手で元気な歌合戦が帰ってきた。

色んな意味で伝統的な紅白歌合戦に戻ってきた印象でした。審査員の方々もステージの前の特等席にいらっしゃる。司会の方々のスペースにも無理がない。そして大きなステージ。ステージから見える客席もいい感じです。会場のペンライトの光も盛り上がる。豪華で明るい紅白歌合戦。


去年の秋、最初に出演者リストが発表になった時は「なぜK-POPが沢山いるのだろう?知らないグループやアイドルが多い?」と正直戸惑ったのですが、その後日本の大物アーティストも多数参加。そして実際のショーは様々な音楽が響き演出も華やかで結果はとても楽しいお祭りでした。

一番の目玉は司会の橋本環奈さん。今年の司会者の方々は全員揃って大変バランスがよかった。大泉さんのユーモア。櫻井さんのなめらかなMC。桑子さんの安心感。そして経験豊かなお兄さんお姉さん方の中で堂々とキビキビとショーを仕切って進行していた橋本環奈さん。本当に素晴らしかった。すごかった。冴えてる。頭がいい人なのだろう。メディアでも橋本さんが大絶賛されているのを見かけました。気持ちのいい司会。大きな拍手。

歌も豪華でよかったです。ダンスやポップスの若者向けの音楽に、演歌、バンド、歌のプロの技、若いエネルギーに、ベテランの遊びと、様々な要素が沢山混ざり合って豪華で楽しかった。やっぱり紅白は年のしめくくりのお祭り。いろいろな音楽が聴けるのが嬉しい。

今回も大晦日に旦那Aと感想を言いながら見て、その後しばらく熟成。そしてあらためて二回目「ヘッドフォンで曲を聴いて」その印象で感想を書いた。

またまた私が個人的に好きだったり面白かったリスト。見ながらメモした感想。ここに取り上げない方々もよかったです。本当です。いつもはアイドルに文句を言いがちなのですが今回は考えを改めた。アイドルの方々も大切。お若い彼らや彼女達…アイドルグループががいるからこそ楽しいシーンも沢山ある。やっぱり若いアイドルはいたほうがいい。だってお祭りですもの。


--------------------------------------------------------------------

天童よしみ「ソーラン祭り節」
元気いっぱい。派手派手で楽しい。バックバンドがファンキー。あっ仁田忠常がいる!
緑黄色社会「Mela!」
いい歌 ホーンがフュージョン風味 勢いのある上手いバンド。
〇郷ひろみ「GO!GO!50周年!!SPメドレー」
私はGOさんが好きです。エンタメのプロ。プロ中のプロのエネルギーが最高にかっこいいと思う。懐かしい歌。僕たち男の子にフニフニ最高。一緒に歌うわ。会場に入ったら全力疾走。すご~い。楽しい。
〇なにわ男子 「初心LOVE(うぶらぶ)」
いい曲。良質のポップス。踊れる。キャッチー。
LE SSERAFIM「FEARLESS」
私は普段からこういう曲が好きだから否定できない。しかしなぜ新しいグループが紅白に出られるのでしょう?それにしてもみんな綺麗な女の子達だ。
〇山内惠介「恋する街角~きつねダンスRemix~」
山内さんも好き。山内さんはいつもニコニコして楽しそうなの。サービス精神旺盛なエンタメのプロ。笑顔は宝物。山内さんは今年は日向坂46の女の子達大勢に囲まれてキツネ耳をつけて楽しそうに踊ってらしたのが最高によかった。ショーをとことん楽しんでいらっしゃるのが素敵。
〇鈴木雅之「違う、そうじゃない」
ファンキー。J-R&B。アレンジは R&Bなのにメロディはすごく和風。
〇BE:FIRST 「Shining One」
生で歌ってる?ダンスもうまい。すごいぞ。曲の展開もいろいろの凝ってる曲。意欲作。踊りながら歌もうまい。すごいね。(追記:すごくいいグループ。ライブでの歌がうまい。皆オーディションに勝ち残った方々なのですね。楽しみです。この曲の動画をこのブログの「Music」に取り上げてページに埋め込もうと思ったらできなかった。でもいい歌です)
SEKAI NO OWARI「Habit」
名曲。この曲はメロディーやリズムだけでも好きだったのだけれど、紅白で歌詞の字幕を見ていて歌詞もすごいことに驚いた。あんなに踊ってるのに歌っているのもすごい。みんなでダンスは紅白ならでは。
〇三浦大知「燦燦」
心に沁みる。お母さんに向けた歌かと思い調べたらお祖母さんへの手紙だそうです。
IVE「ELEVEN」
この曲は動画サイトに出たときにここに取り上げようかと思っていた。キャッチー。それにしてもルックスのいい女の子達だ。歌ってないの?
Perfume「紅白 Medley 2022」
Perfumeは特別な存在ですよ。もう12年間も見てきている。やっぱり彼女たちを見ると嬉しい。彼女たちもプロ。今回「チョコレート・ディスコ」のイントロが流れたら観客がわらわらと立ち上がった。愛されてる。いいね。
坂本冬美「お祭りマンボ~スカパラSP~」
冬美スカパラ贅沢ですね~。「お祭りスカ」すご~い。坂本冬美さんもいつも好き。綺麗なお姉さん。「お祭りマンボ」の曲も大好き。忙しい曲なのに冬美さん流石。これは踊れる。ステージも派手派手。スカパラの方々も楽しそう。やっぱ紅白はこうでなくちゃ。
★三谷幸喜さんがワイハにいる笑 鎌倉殿スキスキ。
ウタ「新時代」
このCGの見せ方が紅白にあっているのかわからない。けれど曲がいいなと思ったら作曲が中田ヤスタカさんだそうだ。歌はAdoさん。
〇三山ひろし「夢追い人」
いい歌声。しっかりとカメラ目線の三山さんのカリスマがすごい。演歌のお方は流石エンタメのプロ。けん玉おめでと~。
★ディズニースペシャルメドレー 「ディズニースペシャルメドレー」
Misiaさんのディズニーランドが夢のようで素晴らしかった。Misiaさんが妖精みたいでかわいい。
〇Vaundy「怪獣の花唄」
Vaundyさんのこのステージ慣れはなんだろう。堂々としている。気持ちのいい声。紅白を自分のライブステージにする22歳。すごいね。そんなもんかぁ紅白~いけるよなぁ いくぞ日本!いいぞ!笑
milet×Aimer×幾田りら×Vaundy「おもかげ」
このコラボは紅白用かと思ったら2021年のコラボ曲なのだそうだ。Vaundyさん作詞作曲プロデュース。
工藤静香「35周年SPメドレー」
工藤さんは何から何まで勝勝勝勝の人生だ。すごいマダム。それにお歌もうまい「あ~らしをっお~こしてぇゃ」で「おぅ」と声が出たわ。実は彼女を3回ほど街でお見かけしたことがある不思議。20年ほど前ロンドンのBrewer Streetで1度キムタクと一緒のところをすれ違った。14年ほど前には東京代官山の辺りでも2度ほどすれ違った。ベビーカーを押していらした…あれ?Kokiさんが今年20歳ということは…違う人かも。
〇King & Prince「ichiban」
この曲はびっくりした。ダンスしながら生で歌ってるの?口パクかどちらかわからなかった。だってダンスが激しいもの。すごいじゃん。曲も好き。かっこいいね。作詞作曲がKREVAさん。最後はふーふー言ってる。
〇Official髭男dism「Subtitle」
このバンドはどの曲もいい。信頼してる。何を聴いてもいい。巧みの技。クオリティーがすごい。この曲も展開が素晴らしい。かっこいいバンド。
★加山雄三「海 その愛」
加山さん最後のステージだそうです。今もお声がしっかり。すごいお方です。お疲れ様でした。紅白ならでは。雲のステージも綺麗。
Superfly「Beautiful」
Superflyさんの声は宝物。最初の一声から「あ~きもちいい」と思う。すごい声。天からのギフト。気持ちが上がる。
〇藤井風「死ぬのがいいわ」
メロディがいい。冒頭のピアノで驚く。しかし歌詞は戸惑う。シアトリカル演出。もしかして藤井さんも少し困っていたのでは。でも藤井さんは才能のあるお方よ。スカートはいてる。
篠原涼子「恋しさとせつなさと心強さと2023」
工藤さんと共に紅白ならではの目玉懐メロ。篠原さんがセクシーでセクシーで女むんむん。小室さんがピアノ。いい曲
〇ゆず「夏色」
今回のゆずさんの頑張りにワタクシは感動しました。北川さんが舞台中を走り回ってエンタメ・サービス大放出。すんごい楽しくて盛り上がった。観客も皆立ち上がった。こういうの大切です。拍手。北川さんが会場のお客さんとテレビのカメラとしっかりエンゲージするハッピーなステージ。岩沢さんの高音もいい。いい歌。楽しいわ。北川さんの笑顔がすごく素敵。アリガトー!!
〇関ジャニ∞ 「T.W.L」
そして関ジャニ∞がゆずの北川さん作詞作曲のT.W.Lを歌ってゆずとコラボ。楽しい。お祭りならでは。お客も立ち上がってタオルを振って大盛り上がり。素晴らしい。ハッピーなステージ。
〇星野源「喜劇」
名曲。曲もいいが歌詞もいい。お洒落。毎年いい曲。センスがいい。都会ね。アレンジが面白い。ギターが後ろでキュルキュル鳴っている。タイトなすごくいいバンド。すごい展開の曲。歌詞も哲学。心に刺さる。ふざけた生活はつづく、命繫ぐキッチン…ほんとにそのとおり。ベースマンがイイ男だ。
★氷川きよし「限界突破×サバイバー」
Kiinaさんの休業前の最後のステージ。ゴージャスな笑顔で堂々と歌い切った。Kiinaさんいきいきしてる。「いいぇええええええええ」とのけぞって雄叫び最高。ワタシはね、Kiinaさんがご自分に正直にどんどんお綺麗になっていくのが嬉しい。よかったですね。自分に正直に。自由に。幸せになって。応援する。綺麗よ。
★松任谷由実 with 荒井由実「Call me back/卒業写真」
ユーミンさんは曲がいい。ほんとにいい。お洒落。彌十郎さんも一緒に歌ってる。そして郷ひろみさんのユーミンリスペクトなお言葉も素敵だった。
★安全地帯「メロディー/I Love Youからはじめよう」
曲が素晴らしい。玉置さんの力強い歌。声に説得力。すごくいい歌。前向きの歌。かっこいいバンド。玉置さんいい声だなぁ~。ほんと。名曲
石川さゆり「天城越え」
石川さゆりさんの「天城越え」と「津軽海峡冬景色」は、オペラや歌舞伎の古典のように毎年同じ歌で、どのような演出やアレンジで見せ聴かせるのかが見どころだと理解した。ロックとラップ、和楽器とロックギター…などなど今までにも色んな演出がありましたが、今年は和楽器とオーケストラ。琵琶や笛、時々掛け声も入る。今回のアレンジも素晴らしくて、旦那Aがやっぱり今年も喜んでいた…今回はこれが1番と言っている。旦那Aは毎年石川さゆりさんに感動するらしい。
★桑田佳祐 feat. 佐野元春, 世良公則, Char, 野口五郎「時代遅れのRock’n’Roll Band」
おじさま方の楽しみ。これは…すごい組み合わせ。贅沢。これも紅白ならでは。全員大物。ありがたや~。皆さんそれぞれかっこいい。大人の余裕ですね。佐野元春さんがすんごいかっこいいわ。
MISIA「希望のうた」
だるまの前でうさぎが舞う。そうか今年はうさぎ年か。祈りを捧げるようなダンスでしたね。MISIAさんの歌う姿を見るとなんだか涙が出そうになる。このお方も天からのギフト。歌うために生まれてきた特別なお方。このお方が歌うと神様が微笑む。感謝。



2023年2月5日日曜日

Stacey Ryan and Zai1k - Don't Text Me When You're Drunk (2022)



才能の塊



Stacey Ryan and Zai1k - Don't Text Me When You're Drunk (2022)
Don't Text Me When You're Drunk - Single
Stacey Ryan, Zai1k
Released: January 16, 2022
℗ 2022 Stacey Ryan, under exclusive license to Island Records, 
a division of UMG Recordings, Inc.



Stacey Ryanさんはカナダ人のシンガー・ソングライター。彼女が最初に世間に知られるようになったのはこの曲。TikTokで(ファンからの自作の曲と詞を募集した)open verse challengeだったのだそう。先日取り上げたJVKEさんの「golden hour」のDuet Verse Challengeを見ていたら彼女の動画が出てきて、曲を聴いてみたらすごくよかった。バックに流れるコード進行がいい。「もしかしたら」と動画で色々と曲を聴いてみたら…またまた才能のある若いミュージシャンを発見。

彼女も動画サイトで有名になった人。去年リリースした「Fall In Love Alone」はインドネシアのチャートで1位。カナダの若いシンガーがアジアの国で突然1位になる…面白い。今どきはチャンスがどこからやってくるかわからない。

…と思っていたら彼女はなんと先日1月31日に米国のトークショー『The Late Late Show With James Corden』(←私は最近見ていない)にも出演してその「Fall In Love Alone」を演奏したそうだ。

私は彼女のデビュー曲「Don't Text Me When You're Drunk」が一番好きなのでこれを取り上げよう。


それにしても先日のJVKEさんといい、このStacy Ryanさんといい、英国のRayeちゃんといい、ここのところ才能のある若者の動画によく出会う。

このブログでは今年1月の最初に日本の藤井風さんの曲を取り上げて「EDMやダンス+ポップスもいいけれど、これからも楽器が出来る才能に溢れた上手いアーティストが必ず残っていくだろう」と書いたのですけれど、ここ数週間そのような若者ばかりが見つかるので面白いなと思う。

藤井風さんのエントリーで書いたミュージシャン達…L'ImpératriceLake Street DiveCharlie Puth、それ以外にも有名なJohn Legendや、以前米国のトークショー『The Late Show with Stephen Colbert』で箱バンドをやっていたJon Batisteなんかもそう。楽器のできるミュージシャン達は必ず残っていく。

動画をつついていたら、Charlie PuthさんとJohn Legendさんの共演や、JVKEさんとCharlie Puthさんが遊んでいる動画が出てきた。才能のある人々が繋がっている。その仲間にこのStacy Ryanさんも入れそうだ。


★Stacey Ryan
カナダ・ケベック州モントリオール出身。中学校 École secondaire de la Cité-des-Jeunes’ ではジャズバンドでトランペットを演奏。16歳で高校を卒業して、大学でjazz interpretation(解釈)…歌とギターを学んだそう。2021年、「Don't Text Me When You're Drunk」のopen verse challengeが大ヒットカウント。Island Recordsと契約。その後同曲をファーストシングルでリリース。コラボはopen verse challengeの参加者のZai1kさん。2022年5月にはシングル「Fall In Love Alone」がインドネシアで1位。7月にはカナダのMontreal International Jazz Festivalで演奏。11月には東南アジア・ツアー。またDuran Duranの前座を務めたそう。


やっぱりジャズの人なのね。曲のコード進行が心地よい。彼女はもうジャズ・フェスにも出たらしい。すごいね。

藤井さんと同じように彼女もYouTubeで様々なアーティストのカバーをやっているのですが巧み。上手いですよ。アース・ウィンド&ファイアーの「セプテンバー」をフォーク調でやったりしてる。ギター弾き語りでマイケル・ジャクソンの「ロック・ウィズ・ユー」も最高。才能の塊。

今おいくつなのだろう?


Don't Text Me When You're Drunk
Stacey Ryan and Zai1k
-----------------------------------------------------------------


酔っぱらってる時はテキストしてこないで
(俺酔っぱらってる時はテキスト送らないよ)
Ooh
(俺酔っぱらってる時はテキスト送らない)
もう テキスト送らないで(yeah yeah yeah)


テキストはしないよ 俺のこと心配しなくてもいい
それで君はウザイくらい電話してくる きっと俺の噂を聞いたんだね
君は言う「酔っぱらってテキスト送らないで」でもオレ飲まないし   
君はいつ十分だと満足するのか わからないんでしょ
俺は避けるよ だって俺と何か始めたいんでしょ
俺は避ける だって君は俺に十分愛させてくれないからね
俺の立場はわかってるよ 
違うって 君は俺を心から愛してくれないでしょ
君は言う「電話しないで」
それならbaby, どうして電話してくるのか教えてよ

俺はバカだった 俺たち何か特別な関係になれると思ってた
でも君は 必要な時だけしか電話してこない
言ってよ 俺なにか間違ったことしたっけ?
でも俺たちここで立ち止まれないよ 次に進まなきゃ
はっきりさせよう 君が俺のことをどう思ってるのか話してよ
でも君言ったことわかってるの? 俺のために涙も流さないじゃん
仲良くてハッピーだった頃が懐かしいよ 君は俺に愛をくれた
酔っぱらって電話しないでって君は言うけど 俺は怒ってないよ



お願い 酔っぱらってテキスト送ってこないで
phone を置いて
あなたは目を覚ました時 きっと言ったこと全部を後悔する
酔っぱらってテキスト送ってこないで
もう テキストなんてしなくていいから


最初のデート 二回目のデート よかったわ(so fine)
でもあなたがいろいろと考えてるって言った時
私 ちょっと待ってって言ったの 始まる前にね
前にも言ったでしょ もっと言わなくちゃね
私はあなたの特別な人にはなりたくないって
ただそう言ってるの
だからどうしてテキストを送ろうとしたの?

あなたはシラフじゃなかった 返事するべきかな?
そして返事したの 数分間考えた後でminute or two
あなた がっかりしたって言ったI was
それで終わり でもそれで私にどうして欲しかったの?


お願い 酔っぱらってる時はテキストしてこないで
(飲んでるときは テキストしないよ)
phone を置いて
(put it away)
あなたは目を覚まして 
きっと 言ったことを全部を後悔するわ
酔っぱらってテキスト送ってこないで 
あんな風に惑わせないでよ(no, no, no)
私が思った通りになったし 
あなたは言ったことを否定したよね
あなた どうして待たなかったのよ 
心がクリアになって真っ直ぐに考えられるようになるまで (straight)
だってそうしたなら、
間違ってたなんて言わなくてもよかったでしょ
酔っぱらってテキスト送ってこないでよ
oh, girl, 約束するよもう送らない
それより テキストなんてしなくていいわ(don't do it)
だからたのむから 酔っぱらってテキストしないで(oh, no, no)
もう テキスト送らなくていいからもう送らないよ)


もうテキストなんてしないほうがいいわ(しないほうがいいね)
後悔することを言うかもしれないじゃない
(okay, 電話したほうがいいね)
ほんとにテキストしないで
(飲んでるときはテキストしないよ)
だって私あなたが恋しくなった時 あなたの問題を考えるのよ
だからテキストはしないほうがいいわ
スリンキーみたいに俺の心を引っ張るんだね)
後悔することを言うかもしれないでしょ
うん 眠れないんだ, yeah)
(君は俺をいろいろ悩ませて 俺は夜遅くまで眠れない
私一人でも平気なの だから私のphoneを一杯にしないで
テキストも送らないで
後悔することを言うかもよ
テキストはしてこないで
だって私あなたのことが恋しくなった時 あなたの問題を考えてしまう
テキストをしないで

-----------------------------------------------------------------
Songwriters: George Ponce / James G. Morales / Matthew Morales / Stacey Ryan
Don't Text Me When You're Drunk lyrics © Warner Chappell Music, Inc



2023年2月2日木曜日

お猫様H:半身本気アタック遊び



もう2月になった
時間が飛ぶ...

猫さんはお尻はだらだらと床に横になったまま、上半身だけで人間を本気アタック遊び。全身を使った遊びはめんどくさいらしい。
怠惰な女ですね



2023年1月31日火曜日

映画『ドント・ルック・アップ/Don't Look Up』(2021):今の世を憂う・よくできたSatire






-----------------------------------------------------------------------------
『 Don't Look Up (2021)/米/カラー
/2 hours 18 minutes/監督:Adam McKay』
-----------------------------------------------------------------------------



恐ろしいほど現実を映したSatire(風刺/皮肉/現状批判)。

今のアメリカのメディアや政治を見ていると、あぁこの映画とほぼ同じことが起こっているよねぇと思わずにはいられない。映画だから全てを現実よりも数倍大げさに描いているとはいえ、今の時代がどういうものなのかはかなりリアルに描かれていると恐ろしくなった。

この映画、ほぼ現実の世の中を模している。
これは今の私達の世の中。
今の世界はこの映画のまんま。

最初はただ悪ふざけなフィクションのブラック・コメディかと笑っていたが、情け容赦なく現実を思い起こさせる描写が次々に出てきて、そのリアルさに次第に背筋が寒くなった。怖い。笑うよりも怖くなる。悲しくなる。

今の私達。この世の中。ちょっとヤバいんじゃないか?大丈夫なのか?
今の世の中って、この映画とそれほど違わない…。


★あらすじ
ミシガン州立大学の天文学博士課程のケイト(ジェニファー・ローレンス)と彼女の師ミンディ博士(レオナルド・ディカプリオ)。この二人が「地球に巨大彗星が衝突し、ほぼ100%の確率で地球が破壊される」ことを発見。「衝突までの時間は約6ヶ月」。もうあまり時間がない。二人はそのことを世間に知らせようとする…政治家、国民に知らせるために二人は必死に駆け回るのだけれど、誰も気にかけない。理解しようともしない。さて地球はどうなるのか?


★ネタバレ注意

問題は、今の世の中には情報が溢れ過ぎていて、人々は迷い、どの情報を信じていいのかもわからず、結果世界中の皆が「一番の重要事項、今何に目を向けるべきなのか」を見定めることが出来なくなっている状態だということ。

「地球に巨大彗星が激突する。全てを燃えつくし生物全てが死ぬ。地球が死ぬ」
科学者のレオナルド・デカプリオとジェニファー・ローレンスが人々に伝えようとしているのはただそれだけ。そのことを彼らは政治家(大統領)に伝え、メディアを通して世界に公表するのに、誰もそれを理解しようとしない。耳を傾けない。


(以下細かくネタバレです)

科学者の二人は、まず米国大統領にその情報を告げに行く。しかし大統領もスタッフも「そんなたわごとよりも、今度の中間選挙の方が大切だから…」と二人の話にとりあわない。

大手の新聞社は、SNS上での読者ウケを重要視し、二人の持ち込んだ重大な事実をウケないからと取り上げない

二人はまたテレビの朝のトークショー番組に出演。国民に地球の危機を伝えようとするが、司会は「そんなことよりもポップスターと元カレのゴシップのニュースを見てみましょう…」と二人の警告を問題にしない。

ようやく「彗星に核ミサイルを当てて地球を救う」計画が実行されることになるが、それでさえも大統領(トランプ氏を思い出す)の宣伝材料の扱い。

そしてその「彗星爆撃計画」も突如中止させられる。ハイテク企業BASHのCEO(テスラ/イーロン・マスクを思い起こさせる)が、その巨大彗星がレアアース資源の宝庫だから資源を採掘したいと言う…結局は金儲けが優先される。 その間にも巨大彗星は地球に近づいてくる…。


デカプリオの博士がテレビで国民に向けてやっと事実を伝える場面…博士が司会者を黙らせ「地球に危機が迫っている」ことをカメラに向かって怒鳴る場面(国民に知らしめる場面)は、映画が始まってから1時間30分過ぎ。その場面まで、彼ら科学者の言う「地球の危機」が世間にまともに受け止められることはない。狂っている。


終末の日は近づいている。科学者の二人も次第に狂った世界に個人のレベルで飲み込まれていく。彼らも判断を迷う場面がある。そこもリアル。

もうどうでもいい。もうどうにもしようがない。そしていつしか「巨大彗星の激突」は、人々の空虚な論争のお題…つまりは「地球壊滅の危機」でさえ個人同士の相手を打ち負かすことだけが目的の低レベルな言い争いのお題になってしまう。SNS上では戦いが繰り広げられる。

(科学者+リベラル側は)「営利企業に抗議するキャンペーン」としてJust Look Up/ただ上を見て(←現実を見ろ)と世間に呼びかけ、ポップ・スターは「最後の地球救済ライブ」でキャンペーン・ソング「Just Look Up/ただ上を見て」を歌う。

一方大統領は「Don’t Look Up /上を見るな」(←現実を見るな)のスローガンと共にキャンペーン活動。サポーター達はそのスローガンの刺繍された野球帽を被り気炎を揚げる。

そして「Don’t Look Up /上を見るな」を信じていた保守の群衆は、次第に大きくなる空の彗星の光を実際に目にして「政府は嘘をついていた!」と暴動を起こす。群衆が暴れ始め街が破壊されていく…。

全てがあまりにも現実を思い起こさせる。


例えばこの映画の巨大彗星を、

現在の地球温暖化や環境問題に置き換えることは簡単だろう。それ以外にも食料問題、アメリカの銃規制…等々の問題と置き換えて考えてみれば、この映画がいかに現実を反映しているのかが見えてくる。

警告 ですね。

しかしながら現実は、
この映画を見たからといってアメリカの現状が変わるはずがない。
だからこそ、この映画のエンディングはああいうことになった。


もう私達には何もできないのではないか。 


映画を見終わったうちの二人は無口になり言葉もなく、それぞれソファーを立ち上がってコーヒーを飲みにいったり他のことを考えたり、猫を触ったりし始めた。二人ともたぶん息苦しくなったのだと思う。

Satire(風刺/皮肉/現状批判)だとわかっていても、あまりにもアメリカの現状をリアルに示していることに驚き、悲しみを感じた。キューブリックの1964年の映画『Dr. Strangelove or: How I Learned to Stop Worrying and Love the Bomb/博士の異常な愛情』を思い出す。しかしあの映画を私が見たのは1980年代。あの映画には驚いたが、それでも当時は笑っていられた。

しかし今この映画を見て私達は心から笑えるのか?


アメリカではあたりまえの常識が通じなくなくなりつつある。実際にそう感じる。いや世界中、今の世の中はそうなのかもしれぬ。

米国のジャーナリズムはエンタメに変わり人の気を引くためのセンセーショナリズムに汚染され、メディア上の人々は怒鳴っているかのような大声で一方的な主張を繰り返す。ニュースは公平な情報を知らせるというよりも、視聴者が見たい聞きたい/視聴者が要求する一方的な情報をがなり立てるものばかり。そこに公正さや知性は感じられない。

政治家は人気商売。政治家は自分の票稼ぎのことしか考えない。政治家や専門家(と呼ばれる人々)の言葉は本当に信じるに値するのか。

メディアの情報には必ずマーケティングがついてくる。記事もニュースもテレビ番組も人々に何かを売りつけるための宣伝メディアとなってしまった。今の時代の情報は、どれが本物で、どれが宣伝目的ではないのかがわかりずらくなっている。そしてメディアそのものもウケを狙ってコマーシャリズムに身売りしている。

そして皆に与えられた平等な表現の場=ネット上には、知識も知性も常識も無い+思慮深くもない個人個人の声が、プロのジャーナリストの言葉さえ搔き消すように大音量で鳴り響く。そのようなSNS上の雑音は人々を日々惑わす。

今の時代は情報が多すぎて、私達が何を信じればいいのかがわからなくなっている。



そんなわけで、あっぱれ。この映画の監督さん、脚本家に制作の方々、よくやった、あっぱれと伝えたい。大きな拍手。よくもこのような恐ろしくリアルな映画ができたものだと驚く。そしてこの脚本がコロナ禍前に書かれたと知ってまた驚いた。

よくできた映画。現状を目の当たりにして苦しくなる映画。もうどうしようもないのかな…。わかりませんね。


主人公たちの最後の晩餐は…実際にあのような事があるのなら、人間はあのような状態に落ち着くのだろうと思う。とても自然に思えた。そこも上手い。

破滅に向かう時間に、時々挟まれる自然の映像が悲しい。動物の映像、ミツバチ、ホッキョクグマ、そして山に降り注ぐ火玉の前で祈りの舞を捧げるネイティブ・アメリカンの場面。…そんな映像がとても悲しい。本当に悲しい。しかし美しい。映像もよくできた映画だと思います。

この映画は心に残りますね。影響を受けて今も考えている。



思い出した映画
博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか/Dr. Strangelove or: How I Learned to Stop Worrying and Love the Bomb (1964):ブラックコメディ
ソイレント・グリーン/Soylent Green (1973):ディストピアSF映画、環境問題や食糧問題などで度々思い出す
ウワサの真相/ワグ・ザ・ドッグ/Wag the Dog (1997):政治風刺、政治家の情報操作