能登半島地震 ─ 寄付・支援情報

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この度の能登半島地震で 被害に遭われた方々に心よりお見舞い申し上げます。 一日も早い復興をお祈りいたします。 ★NHK による様々な支援情報 能登半島地震 義援金・支援金の受け付け始まる 窓口まとめ 【随時更新】 https://www.nhk.or.jp/shutoken/ne...

2022年4月20日水曜日

NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」第13回「幼なじみの絆、」4月3日放送



木曽義仲がいい人っぽい。

★あらすじ
寿永2年(1183年)源頼朝(大泉洋)が信濃の木曽義仲(青木崇高)に軍を送ることを計画。御家人達の強い反対にあう。結果少人数の使者を信濃に送る。義仲は嫡男の義高(市川染五郎)を鎌倉へ人質に差し出す。



木曽義仲 関連
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ことのはじまり
源行家(杉本哲太)が鎌倉にやってきた「所領をくれ」頼朝は「義円も死なせただろ。二度と来るな」行家「木曽義仲につくぞ」頼朝「ぜんぜん平気」

鎌倉側の考え
行家は公家とも繋がりがあり、義仲と組めば何かするかも。義仲は北陸の食料を押さえて京の平家を干上がらせる。義仲に手柄を取られるかもしれぬ。 頼朝の軍は京に上っても兵糧が足りず(攻めのぼる分しかない)。また奥州平泉の藤原秀衡(田中泯)が南下してくるかも。全成(新納慎也)は何してる。呪いが足らん。京の(清盛を呪い殺したと評判の)坊主を呼べ。文覚(市川猿之助)がやってきた。←文覚は清盛を調伏したとの評判で出世したのね


甲斐の武田も鎌倉にやって来た
武田信義(八嶋智人)「行家が信濃へ行った。行家の入れ知恵で義仲が平家に近づくかも。義仲をなんとかして。私は平家の残党で忙しい」

鎌倉側の考え・軍を送ろう
大江広元(栗原英雄)「信濃の義仲に軍を送る。平家との噂が偽りなら人質を出させる。断れば噂はまこと。そのまま攻め入ればいい」

御家人達の反対
三浦の館に集まった御家人達「なぜ源氏同士で争うのだ。鎌倉殿のためになんでもするわけじゃねぇ」御家人達の心は頼朝から離れつつある

鎌倉・御所
大江「じゃあ使者を送ることにしよう」
交渉メンバーは源範頼(迫田孝也)北条義時(小栗旬)三浦義村(山本耕史)。

信濃にて
木曽義仲「源氏が一つになり平家を滅ぼすのが俺の望み」
義時「平家と繋がっていない証に人質を出せ」
義仲、息子の義高を差し出す
「何も引き換えはいらん。俺の誠」←義仲、いい人過ぎ。
巴御前(秋元才加)がりりしい

美しい

ま~なんと美しい義高君。なんだか久しぶりにこんな綺麗な人を見たと思った。八代目・市川 染五郎さん。17歳だそう。なんと美しい人。こんなに美しいお方が梨園にお生まれになる。すごいね。歌舞伎座が女性ファンで満杯になりそう。

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北条時政(坂東彌十郎)は御所で頼朝(大泉洋)にキレて伊豆に帰ることに。時政はいいオヤジだ。奥さんのりく(宮沢りえ)を庇ってキレてましたもんね。ちょっとウィル・スミスをオモイダシ…いやボーリョクはいかんよボーリョクは。しかし大切な奥さんのためにキレるオヤジもいいではないか。りくさんが嬉しそうだ。

頼朝が愛妾・(江口のりこ)の隠れ家を訪ねれば、政子(小池栄子)が訪ねてきている。頼朝すぐに逃げ出す。 その後の政子と亀の会話…驚くほど教養のある亀が政子に「坂東中の憧れの女。御台所として恥ずかしくない女になれ、」と説教。←政子のことを「伊豆のちぃ~さな豪族の家で育ったいき遅れがさぁ…」と言いました?ひどーい。頼朝と結婚したの20歳だったのに…当時は遅いのね

亀と仲良く出来なかったので、伊豆の八重を訪ねてきた頼朝
ダメ男ですねぇ頼朝。そして八重に拒否される笑。
ところで亀が何処にいたのか知らぬが、もし鎌倉だとしたら江間までの距離は85kmぐらい。車でも1時間48分。頼朝と安達さんて徒歩でしたっけ。徒歩で18時間だそうだ。大変だな笑。

義時+上総介
頼朝は軍を持たない。強気でいこう。武士は度胸のある奴に従う。鎌倉は真っ二つに割れるかも。さてどちらにつくか

比企能員(佐藤二朗)の野望
頼朝の弟達に娘達をあてがおうと画策。範頼と義経が比企尼の孫娘達を紹介される。断る範頼。義経はさとに一目ぼれ。海辺の小屋での恋~翌朝寝坊して信濃行きの一行に置いていかれる義経。

義時+八重
とうとう義時の思いが通じました。これはいい話。義時君、よく頑張りました。ほんとによかったね~。ちょっと涙が出そうになった。 男性が好きだ好きだと言ってくれると女性は嬉しいものです。決して無理強いをせずに何度もプレゼントをくれて「八重さんの笑っている姿が好き。八重さんが幸せそうなら満足」な~んてま~素晴らしい素晴らしい素晴らしい。女性は…好きな男性を積極的に追いかけるのも楽しいが、誠実な男性が与えてくれる愛を受け止めるのもいいぞ。男性がスキスキと言ってくれれば女性は頑張らなくてもいい。 小栗さんはうまいね。自然。このお方は演技が本当に自然。



2022年4月19日火曜日

お猫様H:愛猫家の幸せ



もう19日か 早いね
この写真は前回よりちょっと前の3月半ば
ブラッシングの後の噛み噛みモード
人間の手を狙ってます
可愛い顔が撮れた




2022年4月15日金曜日

MLB★大谷さんホームラン2本!やっほー❤レンジャーズ戦



イースターのグッド・フライデーの今日もエンゼルスは試合です。場所はテキサス。相手はテキサス・レンジャーズ。

エンゼルス9点 vs 6点レンジャーズ

エンゼルス勝ちました!!!!やっほ~~~っ!
そしてなんと大谷翔平選手のホームラン2本出ましたっ!やったー!!!

そして今日のエンゼルスはホームランが5本も出た!すご~い  
大谷2、アデル1、スズキ1、ウォルシュ1 !

いや~面白かったですねぇ今日は。


メジャーリーグのシーズンは4月7日木曜日からスタート。初日から追ってます。試合そのものは見たり見なかったりしてますけど、

今日は見てよかった!

ドラマがあった。ふぅ


最初は見てなかったの。だから大谷さんのホームラン1本目とアデルの1本も見なかった。見始めたのは3回の裏。点数はエンゼルス2点×レンジャース1点。おっ勝ってるじゃん。

そして4回裏、レンジャーズに点数が入り始めたぞ。おっとっと…2点レンジャーズ3点目
そして満塁にバッター(去年までドジャースの)素敵なシーガー選手が立つ。そうしたら、どういうことかエンゼルスの監督マドンさんが申告敬遠でシーガーさんを歩かせる。えええええええっ???押し出してレンジャースにまた1点。レンジャーズ4点目
その後また1点、レンジャーズ5点目
そしてボークを取られレンジャースに1点。レンジャーズ6点目
レンジャーズが全部で計6点になってしまった。うわああああ。ボーク(scored on a balk)ってなに?ググって調べる。これはペナルティーなの?なんということでしょう。

そんなわけで4回裏は敵に5点も入った
エンゼルス2点×レンジャース6点。イカン


そうしたら5回表、スズキさんがホ~~ムラン!!!
やったーっ!エンゼルス3点目

そして大谷さんがまたまた2本目
ホ~~~~~~ムランっ!!!!ツーラン!エンゼルス5点目
ょよおおおおおおおお!!!これはデカイッ!

そこからエンゼルスのメンバーがゴンゴン打ち始めた笑笑笑。
大谷さんがいいムードを作ったのね。
トラウトが打つ
ウォルシュが打つ エンゼルス6点目
レンドンが打つ
マーシュが打つ エンゼルス7点目
いきなり5回表で5点も入っちまう エンゼルスここまでの計7点

あははははははは…嬉しいね。やったーっ
ホームランは白いカウボーイハットをかぶって嬉しそうだ。


そして7回表 ウォルシュがまたまたまたまた
ホ~~~~~~ムランっ!!!!
ツーラン2点!
エンゼルス計9点目 やた~~~~っ!!!!!!


そしてそのまま両チーム点が入らず。

エンゼルス9点 vs 6点レンジャーズ

エンゼルス勝利!


もう解説のBally Sports Westのおじさん達が嬉しそうで嬉しそうで。喋りながら笑いが止まらん感じ笑。


さて野球のことは去年のワールド・シリーズから久しぶりに書きますが、3月の終わり頃からスプリングトレーニングの結果もチェックしてました。今年はトラウトも帰ってきたし、メンバーがいい感じ。若くて元気がいい。

久しぶりにエンゼルスのメンバーを見るとやっぱり楽しいね。みんな去年見ていて顔に馴染みがあるのですごく楽しい。髭面のマーシュは鼻と目が可愛い。ウォルシュもキュート。かっこいいアデルも元気になって帰ってきた。新しいメンバーもいい感じ。大好きなフレッチは?…フレッチはどうやら今調子が悪いらしく治療中だとか。フレッチ早く帰って来てね 

それにしてもエンゼルスのテレビBally Sports Westの女の子アレックス・カリーちゃんはどこいった?彼女が恋しい。


さて話は変わるが、MLBはプレイヤー達がかっこいい男の子達なのがいいのですけど、レンジャースも結構ルックスがいいのね。爽やかなシーガー君がやっぱりいい。

去年のポスト・シーズンでは、ドジャースがイケメン揃いだと騒いだのですけど、実は今年はメンバーが違うのですね。あの去年のドジャーズのハンサム軍団もバラバラになったようです。シーガーはレンジャースに。ピッチャーのシャーザーはメッツに。ピッチャーのジョー・ケリーも白靴下。あああ去年はよかったのにねぇ…ベリンジャー君…。

というわけで今年も野球を時々チェックしてます。


2022年4月13日水曜日

NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」第12回「亀の前事件」3月27日放送



亀の前事件の全貌。

★あらすじ
阿野全成と実衣の婚儀。鎌倉には京の三善康信(小林隆)の紹介で3人の文官がやってきた。政子は出産のため比企の館へ。万寿が生まれる。頼朝の浮気が発覚。亀の前事件。


亀の前事件の流れ

大変丁寧に物語が進みます。頼朝の愛妾の存在を知った政子の妹・実衣が、我慢できずに皆に言いふらし、そこからリレーのようにどんどん話が広がっていくのが面白い。そして最後は時政が伊豆に帰ると言い出す。すごい笑。これも義経以外はほぼ『吾妻鏡』に出ているとおりだそうです。面白いね。

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1182年.北条政子(小池栄子)が出産のため比企の館へ。

その頃頼朝(大泉洋)は愛妾の(江口のりこ)に家を与えて囲い、政子が留守の間その隠れ家に入り浸っている(←ありがちだな。妻の妊娠中の夫の浮気はよくある話)。

そのことをなぜか頼朝が義時(小栗旬)に言う。
頼朝は弟・阿野全成(新納慎也)にも言う。

8月 政子出産。男の子の名前は万寿。時々息が止まるらしい。

全成が妻の実衣(宮澤エマ)に「親の不徳が子に災いをもたらす」頼朝の妾の存在を話し、赤子の不調はそのせいではないかと言う。その事を誰にも言うなと告げる。

実衣が義時に告げる。
義時も実衣に誰にも言うなと告げる。

実衣が比企の館に政子を訪ね「御所に帰ってきたほうがいい」。

実衣、頼朝の弟・範頼(迫田孝也)にも頼朝の妾の話をする。
範頼「私がなんとかしましょう」

範頼、北条時政(坂東彌十郎)とりく(宮沢りえ)に告げて、
時政から頼朝に釘を刺してくれと頼む。
時政はりくに「政子には言うなよ」

りくが比企の館に政子を訪ね、頼朝の浮気を告げる。
政子が激怒「誰?」 義時、亀だと打ち明ける。
義時が政子に亀の居場所(頼朝の隠れ家)を教える。

りく、政子に「後妻打ち」をアドバイス

りくが兄・牧宗親(山崎一)に「後妻打ち」の話を持って行く。
りく「ちょっと壊すだけ」←りくさんが楽しそう

義時と三浦義村(山本耕史)が亀を隠れ家から移動させる。

義時、義経に隠れ家の前で見張りをするように頼む
「あなたがいればきっと何も起こらない」←それが間違い

夜 義経が隠れ家の外で見張りに立つ。

牧宗親が「後妻打ち」にやってくる。
宗親が義経に「鎌倉殿の側女の家だ」と告げる。
義経が家を派手に打ちこわし放火。

翌朝 頼朝が現場に。「まさか政子?」

目撃者がいた。放火したのは義経。
驚く頼朝。激怒。

詮議。義経「火をつけたのは私」。
義経は謹慎。宗親は髻を切られる。

宗親、りくと時政に泣きつく。

りく、頼朝へクレーム。時政も共に。

その場に政子も現れ二人で頼朝を問い詰める。


キレる頼朝「だまれっ!」。

キレるオヤジ
時政「源頼朝がなんだってんだぁ!わしの大事な身内によぅもそんな口を叩いてくれたな。たとえ鎌倉殿でもゆるせねぇ!」「わしゃ降りた。伊豆へ帰る!小四郎あとは任せた。」←拍手拍手拍手!あはははははははは好き・キレるおやじ面白い~

亀の前事件 完。

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それ以外の話

阿野全成と実衣が結婚。愛を育みましたね。
義時と八重(新垣結衣)
 伊東の父と兄のことを八重に告げる
 江間小四郎義時…江間の領主になった義時は八重を館に住まわせる。
 八重はなかなか心を開かない。
頼朝、比企尼(草笛光子)と再会。政子の子の乳母も比企家が担当。
戦がなくて退屈する義経、頼朝とは馬が合わない。
京から鎌倉にやって来た文官3人は…大江広元(栗原英雄)、中原親能(川島潤哉)、藤原行政(野仲イサオ)。
上総広常(佐藤浩市)は字の稽古中。
大江広元、頼朝に「小四郎を手放してはならぬ」



2022年4月12日火曜日

Camden Cox & Jaded - Moment (2022)



すごくいい曲



Jaded x Camden Cox – Moment (2022)
Moment – Single
Camden Cox & Jaded
Released: March 18, 2022
℗2022 D4 D4NCE



途中の音の粒がいかにもトランス風ですごく気持ちいい。少し哀愁漂うメロディーがなんとも言えず良い。ボーカルのカムデンさん、Jaded の3人ともまだ有名ではないのかもしれないけれど、すごくいい曲です。

★Camden Cox
英国ロンドンの女性シンガー・ソングライター。1993年生まれ。様々なプロデューサーとのコラボで知られる。ご両親の好きなロックやDrum and Bassを聴いて育ち、沢山のダンスミュージックを聴いてきたそう。Deep HouseやTranceが好きで陶酔するような曲を書く。

★Jaded
英国ロンドンのDJとプロダクションのトリオ。メンバーのNariさんとTeoさんがクラブで知り合って作曲を始め、シンガーの Jordan Parkinsonさんが参加。2014年ごろにデビュー。三人それぞれのルーツ…イラン、イタリア、ジャマイカの影響からのユニークなサウンドで知られる。


Moment

Jaded & Camden Cox
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だけど
誰かを見つけて 出かける所を見つけて
たぶん自分を解放して 自制心を無くしても
今夜は何もない
No, 何も正しいと思えない
なぜなら 私あなたが恋しい 恋しい 恋しいから
だから
私はリードしない ただ後をついていくだけ
知らない人達と出かけて
一晩だけさえも
正しくないって わかってる
でも私 あなたが恋しい 恋しい 恋しい


その瞬間 視界が曇って
色と形が 初めてみたいに oh
あなたの歌が聴こえてきて それが一晩中流れてる
私の心の中で 心の中で
感情の波 もう隠せない
あなたがここにいて 私の横で踊ってるみたい
Oh, その歌が大嫌い それが一晩中流れてる
私の心の中で 心の中で

その瞬間
私の心の中で 心の中で

その瞬間 視界が曇って
色と形が 初めてみたいに oh
あなたの歌が聴こえてきて それが一晩中流れてる
私の心の中で 心の中で


迷子になった
頼りにならない良心の中で 迷子になった
越えてはいけない線の上を 歩いてる
どうやったら 切り抜けられるのだろう
なにも正しいと感じられない時に?
なぜなら 私あなたが恋しい 恋しい 恋しいから


その瞬間 視界が曇って
色と形が 初めてみたいに oh
あなたの歌が聴こえてきて それが一晩中流れてる
私の心の中で 心の中で
感情の波 もう隠せない
あなたがここにいて 私の横で踊ってるみたい
Oh, その歌が大嫌い それが一晩中流れてる
私の心の中で 心の中で

In my mind
In my mind
In my mind
In my mind
その瞬間
In my mind
In my mind
In my mind


その瞬間 視界が曇って
色と形が 初めてみたいに oh
あなたの歌が聴こえてきて それが一晩中流れてる
私の心の中で 心の中で
感情の波 もう隠せない
あなたがここにいて 私の横で踊ってるみたい
Oh, その歌が大嫌い それが一晩中流れてる
私の心の中で 心の中で

ほんの少しの間

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2022年4月11日月曜日

テレビ朝日 木曜ドラマ『となりのチカラ』全9話・感想



隣は何をする人ぞ。

昔からある言葉だ…と検索したら、なんとこれ

「秋深き 隣は何をする人ぞ」

江戸時代の俳人・松尾芭蕉の俳句だそうだ。おっとっと知らなかったぞ笑。元禄7年1694年、芭蕉が51歳の時に病床で詠んだ句だそうだ。全く知らなかった。


このドラマの日本での放送は2022年1月20日から3月31日。全9話。

フリーのライター中越チカラ(松本潤)が東京郊外のマンションに引っ越してきて、ご近所さんの事情に毎回首を突っ込むお話。毎回マンションのどこかの部屋で問題が起きて、チカラ君がそれに首を突っ込む。余計なお世話な男だ笑。よせばいいのに毎回ご近所さんの結構シリアスな問題に巻き込まれる。

テーマはシリアス。しかし難しい問題。考えさせられますね。


都会の集合住宅…アパート、マンションのご近所さんとの関係なんて、まさに「隣は何をする人ぞ」。隣の物音に聞き耳を立て「何をやってるんだろう?」と訝る。お隣さんには関わりたくもなし、知りたくもなし。私も東京で一人暮らしをしていた頃はそうでした。(芭蕉の句は反対に「人恋しい」の意味らしい)

わかっているのよ。お隣さんと親しくお付き合いして、いざという時には助け合える仲。それは理想。そんなお隣さんとの美しい関係が可能であれば、例えば大都会での生活ならいろいろと解決する問題も沢山あるのではないかとも思う。しかし実際には難しいですよね。誰かと必要以上に親しくなれば問題も一緒にやってくる。昔の商店街のような小さなコミュニティーならともかく、大都会の集合住宅では隣人ガチャの当たり外れもあるだろう。特に一人暮らしなら他人の問題に関われる余裕もない。私も苦手。未だに正解がわからないご近所づきあい。今現在は平和的で問題があるわけではないけれど。


だからこのドラマのチカラ君が、マンションのご近所さんの問題に一件一件首を突っ込むのを見て驚く。うわ~よくやるなぁこんな人いませんよね。東京の話としては全くリアリティを感じない。それは私の間違った思い込みなのかもしれないが、じゃあ実際に今の東京でこのような話…よその家の問題に他人が関わって問題解決をすること…にリアリティはあるのだろうか? 私にはわからない。東京にはもう10年以上も行っていない。今の東京はどうなのだろう?今の日本の人と人の関係はどんな感じなのだろう?


チカラくん、そんなに他人の問題に関わって大丈夫なの?

チカラ君がとても心配になる。なぜ心配になるのか。
もしかしたら私は今の日本というものに混乱しているのかもしれぬ。

例えば…、私が日本に帰れば、出会う人々は皆穏やかで笑顔で丁寧で親切。日本ではいつも心地よく過ごすことができる。 しかしながらネット上で見かける匿名の日本の人々の「本音」はどうだろう。近年ネット上の書き込みを見ていれば誰でも必ず出くわす「人の怒りの感情」…ネガティブなコメント、意地悪なコメント、炎上、非難、誹謗中傷、クレーム…それは人々が実は日々不満を溜めて怒っている本音なのではないか。(今のアメリカの社会にも多くの「怒り」は存在するのだけれど、それはここでは考えない)

もしかして今の日本人は穏やかな笑顔の後ろに「大きな怒り」を隠し持っているのではないか?

もしそうだとしたら、このドラマのチカラ君がやっていることはかなり危険ですよね。だから彼を見ていると毎回ハラハラする。劇中も登場人物達が不機嫌で怒っている場面が多い。チカラ君は他人の問題にこれほど首をつっこんで本当に大丈夫なのか?


もちろんドラマなので、ほぼ全員の問題が綺麗に解決するわけですが、それは現実的だとは思えないのですよ。だからファンタジーのようにも見えてしまった…ファンタジー系の「不可能を可能にする話」。まるでゲームのように毎回お題をクリアして次のステージへ。ご近所さん一件一件の問題を片付けて、最後に家庭内の問題もクリアして最終レベルをクリア。そしてドラマも終了。 

それにしてもチカラ君が出会う問題は「今の日本が抱える問題」であることは明らか。皆それぞれがかなり深刻な問題の数々。ほぼ毎回、チカラ君が一人で問題を解決するのは「無理ゲー」だろうとは思いながらも「どのように解決するのだろう」と内容にはひき込まれた。その解決のプロセスにあまりリアリティがあるとは思えなかったけれど。


色々と考えさせられたドラマ。問題提議のドラマとしての内容はシリアス。しかし劇中での解決方法はコミカルであまりリアリティがない。そこに多少もやもやしたが、それでも考えさせられた。もしマンションに住んでいて、このドラマのような問題が身近に起こったらどうすればいいのだろう。わからない。とても難しいと思った。

時代が変われば社会も変わる。人も変わる。長く日本を離れて、そろそろ私は日本のことがわからなくなってきているのかも知れぬとも思う。それはしょうがないことなのだろう。

チカラ君の子供の二人が可愛かった。特にあの丸顔の高太郎くんのキャラが無邪気で面白くてとても可愛かった。茶トラの猫もかわいい。


2022年4月10日日曜日

終わってしまった…2003~2025年『カムカムエブリバディ』23週/最終週 112話



4月8日金曜日 とうとう終わってしまった。もう続きが見られないと思うと寂しいね。名残惜しい。


前回感想を書いたのは、日本で4月4日に放送された108話

そして翌日の109話でアニー・ヒラカワが安子ちゃんだったことが判明。ラジオの番組でインタビュアーに「初代モモケンの映画を見たか?」と聞かれてアニーさんが口ごもる。そして日本で見た…と身の上話を始める。それをジャズフェスの控え室にいるるいとひなたが聞いている。深津絵里さんの涙と表情が素晴らしい。

110話 ひなたがアニーさんを追って岡山の会場から大阪に向かうが、すでに関空からアメリカに飛び立った飛行機に間に合わず。ひなたが岡山の会場に帰ってくるとアニーさん/安子ちゃんがジャズフェスの会場の外にいる!アニーさんが逃げる。逃げる。逃げる。お婆ちゃんと孫娘の岡山5キロマラソン笑笑笑。

111話 思い出の神社で倒れこんだアニーさん/安子を背負う孫娘ひなた。ひなた5キロマラソンの後にまた祖母を背負って5キロを歩く。ひなた38歳。ものすごいパワーだ笑。ジャズフェス会場にたどり着けば、安子の娘るいが「On The Sunny Side Of The Street」を最高のタイミングで歌っている。そして母と娘の感動の再会ハグ。「I Love You.」だ。そうだそうだ。それでオッケーオッケー。よかったよかった笑。様々な物事の辻褄を無理やり合わせて終了! 拍手パチパチパチ…

終わりよければそれでよし。それでいい。みんなよかったね。


前回の感想でも書きましたけど、筋は多少ブレましたね。るい編は若い頃のジョーとるいのラブストーリーでそれはよかったのだけれど、ひなた編は映画村のサイドキャラの話に広げすぎ。私はひなたちゃん個人のストーリーをもう少し深く掘り下げて欲しかったけれど、最後にまとまればまぁそれでいいか。結局知りたかったのは「アメリカに行った安子ちゃんはどうなった?」。その答えも最後に出た。

安子ちゃん、アメリカで幸せになったのね。よかったです。ほっとした。あれから大学に進んでハリウッドの仕事をしているとは…すごいな。安子ちゃんは頑張りやさんなのね。

森山良子さんが延々と走り続ける110話はさすがにやりすぎたと笑ったけれど、なんだろう…文句が出るよりも、彼女と娘と孫の3人が揃ったのはよかったよかった。もうそれでOK OK。

ジャズフェスの会場の席の後ろで静かに泣く木暮さんがかわいかった。客席で懐かしのメンバーが揃ってる様子に和んだ。いい場面。


ドラマの最初の頃から長い時間が経って3世代が一緒にいる。そして色んな人達がみんなそれぞれおさまるところに綺麗におさまった。よかった。この最終話の後半、AIさんの主題歌が流れて戦前の様子の映像が流れた時、ちょっと涙が出そうになった。あの頃から80年以上も経ったのか。すごいね。


それにしてもこのドラマは私がひなたちゃんと同世代で、その上に様々なお題が私の好みに重なるのが嬉しくもあり不思議でもあり。まず日本人と英語の関係がストーリーの基本にあって、アメリカに渡ったキャラがいたり、ジャズのミュージシャンがが出てきたり、おまけに『ラストサムライ』ならぬ『サムライ・ベースボール』があり、(私は随分年取ってから好きになった)時代劇があり、(去年から見始めた)野球があり…、なんだかびっくりするほど私が好きなモノが多くて面白かった。不思議。もう少し80年代のバブルの頃らしい場面があればなぁ…笑。


毎日ちょこっと15分。毎日ほんの少しずつストーリーが進むのも楽しかった。負担を感じずにさらっと気楽に見れるドラマシリーズもいい。そういえば以前『マッサン』を見た時もそんな事を書いた。

これで終わってしまって名残惜しいです。ひなたちゃんは2025年で60歳ですが、さすがにあんなに若い60歳もいないだろう笑。これから恋愛スタートか。老いらくの恋だな。元気がいいね。安子ちゃんが100歳というのも驚き。るいちゃんは80歳か。すごいな。

5ヶ月間楽しかったです。
みなさまおつかれさまでした。