ワインで訪ねる旅シリーズ。
久しぶりにまたイタリアのトスカーナ州を訪ねます。
暫くワインを飲んでいなかった。ここのところ政治のニュースが芳しくなく、どうもお酒を飲む気になれなかった。温かくなってきたしそろそろいいかなと思ってワインを開けることにした。
この「ワインの旅」シリーズを書くようになってから、うちではワインを飲むことがイベントになってしまった。せっかく飲むならVivinoスコアで4点以上。4点以上のワインを飲むのなら、それなりのご飯も作ろうと思い気負ってしまう。まぁそれはそれで楽しいのだけれど。
先週の週末は旦那Aも三連休だったのでワインを開けようと思い立った。伊ご飯は普段からよく作るのであまり迷わずにできる。ストックしていたキャンティを開けよう。そうしよう。
というわけでできたご飯。ブラチオーラ/Braciola(複数形はbraciole ブラチオーレ/英語ではブラシオール)とは薄切りのお肉にチーズ、ハーブ、パン粉などの具材を巻き込み、トマトソースなどでじっくり煮込んだイタリア料理。イタリア料理の本を見ていたらあったので作ってみた。
| お肉の中のバジルの味がおいしかった。今度はもっと具を沢山入れたい |
本を見てそのとおりに作った。少しお肉を叩いて伸ばそうとしたら(Sirloin tip steak)の生肉の硬さにビビってしまい…何度叩いても繊維が切れず伸びない…ひと切れを伸ばしただけで疲れて「これでいいよね」と小さめのロールになってしまった。出来たのは小ぶりのロールが6個。トマトソースで2時間近く煮たら柔らかくなったのでほっとした。すごく美味しい。もっと沢山作ればよかった。
ロールの中身はバジル、パセリ、ペコリーノ・チーズ、生ハム、ニンニク。ネット上で他のレシピを見たら、(松の実など)もっと色々なものを入れているみたい。イタリア人のお婆ちゃんのYouTubeビデオも出てきたので今度はそれでもっと太巻きに作ってみよう。
サイドディッシュはロースト野菜とレモン風味フェネルのチーズ焼き、ルッコラと梨のサラダ、そして主食はポレンタ。すごく美味しかった!
そして開けたワインは…
ロールの中身はバジル、パセリ、ペコリーノ・チーズ、生ハム、ニンニク。ネット上で他のレシピを見たら、(松の実など)もっと色々なものを入れているみたい。イタリア人のお婆ちゃんのYouTubeビデオも出てきたので今度はそれでもっと太巻きに作ってみよう。
サイドディッシュはロースト野菜とレモン風味フェネルのチーズ焼き、ルッコラと梨のサラダ、そして主食はポレンタ。すごく美味しかった!
そして開けたワインは…
Castellare di Castellina Chianti Classico DOCG 2022
これはローカルのワインショップ「Fujioka's Wine Times」を訪ねたらあったので購入。予習して最初からキャンティを買うつもりで店を訪ねた。
前回飲んだキャンティ・クラシコ「Lamole di Lamole, Maggiolo Chianti Classico DOCG 2021」がとても美味しかったので「他のキャンティも飲みたい」と探して購入したワインのひとつ。2022年はいい年だったそうでVIVINOでは4.0点。
| キャンティの色は綺麗なルビー色 |
さてワインのお味は…
これもおいしいですね~。やっぱり飲みやすい。スムースで重くない。色はこのキャンティはLamole di Lamoleよりちょっと濃いかな。酸味もある。あまり明るい色合いではないけれど美味しいし飲みやすい。重くはないが、しかし透明な軽いワインというばかりではない印象。
今回のこのキャンティも「何味、何の香り」を考える前にスイスイと飲んだ。味もあまり複雑な印象はない。ただ飲みやすくておいしい。もしかしたらキャンティとはそういうワインなのかも。あまりフルーツの印象もないのだけれど、解説を読むと赤系果実、リコリス、カシスなどと出てきた。
1日目はアルコールを感じない。だから飲みやすい。サラサラと喉を通る美味しい飲み物。酸味のおかげでトマト系の料理と合わせるとすごく美味しい。食事に合わせるととても美味しいワイン。
2日目はほんのすこしアルコールが前面に出てきた。そして色合いなのかテクスチャーというのか、少しパウダリー…土っぽいのに気付いた。あれ?と思った。解説を読むと、赤スグリやタバコ、陽に焼けた土、そしてほのかな杉のスパイスの香りなどとあった。なるほど前のキャンティとは少しテクスチャーが違うのかも。
| 2日目はポレンタを焼いてみた |
| 肉巻きは2日目の方が美味しい |
| この厚み1cmのフェネルがおいしい。 これは先にレモンの輪切り1枚とオリーブオイルをいれたお湯で20分茹でてます。その後でパルメザン・チーズをのせて、グリルかフライパンで焼く。 |
ワインは3日目でも風味がそれほど変わることもなく、またトマトソース料理と合わせたら十分美味しかったです。
| 3日目はローストしたナスの残りのトマトソース・フジーリ |
2022年のワインなのだけれど、とある情報によるとこのワインは熟成の可能性もあり、5年以上寝かせてもいいのだそうだ。
それではワインの情報
キャンティ地方の情報は前回の「Lamole di Lamole」の感想に書いているので簡単に。
キャンティ/CHIANTI というのはイタリアのトスカーナ州内の地方。トスカーナ州の真ん中辺りに位置するエリア。キャンティのワインとはその地方で育てられる葡萄サンジョヴェーゼを主に原料とするワイン。
キャンティ/CHIANTI というのはイタリアのトスカーナ州内の地方。トスカーナ州の真ん中辺りに位置するエリア。キャンティのワインとはその地方で育てられる葡萄サンジョヴェーゼを主に原料とするワイン。
● DOCGとは
=Denominazione di origine controllata e garantita。イタリアの原産地認定の印。イタリア語で「原産地統制呼称」の意味。
● キャンティ・クラシコ/Chianti Classico とは
● キャンティ・クラシコ/Chianti Classico とは
キャンティの地方の中で一番大きなエリアが「クラシコ/Classico」と呼ばれる。北はフィレンチェから南はシエナの間に位置する地方。この土地内で一番古い歴史を持つ「キャンティ」のエリアを中心とした土地で出来るワインを「 キャンティ・クラシコ/Chianti Classico」と呼び、それらはDOCGの認定を受けている。このキャンティ・クラシコ 地方内のワインメーカーはキャンティ・クラシコ協会(地元の生産者協会)に所属していて、協会メンバーの作る「クラシコ」のワインのボトルにはその印…黒いニワトリ(gallo nero)のロゴが印刷されている。
キャンティ・クラシコは使用される葡萄の80%以上が葡萄種サンジョヴェーゼ/Sangioveseであることが厳しく制定されている。
このワインの情報…
Castellare di Castellina Chianti Classico DOCG 2022
● ワイナリー:カステラレ・ディ・カステリナ/Castellare di Castellina
1970年代に、最高品質のワインを生産するという目標のもと、パオロ・パネライの発案で… カステラレ(Castellare)カゼッレ(Caselle)サン・ニッコロ (San Niccolò)レ・カーゼ (Le Case)…の4つのワイナリーが合併して誕生した。この会社は現在ワイン以外にも、オリーブ・オイルやビネガー、グラッパなどを生産しており、またワイナリー内でのテイスティングやツアー、さらに8名が滞在できる宿泊施設ヴィラを運営するなどの事業も行っている。
1970年代はワイン生産を盛り上げる事業が盛んで、当時のことはイタリアン・ワインのルネッサンスとも呼ばれているそうだ。この会社はその時期にワイン造りの伝統と革新的な改革を融合して新しいワインの開発に取り組んだ。
伝統的な方法によるブドウ畑と土壌の手入れ、耕作しやすい土壌と「ソディ」(硬い土壌)の区別し、トスカーナの伝統的な製法でワインを生産し続ける決断をし、またトスカーナ固有のブドウ品種のみを使用し、「世界最高峰の赤ワインとして国際的に認められるワインを生産する」という意志で改善に取りくんだ。
一方で革新的な取り組みとしては、ミラノ大学とフィレンツェ大学と共同で、キャンティ地方初の実験用ブドウ園を創設、サンジョヴェーゼのクローン(サンジョヴェート)を開発。またワイン醸造工程にも改革が続けられた。
カステラレ社はまた、小型のフレンチオーク樽(フランス産オーク材の小樽)をいち早く導入したワイナリーの一つでもある。
● 産地
トスカーナ州、キャンティ・クラシコ地区の中心部に位置するカステラレ・ディ・カステリナ社は、合計80ヘクタールに及ぶ広大な敷地を有しており、そのうち20ヘクタールはオリーブ畑が占めている。ブドウ畑は、標高平均370メートルの丘陵地帯に広がる、南東向きの自然の円形劇場のような地形の斜面33ヘクタールの土地。樹齢は7年から45年以上に及び、最高の品質を追求するため、1ヘクタールあたりの収量は極めて低く抑えられている。
日照条件に恵まれ、水はけが良く、石灰岩質の泥灰土、ガレストロ(片岩)、そして少量の粘土が混在する土壌からは、赤・白ともに骨格がしっかりとした凝縮感のあるワインが生まれる。これらのワインは、瓶内での長期熟成にも十分に耐えうる品質を誇る。
● 葡萄
| 黒いニワトリ |
キャンティ・クラシコは使用される葡萄の80%以上が葡萄種サンジョヴェーゼ/Sangioveseであることが厳しく制定されている。
このワインの情報…
Castellare di Castellina Chianti Classico DOCG 2022
● ワイナリー:カステラレ・ディ・カステリナ/Castellare di Castellina
1970年代に、最高品質のワインを生産するという目標のもと、パオロ・パネライの発案で… カステラレ(Castellare)カゼッレ(Caselle)サン・ニッコロ (San Niccolò)レ・カーゼ (Le Case)…の4つのワイナリーが合併して誕生した。この会社は現在ワイン以外にも、オリーブ・オイルやビネガー、グラッパなどを生産しており、またワイナリー内でのテイスティングやツアー、さらに8名が滞在できる宿泊施設ヴィラを運営するなどの事業も行っている。
1970年代はワイン生産を盛り上げる事業が盛んで、当時のことはイタリアン・ワインのルネッサンスとも呼ばれているそうだ。この会社はその時期にワイン造りの伝統と革新的な改革を融合して新しいワインの開発に取り組んだ。
伝統的な方法によるブドウ畑と土壌の手入れ、耕作しやすい土壌と「ソディ」(硬い土壌)の区別し、トスカーナの伝統的な製法でワインを生産し続ける決断をし、またトスカーナ固有のブドウ品種のみを使用し、「世界最高峰の赤ワインとして国際的に認められるワインを生産する」という意志で改善に取りくんだ。
一方で革新的な取り組みとしては、ミラノ大学とフィレンツェ大学と共同で、キャンティ地方初の実験用ブドウ園を創設、サンジョヴェーゼのクローン(サンジョヴェート)を開発。またワイン醸造工程にも改革が続けられた。
カステラレ社はまた、小型のフレンチオーク樽(フランス産オーク材の小樽)をいち早く導入したワイナリーの一つでもある。
● 産地
トスカーナ州、キャンティ・クラシコ地区の中心部に位置するカステラレ・ディ・カステリナ社は、合計80ヘクタールに及ぶ広大な敷地を有しており、そのうち20ヘクタールはオリーブ畑が占めている。ブドウ畑は、標高平均370メートルの丘陵地帯に広がる、南東向きの自然の円形劇場のような地形の斜面33ヘクタールの土地。樹齢は7年から45年以上に及び、最高の品質を追求するため、1ヘクタールあたりの収量は極めて低く抑えられている。
日照条件に恵まれ、水はけが良く、石灰岩質の泥灰土、ガレストロ(片岩)、そして少量の粘土が混在する土壌からは、赤・白ともに骨格がしっかりとした凝縮感のあるワインが生まれる。これらのワインは、瓶内での長期熟成にも十分に耐えうる品質を誇る。
● 葡萄
🍇 サンジョベーゼ
イタリア中部地方を原産とする赤ワイン用ブドウ品種。トスカーナ州はイタリア国内最大のサンジョヴェーゼ栽培地。
カステラレ社では、1979年に実施されたブドウ樹の調査に加え、試験畑での栽培実験や小規模醸造(マイクロ・ヴィニフィケーション)による比較検討の結果に基づき、サンジョヴェート種およびマルヴァジーア・ネーラ種について最良のクローンへの植え替え(接ぎ木)が行われた。
またサンジョヴェート種の改良・開発において、カステラレ社のブドウ畑には現在その土地固有のテロワールに最適化された最良のクローンが植えられている。これは、サンジョヴェーゼという品種が、気候や地形のみならず、「テロワール」に含まれるあらゆる要素に対して敏感に反応する品種であるということにより選択されている。
カステラレ社のブドウ畑では、有機ワインの生産のため合成化学物質は一切使用されていない。
その哲学は、同社のワインラベルにも表れている。ラベルには毎年ヴィンテージごとに異なる鳥の絵が描かれているが、そこに描かれるのは、ブドウ畑における殺虫剤や除草剤の無差別な使用によって、近年その姿がますます希少になりつつある鳥たちである。
カステラレ社では、1979年に実施されたブドウ樹の調査に加え、試験畑での栽培実験や小規模醸造(マイクロ・ヴィニフィケーション)による比較検討の結果に基づき、サンジョヴェート種およびマルヴァジーア・ネーラ種について最良のクローンへの植え替え(接ぎ木)が行われた。
またサンジョヴェート種の改良・開発において、カステラレ社のブドウ畑には現在その土地固有のテロワールに最適化された最良のクローンが植えられている。これは、サンジョヴェーゼという品種が、気候や地形のみならず、「テロワール」に含まれるあらゆる要素に対して敏感に反応する品種であるということにより選択されている。
カステラレ社のブドウ畑では、有機ワインの生産のため合成化学物質は一切使用されていない。
その哲学は、同社のワインラベルにも表れている。ラベルには毎年ヴィンテージごとに異なる鳥の絵が描かれているが、そこに描かれるのは、ブドウ畑における殺虫剤や除草剤の無差別な使用によって、近年その姿がますます希少になりつつある鳥たちである。
● このワインの特徴は…
Sangiovese(90%)とCanaiolo(10%)のブレンド
カステラレ社の「キャンティ・クラシコ」は、カベルネやメルローといった国際品種を一切加えることなく、イタリアの伝統的な製法を忠実に守り続けている。イタリアで最も名高いワインの典型的なスタイルを守り抜くため、使用するのは土着品種のみ。
このワインの色合いは、サンジョヴェート種特有のルビーレッド。香りは芳しく、赤系果実、リコリス、カシス、野生のイチゴ、アイリス、砕石、乾燥オレガノの香り、そして微かなバニラのニュアンスが心地よく漂うフレッシュな印象。口に含むと心地よい甘みが広がり、丸みのある柔らかな口当たりとフルーティーな味わいが楽しめる。極めてエレガントな後味。この辛口ワインは、きめ細かくパウダリーなタンニンと明るい酸味を持ち、今後数年で美しく調和する。
明るいチェリー、赤スグリなどの果実味を主体に、アーモンドのニュアンスや、微かなタバコの香り、陽に焼けた土、そしてほのかな杉のスパイスの香りが、見事に調和して広がる。しなやかで丸みのある口当たりに加え、ベルベットのような滑らかな舌触りと、長く続く余韻が特徴。口に含むと、しっかりとした骨格と爽やかな酸味が感じられ、料理との相性が極めて幅広い万能なワイン。
ヴィンテージ(年)ごとに異なる鳥をラベルに描くことで知られる
2022年に描かれたラベルの鳥…「サルティンパーロ(Saltimpalo)」は
スズメ目に属する小鳥は、丸みを帯びた愛らしい姿と、杭や小枝、あるいは高い足場などの頂に好んで留まる習性で知られている。サルティンパーロは単独行動を好む鳥であり、渡りの時期であっても単独で移動する。枝などに留まっている間も絶えず尾を動かし、獲物を探すことに全神経を集中させる。短距離を移動する渡り鳥であるため、長距離を飛翔することはない。
● 組み合わせ
肉のソースを使ったパスタ、熟成チーズ、肉の煮込み料理、ロースト料理、そしてとりわけ伝統的な「フィオレンティーナ・ステーキ」といった骨格のしっかりとした味わい深い料理と見事に調和する。セージを添えたグリルポークチョップはワインを少し冷やして、ナスとパルミジャーノチーズのグラタンと合わせれば、ワインの酸味が溶けたチーズとトマトソースの辛味を和らげる。ミートラバーズ・ピザ、スパゲッティ・ミートボール、ベジタリアン・ラザニア、ラグーソース、ウサギ肉のロースト、あるいは仔牛すね肉の煮込みとも相性がいい。非常に汎用性の高いワインで、骨格のしっかりとしたメイン料理との相性が抜群。煮込み料理や中熟タイプのチーズともよく合う。
★ このキャンティも美味しかった。酸味と飲みやすさがトマトソースに合う飲みやすいワイン。前に飲んだキャンティより色は少し濃い。光に透かせばルビーの色が見えるが、グラスに沢山注ぐと透明ではない。2日目には印象が少し違って、酸味がありながらも少しパウダリーなテクスチャーを感じた。どうやらタンニンの舌触りらしい。3日目もそれほど印象は変わらない。飲みやすくすいすいと飲めるしイタリア料理に合うので、キャンティはやっぱり好きなワインだと再確認できたのはよかった。
このワインもトスカーナ地方のワインなのだけれど、ワイナリーが(以前にも書いたが)昔滞在したトスカーナの町サン・ジミニャーノ近郊の東側にあって懐かしかった。「あの景色の中のブドウ畑」からできるワインだと思うと親しみがわく。今地図で調べたらこのワイナリーはサン・ジミニャーノから30キロぐらいらしい。車なら45分。あの辺りは農家を改装したホテルやヴィラが多いのでまた行きたいな~。
ワインメモ
🍷Castellare di Castellina Chianti Classico DOCG 2022
Vivino.com Score: 4.0
Winery: Castellare
Grapes: Sangiovese
Region: Italy / Central Italy / Toscana / Chianti / Chianti Classico
Wine style: Italian Chianti Classico Red
Alcohol content: 13.5%
Wine description
The original formula of the famous Italian, maintaining the beautiful red ruby typical of Sangioveto. A wine that wants to reach, with its uniqueness, the maximum of elegance.