能登半島地震 ─ 寄付・支援情報

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2014年8月28日木曜日

NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」第29回「天下の秘策」 7月20日放送



今回面白かったです。このあたりはおそらく黒田官兵衛さんにとって一番輝いていた頃なんでしょうか。もともと官兵衛さんのことはよく知らないのですが、この中国大返しに秀吉を支えた功績は大きい。毛利との交渉役としても活躍。

いやーそれにしてもこのドラマでの毛利との駆け引きはかなり珍しい設定なのかな?簡単にネット上で調べても、このあたりの史実は秀吉側が信長の死を毛利側に悟られること無く和議をとりつけたのが定説みたいですね。私もそれが史実だと思っていたので、このドラマの展開はかなりびっくりです。

そもそもこの高松城水攻めを取り囲む秀吉側と毛利の状況って、毛利が3万、秀吉軍も3だったそう。五分五分の勢力なんですが秀吉には後ろに信長がいる。信長の援軍(光秀1万?)が加われば秀吉・織田側が数に勝るわけで毛利には都合が悪い。しかし本能寺が起こって秀吉には後ろ盾が無くなった。秀吉は京に帰らなければならない。もし光秀と毛利が結んだら挟み撃ちにされる。そこで秀吉が大きく譲歩して毛利には本領安堵、その代わり秀吉側は高松城の清水宗治に切腹させることで和議を結ぶ。(信長の死を知らなければ)本領安堵は毛利にも都合がいい。そこで和議を受け入れたわけで、これは信長の死を知らなかったからこそ成り立った話。もし信長の死を知っていれば、秀吉軍と毛利は五分五分。もし光秀と結べば勝てる可能性も十分。簡単に和議を受け入れる必要は無かったのでは。また高松城主清水さんを殺すこともなかったのでは…。

というわけで、私はこのあたりの話は毛利が信長の死を知らなかったからこそ可能だった秀吉の危ない綱渡りだと思っていたので、先週官兵衛が安国寺恵瓊に信長の死をあっさりと伝える場面では椅子からころげ落ちるほどびっくりしました。

そのような思い込みで見ているからこそ、このドラマのような変化球は違う意味で面白かったです。全体のテンポも良かったし。どう辻褄を合わせるのか…?結果的には…うーん70点ぐらい?よくわかんないけど、ちょっと無理があるかな…ウーン…。でも俳優さん達の熱演でうまく納得させられちゃった感じ。それはそれで面白い。ちょっとずつ茶々を入れながら楽しんで見れました。そんなわけで感想もちょっと揚げ足を取り気味…。


★あらすじ

まず恵瓊に信長の死を知らせて話にのらせる。それで内側から毛利を説得。高松城の清水さんを切腹させて和議を結ぶ。官兵衛が毛利との交渉、中国大返しの準備と大活躍。秀吉軍は走る走る走る…。


●流れと感想

・まず先週のまとめ。官兵衛、秀吉に「すべてはこの官兵衛にお任せください」ギラギラ嬉しそうだ。
63日 
・恵瓊と密談。おっとここは官兵衛の陣だったんですね。さて官兵衛が全てを話す「明智謀反」恵瓊立ち上がる「なんで言った?」官兵衛「恵瓊さんならわかるでしょう」恵瓊いい顔「面白いその懸けワシも乗った」「私ら二人で天下を動かす。これ以上に面白いことは無い。」恵瓊ノリノリ「高松城へは織田へ寝返るようにときつける」←恵瓊さんなんで乗ったのよ?毛利に言えば全部ひっくりかえるぞ。押せ押せでいけるじゃん?それに清水さんが織田に寝返るわけがない。
高松城 恵瓊が清水さんに織田に寝返ろと言う。清水「腹を切る」この人はどうしても死にたいらしい。
小早川隆景の本陣 恵瓊が信長の死を隠し和議の受け入れを勧める。小早川は訝る「なぜ我らに有利な話になった?」そこへ官兵衛登場「戦いはいけないYesNoか今返事をくれ。清水さんは素晴らしいけど彼が死ねば戦いが終わらせられる。」←え…なんかおかしくない?
・和議の理由は…官兵衛「天下のため。乱世を終わらせるため。」…えーまだ乱世は終わらないぞ。九州と関東、東北はどうする?…そして何故か小早川さんは納得。←このあたりが一番苦しい展開かな。なんとなーく辻褄が合いそうで合ってないかも。うーん…信長の死が伝わらなければありうるのか。しかし恵瓊さんが信長の死を毛利に知らせればそれまでだからなぁ。この時点で平和のために和議を結ぼうなんて…ちょっと妙な感じ。
黒田本陣 官兵衛家臣に宣言「我らが秀吉様を天下人へ押し上げる」準備開始。詳しい準備の内容が出てきたのはよかった。官兵衛さんはこの時に本当に活躍したらしいです。馬や食料、草鞋の用意。船も使う。松明で街道を照らす…などなど具体的で面白い。こういう細かいところが描写されたのは嬉しい。善助が活躍。
64
高松城下 水上にて清水さん切腹。これが一番理由があいまい。単なる捨て駒。見捨てる恵瓊と官兵衛も黒い。この人の死は毛利と秀吉軍の戦を終わらせる為のギリギリの選択だったはずなのに、この話ではなんとなく清水さんが死にたい人に見えてしまった。それにしても宇梶さんは本当にかっこいいですね。こんなに短期間の出演なんてもったいない。身体も大きいし怖いし、いかにも戦国武将っぽくてかっこいい。毛利側が泣く。なんだか小早川さんも納得して無さそう。
毛利陣 小早川に本能寺のニュースが届く。\(^o^)/ワーーーーッ!!
姫路・黒田屋敷 ここにも本能寺のニュースが届く。又兵衛が官兵衛に知らせに出発。
黒田陣 出発準備中。
姫路への街道では 黒田陣を出た長政がヘトヘト。そこでばったり又兵衛に会う。ああ…。
伊賀の山中 家康は徒歩で三河を目指す。貫禄がすごいですね。
★65
安土城 光秀が城に入る。茶器の分配「信長の物は全て分け与える。この城もオレが燃やす」
美濃 おねさん達が避難中。長浜城が明智軍に落ちた。おねさんの貫禄が役に合ってきた。
姫路・黒田屋敷 秀吉軍を迎える準備。長政到着してまた秀吉軍に戻る。徒歩は大変。
安土城 京、近江は明智軍に落ちた。細川からの手紙「出家する、戦には加わらん」青ざめる光秀「朝廷にお墨付きをいただく」
秀吉軍 にせの手紙(信長は死んでいない)を各地にばらまく。
毛利陣 官兵衛と小早川。毛利から人質をとって兵を引く。官兵衛は毛利の旗が欲しい。実は小早川は全て知っていた。官兵衛の開き直り作戦開始。小早川「光秀と挟み撃ちできるけど」官兵衛「秀吉はつえーんだから従えっ!」小早川「毛利にも野心はないし…行けっ、わしゃおぬしに懸ける」←うわーなんだか都合が良すぎ。小早川さんいい人過ぎ。なーんだか納得がいかんな。でも鶴見さんはステキですね
★66
秀吉軍 出発です。みんな走る走る。
毛利陣 吉川元春が京からの手紙を受け取る。「」小早川に摑みかかる。怒る怒る怒る怒る「追えーっ!」吉川さん怒ってます。この人の反応は真っ当。理解できるわ。吉川さんは真っ直ぐです。二人で喧嘩してます。
黒田陣 山向こうの毛利陣を観察。毛利が引いている!
★67
安土城 光成、朝廷の後ろ盾をとりつける。
・その頃秀吉軍は走る走る走る走る走る走る走る走る走る走る…。

それにしても情報が多いですね。なんだか情報が多すぎて、大変な事態なのにあまりドラマチックなうねりを感じない。多少無理のある毛利との駆け引きもチマチマして見えてしまった。結局小早川さんを説き伏せられたのも「秀吉は強いから味方に付け」なので、えー戦ってそんなに簡単に終わるものなのか…うーん。



2014年8月26日火曜日

NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」第28回「本能寺の変」 7月13日放送



早く追いつかなくちゃ。今週もまた1話進んじゃった。ワタクシも歩を一歩進める。今回は本能寺です。


★あらすじ

明智が立った。ノブ様の死。官兵衛が秀吉に「チャンスです」と囁く。


●流れと感想
158262日。「敵はほんのーじにホンノージにあり」
備中石井山・秀吉陣 官兵衛と秀吉が和む。「さすが官兵衛じゃ…」
京・本能寺 その頃…ノブ様が何かに気付いて起き上がる。走る光秀軍「この国を守るため。」本能寺着。塀の外に桔梗ののぼり。戦闘開始。今年のノブ様は弓です。戦闘シーンは古典的。鉄砲も出てこない。『秀吉』渡信長の時に演出が似ている。濃姫も戦うが違和感。やはりドラマ的に必要なのか。好みの問題か。お濃さんに関しては文句ばかり言ってきましたが、内田有紀さんはとても綺麗な女優さんだと思います。だけど戦国武将のノブさんに常にベッタリくっついている奥さんは必要ないと思う。
・ノブ様が廊下をゆっくり歩く。濃姫も続く。やっぱり違和感。小姓が一緒にいたほうがいい。おっと濃姫負傷。駆けつけるノブ様。抱き起こす。こら~ボヤボヤしてると首を取られるぞ。んもー…今頃愛の告白なんぞいらんがな。さっさと逃げんかいっ。音楽もいらんいらん…。さっさと行きなさいよぉ~。
・そしてなぜか誰も来ない静かな室内。お供の者はいないのかー。ところでこの寺はずいぶん広いな。扉を開けるといきなり1室だけ燃えている。そして自決。最後に言おう…
江口さんは非常に美形だと思いますっ。
モデル顔ですね。さて本能寺最後はファンタジー風な演出でした。渡信長のようにリアルではない。最後に倒れたところはよかった。
・外の明智さん…この人、本当にとんでもないことをやってるのに表情に緊張感が足りない。
京・御所 公家さんわらわらあたふた「様子を見たほうがええ…」って喜んでます。
安土城 土田御前ママもびっくり
長浜城 おねさんもびっくり。年寄りばかりの城兵を集め「逃げるのです!」
近江・坂本城 光秀がもう帰宅。まだ落ち着いてます。ノブ様を倒し「元のあるべき姿へ戻す。乱世は終わり太平の世が訪れる」←やっぱりこれが理由だったんだろうか。先週に引き続き、どうも明智さんの動機がよくわからない。
堺付近 家康もびっくり。一度は覚悟を決めるも、家臣に促されて逃げる決断。三河へ帰る。
摂津国境付近 明智軍が往来のチェック。織田家臣からのメッセンジャーが走る。毛利にニュースが届く前に秀吉に伝えなければ。
備中石井山・秀吉陣 御着の殿が捉まる。殿は瀕死の状態。コントみたい。
姫路黒田屋敷 家族の団欒。
備中石井山・秀吉陣 官兵衛へ本能寺のニュースが届けられる。驚いてもあまり騒がないのはいい演出。岡田さんは脚の悪いもっさりした姿が官兵衛らしくなってきた。身体が重そうなのも板についてきた。いい感じ。
・官兵衛、秀吉の寝所を訪ね本能寺の件を伝える。おっと…今回の秀吉は騒ぎますね。急に泣き出すんだもんなぁ。『秀吉』の時はためた演技でよかったんだけどな。官兵衛がなだめる。「殿のご運が開けました」驚く秀吉。←おい~この描写、あまりにも秀吉がバカに見えるぞ。官兵衛が頭がいいのはいいと思うし、岡田さんの演技も素晴らしいけど、秀吉がアホ顔をするのはまずいと思う。この人は誰よりも頭がいい人なはずなのに。やっぱり主役の官兵衛を立てた演出か。秀吉泣き崩れる。
どこかの城(?) 官兵衛突然安国寺恵瓊を訪ねる(?)。えええええ?そんなの可能なの?官兵衛「毛利と和議を結びたい。8カ国でどう?」恵瓊「なんで?」官兵衛「織田信長が死んだ。光秀謀反…

えええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ?????

言っちゃったよオイ…。

・安国寺恵瓊さんのびっくり顔が実は超ハンサムだということに気付いてしまったワタクシ…。この俳優さんのことは存じ上げておりませんでした。山路和弘さん…メモメモ…φ(--)
 
 

2014年8月20日水曜日

NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」第27回「高松城水攻め」 7月6日放送



…すっかり怠けてしまいました。いや…怠けたわけではなくて、今年の夏はBABYMETALちゃんというマンモス級の面白いことがあって、他の事の文が書けなくなってしまったのでありました。

一段落したので、また官兵衛君の感想を書いていきたい。しかーし…実は今週TVでは33回目の放送をやっているので、ワタクシの感想は6回遅れになってしまう…。ほとんど需要もないと思うけれど、これもまた記録。やはり回を飛ばしたくはない。なんとか今年の大河が終わるまでに追いつきたいものである。それでは開始。

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今回は本能寺前夜。秀吉と官兵衛は備中で土木工事中。一方光秀はノブ様に追い詰められていく。さぁ歴史は動くのか…?動きます。しかしこのドラマの本能寺前夜は割におとなしかった。光秀さんがどうしてあんなことをやったのか…このドラマでは正直よくわからない。

というのもこの本能寺のあたりの話…、ワタクシ1996年の大河『秀吉』が最高だと思っておりまして、このブログでも過去にやたらと頭に血の上った熱い感想を書いているのですが、それが基本にあって、あの『秀吉』以降、大河での本能寺の話はどうしてもあの大河と比べてしまう。

『秀吉』も、光秀の母親の話などは史実かどうか私もよく知らないのですが、とにかくドラマとしてしっかりと話が成立していたので面白かった。あれを超えるのは難しい。村上さんの命を削るような演技に、渡信長の怖さと理不尽さも超えがたい。…なので、このドラマの本能寺話も、多少辛口気味になってしまうと思います。


★あらすじ

秀吉と官兵衛は備中で高松城の水攻めの為の土木工事中。一方、ノブ様はますますオレ様。徳川家康も登場。光秀は接待を任されるが上手くいかず。ノブ様の横暴に追い詰められる。高松城は水に沈む。官兵衛は毛利側と和睦を交渉中。ノブ様は京都・本能寺に入る。光秀が立つ。


●流れと感想

備中・蛙ヶ鼻 官兵衛達は高松城水攻めのための土木工事。
備中・石井山 秀吉は「最後の仕上げはノブ様を待つ」と言う。
近江・坂本城 光秀は徳川家康の接待準備中。
安土城 家康登場。うぉおおおおお家康の年が…ノブさんよりどう見ても年上です。ちと怖い。貫禄ありすぎ。早速、能パーティー。…がノブ様の機嫌が悪い。食事中もシーンとして…こりゃー気まずいな…。そして突然「光秀、味が薄い」。いや…家康の方がコワイ。ノブさん食べ物は大切にしましょう。このドラマでは鮒寿司は出てこない模様。その後趣味の悪いノブ様のリビングで飲み会。光秀さん楽しくなさそうです。備中高松城の水攻めの話が出るとノブ様、
「官兵衛に違いない…」
…なんでわかるのよ。なんだか唐突。家康も知ってるの?それで光秀も中国攻めへ送られることになる。
姫路城 又兵衛が帰って来る。この人は昔、御着の殿に付いて裏切ったんでした。
備中は工事中。みんなの頑張りで12日で堤が完成。水を流し込む。一瞬でしたがすごくリアル。CGでしょうか。高松城はすっかり水没。
猿掛城・毛利輝元陣 毛利さんちが4人でガミガミ言ってる。高松城内は5000人だそうだ。
秀吉陣 安国寺恵瓊が来ている。毛利は和睦したい。備中1国を譲るので高松城を助けろとの要望に、秀吉「ダメ」。官兵衛「ノブ様が来る」安国寺「じゃあ5カ国でどう?」秀吉「ダメ」。秀吉は清水さんの首が欲しい。緊張シーン。秀吉がコワイ。
岩崎山・小早川本陣 なんと官兵衛が交渉にやって来る。ええええええ? 安国寺さんが「秀吉に5カ国を譲る」というと…小早川「OK」。じゃあ清水さんの首は?
高松城 安国寺さんが高松城主清水さんに織田に下るように促すが、清水さんは死にたいらしい。説得失敗。
近江・坂本城 公家吉田さんが、光秀にノブ様の文句を言う。
安土城 光秀がノブ様から国替えの命。驚く光秀。そこにノブ様が「○○○○○…」。え…なんて言ったの?
京・愛宕山 さっそくノブ様謎の○○○…のタネあかし。「日のもとに王は2人はいらん」。愕然とする光秀。引いたおみくじも凶凶凶凶…。だれかが仕込んだに違いない。しかしこのノブ様の言葉、光秀に究極の決断をさせるほど強烈なものなのか疑問。これ言ったからって帝をどうこう…なんて受け取るのは先走りすぎるのでは。ましてや自らの命を懸ける戦いの引き金になるほどのものとは思えない。
安土城 ノブ様ママが濃姫とくつろく。大谷直子さんはお綺麗です。
京。本能寺 ノブ様京入り。茶会を開く。公家がノブ様に頭を下げる。ノブさんの満足顔。
丹波・亀山城 光秀軍「織田信長を撃つ!」
62日光秀軍が動く。「敵は本能寺にあり」宣言。ところで家臣は一瞬で納得して「おー!」なんて言ってるけど、誰もびっくりしなかったのか?

…というわけで、光秀が立つことになりましたが、どうもその動機がハッキリしない。公家に頼まれたわけでもなし、領地召し上げもそれほど詳しく触れられなかったし、鮒寿司で蹴飛ばされるシーンもなし、どうしてあそこまで追い詰められたのか動機が不明。『秀吉』に比べると、そのあたりがドラマとして弱い気がした。視聴者が、結果の出ている史実を知っていること前提で、薄~く軽~く話を作っていった感じ。そもそもあまり光秀さんのことを掘り下げてないですもんねこのドラマ。

2014年7月1日火曜日

NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」第26回「長政初陣」



面白かったです。大河っぽい。軍師っぽい。話の焦点もあった。焦点はオヤジ官兵衛と反抗期長政の父子の確執。それから高松城の水攻め準備

話の内容がしっかりしていたので、時間を忘れて引き込まれました。長政君の反抗期がいい。13歳なんだそうです。まさに中二病。いかにも青くて早く走りたがる若者を熱演。俳優さんもいい感じ。官兵衛の岡田さんは、ルックスがどうしても若過ぎる(イケメン過ぎる)のが難ですが、長政君を諫める頑固オヤジっぷりはいいと思う。私は史実をよく知らないのですが、このギクシャクした親子関係を話の筋に入れてくるのは面白いと思う。あの可愛かった松寿丸はどこいった…?

それから高松城の水攻めに至るまでの経過が、比較的詳しく描かれていたこともよかった。面白いです。だんだん軍師っぽくなってきた?

それにしても、かっこいい宇梶さん(来週まで?)や、名優山本学さんをほんのちょっとだけ出すのもすごくもったいないよなぁ…。今の大河は若い人にチャンスをあげて、ベテランの方々はあれくらいちょこっと出るぐらいで、話のスパイス的な出演をしたい人のほうが多いのかも。それも問題…。


★あらすじ

長政元服。秀吉は西に歩を進める。官兵衛は高松城主を調略したいが失敗。周りの城を落とす戦には長政が初陣。残るは高松城。水攻めの準備が始まった。そのころ信長はまた朝廷を恐れさせる。光秀が待ったをかけるか…?


●流れと感想

姫路城 長政元服。太兵衛が先生に。みんな怪訝な顔? 長政君やる気満々です。光ちゃんは息子が心配。
秀吉軍は西に進む。
備前沼城 長政君ドカドカ怒ってます。「オヤジ、なんで進まんの?」善助と九郎右衛門がなだめる。この子は気が強いのね。
秀吉の陣 秀勝初陣のお祝いパーティー。この戦は形ばかりの秀勝のデビュー戦。官兵衛「高松城の調略を…」口を開いた長政を官兵衛が制する。怖いオヤジ風。
備中高松城 官兵衛+小六が城主清水さんに直談判。宇梶さんかっこい~かっこひ~官兵衛君はどう見ても迫力負け。凄みの利かせ方もまだヤンキーっぽい。しかし二人とも濃い顔はうれしいな
備前沼城 長政は加藤清正と福島正則に会う。みんな若いです。
そのころ織田は武田を滅ぼす。
諏訪法華寺(信長本陣)評定中。敵・六角は恵林寺に隠れている。光秀が止めるがノブ様「寺ごと焼き払え」。怖いわ。ノブちゃんは貫禄が出てきました。なかなかいいと思う。しかし頭は剃らんのか…。
甲斐恵林寺 光秀が寺を訪ねる。そこの住職に山本学さん!すごいー。六角を出すように言うが断られる。寺ごと焼かれる。こわいです。泣きくずれる光秀。この「心頭滅却すれば…」は有名。史実のこの時に言われたものとは知らなかった。
京御所 公家パニック。
岡山城 長政君はまだ文句を言ってやる気満々。
備中高松城 官兵衛はまた清水さんを訪ねる。やっぱり宇梶さんはかっこいい❤ 清水さんの気持ちはもう変わりません。
足守川 官兵衛が土地の下調べ。いい場面。その夜作戦を練る。農民を使って情報集め。なるほど。へー官兵衛が軍師っぽい。
毛利さんち 安国寺恵瓊が織田側の状況説明。やっぱり毛利はいいな。
秀吉軍 官兵衛が高松城周りの状況説明。高松城周りをまず落とすプラン。軍師っぽい。
岡山城 長政初陣。戦闘シーン。長政君突っ走りすぎてやられそうになったのをなんとか救われる。危ない奴だ。
黒田陣に、手柄を立てたと喜んで帰ってきた長政君、官兵衛にダメ出しされる。この場面いいですね。父子の確執?
・官兵衛と安国寺さんの密談。毛利が秀吉側を調略しようとする。反対に官兵衛が毛利に降伏を促す「4カ国でどうや?」もちろん断られる。ヘー面白い。
竜王山黒田本陣 官兵衛たちはジオラマ作り。
秀吉陣 秀吉にそれを見せて水攻めの説明。面白い。よく思いついたもんだと思う。
姫路城 光ちゃんに次男誕生。じいちゃんはしゃぎ過ぎ。
備中 水攻めの土木工事開始。へー結構大掛かりなセットです。ちゃんと予算あるのね。真面目に作ってます。面白い。最後は官兵衛のイケメンアップ。

来週「敵は本能寺!」ぅおおおお!!!