能登半島地震 ─ 寄付・支援情報

能登半島地震 ─ 寄付・支援情報

この度の能登半島地震で 被害に遭われた方々に心よりお見舞い申し上げます。 一日も早い復興をお祈りいたします。 ★NHK による様々な支援情報 能登半島地震 義援金・支援金の受け付け始まる 窓口まとめ 【随時更新】 https://www.nhk.or.jp/shutoken/ne...

2022年6月2日木曜日

NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」第20回「帰ってきた義経」5月22日放送



「帰ってきた義経」の意味 泣


★あらすじ
文治3年 1187年 源義経(菅田将暉)が平泉に戻ってきた。藤原秀衡(田中泯)が温かく迎えるが程なく死去。源頼朝(大泉洋)は北条義時(小栗旬)を奥州へ送り、後を継いだ藤原国衡(平山祐介)泰衡(山本浩司)兄弟を争わせ、義経を討たせるよう命じる。計画は成功。義経は泰衡に討たれる。

藤原秀衡


まず奥州で何があったのかWikipediaから
文治3年(1187年)
2月10日 藤原秀衡義経を受け入れる
10月29日 秀衡 死去 
側室腹の長男・国衡と正室腹の次男・泰衡の仲は険悪。後継者は正室の生んだ次男・泰衡。秀衡の命により、長男・国衡には父の正室の藤原基成の娘を娶らせる…兄弟が争わぬよう国衡と泰衡を義理の父子関係とした。
秀衡の遺言は「義経を主君として給仕し、三人一味の結束をもって、頼朝の攻撃に備えよ」
文治4年(1188年)
2月と10月頃 頼朝は朝廷に宣旨を出させて泰衡基成義経追討を要請
文治5年(1189年)
2月15日、泰衡が末弟の頼衡を殺害
2月、3月、4月、頼朝 奥州追討の宣旨を朝廷に要請
(ドラマで義時が平泉に出向いたのは閏4月頃)
閏4月30日、泰衡 従兵数百騎で義経の起居していた衣川館を襲撃。義経と妻子、彼の主従を自害へと追いやる(衣川の戦い)。館を平泉の兵に囲まれた義経は、一切戦うことをせず持仏堂に篭り、まず正妻の郷御前と4歳の女子を殺害した後、自害して果てた。享年31
6月13日、泰衡 義経の首を酒に浸して鎌倉へ送り恭順の意を示した。


京から逃げた義経が奥州に入り、藤原泰衡に討たれるまでの話。

奥州の藤原氏と義経を警戒した頼朝が、朝廷に働きかけて泰衡と基成に義経追討を要請したり、奥州追討の宣旨を要請したりと藤原氏にプレシャーをかけ続け、その圧に負けた泰衡が義経を討ったのが記録にある本当の話らしいです。


とうとう義経が死んでしまったわ泣。もう少し最後の場面を描いて欲しかった。弁慶の立往生も。古典的見せ場が見たかったと思った。


------------------------------------------------

今回は多少無理があると思った設定があったので書いておこう。文句ではない。脚色を面白がってます。ドラマはすごく面白いです。

★義時はどっちの人?
このドラマはフィクションの設定で、義時が奥州に使者として出向く話。義時はフォレスト・ガンプの様に様々な事柄に関わってます。

しかしだからこそ不自然でもあったりする。

義時はストーリー上、今でも「いい人」扱いなのだろうか? 頼朝に「九郎を生かして連れて帰るな」と言われる。それで頼朝に言われるまま自らのアイデアで藤原泰衡に義経を討たせるように仕向ける。結局義経を殺したのは義時のようなもの。粛々と冷静に計画を実行している。

この回の頃の義時はほぼ26歳。頼朝に仕えて結構な時間が経ってる。以前の上総広常や義高、それに静御前の子供などなど…もうそろそろ義時も頼朝のやり方に慣れただろう。もう「義経を殺せ」と言われても驚かないのでは。義経に関してはいずれこうなることもわかっていただろうし。しかし義時、この回も頼朝の言葉を聞いてショックを受けたような顔をする。まだ慣れないのかな。

今回義時は、義経に静御前の事を話して意図的に義経を苦しませ怒らせ、その義経の怒りを泰衡に報告し、泰衡に義経を討つよう進言している。義時は結構な悪人ですよね。義経を助けようなんて微塵も思っていない。

それなのに、義経とは最後まで友人のように親しく話をしているのもまた変。う~む。そろそろ義時は自覚のある悪い奴になった方が自然かも。粛々と仕事をする義時は頼朝の道具。(主人にとっての)善児のあり方とそれほど変わらなくなってきているのかも。

★義時は善児と兄・宗時のことを知っているのか?
知らないのだろう。

★義時は奥州出張が怖くなかったのか?
義時は奥州に出向いて討たれると思わなかったのか?もうすでに藤原氏は頼朝を警戒していただろうし、あちらには義経がいる。義経が「義時の首を鎌倉に送り返せ」と言いかねない。


★義時と善児は何故捕らえられない?
義時が泰衡に義経を討つ事を進言している場面。泰衡の弟の頼衡(川並 淳一)が義時を疑い始め刀を抜いた場面で、いきなり善児が頼衡を刺してしまう。藤原氏の館内で(敵対する)鎌倉からの使者が、泰衡の弟を彼の目の前で殺害する。あれは本来なら義時も善児もその場で討ち取られるか捕らえられるだろう。家人達がやってこないのも変。 藤原氏はあの場で義時を斬って、義経を総大将とし、鎌倉と全力で戦をした方がチャンスがあったかも。


★義経はなぜ義時を殺さない?
義時と義経の最後の場面。ドラマとして義経の言葉を聞くための場面なのだろうけれど、あの場面では義経が義時を斬るほうが自然。なぜ逃がす?義経はもう全て諦めていてどうでもよかったのかな。 

★そして頼朝の涙?
あの頼朝は義経の首を抱えては泣かないだろう。彼の弟への愛情は全く無いと思う。それよりも義経の首など見たくないのでは。あの時代は恨みだの呪いだの…そういうものを信じていた時代だろうから、頼朝は義経の恨みもが恐ろしいのではないか。自分が殺した弟のことは早く忘れたいと思う。もう1回言う、頼朝の義経への愛情はゼロだったと思う。頼朝びびりだし。
 
------------------------------------------------

義経
素晴らしかったです。奥州に帰って来て父親のような秀衡に初めて平家を滅ぼしたことを褒められて泣く。やっぱり彼は誰かに心から褒めて欲しかったのですね。頼朝のことを「兄にとって私はそこまで邪魔なのか。そう思うと、どうでもよくなった」。彼は最後まで頼朝との兄弟の絆を信じたかったのだろう。 菅田将暉さんは上手い俳優さん。この義経のことは忘れない。

弁慶
「弁慶の立往生」は木の板を着ていたからなのか。なるほど。アイデアに納得。最後の義経とのやりとり「武蔵坊世話になった」「やめてください」がよかった涙。

弁慶

松尾芭蕉
「夏草や 兵どもが 夢の跡」
奥州藤原氏のことだったのか。
杜甫『春望』 
「國破れて 山河在り 城春にして 草木深し」

里さん
本音をぶつける女。いい。胸に迫ります。こんなところに来たくなかったとか、畑仕事もしたくなかったとか言ってましたがリアル。そりゃ里さんは辛かっただろう。自分勝手な義経のような男に嫁いだばかりに…。彼女が静御前のことを「いい気味だ」と言うのもわかる。やっぱり義経のことが好きだった。好きだから義経も静御前も憎い。 あのような状況で義経に文句を言ったのは自分も「これで最後」だとわかったからだろう。 前回の京での堀川夜討を、里さんが手配したと義経に告げて義経に刺される…あのフィクションの設定はここに繋がった。 ちなみに里さん(郷御前)の父・河越重頼(母は比企尼の次女)は、義経との関わりから頼朝に誅殺されたらしい。里さんは鎌倉にも帰る場所はなかったのだろう。

静御前
彼女も気が強くていい。強い女はいい。ただ可哀想な女ではなく意地を通した女だからいい。比企の道(堀内敬子)に蔑まれて反発し、自ら静御前だと名乗ったけれど、嘘をついてプライドを飲み込むには彼女はまだ若かったのかな。 静御前のその後は不明なのだそう。様々な伝承が各地に残っているらしい。

大姫
セミの抜け殻で義高のことを思い出す。細やかな表現。うまい脚本。彼女を後鳥羽天皇に入内させようと頼朝が考えている。政子と大姫が静御前を憐れんだことも記録に残っているらしい。

八重
子供の数が増え孤児院が大きくなっている。



2022年5月27日金曜日

Clear Six & Emiah — Over You (2022)



また飲んで踊って男を忘れる歌



Clear Six, Emiah — Over You (2022)
Over You – Single
Clear Six & Emiah
Released: March 11, 2022
℗ 2022 Electronic Nature


現在UK Upfront Club Chartに入ってます。良曲。キャッチー。

それにしても英国の失恋の歌というのは「あなたなんかもう忘れるわ。街に出かけてクラブで飲んで踊って他の人を見つけるわ」的な歌詞が多いですね笑。英国式の女の美学だろうな。英国の女性はメソメソすることを嫌いますね。女は強くあるべし。


★Clear Six
本名John Goodierさん。英国のDJ/Producer。情報が出てこないのですがまだお若いのかな。大物アーティストのサポートなどでよくライブをやっているらしい。

★Emiah
スコットランドのお方かな。Pop/R&B/Dance vocalist 、songwriter。90年代の R&Bを聴いて育ち影響を受けているそう。

Over You

Clear Six & Emiah
--------------------------------------------------------

深く探してる
治癒のため
目を閉じて 祈ってる
今夜私は
自由にワイルドになる
あなたが存在しなかったみたいに

あなたの秘密や嘘はもうお終い
私を何度も孤独にした
今私はグラスを空に向かって持ち上げる
数えられなくなるまで何度も
二度と降りてこない

今夜こそ あなたを忘れる
新しい誰かと親密に踊って
今夜私はあなたを乗り越える
もう自分を止めない
私はあなたにケリをつけるわ

La di da di la di da di da da
La di da da
あなたにケリをつける
La di da di la di da di da da
La di da da
私はあなたを乗り越える


もう私は怖がらない
私の恐れは全て燃え尽きた
この牢獄から逃げたすわ
あなたには私を見つけられない
私はどこかに外出して
リズムに我を忘れてる

あなたの秘密や嘘はもうお終い
私を何度も孤独にした
今私はグラスを空に向かって持ち上げる
数えられなくなるまで何度も
二度と降りてこない

今夜こそ あなたを忘れる
新しい誰かと親密に踊って
今夜こそ私はあなたを乗り越える
もう自分を止めることはない
私はあなたにケリをつける

La di da di la di da di da da
La di da da
あなたを乗り越える
La di da di la di da di da da
La di da da
あなたを乗り越えて

Babyあなたにケリをつける

Yeah
今夜 あなたを乗り越える

--------------------------------------------------------


映画『ラスト・レター/Last Letter』(2020):鏡史郎は大丈夫なのか






-----------------------------------------------------------------------------
『ラスト・レター(2020年)/日/カラー
/120分/監督:岩井俊二』
-----------------------------------------------------------------------------



随分前にTV Japanでの放送を録画したもの。そのままになっていた。

全く情報を調べずに見始めた。いい雰囲気。綺麗です。
ストーリーはファンタジーかな。思慕。すれ違い。悲劇。邂逅…。
雰囲気がとても美しく上品で、最後はいい話としてエンディング…のタイプの映画だと思うのだけれどストーリーの結末は甘い。そこがファンタジーだと思った。



★ネタバレ注意

一番気になったのは、乙坂鏡史郎(福山雅治/神木隆之介)は本当に大丈夫なのか?…ということ。

彼は44歳。彼は高校の初恋の相手・遠野未咲(広瀬すず)が忘れられずに想い続けて20年も過ごした人。大学時代に一度は未咲と付き合ったのだから、片思いの淡い記憶だけではない…未咲との関係、未咲の人となりにも彼自身の想いにもかなり実感があったはず。大好きだった彼女…その彼女を他の男・阿藤(豊川悦司)に奪われた。未咲は自分で選択して鏡史郎から離れたのだろうか。

色々とあって未咲は苦労した。なぜ阿藤みたいなダメ男と結婚したのか。その未咲の間違った選択が彼女を不幸にした。

鏡史郎は未咲のことを想い続けた。彼女のことを小説にまで書いた。


未咲と別れてから20年ほど過ぎた後に出席した同窓会で、鏡史郎は三咲の妹・岸辺野裕里(松たか子)と会い、未咲のその後を知ることになる。

鏡史郎は今まで未咲がどうなったのかを全く知ることなく、未咲への想いと思い出を温めて20年間も過ごしてきた。鏡史郎はそんな一途過ぎる男。そんな重い男が、自分の人生を賭けて想い続けてきた女性の不幸を初めて知る。

鏡史郎が同窓会から未咲の全てを知るまでどれくらいの時間が過ぎたのだろう。数ヶ月のことだろうか。20年間、たった一人の女性を思い続けてきた男がたった数週間や数ヶ月で、そのなによりも大切だった女性の不幸な人生を知る…。かなりキツイと思う。

鏡史郎は後悔すると思う。

鏡史郎は思いつめるタイプなのだろう。20年間も一人の女性を想い続けたのなら、もしかしたら彼はまた20年間、後悔し続けるのではないか?

もし未咲が病気で亡くなったのならまだしも、未咲は大変苦しんで亡くなったわけで。おまけに鏡史郎は未咲の不幸の元・阿藤にも会ってしまう。そして阿藤が悔い改めるどころかとんでもなく酷い男のまま。あんな男グーで殴ればいいのに。

未咲の苦しみを知り、彼女の苦しみが長かったことを知り、彼女がその苦しみから立ち直ることなく亡くなったことを知り、その上阿藤が下衆のまま全く反省もしていないことを知る。辛いですよ。鏡史郎は立ち直れないほど後悔すると思う。

「自分はなぜ彼女を救えなかったのか…?」

そして畳み掛けるように未咲の妹・岸辺野裕里(松たか子)には「あなたが(姉と)結婚してくれてたら」、娘の鮎美(広瀬すず)には「早く会いに来て欲しかった」と言われる。ダメージが大きすぎる。何度も何度も殴られるようだ。かなりキツイぞ。

鏡史郎の大きな後悔は、未咲が実は長い間鏡史郎の小説や手紙を宝物として彼との思い出を温めていた…だけでOKになるものではないと思う。そんなに簡単じゃない。

最後は鏡史郎が、裕里や娘の颯香(森七菜)そして鮎美と和んで、それでなんとなくOKになってしまう。本当にそれでいいのか?この鏡史郎は本当に大丈夫なのだろうかと思いながら映画を見終わった。


ホルゾイがいいね。ホルゾイの成犬を買えるところなんてあるのか?
裕里の義母の英語の先生の波止場正三(小室等)が上品なオジサマで素敵。
裕里の父・幸吉が鈴木慶一さんでニヤニヤする。
いい俳優さん達。特に颯香の森七菜さんが自然な演技で上手いと思った。



2022年5月25日水曜日

Ashley Kutcher - Fake Bitches (2021)



リアルな女同士の…



 Ashley Kutcher - Fake Bitches (2021)
Album: One Eighty
Released: November19, 2021
℗ 2021 Darkroom/Interscope Records

Lyric




少し前にアメリカのチャートで見たと思う。

歌詞が面白いです。アシュレーさんは今年23歳かな?お若い。

彼女が音楽の仕事で初めてロサンゼルスに来た時、出会った女性達…ポップスターの卵、芽の出なかった先輩達、業界で出会う様々な人々…そんな女性達ことを歌っているのだろうと思います。

彼女達は若いアシュレーさんに意見したりアドバイスをしながら結構キツイ嫌味を言う。「がんばってね~」などと言いながら「やめたほうがいいかもね」とか…コワイお姉さん達がいたのかもしれません。競争の激しい世界だし。

そんな女性達を「フェイクなビッチ達=軽薄で意地悪な女達」と呼ぶ。アシュレーさんが若くて真面目で才能もあるからなのだろう…そんなフェイク・ビッチ達はアシュレーさんが側にいると不安になるらしい。結構リアル。その様子が目に浮かぶ。それを包み隠さず歌にする笑。生々しいね笑。巧みだな。

ちょっと前に取り上げたTate McRaeさんの「she's all i wanna be」UPSAHLさんの IDFWFEELINGSも歌詞がいいと思ったのですけど、今の若い女の子の本音が見える歌詞というのはとても面白い。


★Ashley Kutcher
アシュレーさんは米国メリーランド州ボルチモア出身のシンガー・ソングライター。去年22歳とあるので今年23歳。1999年の生まれかな? 彼女は2年前まで看護師になるために学校に通っていて、時々趣味で歌を歌いTikTokでも自作の曲を披露していたのだそう。それがビリー・アイリッシュを発掘したDarkroomレーベルの目に留まり、彼女が学校を卒業すると同時にレーベルと契約をしたのだそうです。すごいね。


訳:主語がアシュレーさんだったりフェイクビッチ達だったりころころ変わりますね。「」の中がフェイクビッチ達の言う言葉とした。コーラス中に出てくる「Go get it, get with it」の歌詞は、フェイクビッチ達が彼女に「がんばってね~」と皮肉として言っているのか、それとも彼女自身が自分を奮い立たせるために「がんばれ自分」と言っているのかわかりづらい。私はビッチ達が言っていると思ったし、旦那Aは自分に言っていると言う。どちらだろう?

Fake Bitches

Ashley Kutcher
--------------------------------------------------------

(ah-ah, la-ah)
(ah-ah, la-ah)

初めてロサンゼルスにやってきた
「あなた東の女の子にしては綺麗ね」
私に「ラッキーだわね」と言って 私を戸惑わせようとする (ah-ah, la-ah)
彼女達は言う「あなた まだ22歳じゃないの
何とかしなきゃね、でももう少し成長しなくちゃ…」
わかってる 私がいくつか証明しなきゃいけないってこと (ah-ah, la-ah)

そんなに私の事がわかるのなら
私が今何を考えてるのか言ってみてよ
彼女達は死ぬほど不安なのに
だって私がいる時、
彼女達は…

投げキッスをして 「幸運を祈るわ」
数名の本当の友人と 沢山のフェイクなビッチ達
「がんばるのよ やってみなきゃね」
歯の隙間から喋ってる だから本音じゃないってわかる
つまらない会話をもう一回
ああいやだ, baby, もう耐えられない
投げキッスをして 「幸運を祈るわ」
数名の本当の友人と 沢山のフェイクなビッチ達


彼女達は言う 私が「悲しい歌ばかり書く」って 
「もっと急ぐべき それとも普通の仕事に戻るべきね」
「身を固めなさいよ だってbaby, 見込みなさそう」 (ah-ah, la-ah)
彼女達は言う 「あの娘 大丈夫だって思ってるのかも…
一度は上手くやったのね 他に何か当てがあればいいわね…」
成功した夢追い人に 今まで会った事がないのかな (ah-ah, la-ah)

そんなに私の事がわかるのなら
私が今何を考えてるのか言ってみてよ
彼女達は死ぬほど不安なのに
だって私がいる時、
彼女達は…

投げキッスをして 「幸運を祈ってる」
数名の本当の友人と 沢山のフェイクなビッチ達
「がんばるのよ やってみなきゃ」
歯の隙間から喋ってる だから彼女達の本音じゃないってわかる
つまらない会話をもう一回
ああいやだ, baby, もう耐えられない
投げキッスをして 「幸運を祈ってる」
数名の本当の友人と 沢山のフェイクなビッチ達
数名の本当の友人と 沢山のフェイクなビッチ達
数名の本当の友人と 沢山のフェイクなビッチ達


彼女達は楽しいことをすればいい (Oh-oh)
彼女達は言いたいことを言えばいい (ah-ah-ah, ah-ah)
私は…

投げキッスをして 彼女達の幸運を祈ろう
数名の本当の友人と 沢山のフェイクなビッチ達
がんばるのよ やってみなきゃ
歯の隙間から喋ってる だから本音じゃないってわかる
つまらない会話をもう一回
ああいやだ, baby, もう耐えられない
投げキッスをして 幸運を祈ってる
数名の友人と 沢山のフェイクなビッチ達
数名の友人と 沢山のフェイクなビッチ達
数名の友人と 沢山のフェイクなビッチ達

--------------------------------------------------------
Songwriters: Ian Zachary Franzino / Andrew James Haas / Elsa Curran / Ashley Dawn Kutcher
Fake Bitches lyrics © Music Of Big Family, Theonmon Songs, Bing Fazio Music, Chick And Hog Publishing, Hipgnosis Beats




2022年5月24日火曜日

NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」第19回「果たせぬ凱旋」5月15日放送



義経が周りに振り回される…辛いね


★あらすじ
義経失踪まで


----------------------------------------------------------------------


1185年 夏 京に戻ってきた源義経(菅田将暉)。
義経の叔父・源行家(杉本哲太)が義経に鎌倉を攻めるよう誘う。
義経は乗らない「兄とは戦いたくない」

義経の不運① トラブルメーカー叔父
鎌倉
前回、義経を鎌倉に入れなかった源頼朝(大泉洋)。
今回は義経をねぎらいたい…会いたいと言う「詫びてくれれば」
義経を伊予守にして検非違使を辞めさせて鎌倉に呼び寄せよう。

しかし後白河法皇(西田敏行)は義経を検非違使のまま伊予守に命じる(8月16日)

義経の不運② 京の天狗

義経が検非違使を辞めていないと聞いて頼朝が怒る
それなら父・義朝の供養をしようと阿野全成(新納慎也)がアイデアを出す。
父の供養のために義経を呼び寄せよう。


北条義時(小栗旬)が京へ。父の供養の話に義経が喜ぶ。
しかし叔父・行家が義経の鎌倉行きを止める「殺されるぞ(10月13日頃)。
後白河法皇も義経を止める。

その頃 義経の京での人気は落ちていた。
義経をめぐり(三浦透子)と(石橋静河)が争っている。

義経の不運③ 強気な女二人

里が嫉妬から僧兵・土佐坊昌俊(村上和成)を雇い、義経と静御前を襲わせる(堀川夜討 10月17日)
行家は、それが鎌倉からの刺客だと言い、また義経に挙兵を促す。

文治元年 1185年
10月18日 後白河法皇が義経に頼朝討伐の宣旨を下す。

鎌倉
10月22日 その情報が鎌倉に届く 
頼朝激怒。

義経の不運④ 人間不信の兄ちゃん

(10月24日 父・義朝の菩提寺・勝長寿院落成供養)
10月29日 頼朝軍が義経+行家討伐に鎌倉を出発。


京の義経には兵が集まらない。
行家が去る(行家はその後鎌倉軍に殺害される 翌年の5月)
義経、静御前との別れ。里は義経に同行。
義経 京を離れ落ち延びる、失踪(11月3日)。

たすけて 義経

頼朝を恐れた法皇は、今度は頼朝追討の宣旨を取り消し、
頼朝に義経追討の宣旨を下す(11月11日)。

鎌倉
頼朝軍、鎌倉に引き返す(11月8日)。


北条時政(坂東彌十郎)+義時が京都守護として千騎の兵を率いて上洛(11月24日)…行家と義経を捕らえるため西国諸国を鎌倉が治めること…「守護・地頭の設置」を法皇に認めさせる(文治の勅許)(11月28日)←鎌倉が法皇に圧力をかけた。(時政の京での在任期間は4ヶ月間)


夜、時政と義時の京の宿所に義経が現れ、別れを告げる。

----------------------------------------------------------------------

問題は雪ダルマのように

流れを書きましたけど、なんだか義経は周りに振り回されていますね。周りの皆が義経にああしろこうしろと指示を出し、アドバイスをし、頼み、宣旨を出し、行動を止めさせ、一方で鎌倉の頼朝はいちいち義経に腹を立てる。そしてどんどんこじれていく。

なんだかな…もどかしいね。この兄弟の関係のこじれって、前回、義経が平宗盛親子を鎌倉に連れて帰った時に、頼朝が義経を鎌倉に入れなかったことがいけなかったのですよね。あれがすごくもどかしかった。二人があの時点で会って話をしていれば、頼朝の義経に対する不安もこれほど大きくならなかったのでは。頼朝はなぜ義経に会わなかったのだろう。

頼朝は表では義経に怒るのに、プライベートではメソメソ泣く。なんだそれ。そんなに義経が可愛いならなぜあの時鎌倉に入れて会わなかったんだよ…と文句も言いたくなる。頼朝はよくわからん人。

というわけで、それでもう決裂かと思ったら、また今回「義経に会いたい、労いたい」と言う。ええええええ?まだ義経に未練があるの? 

なんかね…頼朝が小さい男なんですよ。あれだけ大勢の御家人達に囲まれてるのに、なぜ義経を怖がるのだろう? 義経が後白河法皇と仲良くしてるから怖くなったのですよね。頼朝は義経を信じることができない。今回も結局義経の行動を誤解し、びびって全軍率いて京に攻め入ることにした。

問題はトラブルメーカーの叔父・行家と天狗の後白河法皇。

特に法皇。困ったなぁこのジジイ。 しかしやっぱり武家は法皇のパワーには逆らえないのですかね。義経もぐずぐずせずにとっとと鎌倉に単身でこっそり帰ればいいのにね。だめ?

なんだか拗れて拗れて拗れきってるからよくわからん。なぜそんなに後白河の顔色を伺わなければならないのか?法皇の具合が悪かろうがそんなの知るもんかって思いますよねぇ。しかし中世の天皇家のパワーは絶対なのだろうな…。

それから、(フィクションだけれど)奥さんも土佐坊昌俊を連れてきて…などと余計なことをする。(行家の言葉で)義経はそれを鎌倉からの刺客…頼朝の指示だと信じてしまう。
里さんと静さんの揉め事も、義経が自分で蒔いた種だとはいえ拗れてます。

…義経を襲った土佐坊昌俊が、妻の里が手配したことになっていることは明らかにフィクション。『吾妻鏡』では、土佐坊昌俊が鎌倉から送られたという話らしいのだけれど証拠はないらしい。

----------------------------------------------------------------------

愛を求める義経

さて義経。せっかく平家を倒したのに、その後にこれだけの災難がふりかかる。なぜ?

戦では天才…勝つためのアイデアが湧いて、勝つために無茶をすることも躊躇しない。勇敢。大胆。そして実戦で勝ち続ける。まるでゲームのように戦を楽しむ人。

波に乗っている時は人の意見も耳に入らない。ルールも常識も無視。目標しか見えていないから周りが見えない。だから周りの賛同を得られない、嫌われる。しかし戦場ではそれが彼独自の「正しいやり方」。そうと決めたら決して曲げない。そして勝つ。そこが天才型。

目標を達成して燃え尽きる。心が落ち着いてから見回すと周りに誰もいない。皆がそっぽを向いている。誰も寄ってこない。皆が自分を避けている嫌っている恐れている。不安になる。

そんな時に彼の心の隙につけこんで利用してくる者がいる。不安だから寄って来る者を簡単に信じて踊らされる。そして問題が大きくなる。

「私の何がいけなかった?」


こういう天才型の人、いますよ。結構リアル。だからかわいそうになる。


義経は純粋過ぎる。子供のよう。この義経は戦以外ではあまり能力もなく、意志も強くないのかも。彼は周りの人の言葉に簡単に惑わされる。人に振り回される、人を疑わないということは…実は己の中に強い信念が無いということかもしれない。 


こんな義経は…懐の大きな主人が抱えて可愛がって面倒を見る。そしてまた戦になったら褒めて活躍の場を与える…褒めてうまくあやして側に置いておけば、義経は主人にとっても強力な駒になったはず。

それなのに…兄の頼朝は人を信じられない男。

義経が藤原秀衡に可愛がられたのは、秀衡の懐が大きかったからなのだろう。義経に必要だったのは父親のように全てを受け止めて愛情を与えてくれる人。義経は愛情を求めていた。頼朝にも後白河法皇にもそれを求めたが、彼らはただ義経を利用しただけ。

そして政子には母親の愛を夢見た「九郎は御台所の膝の温かさ、生涯忘れない」 悲しいね涙

今回の最後、北条時政が父親のように義経に話をしている。
自信をつけるには何が要るか。経験でござるよ。まだまだこれからじゃ
こういう人が義経の上にいてくれたなら…。

そして義経は去っていく。

----------------------------------------------------------------------

★範頼はまだ宝剣を捜しているらしい
★静御前は妊娠中



2022年5月20日金曜日

北欧風シナモンロールを焼く・リベンジ編



今日の午後のTV野球…エンゼルス対アスレチックス。
今夜はカウボーイ・ナイトカントリー・ウィークエンドだそう。

さて先週の金曜日の午後、またまた野球を見ながらシナモンロールを焼いた。

前回は、

二次発酵で丸めた生地が膨れて大きくなることを知らなかった。
結果、巻いたロールが外れてだらしなく伸びた。みっともなくのたうち回りトレイの上でひしめき合うシナモンロールをそのまま焼いた笑。多少焼きも甘く色も薄かった。おいしかったけれど。

もうすこし美しいロールを焼きたい。前回から学んだ事を参考に再度挑戦!
レシピはまたネット上の「かもめ食堂のシナモンロール」を検索。



一次発酵の後丸めたものを15分休めてから、生地を広げる。溶かしバターを塗ってシナモンパウダーと粗い砂糖を広げる。
丸めたら生地の端をつまんでしっかり止める。台形に切る。
短い辺を上にして真ん中をナイフの背で押さえて窪みをつける…二次発酵で膨れるので真ん中をしっかり押さえる。トレイに間隔を開けて並べる…二次発酵で大きくなるので間隔を十分に開ける。
30分ほど二次発酵させた後。全体にひとまわり大きくなってます。直径6cmぐらいのロールが8cmぐらいになる。
卵を塗りとパールシュガーをのせて、
オーブンで焼きます。今回は前回より温度が高め、時間も2,3分長く焼いた。
焼き上がり。今回は暴れていないぞ。  
翌日 自然光で。いい色。


★今回学んだこと。

・ネット上でいろいろと調べたら、パン作りの一次発酵の温度は低め。そして二次発酵は少し高めがいいらしい。今回は一次も二次も同じ温度で発酵させたので、次回の一次発酵は低めの温度でやってみようと思う。

・今回は旦那Aに生地をよく捏ねてもらったのだけれど、質感がよかった。前回よりよく捏ねたからだろうと思う。

・焼きは…色はこんがりと焼けて最高だったのだけれど、もしかしたら(焼きが甘いと思った)前回の方がしっとりしてたかも。何度か焼いて一番いい温度と焼き時間を見つけるべし。

全体に前回より今回の方がうまくいった。おいしかった。こういうのは何度も焼いて方法を学んでいくのだなと思う。シナモンロール修業。


★過発酵には注意

実は数ヶ月前、普通のパンを焼こうとして失敗をした。イーストを分量より多く入れたら生地がやたらと大きく発酵し…、何もわからないまま丸めて二次発酵をして焼いたら、膨れた生地の中の空気が抜けてぺったんこに潰れ、あまり焼き色もつかない硬いパン(らしいもの)が焼けた。食べたら大変まずい。臭い…。みごとに一口も食べられないモノができた笑。

今までにも過去に何度かパンを焼いていたがそのような失敗は初めて。それが「過発酵」というものだということを初めて知った。
過発酵をさせないために、
 ・イーストの分量は守ること。
 ・発酵の温度を高くし過ぎないこと。
 、発酵させる時間を守ること。  

パン作りは修業。2回焼いたシナモンロールがうまくいったので、また普通のパンを焼いてみようかと思う。


2022年5月19日木曜日

NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」第18回「壇ノ浦で舞った男」5月8日放送



義経あっぱれ!


★あらすじ
源義経の軍が四国の平家を西に追い、源範頼の軍が平家の行く手を九州で塞ぐ。平家と義経軍の壇ノ浦での海戦。義経軍勝利。安徳天皇が入水し亡くなり三種の神器のうちの宝剣が海に沈む。京で義経は後白河法皇に気に入られる。義経の都での評判もあがる。義経は平宗盛を鎌倉へ送るが、彼への不信感を募らせた兄・頼朝は義経を拒否する。



義経の壇ノ浦の戦いのシーンが最高。時間は短かったのに手に汗握る。義経がかっこよかった。手段を選ばぬ戦い方で味方をも困らせていましたが、この義経は憎めない。彼の言葉「戦は勝たねば意味がない」にも納得。このキャラクターの義経は妙に説得力があって好ましく見てしまう。戦は勝たねば意味がない…その通りその通り。

それにしても(過去に何度も描写されてきた)平家の人々の最期の場面…宗盛以外の平家方の言葉や感情が全く描写されなかったのもよかった。これは源氏側から見た平家の滅亡。妙にリアル。戦闘状態だから源氏方も海に身投げする平家の人々をすぐに救いには行けないだろうし…実際に一瞬の出来事だったのだろうと思った。「波の下にも都が…」なんて台詞があるよりもずっと生々しい。心が苦しくなるような描写。淡々とリアルだから辛いし悲しい。脚本も演出も素晴らしい。

このドラマを見ながら歴史を少し学びなおしているのですけど、この壇ノ浦で亡くなった安徳天皇の母親の建礼門院徳子は助かったのですね。母親の時子と息子を目の前で亡くし一人生きた徳子。辛かったろう涙。


さて今回で一番気になったのは梶原景時の「チクり」。頼朝がもともと人間不信がちで、戦に強すぎる義経を恐れるのは理解できる。大江の腹黒さもまぁ解かる。しかし景時はなぜ余計な事を言って源兄弟不仲の火種を撒くのだろう。彼は義経を貶めてなにか得になるのか?

というわけでWikipediaで調べてみる。景時が義経の独断とわがまま勝手を恨みに思っていたのは本当だそうだ。彼だけではなく周りの御家人達も義経に困らされていたらしい。

「主に西国武士を率いて平氏を滅亡させた義経の多大な戦功は、恩賞を求めて頼朝に従っている東国武士達の戦功の機会を奪う結果になり、鎌倉政権の基盤となる東国御家人達の不満を噴出させた」などということもあったらしい。

そんな様子だったから「後に義経が後白河法皇から頼朝討伐の院宣を得て挙兵した時も(平氏討伐戦で義経が華々しい戦勝をしていたにもかかわらず)これに応じる武士はわずかしかいなかった」のだそうだ。やっぱり義経は戦の天才ではあっても自分勝手すぎて人から賛同を得られない人物だったらしい。

…ということはこのドラマの景時もただただ義経への不満を頼朝に訴えていただけなのかもしれぬ。なんだか意図的に義経を貶めようとしているように見えたけれど。


それでもこのドラマの不器用な義経のキャラクターはかわいい。そしてちょっとかわいそうだ。最初は「問題児だなぁ」と思ってたのにだんだんかわいくなった。

ツッパリ義経。誰にも止められない。実は素直。この義経は天才的なところが魅力的で、(正しくはないとはいえ)彼の「勝つならなんでもOK」な戦哲学も納得できる。しかし彼は感情が激しすぎて予測不可能でわがまま。直情的で人の気持ちも裏も読めず、思うままに行動するから政治的な計算も出来なかった。でもこういう人、なんだか憎めない。だって人の顔色を伺ってチマチマ人の裏を読んで今後のことを計算して…なんてめんどくさいもの。私も苦手。梶原さんより義経の方がずっとわかりやすくていい。
まぁ書物に残っている義経はかなり問題人物だったみたいですけど。

菅田将暉さんが役にぴったり。面白い。はまり役。彼の代表作になるのでは。


--------------------------------------------------------------

鎌倉 
前回の木曽義高の殺害から心沈む大姫(落井実結子)。


--------------------------------------------------------------

前々回の一の谷の合戦の後、平家は四国に逃げ屋島に陣を構える。
 
 義経軍は東から。
 源範頼の軍は平家の逃げ道を塞ぐため九州の平家を攻める。

元暦2年 1185年

周防(山口県)松崎天満宮。
範頼(迫田孝也)軍…北条義時(小栗旬)和田義盛(横田栄司)三浦義村(山本耕史)
東からの義経軍は遅れている。範頼軍は九州へ。筑前へ攻め込む。平家は逃げ道を断たれた。

摂津国 
義経(菅田将暉)軍…畠山重忠(中川大志)比企能員(佐藤二朗)梶原景時(中村獅童)三浦義澄(佐藤B作)
時化で海が荒れている。義経と梶原の逆櫓論争。皆が反対するにもかかわらず、義経が荒れた海を出陣すると言う。

澄んだ瞳の
何を考えている

2月 義経、5艘150騎で海を渡り屋島平家に奇襲をかける。

平家 不意を突かれ屋島を捨て長門の彦島へ落ち延びる(屋島の戦い)。

鎌倉 
頼朝「総大将は梶原景時に。九郎は戦に出すな」と文。

長門 壇ノ浦 
義経軍 頼朝からの文が届く 義経、頼朝の命に反発。

元暦2年(1185年)3月24日 朝 (壇ノ浦の戦い)

義経軍と平家軍との海戦。(午の刻(12時ごろ)開始) 
九州の岸には範頼軍…北条義時、和田義盛、三浦義村

平家軍は500艘。
↑なんと平家が500艘。大軍だ。びっくり。ドラマで描かれたCGでの海の様子もあんな感じだったのかな。すごいね。

義経「船の漕ぎ手を射殺せ」ためらう家人達を脅して従わせる。形勢は逆転。義経大活躍。

すご~い!

平宗盛(小泉孝太郎)「もはやこれまで」。平家の者達が船から飛び降り始める。驚きうろたえる義経軍。海に飛び込む平家を止める事はできない。

夕刻 戦いは終わり。海岸には死屍累々。義経「策が当たった。戦だ。多少の犠牲はやむを得ぬ。勝たねば意味がない」

↑義経には戦いに関しての哲学がある。これはある意味正しい。う~ん。今どきの常識で1000年前の戦のやり方の是非を問うことも難しいが、この義経の言い分は理解できる。目標を決めて最も効率のいい方法で目的達成。戦は勝たねば意味がない。その通り。

義経「義仲も死に、平家は滅んだ。この先私は誰と戦えばいいのじゃ。私は戦場でしか役に立たぬ」←ご自分の事をよくわかってますね。

それにしても、この海戦の場面は素晴らしかった。平家の船は500艘だったことを今回初めて知った。死屍累々の海岸のシーンも生々しい。激しい戦闘シーンの興奮と、その勝利の後の悲しさとむなしさ。目的を達成して心に虚無を感じる義経のシーンも素晴らしい。

--------------------------------------------------------------

鎌倉 
頼朝「山木攻めから5年。早かった。天皇と宝剣を失った。九郎のやつを叱りつけてやる」しかし政子と二人の場面では「九郎がやってくれた」と泣く
↑ やっぱり頼朝は複雑だ。表と裏の顔がある。現実でもそうですけど、こういう人は私には理解が難しい。

 御所
後白河法皇(西田敏行)が義経を労う。

長門 壇ノ浦 
範頼は海で宝剣探し。

鎌倉 
梶原景時が鎌倉に帰ってきて頼朝に報告。
そして義経の常軌を逸した振る舞いを訴える。また京では義経の評判がいいとも。

 
義経のファンクラブができている。義経は鎌倉に帰りたがる。
鎌倉からは比企の(三浦透子)も来ている。

一途

 御所 
義経平宗盛父子を鎌倉に送る役目で鎌倉行きを許される。

鎌倉 
頼朝 検非違使を辞めていない義経に不満。
梶原「法皇は九郎を気に入っている。九郎を鎌倉に入れてはいけない。何を企んでいるかわからない
頼朝「九郎には会わん。腰越で留め置け。御所に入れてはならぬ」
義時 また静かに絶望。何も言えず。
↑この時の梶原は義経を悪く言って頼朝の不信感を増幅させていますよね。梶原は意図的に義経を頼朝から引き離そうと…義経を貶めようとしてるの?なぜ?

腰越
宗盛だけ鎌倉御所へ。憤る義経宗盛が頼朝への文を書いてあげると言う。

鎌倉
頼朝、義経からの文に不満(腰越状)5月24日

(6月9日頼朝 義経、宗盛父子に帰洛を命じる)
義経「私は法皇様のために生きる。京で源氏の名に恥じぬように生きる」

(宗盛・清宗父子は京への帰還途上の近江国で斬首された。)