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『Love Hard (2021)/米/カラー
/1h 44min/監督:Hernan Jimenez』
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去年のクリスマスの頃に見た映画。ロマンティック・コメディです。かわいかった。いい映画です。これもNetflixオリジナル。
若い人向けのロムコムになぜ興味をもったのか? 男の子がアジア人だったからです。アジア人の小柄な男の子+南寄りの欧州系ミックス(かな?)の女の子…の二人のストーリーらしいのでいったいどんな話だろうと興味を持った。
すごくいい話だった。ほっこり心温まるクリスマス映画。結構おかしい笑。
★ロサンゼルス在住の女の子ナタリー。ランダムにデートアプリで出会った人とデートし、その失敗ストーリーをレポートするライター。今回見つけた相手はニューヨーク州の北レイク・プラシッドの男の子ジョシュ・リン君。何度か電話で話してみたらイイ感じなので、ナタリーはクリスマス・ホリデーにジョシュ君をアポ無しで訪ねて行く事にする。
★ネタバレ注意
それでもかわいいの。このジョシュ君が。かわいい~。それにいい人。いい子。優しい。繊細な心。頭もいい。頼りになる。…私の年齢から見ればすごくいい男の子…と娘にもおすすめ。かわいい息子だ。
しかしね、場所はアメリカ。アメリカの女の子達はみんな「いい男のステレオタイプ」をメディアに刷り込まれてるのですよね。「いい男のステレオタイプ」とは…
大柄。肩幅が広い。腕が太い。筋肉質。背が高い。足が長い。顔は面長か四角。アゴががっしり。大きな口。鼻はまっすぐ。髭が濃い…剃っても青い/伸ばせば熊。眉毛が太い。ほりが深い。表情豊かな温かい眼差し。睫がバシバシ。全身毛深い。ワイルドワイルドワイルド………ってこれ全部白人寄りのルックスだわ。
確かに…ジョシュ君が使った友人タグ君の写真は、アジアンミックスとは言ってもそのようなワイルドなパーツが多いお顔。モテるオトコクサイ系。…ナタリーさんもそのルックスに惹かれたのですね。 そうか…
そしてジョシュ君ご本人も、自分のルックスの世の中での立ち位置というのがよくわかっているのですよね。だからも~~~家族写真までひかえめに…泣…涙なしには語れない……抱き締めてきっと大丈夫、大丈夫やでと言ってあげたい。
ナタリーももちろんジョシュ君を見てびっくりする。しかしはるばる西海岸から東北の果てにやってきたのだからなんとかしたい。というわけでジョシュ君に協力してもらってなんとかプロフィール写真の本人タグと仲良くなろうと試みる。
まぁそんなわけで二人はナタリーとタグを結びつけるために長い間時間を一緒に過ごすうちに…という話なのですが。
いい話だった。ラブリー❤
だってあのロッククライミングでナタリーが降りれなくなった時、助けてくれたジョシュ君はかっこよかったよね。そうなのよ。いろいろと彼の事を知れば知るほどステキに見えてくる。ナタリーのアドバイスで自信を持ち始めるジョシュ君もいい。すごくいい。そうよそうよ。ステキやんジョシュ君。
というわけでいい話でした。ちょっと泣いた笑。クリスマスのハート・ウォーミングなお話でした。ジョシュ君の家族も温かい。いいね。
人を好きになったら正直に。誠実に。
昔、10月頃にドライブ旅行でレイク・プラシッドに一度行った事がある。あそこは寒いぞ。冬は。小さな町ですが昔1980年に冬季オリンピックをやったらしい。スキーのジャンプ台があった。ローカルの体育館に行ったら地元の高校生がアイスホッケーの練習をしてた。空気が澄んで綺麗だった。
ところで小柄なアジア系の男性と白人女性のカップル。実はこの南の島では珍しくないのです。結構見かける。街でも普通に出会います。人種も民族もルックスもそれぞれ違う色んなカップルがいる。知り合いにもアジア系の男性と結婚している(または結婚していた)白人女性が数名いる。いろいろと混ざって平和。いいところ。