能登半島地震 ─ 寄付・支援情報

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2017年12月6日水曜日

2017年BAND-MAIDがいいライブバンドに成長していた



ちょっとだけ先日のBABYMETALの最新のライブの様子をつついていたら、BAND-MAIDの今年のライブ映像が出ていたので見てみた。

すごくいい。

ややっBAND-MAID成長したな…。

 

             0:01 Intro
             1:09 Real Existence
             5:18 Don't You Tell Me
             8:34 Freedom
             13:00 Choose Me


今までBAND-MAIDの音楽は過去に何度かとりあげてきたんですけど、以前はいいライブの映像がなかったんですよ。楽曲はいい…しかし(もしかしたら)ライブではまだボーカルが弱いのかも…なんて思っていた。それが1年以上前。

そういえば今年はBAND-MAIDのことを見ていなかった…で今日久しぶりに最近のライブ映像を見てる。

彼女達は
間違いなく
いいライブバンドになってる。

いやもしかしたら、以前からよかったのにいいプロのライブ映像が無かっただけなのかも。このプロショットは彼女達がすごくいいライブバンドだというのがよくわかる。ボーカルもよく聴こえる。楽器もしっかりと安定している。いやー気持ちいい。正真正銘の力強いハードロックバンドです。すごくかっこいい。


プロの映像をもう一つ。これも勢いがあっていい。少し音が振り切れ気味ですがそれがまたいい。空気を震わせる大きな音が気持ちいい。ハードロックバンドのライブの音は暴力的でいい。こういうゴリゴリした質感がいい。これこそライブの醍醐味。



             0:01 Alone
             2:00 Don't You Tell Me


これはいいバンド。以前よりももっと自信に満ちていてライブバンドとしてこなれてきている。バンドに勢いが出ているのがよくわかる。成長したのね。すごいわ。

メンバー全員がとても魅力的。全員綺麗です。
ボーカルの彩姫さんがセクシーでいい…大人ね。


どんなグループでもバンドも(個人のスターも)、私が見ていて一番面白いなと思うのは、そのグループが波に乗って勢いづいてきた頃なんですよ。どんな成功したバンドにもスター街道を上って行く途中の時期がある。バンドの力がどんどん伸びてメンバーも自信をつけてきて、その勢いに観客も巻き込まれていく頃。凄い勢いで上って行く時期のグループというのは本当に面白い。

BAND-MAIDは今まさに上っている時なんだろうと思う。今もし見れるのなら今の彼女たちのライブを見ておいたほうがいいと思う。駆け上がるように物事が勢いづいて動いている時間というのはあまり長くないかもしれない。

 
BAND-MAID - Don't You Tell Me (2017)

Album:  Just Bring It
Released:  January 11, 2017
JPU Records Ltd.
℗© Nippon Crown Co., Ltd.


BAND-MAID は先月欧州にライブに行っていたそうです。その時のファンカムもあがっている。ライブのセットは全20曲。
 
Don’t You Tell Meドイツのライブは115日。Zeche, Bochum
 

 
そしてこれは113日英国ロンドン。会場はO2 Academy Islington




音は悪いけれどバンドが勢いにのっているのがよくわかる。1:55辺りでファンがギターソロに「かなめぇえ゙えええ」と叫ぶ。これ😃 これよ。これ。ライブはこれだ。これはいいライブだ😄 彩姫さんの色気がたまらない。網タイツの脚が素晴らしい…熱いおっさん達が叫ぶぜ。


2017年12月4日月曜日

お猫様H:ぬくもり



ソファーに脚を伸ばしブランケットをかけると、
ほぼ100%猫さんがのぼってくる季節がやってまいりました。

お姫様は遠慮なくどっかと腰をおろし 😤
熟睡する。
そのまま夜になる。ツチノコ?
翌日もまたこんにちは。
のびのび伸びて、
ひっくりかえる。

2017年12月3日日曜日

BABYMETAL:広島の「LEGEND - S - 洗礼の儀 -」が凄かったそうだ


Photo by Tsukasa Miyoshi [Showcase]

 
12/7 チョットミタ追記:もあちゃんすげーっ!モットモットホラヨンヨン超かっこいい!)
 
ここ2日ほどアクセス数が増えたので何事かと思ったらBABYMETALさんの広島での凱旋公演2日間LEGEND - S - 洗礼の儀 -が開催されていたのね。おお。

成功おめでとうございます!


ちょっとだけ記事を読んだんですけど凄かったらしい。舞台セットがすごくかっこいい 写真で見るすぅちゃんももあちゃんもかっこいいです。それに神バンドの衣装も新調、ピアノやバイオリン、太鼓の楽器隊も参加! セットリストも全16曲!公演時間も(どこかから流れてきた情報 - 定かではない - によると)全体で1時間45分ほどまで伸びていたそうだ。おおそれはいいずいぶん進化した。

それにしてもこのセットはお金をかけてますね。(日本での情報はあまり見ていないので)詳しくは知らないのですが、この公演チケットは2万円だったそうで、それだけ豪華な演出だったんでしょうね。すごいな。

大きなキツネの頭がいい。ワタクシは肉食動物の顔が好きなのでこういうセットは萌えます。かっこいい。海亀はまた神バンドさんたちのファンでもあるわけなのですが、黒の衣装はどうだったんだろう。着心地はよかったのかな。4人ともみんな後ろで輝けたのかなぁ。


1時間45分のセットならそれほど短いわけではないですね。1時間45分ぐらいなら海外でもそれぐらいの尺でやるバンドは結構いるのでいい進化。(個人的には)神バンドさんにもう少し頑張ってもらって2時間に近づけるともっといいと思うけど…肉体が辛いかな。無理はいけませんもんね。

NO RAIN, NO RAINBOW」を演ったのね。これは昔のロックファンには嬉しい。見たいねぇ。泣けるな。ところでこのセットリストはかなりいい。いいとこどり。できれば「ウキミ」もやって欲しい。…おっと…このセットリスト…神バンドのソロがない…「CMIYC」もないの…え~ヤダヤダヤダヤダヤダヤダ…😭


それにしてもBABYMETALは上手いぐあいに大人のバンドに進化しましたね。進化の方向はあくまでも真面目。大真面目。シリアス…。昔最初にBABYMETALを知った頃は「子供がうるさい曲に合わせて馬鹿騒ぎをするのが面白い」と思ったんですけど、今は随分真面目なバンドに成長しました。

これだけの大掛かりなコンセプトとセットがさまになるのは、もちろん女の子達とバンドの方々にそれだけの力があるからです。力と技は説得力。すごいですね。

この進化のコンセプトは全てコバさんのアイデアなんだろうか…すごいな。


さてこれから海外ではどうやっていくんだろう。

セットのゴージャスさと作りこまれた世界観、それを可能にする為の高いチケットの値段…こういうのを現実とどうやって折り合いをつけていくのかがとても興味深い。4年前に彼女達を見つけた時には想像できなかったほど大がかりなグループになりました。

一時、囁かれていたアメリカのアニメの話は聞こえてきませんが、BABYMETALがこれほど作りこまれた独自の舞台芸術路線でいくのなら、米の安っぽいアニメは無くてもいいような気がしますね。『スポンジボブ』と同列で並べられてもあまり意味が無い(個人的な意見ですけど)。まだこれからも可能性はあるんだろうか。どちらでもいいですね。

 
ところで余談ですけど海亀は…女の子達の「パパのお嫁さんになるの」を聞いて密かに胸をときめかす中年のオヤジ達…を外から眺めて面白がりたいオバチャンでもあるので、真面目に進化したBABYMETALにその面白味が少なくなったのはちょっと寂しい。今の世界観で昔のユーモアをちょっと取り入れることは可能なんだろうか。
 
またうだうだ余計なことを書いた。Back to lurking…

 

BABYMETALLEGEND - S - 洗礼の儀 -
2017123 広島グリーンアリーナ セットリスト
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01. 新曲
02. イジメ、ダメ、ゼッタイ
03. ギミチョコ!!
04. ド・キ・ド・キ☆モーニング
05. 紅月 -アカツキ-
06. GJ
07. シンコペーション
08. META!メタ太郎
09. NO RAIN, NO RAINBOW
10. 4の歌
11. メギツネ
12. KARATE
13. Road of Resistance
14. ヘドバンギャー!!
15. BABYMETAL DEATH
16. THE ONE - English ver. -
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2017年11月30日木曜日

Charlie Puth - How Long (2017)



若い才能。



Charlie Puth - How Long (2017)

Album:  Voicenotes
Released: January 19, 2018
℗ 2018 Artist Partner Group, Inc.
for the United States and WEA International Inc.
for the world outside of the United States.
A Warner Music Group Company.

Charlie Puth - How Long (EDX's Dubai Skyline Remix)




昨日のジェイムス・コーデン君の深夜のトークショーに出てきたお方。Charlie Puth/チャーリー・プースさんはニュージャージー州生まれの25歳。お若いです。

深夜のトークショーは録画して、後で時間のある時にざっと見るんですけど、ジェイムス・コーデン君の番組には時々センスのいい人達が出てくる。音楽枠の担当者のセンスがいいんだろうな。このお方も番組での出演を見て1分内で「あ…これはいいわ」と思った。

いい感じ。ポップスのジャンルですがセンスがいい。ちょっと前のジャミロクワイ辺りと同じジャンルにも展開できるかも。お洒落。

以前から何度かとりあげたSuperfuritもそうなんですけど、最近は自分で曲の書けるセンスのいい若い人達が出てきてるのかもしれませんね。そういえばこのお方は年齢もSuperfruitとほぼ同じ。


チャーリーさんはお母様が音楽の先生をなさっていて、4歳からピアノを習い始め、10歳でジャズを学び始め演奏も開始。中学高校の頃はジャズピアノとクラシックを学び…おっと…彼はバークリー音楽院を卒業なさったそう…なんと超音楽エリートじゃないですか。

2009年にYoutubeチャンネルを始め、2011年にオンラインのビデオ・コンペでAdeleの「Someone like You」を歌って優勝。米の有名なコメディアン/司会/プロデューサーのエレン・デジェネレスのレーベルと契約を結び、その後2015年にメジャーのAtlanticと契約。


しかしこのお方はきっと売れますね。動画サイトにあがっている他の曲もとてもいい。まだ25歳だそうですが、ルックスもいいし声もいい。曲も書ける。センスもいい。若い女の子に大変な人気でしょう…もうそうなのかな?

チャーリーさんは20161月にデビュー・アルバムNine Track Mindをリリース。アメリカと英国でそれぞれアルバムチャート6位。来年2018年の119日に2ndアルバムVoicenotesをリリース予定。


Charlie Puth - Attention (2017)


2017年11月29日水曜日

映画『ライフ・ゴーズ・オン 彼女たちの選択/Certain Women』(2016):モンタナの冬・冷たい空気




 
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Certain Women2016年)/米/カラー
107分/監督:Kelly Reichardt
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原題の訳は『ある女』。日本のタイトルが『『ライフ・ゴーズ・オン 彼女たちの選択』とはまたずいぶん意味をもたせたものです。こういう邦題はマーケティングをやりやすいように考えられたものなのかな。

短編のオムニバス映画です。アメリカ北西部モンタナ州の田舎町に暮らす3人の女性達のそれぞれの日々を描く。原作はマイリー・メロイの短編小説。それぞれのストーリーに関連性はほとんど無い。3つの短編小説を見るような映画。

短編オムニバスの映画は、それぞれの話が短くて長編映画のようには強く心に残らないことが多い。34つのストーリーを連続で見ることになるので印象が薄まってしまう。

ところがこの映画、かなり心に沁みた。私は3話目の牧場守の女の子の話に特に引き込まれた。

孤独です。

こんなにも寂しさをリアルに描いた映画も珍しいかもしれない。彼女の孤独が心に突き刺さるようだ。1年前に見た映画なのに今でも強い印象に残ってます。
 
 
旦那Aと結婚をしてからもう20年以上も過ぎているので、お一人様で寂しいとか孤独…などというものを今の私は多く語れるわけではない。しかし20代に東京でシングルの一人暮らしをしていた頃はかなり寂しかった。いや当時は寂しいとは思わなかったけれど、実際あれはかなり寂しかったのだろうと思う(仕事が忙しかったから気付かなかっただけ)。そのせいか孤独や寂しさの描写には今でも敏感に反応してしまう。あの頃の不安な気持ちをよく覚えているからなのだろう。
 
孤独や寂しさとは本人がそう思わなければ感じないもの。一人が好きな人間は、一人でも充実できる時間の過ごし方をよく知っている。この映画の3話目に登場する牧場守の女の子ジェイミーも、おそらく普段は孤独な人ではないのだろうと思う。短いからあらすじを書いておこう。


★ネタバレ注意

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●あらすじ・3話目のみ

主人公ジェイミー(リリ・グラッドストーン)は20代後半だろうか。彼女は冬の間だけ牧場のオーナーから雇われて住み込みで馬の世話をする牧場守の女性。牧場には何頭かの馬と犬と彼女一人。毎日早朝に起きて馬の世話をし、夜はTVで宇宙のドキュメンタリー(だったと思う)などを見て過ごす。彼女の日々の生活はそれなりに充実しているのだろう。
 
ある日近くの町に出かける。夜間の学校に迷い込んで「教育関連の法律?」のクラスに出席してしまう。クラスを教えるのは若い先生ベス(クリステン・スチュアート)。綺麗な若い女性。ジェイミーと同世代だろうか。
 
「法律」なんて全く興味もないのに、ジェイミーはクラスに毎週通うようになる。ベス先生に会いたいから。クラスが終わると先生とダイナーによって少し話す。ジェイミーにはそれが嬉しい。ある日ジェイミーは学校に馬をつれてやってきた。学校からいつものダイナーまでベスを馬の後ろに乗せていく。
 
ところが翌週先生は学校に来なかった。片道4時間の学校に通うのは大変だからと辞めてしまったらしい。ジェイミーは学校を飛び出すとそのまま衝動的に車を運転し4時間かけてベスの住む町を訪ねる。ベスの働く弁護士事務所の外に車を止め夜を明かし、朝出勤してきたベスをつかまえる「もう会えないかと思って…」。驚き戸惑うベス…それで全てを察しジェイミーはその場を離れる。振り返らない。そしてまた一人牧場の静かなに生活にもどる。

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●感想・3話目のみ

ジェイミーちゃんはやっぱり寂しかったのね。切ないな。
 
西洋のメディアではジェイミーのベスに対する執着を同性愛だととらえたものもあったけれど、必ずしもそうではないでしょう(どちらでもいい)。ジェイミーは牧場でひと冬をほとんど人と接触せずに暮らしているわけで(その仕事が嫌いではないとはいえ)やっぱり人恋しくなったんだろうと思う。彼女は単純に同世代のお友達が欲しかっただけ。
 
ひと冬の間、人との接触のない牧場守の仕事をひきうけるぐらいだからジェイミーはもともと一人が嫌いなわけではないのだろう。一人で静かに豊かな時間を持てる人。どちらかといえば人付き合いが苦手なのかもしれない。
 
それでも冬は寒くて長い。話しかけるのは犬と馬だけ。さすがに人恋しくなってきた。そこで町に出かけて、たまたまベスのクラスを受講してしまう。ベスは同世代。綺麗な女の子。お友達になりたい。
 
ところがジェイミーはもともと内気で普段から人づきあいに慣れていないことから、ベスと友達になりたくても自然な会話さえ出来ないのね。牧場で修行僧のような生活をしているから、ゴシップのような20代の女性の普通の会話さえも出来ない。お友達になりたいのに会話もままならず、目の前のベスを無言で見つめるだけ。
 
馬を学校に連れてきたのは、大好きなベスに自慢の馬を見せたかったから。これも不器用ですよね。うまくお話しは出来ないけれど自分の大切な物を見て欲しい。子供がお友達に一番好きなおもちゃを見せるのと同じ。
 
大好きなベスを自分の後ろに乗せてジェイミーは嬉しい。上手な馬の扱いもベスに見てもらえる。ベスも喜んでくれているかな?
 
ところがベスにとってはびっくりなんですよ。ちょっと迷惑。普通の先生の格好で学校にきているのにいきなり「馬に乗って」と言われても困る。すごく変。だから戸惑うベスの気持ちもよくわかる。そのベスの戸惑いもジェイミーには通じていない。人に慣れていないから、自分の好意が相手に負担になっていることにも気付けない。ジェイミーのぎこちないコミュニケーションにベスは戸惑うばかり。
 
もう可哀想なのね。ジェイミーの孤独な心、ベスと親しくなりたい切ない気持ち…しかしどうやって友達になっていいのかわからないぎこちなさ…見ていて辛い。
 
急に来なくなったベスを探してベスの住む町まで4時間も車を飛ばすジェイミーの気持ちも痛いほどよくわかる。「さよなら」も言ってないのに…。そしてつかまえたベスは明らかにひいている。そのまま踵を返してジェイミーはまた一人の牧場に帰っていく…。
 
辛いわ。
 
この女の子はどうなんでしょうね。ネイティブ・アメリカンの女の子だと思うんだけれど、冬が終わったら家族の元に帰るんだろうか。彼女はきっと子供の頃から馬が好きで、毎日馬の世話をする生活が好きなんですよね。仕事は辛くない。だけどさすがにひと冬たった一人は寂しい。そんな彼女の心に触れたようですごく苦しかったです。心に残った。

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1話目と2話目も静かな話です。
 
1話目はトラブルを起こしたクライアントの男性を救う女性弁護士(ローラ・ダーン)
2話目は老人から家の建築材の石を買おうとする女性(ミシェル・ウィリアムス)とその家族。

3話目が一番心に残ったのはジェイミーの暮らす牧場での生活に少しだけ憧れるからというのもある。あれほどの孤独は私には無理だろうけれど、馬の世話をする自然に近い暮らしには少し憧れる。

空気が綺麗だろうな。

この映画はモンタナが舞台だそうですが、3話ともそれぞれ空気がとても冷たい様子が印象的。映像だけなのに気温が低くて寒いのがよくわかる。ツーンと鼻が痛くなるような寒さ。

あの牧場の静かで綺麗な空気にはちょっと憧れる。