ああ43回になってしまったぞ。
今回も盛り沢山。
★あらすじ1579年 夏 丹波の黒井城と八上城が落城。
光秀(長谷川博己)はついに丹波全域を平定。
信長(染谷将太)は降伏した
波多野兄弟を磔にし斬首…光秀は苦しむ。 信長は
正親町天皇(坂東玉三郎)を譲位させるつもりでいる…まず
東宮(加藤清史郎)を二条に移しそこを朝廷とする…その任を光秀と
細川(眞島秀和)に任せると言う。
1579年11月 東宮が二条の御所に移る。
1580年4月 大阪の本願寺が信長の軍門に下る。その後(
8月)信長は本願寺攻めの総大将だった
佐久間信盛(金子ノブアキ)を追放。光秀、
帰蝶(川口春奈)に京で会う。
1582年3月 信長と徳川の軍勢は甲斐の
武田勝頼を討ち取る。武田氏滅亡。
1582年5月 安土城にて
家康(風間俊介)を招き戦勝祝いの宴。光秀が饗応役を命じられるが、宴の中、信長は機嫌を損ねる。
時間が早く進み始めました。最後に向かってひとっ走り。いろいろとすっ飛ばして時間は進みます。これは…やっぱり野外のロケなどがコロナで難しかったのでしょうか。全体に会話劇が多い。それはそれで面白いけれど。
今週は
何が起こるかわかっている来週最終回に向かって、
光秀と信長と、周りの人々が何を考えているのかが描かれてました。特に帰蝶さんとの再会は、全体のストーリーを…初期のエピソードを思い出してまとめるような感じかな。道三の企みが想定外でこうなっちゃったね…ということか。
帰蝶さんが素晴らしい。彼女は特別。あの
貫禄と威厳はどこからくるのだろう。彼女は輝くように美しい。そして強そう。あの威厳は特別です。強いお姫様。はまり役。本当に綺麗だ。
落ち着いた声もいい。いつも不機嫌な光秀も帰蝶さんの前では穏やかなお顔。川口さんの強そうなお姫様ぶりは大発見だと思います。素晴らしい。
帰蝶さんも最初の頃は、気の強いお転婆な女の子だったんですよね。ところが今回は、様々な時代を経て年を重ねた女性になっている。老けメイクもせず顔はお若いのに、
別人のように落ち着いている。そして…夫があのようになってしまった…と悲しむ憂いを帯びた表情。絶品。美しい。本当に素晴らしい素晴らしい!!絶賛!大絶賛!ありがたや
それでは個々の事情、情報がとても多い。
●光秀 丹波平定!波多野兄弟は信長に処刑される。命を助けると言った光秀がまた苦悩。
●秀吉(佐々木蔵之介)と
細川藤孝二人とも帝の譲位はいかんと思う。
近衛前久(本郷奏多)もよくないと言っているそうだ。
●信長と光秀信長「帝に譲位させるつもり。東宮を二条に新しく作った住まいに移しそこを朝廷としたい。光秀と細川に任せる」
●光秀と細川誠仁親王(加藤清史郎)に御所変えを伝えるが、やはり光秀は止めようと言い出す。それを細川に止められる。光秀「何かが変わった」→11月に東宮は二条の御所に移る。
●伊呂波太夫(尾野真千子)
細川藤孝 近衛前久3人とも東宮の御所変えを心配している。信長はやりすぎ。じゃあどうする?光秀に頼るか。しかし光秀は今もまだ足利義昭に近づいている。何故だ? 武家の者には武家の棟梁は足利将軍だと理解できるが、百姓出の秀吉には理解できない。
秀吉は本音では武士が大嫌いだとの話。←なるほど
●駒 光秀光秀はこのところ同じ夢を見て睡眠不足「月に届く大きな木を切る。その木に信長様が登ろうとしている。月に行けば帰って来れなくなる。それを止めようと木を切っている。しかし
その木を切れば信長様の命はない。それが夢の中でわかっていて、
それでも木を切り続ける、嫌な夢」 ←そろそろ気持ちが無意識のうちに固まってきつつある。
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本当に綺麗だ |
●帰蝶 光秀
光秀「道三様なら信長様をどうするか?」
帰蝶「毒を盛る、信長さまに」
光秀「信長様あっての私。そのお人に毒を盛るのは己に毒を盛るのと同じ」
帰蝶「今の信長様を作ったのは父道三とそなた。作ったものがその始末を成す他あるまい」
●家康 光秀
家康「信康と築山殿は実は武田に通じていた。自分で成敗するべきであった。ところで明智様は丹波をよく治めているがどうやっている?」
光秀「正しく検地をやって、それに見合った人の使い方をし、無理のない年貢を取る。。…己の国が豊かで人並みに暮らせるところであれば、他国に目を向けることはないはず。百姓たちが健やかにくらせるよう…」 ←いい領主です
●信長
家康は戦勝祝の饗応役に光秀をお願いしたいと言ってきた。光秀と家康の親しい様子を見て信長は憮然とする「家康め、まだ信康のことを根に持っておるのか?」
●丹羽長秀
「家康は毒を盛られるのを恐れているかも」と笑う。
●光秀
家康を招いての宴の直前、信長「残りは丹羽長秀にまかせて、秀吉の毛利攻めに加われ」と言う。光秀「ぜひ最後までやらせて欲しい」…信長がまた怒る。←信長は家康に毒を盛ろうとしてますよね。
●信長
当日、光秀と信長の談笑を遠くから眺める。イライラ
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よく怒ってますね~ |
●宴信長、光秀に膳について叱責。光秀を殴り飛ばす。
光秀は森蘭丸を投げ飛ばす。全員驚愕。丹羽さんが超びっくりしてた。
とてつもない量の情報。それにしても皆よく喋る喋る喋る。だんだん積み重なってます。とうとう
有名な宴の話まできました。染谷さんのお顔が信長に見えてくる不思議。信長はヤバイな。上司には持ちたくないです。
家康は落ち着いてますね。信長の、光秀と家康に対する不満は、あれは
嫉妬ではないでしょう。信長は基本的に
人間不信なので、
光秀と家康が一緒になって裏切るんじゃないかと疑っているのだと思う。以前にも光秀が帝に会った後、信長は「帝はわしの事を悪くいっただろ」などと光秀を責めてましたが、あれと同じ。光秀と家康で「わしの悪口を言ってるのだろう」と不安でたまらないのだろう。
光秀も煮詰まってきました。もう気持ちは一方向に向かってます。
光秀「何かが変わった」「(夢で)月に登る信長様を止めようとして木を切っている。しかし
信長様の登る木を切れば信長様の命はない。それが夢の中で
わかっていても木を切り続ける」
そして帰蝶さんとの会話で
光秀「
信長様に毒を盛るのは己に毒を盛るのと同じ」 帰蝶さんの「今の信長様を作ったのは父道三とそなた。作ったものが決着をつけるべし」も心に響いたのでは。
…もし信長に宴の席で蹴飛ばされなかったとしても、光秀は既にかなり追いつめられてますね。
ところで光秀(長谷川さん)はナンバ歩きをなさってますよね…と思ったの。廊下を歩くシーンであれっと思った。意識してなさってるのかな。スゴイナ