能登半島地震 ─ 寄付・支援情報

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2020年3月30日月曜日

NHK大河ドラマ「麒麟がくる」第10回「ひとりぼっちの若君」3月22日放送



あっぱれ子狸!可愛いね
 
★あらすじ
1549年夏 (門脇 麦)が…昔命を救ってくれた大きな手の人は明智さんだった…と知る。154911月 今川が三河の安城城に攻め込み、城主の織田信広(信長の兄)を捕らえた。織田家にいる松平の竹千代(家康)との人質交換を申し出てきた。今川は竹千代の三河を配下におこうとしている。美濃から偵察に送られた光秀(長谷川博己)は信長(染谷将太)と会う。
 
 
今週の主役は竹千代君だな。かわいいな。まー…小さいのにあっぱれ子狸。なかなか頼もしい。頭いいね。小さいと思ったら、彼はまだ6歳だそうだ。ほー。
 
信長と互角に会話をするのが可愛い。
「父広忠を討ったことならお気遣いなく。父は母を追い出し今川についたから嫌い。全然へーき。だから将棋をしよう」
 
今川に行くか?迷う…と言う信長に対し
「今川は敵。いずれ討つべき。今川の顔を見た事がない。懐に入り見てみたい。敵を討つには敵を知れ。(今川に行くかどうかは)僕はどちらでもいい」 
ほほほほほほほぉーすごいねぇ。まーかわいぃ。
 
この竹千代君が最後に全部持っていったこの回。大きな拍手。
 
 
信長君はお母さんの愛に飢えているらしい。こじらせてますね。うーん。15歳ならばまだ反抗期だな。予測不可能な雰囲気ですね。帰蝶さんは織田家で上手くやっているらしい。彼女は落ち着いてますね。私はこの川口春奈さんの雰囲気がとても好き。彼女は強そうだ。信長君は彼女に甘えそうですもんね。
 
光秀は色んなところに出かけてお話を回してる感じですね。
 
 
菊丸はますます忍者。
 
京では伊呂波太夫登場。このドラマは皆の衣装が綺麗なので楽しい。ちゃんの話は、少し時間をとり過ぎな気もしますが、門脇麦さんはいい女優さんだと思います。繊細な表情の変化が上手い。
 
 

2020年3月19日木曜日

NHK大河ドラマ「麒麟がくる」第9回「信長の失敗」3月15日放送



信長登場。


★あらすじ
1549年 帰蝶(川口春奈)は織田家へ嫁入り。信長(染谷将太)は祝言をすっぽかし、朝方になってやっと帰ってきた。織田信秀(高橋克典)に挨拶…が父/信秀と息子/信長は相容れないらしい。また母/土田御前(檀れい)は弟をかわいがる。信長は孤独。末盛城には松平家の竹千代が人質になっていた。その頃、美濃の光秀(長谷川博己)は妻木家の熙子(木村文乃)とゆるいお見合い。


いよいよ信長登場です。


あれっ?  この信長は…丸いぞ。  あれっ?
    だってノブさまって…面長ですよねぇ…


こういう感じじゃん。面長で鼻が大きい。目も大きいのかな。
 
あれ~この信長はイメージが違う…これは変化球に挑戦しているのだろうな。規格外のノブさまだわね。ちなみにこの頃(1549年頃)の信長は15歳ぐらいだそう。まだ中学生。
 
しかしこの可愛いノブちゃんは、あの残酷なノブさまに変身できるのだろうか?どういうキャラになるのだろう。だって光秀はあとで彼にずいぶん苛められるんですよねぇ。どうなるのだろう?
 
 
というわけで、今回は帰蝶と信様の出会いが半分以上。信長は気が早くて余計な事をする。お父様と気が合わないらしい。さっさと家康のお父さんを暗殺してしまったぞ。それを知らない帰蝶さんは信長に鉄砲を教えてもらって嬉しそう。
 

後の家康=竹千代くんも出てきました。かわいいね。彼は賢いのね。

菊丸はどうやらプロらしいぞ。岡村さんが機敏でいい。

そして最後は、光秀と妻木の熙子さんの再会=お見合いのようなもの。それにしても長谷川光秀君は甘いシーンが硬いな。照れ臭いのやろうね。



さて今回も信秀様がかっこいいぞ。高橋克典さんが月代がとても似合うことは大発見。ほんっっとうにかっっっっっっっこいいです。佇まいがいい。声もいい。大きい大きい親分…という感じ。ちょっとユーモアがあって。哀愁もあるんだよな。いいですねぇ。毎回巻き戻して信秀のシーンをいちいち見返すんですよ。かっこいいもの。ところで信秀さんはあまり長生きをしないそうだ。残念だわ。



2020年3月12日木曜日

NHK大河ドラマ「麒麟がくる」第8回「同盟のゆくえ」3月8日放送



ざわざわしてます。

 
★あらすじ
1548年 光秀(長谷川博己)が尾張で織田信長(染谷将太)を見る。帰って来て帰蝶(川口春奈)に結婚を勧める。帰蝶承諾。道三(本木雅弘)喜ぶ。土岐頼芸(尾野としのり)と斎籐高政(伊藤英明)は面白くない…帰蝶を止めなかった光秀を咎めるが、光秀は「美濃は海のある尾張と結んだ方がいい」と説く。高政怒る…ママ深芳野(南果歩)に泣きつく。(門脇麦)が京に立つ。15492月…帰蝶の嫁入り。今川義元(片岡愛之助)は機嫌が悪い。松平広忠(浅利陽介)を戦に焚きつける。

 
今回もいろいろとありましたが大きな事件はなく、繋ぎの回という感じでしょうか。


尾張で信長を見てきて「さてどうしようか」と悩む光秀に、母牧の方がアドバイス

「人はいくら良い人でいくらお慕いしても、一緒に消えてしまうことはできぬ…人は消えてもあの山や畑は変わらずそこにある。変わらずあるものを守っていくのが残された者の務めかもしれぬ。十兵衛、大事なのはこの国ぞ」

おおおおおぉ…こういう言葉は戦国時代で聞くと納得ですね。当時はテリトリーを確保するために戦っていたわけですもんね。…しかしこれは(どんな分野であれ)昔ながらの伝統を未来に繋いでいくために必要な考え方でもありますね。現代でも。

 
さて帰蝶さんの織田家への結婚が決まりました。
 
光秀を両手でバシバシ叩いて喜ぶ道三

それで帰蝶さんのお兄さんの高政君が機嫌が悪い。おっと土岐頼芸氏も機嫌が悪い。このお方は斎籐道三がお伺いを立てずに勝手なことをするのが面白くない。それなのに光秀がまた「いや尾張と手を結ぶのはいいと思う」とはっきり言う。光秀は何でもはっきりと言う。

面子を潰された高政は面白くない。ぶつぶつ言ってる。

そしてママの部屋に来てまた文句を言ってる。うわ~この二人面白いねぇ。なんだ高政君はマザコンなのか。
それにしても高政の伊藤英明さんはお顔が整ってます。まぁー端整。綺麗過ぎてニヤニヤしてしまうお顔。整いすぎて軽く見えてしまうタイプだな。いるんですよ昔から、こういう印象の俳優さん。昔のアラン・ドロンとかロブ・ロウとか。びっくりするぐらい綺麗なお顔なのに整いすぎて印象が軽い。若い頃のジェームズ・マースデンもアメコミみたいな顔。左右対称。 でも綺麗で軽そうだからこそ合う役柄もありますよね。この高政もすごくいい。端整なお顔の息子をママがかわいがってそうだもの。ふふ

というわけで道三が勝手に色々とやっているので、土岐さんは怒ってます。そして織田家が美濃の斎籐と結んだことで今川も怒ってます。家康君のパパ・松平広忠を焚きつけてます。
 
 
帰蝶さんは嫁入りをすれば、さすがに胆が据わってますね。最後に行方不明の信長を待ちながらニヤリとしてましたよ。
 
 
今週の駒ちゃんはうざいぞ。帰蝶さんに「光秀様が今も好き?」と確認し、光秀には「やっぱり帰蝶様が好き?」と訊ねる。そして勝手に泣く。うざいなー笑笑 君はそれを聞いてどうするのだ? 15歳ぐらいだからしょうがないか。
 
しかし駒ちゃんは若い女の子なのに一人で山道を帰るのは危ないですよねー襲われそう。夜は大丈夫なの?光秀君もっと考えてあげなさいよ。


2020年3月4日水曜日

NHK大河ドラマ「麒麟がくる」第7回「帰蝶の願い」3月1日放送



今回は戦国の女性がテーマです。


★あらすじ
1548年 秋。美濃。尾張の織田信秀(高橋克典)は、美濃の斎籐道三(本木雅弘)と和議を結ぶことを決める。道三の娘・帰蝶(川口春奈)を息子の妻に迎え入れたいと伝えてきた。帰蝶は光秀(長谷川博己)に「尾張への輿入れを止めてほしい」と頼む。道三は織田家との和議の理由を光秀に話す。帰蝶は光秀に尾張へ行って織田信長(染谷将太)を見てきてほしいと頼む。


海亀ちょっと泣きました。今週はじんときましたね~びっくりした。戦国の女性の人生を思い大河ドラマで泣く。

川口春菜さんは本当にいい女優さんだ。品がいい。声がいい。繊細な表情も素晴らしい。もちろん脚本も素晴らしいのだけれど、今回私は川口さんの演技で泣いたのだろうと思います。


帰蝶さんは光秀が好きなのね。好きだから光秀の姿を見ると一瞬嬉しそうな顔をする…それなのに直接話し始めるとコチコチに上から目線のお姫様。本当は光秀のことが好きなのに、それが伝わらないようにちょっと冷たく振舞う。若い娘さんはこういう感じですよね。プライドの高いお姫様。

そんな勝気なお姫様の彼女が、父親から敵国への輿入れを申し付けられて、光秀/十兵衛の元に助けを求めてやってきた。

「(光秀のことを)一番親しい身内と思うている…。今度は私を守ってほしい。尾張などへ嫁には出してはならぬ。皆にそう申してほしい。」と泣きそうな顔。

そして後半、「旅か…旅をしてみたい…。十兵衛、供をせよ」とはしゃぐ。しかし光秀の表情を見て顔を曇らせる。

 光秀に「織田の嫡男はうつけ…」と話し「十兵衛、見てきてくれぬか。そなたの目はこの帰蝶の目ぞ。しかと見てきてほしい」
 
…帰蝶さんは、精一杯光秀に「好き」を伝えている。切ない。

遠い国に行きたくない。今まで敵だった国など行きたくない。好きな人に「助けてほしい」と訴える。帰蝶さんはこの頃14歳ぐらいだそうだ。


「信長を見てきてほしい」と帰蝶に頼まれ、光秀が「(私が信長を)見て、もしよきお方なら嫁がれますか?」…その問いに帰蝶は答えない。片思いの好きな人に「(よその男)に嫁ぐのか」と聞かれて何も言えない。振り向かず、無言で目に涙をためて下を向く。私も泣く。切ない。

駒ちゃんがその二人の様子を見て下を向く。彼女の恋も叶わない。二人とも辛い。戦国の女性の心を描いた繊細な脚本。いいドラマ。心に触れました。


今週は戦国の女性の生き方が大きなテーマでしたね。光秀の母・牧の方(石川さゆり)が武家の女の心得を説く場面もありました。
駒ちゃんが「帰蝶様のお輿入れは…」と聞けば、「そのようなこと国の大事ゆえ軽々しう口の端に載せることは控えねばなりません。よろしいか」とそれをたしなめる。さすがです。
 
駒ちゃんはその厳しさにうろたえてます。すると牧の方は穏やかに(その時代の)女の生き方を説く
「女子はいずれ然るべき方へ嫁ぎ、子を産み育てねばなりませぬ。それは誰にでも言えること。帰蝶様も駒さんも。皆等しうそういう時を迎える。それが今日か明日かはわかりませぬが」

すると駒ちゃんが訊ねる「それが出来ぬものは、どうすればよいのでしょうか。思うても思いが遂げられぬ者もありましょう。身分のこと。暮らし向きのこと。さまざまなわけがあり、嫁ぐことが叶わぬ者は…」これも哀しい。

そこへ光秀登場。すぐに駒ちゃんが立ち上がる。彼女は光秀への好きを隠さない。素直に好き好き光線を出している。その素直さがかわいい。もう牧の方は駒ちゃんの気持ちに気付いてますよね。


戦国の時代に武家の女性が政治の駆け引きの道具になるのは珍しいことではない。しかしどんな時代であっても女性はモノではない。戦国の女性達にもそれぞれの想いはあったはず。若い女の子なら身近な誰かに恋をすることもあっただろう。しかし彼女達の生まれはそれを許さない。彼女達は気持ちを押し殺し、家のために運命を受け入れて嫁いでいく。

また自由な恋愛が出来るはずの町娘も、好きになった人が違う身分であればその願いが叶うことはない。駒ちゃんもそれをわかっている。それもまた哀しい。

男性の脚本家の方が描いた「女性の心」の話しなのに、どうしてこんなに心に響くのだろう。近年の大河で女性が書いた脚本よりもずっと細やかで心に沁みますね。

さてそんな帰蝶さんの辛さの元は…勝手なオジサン達なのですよ。まず両家の縁談を思いついたのは織田信秀。彼は先日の戦で毒矢に当たって具合が悪いらしい。駿河の今川、美濃の斎籐、西側には親戚の織田と、三つの敵に囲まれて苦しい。それで斎籐と手を結ぼうと思いついた。


それにのった帰蝶さんのパパ斎籐道三/利政。彼はなぜ尾張と手を結びたいのか。
「海のある国は食うに困らぬ…。この美濃には海がない。国を豊かにするためには海を手にいれることじゃ。あの尾張の向こうには海がある。その尾張が手を差し出してきた…」なるほど…。
 
その頃、帰蝶さんのお兄さん達は道三パパのアイデアに反対している模様。土岐氏を担ぎ出そうと言っている。
 

帰蝶さんと駒ちゃんがお化粧で遊ぶ場面が無邪気でかわいかった。


2020年2月24日月曜日

NHK大河ドラマ「麒麟がくる」第6回「三好長慶襲撃計画」2月23日放送



またまた面白かったですねー。いかにも時代劇なチャンバラ。このドラマはかっこいい中年男が沢山出ているドラマです。だから楽しいんだわ…と思った。あの連歌会の万里小路家での斬り合いの場面は、もぉーかっこいいオッサンばかりで華やかでした。オッサンが並ぶと大河らしくてなかなかよろしい。
 
 
★あらすじ
1548年 秋。京。明智光秀(長谷川博己)は(先週の)伊平次から三好長慶(山路和弘)とその家臣松永久秀(吉田鋼太郎)の暗殺計画を聞く。直ぐに三淵藤英(谷原章介)に伝える。その計画は管領細川晴元(国広富之)の企みらしい。三淵と弟細川藤孝(眞島秀和)と光秀が現場に駆けつけ、長慶と久秀を救う。光秀負傷。京に帰っていた東庵先生(堺正章)と(門脇麦)に再会。光秀は駒と共に美濃への帰途につく。
 
 
オッサンオッサンオッサン言いましたけど…。だってね、このドラマの主要なメンバーの俳優さんはみなさん40歳過ぎなんですよ。一番若いのが向井理さん38歳。彼の足利義輝が実は12歳だという…。なんと本当はお子様なのね。
 
というわけで気になったので、1548年のメンバーの年齢と俳優さんの年齢を調べてみた。
 
明智光秀 20歳  長谷川博己 42歳 
織田信秀 37歳  高橋克典 55歳  
斎等道三 54歳  本木雅弘 54歳 
松永久秀 40歳  吉田鋼太郎 61歳 
三好長慶 26歳  山路和弘 65歳 
足利義輝 12歳  向井理 38歳 
三淵藤英 不明  谷原章介 47歳 
細川藤孝 14歳  眞島秀和 43歳 
 
光秀は諸説あるらしいですが、だいたい20歳ぐらいでしょうか。ともかく俳優さん達が皆さん40歳以上。だから見ごたえがあるのだわね。大河はオッサンバンザイでいいのですよ。20代の若造ばっかりはつまんないもの。みんなエエ男やもんなぁーほほほほほ。
 
 
さて今回のお話は二つのパート。
細川晴元による三好松永の暗殺計画を、光秀三淵藤孝が救う
・負傷した光秀と東庵が再会。
 
三好+松永を救う場面は斬り合いのアクションが楽しい。華やか。紅葉も綺麗だ。光秀が飛び斬りしてましたよ。そしてこの回のポイントは、光秀と細川藤孝の友情でしょうか。これから後、藤孝とはいろいろとあるみたいです。彼だけじゃなく、今出ている方々というのは、これから光秀と関わっていく方々らしく…これから面白くなりますね。このドラマの信長は悪者なのだな。

今週の萌えポイント:ましまさん渾身のびっくり顔
 
そして最後は駒ちゃんと仲良し。駒ちゃんは可愛いです。どうやらこの頃の光秀は20歳ぐらいだそうなので、駒ちゃんは15歳ぐらいでしょうか。いつも背筋がピンと伸びてチャキチャキッとして可愛い。健気でいい子。かわいい。

さて今回、駒ちゃんは光秀君と二人きりになって「ここへはいらぬか はいってくれ」と言われて目をパチパチさせてうろたえてましたねぇ。駒ちゃんはもう随分前から光秀君が大好きなんですよね。だから15歳で好きな人にいきなり「そばにきて」と言われたら、そりゃードキドキしますわ笑。ドキドキドキドキうれしいだろうなぁ…駒ちゃんよかったね。 しかしこの二人は結ばれませんね。かわいそうだな。
 
光秀君はね…20歳なのにいきなり色気出しすぎ笑笑笑笑笑 もっと控えめにしてください笑笑笑笑
 
 
 

2020年2月20日木曜日

NHK大河ドラマ「麒麟がくる」第5回「伊平次を探せ」2月16日放送



少しずつ政治が出てきました。ますます面白い。私はこの辺りの歴史をよく知らないのですが、今回から新しい名前が沢山出てきているので、いちいち学んでます。

とにかく脚本が面白ければ、全く知らない歴史上の人物にも心を寄せることができるわけで…。それこそが大河ドラマの面白さだと思うのですよ。この大河は楽しめる。


★あらすじ
1548年・秋。斎藤道三(本木雅弘)が鉄砲に興味をもつ。(先週の)将軍家が本能寺を通して鉄砲を作らせている…との話から、それを探るべく光秀/十兵衛(長谷川博己)はまた京に向う。東庵先生は京へ立つ。
京は荒れていた。細川晴元(国広富之)が将軍・足利義輝(向井理)を京に連れ戻したが、家臣…三好長慶(山路和弘)+松永久秀(吉田鋼太郎)…との内部抗争に手を焼いている。
光秀は本能寺の門前で護衛をする細川藤孝(眞島秀和)と揉めるが、それを出て来た将軍・義輝が止める。そこで藤孝の兄・将軍家奉公衆・三淵藤英谷原章介)と会う。三淵は光秀を連れて松永久秀を訪ねる。三淵が去った後、久秀は光秀を鉄砲鍛冶・伊平次(玉置玲央)に引き合わせる。


おっと…3行に収まらないほど色んな人々が出てきました。

ざっとまとめると、
  ・将軍家が鉄砲を作らせている。
  ・松永久秀も三好長慶の命で鉄砲を求めている。
  ・細川晴元も鉄砲を求めている
  ・その注文を受けている鉄砲鍛冶の一人が伊平次

その政治的な関係がドラマとしても面白く描かれてます。言葉のひとつひとつに意味がある。やっぱり脚本が素晴らしい。


今回も光秀の冒険物語でしたね。このお方はいろんなところに行きますね。まず手持ちの鉄砲を分解したいので、鉄砲鍛冶の伊平次を探す。伊平次を追って近江の刀鍛冶を訪ねるのに、美濃の職人の紹介状を持って訪ねている。そういうのも細かい。下っ端の職人にお金を渡して、伊平次が京へ行ったことを知る。一旦美濃に戻って道三にスポンサーを掛け合う。それから京に出かけているんですね。順番に話を見せてくれるのが嬉しい。

 そして本能寺の前で、警備員の細川藤孝とあわや斬り合い…が将軍に止められる。この時のにらみ合いに絵心をそそられた。藤孝の眞島さんの目が鋭い…
と思ったら、光秀の目も鋭かった。
 
いいですねぇ。こういう風に大人のおっさんがかっこよく見える大河は久しぶりかも…。

そしていつもニコニコ顔なのにドス声で怒鳴る三淵藤英の圧力。目が氷のように冷たい。谷原さんはこういう役が似合いますねぇ。

松永久秀の吉田剛太郎さんはノリノリです。特に遊郭は楽しそうだ。久永の着物はアロハシャツのようだ。吉田さんがアロハシャツを着てるみたい。

遊郭の描写も楽しい。モモを出して足相撲もはしたなくてよろしい。昔はこういう場面はおっぱいを出してましたよねぇ。
そこにいる伊平次…あ~っこのお方・玉置玲央さん覚えてますよぉ~。玉置さんは『真田丸』で織田信忠をなさってましたよねぇ。すぐにわかった。まーっそれにしても印象が全然違うわ。前の信忠はお顔の繊細な綺麗な青年でしたが、今回は飲んだくれの与太者。全然違う。やっぱり役者さんはすごいねぇ。ちなみにその時の信長は吉田剛太郎さんでした。


そして久秀は光秀を相手に、鉄砲を持つ意味を説く

「弓矢や槍ならかわせる。だが、鉄砲の弾はかわせない。銃口を向けるだけで、相手の動きを封じることができる。弾が当たる、当たらないではない」
鉄砲の怖さをお互いに知っていれば、気楽に攻め込むことはできん。敵はコチラの3倍も鉄砲を持っている、であれば戦は止めておこうとなる。戦は減るぞ

抑止力ですね。なるほどねぇ。

そして光秀も戦の辛さを口にする

「負けるわけにはいかないから私も戦います。しかし終わった後、数日、口の中に苦さが残るのです。これでよいのか?いつもこれでよいのかと」 

光秀君はまた哲学してますね。単純に戦がだめだとは言っていない。しかし人を殺せば嫌な気持ちがする…だから戦とはどうなのだ?と考えている。鉄砲の意味も少しわかったと言ってますね。こういう脚本がいいですよね。深いわ。
 
最後に伊平次が光秀の鉄砲を分解しようと一緒に寺に行くことになった。