能登半島地震 ─ 寄付・支援情報

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この度の能登半島地震で 被害に遭われた方々に心よりお見舞い申し上げます。 一日も早い復興をお祈りいたします。 ★NHK による様々な支援情報 能登半島地震 義援金・支援金の受け付け始まる 窓口まとめ 【随時更新】 https://www.nhk.or.jp/shutoken/ne...

2023年11月7日火曜日

NHKスペシャル・シリーズ “宗教2世” ドラマ『神の子はつぶやく』 



NHKスペシャル枠でのドラマとは珍しいと思いながら見始めた。俳優さん達も脚本も演出も質が高い。実話を元にした宗教団体の信者とその家族(子供達)の話。親子の問題、愛情のあり方など様々なことを考えさせられた。



★ネタバレ注意

この家族のストーリーの発端はお母さん・木下愛子(田中麗奈)の信仰。不器用だった愛子が夫・信二(森山未來)と出会い結婚。しかし夫には生活力がなく家計が成り立たなくなる。幼い子供をかかえながら愛子は追い詰められる。たまたま出会った幼馴染が愛子に救いの手を差し伸べる。その救いとは「信仰」だった。

愛子は素直な人だったのだろう、すぐに信仰にのめりこんだ。愛子とその家族が具体的に教団からどのように助けられたのかは描かれていなかったが、金銭的な援助もあったのかもしれない。その後彼女は生活の全てを「神様」に捧げるようになる。彼女は「信仰が幸せをもたらすもの」だと心から信じているから、その「信じること」を二人の子供達・遥(河合優実)祈(根本真陽)にも教えようとする。

二人の子供達は幼い時から信仰を強制されている。それが子供達の自由を奪っている。そして子供達がティーンになって自己の意志を持つようになった時、子供達は親からの信仰の強制や束縛に苦しむことになる。

それがドラマの軸。子供が自分の意志を持ち始める時、親の信仰に疑問を持ち始める時、子供達はどうなるのか。


実話に元づいたドラマだそうだ。設定や人物の描写、台詞が真に迫る。様々な縛りの中で育った長女・遥が、家を出て自立した後も結局は「他人の申し出を断れない。客に言われた通りに何でもやる。自分でガードできない。危なっかしい」…そんな風に振舞ってしまうことにはっとさせられた。彼女の働く店の女性に「ああいう子は親が異常に厳しかったか、虐待されてたか…」と言われていた台詞にも納得した。

束縛の中で育った子供は、自由を求めて家を出た後もその束縛からなかなか逃れられない。


ドラマを1回見て見終わった後、再度気になった個所を見直した。

正直に言えば実は1回目に見た時、長女・遥が街に迷い出た後に結局悪い大人につかまってしまうことにがっかりしてしまった。やはり女の子はそうなのか。それしかないのか。それまで宗教にガチガチに縛られて世間知らずだった女性が行きつく場所がやはりそこなのかと絶望に近い気持ちにもなった。

しかしその悪い大人・宮本は実はそれほど悪い人ではなかったらしい。遥は水商売の仕事を与えられ自立する。遥はその生活の中で縛りのプロ・緊縛師 神岡尊に出会う。

この緊縛師・神岡の登場も大変混乱した。若い女性の行きつく先としては極端な話でどこまでいくのだろうかと心配したが、神岡はむしろ紳士的で親切な大人だった。この「肉体の縛り」が話に登場したのは、遥の「縛られた心」に対するプロット上の捻りだったことは後から気づいた。

フィジカルな縛りによる傷みが遥にとっては「神様に逆らったから罰を受ける」ことなのか。彼女はそれにより解放されたのか。神岡が泣く遥を「あなたは十分頑張った、もう許されてる」と叱っていたけれど、遥は救われたのか。

そうではなかったことを後に遥が妹に語っている。


遥の妹・祈は、遥とは違う信仰との関わり方、母親との関わり方をしている。彼女は強い。

祈は(遥が家を出たことで悲しむ)母親に「私はどこにもいかないから」と伝え安心させる。その後教団での信仰を誓う。そして彼女はある日(家を出た)姉・遥の消息を知り探しに出かけ、姉を家へ連れ帰る。

最後に、家に帰ってきた姉を拒絶する母親に祈は本心を爆発させる。

祈は叫ぶ「神様には会ったことないから知らない」…はっとさせられる。この子には現実が見えていたのだ。祈は母に問う「どこにいればよかったの?神様を信じないでどうやって生きていけばよかったの?どこにも居場所なんてなかった。お母さんは神様を信じてるか信じてないかで人を区切るから」

祈は家族を繋ぎとめるための方法として神様を信じた。そして母が姉を拒絶するのなら、もう神様を信じる意味がないと言う。

祈は必死で家族を救おうとしていた。母親からの強制に従いながらも現実を見ていた祈。彼女の真っ直ぐな言葉が母の心を動かす。



見ていて様々なことが頭に浮かんだ。まだ少し混乱している。

このドラマに出てくる人々はおそらく全員が「いい人」だ。だから混乱してしまう。母親・愛子を信仰に導いた幼馴染の友人・小宮直子(酒井若菜)は親身になって愛子を救おうとした。その夫・宗教教団の説教師・小宮誠(萩原聖人)も悪い人には見えない。その息子(遥の同級生)義也(杉田雷麟)もいい青年だし、遥が学校の修学旅行に行けるように家庭を訪ねて愛子を説得する教師・稲岡(岩男海史)も生徒思いの先生だろう。遥の出会う宮本(吹越満)神岡尊(渋川清彦)も悪人ではない。

愛子の夫・信二はおそらくいい人過ぎる人…ただ彼には生活力がなかった。そしてもちろん母・愛子は信仰が子供たちを幸せにできると心から信じている…全ては子供達への愛のため。 

親子の問題と、宗教の信仰の問題が絡んでいて主人公達の状況は複雑だ。思春期の親子はただでさえ「いろいろとある」ものなのに、信仰が絡むと問題はもっと大きくなる。親が熱心に信仰をし、それを子供にも強制するのは子供達への真の愛情から。しかしその強制が子供達の自由を奪い苦しめていることを信心深い親は気付くことができない。
 

このドラマを見ていて、母親・愛子にとっての信仰とはなんだろう、神様とはなんだろうと思った。信者にとって神様は現実。しかし神様は全ての望みを叶えてはくれないし、確実に幸せを約束してくれるわけでもない。このドラマでも家族が父親を急病で亡くしている。「神様は父親をなぜ助けてくれなかったのか?」と疑念を抱きそうなものだが、信者は「祈りが足りなかったからだ」と言う。じゃあ信者にとって「信仰による幸福実現の具体性」に確証はあるのか?おそらく誰も答えられないだろう。 結局神様の存在は「信じる人」の心の中にある。


最初にも書いたが脚本も演出も俳優さん達の演技も(特に田中麗奈さん、河合優実さん、根本真陽さん)とにかく素晴らしかった。時間はほぼ1時間半。短めの映画を見たような感じだ。見て何かの答えが出たわけではないが、色々と継続して考えさせられている。


2023年11月6日月曜日

お猫様H:ハワイ猫と冬の風



あのABCストアなどに売っている安いタオルの上でくつろぐ猫さん。いかにもハワイ柄。



それにしても今の猫さんはいつも寝ていて、いよいよ面白い写真が撮れなくなった。先日健康診断に行ってきた。まずまず健康。体重は半年前より少し減って11.87 pounds=5.38kg。先生には褒められたけれど前回同様少しデブであることに変わりはない。10歳で寝てばかりいるので少し心配したが血液検査の結果も良いそうだ。よかった。


ところで前回11月2日に「MLB★レンジャーズ優勝おめでとう」の文で書いたハワイの季節と天候の話のつづき。「風も吹かず今年はまだ暑い」と書いていたが、なんとその翌日11月3日からハワイに冬の強い風が吹き始めた。やっぱり今年もハロウィーンのすぐ後に季節が変わった。また山の上では3日から毎晩雨も降っている。少しずつ気温が下がっている。気温が下がれば午後に木々の間から射す太陽の光も少し秋の気配だ。やっと涼しくなる。


2023年11月2日木曜日

MLB★レンジャーズ優勝おめでと~!! 野球シーズンも終わったがまだまだ暑い日





😄😄😄レンジャーズのみなさま😄😄😄

優勝おめでとうございます!!



結果
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Texas Rangers (TEX) ★★★★  優勝!
Arizona Diamondbacks (AZ) 




昨日、MLBのワールド・シリーズがとうとう終わってしまった。

今年のポスト・シーズンの始まりは10月3日。それから昨日までほぼ毎日1カ月近く野球を追っていたがとうとう終わってしまった。

毎日全試合を見たわけでもないのに、1カ月も野球を追う生活をしているとすっかりそれに馴染んでしまう。毎日午後に家事をしながら試合の結果を追う。それが習慣になる。その習慣が昨日で終わってしまって、今日は心に空洞ができた。ロスというやつですね。
 
 

今年はレンジャーズが強かった。レンジャーズは今年ワイルド・カードから勝ち上がったチーム。今このブログのポストシーズンTV観戦記録を見直しているのだけれど、レンジャーズはシーガー選手が最初から大活躍だった。彼はず~っと調子がよかったみたいですね。ワタクシは2年前からシーガー選手に目をつけていて(興味を持って)、今年のポストシーズンの最初からシーガー様シーガー様としつこく言っていたのだけれど、彼は最初から本当によく打っていた。何度もホームランで試合の流れを変えていた。ここに記録しているだけでも10月10日、19日、23日、27日、30日、31日とまぁHRをよく打つ打つ打つ打つ。それからセミエン様、ハイム君、ガルシア様、ロウ様、タベラスさん、ヤンgさん、ガーバーさんとレンジャーズはホームランが大量。結局よく打ってうまく守るチームが勝ちのぼった。

リーグ最強アストロズを倒し、アメリカンリーグの勝者としてレンジャーズがまさかワールド・シリーズで優勝するとは想像していなかった。しかしダイアモンドバックスと共に決勝に進んだ結果、どうやらレンジャーズが実力の差で勝ったような印象を受けた。ダイアモンドバックスもよく守って打っていたけれど、どうもレンジャーズの方が全体的な力で勝っていたように見えた。最後の試合では特にそう思った。

チームが強ければ選手達が輝く。だから今年はレンジャーズの選手達の顔と名前をもっと覚えた。フィリーズやアストロズに比べればまだ地味かもしれないが、チームがいい野球をすれば選手達の顔が次第に見えてくるようになる。シーガーさんは今年のポストシーズンでスーパー・スターになった。WSのMVP受賞2回目は史上4人目だそうだ。

レンジャーズはアメリカン・リーグ西地区のチーム。比較的試合が見やすいのでこれからも注目していきたい。


ダイアモンドバックスの皆様もおつかれさまでした。このチームはナショナル・リーグで、普段からあまり馴染みがなかったのだけれど、このポストシーズンでは何人かの選手の名前を覚えた。キャロル君、アレック・トーマス君、モレノ君の23歳トリオ。トミーファムさん、ギュリエルJr.さん、メリルケリーさん、シーウォルドさん、ギンケルさん、ガレンさん…とここまで書きながら…いや~まだお顔をしっかりと覚えているわけではないか…けれど、来季からの試合を見る時に彼らの名前は思い出すと思う。

ポストシーズンで彼らは勝ち続け、試合を見ながら私も少しずつ彼らに馴染んでいった。ダイアモンドバックスというのも不思議なチームで、今年のレギュラーシーズンの最初から彼らの成績がよかったことは私も記憶していたのだが、NLの派手なフィリーズや馴染みのブレーブスに比べてまだ馴染みがないというのか…正直彼らがワールドシリーズまで勝ち上がるとは思っていなかった。たぶん米国のメディアの人々も同じ印象だったのではないかと思う。チームの印象が地味なのは、私はもしかしたらユニフォームのデザインが悪いからではないかと思ったりもした笑。

しかし彼らの試合を何試合も見ていると次第に愛着も湧く。(所謂)アンダードッグのダイアモンドバックスにも親しみを感じて、WSの試合でレンジャーズが勝ちそうになれば思わずダイアモンドバックスを応援し始めていた。若い選手が打てばもっとうれしい。もっとがんばれと応援する。彼らに愛着がわいたから、最後は彼らがワールド・シリーズで1試合しか勝てなかったこともすごく残念だった。選手達がかわいそうになった。監督さんも辛そうだった。…大丈夫。来年またがんばりましょう。応援するわ。そんな風にダイアモンドバックスも気になるチームになった。それもよかった。


それにしても記録を見ると、ポストシーズンはレンジャーズに限らずとにかくホームランがよく出ることにも驚いた。どのチームもHRが大量。だからポストシーズンは面白いのですね。

また来年も野球を応援する。


ところで話は変わるが、大谷翔平さんの名前がエンゼルスの40-Man Rosterのリストから消えたことを今日知った。とうとう来るときがきた。もう彼はエンゼルスにはいない。さ~どうなるかな。これもロスだな。ともかくどこに行くことになっても大谷さんに幸あれ。これからも応援するわ。



昨日はハロウィーン明けの11月1日。なんともう11月である。驚き。今年はエルニーニョのせいか冷たい風がまだ吹き始めない。毎年ハロウィーンの前後1週間ぐらいに突然強い風が吹き始め気温が下がるのだけれど、今年は11月になっても空気があまり動かず日中は暑い。島の南東のこの地はしばらく雨も降らずカラカラだ。未だ9月のような暑い日が続いているものだから11月の気分になれずカレンダーを見て驚くばかり。もう今年も2か月しかないではないか。

やらねばならぬことは山のようにある。家の修理工事も始めなければいけないことになったが、まだ業者に相談もしていない。心は焦るばかりだが重い腰がなかなか上がらない。それにしても毎年秋は必ずなにかの問題が起こる。それが不思議でしょうがない。また今年もそわそわと落ち着かない年末に向かうことになった。

野球も終わったし、そろそろ本腰をいれて現実に向かい合わなければと思う。





2023年10月31日火曜日

Shy FX - Good Morning (feat. Kojey Radical x Nile Rodgers) (2023)



いちゃいちゃの歌でした




Shy FX x Kojey Radical x Nile Rodgers ‘Good Morning’ (2023)
 
Good Morning (feat. Kojey Radical & Nile Rodgers) – Single
Shy FX
Released: July 5, 2023
℗ Digital Soundboy



これも今年の夏のあたりに英国かアメリカのダンスチャートに入っていた。リズムがいいのでメモしていたのだけれど、今歌詞を調べたら男女がいちゃいちゃする歌でした。印象が違いますね。もっと激しい内容かと思っていた。昨日の歌とは反対の曲と歌詞の印象。

ナイル・ロジャース先生が最後の方でちょこっと緩いギターを鳴らしてます。


★Shy FX
Andre Keith Williamsさん。英国ロンドンのベテランのDJ。 drum and bassとJungle music専門。デビューは1992年の「Jungle Love」。1994年リリースの ragga jungle track 「Original Nuttah」でjungle/drum & bass sceneのスペシャリストとして知られるようになる。長いキャリアの中で大勢のアーティスト達とのコラボ多数。

★Kojey Radical

Kwadwo Adu Genfi Amponsahさん。英国のmusic artist、creative director、mixed media visual artist。1993年生まれの30歳。2018年から英国のMOBO Awardsで8回ノミネートされる。ガーナ系英国人で、London College of Fashionのファッション・イラストレーションのコースを優秀な成績で卒業。最初はspoken word を使った詩人とmixed media illustratorとしてキャリアをスタート。

★Nile Rodgers
ダンスミュージック界の大大大超大御所。1970年代CHICのギタリスト。1952年米国ニューヨーク生まれの現在71歳。現役です。大先生。今でもお元気で様々なアーティストとのコラボ多数。すごい。



訳注(訳しずらい言葉もあったので全部は書き出してません)

最初わからなかった1行目の意味を旦那Aに聞いてみた。修正しました。
 I can tell that you ain't with the extra,
旦那A解釈:この文の extra は(エキストラ)とは一般的な(どちらかといえば凡庸な)学生達で、彼女は彼らとは一緒にいない you ain't with the extra の意味。
  Brain like graduation
旦那A解釈:文法が崩れてますが…この女の子は学校が卒業できるぐらい「頭がいい」…そのような脳を持ってる の意味。
…この二つの行で、女の子は頭が良くて、他の子達とは違うと言っている。

Susu
A term used in Jamaica, - to talk about someone (usually in a negative way) when they are not around.
ジャマイカの言葉。噂話や陰口
● Scrumpdiddlyumtious
上のスペルで出てますが、Scrumdiddlyumptious(スクランディドゥリアンプシャス)の間違いか意図的に変えたかでしょう。意味はすごく美味しいもの。魅力的な人の場合も。元々は英国の児童書の作家ロアルド・ダールの作品『The BFG』での造語。






Good Morning
Shy FX
(feat. Kojey Radical & Nile Rodgers)
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起きて 起きて

そして次の…
君の好きなものをあげる状況に進む…

uh, uh


君は他の子達とは違うよね 
卒業するくらい頭がいい 
俺の帽子を投げてお祝いしよう baby
俺達の緊張を断ち切るために ナイフがいるかもね
彼女は言う「あなたバカね」
Girl、だって俺は集中するのがすごく難しいんだよ 
君みたいに

歩いたり
君みたいに愛したり
君にふさわしく話したり
君らしく振舞ったり
君は本当のことを言う
君は君のグルーヴを見つける
そして俺は行動して 
二人は一緒


いい朝だね
いつも君の横で目を覚ますたびに
俺は恋に落ちてるかも
恋に落ちてる 君を抱きしめるたびに
もっときつく抱きしめて 
君を守ってあげる
降伏を期待して 
忠実に
君を優しく愛して
ペースを変えるよ
ゆっくりと君にキスをして 
君のウエストを抱きしめる
きっと素敵な朝になる


誰かの陰口ばかりで  
いつもいつも見張られてる
ほんの少しのプライバシー
ほんの少しの sloppy toppy
俺には素晴らしすぎる
Girl 俺にきちんと感謝させてよ
あまりこんな風には愛さない
もう1ラウンド つきあいたい
もう1秒 君と一緒にいたい
僕は君と一秒でも一緒にいたいの ハングリーでのどが渇いてる
君をお茶のように味わいたい 朝ごはんと一緒に 
最高に美味しい 
一休みして 君を日没まで愛してあげる


いい朝だよ
いつも君の横で目を覚ますたびに
俺は恋に落ちてるかもね
恋に落ちてる 君を抱きしめるたびに
もっときつく抱きしめて 
君を守ってあげる
降伏を期待して 
信じてるよ
君を優しく愛して
ペースを変えて
ゆっくりと君にキスして 
君のウエストを抱きしめる
きっといい朝になるね


そして次の…
君の好きなものをあげる状況に進む…


きっといい朝になるね
いつも君の横で目を覚ますたびに
きっといい朝だね
どんな時も 君の横で目を覚ますたびに
きっといい朝になる
どんな時も 君の横で目を覚ますたびに
きっといい朝
どんな時も 君の横で目を覚ますたびに

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Written by Andre Williams, Kojey Radical, MTK & Nile Rodgers


2023年10月30日月曜日

Odetari, Kanii, 9lives - Baby I'm Home (2023)



音楽と歌詞の印象が全く違う



ODETARI - Baby I'm Home (w/ Kanii & 9lives) (2023)
BABY I’M HOME – Single
Odetari, Kanii, 9lives
Released: August 16, 2023
℗ 2023 Odetari under exclusive license to Artist Partner Group, Inc



しばらく前にアメリカのダンスチャートに入っていたのでメモしていた曲。Visualizerのビデオも丁度ハロウィーンっぽいイメージなので今記録しておこう。

曲の印象だけでいい曲だなと思っていた。今歌詞を訳してみたら、ずいぶん荒っぽいのでびっくりした。苦とかビッチとか沢山出てくるのね。最初は優しくガールフレンドに話しかけてる様子なのに、途中からすごく怒り始める。なんだか危ないな。ずいぶん自分勝手な男だ。(荒っぽいのはKaniiさんのパートのみ)

曲の印象はヒップホップではないのだけれど、今どきのストリート寄りの歌詞はとにかく薬やお酒や高級品の関連の内容が多い。ここでも薬が出てきてハイで…そしてダイヤモンドが出てくる。大昔(私は当時のHip Hop界隈のことは全く知らないが)30年ぐらい前にアメリカで荒っぽい歌詞のラップが流行ったのですけど、今でもその流れは続いているのかな。

もちろん私は暴力や荒々しいことは嫌い。若い人々のストリートの文化だし私が理解できるとも思わない。ただ歌や曲は、どんなに荒っぽくてもその時代を反映する文化だと思うので面白いと思う。この曲は音楽の印象と歌詞の印象が全く違うので面白い。メロディやアレンジはすごくいい曲だと思う。


★ODETARI
Taha Othman Ahmadさん。パレスチナ系アメリカ人のアーティスト。現在23歳。ゲームの音楽に影響を受けて作曲をしている。彼の名前ODETARIはパレスチナでのオリジナルの姓のOdehにゲーム会社Atariをくっつけたもの。13歳から作曲を始める。元々はテキサス州ヒューストンで臨時教師だったが音楽に熱中しすぎて学校をクビになる。その頃にオリジナル曲とゲームの映像を編集したTikTok映像がヒット。数か月後にはBillboardの EDM songwriters chartでDavid Guettaを抜いてトップに。
彼の曲はゲームをプレイする若者に向けられている。曲は短いものが多く「今どきの若者の集中力は短い」と言う。今年の9月にEP『XIII Sorrows』をリリース。

★Kanii
米国 Washington D.C.出身のラッパー。2005年生まれの現在18歳(16歳という情報も)。デビューは2020年。2023年のシングル「I Know」がヒット。

★9lives

アンダーグラウンドの「Sigilkore」のシーンではよく知られたプロデューサー。「Sigilkore」とはSoundCloudにより作られたラップのサブジャンル…オカルトをテーマとしたゲームやアニメ等で知られる。

皆さんお若いですね。これらのアーティストは、今どきの若者が好きなアニメやゲーム等の若者文化圏から出てきた方々なのでしょう。音楽もその独特の若者文化の中からTikTokなどのSNSで広がっていくらしい。


訳注
● No service in the mountains, don't call my phone
山の上はスマホの電波のサービスが届かないの意味
Hop up in that whip
車に乗るのスラング。

間違ってる訳もあると思う


BABY I’M HOME
Odetari, Kanii & 9lives
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[Intro: Odetari]
Oh-oh-oh
Oh-oh-oh
Hm, hm, hm
Hm-mm, yeah
Oh-oh-oh
(It's just me and you)
Oh-oh-oh
Oh, oh-ooh


[Refrain:Odetari]
Girl, 俺は帰ってくるよ クレイジーになって (Get crazy)
Girl, 帰ってくるよ 喜んで (Get crazy)
俺が babyと呼ぶのは君だけ
俺なら君に耐えられる 君はちょっとクレイジーだし
Girl, 俺は帰ってくるよ クレイジーになって (Get crazy)
Girl, 帰ってくるよ 喜んで
(俺と君だけ)


[Pre-Chorus: Odetari]
全てに圧倒されそうだ Too Muchだよ (It's too much)
ムードが右に左に揺れて 最悪だ (Back and forth, this sucks)
君が触れれば 俺はいい気分 (With just your touch)
でも今夜 俺にはもっと必要だ


[Chorus: Odetari]
俺の首にはダイヤモンド ビッチはクレイジーになる
君がずっとやってることは気に入らない 胡散臭いよ
俺のカップにはお薬が一杯 俺はだらだらする
クラブにお金全部をつぎ込んで 貯金はしない

俺の首にはダイヤモンド ビッチが喜ぶ
君がずっとやってることは気に入らない 胡散臭いよ
俺のカップにはお薬が一杯 俺はだらだらする
クラブにお金全部をつぎ込んで 貯金はしないよ


[Post-Chorus: Odetari]
Kanii
街の様子がおかしい (Ooh)
俺が行ってから 君に連絡できるかわからない (Ah, ah, ah)
山には繋がらないから 俺のスマホには連絡しないで 
Girl, 俺は行くよ 今俺は去るから


[Refrain: Odetari]
Girl, 俺は帰ってくるよ クレイジーになって (Get crazy)
Girl, 帰ってくるよ 喜んで (Get crazy)
俺が babyと呼ぶのは君だけ
俺なら君に我慢できる 君はちょっとクレイジーだし
Girl, 俺は帰ってくるよ 喜んで (Get crazy)
Girl, 帰ってくるよ クレイジーになって 
(俺と君だけ)


[Verse: Kanii]
Girl, 俺は一歩踏み入れた 喜べよ
わかってるよ 俺の baby になりたいんだろ
Girl, 俺は君を愛してるけど でもおれを狂わせるんだよ
言ってよ 俺を愛してる? 君が必要だよ, my baby
I, oh-I, 俺はちょっとヒットして すぐに行くと思うけど
Girl, 俺を信じてる?それとも君はフェイクな女?
Girl, それともただ俺のお金が欲しいだけ?

なんだよ何が欲しいんだよ?
あの女に お前なんかいらねーと伝えろよ
なんなんだよ 俺はずっとオンで
フィーチャーなしで俺がやったんだよ
この苦が狂って喋ってんだよ
この怒りの響きを読めよと女に伝えた
それであの女は ずっと連絡してくるから
「なんか用?」と言った

車に飛び乗って 俺は行く 
No, 奴らとは関わらない 奴らが何(の薬)にオンなのかわからない
俺がレベルをあげたら 皆「Kaniiってホットね」と言う
Bitch, 俺はいつもオン 俺はあの有名な kid 最初からね
「Kay, 俺がステップインしたら (Yeah) 俺がやってきたら (Uh-huh)
彼女は俺を食べたがる 注文 連絡もしない (Uh-huh)
俺がステップインする時は 強盗だよ(or 仲間とパーティー)
俺は仲間を懐にしまい、あの野郎は俺にだらだら話しかける
Bitch, 俺達はハイ まるでロケットのように 俺はオン


[Refrain: Odetari]
Girl, 俺は帰ってくるよ クレイジーになって (Get crazy)
Girl, 帰ってくるよ 喜んで (Get crazy)
俺が babyと呼ぶのは君だけ
俺なら君に耐えられる 君はちょっとクレイジーだし
Girl, 俺は帰ってくるよ 喜んでよ (Get crazy)
Girl, 帰ってくるよ クレイジーになって (君と僕だけ)

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Written By Odetari, Kanii & 9lives


NHK SONGS「じれったい」JUJU with 大泉洋に感動し昭和歌謡を懐かしがる



このブログは、ワタクシ海亀が日々、ちょっといいなとか素敵ねと思ったことを書き留めておくブログなのですけど、またいいモノを見たので記録します。


先ほど見終わった録画『NHK SONGS』のJUJUさんと大泉洋さんの<昭和歌謡スペシャル>。お二人が懐かしの昭和歌謡を語り、JUJUさんが歌う番組だったわけですが、その中で出てきた大泉洋さんの、JUJUさんのライブへのサプライズ訪問コーナー…これで歌われた「じれったい」が最高によかった。


お話をしている時からお二人ともいい雰囲気で…大泉さんがね、ちょっと会話中からかっこよく見えていたのよ。なぜだ? JUJUさんがすごくいい大人の女で…やっぱり男性も「いい女」の前ではなんとなく色気が出るのかもねなどと思ったりした。大泉さんが髭を生やしてるのもいい。スーツも素敵ねと思ったわけです。お二人とも素敵だった。

それでライブ飛び込みの様子。安全地帯の「じれったい」を歌うことになって…

まず大泉さんの第一声で、うわあああ~かっこいい💕と思った。いい声。びっくり。大泉さんと言えば、以前からSONGSでも紅白でも機会があるごとにお歌いになる方で、わかっていたつもりだったのに、

この「じれったい」の歌い出しでときめいた。すご~~~くいい声だ。もういきなり…声に張りがあってドキッとした。あれ、大泉さんてこんなにいい声だった?曲がいいのか。そうか曲もいいんだ。曲がいいと、声もますますよく聞こえる。それにJUJUさんとのデュエットですもん。

JUJUさんの声がまた素晴らしい。セクシーで含みがある声が素晴らしくいい。だからお二人でハモると、なんかもう…うっとりと聴き惚れた。すごくいい。


なんかさ…大泉さんを見て初めて色気を感じましたわ。驚いた。それぐらいこのお二人のデュエットはよかったです。そしてこれ、ライブなのですよね。いきなりステージに出てあれだけ素晴らしく歌える…。 ああそうか…大泉さんて、プロなんだわとあらためて納得した。

あんな美しい男女のハモりなんて、なかなか出来ませんよ。なんて素敵なデュエットだろう。いい。本当にいい。


大泉さんの印象はいつも「コミカルでよく喋る人」。その印象が…(彼が)実はいい役者だとか、実は抜群に上手い歌手であるとか、実はものすごく頭がいい人なんだろうなとか…。大泉さんは「よく喋るコミカルなキャラ」の後ろにものすごい技のあるお方なんだろうな…というのがいつもちらちら見え隠れする。しかしその技を決して見せ過ぎないので混乱させられる印象のお方なのですよ。でもすごく実力のあるお方なんだろうなと。とにかくものすごく歌が上手い。びっくりした。

そして歌が上手いというのは…世界的に見てもaphrodisiac。aphrodisiacとは…催淫的というのか、まぁ色気があると言うことで。歌が上手い人は、いい男に見える、いい女に見える。だからこの歌の上手いお二人のデュエットは最高。セクシーで本当に素敵でした。


大泉洋さんは50歳?ぇえええええええそうなんだ。もっとお若いかと思ってた。そしてJUJUさんは47歳。ぇええええ彼女ももっとお若いかと思ってた。はぁ~そうか…。だからいいんだ。お二人とも大人なのね。大人のデュエットだったんだ。だからよかったんだわ。なるほど。納得しました。

男女のデュエットはいいですね。このお二人はハモる時の声の相性もいいのだろうと思う。響きがすごく気持ちいい。最高。


昭和歌謡はいい。メロディがあってコード進行も綺麗で、生バンドの演奏で、歌詞は情緒的でストーリーがあって…なんか「いい日本の文化」だったんだなとあらためて思った。懐かしいです。今でも百恵ちゃんとか渡辺真知子さん、八神純子さん、久保田早紀さんの「異邦人」も歌える。いい歌が多かった。


2023年10月29日日曜日

Fred again.. - adore u (2023)



アフリカの響き


Fred again.. - adore u (2023)
Studio ver.
Live (Chicago, Aragon Ballroom, 4th August 2023)
adore u – Single
Fred again.. , Obongjayar
Released: August 11, 2023
Under exclusive licence to Warner Music UK Limited 
.An Atlantic Records UK release., ℗ 2023 Fred Gibson



この曲は英国と米国の両方のダンスチャートにずいぶん長い間入っている曲。かさかさとした声の響きがすごくエキゾチック。声を聴くだけでアフリカのシンガーの方だとわかるのってすごいことだと思う。途中で掛け声みたいなのが入ってますが、その後ろの激しいビートがすごくかっこいい。思わず身体が揺れる。なんだかハッピーな響き。


★Fred Again
Frederick John Philip Gibsonさん。1993年生まれ。英国ロンドン出身のrecord producer、singer、songwriter、 multi-instrumentalist、DJ。Wikipediaを見たら…どうやらこのお方はずいぶん上流階級の出身だそうだ。御親戚にバロンとかアールとか…侯爵だ男爵、伯爵などとぞろぞろいる。そうか…最近は貴族の家系のDJがいるのですね。面白い。16歳の時に、実家の隣人のブライアン・イーノ(!)のスタジオにアカペラで参加。2018年に作曲で参加したGeorge Ezraの 「Shotgun」が英国で1位。2020年にはBrit Awardsにて史上最年少でProducer of the Yearを受賞。

★Obongjayar
なんて発音するのだろう?オボンジャヤーかな? 本名はSteven Umohさん。ナイジェリア出身ロンドン在住のミュージシャン。ナイジェリアで育ち、17歳の時に英国に移住。様々なEPを出した後、2022年にデビューアルバム『Some Nights I Dream of Doors』をリリース。彼の曲はジャンル付けすることが難しくafrobeatやspoken word、 soul、それにelectronic musicの混在するユニークなサウンド。歌詞はスピリチュアルなニュアンスを含んだものが多い。


adore u
Fred again.. , Obongjayar
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君は 全てにおいて勝っている
僕は椅子に深く沈むよ 比べられない

I adore you
Ooh, 君を崇拝するよ

僕は先に始めた でも君はもっともっと何年も先に進む
人々は、皆見つけようとしてた 君がいつもそうだったことを

I adore you
Ooh, 君を敬愛してる


君が祈れば 答えは見つかる
人生を 君はダンサーのように生きる
僕にチャンスがあったら 毎日が君のパレードだね

君が祈れば 答えが見つかる
人生を 君はダンサーのように歩く
僕にチャンスがあったら 毎日が君のパレードになるだろう


I adore you
Ooh, 君にあこがれる

そして僕は祈る 君が輝きを無くさないように祈ってる
僕には誇らしい 君の全てが誇らしい


I adore you
Ooh, 君を敬愛してる
君を崇拝してる
Ooh, 君にあこがれるよ


君が祈れば 答えが見つかる
人生を 君はダンサーのように歩く
僕にチャンスがあったら 毎日が君のパレードになる

君が祈れば 答えは見つかる
人生を 君はダンサーのように生きている
僕にチャンスがあったら 毎日が君のパレードになるだろう


Ooh, 君を崇拝する
 (口が動き始めて 僕には止められない, c'mon)


そして僕は祈る 君が輝きを無くさないように祈ってる
僕には誇らしい 君の全てが誇らしい


Ooh, 君を崇拝してるよ
 (口が動き始めて 僕には止められない, c'mon)
Ooh, I adore you
 (口が動き始めて 僕には止められない, c'mon)


口が動いて 僕には止められない なぜなら僕は…
たくさんのエネルギーに溢れて生きているから 
口が動いて 僕には止められない なぜなら僕は…
Brr, stick 'em


Ooh, I adore you (Love you, love you...)
君を敬愛する


口が動いて 僕には止められない なぜなら僕は…
全て 全て 全て
口が動いて 僕には止められない なぜなら僕は…
Stick 'em, stick 'em, stick 'em, stick 'em

口が動いて 僕には止められない なぜなら僕は…
なにからなにまで
口が動いて 僕には止められない なぜなら僕は…
Brr, stick 'em


Ooh, I adore you
Ooh, 君を敬愛してるよ

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Songwriters: Mark Morales / Darren Robinson / Damon Wimbley / Fred Gibson / Marco Parisi / Steven Umoh / Tobias Wincorn / John Barnabus Lister