またまた少し前のお写真。
海亀姉さんがベタベタしてくる
猫パパAも首にチューをする
この日は5月16日の金曜日。猫さんが5月12日(月)に病気(IBD)になってから5日目。彼女がほとんど何も口にしなくなってから3日目。彼女の命を人間が本気で心配し始めた頃。
どういうわけかこの日の午後、いつも1日中寝ている猫さんが珍しく階下に降りてきた。窓の外をしばらく見て窓辺に座り込んだ。なんだか元気がいい。隣では工事をしていて外に人もいたのに、猫さんはそれも平気でくつろいでいる。いつも臆病な彼女らしくない。何かがおかしい。
「もしかしたら彼女は思い出づくりをしているんじゃないのか?」と人間は思った。「もう今日か明日でさよならなのかもしれない。彼女は好きだった景色を目に焼き付けようとしているのかもしれない」と人間は思った。
カメラを持ち出して「最後の記念撮影」と言いながら人間2人は猫さんと沢山写真を撮った。
…その日の少し前、彼女の耳に初めて(病院で処方された)食欲増進薬ミルタザピン/Mirtazapineの軟膏を塗っていた。後から調べたらこの薬、なんと人間には抗うつ薬として使われているものらしい。なんと…。この日、もしかしたら猫さんはこの抗うつ薬で元気になっていたのだろうか?
もしかしたら…人間も時々人生に悲しくなった時、この軟膏を耳の中に塗ったら元気になるのかな…とちょっと思った(実行はしませんよ笑)。
おかげさまで猫さんは元気です。療養食との相性がいいのか毛並みも艶々で触るととても柔らかい。毎日よく寝てます。以前より甘えん坊になったかも。