能登半島地震 ─ 寄付・支援情報

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2016年10月14日金曜日

NHK大河ドラマ「真田丸」第35回「犬伏」 9月4日放送



TVでの話がどんどん進んで、感想は遅れるばかり。どうしようかねぇ。以前『軍事官兵衛』の時には翌年まで感想がなだれ込んでしまったのですが今回もそうなるのかなぁ。

上手い事を書こうと思って気負い過ぎるのがいけない。簡単に寸評だけ書いて似顔絵を描けばいいのよね。できるだけ簡単にいこう。


その前に…、

実は今回はあらためて『真田丸』についてわかった事があったので書きとめておこう。今まで感想とは言いながら文句ばかりを書いてきたのだけれど、その理由がわかった。

このドラマの本質は

歴史の裏話

なのね…ということに今回やっと気がついた。な~んだ真田家の大河ドラマというのは建前だったのだな。
 
真田家の話なので真田家に関わりの無い話は有名な事件も描かない…とか、戦シーンが無いとか、有名人がナレ死するとか、秀吉の老衰ばかりで数週間とか、歴史のうねりが見えないとか…今までいろいろと文句ばかり書いてきたわけですが、そんな文句の理由は、このドラマが

歴史の小ネタ、裏話

を細々と積み重ねたドラマだったからなのだと気がついた。
 
なんだか話が小さくて盛り上がんないわね…と思ってたんですけどそりゃそうだ。だってこのドラマ、人物達の経験する日常の出来事を並べただけですもん。全部そうよ。信濃編も大坂の秀吉編もそう。主人公の信繁が見た日々の出来事を描いたドラマ。最初から大きな歴史のうねりを描くドラマではなかったのね。
 
大河ドラマって歴史のうねりを描くのがお約束だと思っていたのよ。だからなんだかおかしいよなと思ってた。なんだか全体に、

小さい…。
 
そういう切り口の歴史ドラマはあってもいいと思います。細かい日常のエピソードを積み重ねて戦国の日常を描く連続ドラマがあってもいい。
 
しかしそれを実在の歴史上の人物でやるのなら、人物描写はリアルに真面目にやって欲しい。人物達の言葉遣いや所作、社会でのマナーはリアルに凝って欲しい。戦国のリアルな日常を見せて、その時代の空気を感じさせて欲しい。時代考証をちゃんとやってください…ということです。
 
このドラマの違和感は、歴史のうねりを描かない上に、細部の描写も出鱈目だから歴史ドラマとしての面白さが見えなくなってしまってることなんですよ。例えば戦国時代なのに現代人のきりちゃん。他の女性の描写も酷い。普通の女性がほとんどいない。皆ネタ要員。せめて人物達の描写だけでもその時代上で説得力があったら、歴史ドラマとして楽しめただろうに。
 
『たそがれ清兵衛』という映画がありますけどいい映画なんですよ。話は小さいし、日常の描写だけなんだけど、時代劇としての描写がとてもリアルで丁寧。だから江戸時代にタイムスリップしたように映画を楽しむ事が出来る。
(↑追記:今この映画のDVDを見てきた。あのリアルさはテレビでは無理でしたね。地味過ぎる暗すぎる。テレビにはある程度の華やかさも必要。…そうだなぁ、近年なら『八重の桜』の会津編が適度にリアルだったと思います)
 
 
このドラマでの三谷さんの狙いは「現代人を戦国に連れてきたらどうなるか 人物達の日常と小ネタだけで歴史を描く」ということなんだろうけど、どうも狙いすぎて違和感の方が大きい。今まで海亀が何度も文句を書いてきたのも、そういうところなんだろうと思います。このことは書きとめておこうと思う。
 
…こうやって文句の理由を書いたので、これからは文句を書かなくてもいいかな…と思います。だといいな。
 
 
★あらすじ

家康は会津の上杉を打つために進軍。大坂では三成と大谷が立った。真田は今後の行方を決める。信幸は徳川サイドへ。信繁と昌幸は西軍へ。どちらが勝っても負けても真田の家は残る。
 
●流れと感想
・稲ちゃんは信幸の妻=真田家の嫁・宣言…それを聞いた昌幸パパが稲ちゃんの手を握る。さすがに草刈パパに手を握られて稲ちゃんも嬉しそうだわね。
・信繁が寧さんを訪ねる。…もう徳川が進軍してるのに、なんだかのんびりしてますね。
・上杉の殿「徳川来るの?困ったな…ヤバイね」
・秀忠「パパはわかってくれない」
・大谷さんは徳川方なのに、訪ねてきた三成に説得されて西軍にいくの?
・ところで、この大谷さん…片岡愛之助さんが、今回本当に素晴らしかった流石ですね。時代劇での存在感が他の方と別レベル。落ち着きも貫禄も男臭さも最高。戦国の大名として納得です。ものすごくいい男。この俳優さんはやっぱり時代劇で輝く。現代劇でおねえ言葉よりも全然いい。時代劇だからいい。貫禄がすごい。いい役者さんですよね。芝居が上手いから病気もリアルで本当に痛そうに見える。苦しそう。勝てるかどうか揺れる三成を怒る…「勝てると思っておるのか。ともに死ぬのはまっぴらごめん。兵をあげるからには必ず勝つ。私がおぬしを勝たせてみせる」←素晴らしい…88888888ちょっと荒っぽい声もいいこのドラマの中ではこの俳優さんが一番時代劇らしい。最高。流石です。かっこいい。絶賛。武将としてもかっこいいし、娘の春ちゃんと一緒の時にはお父さんの顔をしている。いい役者さん。
・こらっ三成っ!また泣くな泣くな泣くなっ!
・上田城のパパはウキウキ。
・大阪城では江雪斎が密かに小早川君を徳川サイドへいらっしゃい。
・三成が、大坂にいる徳川方武家の家族を人質にする…細川の玉ちゃん(ガラシャ)が殉死。とってつけたような悲劇ネタの玉ちゃんの死でしたが、ちょっと興味深い描写。この玉ちゃんは完全にイッちゃってる人なのね。目がイッてる。「神のもとに召される私…幸せ」という目をしている。そういう描写なんですかね。なるほどそういうのもあるのかも。それにしても橋本マナミさんはキレイだ。

 
・大谷さんと三成のお手紙大作戦。えぇーもう徳川は進軍してるのに、いまさらお手紙は遅くない?これは史実ですか。
・上田城…昌幸パパは捕らぬ狸の皮算用…長期の戦乱を予想。しかし信繁「大戦は早く決着がつくかもしれない」
・信幸のアイデア…信幸は徳川につく。信繁とパパは西軍に。いずれが勝っても真田は残る。勝った方が負けた方を助ければいい。…この場面。そう。大泉さんがいい表情。この俳優さんは、以前はコメディ要員の印象があったんですけど、この信幸はとてもいい。大泉さんの印象が変わりましたね。ちょっと苦労性ながら責任を全うする真面目な信幸が非常に魅力的。大泉さんがこんなにいい表情をなさるとは…。いい役者さん。
・信繁っ泣くなっ泣くな泣くな泣くなっ…あ…そうか…お兄ちゃんと最後の別れになるかもしれないからなのか…そうか。
・最後は親子三人で和気藹々。一緒に過ごす最後?


2016年10月12日水曜日

LIVE★Average White Band/アヴェレージ・ホワイト・バンドLive!!!



またLegendを見に行ってきたぜ!ヤッホー!

☺☺☺☺☺

まさかこのバンドを見る事が出来る日が来るとは思わなかった。AWB70年代の英国のファンクバンド。このバンドはロンドンにいた時2000年あたりに一度リバイバルがあって、当時ロンドンで見ておくべきだったんですよ。結局見ないまま英国を離れてしまった。

お二人のオリジナルメンバー(ギターとベース)が70歳ぐらいかな。だからAWBがアメリカのジャス/フュージョン界隈でまだ現役でライブをなさっているとは全く知らなかった。こんなに遠い所まで来てくださるなんて感激ですありがとうありがとうありがとう
 
さっそく見に行くぜっ!箱が小さくて実は客の入りも…空席が目立つ…おっとこれはだいじょうぶか。バンドもなんだか緊張してるかも。だってどんな客が来てるかわからないもんね。うひゃ~ドキドキ。
 
温まるまで暫く時間がかかった。前半は定番のカバー(Marvin Gaye, Dionne WarwickChaka KhanもやったAWB曲「Whatcha' Gonna Do For Me」(←たぶん)でまったりと進む。
 
中、長いドラムソロあたりからだんだん温まってきた。客にコアなファンがいて、曲のイントロが流れると歓声があがるようになる。ワタクシも予習していった曲が出始めた辺りで嬉しくなる…あぁ踊りたひ…。そのまましばらく席でぐねぐね動いて時は流れる。
 
Cut The Cake」ではファンがステージ上のバンドにケーキを渡す。アメリカは自由だ☺☺☺☺ バンドも戸惑いながらケーキを食べる☺☺☺
 
最後にアンコールで待ってました!「Pick Up The Pieces」これでみんな立ち上がる。後ろからも客がつめかけて踊る☺☺☺ これ、アメリカの人にとってAWBと言えばこれなんですね。みんなでぐねぐね踊る。バンドも最後はノリノリ。この曲、こんなにウケるのなら超ロングバージョンにして20分ぐらいやってください。
Average White Band - Pick Up The Pieces (1974)

楽しかった

あまりよく知らなかったんだけど見てよかった。遠い所を来てくださって感謝感謝感謝です。ありがとうまた来てくれるといいなぁ。遠いからなぁスコットランド…この近所にいらしたのはなんと38年ぶりだそうだウヒャー。


今回新しく知った曲「Work To Do」。
元々はThe Isley Brothers1972年の曲。

 Average White Band - Work To Do (1974)

 Album:  AWB
Released: Aug 1974
℗ 1974 This Reissue 1974 & 1977
Atlantic Recording Corporation

 

2016年10月11日火曜日

2016年米大統領選ウォッチ-その4: クリントンvsトランプTV討論バトル第2回



大統領候補・テレビ討論会の2回目です。


海亀の採点

クリントン候補6
トランプ候補2
(採点不可2点)

 
いやー酷いな。大統領選も落ちたものだ
 
あまりの酷さにげんなりした。これって本当に大統領を選ぶ選挙のための討論会なのかとあらためて確認したくなる。大統領選の討論会とは、本来それぞれの候補者が国のために建設的なアイデアをプレゼンする場であるはず。
 
それなのに今回の討論会第2回目は…喧嘩…というよりも非難バトル大会…国民の前でお互いのうち
 
どちらがもっと悪いのか
 
を暴いて攻撃してそれぞれが弁明をする場になってしまっていた。お二人とも脛に傷ある身。普通の綺麗な人達じゃない。それぞれが疑惑の人。この大統領選では、そんな二人のうちのどちらかがが選ばれて世界一の権力者となる…。
 
なんだか今回の大統領選は本当に辛い。見ていて何一つトキメクものがない。
 
 
討論会第2回目は、市民から寄せられた質問に対して答える形をとっていたのだけれど、その半分が二人の候補者の過去の言動、行動に疑問を投げかけている内容。この質問だけで二人の候補者が普通の候補者ではないのが見えてくる。そのリストは…。
←候補者個人の疑惑・人柄に関しての質問はオレンジ色に着色)
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子供達に対して模範となるような態度をとっていると思うか?
トランプ氏へ)あなたの女性を侮辱したテープについて聞いている。やっていないのか?
トランプ氏へ)キャンペーン中に(いい人に)変わったと言っているけど、いつ変わったのか?
クリントン氏へ)メール問題について説明してください。あなたはメールの扱いを間違ったと言ったけれどFBIの「不注意だ」との責めには違うと言った。FBIはメールの中に8件の極秘事項も含まれていて敵に情報が漏れたかもしれないと言う。不注意じゃないのか?
●保険・オバマケアは高すぎる。様々なコストを下げるにはどうするのか?
★(クリントン氏へ)あなたの夫ビル・クリントンはオバマケアを、中小企業を苦しめると非難した。本当か?
★(トランプ氏へ)オバマケアをやめるそうだが、既に病気を持った人もカバーされるよう保険会社にはどう働きかけるのか?
●アメリカには330万人のイスラム教徒がいる。嫌イスラム教徒の動きが増えていて、私達がイスラム教徒というだけで反抗分子だと呼ばれる状況をなんとかしてくれるのか?
★(トランプ氏へ)イスラム教徒は禁止/追放なのか?
★(クリントン氏へ)シリア難民の受け入れを10000人から65000人に増やそうとしているが、入国の審査を強化しても完璧なシステムでない。なぜ危険を冒して受け入れるのか?
政治家は偽善的で裏表があってもいいのか?
●富裕層にも平等に税金を課すために税金の規定をどう変えるのか?
トランプ氏へ1995年の所得申告によるとあなたは91600万ドルを失った。それにより連邦所得税を払わなかった可能性がある。損失を使って税金を払わなかったのか?
トランプ氏へ)それであなたは何年間税を払わなかったのか?
●シリアでは殺戮が続いている。大統領になったらアレッポでの惨状をどうするのか?助けなければホロコーストと同じになるのではないか?
★(トランプ氏へ)アレッポの惨状をどうするのか?あなたの副大統領候補は軍を拡大し軍事介入すると言っている。アレッポが堕ちたらどうなると思うか?あなたの戦略を教えてください。
★(クリントン氏へ)アサドを追放するために武装した反体制派を支持したがアレッポに関しては既に手遅れ。外交手段も失敗。停戦も失敗。アサド政権に対する外交を支える為に飛行禁止区域を超えて米国の軍隊を送るのか?
あなたはアメリカにとって熱心で献身的な大統領になるのか?
クリントン氏へ)あなたはトランプ氏のサポーターの半分を「嘆かわしい」と言って後悔もしていないが、何千万人ものアメリカ人を否定しながらどうやって国をまとめるのか?
●最高裁判事を選ぶのに一番重要な点は何か?
●必要なエネルギーのためにどのようなエネルギーポリシーを持つのか?また化石燃料発電の労働者の仕事を減少させずに環境に優しくあるためにはどうするのか?
最後にお二人へ。それぞれ相手に対して尊敬できる事を言ってください。
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↑政治に関する内容は全部で●=6件。それ以外の4件はお二人の人となりと疑惑について。
 
 
これらの質問で大まかではあるけれど、アメリカの課題も見えてくる。

・医療保険
・人種・民族差別+難民
・税金
・中近東の惨状+外交
・エネルギー問題

毎度のこととはいえ問題は山積み。アメリカには多くの難問をさばける優秀な大統領が必要。ところが今回の大統領候補は二人とも疑惑を抱え、そもそも国民が両候補を信頼できずにいる。そこが今回の大統領選の最大の問題。
 
 
■討論の様子は?
 
●トランプ氏わかっちゃいるけど酷い。相手をこき下ろすことしか言っていない。それにしてもまぁなんと面の皮の厚い人なのか。この人は本当にすごいな悪い意味で。あきれる。
 
例の「女性侮辱テープ」の話には驚かない。もともとこういう人だろうし、ああいう成金のプレイボーイなら他にも沢山いる。トランプさんはもともとそういう類の男。大統領候補に選ばれること自体が間違っている。大統領選の選挙日の1ヶ月前にあのようなテープが公開されるとはまぁ運が悪いのだけれど…。
 
ところがこのオヤジ、例のビデオに関して全国民の前で責められても顔色一つ変えることなく「おっとゴメンナサイ…僕は女性を尊敬しているんですよ。そんなことより、ISISは酷い事をやってる。やっつけるぜ。それにヒラリーがいかに酷いのか知ってるか?ビル・クリントンなんて俺よりももっと酷いぜ。こんなこともこれもあれもこれもあれもやったんだぜダメだ酷い酷いダメダメダメなんだよ…恥を知れ。刑務所に送ってやる」と延々とヒラリーさんを攻撃し続ける。マシンガンのように。
 
なんだかすごいなと思った。この人は他人の(大衆の)意見なんて全く気にも留めない、自分が米国中…いや世界中の人々にどう思われようがどうでもいいのね。ある意味怪物。ほんとにほんとにすごいわ悪い意味で。怖い。人として何か欠けてますね。討論の途中で「ヒラリーに喋らせて俺には時間をくれないのか?なんでもっとヒラリーを責めないんだよ、まだ終わってないだろ」と司会者二人にも文句を言い始める。礼儀やルールも無視。
 
とにかく攻撃攻撃攻撃攻撃攻撃。「ヒラリーは酷い、オバマは酷い、ヒラリーの旦那も酷い、とにかく酷い酷い酷い」と文句を言い続ける。都合の悪い質問には答えない。答える代わりに全く関係ない事を喋って喋って喋り続ける。自分が大統領になって何をするかは税金を下げること以外ほとんど言っていない。きっとわからないからだろう
 
見ていてなんだか気持ちが悪くなった。真面目に討論会に臨んだヒラリーさんも困っただろうと思う。討論になっていない。トランプさんはこの討論会で、相手を攻撃する以外に建設的なことを言っていない。
 
困ったことに、現在のアメリカには、この人のこういう人間離れした面の皮の厚さとあつかましさ、押しの強さを曲解して「トランプさんは大統領候補として最高に強い人、頼れる強い男だ」と賞賛する人々が少なからずいる。それもまた恐ろしい。頭が痛い。
 
実は前回の副大統領候補の討論の時のように、メモを取りながら録画を見ていたんだけど、言ったことのリストを作るのはやめようと思った。トランプ氏のヒラリー氏に対する膨大な非難・攻撃なんて書き連ねるだけ無駄。
 
大統領選の討論会なのに実にくだらない。下世話な口喧嘩。ああくだらない。
 
もうなんでこんな奴を選んだんだよ。もう少しまともな人間を選んでくれ。不快極まりない。大統領選の討論会なんだからもう少し建設的なことを言えばいいのに。相手を言葉で殴って殴って殴り倒して大統領になるつもりなのか。それとももうやけっぱちなのか。あきれて物も言えない。落ちるとこまで落ちた。
 
 
●クリントン氏は頑張ったと思う。規格外のトランプ氏の攻撃に声を荒げることも無く、落ち着いて理想を語ろうとしていた。討論会を討論会として尊重していた。元弁護士は口も立つ。過去の実績から具体的、建設的な内容の話もしてましたね。いい話をしようとしていた。
 
討論中トランプ氏に「彼女は過去20年間何もやっていない」と責められ、その返事として語った彼女の実績を記しておこう。
 
「…過去30年間に私がやったこと… 毎年8百万人の子供が健康保険を持てるようになった。何十万人の子供が養子に貰われるように養子縁組と里親のシステムを変えた。911日のテロでは共和党の市長・州知事・大統領と協力し、事態に緊急に対応して病気になった人々の医療を保証した。数十万人の州兵の医療と健康管理。子供達は正しい量の薬を与えられるようになった。世界に出て国のための主張をし、女性の生活向上を唱えた。ロシアの核兵器を減らし…400件の法令に私の名前が刻まれている。これからもハードに働く。同じように働く。結果を出す」

彼女の具体的なビジョンはhttps://www.hillaryclinton.com/issues/で閲覧可。

しかし私、前回のエントリーを書いた後にちょっと調べたんだけれど、ヒラリー氏も問題が多い。多いだけじゃない。もっと隠しているのかもしれない。どこまでが本当なのかわからないが黒い噂もある。理想的な人だとはいい難いのだろう。黒すぎる。外交的にはかなりなタカ派だというのも最近知った。それも心配。


本当に何を信じればいいのかわからなくなる。もっと普通の人、クリーンな人はいなかったのか。純粋に理念を掲げ希望を語ってくれる若い世代の政治家はいなかったのか?それともアメリカは理想を語れるほどの余裕さえも無いのか?

トランプ氏が税をごまかし前時代的な差別主義者で政治の素人なら、クリントン氏は手段を選ばず強欲で嘘つきかもしれない。この二人が今年のアメリカの大統領候補。これから4年間。アメリカはこの二人のいずれかに率いられることになる。

なんだか気持ちが滅入る討論会でした。



………アンダーソン・クーパーって イイヨネ… 

2016年10月6日木曜日

お猫様H:アイロン台の上の猫


かわe


件のテレビ討論会を、メモを取りながら集中して見ていたら、それまでおとなしく待っていたお猫様が痺れを切らして愛情を要求し始めた。彼女はお姫様なので素直に人間の膝の上に乗って甘えることはしない。尻尾を立ててこちらを横目で見ながらテレビの前を無言で通り過ぎる。何度も通り過ぎる。退屈しているらしい。

テレビの録画をとめて「ハイハイわかりました」と、こちらが立ち上がった途端にお猫様はダダッと走る。それを走って追いかける。階段を駆け上り2階の窓から外を見てすんすんと鼻を鳴らし、また次の部屋に走っていって窓をチェック、また次の部屋に走っていく。人間はただひたすら彼女を追って走る。毎晩お猫様を追って人間は家中を走る。

そうやって暫く走ったら休憩。その日は、出しっぱなしのアイロン台に乗ってダラダラし始めた。頭を撫でたり耳にドライなチューをしたり「可愛いねいい子だね大好きI love you…」と話しかけて一緒にダラダラする。これはその時のお写真。

この後でお猫様に顔を寄せて一緒に自撮りを何枚も撮った。