家にいたい。
Jellyfish - I Wanna Stay Home (1990)
Album: Bellybutton
Released: Jul 27, 1990
℗ 1992 Virgin Records America, Inc.. All rights reserved.
℗ 1992 Virgin Records America, Inc.. All rights reserved.
Unauthorized reproduction is a violation of applicable laws.
Manufactured by Virgin Records America, Inc.,
150 Fifth Avenue, New York, NY 10011.
Andy Shaufさんの曲を聴いてJellyfishだと思ったのはこの曲を思い出したからかも。この曲の入ったアルバムは1990年に出たJellyfishのファースト・アルバム『Bellybutton(へそ)』。
このアルバムもいい。このアルバムの頃にはオリジナル・メンバーのJason Falkner君がいた。彼はこのアルバムの後にバンドを辞めている。
Jellyfishは面白いバンド。様々なスタイルの曲をやっているので必ずしもロックバンドとは言えないのだろう。職人ポップスバンドだろうか。
93年当時の雑誌記事には「メインのメンバーのAndy SturmerさんとRoger Joseph Manning, Jr.さんのご両親が音楽通で、それぞれ自宅にあった大量のロック/ポップスのアルバムを聴いて育った」と書いてあったと思う。音楽オタクとかポップスオタクなどとも書かれていた。
どんなジャンルの音楽も分け隔てなく聴いて育った人達の作るアルバムはジャンル分けも難しいほどバラエティに富み、また何をやっても上手い。そういえば70年代のQueenのアルバム『オペラ座の夜』や『華麗なるレース』もそうだった。私がこのバンドをいいなと思ったのもそのあたりが理由なのだろうと思う。1曲1曲スタイルが違うからアルバム全部を聴いても飽きない。
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93年には来日。渋谷のクアトロで9月17日(金)と19日(日)の二日間。
会場は満杯だったと思う。ステージから離れた入り口側、左側の一段高くなったところで見た。クアトロは会場の左側に大きな柱があって、それでステージの半分が見えなかった。なぜそんな場所に立ったのかわからないが、たぶん他の場所は既に客で埋まっていたからだろう。
ステージに向って左側でキーボードとギターを弾くロジャー君はよく見えたけれど、ステージ真ん中のボーカル、アンディさんのドラムセットは柱に隠れて全く見えなかった。2日とも同じ場所に立ったので2日ともリードボーカルが全く見えなかった(笑)。
会場は若いティーンからお洒落な20代前半の女の子達が多かったように思う。なんだか全体にとても可愛いライブだった。アンコールではピンク・レディーの「SOS」を演奏。日本語で歌っていたぞ。「エッスオーエスッ」のサビで手を2回叩いたと思う。たぶん若い女の子達も叩いていた。ちょっと踊ったかも知れぬ。
ライブが終わって外で出待ちをする若い子達を見つけたので私も離れて待った。メンバー達が出て来たら若い子達は寄っていってサインをもらっていた。私は遠くから見ていた。メンバーの乗った車が目の前をゆっくりと通り過ぎた。前の席にロジャー君が乗っていた。手を振った。なんか…楽しかったな。
★そのツアーのメンバー
Andy Sturmer
– vocals, drums, keyboards, guitarRoger Manning – keyboards, vocals
Tim Smith – bass, vocals
Eric Dover – guitar, vocals
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さてその後Jellyfishは1994年に解散してしまう。フルアルバムも2枚だけ。日本で出たミニアルバム『New Mistake』にもいい曲が入っている。
1996年頃、ロンドンで1度だけ中年の女性がJellyfishの紫色のTシャツを着ているのを見かけたことがあった。ロンドンでも人気があったんだろうなぁ。