今回のメインイベントは「畠山重忠の乱」。しかし「乱」とは言っても本当は「北条側のだまし討ち」ですね。前回からこのあたりの話を尺をとって丁寧に描いてます。そして戦いの場面もかなりの熱量。すごいです。
畠山重忠を演じる中川大志さんはまだ24歳だそう。そんなにお若いんだ。びっくりした。だって落ち着いていらっしゃるし、他の40代の俳優さん達と並んでも馴染んでいらしたもの。すごいわ。
すごい眉毛 かっこいいね 畠山重忠 |
この中川さんは、以前『真田丸』の時に秀頼をなさったのを覚えてます。秀頼は城の中から出ない若殿様だったので見ていてもどかしかった。もちろんそれが史実なのでしょうがないのですけれど。しかしせっかくルックスのいい若者なのだから、城の外に出れば豊臣軍の士気を上げるのに効果抜群なのに…もったいないなぁと思った。当時の中川さんは18歳だったそう。とても凛々しい若者でした。
あの中川さんが今24歳。そして今回演じた畠山重忠は42歳だそうです。おおおおなんと大人の男になりましたねぇ。そして今回の義時との殴り合いの場面はすごかった。重い音で殴り合ってます。ちょっと本気かなと思った。小栗旬さんも大きなお方なのですけど、中川さんが負けていない。いや中川さんがエネルギーの勢いでは勝っていた…小栗さんは苦戦していた。小栗さんが本気で辛そうだった。そこに中川さんが目をギラギラさせてまた殴りかかる。もうアドレナリンが出尽くして大変。小栗さんが泣きそうなくらい辛そう…だと思った。いや~中川さんが本当にすごかった。よかったですね。これで城の中の秀頼もリベンジできた。素晴らしかった。大きな拍手。888888…
綺麗 畠山重忠室・ちえ(福田愛依} |
しかしだからこそ、そんなに激しい殴り合いだったからこそ、重忠はそこでなぜ義時をざくっとやってしまわないのか??? もうそこまで追い詰めたのだったらやっつけてしまえ。どうせ北条側も汚い手でだまし討ちしてるんだからさ。そもそも北条の言いがかりなんてりく/牧の方…女の言いがかりが始まりよ。
それにそもそも畠山の手勢は足りないのだし、どうせ皆やられるのはわかっているのだから、北条の義時を勢いに任せてやっつけても別にいいでしょう? もう義時なんかやっちゃえやっちゃえ…と思った。なんでそこで助けるかな~。甘い!義時が主人公だから?まぁそうですよね…。
というわけで畠山重忠は惚れ惚れするほどかっこよかったけれど、最後まで戦いつくさなかったのはもったいない。まぁ実際にはあんな殴り合いはやってないだろうからドラマの上の話ですけど。
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というわけで、前回は北条時政(坂東彌十郎)が源実朝(柿澤勇人)から「畠山討伐」の下文を手に入れた。
三浦義村の弟 |
北条側の軍勢はまず由比ヶ浜に呼び出した重忠の嫡男・重保(杉田雷麟)を討ち取る。そしてわずか134騎で鎌倉へ向かっていた畠山重忠(中川大志)を道中で誅殺するべく鎌倉から畠山追討の大軍が派遣された。ドラマではあまりわかりませんでしたが、この北条側の軍はかなりの大軍だったそう。
そして元久2年(1205年)6月22日午後、重忠は二俣川で鎌倉からの討伐軍に遭遇。そして4時間あまりの激戦の後、戦死(享年42)。
そして6月23日、鎌倉内で重忠の同族であり討伐軍に加わっていた稲毛重成(村上誠基)父子、榛谷重朝父子が、重忠を陥れた首謀者として三浦義村(山本耕史)らによって殺害された。
多少の脚色があるとはいえ、ドラマもほぼそのように進んだ。
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それにしても主人公の北条義時(小栗旬)が、どうも煮え切らないキャラに見えてしまう。
りくは息子の範頼が殺されて頭に血が上ってるので、その仕返しに殺すのなら誰であってもいい。平賀朝雅(山中崇)に言いくるめられて息子を殺した犯人が畠山だと信じ込む。畠山討伐を夫の時政に吹き込む。時政はりくの言う事を聞いてしまうダメオヤジ。そして畠山討伐決定。そこまではわかった。
しかし義時は結局畠山を救うことはしていないのですよね。源実朝(柿澤勇人)の下文を取り消したら鎌倉殿の威信に傷が…とか言って畠山討伐軍も止めない。そして「私が戦にはさせない」からと討伐軍の大将に自ら名乗り出る。結局畠山も説得できず戦闘になり討ち取ってしまう。全てが終わった後で怒りに任せて父・時政を怒鳴りつける。そして御家人達が時政の横暴に不満を寄せていると知れば、その御家人達の怒りの矛先を向けるべく稲毛重成を処刑。その後も自分は執権にはならないと言いながら、父・時政にはしばらく引っ込んでろと告げる。
なんだか義時、矛盾の塊じゃない?
いい人ぶってるだけでやってることは悪人ですよね。この人は昔からそう。上総介の時も上総介を助けようと動くことはなかった。
だったらもう思い切って悪人になればいいのに。「頑張ったんだけどできなかったの。悪いと思ってる、本当はやりたくないんだよ」と言いながら結局悪い事をする人間はどうも気持ちが悪い。信じることもできぬ。もー思い切って義時は悪人になりなさい。
それに比べればりくさんはいいぞ。大悪女だもんね。わかりやすくてよい。まー今回もヒステリーを起こして喚きたて時政に怒鳴られてました。いいぞオヤジ。しかし後で謝ってた。情けなや。
時政も気のいいオヤジでありながら、娘婿をさっさと殺してしまう。その後でまた「皆の喜ぶ顔を見ていると心が和む」といい人キャラに戻る。ぶれてますね。
ところでこのドラマの政子さんは結構おとなしい印象。様々な事柄を黙って受け止めている感じです。実際にも政子さんはそんな感じだったのかもとも思った。結構リアルなのかも。
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それにしても主人公の北条義時(小栗旬)が、どうも煮え切らないキャラに見えてしまう。
りくは息子の範頼が殺されて頭に血が上ってるので、その仕返しに殺すのなら誰であってもいい。平賀朝雅(山中崇)に言いくるめられて息子を殺した犯人が畠山だと信じ込む。畠山討伐を夫の時政に吹き込む。時政はりくの言う事を聞いてしまうダメオヤジ。そして畠山討伐決定。そこまではわかった。
しかし義時は結局畠山を救うことはしていないのですよね。源実朝(柿澤勇人)の下文を取り消したら鎌倉殿の威信に傷が…とか言って畠山討伐軍も止めない。そして「私が戦にはさせない」からと討伐軍の大将に自ら名乗り出る。結局畠山も説得できず戦闘になり討ち取ってしまう。全てが終わった後で怒りに任せて父・時政を怒鳴りつける。そして御家人達が時政の横暴に不満を寄せていると知れば、その御家人達の怒りの矛先を向けるべく稲毛重成を処刑。その後も自分は執権にはならないと言いながら、父・時政にはしばらく引っ込んでろと告げる。
なんだか義時、矛盾の塊じゃない?
いい人ぶってるだけでやってることは悪人ですよね。この人は昔からそう。上総介の時も上総介を助けようと動くことはなかった。
だったらもう思い切って悪人になればいいのに。「頑張ったんだけどできなかったの。悪いと思ってる、本当はやりたくないんだよ」と言いながら結局悪い事をする人間はどうも気持ちが悪い。信じることもできぬ。もー思い切って義時は悪人になりなさい。
それに比べればりくさんはいいぞ。大悪女だもんね。わかりやすくてよい。まー今回もヒステリーを起こして喚きたて時政に怒鳴られてました。いいぞオヤジ。しかし後で謝ってた。情けなや。
時政も気のいいオヤジでありながら、娘婿をさっさと殺してしまう。その後でまた「皆の喜ぶ顔を見ていると心が和む」といい人キャラに戻る。ぶれてますね。
ところでこのドラマの政子さんは結構おとなしい印象。様々な事柄を黙って受け止めている感じです。実際にも政子さんはそんな感じだったのかもとも思った。結構リアルなのかも。
太陽がまぶしくて下がり眉 和田義盛 |
和田義盛(横田栄司)のお言葉
「もうちょっと生きようぜ。楽しい事もある」←そのとおり
足立遠元(大野 泰広)がひっそりと引退。
●今回13人から抜けた人…足立遠元