2012年6月26日火曜日

NHK大河ドラマ「平清盛」第25回「見果てぬ夢」



清盛マラソンまた息切れしてきた…。そろそろ折り返し地点?


今週は、由良御前が亡くなりました。悲しいです。最後の眉間に皺をよせた苦しそうな表情も、腹から搾り出す苦渋の声も素晴らしかったです。この人はよかった。女優さんがほんとによかった。最後にはらりとこぼれた涙もよかったです(涙)。


ところで、この場面で義朝君が「これから薬を買ってくる」と立ち上がるのだけど、昔、清盛君も同じような場面で「これから九州に薬を買いに行ってくる」とか言いませんでしたっけ。どちらも奥さんが、あと何分ぐらいもつかも判らないのになんで席を立とうとするのか。最後まで一緒にいてあげなさい。だから清盛君がお薬をあげるって言ったときに貰っとけばよかったのに。


義朝君は今回もたそがれてます。息子が清盛のことを聞くと目が遠くなる。「なつかしいのぉ~」ってそんなに和んでる場合かっ。保元の乱までゴリゴリに頭脳のある野獣だったのにどうしちゃったのよ、えっ。 それにしても、回想シーンの清盛君の情けな姿はすごいです。髪型とかもうすごいです。うわっきたないっ、あんなの見てたんだ…(爆笑) きゅうきゅう泣くし…(爆笑)ごめん…笑う場面じゃないと思うが、あの清盛君はすげーです(爆笑)。それに比べると、まあなんとも綺麗になったんだなぁ清盛君。やっぱりユーモアは捨てきれないらしい。今回も茶目っ気たっぷりのしたり顔。



若い頼朝君と清盛の初対面、清盛の前に進み出ると同時に彼のナレーションが「始めて目の当たりにしたその人は、思いのほか大きく…」と重なるのだけど…。

ここで真面目な話を…。この場面のこの台詞で、初めて松山さんの配役を疑問に思ってしまった。ここはドラマとして非常にいい場面なはずなの。将来平家を叩き潰す源氏の棟梁・源頼朝。彼も今はまだ12歳。子供です。初めて対面する父親のライバル平清盛。父親がどうしても負かすことの出来ないアノ清盛。 この場面は、若い頼朝が「…その人は、思いのほか大きく…」と清盛に圧倒される場面なはず。


清盛は41歳。貫禄も威厳も堂々とした大人のオヤジ。この時の清盛には、見るだけで子供が涙目になるぐらいの迫力があったほうがいい。それが松山さん、そう見えない。優しいお兄ちゃんが子供を相手にふざけているように見えてしまう。やっぱり若いのかな。ここで清盛が圧倒的に怖いオヤジじゃなきゃドラマにならないんですよ。今は絶対に超えられない大きな山。だから将来源氏と平氏の立場が逆転するのが話として面白いの。そう考えれば、配役もはやり40歳前後の実年齢で強面のオヤジ…せめて35歳ぐらいかな…あたりの俳優さんがよかったんじゃないか。例えば大昔の渡辺謙さんは本当に大きくて怖かったと思う。かといって他に誰がいいのかも分からないけど…。




清盛も現時点で41歳。これからあと半年、彼の没年齢が64歳と考えれば、このままでいいのか心配になってきた。なんだかまだ可愛いの。いい人過ぎるのかも。そういう役柄の設定なんだろうか。もうそろそろ人を何人殺しても平気な面構えをして欲しい。

それに信西も50代だそうだ。彼も40代前半の阿部さんが演じていて、どうもこの大河は全体的に役者さん達の年齢が若いです。これで義朝と信西が亡くなればもっと若くなるのかな。残りの話を20代と30代だけでまわすことになるのだろうか。


さてこのまま大きな乱に突入のようですが、どうもこのドラマ、歴史の大きなうねりみたいなものが感じられない。抗いようのない歴史のうねりみたいなもの、時代が動く感じって歴史物の最高に面白いところだと思うんだけどな…。個人の思い出話に時間をとったり、どうも話が小さくなってる気がする。

さあ来週はどうなるか…。