んおおおおおおおっ
これははっらたつわー。
さあ最終回に向けてラストスパートの真田丸でございますが、まーっ今回はとにかく腹が立つ腹が辰徳ふぉおおおおおっ!
おい大蔵卿局っ!もう退場!退場退場退場っ!失格ですっ退場!
この話はさあ…これ悪いのぜーんぶ大蔵卿局に押し付けちゃってるんですよね。参りますわほんとに。
悪役ってよく描かれていれば人気も出るものだと思うんですよ。悪いけど憎めない…。以前の北条氏政なんて敵で悪い人のはずなのに、最後はもう可哀想でしょうがなかった…大好きキャラになった…。
悪役もどんなに悪くても魅力的に描くことはできるはずなんですよね。しかしこの
大蔵卿局は酷いぞ。
いいところが全然ない。大馬鹿野郎で愚かなだけじゃない。あの周りを威圧するような大声がもう酷い酷い。このキャラにはほんの少しも愛すべき点がないでしょう? なんであんな阿呆に政治の交渉を任せたわけ?おい幸村。あなたも馬鹿だ。
大蔵卿局は史実ではそれほど目立った方でもなかったらしいです。この冬の陣後の徳川との交渉の場に彼女がいたのかどうかもよくわからない。だから明らかに脚色で悪者にされているわけだ。
悪くてもいいのよ。
しかし馬鹿はいけない。
こちらも大坂方をそれなりに応援して見ているわけで、史実とはいえたった一人や二人の馬鹿女のために豊臣側が滅びたというのはもう見てられないわ。全部女が悪いの?三谷さん。
…と書いてきてふと思いついた。そういえば近年の大河ドラマってろくな女が出てこないですよねぇ。げげ。だからなのか…私が毎年腹を立てているのは…。そういうことなのかな。なんだか普通の何も気にならない女性キャラさえ少ないかも。えええええ?そうなの?
---------------------------------------------------
2017年・今年の直虎は論外。今のところ。
2016年・この真田丸は最初から女性がとにかく酷い。きりちゃんがちょっとマシになっただけ? 梅ちゃんがいいかと思ったら最後は赤子と戦場を行ったり来たりして迷惑ばかりかけて落命。姉のまっちゃんも母のカオル様も害は無いけど愚か。あ、とりさんが良かったか。こうさんも稲さんも春ちゃんもくせが強い。そうだ…唯一頭が良くてデキる女性って阿茶局だけ。彼女はいい。寧さんもいい。茶々さんは基本的に馬鹿。こうやって書いてくると普通のいい女性キャラが少ない。びっくりだ。
2015年・花燃ゆは論外。
2014年・そういば官兵衛にもろくな女性がいなかった。光さんはすぐ泣く。お濃さんは存在感無し。ねねさんは我が強い。だしちゃんが可哀想で、淀さんの気の強さがあっぱれだっただけ。
2013年・八重ちゃんの前半はいい。
八重の桜は、会津戦争までは近年では唯一まともな女性達が多く出てきた大河ドラマかもしれませんよ。八重ちゃんもいい。佐久さんもうらちゃんもよかった。(後半だけど)時枝さんもよかった。松平の照姫様なんて最高にかっこよかった。西郷千恵さん。神保雪さん。時尾ちゃんにユキちゃんもいい。中野竹子さんもいい女だった…。そうだ…『八重の桜』は女性が皆すごく良かった。男性も良かった。普通の人が普通に良かったですよね。
---------------------------------------------------
ちょっとまて…。今まで気がつかなかったけど、近年の大河ドラマって『八重の桜』以降、普通のいい女性のキャラがほぼ全滅じゃないか…。ええええ? そうなの? そんなんで女性に快くドラマを見てもらおうと思ってるの?
もう少し嫌われない程度に
普通の女性を
描いてくれないものかね。
…どうして近年の大河ドラマってこんなに女性キャラが変なの? どうして?NHKさん。ここのところ大河ドラマが女性に人気が無い理由ってそのあたりにあるのかもしれませんよ。
三谷さんはもうしょうがないわ。彼は女性が嫌いなのね。本当に酷いもの全員。普通の女性が一人もいない。今回はお通さんもああいう風になった。今の男の脚本家にいい女を描くのは難しいのかな。『官兵衛』にもろくな女性がいなかった。おっと直虎…。
…と脱線いたしましたが、そんな風に近年の大河ドラマの女性キャラ全体を見直して考えてしまうほど今回の大蔵卿局は酷かった。大蔵卿局の魂は天国で怒ってると思いますよほんとに。
え~それで今回の話は…。
★あらすじ
徳川から大坂城に砲弾が打ち込まれて淀殿が錯乱。徳川からの和睦を受け入れてしまう。和睦の交渉に、気の弱い初さんと大馬鹿蔵卿局が出かけていって、斉藤由貴局(阿茶)に惨敗してしまうというお話。あ、お初さんはそれほど悪くない。まぁ斉藤由貴局には負けてもしょうがないです…斉藤さんには誰も敵わない。
…というわけで大馬鹿蔵卿局が嬉々として交渉の結果を持ち帰る。秀頼も淀さんも無事。領土も安堵。城もそのまま。牢人は知らないけどまあいい…それだけは紙に書いてある。
おぃいいいいいいっ!なんでサナダマル取り壊しと堀の埋め立てが紙に書いてないんだよっ!それでも交渉か!馬鹿野郎!もう不自然すぎてイライラがつのる。
…それで(このドラマでは)そういうわけで幸村が事情を全く知らないうちに堀の埋め立てが始まるわけです。で「ええええっ?」と大蔵卿に聞きに行く…。そんなわけないだろ。大勢の徳川方がやってくるのも気付かなかったの?????
…という場面で海亀怒り頂点。
「もうその徳川の兵をその場で全部殺せ。全部斬りかかって弓で射掛けて追い払え。掘を埋め立てさせるな。何としてでも止めろ。そのまま全面戦争に持ち込んでもいい。そのまま斬りかかって全滅させろっ!」
敵が堀を埋め立て始めているのに大蔵卿の局に理由を聞きに行く時間がもったいない。その場で全員弓を射掛けて追い払えばいいのよ。なに甘ったるいことやってるのよ幸村君。そんなのは即決でいいの。いいの。いいんです。徳川は敵なんだから。堀を埋められたら全ておしまい。
結局これで希望さえもなくなっちゃったわけだ。
ああああああっ幸村君も甘い…。
ほんとにだから今回は大馬鹿蔵卿局と、幸村の決断力の無さで原辰徳萎え苗。せっかく大坂側を応援してるのに、みんな馬鹿ばっかりでなんとも気持ちの持っていきようがない。
だから最後に牢人達が集まって励まし合う美しいはずの場面でも「…もうだめですよ」としか言えない。素直に応援できないっす。秀頼君は可哀想ですけどね。
…なんで堀の埋め立てにやってきた徳川軍をその場で射ち殺さないんだよぉ…。