能登半島地震 ─ 寄付・支援情報

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2021年10月28日木曜日

Sigrid - Burning Bridges (2021)+Initial Talk Remix



巧みなリミックス



Sigrid - Burning Bridges (2021)
Burning Bridges – Single
Released: August 25, 2021
An Island Records release; ℗ 2021 Universal Music Operations Limited
✻ ✻ ✻
Sigrid - Burning Bridges (Initial Talk Remix)
Burning Bridges (Initial Talk Remix) – Single
Released: September 24, 2021
An Island Records release; ℗ 2021 Universal Music Operations Limited



ノルウェーのシンガーのSigridさんの曲。今この曲のリミックスがUK commercial pop club chartに入ってる。このInitial Talk Remixが、いかにも80年代のダンス・ミュージックそのまんまの音で面白い。すごく特徴をつかんでいて上手いです。

1983年のマドンナのファースト・アルバムの曲はほぼ全編こういう音だった。このリミックスは、あの頃の曲そのままの質感をよく再現してる。すごいと思う。元曲よりリミックスの方がいい。


★Initial Talk
このリミックスをやっているInitial Talkは、producer/composer/arranger/remixer/mash-up maker等等色々とやってるみたいですが、東京在住だそうだ。おっと日本のお方みたいです。80年代と90年代が大好きなのだそう。なるほどです。Dua Lipaの「New Rules」や他にもリミックスをやったそうだ。


ちょっと前にもこういうのが上手かったのがカリフォルニア・ロサンゼルスののDJデュオOliver…Vaughn Oliver (U-Tern)さんとOliver Goldstein (Oligee)さんの二人組み。2013年頃にこういう音を出してた。

ああいう音は元々アメリカで80年代に流行った音で、それを再現する方が2013年頃にカリフォルニアにいて、そして今東京の方がまたこういう音を出して有名になりつつある。その曲が英国で売れる。面白いです。

あの頃の音はすごく特徴があるのに、そのまんま再現する人はあまりいないと思うのですよ。だからちょっと嬉しい。


歌詞のBurning Bridgesというのは、繋がっていた橋を燃やす…つまり(人と人や仕事の関係などの)繋がりを断って、引き返せない状況を作る…ということらしいです。この歌では、恋人が色々な繋がりを断ち切るタイプの人みたいです。


Burning Bridges

Sigrid
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本当のことを言っても あなたは私を嘘つきだと言うでしょ
休戦の白旗を振っても あなたはそれに火をつける

それが自分自身に問いかけ始める時
あなた(私)が泣いても 彼らは泣かない
毎晩
そうやってあなた(私)は悟る

手放さなきゃ
あなた(私)には 直せない時もある
誰かを愛して 愛して
でも 彼らと別れなければ
彼らと一緒に堕ちる前に
破壊的な人のことは 愛せない

Burning bridges

あなたを繋ぎとめておくために ごめんなさいと言ったのは間違いだった
なぜなら 私達を繋ぎとめようとして 私は自分の心を引き裂いていたから

それが自分自身に問いかけ始める時
あなたが泣いても 彼らは泣かない
毎晩
そうやってあなたは悟る

手放さなきゃ
あなたには 直せない時もある
誰かを愛して 愛して
でも 彼らと別れなければ
彼らと一緒に堕ちる前に
破壊的な人のことは 愛せない

あなた(私)が泣いても 彼らは泣かない
そうやってあなた(私)は悟る
あなた(私)が泣いても 彼らは泣かない
そうやってあなた(私)は悟る

手放さなきゃ
あなた(私)には 直せない時もある
誰かを愛して 愛して
でも 彼らと別れなければ
彼らと一緒に堕ちる前に
破壊的な人のことは 愛せない

あなた(私)が泣いても 彼らは泣かない
そうやってあなた(私)は悟る
あなた(私)が泣いても 彼らは泣かない
そうやってあなた(私)は悟る

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Source: LyricFind
Songwriters: Caroline Ailin / Sigrid Solbakk Raabe / Sylvester Siversten
Burning Bridges lyrics © Sony/ATV Music Publishing LLC, Downtown Music Publishing





2021年10月27日水曜日

MLB★フリードが投げればそれで良★小さな巨人アルトゥーベ!



ドジャースがワールドシリーズに進めず、すっかり熱が冷めたMLBでございますが…。

え…今日はマックス・フリードが投げるの? 見る。見る見る見る。

そうなの。昨日の火曜日は見始めたらフリード君が出ないので、まぁいいか…と家事を始めてしまい、気付いたら9回になってた。昨日の結果は

ブレーブス6 - 2アストロズ

昨日はアトランタ・ブレーブスに野球の神様が微笑んだ模様。ブレーブスは最初からホームランが出ましたもんね。


そして今日は野球の神様はヒューストン・アストロズに微笑んだ。1回の裏で1点が入り、そして2回に4点も入ってしまう。あら~…。

ブレーブスのピッチャーは麗しいマックス・フリード君。ところが2回裏でアストロズがぽんぽん面白いように打つ。アストロズ今日調子いいな。しかしフリード君は…あれはプレッシャーでナーバスになりますね。だからもう3回目には出てこないかと思った。

ところが彼はその後も投げ続け、次第に調子が出て来て、なんと6回の裏まで投げ続けた。彼が降りたところで私も家事を始める。

アストロズは6回の裏に1点。7回の裏にアルトゥーベがホームラン!!!でもう1点追加。その結果

アストロズ7 - 2ブレーブス



さてそれにしてもこのワールドシリーズ、どちらを応援するのかまだよくわからない。

アストロズはエンゼルスと同じアメリカン・リーグなので、チームもスタジアムも馴染みがある。一方ブレーブスは東海岸のアトランタで、ナショナルリーグ。基本的に馴染みがない。じゃあアストロズか…というと…うーん…。アストロズのメンバーでわかるのは、アルトゥーベとコレアぐらいか。 一方ブレーブスは先週までのドジャースとのリーグ優勝決定シリーズで少し馴染みが出来た。何人かメンバーの顔もわかる。

しかし…う~ん…どちらがいいか。


どうもブレーブスはね…あのユニフォームがいかんな。あの紺と赤のデザインは、どうも暗くていけない。実はブレーブスはよくよく見れば、結構いいお顔のプレイヤーも多いのですよね(←またそれ)。それなのに何だろう…あのユニフォームの色は、あまりプレイヤーがかっこよく見えないかも。

ドジャースやエンゼルスはユニフォームの色とデザインがいいのですよ。ドジャースは明るい青と白。エンゼルスは赤と白。綺麗で明るくて気持ちもあがる。プレイヤー達もかっこよく見える気がする。ほんとです。

今回様々なチームのユニフォームを見ていて、実はユニフォームの色ってチームの人気に影響があるのかもしれぬとさえ思った。


じゃあアストロズは?

あのアストロズのオレンジはいい。今日のオレンジと白の組み合わせのユニフォームは、遠くからもよく見えてすごく良かった。コレアやアルトゥーベがすごく可愛く見える。明るくて楽しい色。スタジアムもオレンジのタオルを振り回して楽しい。


余談だけれど、それにしてもあの紺灰赤のブレーブスの暗いユニフォームでも、やっぱり麗しく見えるマックス・フリードの美しさは何なのだろう…。いや…海亀はそれほど綺麗な人ばかりが好きなわけではないのですよ。 ただあのお方は綺麗過ぎて野球場には異質。それにあのお顔で193cmってありえない。バランス的に細くて脚が異様に長い(実際にはすごく大きいと思う)。背が高いから顔も小さく見えるし。それであのお顔。野球選手に見えない。なんか…オックスフォードとかケンブリッジの図書館にいそう。それともヨーロッパの王室の衛兵とか似合いそう。


どうだろう。野球は贔屓のプレイヤーがいるから面白いのだと思うのだけれど、麗しのフリード君と、小さな巨人アルトゥーベ君とどちらがいいか…。

アストロズのアルトゥーベ君は期待に答えてくれるから面白い。彼は華のある大スターです。他のプレイヤー達が皆190cmぐらいなのに、彼は168センチで小柄。それなのに誰よりもホームランをぽんぽん打って点を入れてくれるのはすごいぞ。男の中の男。超かっこいいと思う。楽しいわ。彼のポストシーズンのホームランは22本だそうだ。すご~い。

さぁどちらがいいか。



2021年10月26日火曜日

映画『オー・ルーシー!/Oh Lucy!』(2017): コメディではないのだろう




▲この日本の予告の最後の
「人生の可能性に気付かせてくれる希望の物語…」は嘘ですよ笑


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『Oh Lucy! (2017)/日本・米/カラー
/1h 35min/監督:Atsuko Hirayanagi・平柳敦子』
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HDに去年録画した映画。TV Japanでの放送は去年の11月27日。


結構不快な映画。きつい。苦しくなる。しかし映画としては上手いのかも。しかし少し設定に無理があり過ぎではないか。そもそも話の展開が極端すぎないか。


主人公・節子はやさぐれた独身のOL43歳。

最初、彼女の日々は淡々と過ぎていくように見えた。何も面白いことのない陰鬱な日々。それでも日々は過ぎる。様々なものを諦め、孤独を自覚し、それでも淡々と生きている…そんな女性なのだろうと思って見ていた。

ある日節子は姪の頼みで怪しい英会話学校に通うことになる。若いアメリカ人のジョン先生に「友情のハグ」をされて…妙なスイッチが入ってしまう。(学校を辞めて帰国した)先生を追いかけて、節子は姉とアメリカまで出かけていく。


最初私はこの映画を中年女性のどたばたコメディだとばかり思っていた。だから前半の東京での節子の暗い日常は、節子がアメリカに行ってから明るく弾けて自由をエンジョイする前のプロローグだろうと思った。東京の生活がどんなに暗くても、一旦カリフォルニアに行ってしまえば、コメディ映画らしく明るい空の下での面白いエピソードも沢山出てくるのだろうと思っていた。そうではなかった。

節子は暴走する。10歳ぐらい年下だろうか…若いジョンに一方的に欲情。ろくに会話も出来ないのに本気で好きになったらしい。そして彼女の行動は異常になっていく。


★ネタバレ注意

東京の英会話教室での先生との「ハグ」。それでスイッチが入った。ただそれだけ。たったそれだけで若い外国人に本気で恋をする。そして暴走。白人でちょっと顔が良かったからときめいたのか。それともイケメンのガイコクジンなら誰でもいいのか。あまりに強引。迷惑。相手のことなど全く考えてはいない。ただただ一方的に感情をぶつけて…戸惑うジョンに「I love you」と迫り「You are crazy, I don’t love you.」と怒鳴られ泣く。あたりまえだ。ただ頭がおかしい。

そしてジョンだけでなく、他の人々との関係もずたずたにして暴走した挙句、姉と姪からは絶縁。失意のまま帰国し、出社したらまた災難が降りかかる。


最後に節子を救う役所広司/トムとの場面だけが唯一まとも。彼だけが…もしかしたら節子を救ってくれるのかも。最後はほんの少しだけ可能性を見たような気がして映画は終わる。


リアルなのだろうか。よくわからない。物の多すぎる雑然とした部屋に篭る孤独な中年女性が、ある日イケメンガイコクジンのハグでスイッチを入れられる。彼女は過去にも色々とあったようだ。しかしだからといって、あのような行動が許されるはずもなし。

気になる事が二つある。

①. 彼女が崖っぷちなのは理解できる。43年間いろいろと上手くいかなかったらしい。しかし彼女のトラウマの元…姉と元彼の話も(姪が20歳ぐらいなのだから)…20年も前の話だ。彼女が傷ついたのは23歳ぐらいだろうか。引き摺るには若過ぎる。23歳でだめなら、25歳、27歳、29歳 30歳、35歳、40歳…と20年の間に立ち直るチャンスは何度かあったはずだ。なぜそんなに長い間彼女は立ち直れなかったのか? 

②. そしてガイコクジンのジョンに対する行動は…人に対する尊敬に欠けている。一度ハグされてぽ~っとなって欲情。相手の都合も考えず押しかけていく。しかしあんな強引なやりかたは相手に失礼。ただ強引に暴力的に自分の感情を相手にぶつけて「I love you.」などと迫る。相手に対しての尊敬は微塵も無い。

そもそもなぜそのようなことが出来るのか?

ジョンがガイコクジンだからではないか。ガイコクジンが相手なら少し羽目を外してもいいと思ったか。それなら旅の恥は掻き捨てと同じだ。結局ジョンはガイコクジンというモノでしかないのだろう。それがどれほど相手に対して失礼なことなのか、彼女は気付かない。

あ…そうか。そういえば役所広司/トムさんに対しても同じように迫ってましたね。 トムさんが冷静だから救われた。


もっと相手を、そして自分を大切にしたほうがいい。彼女は人を傷つけ、同時に自分を傷つける。彼女のあのやり方では、人に大切に扱ってもらえないだろう。愛されることも難しいと思う。



少し考えさせられた。

女性の40代は、本来人として魅力的な年代であるはずだ。十分に人生経験を積み、知性を蓄え、落ち着いていて心のゆとりがあって、そして金銭的にも余裕がある大人の女性。人として円熟する中年期だからこそ…大人の男女の出会いだってもっとあってもいい。

ただ日本でそれは可能なのか? メディアやネット上での情報でしかわからないが、よく聞こえてくる日本の男性の声は「女は若ければ若いほどいい」。もし本当に日本の男性の多くがそう思っているのだとしたら大きな問題だろう。

もし日本の男性が「女は若ければ若いほどいい」と実際に思っているのだとしたら、節子のように40歳を過ぎた女性が(誰かといい関係を育む)希望や、(出会いに関する)心のゆとりを持つことは難しいのかもしれない。節子の異常な行動は、もしかしたらそんな社会が彼女を追いつめた結果かもしれない。


見ていて苦しくなった。ストーリーの展開も極端。それなのに話にはぐいぐい引き込まれて95分の長さも短く感じるほどだった。映画としてうまいのだろう。俳優さん達も全員素晴らしい。


一見アイデアはコメディなのに、内容が暗いのでどう受け取ればいいのか戸惑った。ここには真面目過ぎるダメ出し説教感想を書いてしまったが、もっとお気楽にこの映画を見ればいいのだろうか。しかしこの節子さんの暴走はコメディと言うには中途半端で妙にリアル。だから苦しくなる。彼女を見ているとおかしいというよりも悲しくなってしまう。


それにしても「若い女性」ばかりを好む日本の男性は、精神的に成熟した女性と共に楽しい会話をして、いい時間、豊かな時間を共に過ごそうとは思わないのだろうか。女性と尊敬し合い、信頼し合い、助け合ういい友情を育みたいとは思わないのか。


最後の駅のシーンの二人はまるで夫婦のようだ。もし節子さんがこれからトムさんとの交流を始めるのなら、まず穏やかな友人関係から始めればいいと思う。のんびり茶飲み友達でいい。二人が恋愛前提ではない…落ち着いたいい友人同士になれればいい。



2021年10月23日土曜日

MLB★ドジャース残念!



ドジャースがブレーブスに負けてしまった。



うちはレギュラーシーズンのドジャースが映るチャンネルがないので、ドジャースはまた来年のポストシーズンまでおあずけかな?せっかくメンバーを覚え始めたのに、残念だわ。


2021年10月21日木曜日

MLB★今日はドジャースの日!11対2でドジャース勝利!Home Run 5本!C・テイラー3本!



今日はドジャースが打った打った打った。すごいな~。


★ブレーブス
1回の表 ブレーブスのフレディー・フリーマンが2ラン・ホームラン =2点
ああ今日もドジャースはダメかなと思った。

★ドジャース
2回裏 AJポロックがソロホームラン1点
     そしてクリス・テイラーが2ラン・ホームラン =3点
3回裏 クリス・テイラーがRBIヒットで1点 =4点
5回裏 クリス・テイラーが再び2ラン・ホームラン2点 =6点
7回裏 クリス・テイラー3回目ソロホームラン1点 =7点
8回裏 トレイ・ターナーがRBIヒット1点
     AJポロックが3ラン・ホームラン3点 =11点

ドジャース圧勝です。17本安打でホームラン5本。

ドジャース - 11 対 2 - ブレーブス


ブレーブスは1回表で2点入れてから全く点が入らなくなった。やっぱりなぁ…野球の神様っているんだろう。今日はドジャースの日。神様がドジャースを勝たせようとしたとしか思えないですもん。不思議なくらい。

こんなに1日だけ調子が良すぎると、今後大丈夫かとちょっと心配になるくらいだ。運を使い過ぎたんじゃないか。それにしてもすごい。


クリス・テイラーさん、今日の超スーパースター! テイラーさんは(この試合のような)ポストシーズンの生き残りをかけたゲーム(a potential postseason elimination game)で3本のホームランを打った最初の人らしいです。またポストシーズン中の1試合で3本のホームランを打ったのは歴史的にも10人しかいないそうだ。いや~すごいね。本日はクリス・テイラーさんの日。


さて今日はドジャースの日でしたが、まだまだ安心は出来ない。まだ崖っぷちなのは同じ。それに次回のゲームはブレーブスのホーム、アトランタ。ブレーブスがもう1回勝ったらドジャースのポストシーズンは終わり。

今日は野球の事を書くつもりは無かったのですけど、ドジャースがあまりにも調子がいいので記録しようと思った。


それにしてもドジャースは華のあるプレイヤーが多い。だからもっと見たい。そんな不純な理由でドジャースの応援してる。だって楽しい。なんだかほんとにドジャースは粒が揃ってる。顔で選んだのかと思うぐらいいい男が多い。ベリンジャーにシーガー、ケリー、今日はテイラーさんが素敵に見えたわ。+ピッチャーのゴンソリンは猫好き。いいね。

ブレーブスはピッチャーのマックス・フリードさんが異様なくらい綺麗な顔でびっくりした。フリードさんが投げてシーガー君が対峙してるのを見て「ほぉ~なんと…なんといい男二人…ほぉ~目の保養」と思いましたもん。楽しいね。 え…顔しか見てないのか。


さてワールド・シリーズにあと1勝のアトランタ・ブレーブス。あと2回勝たねばならぬ崖っぷちのLAドジャース。さぁどうなるか。

明日は3勝のヒューストン・アストロズ対2勝のボストン・レッドソックス。どうなるか。



2021年10月20日水曜日

Galaxy 82 feat. J Farrukh – Equinox (2021)



インスト



Galaxy 82 feat. J Farrukh – Equinox (2021)
Equinox (feat. J Farrukh) – Single
June 25, 2021
℗ 2021 Limbo Records.


音楽メモです。ちょっと前にUK Upfront Dance Chartに入っていた。8月くらいかな。


★Galaxy 82
ほとんど情報がないのだけれど、90年代から活躍しているスコットランドのDJかな。

★J Farrukh
Joy Malcolmさんは英国の女性シンガー・ソングライター・1995年にIncognitoに参加。その後も様々なアーティストとのコラボ/プロジェクトで活躍。



2021年10月19日火曜日

映画『リメンバー・ミー/Coco』(2017): 夢のような美しい世界・映像の魔法






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『Coco (2017)/米・メキシコ/カラー
/1h 45min/監督:Lee Unkrich, Adrian Molina』
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まだ見ていなかったピクサー映画鑑賞シリーズ。

見始めて最初の5分でこれはよくできた映画だとわかった。

冒頭にメキシコの男の子=主人公のミゲル君の家族の歴史が短く描かれるのだが上手い。多くの情報が詰まった家族のストーリーが街の切り絵で表現される。一秒も飽きさせることなくさらさらと描かれるのを見て、ああこれは力のある人達が作っているのだろうと思った。

ストーリーは主人公ミゲル君の「死者の国」への冒険。これは冒険映画です。


私は見る前の印象だけで、この映画はもっと宗教的なものだろうと思っていた。メキシコの人々の死生観、死後の世界の意味だとか…もっと宗教も含めて哲学的なものが描かれているのだろうと思っていた。しかしこの映画はほぼ冒険ものでした。

この映画の「死者の国」は誰にとっても…ただあたりまえに存在する場所として描かれる。メキシコならカトリックのキリスト教だろうけれど、(詳しくは知らないが)それらしい宗教的なものもそれほど描かれていない。「死者の国」はただそこにある。人間の住む現世と同じように存在しているものらしい。「お盆」や「祖先」「あの世」の考え方を持つ日本人にはすぐに馴染めるものだろう。

実は私は事前に、この映画のガイコツのキャラクターのイメージにどうも馴染めず(あまり可愛くない)先入観だけで映画館にも足を運ばなかったのだけれど、全く問題なし。ドクロのキャラクター=ご先祖様もユーモラスですぐに馴染む。(いや…あれはガイコツじゃなくてもよかったのではないか)

ガイコツキャラに慣れてしまえば、あとは「死者の国」をそれらしく死後の世界だと印象付けるものもほとんどなく、この映画は単純に…ミゲル君の別世界への冒険物語になる。まるでミゲル君がどこか外国に行って冒険してきたような感じ。

そのあたりがピクサー+ディズニーの上手いところなのかもしれない。キリスト教の宗教色を強くすれば信者以外にはわかりづらい話になるかもしれない。それよりも、世界中の誰もが楽しめる冒険ストーリーと設定した方が、多くの観客に受け入れられやすい。そういうことも考えられているのだろうと思った。


ミゲル君が迷い込んだ「死者の世界」。その住人達は外見こそ少し違うけれど、皆(過去に存在した)家族。ミゲル君は会った事のない過去の家族に出会い、家族の謎、過去の誤解、現世の家族と亡くなった家族の繋がりを解き明かす。そして冒険を終えて家族の元に帰ってくる。

いい話です。特にミゲル君の曽祖母ママ・ココがいい。しわしわのお婆ちゃんがすごくかわいい。あれほど繊細な表情の変化をCGで描き込むのもすごいものだと思う。彼女は100歳ぐらいの高齢で、彼女の消えかけた記憶と過去の家族の話が…いい話。内容はいい話…とだけ書いておこう。



しかしそれ以上にこの映画がすごいと思ったのは映像の美しさ。本当に凄かった。「死者の世界」の描写がとにかく美しい。これは大きな映画館のスクリーンで見るべきだったと思った。まさに夢のような美しさ。

紫とオレンジ色を基調にしたとてつもなく美しい世界。画面の隅から隅までキラキラ輝いている。三次元の空間をみっちりと埋めたイメージに圧倒される。幾重にも聳え立つ建物。その間の空間を走る電車。マリーゴールドの花びらを敷き詰めた大きな橋に見とれる。

そして不思議な動物達。ジャガーのアレブリヘ・ピペータにもドキドキする。なんとカラフルでかっこいい…。ピペータ以外にもウサギやネズミや鳥などのカラフルな生き物が出てくるたびに心踊る。心奪われる。本当に美しい。

あのカラフルな動物達というのは「アレブリヘ」と呼ばれるものらしい。メキシコの工芸品だそうだ。「死者の日」には直接関係ないらしいのだけれど、メキシコらしいということでデザインが採用されたらしい。「アレブリヘ」で画像検索すると沢山のカラフルな工芸品の写真が出てくる。ま~これは…好き。なんと綺麗な工芸品。過剰なくらいカラフルで楽しいデザイン。知らなかったです。

そうなの。この映画は、ストーリーももちろん素晴らしいのですけど、それ以上に私は映像の綺麗さに感動した。本当に美しい。こんなに綺麗な映像は…mesmerized…魅了される/心奪われる。特に「アレブリヘ」達が出てくるたびに嬉しくなる。アレブリヘのデザインは不思議なくらい心に響いた。本当に好き。お土産が欲しい。子供用のおもちゃの色ですよねこれは。


というわけで、イメージがとにかくすごい映画。密な建物の重なりや空中を抜ける電車の描写は、ジブリの「千と千尋の神隠し」も少し思い出した。色使いはこの映画の方が10倍くらい好き。美しさが心に響く。

この映画はもう一回録画を見ようと思う。あの綺麗な景色を堪能したい。

フリーダ・カーロが出てくる。


ところでまたまた余談だけれど…共に鑑賞した後旦那Aが言った。現世の家族が亡くなった人の写真を飾って思い出すことで、過去の家族があの世で存在出来る…設定を、「じゃあ写真が無かった20世紀以前はどうだったんだ?」。う~ん…確かに。 それにしても…うち子供がいないからなぁ。忘れられますね。