能登半島地震 ─ 寄付・支援情報

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2013年11月28日木曜日

Breakbot - One Out Of Two (Oliver Remix)(2012)



いやーまいったね…これ80年代そのまんま…


 
Breakbot - One Out Of Two (Oliver Remix)(2012)

 


またLADJ二人組、Oliverさんのリミックスです。ほんとに80年代風が上手いな…。80年代中期のMadonnaはこれそのまんまの音の曲をよくやってたと思う。ここまでそっくりだと、また流行ってるというよりもネタとしか思えない…。懐かしいな…。


これ元曲。可愛いです。

 
Breakbot - One Out Of Two feat. Irfane (2012)

 Album: By Your Side,
Released: Apr 09, 2013 ℗ 2012 Ed Banger Records
Under Exclusive License To Because Music

 
元曲のBreakbot さん=Thibaut Berlandさんは81年生まれのフランス人のDJ。この2012年の元曲がまた…あー…まいったな…70年代…?だれだっけクリストファー・クロスとかエアサプライとかああいう系列かな…ギルバート・オサリバンも入ってますね。当時これにそっくりなアレンジの曲もありました。古きよき時代の音楽だ。フランスのシングルチャートでは2012年に45位。フランスではこういう懐メロ風が流行ってるのかしら。

ところでこのBreakbotの所属するEd Banger Recordsレーベルは、以前PerfumeJapan TimesPatrick St. Michelさんによる「LEVEL 3」のレビューで出てきたレーベルです。これでパズルが繋がった…。
 

Perfume:Japan Times記事・Blouin ArtInfo誌の記事から



この記事のことは正直書こうかどうしようか迷いました。問題の傷口を開くことがいいと言い切るのには勇気がいる。しかし中に問題を残したままにしておくのもいいとは思えない。時間を置けば傷はもっとこじれるかもしれない。なので思い切って開くことにします。この問題は日本人全体に共通する「無知」にも関することなのでやはり記録しておこうと思う。


記事の内容は、先日の海外のアートウェブ誌Blouin ArtInfo誌でのPerfumeインタビュー記事に関するもの。このJapan Timesのイアンさんの記事によると、例のBlouin ArtInfoのインタビュー記事でのPerfumeの言動が、海外の同性愛者の間で物議を醸しているらしい…。


Look to pop culture if you want to blame someone for A-Chan’s gay gaffe
(もしあ~ちゃんのゲイ失言に関して誰かを責めたいのならポップカルチャーを見てみろ)
http://www.japantimes.co.jp/culture/2013/11/26/music/look-to-pop-culture-if-you-want-to-blame-someone-for-a-chans-gay-gaffe/#.UpcTh1VZzX5


私は昨日このJapan Timesの記事を読むまで、この事を全く知りませんでした。今までこのブログでPerfumeに海外に行け行けと言っていながら、これは大変な不覚。いや実はBlouin ArtInfo誌の元記事そのものに問題がある…ということさえも全く気付けませんでした。それぐらい私も感覚がずれている…。

この記事から辿ってネット上を探してみたら、実際に同性愛者の怒りや海外ファンの戸惑いの文章も出てきた。イアンさんの言うとおりファンを二分して擁護派と抗議派にわかれてます。抗議派が少数とは言っても、内容の深刻さを考えると無視するわけにはいかないと思う。

2週間前にBlouin ArtInfo誌の記事を読んだ時は、このブログにも書いたように「ワーイ海外のゲイの人達がPerfumeのファンになってくれるといいなぁ…」などと喜んでいたのですが、実際のこの記事に対する海外のリアクションは正反対の結果だったという…。これは私も迂闊でした。反省してます。


このイアンさんの記事はPerfumeの記事というよりも、Perfumeの失言を例として日本のエンターテインメント業界がいかに閉鎖的であるのかを書いたものなのでここで全訳はしません。それよりも元記事Blouin ArtInfoのインタビュー記事が、なぜ海外の一部のファンの怒りを買ったのか…ということを書きたいと思う。

問題だったのはあ~ちゃんの言動なのですが、ここで彼女を責めるつもりは全くありません。彼女の言動が時に子供じみてイノセントなのは日本のPerfumeファンにはよく知られていること。直訳されたBlouin ArtInfoの記事も、日本人ファンにはほとんど違和感がないんです。いつものあ~ちゃん。だから私も気付かなかった。ただ文章になって海外メディアの記事になった時に、海外のファンの受け止め方は違っていた…という事実を書いておきたい。

それから、この問題はPerfumeにとって決して致命傷ではないということも明記しておきます。間違いは誰にでもあります。無知から生じた一度目の間違いは許されるものです。大切なのは一度犯した失敗は二度と繰り返さないこと。そのためには何が間違いだったのかを知っておく必要がある。特に今回の問題は、私も含めて日本人なら誰でもうっかり間違えそうなことです。Perfumeも含めて日本人のポップスターが海外に出て行くには1度は超えなきゃならないハードルのようなものだと思えばいい(これは一般の日本人が海外に出て行く場合も同じです)。こういうことをきっかけにして徐々に学んでいけばいいことだと思う。

こういう所謂「海外のわからないもの」に対して、日本人は「臭いものには蓋をする」ことが多いのですが、ここで事なかれ主義でいても次には繋がらないと思う。なので全て全開にします。問題の本質を考えるきっかけを作ってくれたこの記事そのものが、Japan Timesという大手メディアの世界から誰でも読めるネット上の記事だということも事実。日本だけで秘密にしていてもしょうがない。むしろ日本人も知っておいたほうがいいと思う。


事の発端は、前述Blouin ArtInfoの記事でのあ~ちゃんの同性愛者に対するエピソードのくだり。彼らの事を「そうでない人」と言ったことにカチンと来た人が多い。それからファンとのMeet & Greetで会ったゲイのファンのパートナーを「ガールフレンド」と呼んだこと。これにもカチンときたらしい。全体的なあ~ちゃんのヨーロッパでの経験話も、突き放してネタにした感じからあまり良くは受け取られていないらしい…。


●何が問題だったのか


★同性愛者にとって…

1.そうでない人」という言葉に傷ついた。

 “Overseas, there were more men than women, and also people who were neither!” (海外(の観客)は男性が女性よりも多いし、そうでない人もいる!)
…日本での曖昧でユーモラスな「そうでない人」の言葉がかなり頭にくるらしい。そうでない=neither」という言葉そのものが否定的にも聞こえる。同性愛者の女性で「私はレズビアンだけどあくまでも女だ!」とかんかんに怒っている人もいた。この言葉に逆上して「だから日本人は閉じてて同性愛嫌悪者が多いからイヤだ…」などと極論を言い始める人もいる。問題は日本での「そうでない人」のユーモラスなニュアンスが海外には一切伝わらないということ。
 
2.ガールフレンド

“A gay couple came to our singing session and one of the guys introduced to us his ‘girlfriend.’(ゲイカップルがサイン会にやってきて彼の「ガールフレンド」を紹介した)
…私もニュアンスがよく分からないのだけど、同性愛者にはいろんな関係や呼び方があって「ガールフレンド」と性別を限定されることを嫌がる人もいるらしい。「ボーイフレンド」の人もいれば「パートナー」「お友達」の人もいる…。そのあたりのニュアンスがどう問題なのか…は私にもよく分からないが、どうやら「女性」と限定されたことがいけないらしい。(これは翻訳の問題の可能性も十分あります)
 
 
★インタビューでの言動やニュアンスがどう受け取られたのか…
 
上記の同性愛者関連以上にもっと大きな問題だろうと思われるのは、このBlouin ArtInfoの記事でのあ~ちゃんの言動から受け取られる全体的に冷たい印象。これはPerfume3人のキャラクターを良く知る日本人ファンには非常に分かりづらいことだと思う。なぜなら日本のファンはあ~ちゃんの性格をよく分かっていて、この記事での彼女の言動も自然なものに思えるからだ。
 
しかしながら海外で、Perfume3人の性格も人となりも全く知らない人達が、翻訳された文章となったインタビューを目にしたときに、その受け取る印象が違ってくることもあるのは当然の事。今回の記事もそこが問題。この記事でのあ~ちゃんの言動の全体的な印象は非常に「冷たい」ものらしい。これはうちの旦那ABlouin ArtInfoの記事を読ませて出てきた言葉。彼女が欧州ツアーでのファンとのエピソードを面白おかしく語っているくだりが、まるで「動物園に行って妙な生き物を見てきた。こんな変な人もいたし、こんな変なこともあったの…おかしいでしょ…」と、かなりイジワルに聞こえるらしい。要はせっかくプレゼントまで持ってきて会いに来てくれたファンを、後からネタにしてバカにしている…ように聞こえるとのこと。実際に同じことに言及した海外ファンの文も読んだ。
 
要はニュアンスの問題なんです。あ~ちゃんの性格を分かっていれば一緒になって笑える話…彼女にも罪は無い。もちろんファンをバカにする意図が彼女に一切無いことも明らかなこと。彼女をよく分かっている日本人ファンから見れば、欧州ツアーでのファンとのMeet & Greetが、温かくて楽しくて素晴らしいものであったのは明白。実際にそれを記録したブログも見かけた。ゲイカップルの二人も日本から来てくれた憧れのスターに会えて幸せだったろうと思う。
 
ところが…その幸せなファンとの時間も、後で日本的なユーモアのネタにして公の場で笑い話にされると、その温かさが消えてしまう。それが英語に翻訳され、文章になって記事になると、(海外に)伝わる印象は正反対だったりもするわけです。受け取る海外のファンも、あ~ちゃんの温かい性格を知らずに誤解をしてしまう。それが海外メディアの恐ろしいところ。
 
 
イアンさんがこのJapan Timesの記事で書いているのも、非常に閉ざされた価値観・環境の中で活動する日本の他のポップスター達も同じような間違いを犯しかねないので気をつけたほうがいいということ。もっと意識をもって気をつけたほうがいい。
 
A lot of this comes down to political correctness, which at its worst can be a form of Orwellian newspeak, but at heart really just means thinking about the effect your language and imagery will have on other people. Language that appears to deny gay people their right to a gender is a horrible thing for many to hear, however well-intentioned. Artists should have the freedom to say whatever they want, but they should at least know why they are saying it.
(多くの事柄は結局はポリティカル・コレクトネス=言葉や用語に社会的な差別・偏見が含まれていない公平さ=につきるということになる…それも最悪の場合はジョージ・オーウェルが「1984」で示したような言論統制にもなり得るのだけれど…。しかし事の本質は自分の発する言葉や心象が、どれほど他の人に影響を及ぼすのかを考えるということ。同性愛者の性別選択の権利を否定しているように見受けられる言葉は、多くの人にとってぞっとするほどいやなものなのだ…仮にその言葉に悪気は無かったとしても。アーティストは皆言いたいことを言える自由を持つべきだが、少なくともなぜ自分がそう言ってるのかは自覚するべきだろう。
 
正論です。自分の言動がどんな形であれ、人の目に、耳に触れれば、人に影響を及ぼす可能性がある事は、どんな人でも自覚する必要があるんだろうと思います。ポップスターという多くの人々の目に触れる存在であるのならばなおのこと。思わぬところで人を傷つけることもあるかもしれない。つまりは、もっといろんなことに目を開き、自分の言動にも責任を持てということだろうと思います。
 
 
それにしても、同性愛者関連の事柄を始めとする海外での正しい常識を完璧に理解することは本当に難しいことです。今回のことで、こういうことに無知なあ~ちゃんを一方的に責めるのもあまりにも酷いというものでしょう。むしろ私は個人的には、Perfumeとのインタビューの現場でたまたま話題に出てきたリスクのある言葉「Gay」をわざわざ強調し、タイトルにまで書いて客寄せパンダ的にPerfumeを使ったBlouin ArtInfoの記事のほうが、倫理的にはずーっと問題があるだろうとも思ってます。言葉のプロである筈のライターRobert Michael Pooleさんがどのような意図でこの記事を書いたのかは聞きたいところですよね。もちろん私も最初はそんな彼の記事に釣られたのですが…。


Perfume:Blouinartinfo誌インタビュー・ゲイ記事キター! ---2013/11/18


● 追記
その後もう少し海外のファンブログなどを読んでみたのですが、この問題はもうすっかり納まっているみたいです。Blouin ArtInfoの記事が出た最初の1週間ほどは、いろんな所で議論が交わされていたみたいですが今はもう静かです。ともかくいろいろと読んでみて分かったのは、一部の繊細なファンを除いて殆どのファンがPerfume側に立って冷静な判断をしているということ。Blouin ArtInfoの記事に関しても偏りがあるとの指摘や、翻訳のせいだろう、いやそもそもそんな失言だなんて全く気がつかなかった…などという意見も多い。

今回の失言が一部のファンを失望させた事は事実で、これからもインタビューでの言動には気をつけたほうがいい事は確かですが、元々のPerfumeの海外のファンベースにはそれほどの影響は無かったのではないかと思います。今回のことは、Perfumeにとっても海外メディア、海外の常識を学ぶいい機会だったと思うし、前を向いて決して負けずに次に繋げていって欲しい。大丈夫です。Perfumeは間違いなく多くの人々に愛されています。



2013年11月26日火曜日

Penguin Prison - The Worse It Gets (Shook Remix)(2011)



Shookさんはやはり上手いんだろうと思う…



Penguin Prison - The Worse It Gets (Shook Remix)(2011)




というわけで、先日キンブラちゃんの「Cameo Lover」のShookさんリミックスを聴いた後で、うろうろしてきたら、またいいのが出てきた。Shookさんて何者?

本名はJasper Wijnandsさん。オランダ人だそうです。子供の頃からピアノをやってた鍵盤弾きで、音大を出た後すぐにプロになったそう。現在27歳。公式サイトには上手いイラストが載ってたりして自己プロモーションはかなり上手いと思うんだけど、なかなか個人情報が出てこない。今年8月には初のソロアルバム『SHOOK』をリリース。世界中いろんなところで地道にライブをやってるらしい。

上の曲は、Penguin Prisonさん元曲「The Worse It Gets 」をShookさんがリミックスしたもの。メロディはそのままで、コードとテクスチャーを変えて雰囲気を変えてる。私はこのリミックスの方が元曲より好き。特にBメロとサビはこっちのほうがずっといい。これShookさん公式なんだけどちょっと音質が悪いかも


元歌はニューヨーク在住のシンセポップ・アーティスト、Penguin Prisonさん=Chris Gloverさんの作品。彼の元歌も聴いてみたけど、ものすごく80年代風味。悪くはないけど佳作。


Penguin Prison - The Worse It Gets (2011)

Album:Penguin Prison
 Released: Oct 18, 2011 ℗ 2011 (RED) Downtown Records


それにしても元曲は2011年。この80年代風味はどういうことだろう…。巷でバリバリEDMがかかってるのに、NYの若い人達はこんな昔風味を聴いてるんだろうか…。こんなの私の若い頃の音楽よ。面白いな。


 

2013年11月25日月曜日

Perfume:のっちさん大人のガチャガチャがきてるらしいです!



たった今記事を発見。


★440万個の大ヒット!大人の「ガチャガチャ」って!?
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20131122-00010000-takaraj-ent
(たぶん記事はそのうち消えると思います)


半年前ぐらいに、のっちさんがガチャガチャをやると言うのを聞いて、ワタクシ勝手に盛り上がったのですが、なんと巷でもきてるらしいですよ!のっちさん。

やっとこういうものが好きな ワタクシタチのような大人にも、朝日があたるようになったようである。今度ワタクシも日本に帰ったらぜひやってみたい!

それにしても可愛いな…。「コップのフチ子さん」もいいが、「ここは俺がくいとめる!お前は先に行くニャー!」を旦那Aにプレゼントして嫌がられたい。

…こういう新製品があってもいい…



NHK大河ドラマ「八重の桜」第47回「残された時間」



毎週文句を言いながらもなんとか感想マラソンを繋いできたのですが、どうもここら辺で息切れし始めたらしい…。感想が書けない。

新島襄さんの熱演だって素晴らしいと思うし、いろいろと同志社関連で頑張っているのも、歴史ドラマといえば歴史ドラマっぽい。

しかし、なんというか…全く心が動かなかったです。

理屈では分かるんですよ。襄さんが心臓を患って志半ばにして……という感動的な場面なはずなのも。しかしなぜか唐突な感じがしてちっとも泣けなかった。心も動かなかった。

だってね、先週、先々週と八重ちゃんの家族の不倫や駆け落ち問題をやってるときは、襄さんは完全に蚊帳の外。存在感ゼロでしたもん。何をやってたのか殆ど記憶が無い。

そもそもこのドラマ、八重ちゃん周りの事件が中心なせいか、同志社関連の話も(襄さんがそれほど情熱を注ぐほど)きちんと描かれてきたようには見えないんです。流れが全く見えない。

そんなわけで、突然の悲劇が襄と八重を襲う…と言われても「ああそうですか…」という感じ。やっぱり京都編になってから脚本が荒くなって、個々の人物描写もあまりなされていないし、いろんなエピソードがバラバラに出てくる感じなんで、話しに集中出来ないんですな…もったいないですね。

だいたい覚馬君なんて、なにやってる人なの?この人ももったいない。

それにしても襄さんは最初から最後まで優しいだけのいい人キャラで、ちっとも歴史を動かした人物に見えなかったです。だってこの襄さんは八重ちゃんにとってただ都合のいい優しい旦那ってだけなんだもの。これは脚本が悪い。だから女大河はダメなのよ…。

そんなわけで今週は…
すまぬ…