能登半島地震 ─ 寄付・支援情報

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2017年7月17日月曜日

LIVE★Duran Duran/デュラン・デュランLIVE!!! – 16 July 2017



余韻に浸ってます。今日は全身が筋肉痛。
昨日行ってきた。Duran Duranの初ライブ。

★予習

Duran Duranはワタクシが学生の頃にスーパー・スターだったんですよ。このバンドもジャーニーやTOTOと同じく1980年代の初期から半ばにとにかくよく聴いていた。ものすごく売れていた。特に日本ではバンドのメンバー全員のルックスがよかったせいかアイドル的な売れ方をしてました。

買ったアルバムはRIOだけ。しかしそのアルバム以外のシングル曲もよく知っているのは、彼らが巷でよく売れていたから。当時のラジオや洋楽番組で、彼らの曲は毎日のように流れていた。

当時どうしてファンにならず、ライブにも行かなかったのかはわからない。ルックスが良すぎてアイドルだったから?楽曲がポップすぎたから?…でも実際にはかなり好きだったんですよね。その証拠にバンドメンバーのフルネームも全員言える…。

ロンドンにいた時は見る機会がなかった。いや見たいとも思わなかった。今調べたら2000年頃にはWembley Arenaでライブをやっていたらしい。全く知らなかった。彼等は若い頃から今までほぼ継続してツアーし続けているのね。それも知らなかった。

今回この土地にやってきてくれることを知ったのは3月ぐらい。行こうかどうしようかずーっと迷って保留にしていた。実は思いついてチケットを買ったのはライブの3日前。ちょっと気になってTicketmasterの情報を見たらいい席がまだ残っていた!前から7列目。ええええええっ?そ…それは…行くしかなかろう…行かなきゃ。旦那Aは仕事で行けない。だからお一人様…それも迷っていた理由。しかしライブがあさってと聞いたらもういてもいってもいられなくなった。行くよ行く行く。アリーナで7列目なんてありえない。一人だろうがなんだろうが行く。また踊ってくる。

1日前にツアーSetlist を調べて予習。とりあえずどんな曲をやるのか聴いておこう。ああこれは懐メロヒット曲ライブだ。名目上は2015年にリリースしたアルバムPaper Gods』のツアーなんだけれど昔の曲も沢山。これは楽しめる。

それにしてもざっと予習したら、意外に知っている曲が多いことにも驚いた。知らないのは『Paper Gods』からの数曲と『Astronaut』からの1曲のみ。他は全部知ってる。驚き。やっぱり彼らの曲はよくメディアで流れていたんだろうと思う。全盛期を過ぎた頃でもアルバムDuran Duran (Wedding Album)Ordinary Worldはよく覚えている。名曲。これはいいライブになる。

 
★ライブ前

席が近い本当に近い。ステージが目の前。すごい。
 
前座はDJ80年代のヒット曲を延々と流し続けるもの。なかなかいい。観客の平均年齢は若くはない。たぶん40代から50代が多い。みんなDuran Duranをそれぞれの場所で若い頃に聴いていた人々。この地にDuran Duranが来るのは初めてだそうだ。ず~っと待っていたファンがこの日7000人以上会場に詰めかけた。2日前にはまだ空席が残っていたのに、当日はスタンドも全部埋まっているように見えた。ここ数日バンドのメンバーも、ローカルのメディアでプロモーションをやっていたので、最後の2日間で一気に会場が埋まったのかもしれない。
 
ステージ前の観客は派手な装いの人も多い。明らかに遠くの土地からやってきた人々もいる。おそらく米西海岸。皆知り合いらしい派手な観客が周りに30人くらいいたと思う。ファンクラブの人達だろうか。
 
DJで会場が温まり、少しの準備の後ライブ開始。
  

 
★ライブ

新アルバムからPaper Godsでライブは穏やかに始まる。穏やかとは言ってもステージ前の観客は直ぐに立ち上がる。メンバーが出てくると大きな歓声。バンドの後ろの大きなスクリーンには様々な映像が映る。思ったよりゴージャスなステージ。

2曲目The Wild BoysからHungry Like the Wolf」「A View to a Killで会場が少しづつ盛り上がる。やっぱりみんな昔の曲に喜ぶ。新アルバム曲への反応も決して悪くない。ステージ前はとにかくみんな立ち上がって1度も座ることなくライブが続いた。

ああ…それにしても近い近い近い。目の前。ええええええっ?なんだかすごく戸惑う。だってDuran Duranと言えば私が10代の頃に洋楽アイドル雑誌の表紙を飾っていた人達。昔は全員お化粧もしていた。ニューロマンティクスと言われていたっけ? そうなのよ。Duran Duranはデビューの頃からよく写真を見ていた。彼らも若かったけれど、当時は私だってまだ高校生だった。そんなに大昔の人達。大体35年くらい前だろうか。私はまだ実家にいて東京に住んでさえいなかった。

その彼らが目の前にいる。ぇええええどうしよぅ…とても不思議。なぜならステージ上の彼らのルックスがほとんど変わらないから。みんなスリムだしニックさんはお化粧もしている? なんだかみんなすごく若いぞ。不自然なくらい若いぞ。

すごく妙な感覚。彼等はあのDuran Duranなのに…あれからもう35年も経っているのに全然変わらない。変だ。変だ。でもすごく嬉しい(涙)。頭の中は嬉しさと不思議さと「もしかしたら30年前にタイムスリップしてるんじゃないか」という妙な思いが交差して、にやにやが止まらない。ふへへへ…どうしよう。

もちろん踊り始めたら止まらない。ああ懐かしい。学生の頃にはディスコで「Hungry Like the Wolf」や「The Reflex」で踊っていた。今バンドを目の前に見ながらバンドと一緒に歌って踊っている。変だ。変な感覚。夢かも…。

フロアの前の方の席にいたので、会場全体の客の反応がどうだったのかしばらく把握できなかったんだけれど、Save a Prayerでは会場中の観客がライトを揺らしながらサビを歌っているのが聞えてきた。歌うことの好きな陽気なこの土地の人々もライブを楽しんでいる。MCへの反応もいい。バンドのメンバーも間違いなく喜んでいる。

バンドのメンバーにとってこの地に来るのは初めて。「初めての観客の前は緊張する」などと数日前のメディアのインタビューで言っていたけれどもう心配はいらない。サイモンさんもよくお話しになる。楽しそうだ。よかった。

Duran Duranの曲はスタジオVer.で聴くと甘過ぎてぴんとこない曲も多い。それなのにライブになると名曲に変わるものも多いことを今回知った。「Save a Prayer」は決して好きな曲ではなかったのに、ライブで聴くといい。会場で一緒に歌うとまたいい。Come Undoneもすごくいい曲だった。

バラードがいいのは、サイモン・ル・ボンさんの声がいいから。もう58歳なのに彼の声は全く衰えていない。年齢を重ねて昔のような声が出なくなるシンガーも多いのに、サイモンさんの声は昔とほとんど変わらないのではないか。驚愕。1時間40分ほどのステージで苦しそうに歌う場面が一度もなかった。本当に歌の上手い人なんだというのも今回初めて知った。

長年バンドを続けてきただけあって、Duran Duranはライブバンドとして超一流。Duran Duran公式のサイトで、過去のライブの全記録(DURAN DURAN Complete Tour List)を見て驚いた。彼等は1979年からとてつもない数のライブをこなしてきている。驚愕。こんなに働き者のバンドだとは知らなかった。音を出せばきっちりとタイト。ベース、キーボード、ギター、ドラムもバンドとしてこれ以上ない程こなれていて、楽々と正確に強力なビートのノリのいい楽曲を演奏し続ける。皆さん50代後半なのが信じられない。

彼等はマドンナやプリンスと同世代なんですよね。だからファンキーなダンスミュージックを楽々とこなすのも納得。デビューの頃から彼等はダンスミュージックを演っていた。35年以上経った今も相変わらずダンス・ミュージックをやっている。

2015年のシングルPressure Offも、88年のI Don't Want Your Loveも、95年のカバーWhite Linesもバリバリのファンキーなダンスミュージック。個人的には往年のヒット曲もいいけれど、これらのファンキーな曲が今回一番のハイライトだった。もう踊って踊って踊って踊り狂った。Pressure Offは本当にいい曲。ナイル先生さすがです。

予習の段階ではReflexをやってくれるかどうか分からなかったけれど、会場でイントロが流れて超興奮。32年前に友人達と輪になってディスコで踊ったのを思い出す。当時のMVでコーラスの女性が「チャラララ」と言いながら腕を上下させるのを真似して踊っていた。懐かしいねぇ。これは夢かも。


LIVE RIO - 16 July 2017



 
楽しかった。とことん楽しかった。チケットが買えた幸運。前から7列目の幸運。ステージが異様に近い幸運。前の席に大きな人がいてステージが見えなくなることもなかった幸運。周りの客のノリもよくてみんなで気持ちよくわらわらタコ踊りが出来た幸運。バンドが昔のままのイメージでお若くて、歌も上手くて、昔のDuran Duranのままでいてくれた幸運。「Reflex」をやってくれた幸運。写真を撮っていたらボールが頭を直撃した幸運。たぶんバンドもこの土地でのライブを楽しんでくれた。4人ともかっこよかった。コーラスの女性2人もギターのDominic Brownさんも素敵だった。とにかく楽しくて楽しくて、セットリストはわかっていたけれど最後の「Rio」をやっている間もこのまま終わって欲しくないと思った。ステージ脇から噴き出した前が見えなくなるほど沢山の紙ふぶきと、頭上を飛び回るボールの下で、周りの知らない人々と一緒にニコニコ笑いながらわいわい騒いで本当に楽しかった。

遠方のこの地に来てくださったことを本当に感謝してます。
ありがとうありがとうありがとう❤❤❤
すっかりDuran Duranのファンになった。彼等は最高のライブ・バンド。いいライブは余韻が長引いて、暫く普段の調子に戻れないものだけれど、今回もふわふわした気持ちがしばらく続きそうだ。
「またここでライブをやりたい」と言ってくれていた。
また来てくれたらきっと見に行く。

来てくれてありがとう❤❤❤ Thank you.
 
Setlist July. 16 2017
1. Paper Gods (Paper Gods)
2. The Wild Boys (Arena)
3. Hungry Like the Wolf  (Rio)
4. A View to a Kill (A View to a Kill soundtrack)
5. Come Undone (Duran Duran (The Wedding Album))
6. Last Night in the City (Paper Gods)
7. What Are the Chances? (Paper Gods)
8. Notorious (Notorious)
9. Pressure Off (Paper Gods)
10. Hold Back the Rain (Rio)
11. Ordinary World (Duran Duran (The Wedding Album))
12. I Don't Want Your Love (Big Thing)
13. (Reach Up for the) Sunrise (Astronaut)
14. White Lines (Don't Don't Do It) (Thank You)
 (Grandmaster Melle Mel cover) 
15. Girls on Film (Duran Duran)
Encore ---------------------
16. Save a Prayer (Rio)
17. The Reflex (Seven and the Ragged Tiger)
18. Rio (Rio)
 
Duran Duran - Planet Earth (1981)
The Power Station - Communication (1985)

Duran Duran - I Don't Want Your Love (1988)
Duran Duran - White Lines (Don't Don't Do It)(Extended)(1995)
Duran Duran - Pressure Off (feat. Janelle Monáe and Nile Rodgers) (2015)


 ★921日追記💕😍😤
昨日日本の武道館ライブが大成功だったらしいわよ。ギャーッ羨ましいわっ。思い出のライブのお写真を追加するわっ。ナイル先生Happy Birthday!ナイル先生は乙女座なのね。
 

2017年7月10日月曜日

TBS 日曜劇場『小さな巨人』全10回 感想お絵かき



王道顔芸劇場。やっと録画を見終わった。
日本での放送は2017416日から618日まで。

ぶっちゃけストーリーはよくわかんなかったです。最初はちゃんと見ていたんですけど、話が二転三転とするうちにわからなくなった…いやストーリーなんてどうでもよろしい。このドラマはとにかく

顔芸。

すごいです。まーなんやろう…これは演出的には『半沢直樹』の二番煎じというか…最近多いんですかね。画面が漫画風のレイアウト。演技は顔芸大会。真面目なドラマなはずなのに妙にコミカル。
 
内容も…主人公が悪い上司と大きな組織に立ち向かう『半沢直樹』の基本フォーマット。助け合う仲間もいる。そういえば主人公が外では男達とガミガミ怒鳴り合い、お家に帰ってくれば可愛い奥さんとほのぼのするのも『半沢直樹』に似ている。あ…そうだ悪役上司が香川照之なのも同じだ。
 
時間がとれなくて今日まで最終回を見ていなかったんですけど、最終回の最後の長谷川さんと香川さんのバトルが素晴らしかった。熱い。お二人ともものすごい熱演。すごかったです。香川さんが全身を震わせ目から涙を溢れさせて熱演なさってます。いつもは冷静な長谷川さんも吼える吼える。お二人とも真剣。10分に及ぶガチバトル。なんだか舞台劇のようだった。
 
ともかくストーリーはよくわからなかったんだけれど、顔芸が面白いので最後まで楽しめました。絵心をそそられる…。というわけでお絵かき。
 
 
★香坂 真一郎 - 長谷川博己
 
長谷川さんは以前『セカンドバージン』と『八重の桜』で拝見。『セカンド…』の時に思ったのは「カマキリのように細長い人…走ればガッシャンガッシャンと音がするような…」。あれからもう7年。男らしい硬派な雰囲気の俳優さんです。『八重の桜』の時には、八重ちゃんとイチャイチャするより、軍の大砲を指揮して怒鳴ってるほうが似合っていた。このドラマもそうなんだけど、長谷川さんは軟派な色恋の話よりも、ゴチゴチにおとこおとこした硬派な役柄がお似合い。軍人とか武将とか気性が激しくゴチゴチに無骨な人物がいい。『シンゴジラ』が見てみたい。…そういえば可愛い芳根京子さんを怒鳴る様子もほほえましくてよかった。
 
★小野田 義信 - 香川照之

日本一の顔芸大王。香川さんは『半沢直樹』といい『龍馬伝』といい、演技が大袈裟な漫画みたいな役の印象が大きいんですけど、大昔に見た『ゆれる』という映画では抑えた演技をなさっていたと思う。最近はああいう抑えた演技はなさらないのだろうか。実は私はこのお方のお顔がかなり好き。なぜだかわからない。

★山田 春彦 - 岡田将生

ちょっと可愛いかったので。猫ちゃんみたい。



2017年7月6日木曜日

お猫様H:待ちぼうけ



階段の途中で人間が上がってくるのを待つ
yawwwn
フアア…
人間はご飯を食べているので、座り込んで待つ
さあ出発です
ん?あれは何?
さあ行きましょう。ついて来てね。
これから上でブラッシングです。



Frozen shoulder


 
こういう風に横になると…
 
 
下になった方の肩が痛い。
50というやつである。
最初の3秒は痛くない。
じわじわと4秒頃から痛くなる。
5秒を越えるころには耐えがたい痛み。
23年前には左肩が痛かった。
今年に入ってから右肩にジワジワときている。
いろいろと縮んでいるんやろうねぇ…。
 

2017年6月28日水曜日

TOTO – Hydra (1979)



All-encompassing…



TOTO – Hydra (1979)
Album:  Hydra
Released:  Oct 1, 1979
℗ 1979 Sony Music Entertainment Inc.


先日、日本のフュージョン・グループDimensionのことを書いたときに、ギタリストの増崎さんがTOTOのスティーブ・ルカサーが好きだそうだ…と書いて「私も好きだ」と書いたのだけれど、実はスティーブ・ルカサーさんが好きというよりもTOTOが好きで…。

 このバンドも海亀が若い頃に流行ったバンド。70年代後期から80年代初期に、丁度MTVが話題になっていた頃、売れに売れてました。だいたいJourneyと同じ頃に流行っていた。
 
このバンドもJourneyと同じく、バンドメンバーには惚れなかったけれど楽曲が好きでよく聴いてました。もともとスタジオ・ミュージシャンが集まって作ったグループで、超上手い人達。いつの間にかファーストから4枚目まで全部アルバムを買ってた。TOTOの『Turn Back』は初めて買った輸入盤。あの頃のアメリカの輸入盤LPレコードは密封したフィルムを剥がすと独特の匂いがしていた。懐かしい。
 
この曲の入ったTOTO2枚目『Hydra』は発売された頃は買わず、後から遅れて80年代になって大学生の頃に買った。よく聴いた。1979年の発売当時は、シングル「99」がラジオでもよくかかってました。
 
TOTOのことを書こうと思ったんだけれど、どの曲がいいかと迷った。この曲はスローでまったりしている…いやタイトですね。とても気持ちいい。最初に聴いたときから今までず~っと好きだ。このスローなペースとタイトなリズムがいい。レコードに針を落として最初に聴こえてきたのが、この曲の最初の効果音。かっこいいです。この曲の次の「St.George and the Dragon」の最初のキーボードの音がまた気持ちいいんだわ。
 
 
これは1980年の日本でのライブらしい。

 
 
 

なんと貴重な。この歌はこんな歌詞だったのね。知らなかった。このライブのドラムは、オリジナルメンバーのジェフ・ポーカロさん。ずっしり安定のドラムがかっこいいです。後にTOTO2回ライブを見たけれど、ジェフさんのドラムは聴く事が出来なかった。