能登半島地震 ─ 寄付・支援情報

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2013年1月17日木曜日

Yahooトピックス「日本人女性は海外でモテる?」:海外婚活を考えている女性達へ(2/2)



★日本人女性は本当にモテるのか?

さて次に私が実際に見た「日本人女性がモテるモテない」の現実を「婚活・結婚」を前提にしてお話ししたい。私は30代に既婚でイギリスに10年住んだので、イギリスで見た周りの状況しか書けませんが…とりあえず書いておこう。

結婚の相手として、一般的に日本人女性が求めるのは、きちんとした会社に勤めて収入の安定したサラリーマンじゃないかと思う。それは日本人同士の婚活でも同じでしょう。大学を出て、学も教養もあって洗練されたジェントルマンを期待するのが普通だろうと思う。外国人と結婚して大きな世界に飛び出したい前向きな女性達なら特にそう思うかもしれない。

もちろんそういう男性はイギリスにも沢山いる。ただこういったイギリス国内に住む中流階級以上の男性達は、一般的にアジア人には全く興味を示しません。大人社会のイギリスのエリートの男性が理想とする女性は、「彼らと同レベルの大学を出て、彼らと同じように学も教養もあり、長身で美しく、知的で洗練され、ユーモアのセンスを持ち、彼ら以上に意志が強く、新しいことに挑戦する冒険心を持ち合わせ、経済的にも精神的にも自立した大人の女性」です。 日本の若い女性が12年ぐらい現地の語学学校に通ったぐらいでは見向きもされません。そもそも外国人で、人種も違い、育った環境も全く違う別世界から来た日本人女性は(まともなイギリスの一般男性には)ただそれだけでは全く相手にされません。日本人女性だからモテるなどということは決してありません

高学歴で収入の安定した紳士、そんな優秀な男性達が、同レベルの優秀な女性達を求めるのは、西洋では何処の国でも(アメリカでも)同じ。もし日本人女性がこういう海外のエリートと結婚したいと思うのなら、必死に自分を高める努力をすること。ライバルは西洋で生まれ育ち、しっかりと経済的にも精神的にも自立した高学歴のエリート女性達です。大まかではあるけれど、西洋の優秀な男性達の一般的な女性の好みはこういうものだと思っておいたほうがいい。くどいようですが、単に日本人女性だからモテるなどということはまずありえません。基本的に、自分の国の魅力的な女性達を蹴ってまで日本人女性と結婚したいと思うような物好きはめったにいないということです。

例外的なシンデレラストーリーもあるけれど、ここに書く必要は無いでしょう。ほんの少しの例外的な甘い話は、所詮例外でしかないからです。そのような話なら日本のメディアにも沢山出ていると思う。こんな事をガミガミと書くのも、前述の馬鹿な煽り記事などで「日本人女性は外国人にモテる」などというデマが一般的に信じられつつあるのではないかと危惧したからです。「結婚」と「ナンパ」では「モテる」の意味も全く違うということをまず知っておいて欲しい。


★日本人女性と結婚したがる不良外人

ネット界隈に流布している「日本人女性はモテる…」という言葉は、全く実体の無い「都市伝説/迷信」のようなものではないかとも思う。もしこれを読んでいる日本人女性で、優しい外国人男性から「僕は日本人とケッコンしたいんだ…」などと言われたら、さっさと逃げたほうがいい。そもそも「日本人女性」などというタグをつけて日本の女性を釣っているような不良外人にまともな人間がいるわけがない。

日本人女性」というタグには、21世紀になった現在でも「優しい、穏やか、奥ゆかしい、言う事を聞く、思い通りになる、文句を言わない、なんでもしてくれる、我慢強い、いつまでも待っていてくれる、純粋、イノセント、可愛い、子供みたい…」などという、とんでもない裏の意味があったりもするんです。こんなの犬を見る目線と変わらない。もしあなた(日本人女性)が、そんなふうに扱われたくないのなら「日本人女性と結婚するのが夢なんだ…」などとほざいている不良外人には決して近づくべからず。とんでもない苦労をするかもしれません。日本人女性の幻想に恋をしているような外国人にロクな輩はいない。本当に気をつけてください。


★海外に目を向けている婚活中の女性達へ

こんな馬鹿な日本のメディアを見ると、思わず頭に血が上ってうだうだと書いてしまうけれど、本当にこんな記事は何を目的にしているのかも分からない。そもそも「日本人女性が海外でモテる」なんて全く無意味な情報。百害あって一利なし。誰も幸せにならない大ウソ。これで不幸になる女性もきっといる。もう少し日本のメディアには分別をもっていただきたい。

日本人女性が「海外」というだけでうっとりするのはよく分かる(私もそうだった)。だけど遠い所は文字通り遠い所。遠い所には家族もいないし、理解するのも納得するのも長い年月がかかる。結婚前には予想の出来ない苦労も多い。日本に住む日本人女性ならそんな得体の知れない遠い所でゼロから夢を追う前に、まず自分の周りにいる日本人男性のいいところを見つける努力をしたほうがいいと思う。

国際結婚でももちろん幸せになれる。ただ問題なのは、その幸せのために(日本人同士だったら全く必要の無い)想像もできないような努力を夫婦両方が強いられるということ。妻の努力はあたりまえ。夫の全面協力も不可欠。夫になる人はそれを厭わない「いい人」であることも必要。夫婦間のみならず、外からやってくる問題もお互いに思いやりをもって助け合いながら一緒に乗り越えていくしかない。

その努力の結果、得られる幸せの大きさは、日本人同士でも国際結婚でもたぶんそれ程変わらない。なぜなら結婚での幸せは、人と人の心の結びつきから得られるもので、国や環境や人種が変わっても根本的な幸せの答えは同じだからです。ほとんどの日本人女性にとって温かで穏やかな幸せはきっと身近な日本にあると思う。

それでも国際結婚に挑戦するのなら、それとももう既に飛び込んでしまっているのなら、上に書いたような問題を十分理解した上で、夫婦2人で平等に精一杯努力をすること。努力して得られる幸せの達成感は確かに大きい。海外に住んで国際結婚から学べることも、とてつもなく大きいものです。夫婦2人がお互いに尊敬と感謝の気持ち、思いやりを常に忘れず、共に協力し合って努力が出来るのなら大丈夫。あなたが幸せを掴めるよう心から応援します。


Yahooトピックス「日本人女性は海外でモテる?」:海外婚活を考えている女性達へ(1/2)





2013年1月16日水曜日

Yahooトピックス「日本人女性は海外でモテる?」:海外婚活を考えている女性達へ(1/2)


★モテません!
 
昨日116日付のYahoo Japanの扉ページ、トピックスの蘭に見つけたお題「日本人女性は海外でモテる?」…。 
 
 
モテません!(キッパリ)
 
もうね…こういうメディアの煽りタイトルにいちいち反応するのが大人気無いのは分かっているんですけど…しかし困ったもんですよこういうデマは…。以下、長々と吼えます。個人的な経験を元にした意見で、極論かもしれませんが、色々と書くので国際結婚に興味のある方には少し役に立つかもしれません。
 
 その前に…元の記事は「Web本の雑誌」からの新刊の紹介。とある女性ジャーナリストの方が、いま流行りの婚活を海外に飛び出してなさった記録を本にまとめたものらしい。タイトルは『世界婚活』。タイトルからもユーモアが感じられるし、おそらくこのお方はすごく面白い方だと思う。本も面白いはず。ちょっと読んでみたい。…というわけでこの女性や本に対する文句ではないです。

 
 問題はこのYahoo Japanの記事のタイトル「日本人女性は海外でモテる?」。おまけに(私のように釣られて)このタイトルをクリックしてみると、記事のすぐ下に「◆人気の理由は?」「日本人女性がもてる3つの理由」「海外へモテに行こう! 外国人に日本人女性が人気の理由4つ」…などと記事が続く…。
 
ゴルルァいい加減にしろぉっ!!! 
 
 
えー…ここで心を落ち着けましょう。あー…「日本人女性は海外でモテる」…たぶんそうなんですかね…これは見方次第ではそうなんですか…。海外旅行に行ってナンパされるのを「モテる」と喜べるのならそうかもしれませんが。しかしこの元記事は「婚活」。将来結婚を前提としての真面目なお付き合いの意味での「モテる」だとしたら、日本人女性は…

モテません!

こういう記事のタイトルは客寄せパンダみたいなもので、決して本気にしてはいけない。ところが検索サイトにいって「日本人女性 海外 モテる」などの言葉をセットで検索してみると、出るわ出るわ出るわ…検索結果約13,300,000件。うわー日本の女の子はそんなに外国人にモテたいの…?(絶句)



★国際結婚とは

もうね…婚活中の若い女性の方々、悪いことは言わない…。外国人と結婚するのは日本人と結婚するより10倍くらい大変なんだってことを知っておいたほうがいいと思う。海外と関わることの刺激や楽しさはもちろんあるけれど、それも当たり前になれば日常です。外国人と結婚して最初は「ふぇ~」と舞い上がっても、10年も経てばそれが普通の日常。海外に暮らすことはドキドキして楽しい刺激も多いけど、苦労も同じくらい多い。外国人の旦那さんとの大きな幸せももちろんあるけれど、それは2人で努力して作るもの。その幸せはおそらく日本人の男性と作ったほうがずーっと楽です。

海外での外国人との結婚は、とにかく挑戦につぐ挑戦。試練につぐ試練。日本人同士なら当たり前の常識を常識と言えない現実。日本人なら常識レベルのことをひとつひとつ理詰めで討論して分かり合わないといけない。もちろん激論の末に分かり合えた喜びは10倍ぐらい大きい。だけどそれは本当に大変なことです。

「原爆は戦争を早く終わらせて結果的に何百万人もの命を救ったのだから良い事なのか…」。こんなことをお題にして延々と10年以上喧嘩、激論、討論を続けないといけない(本当に理解し合うためには…)。

それに結婚は旦那さんとだけではない。親戚関係、近所、旦那の友人、同僚…、彼らが、外国人であるあなた(日本人女性)を必ずしもすんなりと受け入れてくれるとは限らない。社会の中で自分を受け入れてもらうために努力をするのは、あなた(日本人女性)たった一人です。全部自分で努力をするしかない。そんな風に、海外で外国人と結婚をしている日本人女性達は、みんなどこかで戦っているんです。青い目のイケメン外国人と結婚したからって、自動的に幸せになれるなんて決して思わないで欲しい。


国際結婚の幸せは努力で掴むもの。積極的に会話を持って努力して分かりあうことが必要。すごくめんどくさいけど、それが出来るのは好きで一緒になった夫婦だからこそです。めんどくさいのは旦那さんの側も同じでしょう。国際結婚の幸せは、2人がまずしっかりとそれを理解し合わないと難しいです。それができずに離婚した夫婦を何組も知っている。そういう国際結婚の現実は知っておいたほうがいいと思う。





 

2013年1月15日火曜日

NHK大河ドラマ「八重の桜」第2回「やむにやまれぬ心」



今回もいい感じ。今年はほんとにいいかも…。
 
小八重ちゃんは可愛いい。いかにも男勝りな女の子。どこの小学校にもいますよね。ドッジボールで男の子にボールをぶつけて泣かせる女の子。お人形で遊ばずにお兄ちゃんと一緒にバットを振り回すような女の子。←まさにコレ。

この負けん気の強い女の子に、男と女は根本から違うと実技で教え諭すパパとの場面が素晴らしい。目の前で鳥が血を流して死ねば、子供にも遊びじゃないことがしっかりと解るはず。死んだ鳥を見つめて考え込み、次の場面ではお母さんのお手伝いをしている。あの小さい頭でいろいろと思い悩んでいるのね。いじらしい。可愛いです。大人が小さな子供にも丁寧に物の道理を言葉で教え諭すのは素晴らしくいい場面。この小八重ちゃんはもっと見たかった。
 
殿様の家族の場面もよかった。

出戻りのお姉さん照姫が、まず弟の容保に深々と頭を下げる。もちろん駆け寄って抱き合ったりなんてしない。交わす言葉も上流のよそよそしさ。だけど温かい。そんなケジメがいい。この姉弟はほんとに慕い合ってる様子。そこに明るい敏姫も参加。この3人の場面のいかにも上流階級の上品さが美しくて素敵だった。ドラマです。後に大変な歴史の渦に巻き込まれる弟と姉。もう考えるだけで泣ける。

 
それから今回西郷どんが初登場。顔が違う…(笑)。でもね…NHKさんの番組「50ボイス」で見たんですけど、吉川さんご本人が「顔が似てない…」と苦笑をされていて…(また笑)。いやいいと思いますよ。ここは俳優さんの腕の見せ所。大柄で大きな男の存在感と貫禄がよく出てました。
 
あとは…覚馬の西島さん…ちょっと素敵よね。このお兄さんが会津に帰ってきて大八重ちゃんと出会うシーンの表情がほんとに嬉しそうなの。年の初めにいくつか『八重の桜』がらみのインタビューなども見たのですが、西島さんと綾瀬さんはいい化学反応があるみたい。17歳も年の違う兄と妹だそうですが、可愛い妹を見る表情がとても優しい。おそらく俳優さん同士の化学反応が家族愛としてもうまく出ているのでしょう。この二人を中心に話が進むらしいので、この二人を見るだけでも楽しみが出来た。今回最後の終わり方も秀逸。
 
覚馬が家に帰ってきた場面で、小さな弟がきちんと手をついて挨拶をする場面もいい。照姫が容保に頭を下げる場面もそうなんだけど、このドラマではこういう礼儀をちゃんとやっているのがとても嬉しい。人物の上下関係をきちんと描いているのもいい。武家はこういうものに特に厳しかったはず。昔は当たり前だった作法や礼儀、所作を丁寧に描けばそれだけで美しい。侍の殺陣ばかりでなく、礼儀や作法こそしっかりと描いて、日常の「美しい日本」を思い出させて欲しい。
 
ともかく今回でまだ2回目ですが、脚本も自然で納得できるし、そろそろキャラクターにも興味が出てきた状態なので、このまま彼らに惚れ込めば今年の大河はずーっと楽しめると思う。たぶんもう間違いない。早速来週が楽しみ。


2013年1月14日月曜日

U2 - Two Hearts Beat As One (1983)



U2もね、昔は可愛かった…。


U2 - Two Hearts Beat As One (1983)
 Album 'WAR' (Remastered)
Released: Jul 20, 2008 ℗ 2008 Universal-Island Records Ltd. 
under exclusive licence to Mercury Records Limited



昨日のバンドの音が70年代後期の音っぽい…で思い出した。これは80年代だけど。この曲の入ったアルバムは「WAR(闘)(1983)」。プロデューサーは当時人気だったスティーブ・リリーホワイト。音が生っぽいです。

U2も出たばかりの頃は、勢い余って前につんのめるぐらい元気のいいバンドだった。この青い感じがよくてね…。若いバンドの魅力は、近所の若い男の子達がガレージでうるさい音楽をやってるような…純粋に音楽が好きなだけで騒音を出して騒いでるような…勢いですかね。頭の血管が切れるような勢い。

ともかく、この頃のU2は可愛かった。今でこそ、大大大大大御所の大金持ちジジイバンドになっちまったけど、こういう時期もあったんです。83年の初来日には行かなかった。たぶんチケットが取れなかったんだと思う。覚えていない。今はオッサン向けのごっついロックバンドという感じだけど、当時は女友達も皆ボノが可愛いと言っていた。絞り出すような声と叫ぶような歌い方がセクシーでね…。この頃は他のメンバーも可愛い。当時の日本では女の子にも人気だったんじゃないかと思う。ファンにこそならなかったけど、アルバムの「War」と「The Unforgettable Fire (焔)」はよく聴いた。その次の「The Joshua Tree」はなんとなく聴かなかった。たぶん大学を卒業して社会人になったからだと思う。それ以来聴いていない。

そういえば90年代に来日したとき東京ドームに見に行ったな。もう大御所ジジイバンドになっててつまんなかった。…けど、ボノが観客席に飛び降りて客の周りを走って会場を1周したときはギャーギャー騒いだ。なんだかこのライブはあまり記憶にない。ボノがお相撲さんに会場から電話したりしたっけ。

 

2013年1月13日日曜日

New Young Pony Club - Chaos (2010)



胆の据わった顔…。


New Young Pony Club - Chaos (2010)

Album:  The Optimist
Released: Jul 06, 2011 
℗ 2011 The Numbers

 
Youtubeめぐりをしていると、たまに気になってしょうがない曲にぶつかることがあるんだけど、これも最近見つけた。全く知りませんでした。New Young Pony Clubだって。New York Pony Club かと思って、ニューヨークのバンドかと思ったらロンドンのバンドなんだそうだ。

このボーカルの娘が最高。なまいきな声にえげつないほどあくの強い顔。顔からはみ出すほど大きな目と口。噛まれたら痛そうだ。これぐらい胆が据わった顔も珍しい。素晴らしい。網タイツのももがムチムチですな。ロンドンからはよくこういう顔の人が出ますね。

いろいろと聴いてみたけどこの曲が一番いい。ところでこのバンドの音はずいぶん懐かしい気がする。こんな音70年代の後半とか80年代の初めのイギリスによくなかったっけ。ベースなんてどこかできいたような。Japanの初期にもこんな音出してたな。あの頃この手の音ってよくありましたよね。なんだか古い懐かしい音。

綺麗な女の子も2人いるし、いいかも。

とにかくこの曲は、サビが脳内でリピートされて止まらない。

知られてないのかと思ったら、もう既にサマソニで来日してるんだそうだ。さすが日本は早いね。


2013年1月12日土曜日

Perfume:ドラえもんは「あり」なのか…



正直「あちゃー…なんでそこへ行く…?」解らん…わからんわからん。

Spiceの美しいお人形、Spring of Lifeのキモロボットに、Spending All My Timeの禁欲女生徒、マトリックスFake Itから、今回いきなりドラえもんか…。おーい…Perfumeは何処へ行く…。
 
もともとアート寄りなものが好きなんで、去年は良かったんですよ私的には…。Perfumeは面白かった。真鍋さん=アートの方とのコラボも最高。キリンのホログラムイベントも最高。おまけに海外ツアーではまたかっこいいPerfumeだったみたいで素晴らしい。そうそうああいう方向がいい、Perfume3人がご本人達はすごく優しいお姉さん達なのに、ステージや作品がちょっと手の届かない斜め上ぐらいというのがすごくいい…と思ってた。(長期間安定して売れる人はそういう位置にいることが多い)

しかし…ドラえもん。(私がファンじゃないもので)方向性が全く見えないのだ。ターゲットは幼い子供…若いママ層、おじいちゃんも? 

曲は、凄くキャッチーで一緒に歌えるお歌。中田さんは何でもOKなんだとつくづく思う。旦那Aにも聴かせてみたけど「キャッチーで耳に残る」と言った。曲はいい。

ただ…見せ方が、方向が…Perfumeこれでいいのか。いままでやってきた「妙アート予想不可能…でもお洒落かっこいい美脚お姉さん路線」を断ち切って、「国民的平和受け…おじいちゃんと孫が一緒に見に行くアニメの一家団欒お嬢さんアイドル路線」に、今移行するのがほんとにいいのか…。

ドラえもんのなにが…って、あの国民的正統派古典アニメには洒落が通じない…崩せない、ユーモアが見えない…。要はドラえもんというのは、真正面から正統派万人受け路線で行くしかない…うわぁそこなのか…。実はPerfumeはそれがやりたかったのか…。


たまたま今月リリースされるきゃりーぱみゅぱみゅさんの「ふりそでーしょん」と比べてしまうのもしょうがない。きゃりーさんはあいかわらず面白い。真面目なのかふざけているのかよく分からんPVも文句なし。超可愛い。曲も素晴らしい。今まで出す曲出す曲ほとんどが「妙で可愛いおふざけアート路線」のPV。ご本人も適度に自分を崩すのを面白がっている様子。だから面白い。海外にもこれなら「変なモノ好き若い層」に適度にウケるはず。そもそも大きなマーケットは狙ってないでしょう。だけど印象は強烈。それにお洒落。毎回毎回真剣に妙なものをやってるのがだんだん本当にかっこよくなってきた。(ちょっと調べたらきゃりーさんのプロダクションって「天ぷらキッズ」もいるのね。面白いことをやるプロダクション…?)

もちろん彼女と同じ事を今のPerfumeにやって欲しいとは思わない。全く別の市場。きゃりーさんが変で面白いアートな若い子をやるのなら、Perfumeはちょっとアートでかっこいいお姉さん路線だろうと思う。Perfumeは昔から「マカロニ」や「23:30」みたいな大人っぽい曲をやってたし、きゃりーさんとは全く別のタイプでしょう。

ともかく今回のドラえもんとPerfumeの組み合わせは不思議。まだまだ完成品としてどんな路線になるのかさっぱり分からないけど、本当に万人受けファミリー仕様なのか、それともまた何かでビックリさせてくれるのか、こういうふうに悩まされるのもPerfumeの面白いところか…さてどうなるか…。


 

2013年1月10日木曜日

Japan - Quiet Life (1979)



David SylvianといえばJAPAN…。

 
 
Japan - Quiet Life (1979)

Album:  Quiet Life
Released: Dec 1979
℗ 2004 BMG UK & Ireland Ltd.


70年代後期、当時の洋楽雑誌「Music Life」に写真が載り始めたイギリスのお化粧バンドJAPAN。クラスのお洒落な女の子はすぐに飛びついた。私は当時Queenファンで、写真を見ながらどうせイロモノバンドだろうと思っていた。たまたまクラスメイトにKISSのアルバムの(カセット)テープのコピーを頼んだら、テープの余白にこの曲を入れてくれていた。それ以来はまった。KISSはなんともならなかったけど、JAPANにはすっかりはまってしまった。

この人達のデビューも若い。この曲の入った3枚目のアルバムを出した1979年で、ギター24歳、キーボード22歳、ボーカルとベース21歳、ドラム20歳。とくに作詞作曲担当のボーカル、デヴィッド・シルヴィアンさんが21歳とは驚愕。ほんとなのかな…早熟ですね。
 

ちなみにこれは81年なので23歳ぐらい。けっこう老けた23歳です。
 
 
Japan - Quiet Life - LIVE (1981)

 
 
初期の頃は、お化粧をしてグレた中二病の人みたいな感じだったけど(この頃もいい)、この曲の入った3枚目のアルバム「Quiet Life」から突然大人になった。歌い方も前2枚のアルバムと全然違う。4枚目「Gentlemen Take Polaroid/孤独な影」はシンセポップの傑作、5枚目「Tin Drum/錻力の太鼓」で芸術性を極めて、高校生の私にはついていけなくなりかけた頃にバンドは解散。この時も彼らはまだ25歳前後。若い…。

この最後の頃に、YMOのメンバーとよくコラボをしたり、ライブを手伝ったりして仲良くしていた。なんだかYMOの周りの他のミュージシャン達も含めて内輪のファミリーみたいな感じだった。

非常に特徴のあるベースを弾いていたミック・カーンさんがお亡くなりになっていたのを去年知った。この人も超かっこよかった。もう二度とJAPANの再結成はありえないのだと思うと非常に悲しい。ミックさんありがとう。R.I.P.
 
 
お顔の美しいボーカルのデヴィッド・シルヴィアンさんはその後ソロになって、非常にインテリな趣味のいい音楽をやっていた。この人の作るメロディはすごく綺麗。来日もして何度か見にいった。…が、その後なんだかインテリ度が進みすぎて音楽も頭でっかちな感じがしてついていけなくなってしまった。

実はこの人に、ロンドンでばったり出くわしたことがある。10年程前だろうか、Kings Roadを旦那Aと歩いていて信号待ちをしてたら、この人が目の前で一緒に信号待ちをしているのに気付いた。肩で切り揃えたくすんだ茶色の髪に白髪がたくさん混じっていた。一本一本がすごく細い髪。薄い茶色のジャケットを着てやっぱり芸術家っぽかった。無論話しかけなかった笑。若い頃のアイドルとはお近づきにならないほうがいい。触れるほど近い斜め後ろで目の前の彼の背中を見ながらちょっと嬉しかった。