能登半島地震 ─ 寄付・支援情報

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2014年2月26日水曜日

TBS 月曜ゴールデン特別企画 『恋』



日本では去年の12月に放送だったらしい。こちらの日本語ケーブル・TV Japanでも本日放送。原作は未読。

あ~これいいわ…いいな。うんうん。

まぁ…あのね…これが中高年女性の為の昭和風味のドラマだと言えば…そのとおり! そうですそうです。…しかしな…これは70年代あたりの少女マンガを覚えている世代には、たまりませんですね…(笑)。

いいな…毒がある話って。ステキ。最近こういう話をあまり見ませんからね。欧米の映画では今でも時々見かけるんだけど、今の日本ではこういう真顔で制作した男女の悲しくて暗い話は珍しいですよね。


配役も最高。石原さとみさんの矢野布美子、本当に素晴らしいです。なんて綺麗なんだろう。小さな鼻に繊細な輪郭、細い顎の上のぼってりした唇。セクシーです。たまらなく可愛い。石原さんは27歳だそうですが清純な感じが本当に綺麗。70年代のうぶな女の子という設定もいい。純情だからこそ怖いんですよ若い女の子は。一途ですから…。

そもそもこんな設定って今どきの若い人達で可能なんでしょうか。無理じゃないのかな。昭和の日本の女性の道徳観は今では考えられないくらい強いですからね。話の最後が多少安っぽい展開だったとはいえ、こういう昭和の話を今の俳優さん達で今どき恥ずかしげもなく真面目にドラマ化したTBSさんには大きな拍手。いいじゃないですか…欲情のもつれ。日本のドラマでこういうの久しぶりに見た。


崇徳上皇…いや井浦新さんが、これまたこんなエロいオヤジ・片瀬信太郎を演じられるとは驚き。あ…この俳優さんは39歳ですか。もっと若いかと思っていた。最近の俳優さんはなかなか色気のある方がいらっしゃらないんでこれは嬉しい発見。しかし39歳ならもっとギラギラしててもいいのに。皆さん若くて爽やかですよね最近の俳優さん達は。

それから片瀬雛子の田中麗奈さんもいい。彼女もすごく綺麗。いい雰囲気です。彼女は本当に細くてちょっと危うい感じが魅力的。電気屋になびくあたりから、話が急展開になったんでちょっとそれが残念ですが、悲しい女の役なんてとても似合いそうです。

電気屋・大久保の斎藤工さん。この配役はガチで狙ってるでしょう。この人は不気味なエロキャラが最高にキモくていい。このドラマではあまり掘り下げられたキャラではなかったので、ちょっと中途半端な気もしましたが雰囲気は合ってます。もっとキモくなってもいいと思う(笑)。

植木屋の石橋さんを始め配役全てが素晴らしいです。原田さんはいつも最高の女優さん。


それにしても、こんな話は今どき若い人にはウケないんじゃないかな。それともこれ話題になったのかしら。こんなにベタベタの人情・情欲物って昨今の醒めた若い人達には理解できるんでしょうかね。今の人達ってもっとサバサバと現実的だから、石原さとみさんの狂気は分からないんじゃないかな…(いやあの展開は私もよく分からなかったけど)。ああいうふうに自分を極端に追い込むような若い女性は今どきいるんでしょうか。皆もっと現実的で醒めてるんじゃないかな。

お話もベタベタなのね。富豪のお父さんが横暴で、女中を手篭めにして出来た息子が正妻の娘と仲良くなる話…なんて今どきありえませんもん。まさかないでしょう。

かし70年代の少女マンガにはこういう設定もあったんですよ。一条ゆかりさんの『デザイナー』とか知らない? 読んだのは70年代も半ばだったと思いますが、子供ながらに唸りましたね。しかしああいう風な話が今どきドラマ化されるとは驚きです。

原作を書かれた小池真理子さんは1952年のお生まれだそうです。もしかしたら同じような少女マンガを読まれていたのかも…。たまにはいいですねこんな話。ちょっとロマンスノベル風なのかしら…。いきなりハンサムな先生に助手を頼まれるとかね…ヤバいな(笑)。あまりそういうのを読まないんで楽しい。


この話、現実的には、30代のワケアリ夫婦が22歳のウブな女子大生を信頼して、全ての秘密を話すなんてありえないと思うんですよ。私が30代だったら22歳の学生なんて全く信じませんもん。そんなプライベートなことは話さないと思う。

だけどポイントはそこじゃないんですね。この話、女子大生の矢野布美子の目線で見るとなかなか面白い話なんですよ。仮に女子大生の妄想だとしても実に面白い。これウブな女子大生の冒険RPGとして見るとなかなかいいのね。いろんな意味で冒険でしょ。

これ最後にああいう多少安っぽい終わり方をしなければ、途中までの話の展開そのものはなかなかエロくてドキドキでいいですよね。若い女性が喜びそうな設定だと思う。そういう意味では、最近アメリカで高校生にウケた『トワイライト・サーガ』にも似てると思う。まあいろいろと若い女性が妄想しそうな展開で面白い。もっとドロドロに踏み込んでもいいな。その方が最後の狂気も納得できる。


ともかく、こういう話を真面目にドラマ化して下さったのは嬉しい。最近見たNHKさんの不倫ものなんて何故かお笑いになってましたからね。最近の若い人向けの恋愛物ドラマを見てもみんな癖のない一直線な話が多いんで、一般的にこういう一癖あって暗い色恋の不幸な話はあまり一般ウケしないんだろうと思う。しかしこういう情念の話が無くなったら本当につまらないです。もっとドロドロしたのをやってもいいと思うのよ。屈折したエロ話に見えて、実は人の心の話ですからね。古今東西普遍のテーマです。娯楽として大切に残して欲しい。

それにしても、こういう昭和テイストの話なら、7080年代に当時の俳優さん女優さん達でのドラマ化を見てみたい。松坂慶子さんや秋吉久美子さん、古谷一行さんとかもっとエロエロでやっていただきたい。女子大生は誰だろう…田中 美佐子か。電気屋は根津 甚八だな…。



2014年2月23日日曜日

NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」第8回「秀吉という男」



面白かったです。
 
今回は全て竹中秀吉のおかげ。この人はやっぱりすごい。ぜーんぶもってった。この人が出てくるだけでドラマが活き活きとしてくる。面白い。今までのどよ~んとした空気が突然元気になった。
 
そもそもワタクシ、大河『秀吉』の大ファン。今回は竹中さんの輝きがすごすぎてドラマ全体が持ち上がった感じ。この人がこれから出続けるのであればこのドラマはいける。そう確信できる。
 
竹中さんというのは、リアルで真面目な俳優さんにはあまり見えないんですよ。いつもおかしい。…なのに『秀吉』の印象があまりにも強くて、それがこちらの意識にも刷り込まれているせいか何をやっても秀吉に見える。磁石のように目が惹き付けられる。そのカリスマは本当にすごいと思う。まさにはまり役。
 
NHKさんにはなんとかこの大河、秀吉を中心に回していって欲しい。脚本が荒く説明が多くて不自然とか、細かいところはいろいろあっても、竹中さんがとりあえず上手く回してくれるはず。彼がいれば大丈夫。今回もそういう場面が何度もあった。
 
 
岡田さんはまだ若いんだろうと思う。正直今のところどうもカリスマが足りなすぎる。下を向いてボソボソ言ってる印象ばかり。暗い。役者としてまだこなれてない印象。もう少し人としても役者としても吹っ切れた方がいい。もっとバカになったほうがいいと思う。
 
…だけどね、官兵衛ってそもそも軍師なんですよ。秀吉みたいな太陽がいるからこそ輝く月みたいな人でしょ。だったら竹中秀吉に押されたっていいんです。岡田さんは、竹中秀吉の側で1年間役者の技を磨けばいい。太陽の側にいて時々太陽がびっくりするほどギラギラ輝く月になればいい。そういう男同士の化学反応を起こせばきっといいキャラに育つと思う。
 
今回は黒田の3人の部下の話もよかったです。これも竹中秀吉がらみ。やっぱり秀吉は太陽だと思う。みんな竹中さんの周りでそれぞれ光ればいい。
 
 秀吉の女遊びもいいぞ。こういう場面もどんどん入れて欲しい。あのね…今の若い人達、戦国の武将なんてものは優等生で清廉潔白、女性に優しいからいい人なんてのはありえないですよ。戦国をどんどん勝ち抜いて勢力範囲を広げるような武将は、欲の塊みたいなゴリゴリの野獣ですから。親兄弟を殺して平気な人達。部下は道具。女は慰み物。それでいいの。女遊びの一つもできない男に魅力無し。
 
今回の岡田さんがアイドル俳優だからって、官兵衛君も奥さん一筋の平和なジェントルマンキャラにされてるみたいですけどつまんないですね。今の人は「英雄色を好む」なんて言葉を知らないのかしら。権力があって金持ちで人を人と思わないほどの無情で野蛮な怪物なのに、とてつもないカリスマでうっとりするほど超絶いい男。力のある男ってそういうものです。そんな人物には女の方から自然に寄っていくんですよ。強い男とは魅力的なものなの。「30人いる側室の一人でもいいから殿の側にいれるならワタシシアワセだわ…」と女に思わせる程いい男。戦国の信長・秀吉・家康などの大物クラスになれば女はいくらでも寄ってくる。
 
人が人を殺して当たり前のような乱世の時代なら「英雄色を好む」はスタンダード。それくらい雄/オスとして力がある人物だからこそ決断力もあって強いんですよ。あんな乱世に優しくていい人なだけで出世できるわけがないじゃん。一晩で5人押し倒しても平気なぐらいで丁度いい(笑)←冗談です。
 
…虫も殺せないような優男ばかりがもてはやされる昨今、これは長い間言いたかった。戦国だからこそ男はもっと弾けてもいいんです。たかがドラマじゃないか。ともかく史実の官兵衛くんが女嫌いなのは、いい人でもなんでもなくて実は変人なだけだったんじゃないかと思うんで、女関連では竹中秀吉に思いっきり弾けていただいて、こちらをドン引きさせていただきたいものです(笑)…これも冗談です…エエ
 
 
…そのようなことを言っているワタクシなんで、当然このドラマの女の扱いは大変不満
 
まず濃姫。毎回毎回、信長と部下の前に出て行ってウダウダ口を出すな!部下の前で女が夫に意見することがどれだけ男にとって恥なのかを考えた方がいい。
 
秀吉のねねさんも論外。このドラマのねね/おねさんは史上最悪ですね。官兵衛君、今の状況で秀吉の客人なのか部下なのか知らんが、そんな初対面の客の前で夫を罵倒する戦国の嫁がどこにいるんだ。脚本だか時代考証がよしとしたのか知らないけどあきれて物も言えない。ものすごく不愉快。客人/部下の前で夫をなじり、土産の着物を並べられて機嫌を直すなんて、この女現代でもサイテーだぞ。この人、これから部下も沢山できる人なのに、こんな常識知らずのバカ女でいいのか…。
 
光さんが厳しい母親なのはとてもいい。又兵衛君に厳しいのもいいけれど…。しかし自分から薙刀を持ち出すのはなんだか違う気がする。義父に「一肌脱いでくれ」と言われて目を泳がせるのもいかがなもんか。このあたりは脚本や演出の方のセンスの問題でしょう。
 
 
●今週のいい所・その他
 
小寺鶴ちゃんが可愛い。
 
又兵衛君も面構えが男の子らしくていい。
 
光さんがお紺さんに根回しをする場面もいい。女同士はこういうので役に立てばいい。
 
実は、櫛橋左京進の金子ノブアキさんが非常にいい。このお方はミュージシャンなんだそうだ。違う畑の人なのね。この人いい役者になるんじゃないかな。
 
毛利3人組は今日も3人で座ってコントをやってるみたいで嬉しい。



NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」第7回「決断のとき」



うーん…これはまた地味な回。なんというか…毎回毎回、今日は良かったですとか今週はつまんないとか…あまり1話ごとの短絡的な批評はしたくないのですけど、どうもこの大河、毎回そういう風に見てしまいますね。合戦があれば面白い、家の中の話だと薄いな…とか、今後もすごく単純な感想を書いていきそうな気がしてきた。先週までは面白いと思ったんですが…。

というのもこの大河、以前にも書いたのですが、それぞれの場面場面がぶつ切りのエピソードを繋いだようにどうも流れが悪いんですよ。脚本ですかね。信長をサラサラっとやり、秀吉をちょっとだけ、姫路に戻ったら官兵衛君と奥さんの話、子供の話、…それにオイオイわざわざ光の不妊問題にお姉さんが口を出す場面は必要なかろう…。

戦国を書きたいのか、家族の話を書きたいのか、官兵衛君の女話を書きたいのかわかりませんもん。全部が薄~く進んでいくんだもの。当然のことながら政治を書こうなんて気配も全く見えませんもんね。歴史の具体的な流れが全く見えない。これはつまらない。

今週の最後、いよいよ信長と会うことになったので、これから官兵衛君も表舞台に出てくるのかと思いますが…、はて…官兵衛君、もう30歳なの?

えええええええぇ?


オイ今まで何をした? 一人の男として…将来の天才軍師として何か面白いことやったっけ?記憶に無いんですけど。もう30歳なのに官兵衛君がどういう人なのか全く見えてないです。いつも下を向いてモゴモゴ言ってる。エピソードが地味。おたつちゃんで泣いて、奥さんに出会って、だしさんで赤面して、ウナギを食べて精をつけたぐらい?

黒田家の家臣団も、母里もこみち君が槍を振り回し、善助君が小さいお兄ちゃんで、ミステリアスな九郎右衛門君…と出てきたのはいいけれど、まだまだ描写が足りなくて心を寄せられるほど興味がわかないです。彼らももっと掘り下げてもいいのに。

黒田家や小寺家の政治的な状況もほとんど見えないですし、織田家に関してはコチラの予備知識があるのでなんとか状況は分かるものの、毛利さんちに至っては3人が先週と同じ位置に座って喋ってるだけ。なんだかあのまま3人とも同じようにずーっと座ったままで、毎回顔を見合わせながら3人コントをやるのかと思えてきたぞ(笑)。

そんなわけで、全体的にやっぱりどうも薄い。歴史ドラマとしても人物ドラマとしても掴みが足りないんじゃないのかな…。全体の印象がとても薄いです。脚本の問題でしょう。いくらアクション娯楽大河と言っても、こんなに話が薄いとちと問題だと思い始めた。

こんな風にガミガミと書くのももう7回目だからです。そろそろキャラがステキに見えてこないと、このまま摑みどころが無いままサラサラと1年が過ぎてしまうぞ。


それに以前から気になってたんですが、どうも官兵衛君には女がらみの場面が多いです。ご本人は堅物らしいのでこれも殆ど意味はないですよね。アイドル俳優さんと女優さんの場面を見せるためだけに女性をちらつかせているのだとしたら、ドラマとしてあまりいい結果は出ていないと思う。殆ど女に意味がないんだものこのドラマ。史実でも官兵衛君、浮気の一つもしない人でしょ。そもそも女に興味の無い人を女と絡めてもつまんないと思うのよ。

女性視聴者を惹き付ける為…だかなんだか知らないけれど、戦国時代の出しゃばり女は目障りなだけ。今回も濃姫が急に家臣の前で信長に意見をするのがとても変。制作の方々は、ああいう風に妻が部下の前で夫に意見をするのが、どれほど夫に恥をかかせることになるのかが分からんのだろうか。もう感覚がおかしいと思う。あの時代の女性なら夫への意見・助言はひそかに寝屋で囁けばいい。

秀吉の奥さんも品が無い。なんだかガチャガチャしてる。昔の佐久間良子さんや沢口靖子さんの上品なねねさんの方がいいわ。十朱幸代さんはもっと温かくて可愛いかったし。官兵衛君の奥さんの光さんも、お母さんというよりまだお姉さんなんですよね。女性的な包容力が足りない。ドラマ中、せめて1人や2人でいいから、若くても優しく包みこんでくれるような古風で穏やかな女性キャラが見たいわ…。

この時代の素材は面白いはずなんでなんとか頑張っていただきたい。

とにかく戦国は

男のドラマ!
 
女はいらない。

それにしても黒田長政の子役は可愛い。


しかし私はまだ冬眠をしているはずなんですけど…。



2014年2月21日金曜日

ソチ五輪:ジョニー・ウィアーさんの真央ちゃんへのコメント



こちらアメリカでもフィギュアスケートの人気は高いらしく、NBCネットワークのケーブルチャンネルでは、女子フリーの全てを放送しておりました。

コメンテーターは2010年バンクーバーオリンピックで6位だったジョニー・ウィアー/Johnny Weirさん。お化粧もバッチリ決まってます。このお方は口調は優しいんですが、内容はかなりはっきりとキツイことをおっしゃる。だから面白い。

もう一人はタラ・リピンスキー/Tara Lipinskiさん1998年長野オリンピック女子シングル金メダリストです。

このお二人と、もう一人(分からなかったです…ごめんなさい)が3人で演技の解説をしてました。(私も大変感動した)真央ちゃんのフリープログラムの演技の後の3人のコメントをここに訳したいと思います。真央ちゃんの演技中は3人とも無言でした。たぶん3人とも圧倒されたんだろうと思います。


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---真央ちゃんが演技を終えて…


…(昨日からいろいろあったが)…and there won't be a more determined, gutsy, impressive effort the rest of the night.(これほど意志の強い、ど根性の、とてつもない奮闘を見ることは今夜はもうないだろう)

タラ・リピンスキー: That's the way you go out.  That was incredible.  The only thing that's running through my head right now, though, is what happens..., what would have happened if she wasn't  sitting in 16th place and she skated a program like that?  Just because she's in 16th doesn't negate the fact that she's still one of the best skaters in the world.(こうでなくちゃね! ほんとにすごいわ。今私の頭の中にあるのは …、もし彼女が(ショートで)16位じゃなくて、こんな風にプログラムを滑ってたらどうなってたかしら?16位だからといって彼女が世界で最高のスケーター達の一人だって事実は否定できないわ)

---それまで無言だったジョニー・ウィアーさんがコメントを求められて

ジョニー・ウィアー: It's bravado.  It's...it's...it's excellence.  It's athletic excellence at its highest.  It's mental strength, it's ability, it's heroism, it's all of those things.  That performance..., I don't care what happens the rest of the night, it will be...one that I'll remember for years.(すんごい勇気…、これは…これは…もう最高。競技として優秀で最上。精神的な強さ、才能、英雄的…そんなの全てを含めて。あんなパフォーマンス…これから今夜何が起こったってもうどうでもいい。これ…これこそが僕がこれから何年間も忘れないことになると思う

Absolutely(そのとおり)

ジョニー・ウィアー: And she created so many of those, and she just such..., if Yuna is the queen, then...Mao is the vice-queen.  She's just exquisite.(それに、そんなことをこの娘は何度もやったんだ…彼女はほんとに……、もしユナが女王なら、真央は次の女王だね。彼女は素晴らしく美しいんだ。)

ジョニー・ウィアー:...(演技の内容の解説をして)......., but still just to get through this performance the way she did, it doesn't matter who calls what or what judge says that it was under-rotated versus not, it was the moment.  This is why we love to watch figure skating.(だけどね、彼女がこういう風にこの演技をやりとげた事を思えば、もう誰が何と言おうと、どんなに審判が…十分回ったか回らなかったか…なんて言ったとしてもどうでもいいよね、これが一番の(最高の)瞬間なんだ。これこそが、僕達がどうしてフィギュアスケートを愛するかの理由そのものなんだ。

タラ・リピンスキー:  ....it doesn't matter at this point everyone will remember this Olympics for Mao Asada, she may not win, or get on the podium, but they'll remember the disastrous short program and then this triumphant free skate.(もうこの時点では、彼女が勝つとか表彰台に上るとかどうでもいいのよ。このオリンピックでの皆の浅田真央さんの記憶は、彼女が最悪のショートプログラムから、フリーでこの最高の勝利を勝ち取ったことだわ。)

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粗い訳なので多少間違ってるかもしれませんが、だいたいこんな感じだろうと思います。

3人とも、真央ちゃんが今回、あの16位のショートから見事に立ち直り、最高のフリーの演技で高得点を出したことをすごいすごい…すごい精神力だ…と褒め称えているのが印象的です。

ジョニーさんは最初、完全に言葉を失ってます。そして真央ちゃんの演技に対し「これこそがなぜ僕たちがフィギュアスケートを愛するのかの理由だ」とまで言っている。選手を経験した人だからこそ実感できるフィギュアスケートの魔法の瞬間なんでしょう。

真央ちゃんすごいですね。