能登半島地震 ─ 寄付・支援情報

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2025年1月26日日曜日

LIVE★Jimmy O. Yang Big & Tall Tour/ジミー・O・ヤン LIVE!!! – 25 January 2025






なんとなんと…昨日、コメディアンのジミー・O・ヤン君のライブに行ってきました。面白かった!なんと私がコメディのステージを見て楽しめるなんて…ワタシもずいぶん進歩したものだわ。とても面白かった。


ジミーちゃんのことは…

コメディーショー
『ジミー・O・ヤン 人生はお買い得/Jimmy O. Yang: Good Deal』(2020)
『Jimmy O. Yang: Guess How Much?』(2023)、

映画/ドラマ
『クレイジー・リッチ/Crazy Rich Asian』(2018)、
『ラブ・ハード/Love Hard』(2021)、
『Space Force』(2020, 2022)

…で馴染みがあるので(私はファンと言ってもいいと思う)、先々週たまたまネットを見ていて彼がこの地でショーをやることを知って「おぅ」と思い旦那Aに伝えたら「見たい」と言うので先週の火曜日あたりにチケットを購入。結構いい席が取れた。昨日土曜日にブライズデル・アリーナに見に行った。

ブライズデル・アリーナのキャパは7000ぐらい。会場はみっちりと埋まっていた。ジミーちゃん御本人も5000人が入ったと言っていた。ステージの後ろの席は閉じているので、ほぼ満杯と言ってもいい。ジミーちゃんすごい人気。客席は90%ぐらいアジア系+ミックス、それに白人がちらほら。やっぱりアジア人のファンが多い。

ショーの前

それにしてもコメディを大きなアリーナで見るなんて「私わかるかな、ちゃんと聞き取れるかな」と心配したのだけれど大丈夫だった。内容はお馴染みの「アジア人あるある」だし「お父さんジョーク」とか「カラオケ話」とか「ハワイのローカル話」とか、わかりやすい話が多くて全く問題なし。すごく楽しめた。行ってよかった。楽しかった。

ジミーちゃんは大スターなのですよね。カワイイ愛嬌のあるルックスなのに、声とカリスマと気概がおっさんでそのギャップ面白い。私、彼の映画の『ラブ・ハード/Love Hard』のキャラクターがすごく好きで今でもジミーちゃんにあのキャラを少し被せて見ている。「真面目ないい人」のアジア人の男の子。ちょっと素敵だな思ったのよね…私の息子だと言ってもいいくらいの年だけれど。


このハワイのショーは、去年の11月にニューヨークから始まった彼の全米ツアー『Big & Tall Tour』。今までに4つのショーを終えハワイは5つ目のショー。もうネタにも馴染んでいるのだろう、ジミーちゃんは堂々としていてプロ。まったく淀みがなく自信に溢れていて話も面白い。彼はやっぱりスターだなと実感。身長5′ 6″ (1.68 m)で小柄なのに本当に堂々としていて、このツアーのタイトルの『Big & Tall Tour』のとおり大きなスターに見えた。そうだ、彼はすごく若く見えるのになんと37歳だというのにも驚いた。「10歳年下の白人の女の子と付き合ったらちょうど同じ年齢くらいに見える」と自虐気味ジョーク笑笑笑。

彼のショーのネタは、それぞれの土地でカスタムメイドなのだろうと思った。だからハワイではハワイネタを沢山話してくれる。ここハワイの観客は様々なアジア系に様々なミックス、そして少しの白人がいる客構成なので、ほとんどのジョークはアジア系の民族別の「あるある」。中国系も多いが、一番多かったのは日系と日本人へのジョークが多かっただろうか。そしてハワイの人々がよく日本に旅行に行くことも知っているのだろう、彼の日本旅行でのネタもあった。日本の中年のおじさんグループと打ち解けた話。日本人の女の子ともつき合ったことがあると言っていた。冗談を言うと彼女は口を手で隠して「キュフフフフフ」と笑ったそうだ笑。

そういえば大谷翔平さんのジョークもありましたね。おそらく大谷さんの話はカリフォルニアでよくウケるのだろう(ジミーちゃんの地元はカリフォルニア)。内容はここでは言わないけれど「おいジミャ、それは違うやろ笑」という危ないジョークもあったぞ。…しかし大谷さんのジョークは思ったよりウケなかったと思ったがどうだろうね。野球よりもアメフトの方が人気なのだろうな。


今回はジミーちゃんのご家族もハワイにいらしていたらしく、(ここにやって来るスターではよくあることなのだけれど)今回のハワイショーはどうやらオーヤン家のご家族のホリデーでもあったらしい。そして(ローカルネタで)先日気温が下がった日に「ハワイの人は75°F (23°C)で寒い寒いと震えてるんだぜ」と笑うと会場も笑ってうんうんと頷く。そうですよ~ 20度は寒いわ笑。

さて、ジミーちゃんの次のショーの地はミネソタ州のミネアポリスだそうだ爆笑。ミネアポリスなんて全米で一番寒いところよ(ダコタとかモンタナの方が寒いかな)。このハワイの話、絶対ミネアポリスでネタにすると思う。ジミーちゃん、ミネアポリスで凍るかも笑。


そういえばリベラルで青い州のカリフォルニアで準備されただろうネタ…トランプ政権になって国が移民の追い出しに動くであろうこともネタとして少しだけ触れていた。「ホセは英語は喋らないけどどんな種類のサンドイッチも上手に作ってくれる。でも彼がいなくなったらどうなるんだろうね」…などと話したら、会場はほぼ皆うなずいていたけれど、スタンドの上のどこかから一人か二人のブーイングが聞こえた(おそらくメインランドからのビジターだろう)。そのせいか、その件はあまり深入りせずに終わらせていたと思った。

こういう政治ネタの話は、土地によって反応が全く違うと思うのでそれぞれの土地でどのような話をするのかなとも思った。ハワイとアリゾナとテキサスとミネアポリスでは同じ話でも人々の反応が全く違うだろう。今回多かった日本人のネタも大谷さんのネタも全く使わない土地もあるだろうと思う。コメディアンのネタ作りはアメリカほど広い国になると内容の調整が大変だなとも思った。


やっぱり「お父さんネタ」が結構あって皆で爆笑して、そしてなんと最後にはお父さんリチャードさんが会場からステージに上がってくださって大ウケ。事前のジミーちゃんのローカルTVでのインタビューでは、リチャードさんがステージに上がりたがってると言っていたのに、リチャードさんはステージ上でスポットライトを浴びながらニコニコ顔で「ジミャ」「I’m nervous」と仰っていた。かわいい。大きな拍手。

ライブのショーなのにスクリーンに映される映像は巧みなカメラワークで、そのまま映像としてリリースしてもよさそう。最後のお父さんとの様子も映像を撮っていたのを見て、もしかしたらこの『Big & Tall Tour』も全てが終わったあとで映像がNetflixあたりでまとめられてリリースされるのではないかとも思った。だとしたら5000人も入ったハワイのショーの映像もきっと使われるだろう。


昨日のライブも終わってホッとして、今日のジミーちゃんはご家族とハワイで暖かいホリデーを過ごしているのかなと思ったら、今日は午後から土砂降りの雨が続いている笑。寒いぞ。明日もまだハワイにいらっしゃるのならいいお天気になるといいな。


Jimmy O. Yang ‘Big & Tall Tour’
Neal S. Blaisdell Arena
January 25, 2025
8:00 pm
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前座 それぞれ20分ぐらい
 Cathy Tanaka:
 ハワイの女性コメディアン 日本&ベトナム系
 Tumua:
 ハワイ出身の男性コメディアン サモア&ポルトガル系
メイン
 Jimmy O. Yang :ほぼ1時間のショー
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