去年の終わり頃、ネットで1996年の大河ドラマ「秀吉」のDVDが発売になるとの情報を入手。待ってましたっ! 早速、ネットで予約。完全版第壱集が、発売日から二日後に届いた。やったっ!
この大河、長い間待っていた。96年当時、イギリスから年末に里帰りした折、たまたまこの大河の総集編を見ることが出来た。ビデオにも撮ってその後何度か見た。この信長に惚れた。
その後ラストサムライを見て、時代劇マイブームが始まり、いろいろとNHK大河の総集編のDVDを買ったりし始めた。この「秀吉」のことも思い出した。録画していたビデオを取り出して見たが画像が荒れていたので、どうせDVDが出ているだろうと廃棄した。ネットで調べてみるとこの「秀吉」、DVD化されていない。えっ、なんでっ?
記憶の中にある、怖い信長。その姿を捜し求めて、映画の「影武者」、大河の「黄金の日日」「国盗り物語」「おんな太閤記」、大昔の「太閤記(1965年)の本能寺」にも手を出した。…が、渡信長の怖さを超えるものは無かった。
定期的に、ネットを探る。やっぱりその月もDVDは出ていない。そんなふうに時は10年近くも過ぎた。長かった。
さて、さっそく見始めた。やっぱり面白い。大昔に総集編を見ただけなのだが全編心から楽しんでいる。戦国時代の大河は近年「功名が辻」「天地人」「江」などテレビで見たが、比べてみてずいぶん違うのだなと思う。男臭いドラマだ。ずいぶん荒っぽい。たかが16年前。だが、たった16年で世間の求めるものはこんなにも違うものだろうかと驚く。そういう時代の変化を見る意味でもこのドラマは面白い。これは良い買い物をした。