2026年1月19日月曜日

CAMELPHAT – Sunshine (2025)



耳になじむ



CAMELPHAT – Sunshine (2025)
Sunshine – Single
CamelPhat
Released: July 11,2025
℗ 2025 When Stars Align


この曲は去年の夏あたりにダンスチャートに入っていたと思う。いい曲なのでメモしていた。このサビの「サンシャ―イン…」のフレーズが頭に浮かんできて「どの曲だったっけ?」と1970年代のR&Bの曲だったっけ?などと思い違いをしていた。去年の曲でした。静かだけれど耳に残る曲。


★CamelPhat
英国のDJとプロデューサーのデュオ。メンバーはDave WhelanさんとMike Di Scalaさん。2006年にリバプールで結成。2017年にシングル「Cola」が英国のダンスチャートで3位、シングルカートで18位を記録。2018年にはDJ マガジンにてBest of British 賞を受賞。今までに2枚のアルバムをリリース。



Sunshine
CamelPhat
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もうだめだ
どんな風に感じていたか思い出せない
夢みたいだった
あれは本当だったのだろうかと思う
もうお終いだ
光を捉まえなきゃ
外に出よう
朝日が登るのを見るために


[Chorus]
雨を覚えてる 土砂降りだった
そして僕はしばらく逃げ回っていた
夜が朝になって
ただ日の光を感じたい
雨を覚えてる 土砂降りだった
そして僕はしばらく逃げ回っていた
夜が朝になって
ただ日の光を感じたい

[Post-Chorus]
Sunshine, sunshine
Oh, ただ日の光を感じたい…


[Refrain]
Sunshine, sunshine
Oh, ただ日の光を感じたい…  


[Chorus]
雨を覚えてる 土砂降りだった
そして僕はしばらく逃げ回っていた
夜が朝になって
ただ日の光を感じたい
雨を覚えてる 土砂降りだった
そして僕はしばらく逃げ回っていた
夜が朝になって
ただ日の光を感じたい

[Post-Chorus]
Sunshine, sunshine
Oh, ただ日の光を感じたい…

[Outro]
Sunshine, sunshine
Oh, ただ日の光を感じたい…


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Songwriters:  David Whelan, Michael Di Scala, Abel Romijn


お猫様H:冬の日






Otogibanashi




英ドラマ BBC/HBO『インダストリー/Industry』(2026) シーズン4, 第2話まとめ:The Commander and the Grey Lady



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『Industry』 (2026) TV Series-Season 4/英・米/カラー
/約50分・全8話/
制作:Mickey Down, Konrad Kay』
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1月18日・日曜日に放送の『Industry』Season 4 の第2話。昨日早速録画を見た。第2話はスピンオフ的サイドストーリーのみ。金融の話は無し。解説はいらなかったので簡単に要点だけ記録しておこう。




★簡単な要点/あらすじ/全てネタバレ注意




ハーパーの同僚 ヤスミン/Yasmin Kara-Hanani(Marisa Abela)は貴族のヘンリー/Sir Henry Muck(Kit Harington)に嫁ぎ地方の広大な領地のカントリーハウスで生活している。

ヘンリーはMP/Member of Parliament/国会議員になろうとしたが選挙で敗北し鬱になった。ヤスミンにより城ではヘンリーの40歳を祝う盛大なバースデー・パーティーが開かれる。父親の40歳の誕生日に関するトラウマを乗り越えてヘンリーは鬱を脱する。

ヤスミンによるアレンジでパーティーに招かれた『Tender』のCEOホイットニー/Whitney Halberstram(Max Minghella)はヘンリーに『Tender』のCEOの席をオファーする。


カントリーハウス/マナーハウスとは英国の農村において貴族およびジェントリの住居として建設された邸宅。貴族の末裔がすむ城のようなもの。城の周りには広大な領地が広がり農民や市民たちが生活を営んでいる。日本の藩と大名のようなもの。ヘンリーは殿様の子孫ということですね。

殿様の末裔ヘンリーが町に出ていってパブで飲むと、町の人々が彼のことを知っていて話しかけてくるのが面白いと思った。殿様と話してるようなものなのだろうか。英国にはまだ階級社会が残ってる。

昔は殿様の土地で起こったことは領地内で処理されていたのだろうけれど、今の時代はそうはいかないだろう。ヘンリーの暴力シーンはいずれストーリーに絡んでくるはず。


2026年1月18日日曜日

英ドラマ BBC/HBO『インダストリー/Industry』(2026) シーズン4, 第1話まとめ:Paypal of Bukkake





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『Industry』 (2026) TV Series-Season 4/英・米/カラー
/約50分・全8話/
制作:Mickey Down, Konrad Kay』
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英国の金融業界を描いた米HBOのドラマ『Industry』のシーズン 4が今年1月11日から始まりました。相変わらず下品な言葉が多いのですでに食傷気味ですが、このドラマは密度が濃くて面白いのでこのシーズンではストーリーのあらすじをエピソード毎に書いていこうと思う。

スラング満載、金融のジャーゴン満載、隠語満載で1度見ただけではさっぱりわからない笑。しかし内容がわかればかなり面白いドラマ。私には言葉も内容も難しいので、今回も毎週日曜に放送されるドラマを、火曜か水曜あたりにまず私が一人で見てストーリーの流れを掴んだ上で、週末に旦那Aと一緒に見て意味を説明してもらうことにした。そこでわかった内容をここにメモしておこうと思う。ストーリーのまとめというよりも、大まかな内容の構成を分けて記しておこう。



★ほぼあらすじです/全てネタバレ注意




★ ハーパー・スターン/Harper Stern(Myha'la Herrold)

主人公の女性。前シーズンからの繋がりで、現在のハーパーは投資家/貴族院のメンバーのオットー/Otto Mostyn(Roger Barclay)から見込まれ、彼の投資会社『Mostyn Asset Management』の一部署「Short Opportunities Fund」のファンドマネージャーを務めている…この部署は「空売り/Short ㊟後述を専門とする。
2024年の労働党の勝利にともなう世相の動きを、昔の同僚リーシ/Rishi Ramdaniに探らせ、ハーパーはこれから価格が下落すると予想されている『Siren』の株を空売りしようとしている。
『Siren』はロンドンに拠点を置くインターネット・コンテンツの有料購読サービス…ポルノ制作者の間で人気が高いことで知られている。新政権が包括的な「オンライン安全法案」を提案していることにより、『Siren』のようなサービスは危機に陥る可能性がある。
折から『Mostyn Asset Management』内のハーパーの部署の成績は好ましくなく、今回の『Siren』の空売りも不評。
すでに引退している昔のボス、エリック/Eric Tao(Ken Leung)のファミリー投資会社がハーパーの会社から投資を引き上げたことから、焦ったハーパーは全てのクライアントのファンドを閉鎖(gating)してしまう(投資家が資金を引き出せないように閉じてしまう)。彼女の衝動的な行動にオットーが激怒「私の爵位を傷つけるな、君を雇ったのはただDEIに寄せた振りをしただけだ」とハーパーに告げる。オットーに失望したハーパーはエリックに連絡、新しい会社を二人共同で設立することになった。

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 「空売り/Short」とは
空売り(からうり)とは、手元にない株式を証券会社から借りてきて、高い値段で「売り」、その後株価が値下がりしたところで「買い戻して」差額を利益にする信用取引の一種。売った株が後に値下がりすればするほど買い戻した時に儲けが出る。
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『テンダー/Tender』

ロンドンの比較的新しい決済処理スタートアップ企業…『Tender』は特に賭博やアダルト業界などの怪しげな企業に(Paypalのような)決済処理のサービスを提供することで大手に成長した。この会社の共同経営者は…CEO/最高経営責任者/chief executive officer の ジョナ/Jonah Atterbury(Kal Penn)、そしてCFO/最高財務責任者/chief financial officer のホイットニー/Whitney Halberstram(Max Minghella)の二人。
ホイットニーは『Tender』の怪しげなイメージを刷新するため、今までのメインのクライアント…アダルトやギャンブル関連の顧客との契約を打ち切り、まっとうな銀行への事業転換を図ろうとする。
CEOのジョナは『Tender』の業界での最大の強みは、(誰も関わりたがらない)怪しい顧客にサービスを提供することだと言い、銀行への事業転換は危険だと反対する。
ホイットニーは『Tender』の取締役会と共に ジョナを突然解雇し、『Tender』のCEOに就任する。

その他のサイド・ストーリーと分析

● 2024年の選挙での勝利により労働党は…『Siren』などの怪しいサイトの取り締まりを厳しくする「オンライン安全法案」を成立させようとしている。

● 労働党の「オンライン安全法案」に保守党は反対している。その保守党の貴族院のメンバーのオットーは、ハーパーに委ねた(「Mostyn Asset Management」の中の)「空売り専門部署」が、労働党の「オンライン安全法案」(=『Siren』株の下落)により成績を上げることを良しとしない。彼が保守党内で顔を失うことによる。

● 金融を専門とするジャーナリスト、ジム/Jim Dycker(Charlie Heaton)は『Tender』の(まだ明らかにならない)不正行為を暴こうと嗅ぎまわっている。その不正行為で『Tender』の株価が落ちる可能性があることが示される。ジムはハーパーに連絡をし「空売りをするのなら『Tender』の方がいい」と告げる。

● 『Tender』のホイットニーが自ら関わっているアフリカでのプロジェクト…それが何かはまだはっきりとわからない。

● ホイットニーの台詞に出てくる『HGH』の言葉…HGH は Human Growth Hormone の略だろうか。ホイットニーが秘密裡に関わっているアフリカでのプロジェクトに『HGH』が関係する可能性がある。

● そこで思い出すのがシーズン3までのメインキャスト、ロバート/Robert Spearing(Harry Lawtey)。彼はシーズン3で、カリフォルニアのベンチャーキャピタルにリトル・ラボ社の事業計画を売り込み、成功を収めていたはず。今はカリフォルニア在住だろうか。ホイットニーのプロジェクトに今後ロバートが関わってくる可能性があると海亀は見た。

● もう一人のメインキャスト、ヤスミン/Yasmin Kara-Hanani(Marisa Abela)…彼女はシーズン3で貴族のヘンリー/Sir Henry Muck(Kit Harington)に嫁いだ。現在はマナーハウスに住み、上流の社交界で生きる。盛大なパーティーを催し、ビジネスのトップや政治家、貴族等の社会の上層部の人々に出会いの場を提供している。今回のパーティーでは『Tender』のホイットニーと労働党のMP ジェニファー/Jennifer Bevan(Amy James-Kelly)を結びつけた。また同パーティでハーパーとホイットニーが親しくなった。


第1話での情報はこれくらいだろうか。今後のドラマを理解しやすいように記録する。



それにしてもこのドラマは耳をふさぐほど、目を覆うほど下品なのに参る笑。これは制作と脚本の方々が、このような下の話題とロンドンのシティを結びつければ「Cool」だとか「Edgy」だとか思っているからだろう。(視聴者の求める)London City の金融業界のイメージによるものだろうか。主人公が女性なのにあいかわらず愛の無いセックスが多い。制作が男目線で創作しているからだろう。かなりシャープでキレのいい面白い話なのに下の話が多いのは、視聴者が堅い話に飽きないようにスパイスで味付けをしているのだろう。いいのか悪いのか私にはよくわからないけれど困るわけではないからまぁいいか。

エリックが帰ってきたのが私はとても嬉しい。シーズン3でのエリックの扱いがとにかく酷かったので、彼はもうこのシリーズから消えるのかと思っていた。彼はまたメインのキャラになりますね。

エリックは今度はハーパーと会社を共同経営するらしい。それにしてもエリックの女性の好みがこの第1話でほんの少し示されたように思うが、頼むからエリックとハーパーは寝ないで欲しい。たのみます。お願いします。もしそうなったら私はとてもがっかりする。幻滅する。エリックは厳しいお父さんキャラだからいいのよ。

Ken Leungさんは好きな俳優さん。小柄なのにカリスマがあって、このシリーズでは何を考えているのかわからないのが少し怖くていい。彼は目が全く笑っていなくて常に怒っているのかと心配する。今回も注目です。シーズン3のようなかっこわるい姿はあまりなければいいな。

ハーパーはとにかくすぐに爆発する爆弾のような娘で、彼女を見ているとハラハラするから面白い。今回も何をやらかしてくれるのか楽しみ。


これから暫くはストーリーのみをまとめて記録することにしよう。


2026年1月15日木曜日

2025年・年間ベスト曲



昨年1年間で取り上げた曲の中で、個人的に好きだった曲をまとめておこうと思った。初めての試み。曲の順番はここで取り上げた日が新しいものから古い順へ。1位から10位までを最初のグループとし、次に11位から20位までを次のグループとして記した。全て曲のページにリンク。

1年分をまとめて聴いてみるといい曲が沢山ありました。

2025年の1年間にここで取り上げた曲の中から選んだものなので、2024年の曲も入ってます。


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TOP10/1位~10位(順不同)

今年この曲が一番びっくりしました。英語のラップを日本の女の子達が完璧に歌っているのに驚いた。曲がとにかく素晴らしい。プロダクションが巧み。様々な音が聴こえてくる。MVも最高。フェティッシュなサイバー系の女の子達のイメージも最高。息を呑むほどかっこいい。感動した。私もラップのパートを歌ってみた(かなり練習した)。超難しいです。
よく踊れる曲。延々と気持ちよく身体が揺れる。途中ホーンセクションが出てくるあたりからの盛り上がりが素晴らしい。
リズムの取り方がかっこいいソウル。この歌い出しはすごいと思う。
ジョンヒョンさんの声に泣く。プロダクションが丁寧ないい曲。
流れるようなリズムがかっこいい。優雅なダンスミュージック。
音のプロダクションがみっちりと濃くて気持ちいい。
MVはエロエロですが音が超かっこいい曲。囁くようなボーカルも効果的。音の壁が迫るような印象。
3人が競争するような濃い濃い曲。MVも濃い。それぞれが皆素晴らしい。
流れるように優雅なリズム感。
胸に迫るドラマチックで切ない曲調がいい。


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11位~20 位(順不同)

まったりとリピートが気持ちいい曲
風の吹き抜けるような爽やかな曲
日本人的メロディーでしょうか。メロディーが心に染みる
キレのいいリズム。この曲は今年米国のTVコマーシャルでも聴いた
ストリートのドライなかっこよさ
キャッチー。コーラスが耳に残る
基本。前向きに気持ちのいい曲
今もチャートに上がってきたりする曲。とにかくキャッチー
巧みなかっこいい音、素晴らしいプロダクション。
延々と長い曲ですが心に馴染むようないい雰囲気。

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Notable mention

ただただ直線的に気持ちのいいリズムの曲
素直な恋心を歌った、ほのぼのとしたいい曲


2026年1月14日水曜日

Lenny Fontana - If You Want Me (feat. Jasmine Lovett)(Club Mix)(2025)



もっとディスコ



Lenny Fontana - If You Want Me (feat. Jasmine Lovett)(Club Mix)(2025)
If You Want Me – Single
Lenny Fontana
Released: November 28, 2025
℗ 2025 Karmic Power Records



UK Upfront Club Chartに今入っている曲。いいっすね~。かつてのCHICのベースラインにのったハウスがたまらん~。いい気持ち。延々といける。ノンストップでよろしく。

コードの進行が良過ぎる。いい気持ち。If you want me~♪ の延々と伸ばすボーカルの音に後から一瞬サックスの音が重なるのも素晴らしい。いい曲。

4:25のあたりに音が少しぶれるのは意図的かな。昔センターの穴のずれた輸入盤のレコードをかけるとこういう風に少し音がぶれていた笑。今は意図的にこういうエフェクトを加えるのかも。  面白い。


★Lenny Fontana
米国ニューヨークの伝説のハウス DJ。1985年頃からNYのStudio 54、The Underground NYCなどで活動開始。その後もコンスタントに英国のダンスチャートの常連。2020年から彼が各有名 DJ にインタビューを行う Podcast「True House Stories®」を開始。これはYouTubeにも上がっているのでこれから見にいこう。

★Jasmine Lovett
お名前はネット上にあるのだけれど、ほぼ情報は出てこなかった。newcomerとあるので新人かな。いい声ですね。この曲ではボーカルを担当。



If You Want Me
Lenny Fontana
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baby
baby
baby


考えてみて
あなたが存在する理由を考えてみて
新しいこと教えてあげる
それを見逃したくないかもよ
チャンスを掴んて もう二度とこないかも
私がなりたいのは
あなたのオンリーフレンド


if you...
if you want me...
if you...
if you want me..
あなたが存在する理由


考えてみて
あなたが存在する理由を考えてみて
新しいこと教えてあげる
それを見逃したくないかもよ
連絡して
私に連絡して チャンスをつかんで
私がなりたいのは
あなたのオンリーフレンド


if you...
if you want me...
if you...
if you want me..
あなたが存在する理由

baby
baby

if you...
if you want me...
if you...
if you want me..
あなたが存在する理由


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Songwriter:  Lenny Fontana


Boogie Hill Faders x Belle Humble - Control (Disco Fries Remix)(2025)



気持ちよい



Boogie Hill Faders x Belle Humble - Control (Disco Fries Remix)
Control (Disco Fries Remix) – Single
Boogie Hill Faders, Belle Humble
Released: September 5, 2025
℗ 2025 Spinstar United Music Group (SOCAN), Belle Humble (PRS), 
John “J-C” Carr (PRS), Everyday Is Christmas (BMI)


去年の秋にチャートに入っていた曲。DJはカナダのカルガリーを拠点にしたデュオだそう。この曲は15年ぐらい前の中田ヤスタカさんのcapsuleの音によく似ている。ボーカルの声の質も似ている。

★Boogie Hill Faders
メンバーはお二人…Nitroさん & Big Dさん(かな?)。カナダのカルガリーを拠点にしているらしい。あまり情報が出てこない。

★Belle Humble
カナダ/英国人、英国在住のシンガーソングライター。売れっ子のソングライターで、ヒット曲も多数。


Songwriters: Kevin Oliver, Dustin Meek, Belle Humble, John Carr & Bill Coleman


2026年1月13日火曜日

映画『クリスマス・キャロル/A Christmas Carol』(1984) :ゴルフボールを忘れるな






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『A Christmas Carol』(1984)
/英・米/カラー
/1h 40m/監督:Clive Donner』
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クリスマスの頃に煮詰まっていて…いや Thanksgiving の頃から煮詰まっていて…、じゃあなぜ煮詰まっているのかと言えば、それは私達夫婦に家族がいないから。

クリスマスは西洋では家族の日。日本のお正月と同じようなもの。決して恋人同士のロマンティックなディナーの日ではない。家族や親戚、友人などが一緒に休暇を過ごす…そのようなほのぼのとした「家族の日」。

その家族の日に「うちには家族がないじゃないか」と文句を言いながら、カタチばかりを整えてそれらしくクリスマス・ホリデーが通り過ぎるのを待つ夫婦。特にコロナの頃からか…この地では(以前は多かった)年末のライブやイベントも減ってしまって…毎年夫婦にとっての年末年始は、どうにもやりきれない退屈な日々になってしまっている。

そんなわけで1月の半ばの今日になってもまだクリスマスの文句を言っている。なんだなんだなんだ…


11月末に書いたこのブログの文で、私にはディケンズの『クリスマスキャロル』のスクルージ(意地悪爺さん)の気持ちがわかるかも…と書いた。『クリスマスキャロル』の本は読んでいないのだが、この爺さんのキャラのことはなんとなく知っている。小学校ぐらいに子供用に書き直された『クリスマスキャロル』風の絵本を見たような気がする。それ以外にもスクルージと言えば「意地悪頑固ジジイ」の代表的キャラとしてメディアなどで何度か見ることがあったかもしれぬ。

ともかくスクルージについて私が知っているのは…クリスマスに文句を言う意地悪頑固ジジイ。今年の Thanksgiving に私はこのキャラを思い出して「私はスクルージと同じかもね…」などと思った。もちろん私は人に意地悪はしないけれど、家族のホリデーに文句を言って機嫌が悪くなるのはあのキャラと同じ。

それならば今年のクリスマスはあらためて夫婦二人、スクルージに真正面から対峙しようと思ったわけです。もしかしたら私はよく知りもしないのに「スクルージスクルージ」と知った気になっていたのかもしれぬ。きちんと映画でも見て知識をまっとうなものにしようと試みた(本を読みなさい)。


というわけでAmazon Primeで一番評判のいい1984年版をレンタルした。この1984年の作品は、数多く存在する『クリスマス・キャロル』映画の中でも一番の高評価。それなら間違いないだろうと思った。

事前に予想していた内容は…、このスクルージ氏という人は、人生の途中でなにか不幸があったとか、傷ついた過去があったとか…なんらかの(理解できる)理由で、意地悪頑固ジジイになったのだろう…その彼の過去の話を知れば、彼の人となりや心情を察することもできるかもしれぬ。そのようなものを期待した。




★ネタバレ注意




ありましたね。彼が頑固ジジイになった理由。しかし思ったほど大きな…人生観を変えるほどのトラウマとか、苦しかった過去とか…の話ではなかったです。

単純に、彼がひねくれてしまった理由は

ケチだった。

これです。スクルージ氏は仕事に熱を入れ過ぎて、ある日ガールフレンドとのデートに遅刻してしまった。それでガールフレンドに振られてしまった。そしてガールフレンドは他の人と結婚して温かい家庭を築いた。それでスクルージ氏は家族のいない不機嫌な老人になってしまった。

基本的にはこれだと思います。それ以前にも理由はある。彼の厳しすぎた父親。唯一の味方だった妹が亡くなってしまったこと…などなど。もちろん(彼の会社の)共同経営者だったマーレイ氏が亡くなったことも大きかったのだろう。

しかし彼がこうなってしまった一番の理由は彼がケチだったこと。お金です。父親が厳しすぎて、家族との縁も薄く、不安だから、仕事を何よりも優先する…お金に執着するようになる…そのような性格だから次第に人が離れていき、スクルージはますます意固地になっていった。それがスクルージ氏が「ケチな頑固ジジイ」になってしまった理由のようです。

このストーリー『クリスマスキャロル』とは、そんな頑固ジジイのスクルージ氏に、亡くなった友人…(彼の会社の)共同経営者だったマーレイ氏が幽霊になって現れて、スクルージ氏に、彼の生き方を改めるようにと説得してくれる話でした。



この映画を見て

「ゴルフボールと瓶と人生」

の話を思い出した。内容は検索していただきたい。とてもいい話です。若い人にとっては特に大切なことを言っていると思う。


『クリスマスキャロル』とは「ゴルフボールを瓶に入れそこなった男の話」なのだろうと思った。ああ…まさにそれそれ。それですね。うちの夫婦もそうなの。うちも瓶にゴルフボールを入れなかったから年を取って家族のホリデーに文句を言っている。そのまんまです。(もちろん人によってゴルフボールの種類は様々)

スクルージは人生の優先順位を間違った人。彼がこだわったものは小石や砂だったわけだ。それで人生の瓶にゴルフボールが入らなくなってしまった。後悔しても後の祭り。だから皆が楽しむホリデーシーズンに不機嫌になっている。


うちもこれだ。この「ゴルフボールと瓶と人生」の話は、うちの夫婦が煮詰まるたびに毎回必ず話に出る。実に上手い例え話。この話を知ったのは5年ぐらい前ではなかったかと思うが、なるほど確かにそうだそうだと何度もうなずいた。

しかしもう年をとったからね。もううちの瓶にゴルフボールは入らない。だから後悔している。旦那Aのせいだと思う。あいつは軽薄に目先のことばかり考えて人生の瓶にゴルフボールを入れ忘れた。ものすごく迷惑。だから今も私から度々文句が出る。しかしこれからも人生は続いていくことも納得済み。しょうがない。


すでにわかっていたことを確認するような映画だった。いい話です。年寄りはともかく、若い人は知っておいたほうがいい話だと思う。この原作の本は1843年が初版だそう。182年も前に書かれた話なのに、今の時代にも通じる「人生の大切なこと」を描いている話。人間とは時代が変わってもあまり変わらないものなのだろうね。


2026年1月11日日曜日

Nicky Doll - How Do I Look (2025)



素敵ね



Nicky Doll - How Do I Look (2025)
Album: APOLLO • ARTEMIS
Nicky Doll
Released: September 5, 2025
℗ 2025 Karl Sanchez Artistry LLC
* * *
How Do I Look (FLAWLESS) (GUZ Remix)
How Do I Look (Remixes) - EP
Nicky Doll
Released:  November 7, 2025
℗ 2025 Karl Sanchez Artistry LLC



少し前からこの曲のリミックスが UK Upfront Club chart に入っていて、いい曲だな~とメモしていた。ちょっと80年代のテクノ風のエフェクトもあっていい。ところでNicky Dollさんて誰だっけ?…どこかで聞いたことがあるような…

…と思って調べたら、なんとなんとなんと米国TV番組『Rupaul's Drag Race』のシーズン12のコンテスタントでした。なんとなんと…大好きだったわ彼女。そうそう…シーズン12と言えば、コロナの2020年のシーズンだった。収録は前年だったので番組のほとんどはステージでのショーだったのだけれど、最後のリユニオンと優勝決定がそれぞれ自宅からZOOMで繋がっての収録だった。思い出深いシーズン。ここにも感想で彼女のことは書いてましたよ。

 
このフランス人で(当時)ニューヨークに住んでいたニッキー・ドールさんが私は大好きだった。普段はかわいい男の子なのに薄い色のカラコンを入れると超絶美女にかわる不思議。スタイルも良くて…脚の長い…いい女だな~と思った。ほれぼれ

なーんと彼女は歌も歌っていたのですね。Drag Race の番組から5年も経っているので本当に久しぶり。お元気そうで何よりです。ま~嬉しいわ💕



● I plead the 5th 
「黙秘権を行使する」…自己負罪拒否権を定めた合衆国憲法修正第5条の権利を行使すること
● ‘Cause God is a miss
旦那Aによると神様がいない…とか、神様がミスをしたからじゃない?などと言う。この歌では「朝目が覚めたらすっぴんで、それが満足ではない…神様のミス…などという解釈らしい。違ってるかも…書き起こしが違うのかも。That is a miss/失敗にも聞こえるし
● It takes work
頑張りが必要…大変なのよ
● This is a bus
これはわからない。歌詞の書き起こしをした人が間違ってるかも
ちなみに It's a bus.または bussin ならスラングで素晴らしいとか美味しい、かっこいい
bus だけならスラングでありきたり退屈の意味も
●  (mwa)
キスの擬音。欧州の社交の場で頬にキスする真似…頬を左右交互にくっつけて「むぁ」「むぁ」と言う。ロンドンでやってた笑



How Do I Look
Nicky Doll
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完璧だわ 誰とも違う 完璧よ

こんな風に目覚めて
黙秘権を主張するわ 
だって神様のミスだから 
大変なのよ 

私達とは一緒に座れないわ
これは bus 
強気なまま 立ち上がるのよ
頑張ってるの

なんなんだって あなた思ってるでしょ
世界はぐるぐる回ってるし
今夜は 光の中で
あなたをめちゃくちゃにしてあげる


だから言って 
私どうかしら?(完璧よ  最高よ 完璧)
私どう見える?(完璧だわ 誰とも違う 完璧よ)
私どう?(完璧だわ 絶対よ 完璧)
私どうかしら?(完璧よ 独特ね 完璧だわ)


抵抗できないでしょ
私が恋しかったのね
この塗られた唇 (mwa) 
私のシルエットのことを考え続けてるのね
私のこと 忘れられないわよ (mwa)

なんなんだって あなた思ってるでしょ
世界はぐるぐる回ってる
今夜は光の中で
あなたをめちゃくちゃにしてあげる


だから言って 
私どうかしら?(完璧よ  最高よ 完璧)
私どう見える?(完璧だわ 誰とも違う 完璧よ)
私どう?(完璧だわ 絶対よ 完璧)
私どうかしら?(完璧よ 独特ね 完璧だわ)


Girl (ah-ah so flawless)
Girl (ah-ah flawless, like no other, flawless)
Girl (ah-ah so flawless)
Girl (ah-ah flawless, like no other, flawless)


パリ ダーリン 私よ私よ私よ
私達は自由よ 
ファンタジーに生きましょう
パリ ダーリン 私よ私よ私よ
私達は自由よ 
ファンタジーに生きましょう


だから言って 
私どうかしら?(完璧よ  最高よ 完璧)
私どう見える?(完璧だわ 誰とも違う 完璧よ)
私どう?(完璧だわ 絶対よ 完璧)
私どうかしら?(完璧よ 独特ね 完璧だわ)


Girl (ah-ah so flawless)
Girl (ah-ah flawless, like no other, flawless)
Girl (ah-ah so flawless)
Girl (ah-ah flawless, like no other, flawless)


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Songwriters: Tara McDonald, Franky Mirisage, Alexander Paul Evans, Benjamin Nashom Wooden, Joseph William Tucci, Gary R. Turnier, Oliver W. Stumm, Karl Sanchez, Tiery-F



2026年1月8日木曜日

映画『クロース/Klaus』(2019) :綺麗なアニメーション…最初はアメリカンな台詞回しがうるさい






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『Klaus』(2019)
/西・英・米・墺・加・仏/カラー・アニメーション
/1h 36m/監督:Carlos Martínez López、Sergio Pablos』
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年末のクリスマス休暇の間に見た映画の感想文を書いていきます。

これはイブあたりだったかな?またまたNetflixで短めの映画を探していて…「まぁクリスマスのシーズンだからこれ見てみようか。1時間半ぐらいだし。スコアもいいみたいよ」などと言いながら見てみることにした。


綺麗なアニメーション。十分楽しめた。特にこつこつとおもちゃを作る寡黙なクラウス氏のキャラは魅力的。彼にまつわる奥さんとの逸話もいい。静かだから心に沁みる。彼の最後の場面はとても美しかった。一番心に残った。

このクラウス氏に関する話があまりにもよくて(キャラクターも魅力的で)、このクラウス氏の話がこの作品の高い評価の理由なのかと思った。しみじみ。


この作品はすごく高い評価を受けているのですよ。インターナショナル・ムービー・データベース(IMDB)では8.2/10点。Rotten Tomatoesではなんと95%の評価。大変な高得点。この作品はスペイン製だそうです。オリジナルの言語はスペイン語なのだろうか?

このストーリーはオリジナルなのかな?今まで聞いたことのない話なのでたぶんオリジナル。


最初の数分は、脚本の…主人公ジャスパーのいかにも現代のアメリカンな軽々しい若者の台詞回しにイライラした。もうちっと落ち着いて欲しい…好き嫌いだからしょうがない。苦手なのよあのような五月蠅い台詞回し。自意識過剰気味の…身の回りの全てと自身の感情を台詞で全部説明する(言葉なのに)オーバーアクションな台詞回し。俳優さんの声のせいではないと思う。あれは脚本のせいでしょう。

台詞回しに慣れれば、ストーリーに集中して楽しめるようになる。なんとあのクラウス氏の声は、ちょっと前に見た映画『Whiplash』のスパルタン教師の J. K. Simmons さんなのですね。ちょっとびっくり。


後半で出てきた英語を喋らない子供 Márgu…北欧のサーミ人の人々の描写があって、その子供が本当に可愛い。実際にあの言語はサーミの言語だそうです。あの子のあどけない声にほんの少し目の小さなお顔が本当にかわいい。和む。

ということは…私はクラウス氏とサーミの女の子のキャラがよかったということかな。Márguちゃんが本当にかわいかった。


それ以外のプロット。島の村が半分に分かれて暴力的に戦っている設定はよく解らない設定。争う理由もあまりよくわからくて…ただ伝統だから戦ってるのかな?無駄ですね。なんだか今のアメリカの政治の世界みたいだ。けけけ。


楽しかったです。楽しめた。サーミの女の子が本当にかわいいかった。クラウス氏の奥さんとの逸話はちょっと涙が出た。


2026年1月7日水曜日

Donae’O - Nights Like This ft Omar, Lemar & The House Gospel Choir (2025)



ロンドンが懐かしい



Donae’O - Nights Like This ft Omar, 
Lemar & The House Gospel Choir (2025)
Album: Spectrum
Donae’O
Released: Sugust 15, 2025
℗ 2025 Zephron Records



今ダンスチャートに入ってます。Shazamかな。なんだか懐かしい音。こういう音はアシッド・ジャズかな。私にとってこの音はロンドンの音。もう25年も前になるけれど、ロンドンにはこういう音を出すバンドがいて、見に行ってよく踊ってた。すごく楽しかった思い出。

私はよく踊る人間。音が鳴ればすぐに踊り始める。ロンドンは踊るのにはいい環境だったと思う。バンドの入るジャズ・クラブでバンドで踊れる。その環境がすごく懐かしい。あういう楽しみは東京には少なかったしハワイはほぼ存在しないかな。このタイプの音楽をやるバンドがまずいないんじゃないか。

年末年始にちょっと煮詰まっていて、一瞬だけれど「もしかしたらロンドンを出たのは間違いだったんじゃないか」とさえ思った。ロンドンには私の馴染むもの、好きなものが沢山あった。小さなクラブも、美術館や博物館や画廊…、以前から馴染みのあった欧州の歴史、どの年齢になっても大人が学べる環境等々…好きなものが多かった。まぁ私自身が若かったから楽しかっただけかもしれないけれど。当時のロンドンはブレアが首相でアート界が元気で、英国全体がバブルだった。一番いい時にロンドンに住んでいたのだと思う。

でももう戻れない。私は年をとった。それに今のロンドンに今の私が馴染むかどうかもわからない。なによりも英国は寒いのです寒い寒い寒い…

一番懐かしいのはこういう音楽で大人が踊れる環境。このMVの人達の中に紛れてゆらゆら身体をゆらしたい…年末年始に私の心もゆらゆらと揺れた。


ところでこのOmarさんてあの「There's Nothing Like This」のオマーさん?前と同じ髪型だわ。


★Donae’O
Ian Greenidgeさん。英国ロンドン北西部出身、UK funky,、grime,、R&Bのシンガーソングライター、ラッパー。1999年に活動開始。何度か曲がシングルス・チャート・イン。2009年には MOBO Awards,のBest UK Act にノミネートされた。

★Omar
Omar Christopher Lye-Fookさん。英国ロンドン出身、Soul、neo soulのシンガー・ソングライター。1968年生まれ。1991年リリースのデビュー・シングル「There's Nothing Like This」が欧州で大ヒット。

★Lemar
Lemar Obikaさん。英国北ロンドン出身、British soul、R&B、neo soulのシンガー・ソングライター、音楽プロデューサー。1978年生まれ。2002年にBBCのタレントショー『Fame Academy』で知られるようになり、Sony Music Entertainment (SME)と契約。チャートの常連。このお方はすごくいい声ですね。

★House Gospel Choir
2014年にGlastonbury Festivalでデビューしたボーカル・グループ。house musicとgospelを合わせたスタイルで知られる。



● Dem tunes deh I like it
 =I really like those tunes there
  Jamaican Patois(ジャマイカン・パトワ)
  ジャマイカで話されるクレオール語(混成語)
● The gyal dem deh smiling
 =For the gal them, they're smilin
 =The girls are there smiling
  Jamaican Patois(ジャマイカン・パトワ)
● So come on, let your head down, baby, we can get down
  let your head (hair) down
 =letting go of inhibitions, relaxing, stopping overthinking
 we can get down
 =dancing and having fun
 =a desire to get closer or more intimate with the person



Nights Like This
Donae’O
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こんな夜
言ってよ こんなヴァイブについて知ってること
少し前のトラブルなんて心配しないで, no, no, no
新しいスタート、新しい日だから
言って こんな夜に
言ってよ こんなヴァイブについて知ってること
少し前のトラブルなんて心配しないで, no, no, no
新しい始まり、新しい日だから


僕は待ってた 長い間
長い日、長い夜でさえ
今 僕に平和がやってきた だから言いたい
これから はしゃいで楽しみたい
僕の DJ にリワインドさせて
その曲が好き 
女の子達は笑顔 ●
皆の笑顔は僕を歓迎してるみたい
楽しまなきゃ 僕のこの瞬間に
僕の言ったこと忘れないで
僕らはデイ・パーティーから
ナイト・パーティに移動するから


こんな夜
言ってよ こんなヴァイブについて知ってること
少し前のトラブルなんて心配しないで, no, no, no
新しいスタート、新しい日だから
言って こんな夜に
言ってよ こんな雰囲気について知ってること
少し前のトラブルなんて心配しないで, no, no, no
新しい始まり、新しい日だから, yeah


Baby, ooh
今朝 目がさめて
僕が考えたのは 君の事だけ
Baby, 
君が何をしたか知らない
でも君はいい時にやってくれた

君が僕の愛を呼び覚ましてくれた
君が僕の愛を呼び起こしてくれた だから
鳥もミツバチも見えるし
夏の風に触れるような
Baby, 
君が側にいる時だけなんだ
僕の魂に何かを感じる
君のエネルギーが僕を包んで ほら


こんな夜
言ってよ こんなヴァイブについて知ってること
少し前のトラブルなんて心配しないで, no, no, no
新しいスタート、新しい日だから
言って こんな夜に
言ってよ こんなヴァイブについて知ってること
少し前のトラブルなんて心配しないで, no, no, no
新しい始まり、新しい日だから, yeah


一日中を過ごしたんだから 夜も楽しみましょう
夜を踊り明かすためにやってきた
左から右へ動いて 好きなように動いて
もう何も言うことはないわ, yeah

だからほら リラックスして, baby,  私達もっといけるわ ●
星も輝き始める (yeah, yeah)
自分を解放して 恥ずかしがらずに
私達はバイヴィングして 見つめ合いながら
新しい始まり、新しい日、今日


こんな夜
言ってよ こんなヴァイブについて知ってること
少し前のトラブルなんて心配しないで, no, no, no
新しいスタート、新しい日だから
言って こんな夜に
言ってよ こんなヴァイブについて知ってること
少し前のトラブルなんて心配しないで, no, no, no
新しい始まり、新しい日だから

Hey, 誰もこんなヴァイブ見たことない
Hey, 涙も吹き飛ばして, yeah
Yeah, yeah, yeah
新しい始まり (yeah-yeah)
新しい日

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Songwriters: Ian M Greenidge, Lemar Obika, Liza-Marie Jennings, Michael Patrick, Natalie Maddix, Omar Lye-Fook


2026年1月6日火曜日

お猫様H:君には赤が似合う



クリスマスツリーの下で




2026年1月5日月曜日

亀の初ぼやき 無事に年が明けた2026年



おっともう5日だ。
あけましておめでとうございます。

今年は熱も出ずに無事に新しい年を迎えました。
去年一昨年と2年続けてお正月に熱を出したので、今年はあまり頑張らないようにしようと心がけた。


★ 暗い話注意


クリスマスからお正月にかけては気分が落ちる。毎年1年で一番暗くなる笑。これからも毎年こういう感じでず~っといくのだろうと思う。旦那Aも同じ。二人とも昔ホリデーシーズンを家族と過ごした日々を思い出してなんだかどんより、義弟から送られてきた家族写真を見て羨ましくなる。米国東部のインロー様も今年は寂しいらしい…電話で話した。結局うちも二人だけで過ごすホリデーシーズンは寂しいのだ。二人で今までの人生の反省ばかりしていてどうもいけない。

それにしてもホリデーシーズンというのは「やるべきこと」が多すぎる。旦那Aがクリスマスの週から取った2週間の休暇のうち、(祝日のための)食事の準備や買い物などに1週間以上も使ってしまった。せっかくの休暇なのに(作るべき義務のような)料理のことを考えるだけで休暇が終わってしまう。今年も祝日前に「これをやろう、どこにいこう」と計画していたのに(雨の日が多いこともあって)ほとんど実現せずに終わってしまった。

…なんだそういうことか。この気ぜわしい(あまり楽しくない)気分はそういうことかと思った。義務が多すぎるのだ。それなら年末のホリデーの日々は、ただただ「Ritual/食の儀式」を仕事としてこなす半月間だと思えばいいのだろう。義務だと腹をくくればいい。

季節の「Ritual」とは(文句を言いながらも)やればやったでそれなりの「Reward」もあるので、結局はクリスマスはツリーを出してディナーを作り、年末にはそばを食べ、年が明ければそれなりのものを食べていればそれなりに気持ちは落ち着く。旦那Aはきちんとそういうものをやりたい人。だから文句を言いながらもなんとかこの年末のイベントを二人でこなす。

こうやってうだうだ書くだけでずいぶんズレてますけどね ワタクシ。ホリデーの忙しさに加えてワタクシ正月が誕生日でまた一つ年をとる。今年もご飯を作ってうだうだするだけで終わってしまった。暗い。

毎年早く終わればいいと思いながらホリデーシーズンを過ごす。私は普通の日々がいい。何事も無いイベントも無い予定もない義務もない…何もない普通の日々…洗濯や掃除や整理整頓そして普通の食事などの…日々のタスクを淡々と静かにこなす日々が好き。静かに過ごす日々の中で、毎日ほんの少しの発見や学びがあればそれで幸せ。

ホリデー中に人間が毎日出かけるものだから、神経質な猫が2度ほど吐いた。また消化器が炎症をおこしかけているのかも。彼女は私達が家にいないことで大きなストレスを感じるらしい。もう休みも終わって人間は家にいるのでベタベタ猫にかまっている。ご飯の分量に気をつけていればたぶん大丈夫。

今年もホリデーシーズンが無事終わってよかった。


年末年始の作業

お正月用の豚ロースは一番小さくてもこのサイズ…1キロ超え
半分にカットして半分は冷凍する
縛って焼き色をつけて
調味料で煮ればそれらしい味に レシピはネット上のものを毎年実験中
ハワイはエビがローカルで獲れるのです。これはカウアイ島産だったかな。綺麗なエビ。冷凍のパックを解凍して小分けにして再冷凍。エビは再冷凍が大丈夫なのだそう。
エビを揚げて、かき揚げ(焦げた)と年越しそば
お正月のなんちゃっておせち。買ったものが多い。作ったのは田作りとエビ。元旦はきんぴらを忘れた。今年はお屠蘇は飲まなかった
旦那Aがくれたクリスマスと誕生日のプレ。ありがたい。NYの Chocolat Moderne。ネットで探して見つけたらしい。二つずつあるので二人で味見。ものすごく凝った味で面白い。
そろそろお醤油味に飽きたころ…
お正月が終わったらカレーよね。バーモント 🍛


2025年12月27日土曜日

仏ラングドック=ルシヨン地方/Languedoc - Roussillon地中海沿岸の赤ワインDomaine de Cigalus Rouge 2020 とロースト・ビーフ



フランスのワインを学ぶシリーズ。

仏ラングドック=ルシヨン地方の赤ワインのブレンド/Domaine de Cigalus Rouge 2020


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● アルザス地方/Alsace
🍇 ロワール地方/Loire ●●
● シャンパーニュ地方/Champagne
🍇 ブルゴーニュ地方/Bourgogne
● ボジョレー/Beaujolais
● ジュラ地方/Jura
🍇ボルドー地方/Bordeaux ●●
🍇シュッド・ウェスト地方/Sud Ouest 南西地方
ラングドック=ルシヨン地方/Languedoc=Roussillon ●●
↑ 今回はこれ
🍇ローヌ地方/Rhône ●●●
● プロヴァンス地方/Provence
● コルス島(コルシカ島)/Corce
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今回クリスマス・ディナーで開けたのは、またまたラングドック・ルシヨン地方の赤ブレンド。少し前に買っていた数本の赤の中からスコアの高いものを選択。そしてこの赤は、ペアリングにローストの赤い肉/ビーフがいいとあった。今回のディナーはロースト・ビーフ。それならこれがいいだろうとこれを選んだ。

この2020年の赤は VIVINO.comでのスコアが4.2点。南の重いワインで4.2点ならまた新しい試みで学びが期待できる。というのも私は重い赤は難しいと思ったから。ボルドーもローヌ地方も、アルコール分の強い重い赤ワインはあまり好みではなかった。北の白に比べて南の赤は私には難しい。スコアが4.2点なら比較的「いい赤ワイン」の経験ができる。今回は沢山の葡萄のブレンドらしいので、さてどのような味なのか楽しみ。


というわけで開けました。

Gerard Bertrand, Domaine de Cigalus Rouge 2020, IGP Aude Hauterive




合わせたのはプライムリブ・ロースト・ビーフ



さてワインのお味は?

開けて注いで味見。フルーティ。ベリー系。最初からいいですね。料理をしながらチーズをつまんで少しずつ飲む。なんだろう…フルーツ…沢山の味が練り込まれた感じ。旦那Aは「複雑だね、いろんな味がする、ココアパウダー、ダークチョコレート、これは複雑…」などと言う。私にはなんだかプラムとかレーズンとか、チェリー、ベリー系…なんだか一言では表わせない。

アルコール分は14.5度。しかし初日はアルコール分をあまり感じない(だからいい)。強いワイン、フルーティ…しかし丸い印象。少し前に飲んだボルドーの「Château Lassègue」ほどではないが、少し粉のような味もする。食事を始めて暫く経つころ(十分に空気が入り、お肉と合わせながら飲んだ状態)どこかスパイスのような、ほんの少しピリピリするような感じもある。このスパイスの感じが赤身の肉にいいのだろうか。とにかく色んな印象…複雑。十分美味しいと思う(個人的に好みかどうかは別の話)

このワインもアルコールが高いにもかかわらず1日目はアルコール分をあまり直接感じない。これは大切。アルコールを感じないからおいしく飲める。

翌日25日のディナー。ほぼ同じメニューのご飯で飲む。少し酸味とアルコール分が増した。ピリッとする。

3日目。さて…まだ飲んでる。まだ美味しい。いやもしかしたら前日よりも美味しいのかな?アルコールも予想したほど前に出ていない。しかし早いペースで飲んだらちょっと酔った。

たぶん美味しい。このワインは以前飲んだボルドーの「Château Lassègue」に比べてフルーツが前面に出ているけれど、それでもやはり1日目は丸くパウダリー。全体にまろやかで飲みやすい。2日目からアルコール分が少し前に出てくる。酸味も増す。スパイシーなピリッとした感じもある。しかし3日目になってもまだまろやかさも残っていて嫌なアルコールの味があまりしない。これがいいワインということなのだろう(勝手に想像)。しかしボルドーの時も思ったが私は1日目のまろやかな味が一番好きだと思う。

さてこのワインが好きかどうかはまだわからない。もしかしたら個人的にダークなフルーツやスパイス味が好みではないかもしれない。私は基本的に酸っぱいのが得意ではない。しかし資料を読むと、この濃いフルーツ味やスパイス風味のシャープさが赤みの肉に合うという話もある。なるほど。経験が少なすぎてまだよくわからないけれど、ペアリングの良し悪しも大切なのだなと思った。


それではワインの情報

Gerard Bertrand, Domaine de Cigalus Rouge 2020, IGP Aude Hauterive



Gerard Bertrand

南フランス・ラングドック地方を代表する大手ワイン生産者。Bertrand氏は元々はプロのラグビーの選手だったが、父親からBertrand家の葡萄畑を引き継いでワインの生産に携わるようになった。バイオダイナミック農法を取り入れたワイン造りと多様なポートフォリオで知られる。彼の代表的なワインには、Cote des Roses、 Château L'Hospitalet、Cigalus などがあり、果実、花、スパイスの香りが特徴で、気軽にワインを楽しむ人から質の高いフランスワインを求める愛好家まで、幅広い層に支持されている。…このGerard Bertrandの名前はお店でもよく見かける。


 産地

ラングドック=ルシヨン地方/Languedoc – Roussillon
おっとっと…たった今まで RoussillonをLoussillon とスぺスミスをしていましたね。いかにも日本人らしい間違い。や~ねぇ…恥ずかしいな。Languedoc=Roussillon が正しいスペルです。今までの全記事を直さなければ。

Languedoc – Roussillon とはスペインの直ぐ上、地中海を南東に望む地域。ここのワインは今まで2本飲んだ。

Domaine de Fontsainte, Corbiere Rouge 2021
Les Costieres de Pomerols, Picpoul de Pinet H.B. 2023


これらは赤と白でまったく違うタイプのワインなのだけれど、どちらもスコアが4.0点で美味しかった。この地方は昔は安価のワインで知られていたらしいのだが、近年様々なワイナリーが努力を重ねて評価が上がっている。ボルドーなどの有名なワイン産地のようにまだブランド化されていないので、今でもいいワインが比較的お手頃価格なのがいい。

南フランスの広大なワイン産地、現在のラングドック・ルシヨン地方は、多様で高品質なワインで知られている。伝統的なフランスのAOC(原産地統制呼称)とニューワールドの柔軟性を融合させ、フルーティーな赤ワイン(シラー、グルナッシュ、ムールヴェードル)から、爽やかな白ワイン(ピクプール、シャルドネ)、そして濃厚な酒精強化ワイン(バニュルス、リヴザルト)まで、あらゆる種類のワインを生産している。ブドウ畑がモザイクのように広がるこの地域は、ブレンドワイン、芳醇なロゼワイン、そしてブランケット・ド・リムーのような先駆的なスパークリングワインで有名で、数多くのAOCにおいて優れた品質とコストパフォーマンスを誇っている。

ドメーヌ・ド・シガリュス/Domaine de Cigalus
このワインの産地「ドメーヌ・ド・シガリュス」は、コルビエール/Corbières 地方の谷間、フォンフロワド/Fontfroide(冷たい泉)のテロワールに位置しており、独特な環境が生み出す恩恵を受けている。早熟品種から晩熟品種まで、幅広いブドウ品種の栽培が可能。赤…メルロー、カベルネ・フラン、カベルネ・ソーヴィニヨン、カラドック、シラー、ムールヴェードル、カリニャンと白…シャルドネ、ヴィオニエ、ソーヴィニヨン・ブランなどの多様な品種で個性的なワインを生み出している。


IGP Aude Hauteriveの意味
IGPオーデ・オートリーヴは、フランス南部ラングドック地方のオーデ県で生産されるワインに与えられる、特定の高品質な地理的表示

IGP (Indication Géographique Protégée) とは
ブドウの栽培、加工、醸造が特定の地理的地域で行われたワインに与えられるヨーロッパの品質認証ラベルで、品質保証を提供するものの、AOP/AOC よりも規制は緩やか。

Aude Hauterive
Aude…ワインの産地である南フランスの県(ラングドック地方)は、オード川にちなんで名付けられた。
Hautrive…IGP Aude 指定の土地。 カルカソンヌの南、コルビエール山塊にあるオルビユー川の源流付近に位置している。多様な土壌と微気候に恵まれた地域であり、数多くのブドウ品種の栽培に適している。

ちなみにこの地域は、同ラングドックの Picpoul de Pinet の生産地 Marseillan から車で南西方向に1時間ほどの距離。


葡萄

7種類の葡萄のブレンドから作られる。それぞれのキャラクターを書き出してみた

Cabernet Sauvignon
 フルボディ、ドライ、ダークフルーツ、タンニン、酸味
Merlot
 ソフト、ミディアムボディ、プラム、ココア、飲みやすい
Cabernet Franc
 ミディアムボディ、ラズベリー、ハーブ、土、酸味、軽い
Syrah
 フルボディ、強い、ダークフルーツ、土、
 スパイシー、チョコ、タンニン
Grenache
 ジューシー、フルーティ、レッドフルーツ、ジャム、
 ソフトタンニン
Carignan
 フルボディ、高タンニン、粗野、高酸味、赤フルーツ、スパイシー
Caladoc(GrenacheとMalbecの交配種)
 フルボディ、濃い色、高タンニン、リッチなフルーツ

これだけの種類を適度にブレンドして作られているのなら「複雑」な味も納得できる。スパイシーな味がしたのはシラーとカリニャンのせい?多分私はメルローやカベルネフランが好きなのだろうな。


ワインの特徴

濃密なルビー色にマホガニーの色合いが加わった美しい色調。香りは、凝縮された非常に熟した黒系果実、グリルしたスパイス、トーストしたオークの香りが力強く立ち昇る。口に含むと、豊かで贅沢な味わいとベルベットのような滑らかなタンニンが感じられる。ブラックベリー、ブラックチェリー、プラムといった黒系果実のアロマが再び現れ、複雑な燻製香のニュアンスを経てミントの香りが広がる。余韻は長く、完璧なバランスを保っている。


組み合わせ

16°Cが飲むのに適した温度。ローストした赤身肉、ソースを使った鶏肉料理、熟成チーズによく合う。
 

なるほど複雑でよ~く考えられて作られたワインなのだろうと思います。酸味とスパイシーな味は…もしかしたら私の好みではないかもしれないが(…葡萄とワインの特徴を学び中)、食べ物とのペアリング次第で活きるワインなのだろうと思う。十分に美味しかったと思うがこのタイプのワインは私はまだまだ経験が必要。


ワインメモ
🍷 Gerard Bertrand, Domaine de Cigalus Rouge 2020, IGP Aude Hauterive
Vivino.com Score: 4.2
Winery: Domaine de Cigalus
Grapes: Shiraz/Syrah, Cabernet Sauvignon, Cabernet Franc, Grenache, Merlot, Carignan, Caladoc
Region: France / Vin de Pays / Pays d'Oc
Wine style: Languedoc-Roussillon Red
Alcohol content: 14.5%
Wine description:
Intense ruby colour with a mahogany hue. First the bouquet shouts concentrated, very ripe black fruit. After a little time in the glass, more complexity with grilled spice and toasted oak unfolds. The palate is lush and opulent with velvety tannins. The aromas of black fruit -blackberries, black cherries and plums - reappear with a complex empyreumatic web leading into mint. The finish is long with a perfect balance.



2025年12月26日金曜日

クリスマスの実験その2・ロースト・ビーフ



さて今年のクリスマスの目玉。今年は人生初めて真面目にロースト・ビーフに取り組もうと思った。

以前からロースト・ビーフにはあまりいい印象がなかった。そのようなお題で2012年にもこのブログに文句を書いている。


英国にいたとき、私はおいしいロースト・ビーフを食べなかった。旦那Aの同僚のアメリカンな奥様方とロースト・ビーフの専門店に行ってロブスターを食べていた。阿保である。

そんなわけで私はロースト・ビーフのことをよく知らなかった。この地に来てレストランで食べるまでは。2012年にロースト・ビーフの文句を書いてから、その後この地でプライムリブのローストを食べる機会が何度かあった。確かにおいしかった。なんだなんだなんだ…いいものを食べれば美味しいではないか。そういうことか。そういうことだ。そのプライムリブを食べるまで私は美味しいロースト・ビーフを食べていなかったわけだ。納得した。

しかしその後も自宅でローストをしたがやっぱりそれほど美味しいわけではなかった。安い肉、小さなサイズ、焼き過ぎてぱさぱさになったこともある。失敗が続いた。
…結局はいいお肉を買わなければプロの作るものほど美味しいものは作れない。それなら自分で焼くのはやめよう…となんとなく思い込んでいた。


今年なぜロースト・ビーフを思い立ったのかわからない。25日のディナーをやめて24日にしようと23日にスーパーにお肉を買いに行った。クリスマスの直前だからなのか、肉売り場に大量の巨大な肉の塊がたくさん並んでいた。驚いた。ビーフも様々な箇所の塊。大きなラムも、ポークもガラスのケースにみっちり並んでいる。

そうか…みんなクリスマスはローストなのか…。

もしかしたらそれを見てその場でロースト・ビーフにしようと思ったのかもしれぬ。よく覚えていない。今年は大好きなラムはやめて、まず基本のビーフに真剣に取り組もうと旦那Aと話し合う。

ガラスケースの中には長いテンダーロイン。1ポンド/453グラムの値段が高い。その下に紐で巻かれた大きな丸い塊。その塊の値段は1ポンドの値でそれほど高いと思わなかった。ああこれくらいならいいんじゃない?それで旦那Aが買っている間、私は肉売り場から離れて他のものを見ていた。

肉の塊の包みをカートに入れてやってきた旦那A。「いくらだった?」と聞けば、なんと1ポンドがお手ごろ価格だと思った肉は 2.8ポンド/1.3キロの大きさだった。なんと値段は名札で見た値段の3倍に近かった。目を丸くする。うなずく旦那A。その値段にびびる夫婦。どうやらプライムリブを買ってしまったらしいと後で知った。

なんとかやってみよう。これでダメなら二度とうちでローストをやらなければいい。覚悟を決めた。23日の夜に様々なネット上の情報を見て焼き方を研究した。


思う以上に狼狽えていたのかもしれぬ。私は24日の朝に早く目を覚ました。冷蔵庫から出した方がいいのか。一旦肉を冷蔵庫からとり出し、カウンターに置いて数分後にまた元に戻した。YouTubeで焼き方を検索したら「塩を塗り込んで4時間以上~一晩寝かせるするのがよい」という情報が出てきた。旦那Aが起きてきたので同ビデオを見せて「どうする?塩塗る?4時間以上寝かせるんだってよ。この人は18時間寝かせたと言っているよ。今日に間に合わないじゃん」

結果、4時間寝かせるだけなら24日のディナーにまだ間に合うので、そうしようということになった。午前に肉に塩をすり込み冷蔵庫にしまう。

その後、ヨークシャー・プディングを作ったらびっくりするほど上手くいった。それで気分が上がった。


今回のローストはとにかく本格的にやろう…と思った。肉が大きいので全てオーブンで処理する。フライパンで焼かない。ローストの方法が2通り出てきた。

①最初に高で焼いて肉汁を閉じ込め、後で温度を下げて焼く方法。そして②最初に低で焼いて後から高温にする方法。さてどちらだろう。②は肉汁が出てくるのではないか?それなら先に高音で肉汁を閉じ込める①にしよう。

高音で焼いて、その後オーブンの温度を下げ、温度計を肉に刺して中の温度が140°F/60°Cになるまで焼き、その温度に達したらオーブンから出してアルミホイルを被せて15分から30分…別のビデオでは30分以上90分まで放置とあった。

今回実際にやってみた作業の順番と数値を書いておこう。

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午前中に 2.8 ポンド/1.3 キロの肉を冷蔵庫から出す。
● シャープなナイフで余分な脂身と青みがかって見える筋を取り除く(後でソース用に使うのでとっておく)
● タコ糸で縛って形を整える。
● 塩大さじ1(以上)胡椒を適量すり込む。
● 冷蔵庫に戻す。カバーをせずに表面を少し乾燥させる。
● (最低)4時間後、肉を冷蔵庫から出し1時間。肉を室温に戻す。
● オーブンを500°F/260°Cにセット。
● バターとすりおろしガーリック/オレガノ/ローズマリー・タイムを混ぜてペーストをつくり、それを上に塗る(これは間違った方法、しかし大丈夫だったので一応記録)
● オーブンが温まったら、脂身を上にして肉をラックに乗せてロースト開始。
 500°F/260°Cで、20分間ロースト。お肉の外が焼ける(Maillard roasting)。
● 肉を取り出す(アルミを被せた)。オーブンを消してドアを開け温度を下げる。
● おそらく30分後、オーブンを325°F/163°Cにセットしてリスタート。
● オーブンが温まったら、肉をオーブンに戻す。アルミは被せない。
● 刺した温度計…肉の中央が145°F/63°Cになるまで焼く。目標の温度に達するまであまり時間がかからなかった。
 肉の温度を度々チェックする。温度が大切。時間は肉による。
● この温度の設定は、焼けた状態がミディアムになる設定。
● 肉の中央が 145°F/63°C になったら、肉を取り出す。
● アルミホイルを被せて、40分間放置(私は加熱不足、旦那Aは加熱し過ぎを心配した)
● 出来上がり。

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塩をすり込んでしばらく寝かせる
高音で焼いた後 この後ベーキングシートは取り換えた
できました


たぶん途中でちょっと間違ったと思う。ガーリック・ハーブ・バターは焼き上がった後に塗るべきなのに焼く前に塗ってしまった。だからバターはほぼ溶けてトレーに流れた笑。

それでも信じられないほど美味しいロースト・ビーフが出来た。レストランで食べるのと同じ味。なんとなんと極上のロースト・ビーフが出来てしまったらしい。これは嬉しい。とても嬉しい。

お肉の質が良ければ丸ごと全部美味しい。翌日も十分美味しい。どこを食べても柔らかいのに驚く。塩をすり込んだのがよかったのか、お肉のどこを食べても味がある。とても美味しい。

なんだこんなに美味しいのならまたやりたいね。なかなか出来ないけど大切な日のディナーならいいねと言えばうんうんとうなずく旦那。それにこんなに沢山お肉を食べられるならあの値段にも悔いはない。満足の方が大きい。半年分ビーフを食べた感じだ。

今年のクリスマスはとてもいい学びができた。実験は大成功。


新しい実験に夢中になって、クリスマス・ディナーのプレッシャーが無くなったのもよかった。ディナーも義務に感じると面倒だし苦しいが、新しいことに挑戦するならまた楽しい。毎年こういう感じでなにか新しいことに挑戦すればいいのだなと思った。それも学び。


クリスマスの実験その1・ヨークシャー・プディング



ヨークシャー・プディングを作ろうと思い立った理由は…

ロースト・ビーフを作ろうと、YouTubeで手順を確認していたら「ヨークシャー・プディング」のビデオを見付けた。覗いてみたらなんだか簡単そうだ。じゃあやってみようと24日のディナーの日の午前中に作ってみることにした。人生初めてのヨークシャー・プディングに挑戦。

レシピは英国のシェフのおじさんのビデオ。このとおりに作ってみた。おじさんの声が優しくて癒し。


12 Traditional Yorkshire Puddings: A Christmas Dinner Essential
https://www.youtube.com/watch?v=iNib0TeLHSI


卵を混ぜる人
卵に小麦粉、塩、牛乳をただ混ぜるだけ
とろとろの生地をあらかじめ熱した型に流し込んで210°Cのオーブンで25分。油はラードがないので植物油を使った。バターはダメだそうです。
立ち上がり始めるプディング
盛り上がってまいりました。オーブンが汚いな
なんだかすごいぞ
出来た。感動。
すごいすごいすごい、できるもんだね びっくり
試食 味もお店と全く同じ 感動

というわけで午前から無茶苦茶気分が上がりました。実験は楽しいな。



ローストのクリスマス・ディナー



今年は王道をかましました
無茶苦茶うまくいったので記録

メニューはロースト・ビーフにロースト・ポテト、ヨークシャー・プディング、芽キャベツ炒め、茹でインゲン。
盛り付けに脂身を切り落としてしまった合理的な旦那A、私は大きなカットをそのまま。ナプキンが紙…布を買わなきゃ。
 No-nonsense、シンプルな王道
ビーフにBordelaise sauce…ワインはボルドーではないけど。ホースラディッシュ・ソースも。
チーズは赤ワインに合わせてハードチーズ…Kaasaggio Gouda、English Chedder、Appenzeller。
灯の光がワインを通ってキラリ
デザートはエスプレッソとラム・レーズン・アイスクリーム(お腹一杯で他に入らない)
25日にはあらためてクリスマスプディングをバニラ・アイスと



本来クリスマス・ディナーは25日なのだけれど今年は24日のイブに。

2年前に12月25日のクリスマス当日、ビーフ・シチューを3時間煮込んだつもりがストーブの火が消えていて食べられず。26日に食べることになって盛り上がらなかったので、今年は失敗を見込んで24日のディナーにした。もし24日に料理を失敗しても25日にディナーを食べられればよい。24日のディナーなのでプレッシャーもなく気分も楽。そのせいかご飯もうまくできた。

24日の午前中に急に思いついて(人生で初めて焼いた)ヨークシャー・プディングが上手く焼けて嬉しくなった。ものすごく気分が上がってやる気満々になり、その勢いで焼いた(人生初めての)高い肉のローストも大傑作。お店と同じ味になったので驚いた。

それならテーブルもそれらしくセットしようぜと思い立った。写真のシルバーウェアの置き方に迷いが見える。旦那Aの置いたアメリカ式(面が上向き)のセットを見て「下向きじゃないの?」とフォークだけ下に向けたがスプーンに迷った。ご飯の後で調べたら、ヨーロッパは全て下向き。アメリカンは上向きだそうだ。

※追記・訂正…下向きは古式なフランス式らしい。フランスでもレストランでは上向きが多い。英国も上。下向きはあまり無いということでしょう。今はフランスも下向きはフォーマル、古いレストランか家庭のプライベートなディナーだけらしい。私どうして下向きと思ったかな~…以前どこかで見たのと、英国でフォークの面を決して上に向けない友人がいたこと…それで情報を混ぜたのかも。


25日の当日は料理をしなくてよかったのもいい。プレッシャーがないのはいい。クリスマスの日の車の少ない道路を自転車に乗りにいった。

今年のご飯は大成功。プレッシャーがないからクリスマスごっこも楽しくできた。来年も24日にしよう。