能登半島地震 ─ 寄付・支援情報

能登半島地震 ─ 寄付・支援情報

この度の能登半島地震で 被害に遭われた方々に心よりお見舞い申し上げます。 一日も早い復興をお祈りいたします。 ★NHK による様々な支援情報 能登半島地震 義援金・支援金の受け付け始まる 窓口まとめ 【随時更新】 https://www.nhk.or.jp/shutoken/ne...

2016年7月14日木曜日

BABYMETAL:北米西海岸ツアーが既に開始!



おっと、パソコンを使わないホビーにハマっていたら、12日からBABYMETALちゃんのツアーが始まってしまっていたわ。
それでは下手なお絵描きをして応援。

ガールズも、
神様方も、
 
お身体に気をつけて、
頑張ってください!

もう残りの北米のワンマンは全て売り切れだそうです。すごいなっ!

今日北米14日は、サンフランシスコでのライブです。

718日にはAP Music Awardsに出席だそうです。ノミネートされて演奏もするらしい。ストリーミングで見られるといいな。


★北米西海岸ツアー日程
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712()  SEATTLE, ワシントン州 SHOWBOX SODO
714()  SAN FRANCISCO, カリフォルニア州 REGENCY BALLROOM
715()  LOS ANGELES, カリフォルニア州 THE WILTERN
717()  CHICAGO, イリノイ州 TOYOTA PARK
 ●Chicago Open Air
718() COLUMBUS, オハイオ州 THE SCHOTTENSTEIN CENTER
 AP Music Awards 2016
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2016年7月7日木曜日

TBS 金曜ドラマ『私 結婚できないんじゃなくて、しないんです』全10話・感想



なんと長いタイトルのドラマなのだ。

面白かったです。
このドラマは理屈抜き。ただただ面白い。
日本では415日から617日に放送。
 
 
毎回毎回中谷さんが藤木さんに

馬鹿っおまえはうだうだうだうだだからだめなんだ。そういうときにはこれだっ。うだうだうだうだうだどうだっ。」

とガミガミ言われるのが超面白い。中谷さんもノリノリで反撃。お二人のやりとりだけで毎回楽しめた。
 
理屈抜き。このドラマにリアリティを求めてはいけない。完全にファンタジーですよね。すべての登場人物が美形でスタイリッシュ。綺麗な環境、綺麗なお店、綺麗なインテリア、超エリートのかっこいいお仕事…綺麗綺麗綺麗素敵素敵素敵…。そんな世界どこにあるんだよっ。
 
 
まず橘みやび(中谷美紀)が超美人。あんなに綺麗で愛嬌があってエリートの39が、売れ残りで今でも高校時代の同級生が好き…なんて設定に無理がある。それから10以上も年の離れた若いボーイフレンド・橋本が瀬戸康史君のような超美形なんてまたありえねーっ。上品で可愛いママはまた超美形の夏木マリさん。みやびさんのクリニックの女の子達も美人。そして恋焦がれる高校時代の同級生桜井が徳井義実。徳井さんはコメディアンですけど実際かなりいい男なのね。そして中谷さんをガミガミ怒鳴りつけるレストランの中年オヤジ(のはず)十倉がなんと藤木直人。そんな世界があったら見てみたいもんだわっ。
 
とにかくみーんな砂糖菓子で包んだように綺麗な人々、綺麗な環境。…これは実験なのかどうなのか…見ていて嫌になるわけが無い。全員綺麗で見ていて気持ちがいいんだもの。
 
その綺麗な世界で藤木さんと中谷さんがガミガミガミガミやりあうのが面白い面白い。今年の春のドラマの中で毎週一番楽しみなドラマでした。
 
 
ストーリーは、最初から十倉とみやびが仲良くなるのは見えてましたね。第1話からそうだろうと思った。ああいうふうにお互い全く気を使わずにガミガミ言い合うようなのが仲のいい証拠。ああいう感じなら結婚も上手くいく。もう既に夫婦みたいだもの。まーあのお二人が結婚するのは仕事的に難しそうですけど。
 
桜井君との結婚は最初からなさそうでしたね。みやびは桜井君の前では緊張してよそ行きの顔をするし、桜井くんは煮え切らない性格で最初から結婚に及び腰。この二人、なんかちがいますよね。
 
 
それにしてもみやびさんほどの美人が39歳まで高校の初恋を引きずるのもリアリティがない。彼女ほどのいい女なら、皆に人気で2030代と恋のチャンスも多かったはず。39歳まで何人かとお付き合いして上書き保存は出来なかったの? それに桜井君の思い出がいかに美しいとは言っても、高校生の男の子とその子が成長した39歳の男とは、
全くの別人。

女性もそうですね。好みも趣味も性格も価値観も17歳の頃とは全く違う人物なはず。中谷さんほどのいい女が高校の思い出を39歳になっても本気で懐かしがるのはリアリティがない。

な~んてこのドラマを真面目に考えてはいかんのだね。そうです面白ければいいんです。


それにしても中谷さんと藤木さんは面白かった。…しかし勝手に女性の心に土足で踏み込んでくる中年のガミガミオヤジが藤木直人とはなぁ。最初からこの二人が仲良くなるのは見えてましたよね。

だってね、確かに世の中には若い女性を「おまえ」呼ばわりしてガミガミアドバイスをくれるおせっかいな中年オヤジがいるものなんです。だけど、その「おまえ」呼ばわりを、受け取る側の女性がOKと思うのはまれ。もしあの藤木さんのキャラ十倉がアブラぎって腹の出た中年オヤジなら、まずそんなレストランには二度と行かない。だっていやだもの(笑)あの設定は藤木さんだからOKということよ。そもそもあの十倉のアドバイスはあまり効き目がなさそうだ。(^_^;)


でも面白かったわ。中谷さんはコメディエンヌとして最高だと思います。表情が大きくて本当におかしい。巷の女芸人より面白いかも。以前このブログでは大河『軍師官兵衛』で中谷さんが泣いてばかりでつまらんと文句と言ったのですが、彼女は真面目で泣く女より、可愛くて必死で面白い女がいい。このドラマの中谷さんは本当に可愛い。ここまで面白い女優さんは特別だと思います。

このドラマが終わってちょっとさびしい。


2016年7月6日水曜日

NHK大河ドラマ「真田丸」第26回「瓜売」 7月3日放送



ちょっと地味回?歴史があまり語られず「仮装大会」だけで終わっちゃった感じ。ちょっと休憩ですかね。

この三谷さんの大河ドラマの良さは、各キャラクターの人となりがよく見えることだと思います。どんな小さなキャラにも心がある。全員それぞれの人となりがよく見えるので、人物達に心を寄せられる。実は人物達を見ているだけでもドラマとしてはかなり面白い(…すべらなければ)。

今回26回は、1回分ほぼキャラクター達の愛嬌だけで見せたような感じもありました。ノリノリの真田のパパが一番。いつものように戸惑うお兄ちゃんもいい。おとりさんの最後も輝いていた。秀吉は相変わらよくわからない人だし、加藤清正は悪い奴ではない。秀次には陰りが見え始めた。…人物達に皆それぞれ愛嬌があるので、彼らを見ているだけでも楽しめる。それはそれですごいことだと思います。

ただそれがいい大河ドラマなのか…という疑問も湧いてしまった回でもありました。あまり話が動かなかった…いや大陸攻めは行われているんだけれど、信繁の見る秀吉の身の周りの話だけなので、実際に動いている歴史は見えなかった。いろんな事が裏で進んでいる間に、いつもの馴染みのキャラ達が仮装大会で遊んでいた…なんだかそんな感じ。


ちょっと気になったので、2年前に書いた『軍師官兵衛』の同じ時代の感想を見てみたんですけど、今振り返れば『軍師官兵衛』は全く正反対なドラマでした。あのドラマは、歴史の記録は描かれていたように思うけれど人物の人となりの掘り下げが浅くて、どうもドラマとして煮えきらなかった。だから俳優さん達のスターパワーや演技そのもので話を進めていったような感じもありました。年代順の歴史の再現として見ればそれなりに楽しめたけれど、ドラマとしてはあまり入り込めなかった。

今年の大河は反対に人物達に愛着がわき過ぎて、歴史が二の次になりそうになるのが問題なのかも。人物達が面白いから細々としたフィクションの話でもそれだけで楽しめてしまう。…それはそれでまた大河ドラマとしては問題なんだろうと思います。今回ちょっとそんな感じがした。

…草刈パパがノリノリで面白かったです。おとりさんの最後は素敵でした。人生悔い無しの大往生。彼女は最後までかっこよかった。

今回は歴史があまり回らなかったので、出来事を並べるだけにしよう。


★あらすじ
秀吉の大陸攻め開始。皆名護屋城に集まって仮装大会。真田のおとりさんが亡くなる。

●内容
○秀吉関連
・秀吉落ち込む。
・秀吉急に元気になって大陸攻めを決定。
・肥前・名護屋城に大名が勢ぞろい。それぞれ懇親会。
・茶々もやってきた。大谷さんの娘も来た。
・茶々懐妊。
・大陸攻めは苦戦中。
・秀吉「もうとっくに士気など下がっておる」←やはり冷静
・秀吉の思いつきで仮装大会を行うことに。
・片桐さんは猿回し。真田パパはいい声でノリノリ。家康の腹。秀吉は音痴。
・茶々出産。
○真田家、その他
・秀次関白に。
・秀次ときりちゃんが近くなる。
・茶々の懐妊で悩む秀次。
・おとりさんが危篤で真田家は上田城に帰郷。
・すえちゃんは信繁を怖がる。
・おとりさん死去。
 
 
 

お猫様H:今日も猫はお日様の下



階段の上にまたお猫様が寝ている。
あ、こんにちは。珍しい超カメラ目線。
女の子なのに凛々しいな
今日も顔マッサージしよう。
かわゆす。
 
 

2016年6月30日木曜日

TBS 火曜ドラマ『重版出来!』全10回・感想



好きだったドラマの感想は書いておこう。いつも新しいドラマが始まると大抵の番組は予約録画をして見始めるのだけれど、面白くなければ簡単に見るのを止めてしまう。最後まで見続けるのは好きなドラマだからなんですよね。

このドラマも前情報は無く見始めた。実は最初、黒木華さんの黒沢心ちゃんのキャラに馴染めなくて脱落するかと思ってしまった。

原作は漫画の作品なんだそうです。漫画のせいなのか、主人公のキャラがあまりにも嘘っぽくてなかなか馴染めなった。だってあんな女の子今どきいないでしょう。『スチュワーデス物語』か。元気一杯「ハイッハイッガンバリマスッハイッ…」…って…あーだから体育会系なのか…。

黒木華さんは悪くない。しかしあのキャラはなかろう。実は1話から内容は深くて話には引き込まれたんですよ。だから余計にあのとってつけたような元気キャラが浮いて浮いて…。おそらく原作の漫画のキャラがああいう感じだったんでしょう。…だったら別の女優さんでもいいような…。

…などと文句を言いながらもとりあえず見続ける。
そうやって見続けていたら、

だんだん良くなってきた。
 
このドラマ、まわりにもいい役者さん達が沢山出ている。上手い方々。そして話の内容が非常に濃い。かなり深い。だんだん見ているうちに驚くほど深い内容でびっくりさせられる。
 
 
一番心に残ったのは、

ムロツヨシさんの回。

7。成功を夢見て20年も頑張ってきた漫画家の卵/アシスタント40歳の沼田(ムロ)が、突然現れた天才中田を見て現実を見つめなおし、夢を追う事を断念する話。切ないけどいい話です。最後中田に別れを告げて一人歩き始める沼田君の顔は涙でゆがんでいる…私も泣く。あの場面はね…夢を追ったことのある人間には心に突き刺さりますよ。いや私は夢を追うことに憧れただけだったけれど。それでもあの気持ちはなんとなくわかる。夢を断念すること…漫画家でも俳優でもミュージシャンでも映画監督、ゲーム作家、アイドル、職人、優秀な営業マン、ベンチャー業の事業主、様々な成功…ああいう話はどんな夢にもあてはまる。成功の結果が華やかであればあるほど、志半ばで夢を断念する人の数は多いだろう。一人の成功者の後ろにはきっと何千人、何万人の敗者、脱落者、離脱者がいる。ムロさんと共に泣いた人も多かったんじゃないだろうか。
 
そこからますます目が離せなくなった。
…と思ったら10話で終了。おおぉ。
 
ドラマが終わる頃には、人物達全員にも馴染んできて毎週が楽しみでした。心ちゃんのキャラには最後まで違和感がなかったとは言えないけれど、それでも十分馴染んだ。いやー正直もう少しリアルな普通の女の子のキャラの方がいいんではないかと思うけれど。…しかしあのキャラは誰がやってもうざいな(笑)。…この話は、心ちゃんが花咲か婆さんのように周りの様々な問題を毎週解決していく話なので、ああいういかにもフィクションっぽいキャラの方がいいのかもしれないですね。
 
ところで三蔵山先生…小日向さんがすごいなと思う。現在丁度NHK大河でワガママな天才秀吉をなさっているので、この穏やかで紳士的な小日向さんには驚く。印象が全く違う。こんな優しい人はいないでしょう…というくらい紳士。大河の秀吉とは正反対。小日向さんはすごい方ですね。
 
 
ともかく最初は軽い話だろうと思っていたのに、毎回かなり深刻な内容なのでどんどん引き込まれた。以下、大変乱暴なあらすじ。真面目に見ていなかった回もあるので記憶があいまい。
 
1話:三蔵山先生(小日向)のスランプ問題
2話:うだつの上がらない営業の復活
3話:わがまま看板漫画家高畑
4話:漫画家の金の卵2人発掘。東江を先輩編集者安井に引き抜かれる
5話:社長の話
6話:新人ツブシの安井+東江。悩む東江。安井の過去
7話:天才中田+沼田(ムロツヨシ)
8話:伝説の漫画家・牛露田+娘
9話:漫画家高畑…引き抜き事件
10話:中田単行本 先生受賞

原作は漫画作品。実際に漫画家の方が書いた話だからなんでしょう…才能やプライド、嫉妬、競争、スランプ等の、作家(作る人)の内面の話、それから関わってくる外の人々の苦労…家族、編集、営業、本屋さん…等々、作品が出来るまでのリアルな現場の話がとても面白かった。作品は作家にとって身を削る芸術であり、また同時に本を作るというのは現実的な商売ですからね。いろんな裏の物語があるんだろうと思います。それが垣間見えたのが面白かった。
 
(繰り返すけれど)一番心が動いたのは天才中田君とムロツヨシ沼田君の第7話。これは泣けた。しかし天才中田君も心に闇を抱えているのね。深いですね。この回は心に染みる言葉が多かったので、録画を見直して台詞を書きとめておこう。
 
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三蔵山先生:一つ一つ作品を作るということは、自分の心の中を覗き続けるということだ。どんなに醜くても情けなくても、向き合わなくてはならない。

●沼田の独白
沼田:小さい頃から漫画が好きだった。描いた漫画を友達に褒められて、漫研でも一番上手かった。二十歳で賞だって取った。でもそれからずっとネームはボツで、何年たってもボツばかりで、いつまでもアシスタントで、みんなどんどんプロになって売れっ子になって、冗談言って悔しさをごまかして、まだやれる。まだ諦めない。俺は漫画を描く。まだ描ける。まだ、描ける。(中田について)…圧倒的な才能。小さな、小さな自分。アイツは自分に正直で、他の事などお構い無しで、自由で、残酷で、漫画の神様に愛されるのは、きっとああいう男だ

中田が沼田の漫画を読んでいる。誰も理解してくれなかった漫画を読んで中田が言う。「これは自分自身の存在を問う物語です。」中田は理解してくれた

沼田:(過去の編集者について)この編集さんは感性が鈍いのかもしれない。一人一人好みも違えば、持ってる教養だって違う。自分の書きたいものとこの人の興味が一致しないのなら仕方ない。(意に沿わないアドバイスをしてくれた先生には)…ありだとは思う。でも俺の作品とは違う。いつか自分の自由に描ける時がきたら世に出そう。いつか、いつか、いつか、いつか、いつか…。

黒沢心:天才はみんなに夢を見せる事ができる。だからこそ、近くに影を作ってしまうのかもしれません。

●沼田と三蔵山先生の会話
沼田40になりました。二十歳から倍も経ってしまいました。倍もの時間、戦わずに来てしまいました。いつか理解してもらえる。いつかいい編集者にめぐり合える。いつか認めてもらえる。いつか。そうやって本気で戦わないまま、ここまで。そのくせ同級生のサラリーマンには言ってたんですよ、偉そうに「ものづくりはこうじゃなきゃいけない。クリエーターたるものこうであらねば」夢を追いかけてる自分は、他の人とは違う。そう思いたかったんです。漫画家を目指してる間は、特別でいられた。特別な人間でいたかったんです
三蔵山:自分に向き合ったんだね。
沼田:時間がかかりました。

●中田に別れを告げ遠ざかる沼田
沼田:ずっと漫画のことだけ考えていた。子供の頃から。36524時間。幸せだった。現実なんていらなかった。ただ漫画の中だけで生きていたかった。
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中田君だけが理解した沼田君の漫画…アンドロイドの話…を読んでみたいと思ったのは私だけだろうか。沼田さん、酒屋を継いでも作品は完成させればいいのに…。