能登半島地震 ─ 寄付・支援情報

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2017年4月6日木曜日

Jellyfish - I Wanna Stay Home (1990)



家にいたい。



Jellyfish - I Wanna Stay Home (1990)

Album:  Bellybutton
 Released: Jul 27, 1990
℗ 1992 Virgin Records America, Inc..
All rights reserved.
Unauthorized reproduction is a violation of applicable laws.
Manufactured by Virgin Records America, Inc.,
150 Fifth Avenue, New York, NY 10011.



Andy Shaufさんの曲を聴いてJellyfishだと思ったのはこの曲を思い出したからかも。この曲の入ったアルバムは1990年に出たJellyfishのファースト・アルバム『Bellybutton(へそ)』。

このアルバムもいい。このアルバムの頃にはオリジナル・メンバーのJason Falkner君がいた。彼はこのアルバムの後にバンドを辞めている。

Jellyfishは面白いバンド。様々なスタイルの曲をやっているので必ずしもロックバンドとは言えないのだろう。職人ポップスバンドだろうか。

93年当時の雑誌記事には「メインのメンバーのAndy SturmerさんとRoger Joseph Manning, Jr.さんのご両親が音楽通で、それぞれ自宅にあった大量のロック/ポップスのアルバムを聴いて育った」と書いてあったと思う。音楽オタクとかポップスオタクなどとも書かれていた。

どんなジャンルの音楽も分け隔てなく聴いて育った人達の作るアルバムはジャンル分けも難しいほどバラエティに富み、また何をやっても上手い。そういえば70年代のQueenのアルバム『オペラ座の夜』や『華麗なるレース』もそうだった。私がこのバンドをいいなと思ったのもそのあたりが理由なのだろうと思う。11曲スタイルが違うからアルバム全部を聴いても飽きない。

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93年には来日。渋谷のクアトロで917日(金)と19日(日)の二日間。
 
会場は満杯だったと思う。ステージから離れた入り口側、左側の一段高くなったところで見た。クアトロは会場の左側に大きな柱があって、それでステージの半分が見えなかった。なぜそんな場所に立ったのかわからないが、たぶん他の場所は既に客で埋まっていたからだろう。
 
ステージに向って左側でキーボードとギターを弾くロジャー君はよく見えたけれど、ステージ真ん中のボーカル、アンディさんのドラムセットは柱に隠れて全く見えなかった。2日とも同じ場所に立ったので2日ともリードボーカルが全く見えなかった(笑)。
 
会場は若いティーンからお洒落な20代前半の女の子達が多かったように思う。なんだか全体にとても可愛いライブだった。アンコールではピンク・レディーの「SOS」を演奏。日本語で歌っていたぞ。「エッスオーエスッ」のサビで手を2回叩いたと思う。たぶん若い女の子達も叩いていた。ちょっと踊ったかも知れぬ。
 
ライブが終わって外で出待ちをする若い子達を見つけたので私も離れて待った。メンバー達が出て来たら若い子達は寄っていってサインをもらっていた。私は遠くから見ていた。メンバーの乗った車が目の前をゆっくりと通り過ぎた。前の席にロジャー君が乗っていた。手を振った。なんか…楽しかったな。
 
★そのツアーのメンバー
 Andy Sturmer – vocals, drums, keyboards, guitar
 Roger Manning – keyboards, vocals
 Tim Smith – bass, vocals
 Eric Dover – guitar, vocals

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さてその後Jellyfish1994年に解散してしまう。フルアルバムも2枚だけ。日本で出たミニアルバム『New Mistake』にもいい曲が入っている。

1996年頃、ロンドンで1度だけ中年の女性がJellyfishの紫色のTシャツを着ているのを見かけたことがあった。ロンドンでも人気があったんだろうなぁ。

 

NHK大河ドラマ「真田丸」第47回「反撃」 11月27日放送 大河女性キャラ問題



んおおおおおおおっ
これははっらたつわー。


さあ最終回に向けてラストスパートの真田丸でございますが、まーっ今回はとにかく腹が立つ腹が辰徳ふぉおおおおおっ!

おい大蔵卿局っ!もう退場!退場退場退場っ!失格ですっ退場!

この話はさあ…これ悪いのぜーんぶ大蔵卿局に押し付けちゃってるんですよね。参りますわほんとに。


悪役ってよく描かれていれば人気も出るものだと思うんですよ。悪いけど憎めない…。以前の北条氏政なんて敵で悪い人のはずなのに、最後はもう可哀想でしょうがなかった…大好きキャラになった…。

悪役もどんなに悪くても魅力的に描くことはできるはずなんですよね。しかしこの

大蔵卿局は酷いぞ。

いいところが全然ない。大馬鹿野郎で愚かなだけじゃない。あの周りを威圧するような大声がもう酷い酷い。このキャラにはほんの少しも愛すべき点がないでしょう? なんであんな阿呆に政治の交渉を任せたわけ?おい幸村。あなたも馬鹿だ。
 
 
大蔵卿局は史実ではそれほど目立った方でもなかったらしいです。この冬の陣後の徳川との交渉の場に彼女がいたのかどうかもよくわからない。だから明らかに脚色で悪者にされているわけだ。
 
悪くてもいいのよ。
しかし馬鹿はいけない。

こちらも大坂方をそれなりに応援して見ているわけで、史実とはいえたった一人や二人の馬鹿女のために豊臣側が滅びたというのはもう見てられないわ。全部女が悪いの?三谷さん。


…と書いてきてふと思いついた。そういえば近年の大河ドラマってろくな女が出てこないですよねぇ。げげ。だからなのか…私が毎年腹を立てているのは…。そういうことなのかな。なんだか普通の何も気にならない女性キャラさえ少ないかも。えええええ?そうなの?
 
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2017・今年の直虎は論外。今のところ。
2016・この真田丸は最初から女性がとにかく酷い。きりちゃんがちょっとマシになっただけ? 梅ちゃんがいいかと思ったら最後は赤子と戦場を行ったり来たりして迷惑ばかりかけて落命。姉のまっちゃんも母のカオル様も害は無いけど愚か。あ、とりさんが良かったか。こうさんも稲さんも春ちゃんもくせが強い。そうだ…唯一頭が良くてデキる女性って阿茶局だけ。彼女はいい。寧さんもいい。茶々さんは基本的に馬鹿。こうやって書いてくると普通のいい女性キャラが少ない。びっくりだ。
2015花燃ゆは論外
2014・そういば官兵衛にもろくな女性がいなかった。光さんはすぐ泣く。お濃さんは存在感無し。ねねさんは我が強い。だしちゃんが可哀想で、淀さんの気の強さがあっぱれだっただけ。
2013八重ちゃんの前半はいい
八重の桜は、会津戦争までは近年では唯一まともな女性達が多く出てきた大河ドラマかもしれませんよ。八重ちゃんもいい。佐久さんもうらちゃんもよかった。(後半だけど)時枝さんもよかった。松平の照姫様なんて最高にかっこよかった。西郷千恵さん。神保雪さん。時尾ちゃんにユキちゃんもいい。中野竹子さんもいい女だった…。そうだ…『八重の桜』は女性が皆すごく良かった。男性も良かった。普通の人が普通に良かったですよね。
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ちょっとまて…。今まで気がつかなかったけど、近年の大河ドラマって『八重の桜』以降、普通のいい女性のキャラがほぼ全滅じゃないか…。ええええ? そうなの? そんなんで女性に快くドラマを見てもらおうと思ってるの?

もう少し嫌われない程度に
普通の女性を
描いてくれないものかね。

…どうして近年の大河ドラマってこんなに女性キャラが変なの? どうして?NHKさん。ここのところ大河ドラマが女性に人気が無い理由ってそのあたりにあるのかもしれませんよ。
 
三谷さんはもうしょうがないわ。彼は女性が嫌いなのね。本当に酷いもの全員。普通の女性が一人もいない。今回はお通さんもああいう風になった。今の男の脚本家にいい女を描くのは難しいのかな。『官兵衛』にもろくな女性がいなかった。おっと直虎…。
 
 
…と脱線いたしましたが、そんな風に近年の大河ドラマの女性キャラ全体を見直して考えてしまうほど今回の大蔵卿局は酷かった。大蔵卿局の魂は天国で怒ってると思いますよほんとに。
 
 
え~それで今回の話は…。
 
★あらすじ
徳川から大坂城に砲弾が打ち込まれて淀殿が錯乱。徳川からの和睦を受け入れてしまう。和睦の交渉に、気の弱い初さんと大馬鹿蔵卿局が出かけていって、斉藤由貴局(阿茶)に惨敗してしまうというお話。あ、お初さんはそれほど悪くない。


まぁ斉藤由貴局には負けてもしょうがないです…斉藤さんには誰も敵わない。

…というわけで大馬鹿蔵卿局が嬉々として交渉の結果を持ち帰る。秀頼も淀さんも無事。領土も安堵。城もそのまま。牢人は知らないけどまあいい…それだけは紙に書いてある。

おぃいいいいいいっ!なんでサナダマル取り壊しと堀の埋め立てが紙に書いてないんだよっ!それでも交渉か!馬鹿野郎!もう不自然すぎてイライラがつのる。

…それで(このドラマでは)そういうわけで幸村が事情を全く知らないうちに堀の埋め立てが始まるわけです。で「ええええっ?」と大蔵卿に聞きに行く…。そんなわけないだろ。大勢の徳川方がやってくるのも気付かなかったの?????

…という場面で海亀怒り頂点。
「もうその徳川の兵をその場で全部殺せ。全部斬りかかって弓で射掛けて追い払え。掘を埋め立てさせるな。何としてでも止めろ。そのまま全面戦争に持ち込んでもいい。そのまま斬りかかって全滅させろっ!」

敵が堀を埋め立て始めているのに大蔵卿の局に理由を聞きに行く時間がもったいない。その場で全員弓を射掛けて追い払えばいいのよ。なに甘ったるいことやってるのよ幸村君。そんなのは即決でいいの。いいの。いいんです。徳川は敵なんだから。堀を埋められたら全ておしまい。

結局これで希望さえもなくなっちゃったわけだ。
ああああああっ幸村君も甘い…

ほんとにだから今回は大馬鹿蔵卿局と、幸村の決断力の無さで原辰徳萎え苗。せっかく大坂側を応援してるのに、みんな馬鹿ばっかりでなんとも気持ちの持っていきようがない。
 
だから最後に牢人達が集まって励まし合う美しいはずの場面でも「…もうだめですよ」としか言えない。素直に応援できないっす。秀頼君は可哀想ですけどね。
 
…なんで堀の埋め立てにやってきた徳川軍をその場で射ち殺さないんだよぉ…。

 
 

2017年4月5日水曜日

Jellyfish - Hush + Joining a Fan Club (1993)



Jellyfish出会いの曲


Jellyfish - Hush + Joining a Fan Club (1993)
(大きな音で聴くと気持ちいいです)

Album:  Spilt Milk
Released: Feb 13, 1993
℗ 1993 Virgin Records America, Inc..
All rights reserved.
Unauthorized reproduction is a violation of applicable laws.
Manufactured by Virgin Records America, Inc.,
150 Fifth Avenue, New York, NY 10011.



Jellyfishの話しはどこから始めようかと思っていた。

ちょっと前にAndy Shaufさんの曲をとりあげた時、JellyfishJason Falknerあたりを思い出す…と書いたんだけれど、それでここのところその辺りの曲をちょっと聴いていた。

音楽的にはあまり似てないのかな。それでも音の職人的な感じに共通点はあるような気がする。どちらかと言えばJason Falknerの方が近いか。楽器を全部一人でこなす職人と思えばJason君の方が似ているかも。


というわけでまず伝説のJellyfish

90年代初期、日本の洋楽聴きにはよく知られたバンド。私が彼らを最初に知ったのは2枚目のアルバムSpilt Milk/こぼれたミルクに泣かないで』。

ティーンの頃から聴いていた70年代の大物ロックバンドやマドンナ・プリンスにも飽きて、なにか面白いものはないかと探していた頃の1993年。ある日、当時時々買っていた洋楽誌『Rockin’ On』の裏表紙にこのアルバムの公告が出ていた…いやもしかしたら記事だったかもしれぬ。その中で評論家の市川哲史氏がこのアルバムをべた褒めしていた「絶対にがっかりさせない。傑作中の傑作…」とかなんとかだったと思う。

…市川哲史さんのことはよく知らなかったんだけれど、その熱い言葉に誘われて早速アルバムを買ってみた。当時海亀は音楽に飢えていて、普段から曲も知らずにアルバムをジャケ買いなどしていた。だから知らないCD1枚買うことにも抵抗はなかった。

プレーヤーにCDを入れる。1曲目「Hush」おお…綺麗…。そして2曲目の「Joining a Fan Club」おおおおおおおおっこっこれは…これは…QUEENCheap Trickだっ。


歌詞カードを見れば、

「バンドに入れ込んで壁に貼ったポスターに投げチューをし、ファンクラブに入りTシャツを買い生写真を集め、スターに近づきたいならお金を払わなきゃ…運命が彼の車を潰す前に堕落のスターと恋に落ちたかった…」

涙が出た。超ノスタルジア。わかりすぎる密かなグルーピー願望のツボをついた歌詞。この曲1曲で私はJellyfishのファンになった。この曲はJellyfish発見の瞬間の曲。だからここにとり上げる。
 
…そこからこのバンドの過去のアルバム、ミニアルバムを買いそろえ、9月に来日した際には渋谷のクアトロに見に行った。その話はまた今度…。
 
 
このJellyfish2枚目のアルバムSpilt Milk/こぼれたミルクに泣かないで』は、

傑作です。

間違いない。職人達がコツコツ丁寧な仕事をして作った名盤。リアルなアーティストの心模様を描いた歌というよりも、仮想のおとぎ話の世界を描いたような作品。おもちゃ箱のように様々なスタイルの曲が入ってます。とても楽しい。
 
 
 

NHK大河ドラマ「真田丸」第46回「砲弾」 11月20日放送



さあまた描きましょう書きましょう…。やっときた46回!またまた録画を拝見。

前回このドラマ一番の見せ場・真田丸攻防戦終わり、この後はじわじわと大坂方が負けていくお話。残り5話。

先週が派手派手戦の回だったせいか、今回は地味な印象。アクションよりも人と人のお話でした。今改めて見直すと脚本がよく考えられているのがわかります。リアルタイムで見ていた時は「や~今回は戦が足らん」と文句を言っていたと思うのですが、そもそもそういう回ではなかったんですね。今回は大坂城内の人々の不安な様子を描いた回。そう思えばよく出来た話です。とは言っても地味は地味だけど。


大まかな筋は…。

・前回真田丸攻防戦が成功に終わり…。

★秀頼の揺れる心
幸村が秀頼に「大将として自信を持て」と進言。
・そこへ(徳川スパイ)有楽斎が、徳川方からの「和睦」を秀頼に伝える。
・秀頼は「和睦」に同意しそうになる。
幸村は困る…そこで幸村は淀殿に秀頼をなんとかしてくれと頼む。
・淀殿が「和睦はダメ。私が母じゃ」と強く出る。
・結局秀頼は淀殿に言いくるめられる。
・秀頼、幸村に文句「なぜ母をつかった?大将としてわしに自信を持てと言ったじゃないか
幸村「私は勝つためにはなんだってやる」←開き直り

★きりちゃんが女子のリーダーになる。慕われる。おお成長したわね。

★淀殿無責任姫
・「私は戦も政も興味が無い。秀頼が助かるならお城もいらない。左衛門佐が一緒にいてくれればそれでよい」おぃいいいいいっ。

★お初の心配「姉(淀殿)は両親と同じ運命だと思っているかも。死にたがっているかも。姉を助けて。」

★徳川はエゲレスの大筒の到着を待つ。毎晩兵に鬨の声を挙げさせて大坂方を心理的に追い詰める。

★関東のお兄ちゃん信幸は出浦さんに止められて大坂行きを断念。兵糧を届ける予定だった。

★大坂方の野郎共はじりじり不満が溜まったので夜討ちにに出る。なぜか幸村も参加。今回の夜討ちのリーダーは塙団右衛門。塙さんはかわいい。

★徳川方に大筒が届く。天守閣を狙って砲弾が打ち込まれる。淀殿パニック。