能登半島地震 ─ 寄付・支援情報

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2013年8月12日月曜日

NHK大河ドラマ「八重の桜」第32回「兄の見取り図」



今回はみねちゃんと時栄さん(谷村美月)が良かったな。時枝さんいい女…。覚馬・妾問題はもっともっとヤナ感じになるのかと思ったら、時栄さん、すんごくいい人じゃないですか…。控えめでね、働き者だし。京都弁のせいか柔らかな感じもいいな。ずいぶん落ち着いたいい女だと思ったら、なんと谷村さんはまだ23だそうだ。えーっずいぶん落ち着いてない?ついでに画像検索したらおっぱいも大きかった。最初に出てきたときは若い娘さんという感じだったのに、今は落ち着いたいい女。みねちゃんを慰める場面ももうお母さんみだいだしね。若いのにすごいですね。

史実の時栄さんは17歳(!)だそうで、うひゃーまさかあんなに落ち着いてるわけはなかろう…。しかしそれだけ若いのなら気の強い女の多い山本家でも上手く納まったのかも…。あそこの家はよそ者の女にはなかなか馴染みにくいと思います。

そんなわけで、山本家の女騒動も、時枝さんのいい女ぶりで難なく収まってしまいました。みねちゃんはやっぱり上手いな。可愛いね。
 
 
1871年・秋八重ちゃん(綾瀬はるな)にも次の時代が見えてきました。まず兄さま(西島秀俊)からは書物を読めと強制。家のことは時栄さんにまかせて八重ちゃんにはやって欲しいことがあるらしい。それでいきなり兄さまを背負う。綾瀬さんは力持ち。西島さんはあんなに八重ちゃんにべったりで役得ですね。

今回は京都の時代が本格的に始まる前の準備みたいな感じでしょうか。今回だけでいろんな人に会ったぞ。長州出身の槙村正直(高嶋政宏)。この人はノリが軽い。八重ちゃんは「長州者なんてヤダ」とむくれております。

女子の学校を作るのでそこに行けと言われれば「ヤダ。兄さまにはなーんにもわかってねぇ。」とむくれる。「兄さまは会津篭城戦を体験してないから分かっとらん、姉さまのことも…」とブイブイ怒る。

そんなわけで覚馬君は怒りっぽい妹を光明寺に連れて行く。「これからは学問がおまえの武器だ。生き残ったものが立ち上がらねばならない。」と八重ちゃんを激励。

その後、西郷どん(吉川晃司)が覚馬を訪ねてくる。また八重ちゃんは「サツマ…」とむくれる。西郷どんが「会津と薩摩は似ている」と言うと八重ちゃんは噛み付く「なんで会津を助けてくれなかったのだ…」。西郷どんは無視。(←西郷さんはずいぶん身体が大きくなってます)

むかついた八重ちゃんは学校に行く事を決意。

そんなわけで八重ちゃんはさっそくいろいろと怒ってますね。ま、そりゃそうですな。最後には目標が見つかったらしくて嬉しそうでした。


1872年・2アメリカのワシントン。新島(オダギリ)ジョーさんが通訳で岩倉使節団と一緒にいます。岩倉さん(小堺一機)はコーヒーを飲んでとても不味そうな顔をする。初めてかな?(笑)長州の木戸さん(及川光博)と、髭の伸びた薩摩の大久保さん(徳重聡)はガヤガヤ喧嘩してます。

いきなり山川捨松さん(水原希子)が登場。長州の木戸さんに会うと、この子もむくれております。この人は山川浩さんの妹さんでアメリカに留学しているそうな。


なんだかトーンは落ち着きましたね。歴史ドラマというより人間ドラマになってきた感じ。今までがあまりにも劇的でしたからね。これからどうなるのかな。これからみーんな洋装でケーキ焼いたり英語喋ったりダンスしたりするんだな…。

実はネット界隈では今回が一番面白かったという人がかなりいるみたいです。確かに話が八重ちゃんに焦点が合って明るくなりました。これからは八重ちゃんの明治ハイカラさん物語だもんな…。チョンマゲの古風な日本男児が見たいワタクシとしては、世間様と反対にちとトーンダウンしてしまった、いや俳優さん達がいいので最後まで見ますけど…。
 


2013年8月10日土曜日

Perfume:のっちさんがダダな件



先日のウルトラの母の研究の後、じつは思うところがありまして…。

いや…なんというか、最近ののっちさんの髪型を見ていてなぜか「ウルトラ」の文字が頭に浮かぶ…なぜだろう…。とりあえずウルトラの母で逃げたのですが、どうも気になる。

それでウルトラ怪獣で画像検索をしていたらこんなのが出てきた…。


怪獣ダダさん…微妙にかわいい
髪型一緒やないか…。


しかしながら、20代の綺麗な女の子をこのようなものに例えるのもどうか…と思い、また旦那Aも「のっちさんに申し訳ないからやめなさい」と言うので、一旦「追記」で書いた内容も削除したのですが…。


そしたらこんな画像が出てきた。もう我慢できん!

 
 
(^o^)/ワーーーーッ!!

…だから私はのっちが好きだ…




2013年8月8日木曜日

Perfume:のっちとウルトラの母の研究


う…ネタ切れでR…と思っていたら、ふとこんな画像が目に留まった。

 
なんかのっちってウルトラの母に似てない?
 
輪郭とかね…。
 
これも…。
 
……。
  
 
しかしやっぱブライアン・メイの娘にはかなうまい…。 

う…ネタが無い…。
 

2013年8月6日火曜日

NHK大河ドラマ「八重の桜」第31回「離縁のわけ」


 
今週はみねちゃんで泣きました。いやー子供の涙は…辛いですよ…。二本松少年隊に続いてまた子供で泣きました。

今回はね、演技がよかった。このドラマ、脚本がいいのがまずあるんですけど、俳優さん達の演技もすごくいいですよね。先週に続いて今回も京都編に移行する前の繋ぎの地味な回なんですが、いやいや演技だけでかなりきました。ほんと。会津戦争までは歴史のドラマとして情報を詰められるだけ詰め込んだ感じがあったのですが、先週と今週は人間ドラマ…という感じ。これが歴史ドラマとして面白いかどうかは別にしても、今週は特に俳優さん達の演技だけでぐっと引き込まれました。

特にぐっときたのは、うらさんの長谷川京子さん。平馬君の池内博之さん。それにみねちゃんです。その他の人々もみんないい。もしかしたらこのドラマ、制作の現場での雰囲気がすごくいいんじゃないかな。仲がいいというだけじゃなくて、全員がいいドラマを作ろうと一致団結してるんじゃないかと思う。こういう静かな回で特にそれを感じる。


うらさん、いいですよね。ものすごく美人なのに性格は朴訥で地味で不器用。地味~で健気で古風な女。あんなに綺麗なのに自分では全くそんなことを思ってなくて、いつもおとなしく自己主張をほとんどしない

覚馬・お妾さん問題でも、騒ぎ立てることもなく一人静かに身を引く決断。誰にも相談せず静かに全部自分で決めてしまう。「私にも意地がありやす」って言ってたけど、ほんとはそんな強気じゃないですよね。彼女は静かに身を引いたんだと思う。だから可哀想。

だって本妻なんだから、(いくらあの時代だって)人並みに自己主張が出来る女なら京都まで押しかけていっても当たり前なんですよ。(妾と同居…がいいのかどうかはともかく)彼女の立場なら、生活が今よりもずっと楽になる覚馬の元に堂々と行けばいいんです。特に食べる物にも困るような生活をしているのなら尚のこと。普通の女はもっと計算高くて狡猾です。でも彼女にはそれが出来ないのね。黙って身を引いてしまう。だから凄く可哀想。八重ちゃん達も励まして無理やり連れて行けばいいのに…なんて思ってしまった。だって行ったら覚馬だって無視できないでしょう。会えばなんとかなるのに。

あ…覚馬君と時栄さんはね、あれはしょうがない。昔はああいうものです。9年も離れていたんだもの。あの時代の男に一人でいろというほうが無理でしょう。だから覚馬君にそれほどの罪はない…あの時代なら。むしろそれに対して本妻がどう対応するかのほうが問題。うらさんは別れを選んだ。

余談ですが…この場面を見てて、史実のうらさんは山本家に馴染んで無かったのかもなぁという気もした(ドラマとは全く関係ない私の想像ですが)。姑と小姑は気が強い(←女性の強い性格は母親譲りが多い)。嫁いびりもあったかもしれないし、それに夫の覚馬とも9年間会ってないんですよね。そもそも山本家で窮屈に暮らしていた(よそ者の)彼女が、(9年も会ってなくて)愛情も無い夫に妾と子供が出来た…と聞いてさっさと縁を切ったのかも。そのかわり娘は取られてしまった。実際にはそんな話だったのかもと思った。

ドラマでは山本家を綺麗な家族に描いてますからね。そもそも主人公の嫁いびりなんて描けないしなぁ(笑)。ともかく長谷川さんのうらさんが可哀想だった。これから大丈夫なんだろうか…。


それからぼろぼろよれよれになった梶原平馬くんにもびっくり。月代もぼさぼさで、座ってても背中が曲がってるし、二葉さんに別れを切り出した後立ち去り際の泣く表情がもう…。すごく年を取ってる。別人みたい。あの強気な若い平馬くんはどこ行った…。こういう俳優さんの演技の変化を見るとびっくりしてしまう。演技だけで「あれっ」と思う。ああいうのを見ると俳優さんご本人に興味が湧きますね。最初は池内さんの顔が好きなだけだったんだけど(笑)、もっとこの俳優さんのいろんな演技が見たくなった。


そして、みねちゃん。あの泣き顔は…もう…。あんなに泣いちゃうんだもんね。上手いなぁ…みねちゃん。そりゃそうですよね…だってあの子、今までママにべったりだったでしょ。お婆ちゃんの佐久さんとも八重ちゃんとも割とあっさりな関係なんですよね。今まで佐久さんに抱きしめられた場面なんてほとんどなかったと思う。ママにべったりで、ママが忙しい時は女中のお吉に可愛がってもらってたもんな。

なんだかそのあたりを見ても、史実では山本家の女性がちと冷たかったのかな…などと思えたりして。だってあの子を母親から引き離すのはむごいですよ。義母と小姑が嫁と打ち解けてなくて、こんな状況になったから子供だけ奪い取って嫁を離縁させたのかも…などと思ってしまった。いやどうでもいいことですけどね。なんだか感想も人間ドラマ風になってきたな。

それでは簡単なあらすじを。

●八重ちゃんとその家族---------------------
18712、北の国は寒い。八重ちゃん(綾瀬はるか)が夫・尚之助(長谷川博己)から突然離縁の手紙を受け取る。「三行半をつきつけられたらおなごは黙って去るしかねえ…。」悩む八重ちゃんをうら(長谷川京子)が慰める「旦那様に会えば何か分んべ…。」

7廃藩置県が実施された頃、京都の覚馬(西島秀俊)から手紙が届く。京都府に出仕していて落ち着いたので京都に家族を迎えたいという。覚馬に女が出来て子供が生まれたことを知らされると全員ショックを受ける。

うらが一人考え込む。京都には行かないと筆をとる八重ちゃんを母佐久(風吹ジュン)が諭す。「会って話せば…みねの行く末も考えなければ

うらが京都に行かないと決めた事を家族に告げる。みねは手放すという。「私にもおなごの意地がある。旦那様には赤い櫛が似合っていた頃(若くて綺麗だった頃)の私を覚えていてもらいてえ。」

10。八重ちゃん、母佐久、みね、京都に到着。覚馬を訪ねると着飾って洗練された時栄(谷村美月)が出迎える。泣き崩れる父・祖母・叔母3人を目の前に、みねちゃんが立ちすくむ。(←時栄の京女の洗練と、着の身着のままやってきた八重ちゃん達の比較は強烈ですね。)
 
 ●会津藩士達---------------------------------
1871年冬、北の斗南では、寒さと不作による飢えで全員が困窮を極めている。港が閉じて交易もできない。3万石と言われた石高はその年7000石しかなかった。皆飢えている。状況を変えようと北海道に米の買い付けに行った川崎尚之助が訴訟に巻き込まれる。斗南藩で指示したことなのかとの北海道からの問い合わせに山川(大蔵)浩(玉山鉄二)は関わりが無いと尚之助を見捨てる。既に飢えている斗南藩には3000両の借財は背負えない。この後尚之助は4年の裁判を東京で闘うことになる(そのための八重ちゃんとの離縁)。

18717.廃藩置県(斗南藩は2年で無くなってしまう)。「藩が無くなれば武士はどうなる…。」

梶原家を山川浩が訪ねる。山川は東京に行くと言う。そこで平馬(池内博之)が二葉に突然離縁話を始める。もうやり直す気力がないという。
 
 ●新政府----------------------------------------
江戸を東京と改め新都と定める。
国中で一揆が起こっているらしい。

「幕府を倒すのに金をかけすぎた。」

「役に立たん士族は面倒見きれん。」

「藩を廃止し、県を置く。土地に縁故の無い人物を長として送り込む」

「武家の世を終わらせる」

200万人の武士が職を失う。また戦になるかも。」(←西南戦争)

そこで西郷どん
「おいがひきうけもす…廃藩置県が失敗なら全員腹を切る覚悟で。武家の世に幕を引くことはそれぐらい重かこと。」

18717廃藩置県施行。

 

2013年8月4日日曜日

Earth, Wind & Fire - My Promise (2013)



やっぱり新曲で
 

Earth, Wind & Fire - My Promise (2013)
Album:  ‎Now, Then & Forever
Released: September 10, 2013
℗ 2013 All Ways Gone Touring,
under exclusive license to Sony Music Entertainment


もともと35年ぐらい前のよく知られた懐メロを上げるつもりだったんだけど、新曲が出てるのなら(知らなかった)新曲を紹介するのが礼儀ですね。
Daft Punkの「Get Lucky」が1位になるのならこれも売れなきゃおかしいですよ。ネット上では出せば出すだけ人の目に付いて耳について広がるものだと信じてるので、ここにもあげて応援したい。
オジサン達が並んでステップ踏んでくれたり、ホーンセクションが決まってたりステキよ…ライブも超楽しかった。
現在彼らは世界中を廻ってるみたいですね。みんな元気いいなぁ…。動画サイトにもヨーロッパのいろんなところのファン動画があがっててみんな盛り上がってます。私は1階のフロアから見上げたけど、上からだとこんな感じ…74日のスペイン・マドリードから。
 
EW&F - September, LIVE in Madrid 2013
 
 

LIVE★Earth Wind & Fire/アース・ウインド & ファイアー!!!!



Earth Wind & Fireのライブに行ってきた!!! ぎゃー盛り上がったわ! もー踊った踊った…あひゃひゃ(笑)あー楽しかった。すんごいね。まさか今頃見れるとは思わなかった。

近年のうちのショボイコンサート事情の鬱憤を吹っ飛ばしてくれるようなベスト・ヒット・アース・ウィンド&ファイアーメドレーで歌い踊り狂いました。いやーアメリカのファンはうるさくてノリがいいからいいわ。みんなでギャーギャー大騒ぎ。ステージも客席も大盛り上がり大会。やー踊った踊った。

モーリス隊長はいらっしゃらなかった模様。しかしメインボーカルのフィリップ・ベイリーさんが歌う歌う。すごいね。まーよくあんなに声が出るもんだ…驚愕の62歳。すごいな~。見た目も若いぞ。バンドには息子さんもいるそうな。ベースのヴァーダイン・ホワイトさんもギンギラのラメパンツで元気一杯。

EW&Fのファンではなかったので詳しいことは知らないのだけど、このバンド、70年代からのメンバーは、上記の二人ともう一人ラルフ・ジョンソンさんを含む3人しか残ってなくて、あとは徐々にミュージシャン達を入れ替えて昔のEW&Fブランドの音楽をやってる…という感じらしい。
しかーし…

いいですよ懐メロは

あのフリップ・ベイリーさんが歌ってくれればそれでいい。イイのだ。曲もいい。EW&Fはやっぱいい  音響が悪くて、最初どうしたもんかと思いましたが、踊り始めたらそんなことはどうでもよくなった。やっぱ往年のDISCOはいい! 

(^o^)/ヤッホー  幸せよ
ミミカ ゙ キーン…ト イタイ…

日本ではもうすぐサマーソニックに出るらしいです。


2013年8月1日木曜日

NHK大河ドラマ「八重の桜」第30回「再起への道」



やっと追いついた。会津戦争の回は、私個人の学びもあったので、話の筋や台詞を逐一詳しく書いていましたが、戦争も終わったので少しペースを落とします。

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●まずあらすじ
会津戦争終結から半年経った18693。アメリカ、マサチューセッツ州の大学で新島譲(オダギリジョー)が日本の明治維新での混乱を心配している。「復讐がなければいいが…。」(←西南戦争?)

八重ちゃん(綾瀬はるか)とその家族は、米沢藩の知人宅に身を寄せている。今は反物を売って日々を過ごす。戦争の傷痕は大きく、八重ちゃんは今でも時々悪夢にうなされる。知り合った会津の女性・千代の住む商家を訪ねるが、千代は今でも死んだ夫の仇を討つと言う。(←西南戦争?)そこへ現れた商家の主人。実は千代は妾としてその男に囲われの身だった。

69518、東京の飯野藩邸では、松平容保親子の命を救う代わりに家老・萱野権兵衛(柳沢慎吾)が切腹。萱野「戦で奪われたものは戦で取り返すのが武士のならい。」(←西南戦争?)

同日、函館の幕府軍も降伏。その数日前に新撰組の土方(村上淳)も戦死。頼母(西田敏行)「わしは生きる…わしらの会津を踏み潰してった奴らがどんな世の中作るのか、この目で見届けてやる。」

東京・護国寺、会津藩士謹慎所にてお家再興の話。陸奥の国下北三万石。名前は「斗南」。逆らう藩士達を山川大蔵(玉山鉄二)が説得する。大蔵は斗南藩の大参事に。梶原平馬(池内博之)は戦争を指揮した償いから全ての役職を退くと言う。前年68年の10月には平馬が大蔵の弟・山川健次郎(勝池涼)を長州へ逃がしていた。

6910。米沢の八重ちゃん一家の元へ大蔵が尋ねてくる。「斗南」で会津藩再興があるので八重ちゃん達にも来てほしいとの話。尚之助(長谷川博己)も行くと言う。それを八重ちゃんは断る。「もう暫くこうして生きていたい。」

19703。雪の中、会津藩士達と家族が斗南へ向かう。
京都では覚馬(西島秀俊)が歩けるように回復していた。

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いやー辛いですね。まず最初の場面から会津戦争終結の半年後とあったので「ああ戦後の具体的なキツイ描写は避けたんだろうな…」と思った。八重ちゃん一家は会津を離れ、米沢藩の藩士宅へ家族で居候。ようやく落ち着き始めて一見穏やかなんですが、そんな日々でもやっぱり辛い…という状況。
 
(私は良くは知らなかったのですが)ネット界隈をうろうろすると敗戦の後の会津藩(城下)のキツイ状況というのもいろいろと出てきまして、そのようなものを映像で見せても辛いばかりでドラマとしては苦しいものがある。そのため主人公のその後の話として、敗戦直後の話はバッサリと切り捨てたんだろうと思った。
 
(敗戦直後の場面を)切り捨てたとは言っても、人物達の心には会津戦争の傷痕がまだまだくっきりと残ってます。八重ちゃんはシェル・ショック状態で、夜中にも悪夢にうなされてますし、物静かなうらさんは仕事に没頭することで全てを忘れようとしている。佐久ママも旦那様と息子2人を亡くして(←覚馬のことは知らない)気落ちされているんですが、決して泣き喚いたりはしない。気持ちを押し殺しているんでしょう。みねちゃんが気丈に振舞っていますが、みんな本当に辛いのを我慢して頑張っているんですね。
 
死体や、怪我人、捕虜の苦しみ、女性達の災難などを映像で見せることなく、八重ちゃんや千代さんの精神的な辛さで戦後を表現したのは上手いと思う。こういう見せ方のほうがずっと心に響きます。
 
特に千代さんのエピソードは辛い。今まで苦労を知らない藩士の奥方だった女性が、他藩の商人の妾になって生き延びようとしている。士族の女性がいかに誇り高く育てられたかを考えると、信じられないほど辛い話ですよ。またこの商人の男がいやな男で「会津の女のカラダは…」と言い始めた時には目を剝きましたよ。驚いた…昭和の時代劇みたいじゃないか(笑)。よく今の時代のドラマでこんなエゲツない言葉を言わせたもんだとびっくり。今年のNHKさんはすごいな…拍手。こういう話は実際に多くあったんだろうと思います。リアルに辛い話。
 
 
男達には男達の辛さがある。菅野権兵衛さんは負け戦の責任を取って切腹。別れの場面は悲しかったです。柳沢さんの泣き笑いの表情がなんともいえず悲しい。柳沢さんご本人がすごくいい人っぽいから特に悲しい。
 
先日似顔絵でいろんな顔がある…と書いた山川大蔵殿のシーンも多かったです。米沢藩の八重ちゃんを訪ねてくるところは史実なんでしょうか。この人はやっぱり八重ちゃんが好きなんですかね…?(もちろん史実ではないですが)。よく触るしなぁ。しかしこんなに八重ちゃんが好きな設定なら尚之助さんが亡くなった後の再婚は大蔵殿でいいんじゃね…と思ってしまいました。だってこんなに思ってくれてるし顔も悪くないし…。女性はとことん惚れてくれる男性と結婚したほうが幸せですよ。(←史実にはまったく関係ないけど)
 
この週で平馬くんともお別れでしょうか。大きな目のこの俳優さん大好きだったけどな。(スタジオパークも見たけど、やっぱり池内さんは大きな目がステキ )ところで二葉さんはどこいった?
 
さてそもそも大蔵殿が八重ちゃんを訪ねてきたのも、青森の斗南藩で会津藩を再興するので八重ちゃんにも来て欲しいということだったんだけど、八重ちゃんは行かないんですね。尚之助さんが行くのに、どうして行かないんだ…という疑問が残りますね。これはどうも上手く説明できてなかったですよね。この先八重ちゃんは京都に行ってしまうし、おまけに他の人と再婚してしまうわけで、どうも分からない。ちょっと尚之助さんが可哀想な気もする。いろんな台詞がカットされたんでしょうか。
 
 
さてこれからどういう展開になるんでしょう。尚之助さんとの夫婦の感じが良かったからなぁ…。お転婆で男勝り、気が強くてはねっかえり娘の八重ちゃんと、彼女を温かく見守る心の広い大人の男・尚之助さんの組み合わせがとても良かったもんね。あの二人が別れるのは本当に残念。
 
冒頭に新島(オダギリ)譲さんが出てきましたが、さてこのお方はどうなんでしょ。硬派で古風な大人の日本男児・尚之助さんがあまりにも良かったからな…難しいですよ。ぼそぼそと英語を話す声を聞いても「腹に力をいれんかいっ!」と思ってしまう(笑)。私はバターの国の人と結婚したので、日本人でバタ臭いアメリカかぶれの人にはあまり興味が無いのだ ワタシ…やっぱ大河ドラマの男は、ふんどしをキリリと締めた昔気質の日本男児がいい! 会津には、容保公、大蔵君、平馬君、官兵衛君に、神保さん親子や土佐さん、林さん、権八パパ、秋月さんに伝五郎先生、それに尚之助さんと古風でステキな男がいっぱいいましたからね。ああいう古風な日本男児の方がいいわ。無骨で不器用、怒ると怖いけど心は優しい昔の日本の男がもっと見たい…。
 
しかし今後八重ちゃんも京都ではケーキを焼いたりするそうな…さてどうなることやら。
 
京都の覚馬君はもう目が見えないみたいです。時栄さんがかいがいしくお世話してますが、それを見て「あぁこの二人はもう…」と思ってしまう。覚馬「見えなくても花を愛でることはできるようだな…」(←オイ…笑)