能登半島地震 ─ 寄付・支援情報

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2016年10月19日水曜日

NHK大河ドラマ「真田丸」第37回「信之」 9月18日放送



関ヶ原の戦後処理の回。真田家(昌幸と信繁)は上田城で秀忠相手に勝ったんだけど、関ヶ原では徳川軍が勝ってしまった。…というわけで徳川に逆らった真田家も敗戦国に。その負けたパパと信繁を、徳川方についた信幸=信之が救う…というお話。

前回は第二次上田合戦+関ヶ原で、期待が大きかった分、会話ばかりで戦闘シーンもなくガッカリしたのですが、今回はなんだか落ち着いて見れました。戦後処理回はこんなものでしょう。だって前回は、

関ヶ原が
全く描かれないなんて
何事よっ!

そりゃあガメラも吼えますわ。
関ヶ原を描かないなんてなんだよっ?

…で、今回関ヶ原のいろんな場面が改めて描かれるのかと思ったら、今回もほとんど何も描かれない。大谷さんの最後と、三成の処刑が一瞬だけ。えええええええええ?これで終わり?

大谷さんと三成君はもう少しなんとかして下さいよ。あれだけ大きく扱われていたのに最後はあれだけ????????納得がいかんっ。

信繁君もあれだけ親しかった大谷さんと三成君の死を聞いて、あまり心動かされているように見えない。いつものことですけど。この人は感情があるのかね?秀次君の時もリアクションが無かったですね。なんだかサイボーグ?感情は?感情はないの?え?

あとはそうだな…、真田の草刈パパがマジに怒ってるのがよかったです。ちょっと怖い。いい。


★あらすじ

関ヶ原では徳川が勝った。西側についた真田家の二人は、処刑されるところを兄の信幸の嘆願で救われる。信幸は父・弟と縁を切る。名前も信之へ。昌幸&信繁は高野山麓の九度山へ。

●感想

・関ヶ原は徳川の勝利。パパがごねる。残っていた徳川軍の兵に八つ当たり。最後の頑張り。パパ怖いわ。
・真田のパパは敵をやっつけてきてアドレナリンが止まらない模様。まだまだやれると吼えるが、情の薄い信繁になだめられる。パパ怖い。
・一方大阪城では、秀忠が上田城の言い訳と父親へ文句「オヤジが呼んだから上田を落とせなかった…俺は悪くねぇ」
・信幸お兄ちゃんは父・弟を救うべく大坂の家康へ直談判。本多の義父も応援してくれる。なんとか父・弟の命は救われることになる。
・まっちゃんは相変わらず空気でうぜー(苦笑)
・おーい…大井…、
 おいそのオヤジギャグをどこへもって行けばよいのだ(苦笑)
お兄ちゃんの名前は信之に変更。また泣くな泣くな泣くなっ!
・そのニュースを聞いた父・弟のリアクション…パパは怒る怒る怒る。信繁は「よかったよかった」…おい信繁…あなたは怒ったりしないの?感情がないの?
・それから家臣をどうするか?作兵衛とすえちゃんは信之方に。すえちゃんは16歳です。父と呼べるのは作兵衛伯父さんのみ。信繁とすえちゃんはほとんど会ってないからしょうがないですね。しかし信繁は娘への愛情もなさそうだな。ところで作兵衛さんは最初の信濃編で似顔絵を描いておくべきだったお方。大坂編で信濃が忘れられてしまって描く機会がなかった。このお方も上田合戦の後は鎧を着ることはないのかな?もったいないねぇ。
 
・内記さんは九度山。すっぱの出浦さんは最後かな。
・カオル様は信之のもとへ。
・信之は上田9万石の大名に。
・さて関ヶ原西軍のみなさんはどうした?
・宇喜多さんは行方知れず。
 
・小早川君は罪悪感に苛まれて2年後に謎のナレ死。
 
・三成の奥さん・うたさんが加藤清正につれられてやってくる「あのお方は豊臣のことしか考えておりませんでした」辛いですね。かわいそうに。
 
・パパ&信繁(春+きりちゃん+内記)…九度山へ。

 

 

2016年10月18日火曜日

LIVE★Incognito featuring Maysa/インコグニートLive!!! -15 Oct 2016



よしっまた行って来たぜっ!☺☺☺☺☺


インコグニートとは英国のアシッド・ジャズのバンド。結成は1979年。バンドのリーダーはジャン・ポール・ブルーイ・モーニック/Jean-Paul 'Bluey' Maunickさん。

海亀が彼らの事を知ったのはたぶん90年代初期。バンド名をもっと聞くようになったのはロンドンにいた2000年頃。当時Smooth JazzAcid Jazz界隈の音楽を探っていたので、Incognitoの名前もよく聞こえてきてました。きちんと聴いていないのであまり詳しくはないけれど好きなジャンル。このバンドも英国で見ておくべきだったバンド。

そんな彼らがはるばるやってきて下さるっ!いかなければっ!


楽しかったっ

リーダーのブルーイさんがよくお話しになる。1曲終わってMC。また1曲やってMC。温かい彼のお人柄で会場がだんだん温まってくる。このタイプの音楽はどの曲をやっても気持ちがいい。凄く楽しい。

バンドのメンバーも人数が多いぞ。リード・ボーカルにメイザ・リークさん、女性ボーカルが2人、男性ボーカル1人。それにホーン3人。パーカッション、ドラム、ギター、ベース、キーボードそれぞれ1人づつ。そしてリーダーのブルーイさん。たぶん全員で13人?(←もしかしたら12人ぬけているかもしれない)。狭いステージに13人が立つ。すごいぞ。


ボーカルのメイザさんが本当にすごかった。同じリズムのバッキングの上に、様々なアーティスト(ホイットニー・ヒューストン、ドナ・サマー、アデル)の有名曲をのせて延々と歌い続ける。かっこいい…職人技。なじみのフレーズが出てくるたびに観客が盛り上がる。会場が温まってくる。何曲歌ったのかなぁ…すごかったです。興奮。かっこいい本当にかっこいい


今回の席は後ろの方。後ろには誰もいない。あちらの壁際では中年夫婦が一足先に踊り始めている。…だんだんあったまってきて我慢できずに旦那Aに聞く「立ち上がりたい?」「うんうん」よし立ち上がろうぜ…ふらふら踊り始める。


一旦メンバーがステージを降りてドラムとパーカッションだけでソロ。長いソロ。すごいすごいすごいうわー興奮興奮大興奮。踊る踊る…。

ドラムソロが終わってからバンドが全員出て来てバラードを1曲。そしてブルーイさんに促されて会場の全員が立ち上がる。最後は2曲?皆でわいわい盛り上がる。

会場もノリノリ、バンドもノリノリ。予定では70分のセットがいつのまにか(たぶん)100分近くにのびていた。今回たまたま9時の回にしたので見ることが出来た長いセット。嬉しい。

英国を離れて暫く見ることができなかったAcid Jazzのライブ。本当に楽しかった。もしまだロンドンに住んでいたら、こういうタイプのライブに今も通って踊っていただろうと思う。たぶんここ数年の海亀に一番気持ちのいい音楽。

また来てくれるといいなぁ。ブルーイさん英国からはるばる来て下さって感謝しています。ありがとうありがとうありがとう

☺☺☺☺☺Thank you


Incognito - Don't You Worry 'Bout A Thing (1992)

Album:  Tribes, Vibes and Scribes
Released: 1992
℗ 1992 Mercury Records Limited
 

2016年10月17日月曜日

NHK大河ドラマ「真田丸」第36回「勝負」 9月11日放送



というわけで前回「このドラマは歴史小話・裏話のドラマ」であると書いたのだけれど、今回は第二次上田合戦。どうだどうだ。

ぉ~…小さい…ちいさいのぉ。

だって途中で寝落ちしちゃったもんね。1回目にいねむり。2回目もメモを取りながらいねむり…どうよそれ。合戦というくらいだから面白いかと思ったら、

ほとんどが会話劇でした。

やっぱりね。予算が無いのだろうなぁ。馬も無し、鉄砲も無し、城攻めも無し。あったのはフェイク城攻めと、ゲリラ戦を数秒ずつ。ほとんどは作戦会議とリアクションだけ。屋内でアイデアを出して会話してお手紙を読んで「よし攻めるぞ、たのんだぞ」と言って屋外ロケを数秒。その繰り返し。
 
寝落ちした理由は、話が回りくどくてややこしいから。結局そういうことなのよね。ぐっとくる見たい場面が無い。俳優さん達が屋内でどうだどうだうだうだ喋ってるばかり。いつの間にか何が起こってるのかわからなくなってしまう。
 
前回、真田丸は小話・裏話…と書いたんですけど、これもそんな感じなのかなぁ。なんだか細々として大筋が見えにくい。上田城では城攻めもあったらしいんだけどその描写も無し。戸石城の場面のフェイクな城攻めは、以前上杉さんとやりましたからね。目新しくもない。なんだかなぁ…。
 
この辺りの実際の歴史をよく知っていれば、マニアックな細かい描写で楽しめるのかもしれません。しかし基本的な知識が無いと「んも~この人達はいつまでもなぁーにをうだうだやってるのかしらねぇ…もっとガンガン戦ってよぉ」と文句も言いたくなる…というわけでございました。
 
元気のいい稲ちゃんがよかった。
 
 
★あらすじ

父&信繁と兄信幸は敵味方に分かれた。父&信繁は戸石城を兄信幸に明け渡し、上田城で秀忠の軍を迎え撃つ。信幸は戸石城に留まる。秀忠は家康に呼ばれて上田攻めを断念。家康の陣へ向かう。関ヶ原は東軍が勝った。
 
★いいところだけ感想

・犬伏から沼田城に寄った昌幸&信繁を、稲ちゃんが追い返す。ワクシ個人的に歴史のドラマで、目的のために時代のルールに逆らう激しく強い女性がとても好き。痺れる。吉田羊さんはこの場面のために選ばれたのね。かっこいいわ。キツイ稲ちゃんの性格も納得です。彼女は義父に逆らうことに全く抵抗が無いらしいですね。
・秀忠「上田を攻める!」うんうん。
・三十郎涙の別れ。信繁から離れて信幸に仕えることになる。涙涙。こら三十郎泣くな泣くな泣くなっ!
・作兵衛、徳川方が米を刈り取りに来るのを防いで戦闘中。この作兵衛さんの頑張りもこれが最後なの?うひゃ~役者さんがもったいない。武将らしく鎧のお似合いになる肉体派なのに戦闘場面が無かったのがもったいないねぇ…もったいないもったいない。
・雨が降って秀忠軍の退路が断たれた。…んんんわからんっ。何がそんなに凄いのかわからんっ!
・パパ「秀忠を怖がらせてやる」えっじゃあガンガン攻めてくださいよっ!
信繁が秀忠の陣にたどりつくと秀忠軍はいなくなっていた。
・秀忠軍が去ったその夜、真田は上田城で宴会。佐助がニュースを持って来る。
関ヶ原が終わっていたっ!



お猫様H:腹の上の猫





お猫様は気位の高いお姫様なので抱っこが嫌い。ベタベタした関係も好まない。子猫の頃には夜もベッドの上で人間と一緒に寝ていたのに、最近は専用の椅子の上で寝ている。しかしたま~に親しくくっついてくれることもある。それはご褒美。

その日お猫様はソファーでだらだらする海亀のお腹に乗ってきた。おお…うれしいねぇ。お腹のあたりを動かさないように身体を捩り、左手を前方に無理に伸ばして持っていたipadで写真を撮る。こんなことはめったに無いので油断できない。日頃から穴の開いたTシャツは着るべきではないと反省する。


2016年10月14日金曜日

NHK大河ドラマ「真田丸」第35回「犬伏」 9月4日放送



TVでの話がどんどん進んで、感想は遅れるばかり。どうしようかねぇ。以前『軍事官兵衛』の時には翌年まで感想がなだれ込んでしまったのですが今回もそうなるのかなぁ。

上手い事を書こうと思って気負い過ぎるのがいけない。簡単に寸評だけ書いて似顔絵を描けばいいのよね。できるだけ簡単にいこう。


その前に…、

実は今回はあらためて『真田丸』についてわかった事があったので書きとめておこう。今まで感想とは言いながら文句ばかりを書いてきたのだけれど、その理由がわかった。

このドラマの本質は

歴史の裏話

なのね…ということに今回やっと気がついた。な~んだ真田家の大河ドラマというのは建前だったのだな。
 
真田家の話なので真田家に関わりの無い話は有名な事件も描かない…とか、戦シーンが無いとか、有名人がナレ死するとか、秀吉の老衰ばかりで数週間とか、歴史のうねりが見えないとか…今までいろいろと文句ばかり書いてきたわけですが、そんな文句の理由は、このドラマが

歴史の小ネタ、裏話

を細々と積み重ねたドラマだったからなのだと気がついた。
 
なんだか話が小さくて盛り上がんないわね…と思ってたんですけどそりゃそうだ。だってこのドラマ、人物達の経験する日常の出来事を並べただけですもん。全部そうよ。信濃編も大坂の秀吉編もそう。主人公の信繁が見た日々の出来事を描いたドラマ。最初から大きな歴史のうねりを描くドラマではなかったのね。
 
大河ドラマって歴史のうねりを描くのがお約束だと思っていたのよ。だからなんだかおかしいよなと思ってた。なんだか全体に、

小さい…。
 
そういう切り口の歴史ドラマはあってもいいと思います。細かい日常のエピソードを積み重ねて戦国の日常を描く連続ドラマがあってもいい。
 
しかしそれを実在の歴史上の人物でやるのなら、人物描写はリアルに真面目にやって欲しい。人物達の言葉遣いや所作、社会でのマナーはリアルに凝って欲しい。戦国のリアルな日常を見せて、その時代の空気を感じさせて欲しい。時代考証をちゃんとやってください…ということです。
 
このドラマの違和感は、歴史のうねりを描かない上に、細部の描写も出鱈目だから歴史ドラマとしての面白さが見えなくなってしまってることなんですよ。例えば戦国時代なのに現代人のきりちゃん。他の女性の描写も酷い。普通の女性がほとんどいない。皆ネタ要員。せめて人物達の描写だけでもその時代上で説得力があったら、歴史ドラマとして楽しめただろうに。
 
『たそがれ清兵衛』という映画がありますけどいい映画なんですよ。話は小さいし、日常の描写だけなんだけど、時代劇としての描写がとてもリアルで丁寧。だから江戸時代にタイムスリップしたように映画を楽しむ事が出来る。
(↑追記:今この映画のDVDを見てきた。あのリアルさはテレビでは無理でしたね。地味過ぎる暗すぎる。テレビにはある程度の華やかさも必要。…そうだなぁ、近年なら『八重の桜』の会津編が適度にリアルだったと思います)
 
 
このドラマでの三谷さんの狙いは「現代人を戦国に連れてきたらどうなるか 人物達の日常と小ネタだけで歴史を描く」ということなんだろうけど、どうも狙いすぎて違和感の方が大きい。今まで海亀が何度も文句を書いてきたのも、そういうところなんだろうと思います。このことは書きとめておこうと思う。
 
…こうやって文句の理由を書いたので、これからは文句を書かなくてもいいかな…と思います。だといいな。
 
 
★あらすじ

家康は会津の上杉を打つために進軍。大坂では三成と大谷が立った。真田は今後の行方を決める。信幸は徳川サイドへ。信繁と昌幸は西軍へ。どちらが勝っても負けても真田の家は残る。
 
●流れと感想
・稲ちゃんは信幸の妻=真田家の嫁・宣言…それを聞いた昌幸パパが稲ちゃんの手を握る。さすがに草刈パパに手を握られて稲ちゃんも嬉しそうだわね。
・信繁が寧さんを訪ねる。…もう徳川が進軍してるのに、なんだかのんびりしてますね。
・上杉の殿「徳川来るの?困ったな…ヤバイね」
・秀忠「パパはわかってくれない」
・大谷さんは徳川方なのに、訪ねてきた三成に説得されて西軍にいくの?
・ところで、この大谷さん…片岡愛之助さんが、今回本当に素晴らしかった流石ですね。時代劇での存在感が他の方と別レベル。落ち着きも貫禄も男臭さも最高。戦国の大名として納得です。ものすごくいい男。この俳優さんはやっぱり時代劇で輝く。現代劇でおねえ言葉よりも全然いい。時代劇だからいい。貫禄がすごい。いい役者さんですよね。芝居が上手いから病気もリアルで本当に痛そうに見える。苦しそう。勝てるかどうか揺れる三成を怒る…「勝てると思っておるのか。ともに死ぬのはまっぴらごめん。兵をあげるからには必ず勝つ。私がおぬしを勝たせてみせる」←素晴らしい…88888888ちょっと荒っぽい声もいいこのドラマの中ではこの俳優さんが一番時代劇らしい。最高。流石です。かっこいい。絶賛。武将としてもかっこいいし、娘の春ちゃんと一緒の時にはお父さんの顔をしている。いい役者さん。
・こらっ三成っ!また泣くな泣くな泣くなっ!
・上田城のパパはウキウキ。
・大阪城では江雪斎が密かに小早川君を徳川サイドへいらっしゃい。
・三成が、大坂にいる徳川方武家の家族を人質にする…細川の玉ちゃん(ガラシャ)が殉死。とってつけたような悲劇ネタの玉ちゃんの死でしたが、ちょっと興味深い描写。この玉ちゃんは完全にイッちゃってる人なのね。目がイッてる。「神のもとに召される私…幸せ」という目をしている。そういう描写なんですかね。なるほどそういうのもあるのかも。それにしても橋本マナミさんはキレイだ。

 
・大谷さんと三成のお手紙大作戦。えぇーもう徳川は進軍してるのに、いまさらお手紙は遅くない?これは史実ですか。
・上田城…昌幸パパは捕らぬ狸の皮算用…長期の戦乱を予想。しかし信繁「大戦は早く決着がつくかもしれない」
・信幸のアイデア…信幸は徳川につく。信繁とパパは西軍に。いずれが勝っても真田は残る。勝った方が負けた方を助ければいい。…この場面。そう。大泉さんがいい表情。この俳優さんは、以前はコメディ要員の印象があったんですけど、この信幸はとてもいい。大泉さんの印象が変わりましたね。ちょっと苦労性ながら責任を全うする真面目な信幸が非常に魅力的。大泉さんがこんなにいい表情をなさるとは…。いい役者さん。
・信繁っ泣くなっ泣くな泣くな泣くなっ…あ…そうか…お兄ちゃんと最後の別れになるかもしれないからなのか…そうか。
・最後は親子三人で和気藹々。一緒に過ごす最後?