能登半島地震 ─ 寄付・支援情報

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この度の能登半島地震で 被害に遭われた方々に心よりお見舞い申し上げます。 一日も早い復興をお祈りいたします。 ★NHK による様々な支援情報 能登半島地震 義援金・支援金の受け付け始まる 窓口まとめ 【随時更新】 https://www.nhk.or.jp/shutoken/ne...

2025年1月7日火曜日

仕事に徹する最悪の年末年始



最悪の…ってどういうタイトルよ。もちろん年明けから使う言葉ではない。わかってる。だから明るい話ではないので読みたくない方はここでストップしていただきたい。


去年の12月25日まで毎日掃除掃除掃除掃除の日々。壁と天井に掃除機をかけ、家中の窓を水で洗い、絵の額縁の上にも溜まった埃をいちいち拭き取り…とにかく25日クリスマス当日まで家中の掃除をしていたうちの夫婦。

なぜなら26日にインロー様がやってくるから。


インローSは口うるさい人。取り扱い注意の女。ビゴティッド。アロガント。いつも自分本位。本音は白人至上主義者。極端で病的な程の自己中。自分の周りが全く見えない人。傲慢なプリンセス。子供じみた自分勝手さ。まるで7歳の子供がそのまま75歳になったような人間的に未熟な人。常に自分の不満を隠さない。いつも文句の種を探して周り中を嗅ぎまわるような人。

彼女は やってくれば家中を見まわし、つつきまわし、なにか問題がないかと探し回り、家でも人でも…なにかが気に障れば口に出して文句を言う人。直ぐに機嫌が悪くなりそれがすぐに顔に出る。少しでも嫌な思いをすればそれをスルーすることが出来ない人。嫌な思いをしたことを忘れないように心に刻み、その後、親戚中のみならず、友人、仲間、会う人会う人全てに「自分がいかに辛い思いをしたのか」を大げさに触れまわる人。

彼女はモンスター。たぶんなにかの病気なのだろうと思う。でなきゃ説明がつかない。あのような人には今まで他に会ったことがない。不運なことにそんな彼女との親戚関係はもう30年も続いている。

彼女はギフの置き土産。ステップの関係なので旦那Aとの血の繋がりはない。赤の他人。ただ今でも私達も皆も彼女と親戚のフリをし続けなければならない。

米国・東海岸から中西部の中流の白人ばかりの旦那Aの親戚の中で存在そのものがブラック・シープの私は、これ以上自分の評判を下げないためにも彼女を喜ばせ続けなければならない。彼女が機嫌を損ねれば、親戚中に私への批判がばらまかれる。気を抜く訳にはいかない


旦那Aがクリスマスの前に「彼女は26日に着いて1月3日に帰るから」と言ったとき私は怒った。「ええ9日?なんで?どういうことかわかってんの?あの人がどういう人かわかってんの?今年のあなたの冬休み全部潰れるじゃん。今年の冬休み無いじゃん。私達今までどれだけ働きづめだったのよ?私どれだけこの家の掃除をし続けてんのよ?あの人がくるからよ。あの人がへそを曲げたらもっとめんどうじゃないの。だからせっかく改装工事も終わったのに落ち着く暇もない。クリスマスの日も掃除して…そして年明けのあの人が帰る日まで私達働き続けなきゃならないわけ? 9日間?うわああああっ」 
旦那A「だっていまさら変えられないじゃん」 
私「わかった。今年は仕事だと思って頑張るわ。ぅわ~…」

最初からこんな調子。私最低の女に聞こえると思う。わかってる。


そんなわけで12月26日から1月3日まで働いて働いて働き尽くした。私は彼女を喜ばせるために従順で便利な召使いをやりとおした。やってやってやりつくした。本当に大変で大変で不愉快な年末年始。まるで最悪の苦行のようだった。「大丈夫、私は大人なのだから」とポーカーファイスで自分を抑えこんだ。不幸なことにその間、私の節目の誕生日もあったのだけれど、あらかじめ旦那Aに「私の今回の誕生日のことは絶対に喋るな」と口止めをした。自分の誕生日さえも犠牲にした。なぜなら彼女は自分以外の人間にスポットライトが当たれば必ず機嫌が悪くなるから。そんなあの人の不機嫌な顔を見るぐらいなら自分の誕生日のことを忘れてもいいと思ったから。

あの人は病気なのだと思う。モンスター。あの人と一緒にいるとこちらが病む。しかしなんで9日間も許したのよ…。


彼女は心もモンスターなら肉体もそうなのだろう。75歳でもとにかく健康。エネルギーのレベルが尋常ではない。 その人は26日にやってきて「風邪気味だ」と言いながら直ぐに就寝し、2、3日後には回復した。

ウィルスを持ってきてまき散らしてるのは彼女に間違いないのだから(混雑したクリスマスに移動しているのだからこうなる予想はしていた)喋ってる間はマスクをしてくれればいいのに、彼女という人はコロナ禍の間でさえ「私はあんなスチューピッドなマスクなんて着けないわ。馬鹿みたい」とマスク拒否派なのでマスクをお願いすることも叶わず。

まず4日目に旦那Aが微熱を出した。私も3日目に風邪っぽいと思ったが、ここで倒れたら最悪だからとなんとか抑え込んだ。旦那Aはその後今に至るまですーっと風邪をひきっぱなし。


その人は、到着した翌日の27日から元気一杯。ギフを亡くして長い間寂しかったのだろうと思う。早速待ってましたとばかりに喋り始めた。その喋りが止まらない、止まらない、止まらない。朝9時に階下に降りていった旦那Aを捉まえて語り始める。

その内容は、自分がいかにこの旅行で辛い思いをしたのか。どれほど苦労をしてここにやってきたのか。どんなに大変だったのか。…そしてその後は(もうわからなくなっているし思い出したくもないけれど)なにからなにまで人々のゴシップ…気に入らない近所の人々。変な友人。愚かな知り合い。おかしな人々(旦那Aの親戚の人々も)。不愉快な人々。面白くないこと。気に入らない人。あの人が、この人が、こんなことがあったあったあったあった…とその話題の人物をこき下ろし、嘲笑い、(こちらの反応などおかまいなく)ただ一方的に留まることなく話し続ける。溜まっていたものをただただリリースし続ける…吐き出し続けるバケモノのようだ。

初日、朝の9時から昼食中も継続して喋り続け、5時間後の午後2時くらいに「疲れたから休憩するわ」とベッドルームにひっこみ、1時間後の午後3時には起き出してまた喋り始め、それから夜8時までの5時間、また延々と留まることなく喋り続けた。どうやら5時間喋るとエネルギーが切れるらしい笑。初日から10時間も喋り続けていた。

そのような調子で、彼女は毎日壊れたおもちゃのように最低9時間は喋り続ける。それが8日間続いた。あの人は本当にモンスターだと思う。今回心底あの人は怪物だと思った。


彼女との会話がなによりも変なのは、普通の人と人の会話のような情報のキャッチボールがほぼ不可能なこと。 彼女は自分の言葉を一方的に相手に投げつけるだけ。それがあまりにも異常。今回も彼女は長時間自分のことばかりをマシンガンのように喋り続けても、私達に「今年(2024年)はどうだった?」とか「先日の改装工事はどうだったの?」などとこちらのことをたずねることは一切ない。自分の話を吐き出すだけが彼女の「会話」。もちろんそのようなものは会話ではない。彼女はただ自分の中にあるゴミを吐き出せる「ゴミ箱」が欲しいだけ。

最終日、彼女は8日間も喋り続けてさすがにネタが切れたらしく「喋ることがなくなったわ…他になにかなかったかしら…」とつぶやいた笑。

そして彼女はとにかく声が大きすぎる。いつも大声で怒鳴るように喋る。そして彼女にユーモアのセンスはゼロ。これが一番きつい。


彼女の口から出る言葉は常に侮辱的。彼女は傲慢。偏屈。異常なほどに失礼で無神経な言葉の数々。驚くほど凝り固まった考え。…自分は上級国民。いつも上から目線。言葉にはしないけれど有色人種は皆格が下。マイノリティの優遇政策も全て反対。白人こそが優遇されるべきだと大きな声を出す。もちろんLGBTQの権利も拒否。その偏見はほとんどは無知からくるもの。驚くほど心が狭い。
青色の州と呼ばれるほどリベラルな(民主党支持者が多い)ハワイ州に住む私達に向かって「LGBTQなんて認めないわ。虹色のパターンにアジェンダがくっついたから私もう趣味のソーイングに虹色のパターンが使えなくなったわ」と文句を言う。
ひとりで主張を繰り返す彼女をなんとかなだめながら、様々な分野でのマイノリティを擁護する意見を私は彼女に話した。でも彼女がそのことを覚えているなどとはみじんも思わない。無駄な会話である。

彼女は中流階級出身のお嬢さん。元々は優秀な学生だった人。フランスに留学し、その後世界中を旅して各地に長期滞在し、若い頃は(彼女の同世代の人らしく)新しい世界にも目を向けていた人だったと聞いている。何が彼女をこれほどまで偏見に満ちた心の狭い人物に変えたのだろう。


彼女はbigoted:
obstinately or unreasonably attached to a belief, opinion, or faction, in particular prejudiced against or antagonistic toward a person or people on the basis of their membership of a particular group.
ある信念、意見、派閥に頑固に、あるいは不合理に執着する人。特に、特定の集団に属していることを理由に、ある人や人々に対して偏見を持ったり、敵対したりする人。


彼女にとっては白人こそが優遇されるべきで、アメリカの白人が立場をなくすことは決して許されないこと。その頑固な考え方に「全ての民にチャンスを与えよう」などという「平等」の言葉はほぼ存在していない。75歳でそういう人は、もう何を言っても人の意見を聞かない。何を言っても無駄。


そんな彼女はここハワイにいる間、このアジア人の作った欧州レシピのご飯を食べて、アジア人の用意したベッドに寝て、アジア人が整えたバスルームを使い、そしてこのアジア人が穏やかな口調で「人の平等」の話や「LGBTQ運動」の始まりの理由などを説明するのを聞いて時には頷き、そしてこのアジア人から「ほめ殺し」に近い温かな称賛を浴びて、滞在の最終日には満面の笑顔で楽しかったわと言い、空港ではまるで泣きそうになりながら別れを惜しみ私達に二度のハグを求めた。この人はただ寂しかっただけなのだろうか。


これからも彼女とのつきあいは続いていく。時間の無駄。なにも得るものはない。

彼女が去ったその日、私が旦那Aに「正直に感想を言いなさいよ」と問えば、Aは「まるでシェルショックのようだ。言葉も出ない。すごかった。こんなにすごいとは思わなかった。9日間は長過ぎた。悪かった」と酷い咳をしながら謝った。

今回あらためて彼女と私達の今までの関係には、ギフの存在が大きかったのだとも思い知らされた。穏やかで優しかったギフは彼女の夫として日々彼女の棘を受け止めるクッションになっていたのだろうと思う。


私は彼女が帰っていった翌日、1月4日から熱を出した。張りつめていた糸が切れた。やっぱり風邪をひいた。5日に37.8度まで熱が上がった。昨日も熱が続いていたが、あらためてこの数日間の理不尽さに抑えていた怒りが爆発した。

今日は37度を前後しているので文章は書ける。はやく治ればいい。


2024年12月24日火曜日

Season’s Greetings 2024



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🎄🎄🎄 Happy Holidays !!!🎄🎄🎄

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Merry Christmas!!!


今年は木の下にモノがない


今年はほとんどクリスマスの気分になることなく
クリスマスになってしまった。
なんともう明日はクリスマス当日。
日本はもうイブも終わっていた。
ハワイは今日がイブですが、
今日もさっきまでお掃除してました。
あさってから親戚がやってくるのでその準備してます。
これからたぶんブログも休むことが多いと思います。

ところで新バスルームをやっと使うようになりました。
最高です。

今年は1年中バスルームのことを考えてました。
バスルームのことだけで1年が終わった感じ。
大きなプロジェクトが終わって私は嬉しい。


Have a wonderful holiday season~

🎄🌴🎄🌴🎄🎄🌴🎄🎄🌴🎄🌴🎄

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旦那Aの作るトゥールーズ風カスレ



以前から旦那Aと南仏の料理カスレを作ろうと話していた。

旦那Aは欧州の伝統的な田舎の煮込み料理が好きである。私も。欧州の煮込み料理…カスレもポトフもビーフ・シチューもラタトゥイユもミネストローネもブイヤベースも、元々は農村や漁村で食べられていたごった煮の料理なのだろう。あまり難しい技もいらない上にコトコト煮ればそこそこ美味しい物ができる。うちも普段は焼いたり揚げたり炒めたりの料理が多いが、煮込み料理を作る日はごちそうだねと喜ぶ。

先月からのバスルームも無事完成し、大きな掃除もほぼ終わってやっと落ち着いてきたので、ワインを開けてお祝いしよう。料理は南仏のカスレに挑戦しようと思い立った。

実験のように初めて作ったカスレを記録しておこう。  


少し前に飲んだ南西フランスのカオール・ワイン。そのワインにカスレがオススメというのを読んだ。そのカオールのワインはもう1本買ったので、次に飲むときはカスレを作ろうなどと話していた。

さてこのブログでやっている「ワインを飲んででめぐるフランスの旅」。6本目に試すつもりでいた南仏ラングドック・ルーション地方の赤ワイン。これを開けよう。さてこれに合わせてさて何を作ろうか?

調べてみたらラングドック・ルーション地方とカスレのできた地域はかなり近い。うちの仏料理の料理本にあったカスレはトゥールーズ風だ。トゥールーズとラングドック・ルーション地方は車で2時間しかかからない。かなり近い。それなら同地のワインとトゥールーズ風カスレを合わせてもいいだろうと思った。


カスレとは、いくつかの種類の肉とソーセージと白い豆をトマト野菜スープで煮る料理。以前から見ていた料理本でおおまかにどのような料理かのアイデアはあった。


それでは食材を買う前に詳しく調べてみよう。まずネットで検索。本格カスレのレシピのビデオが出てきた。

大量の肉…豚の肩?ラム、仏のガーリック・ソーセージ、それに鴨の肉、そして鴨の油を使うとあった。鴨の油?あ、それは無理だ。手に入らない。ガーリック・ソーセージなどというものもここでは見たことがない。そうかそうか。これは無理かな。

気を取り直してうちにある(失敗しない)仏料理本を見てみる。トゥールーズ風とあった。このレシピは鴨を使わない。ラムとソーセージと豚肉を使う。これならできそうだ。

念のためYouTubeを「Cassoulet」で検索したらフランスのおじさんがカスレを作るビデオが出てきた。全フランス語で言葉はわからないが、映像でだいたい何をやっているかはわかる。この人のレシピは、まず豆と野菜を煮て、別に炒めたりオーブンでローストした肉類を鍋に重ねて入れ、オーブンで2時間ほど焼く方法。なるほど、このような感じなのか。

他にも見てみたら、どうやらカスレとは厳密なルールにしたがわなくてもいいらしい。リーク(ポロネギ)を入れるレシピもあるし、ソーセージと豆だけのレシピさえ出てきた。さすが元々はごった煮料理。自由にやってもよさそうだ。


元々は私が作るつもりでいたのだけれど、前述の鴨の入った本格カスレ、それにフランス語のおじさんのカスレのビデオを見ていた旦那Aが作りたいと言い出した。どうやら勝手に作るつもりになってくれたらしい。

それはいい。私はまた2階に上がって掃除掃除掃除をしていればいい。今回はクリスマス休暇に入った旦那Aにカスレを作ってもらうことにしよう。



さっそく旦那Aが買い物に行って帰ってきた。ここはハワイでは(たぶん)鴨もガーリック・ソーセージも手に入らないので、手に入るものを組み合わせてつくる。買ってきたのは生のポーク・ソーセージ。ラムのシチュー用の肉はなかったので小さな骨付きラムチョップ、そして鴨の代わりにチキンのドラムスティックを入れると言う。そしてベーコン。豚肉は入れないそうだ。

カネリニ豆は前夜から水に浸し当日水で煮て柔らかくする。

野菜はにんじん。玉ねぎ。ガーリック。ベーコンを炒めて缶の水煮トマトとスープストックで煮て、豆と合わせてトマトスープのようなものを作る。

肉類…ソーセージはフライパンで炒め、骨付きラムはオーブンでロースト。チキンもロースト。

野菜と豆のスープと、肉類の準備が出来たら、ル・クルーゼの鍋に重ねて入れる。肉が野菜に埋もれているように入れる。

蓋をして鍋ごとオーブンへ入れる。ここから2時間オーブンで煮る。

2時間後、煮込んだカスレにパン粉を散らし、蓋を開けた状態でオーブンへ。そして20分焼く。これで出来上がり。それらしいものが出来たぞ。


食べてみるとそれらしい味。美味しい。すごく美味しい。かなり美味しい。とても美味しい。ラングドック・ルーションの赤ワインも美味しい。これはこれは…かなりいいご飯になった。すごいぞ。

ラムはやっぱりおいしいな。私大好きなのだ。しかし近年は子羊を食べるのはかわいそうだからとあまり買うのを控えていた。しかしおいしいぞ。とてつもなくおいしい。私はビーフよりラムの方が好きだ。

確かに時間と手間もかかるけれど、これはおいしい。すごくごちそうの気分。いいですね~。旦那Aもよくできてとても嬉しいそうだ。また作りたいと言っている。いいですね~。

ワインを飲んで酔っぱらいながらとてもいいディナーになった。旦那Aすご~い。ありがと~! LOVE LOVE…


🍲料理の様子
玉ねぎやニンジンなど野菜を炒める。左には炒めて焼き色を付けたソーセージ、右に豆を煮る鍋
トマト缶と野菜と豆を合わせる。オーブンでローストしたラムとチキン
オーブンに入れる鍋に全部合わせる。お肉が野菜に隠れるように。
水分が足りないとかでスープストックを加える
蓋をしてオーブンへ。2時間煮る。
2時間後。いい感じに馴染んでます。
パン粉を散らしてまたオーブンへ。20分間焼いた後。
いい感じ。それっぽい。
出来た。
おいしい
素晴らしい



2024年12月23日月曜日

仏ラングドック・ルーション地方/Languedoc & Loussillon地中海沿岸の赤ワインDomaine de Fontsainte, Corbiere Rouge, 2021 とトゥールーズ風カスレ



フランスのワインを学ぶシリーズ。今回は南仏ラングドック・ルーション地方/Languedoc & Loussillon…地中海沿岸の赤ワイン「Domaine de Fontsainte, Corbiere Rouge」2021


さてまたまたワインで訪ねるフランスの旅。
フランスワインの産地のリストから。

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● アルザス地方/Alsace
 Riesling, Pinot Gris, Gewürztraminer
● コルス島(コルシカ島)/Corce
 Red &Rose Blends
● シャンパーニュ地方/Champagne
 Sparkling Wine
🍇 シュッド・ウェスト地方/Sud Ouest 南西地方
 Malbec, 重厚ワイン・甘口白ワイン
● ジュラ地方/Jura
 Chardonnay, Savagnin, Vin jaune,
🍇 ブルゴーニュ地方/Bourgogne
 Pinot Noir, Chardonnay
● ボジョレー/Beaujolais
 Gamay
● プロヴァンス地方/Provence
 Rose Blends, ロゼワインの産地
🍇 ボルドー地方/Bordeaux
 Cabernet Sauvignon & Merlot Blends
ラングドック・ルーション地方/
 Languedoc & Loussillon 地中海沿岸←今回はこれ
 Grenache & Carignan Blends, カジュアルなお手頃ワイン

🍇 ローヌ地方/Rhône
 Grenache & Syrah Blends
🍇 ロワール地方/Loire
 Sauvignon Blanc, Muscadet, Chenin Blan
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去年から今まで学んだ仏ワインの5つの地方。今回6つ目は南仏、スペインとの国境に近いラングドック・ルーション地方のワイン…コルビエールAOC。この地方のワインは葡萄グルナッシュとカリニャンのブレンドが多いとのこと。

近所のスーパーに手頃なワインがあったので買ってきた。値段はさていくらだったかな…米国の本土では17ドルや18ドルとあるのでハワイではたぶん20ドルちょっと超えたぐらいか。

いかにもラングドック・ルーション地方ワインらしく、葡萄の種類はカリニャン60%、グルナッシュ・ノワール30%、シラー10%のブレンド。



さてお味は?

ボトルを開けてすぐ…ん?飲みやすい?フルーティかな。グラスに入れて時間をかけてちびちび飲む。うん…これは前に飲んだワインよりずっと美味しいと思う。味がまろやか。マイルド。丸い。フルーティ。…なんか…開けて15分もするともうそろそろおいしいと思う。前に「Clos La Coutale, Cahors Malbec 2020」を飲んだ時は「深みが足りない」とか言ってましたが、これは始めから結構おいしい。まろやか。なんか単純においしい。いかにもワインっぽい味。一口目から口の奥に入って素直に納得する味。いいと思う。


今回のメニューは南仏のトゥールーズ風カスレ。以前飲んだカオールのマルベックのワインに合わせて今度カスレを作ろうと書いたのだが、トゥールーズ風カスレならトゥールーズがこのラングドック・ルーション地方に近いのでいいだろうと思った(車で2時間ほど)。この料理にはワインを使わないのでこのワインは全部飲むことになるぞ。ボトルを見るとアルコール分14.5%!ぉおっかなり強いワインだった。


Cassoulet de Toulouse
初めて作った。面白かったので別に文を書く


そしてカスレを食べながら飲む。いや~おいしいわ。うん。いかにもワインらしい味(変な感想)。甘味も酸味も重みも丁度いい。これ20ドルくらいなら結構いいワインなのでは…。旦那Aも「いいね」と言う。なによりも旦那A作カスレがもう信じられないほど美味しくて美味しくて…もうそれだけで幸せだ。ワインも美味しいし、カスレが美味しいし。なにも言うことは無い。いや大いに語りたい。

調べたらこのDomaine de Fontsainte, Corbiere Rougeの2021年は当たり年らしい。VIVINO.COMでは5点満点で4.0点だそうだ。いいですね~。カジュアルな日常のワインではいいワイン。

アルコール分が強い割にはそれほど強くも重くも感じない飲みやすいワインだと思った。最初の味がチェリーだと(下記)書いてあるのは納得。フルーティ。しかしココアとかリコリスはさて…どうだ?後味は残るか。いい感じでおいしい。しかしアルコール分が強いので少量でも結構酔っぱらうのは困る。大変困る。



ところでうちの近所のスーパーにはお手頃値段で結構面白いワインが置いてある。おそらくお店のバイヤーさんが詳しい人なのだろうと思う。品揃えを見ると考えてワインを仕入れているのだろうと思った。ハワイ地元のスーパーだけれど嬉しいね。

今の私には(あまり品揃えの多くない)スーパーで手頃な価格の面白いワインが選べるのは嬉しい(わかりやすくていい)。いつかもっとわかるようになったら「たむら/Tamura's Fine Wine & Liquors」さんというお店にも行ってみようと思う(今はきっと種類が多過ぎて迷う)。そのうちね。



それではワインの情報

Domaine de Fontsainte, Corbiere Rouge 2021

 生産者

ドメーヌ・ド・フォンサント社/Domaine de Fontsainte

ラングドック・ルーション地方にあるドメーヌ・ラブカリエ/Laboucarié 家は、表情豊かで高品質なワインを生産することで知られている。家族経営。持続可能なブドウ栽培と伝統的なワイン醸造技術で知られる。現オーナーのブルーノ・ラブカリエ氏は、カリニャンを2割、グルナッシュを1割、シラーを少々ブレンドし、ブラックチェリーとスパイスを思わせる力強い田舎風の赤ワインを造っている。

ラブカリエ/Laboucarié 家は17世紀からこの地でワイン造りに関わっている。ブルーノの父親イヴ・ラブカリエ氏は1971年に南仏コルビエールのアペラシオンにドメーヌ・ド・フォンサントを設立。彼はグルナッシュ・グリ種のブドウを直接圧搾することから名付けられた「グリ・ド・グリ」と名付けたロゼを成功させ、また赤ワイン造りでもこの地域で最初の革新的な全房発酵を推進した。

イヴの息子・現オーナーのブルーノは、セラーを再整備し、ブドウの木を植え替え、新しいキュヴェを追加。公正な価格設定によりいいワインを手頃なワインを製造している。彼は「偉大なワインはブドウ畑で造られる」と信じ良質の葡萄の生産に力を注ぐ。

1950年に植えられたカリニャンがグルナッシュとシラーと共にブレンドの大半を占め、それらは完全に除梗されている(果梗から出る未熟なタンニンや雑味を防ぐため)。葡萄は手摘みで収穫し、フレンチオークで6ヶ月間熟成させる。このドメーヌの赤ワインはコルビエールの太陽の光を浴び、地中海の風景を反映した、より濃く熟した味わいに仕上がっている。

コルビエールのアペラシオンにあるドメーヌ・ド・フォンサントの最初のブドウ畑は、ローマ人によって植えられた。元々のドメーヌは温泉を囲むように建てられ、後にその温泉は12世紀の地元の聖人・聖シメオンにちなんで「Fontsainte=the saint’s fount /聖人の泉」と名づけられた。

フォンサントのブドウ畑は、「黄金の三日月 」として知られる地域のブテナック村落を取り囲んでいる。この一帯の土地は、コルビエールのアペラシオンの中でも最も日当たりが良く、南南東に面しており、500ヘクタールの広大な森によって冷たい北東の風から守られている。地中海からの涼しい海風も、この太陽の恵みを受けたテロワールのバランスを保つのに役立っている。

Google Earthで会社の住所を見てみたら、この会社は本当に田舎の小さな町(村)の葡萄畑のすぐ横の建物だった。ここのワインもクラフト・ワインというか地ワインみたいな感じなのかも。米国ではKermit Lynch Wine Merchant社というワインの輸入会社が長い間契約していて社の成長を見守っていたらしく、もしかしたらパトロンのような形でこのワイナリーをサポートしていたのかもと思った。想像だけれど。


 産地

フランス / Languedoc-Roussillon(ラングドック・ルーション地方) / Corbières
モンペリエとスペイン国境の中間に位置するコルビエールのアペラシオン。

(様々な過去を経て)近年のラングドックは、手頃な価格で日常的な楽しみを提供する数え切れないほどの素晴らしい価値を持つワインの産地であり、フランスの他の地域の最高級ワインに匹敵するような高級ワインの数も増えている。

ここ20年ほどは、テロワールを重視した上質なワインへとシフトしている。意欲的な生産者たちは、丘陵地帯の水はけのよい痩せた土壌のブドウ畑を探し求め、灌漑や化学合成肥料・農薬の使用を控え、伝統的な生産方法と技術の進歩のバランスを取りながら、エレガンスとバランス、そして明確な土地感覚を備えたワインを造ろうとしてきた。今日、ラングドックで造られるワインの全体的な品質と種類は、かつてないほど高くなっている。

地中海沿岸に沿う三日月のような形をしたこの地域は、標高、日照量、海岸線からの相対的な距離、内陸の冷涼な丘陵地帯によって、多様な土壌タイプ(シリカ、粘土、石灰岩)と個々の土地特有の気候を誇り多種多様である。温暖な地中海性気候は赤ワインの生産に適しているが、世界トップクラスの白ワインやロゼワインもあり、何世紀にもわたって愛好家に愛されてきた見事なデザートワインも生産されている。

1985年に設立されたコルビエールAOCは、ラングドック地方最大のAOCであり、移り変わる南フランスを象徴している。赤ワインはAOCの生産量の88%を占め、南仏の太陽を好むブドウが様々。カリニャンのブライヤー、グルナッシュのベリー、シラーのチェリー、ムールヴェードルのプラム等々が幅広いスタイルを可能にする。コルビエールのロゼは、生産量の9%に過ぎないが、本格的なワインとしても知られる。

▶ このラングドック・ルーション地方のワインとは、以前は安いワインの産地として知られていたが、ここ20年ほどはいいワインが造られるようになったようです。今でもカジュアルで手頃な値段のワインが多いらしい。


 葡萄

🍇カリニャン/Carignan

スペイン北東部のアラゴン州サラゴサ県カリニェナが原産地。スペインやフランスの通称「南仏」と呼ばれる、ラングドック=ルシヨン、プロヴァンス、ローヌ地方南部等で多く栽培されている。ワインはなめし革の香り、スパイシーな香り、鉄やインクの香りといわれるフレーバーを持っているが、香りはそれほど強くはない。酸味や渋みが強い、いわゆる刺激性の強い風味のワインになる。シラー種など、酸味の少ない品種にブレンドされることが多い。

🍇グルナッシュ・ノア/Grenache Noir
スペインのアラゴン州が原産地。フランスのラングドック=ルシヨン地方に伝わり、そこから世界に広まったと言われている。現在世界で最も多く栽培されているワイン用ぶどう品種。アルコール度数は高いが、口当たりは比較的ソフトで、酸味は強いが渋みは穏やかである。スパイスの香りや、きのこなどに似たやや泥臭い香り。

🍇シラー/Syrah
フランスのコート・デュ・ローヌ地方が原産地。南フランスの焼け付くような強い日差しを浴びて作られるワインは、チョコレートのような、あるいはゴムが少し焦げたような甘く香ばしい香りを持つ。色は濃赤色で、アルコール度数の高い、男性的な力強さとこくのあるワインになる。


 このワインの特徴は…

美しい紫色を帯びた、持続性のある非常に輝きのあるルビー色。 すぐに香りが広がり、最初はチェリーなどの新鮮な赤い果実やブルーベリーなどの黒い果実のニュアンス。次にカカオパウダーと甘草(リコリス)のデリケートなタッチの含みを伴う豊かさが広がる。 まろやかで凝縮した強さとバランスの取れた骨格が口の中に広がり、タンニンは繊細で酸味は甘美。すべてが果実味を際立たせ、長い余韻が続く。


 組み合わせ

キノコのタルト、赤い果実とボラのグリル、焼き鳥、赤身肉の煮込みに最適。


おいしいと思う。3日かけて飲んだ。3日目もおいしい。一口目のチェリー味はすぐわかる。その後のカカオはどうかな~?チョコレートっぽいの?リコリスもどうかな?全体にまろやかでおいしいワイン。ただアルコール分が強いのですぐ酔っぱらう。おいしいからと少しずつ飲んでいると酔ってくるのであまり量が飲めないのは残念。
Vivino.comスコアが 4.0 点の赤ワイン。今まで飲んだ赤で一番高いスコア。以前飲んだワインは 3.8 だったと思うがなるほどこれだけ違うのかと思う。と言うことは…4.3スコアのワインなんてどれだけ美味しいのだろうと思う。いつか試してみたいものだ。

それにしても南仏のワインのブレンドは北のワインと違ってそれぞれの葡萄の特徴の組み合わせで味や香りが出来るので把握するのが難しい。深いですね。


ワインメモ
🍷Domaine de Fontsainte, Corbiere Rouge 2021
Vivino.com Score: 4.0
Winery:Domaine de Fontsainte
Grapes:Carignan, Grenache, Syrah
Region:France / Languedoc-Roussillon / Corbières
Wine style:Languedoc-Roussillon Red
Alcohol content:14.5%
Wine description:
Brilliant ruby colour with beautiful violet tints.Immediate and generous with, at first, notes of fresh red fruits, such as cherries and black fruits, such as blueberries. Next, the richness develops with notes of cacao powder and a delicate touch of liquorice balanced structure in the mouth, the tannins are delicate and the acidity luscious. Everything showcases the fruit, which follows up with a long finish.


2024年12月18日水曜日

お猫様H:木があれば猫はよく寝る



今年も木が出た。猫が下で1日中寝ている。




今年はね、とうとう新しいクリスマスツリーを買いました。前の木は1997年頃に買ったもので古かったので壊れたのを直しながら使っていた。いまどきの新しい木は質がいい。枝がプラスチックなのにしっかりとしていて本物みたい。葉が落ちないのがとてもいい。前の木より少し大きいのでオーナメントがパラパラしてますね。


2024年12月17日火曜日

Galantis - 8 Days (2024)



軽くキャッチー



Galantis - 8 Days (2024)
8 Days – Single
Galantis
Released: September 12, 2024
℗ 2024 Big Beat Records



Galantisさんの小曲。ちょっと前にUK upfront club chart か commercial pop club chartに入っていた。Galantisさんと言えば、英国の売れてるポップスターやデビッド・ゲッタ御大と組んでやたら大きな音のゴージャスで大げさな曲調の曲が多かったと思うのですが、この曲はこじんまりと可愛い。大げさな感じは全くない。かわいい小曲の良曲。こういうのもやるんだねということで記録。

★Galantis
Christian "Bloodshy" Karlssonさん。スウェーデンのEDM系プロデューサー。元々GalantisはLinus Eklöw (Style Of Eye)さんとのデュオのプロダクション・チーム。Galantisは2017年に Karlssonさんのみの名義になったらしいのだけれど、つい最近まで二人の名義でGalantis で曲を出していた。
元々Karlssonさんはスウェディッシュ・ポップのプロダクション・デュオBloodshy & Avantに関り、Katy Perry、Britney Spears、Jennifer Lopez、Kylie Minogue、Madonna等の大物スターへの曲にも作曲、プロデュースで関与。



8 Days
Galantis
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Eight-day…


[Verse 1]
食べて 飲んで 眠って
あなたは私を繋ぎとめる でも明日は決して来ないみたい
Oh, baby, 寂しい
だからあなたのところへ連れて行って
たった1秒の別れも辛すぎる

[Pre-Chorus]
ひとりで踊るのはもううんざり
辛かった

[Chorus]
1週間が8日みたいに感じる
あなたは私の心を狩るように 時間をかけながら
1週間は8日のよう
あなたのことを考えるだけで
死ぬほどつらい ゆるやかに私を痛めつける (Ooh-ooh-ooh)

[Post-Chorus]
Killing me, killing me, killing me
Killing me, killing me, killing me softly
Eight-day


[Verse 2]
食べて 飲んで 眠って
私はただ時間をつぶすだけ あなたが泊ってくれるまで 
わかってるでしょ 私が自由になれないこと
あなたの腕の中で 死んでもいい 
たった一度触れただけで私は生き返る

[Pre-Chorus]
ひとりでダンスするのはもういや
苦しかった

[Chorus]
1週間が8日のように感じる
あなたは私の心を狩るように 時間をかけながら
1週間が8日のよう
あなたのことを考えるだけで
死ぬほどつらい 優しく私を痛めつける (Ooh-ooh-ooh)

[Post-Chorus]
Killing me, killing me, killing me
Killing me, killing me, killing me softly
Killing me, killing me, killing me
Killing me, killing me, killing me, ooh-ooh-ooh

[Outro]
Yeah, softly, yeah
Ooh-ooh-ooh, killing me, killing me, killing me softly

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Songwriters: Cathy Dennis / Ruth Anne Cunningham / Christian Lars Karlsson / Henrik Jonback


Galantis

2024年12月15日日曜日

今年も終わりだ・なんとかなりそう



とうとうやるべきことが終わった。だからさっき久しぶりに音楽のことを書いた。


生活をしていくうえで掃除をしなければならない場所(件のバスルームの工事のせいで埃だらけで健康被害があるから掃除をしなければならない場所)の掃除も終わった。家中の壁と天井に隅から隅まで掃除機をかけた。これで人間が動くたびに埃が舞うこともないだろう。あと一部屋残っているけれど、これはここ1週間内にのんびりやればいい。

クリスマス・ツリーも出した。先週の半ばにフェイク・ツリーを組み立てた。これもやるべきことで黙々と作業としてやった。先週から毎日猫がツリーの下で寝ている。

11月末に注文したフェイクのリースも郵便で届いたので外に飾った。思ったより小さかったがとりあえずクリスマス前に届いてよかった。


クリスマスカード書きの苦行も先週末に終了。なんと今年は12月12日にカードを発送できてしまったぞ。どういうことだ。毎年いつもクリスマスの25日までに相手に届くべきカードを、12月の15日16日になってももたもたとどうしようどうしようと焦って書いていたのに…そして結果的に英国の友人に翌年の2月にカードが届いたりしていたのに(英国はクリスマス・カードのタイミングを逃すと、なぜか2か月後にカードが相手に届いたりする。日本にも1月を過ぎてクリスマスカードが届いたこともあった)。今年は12日に出せたのでどうかな。クリスマスまでに届くといいな。

そしてコロナ禍から今まで都合により(なまけごころにより)、毎年オンラインで注文し相手に送りつけていた遠方へのプレゼントも、今年は各お店でハワイらしいお土産を自ら各種購入し、米国の郵便の規定ボックスに自ら詰めてカードを添えて送ってしまった。何と丁寧な。それを発送したのが13日。すごいぞ。

年末にいらっしゃるインロー様へのギフトも購入しあとはラッピングをするのみ。

なんか、終わったかな。クリスマス関連でやるべきことは終わったか。



12月の始めには車の免許更新に出かけた。書類を書いて視力を測るだけなのだが、目が見えにくくなっていた。びっくりした。来年は眼科で見てもらわなければならない。

それから6日には車の車検も完了。こういうやるべきものもやってしまえばほっとする。


そういえば11月13日にDr. Brandt Skincareのプライマーを注文したのだが、11月18日になんとハワイの郵便局が間違って別のアドレスに配達してしまい商品が行方不明になった。まずは郵便局に問い合わせて探してもらうが、結局モノは見つからないと言う。それでDr. Brandtにまた連絡をして返金か、代わりを送ってくれと連絡(もちろん郵便局のミスの証拠のやりとりのPDF添えで)…などなど大変めんどくさい手違いと作業があった。最終的に再発送してもらった商品は12月9日に無事届いた。しかしDr. Brandt Skincareのカスタマー・サービスはとてもよかった。まぁただめんどくさかっただけなのですけどね。こういう忙しい時期の手違いにはますます不安が積み重なっていけない。



そして件の未完のバスルームの件。実はまだ使っていない笑笑笑。注文しているミラーとドアが取り付けられて完全に完成してからあらためてじっくり使おうとまだ我慢をしている。楽しみは先延ばしにしたほうが喜びも大きいだろう。いや、いったん使い始めれば水回りは汚れるものだし掃除もしなければならないから、なんだか綺麗なバスルームを使うのももったいないような気もするし…などと言って未だ小さい客用のバスルームを使っている妙な夫婦。時々新しいバスルームに出かけて行って「綺麗だね~、タイルがゴージャスな Turkish Bath みたいだね」などと眺めて喜んでいる。まだ見るだけ。


そして先週の木曜日には、新バスルームのシンク上のミラーが届いて取り付けられた。部屋が広く見える。完成までまた一歩進んだ。ますますバスルームらしくなってきた。


しかしひとつ心配事があった。新バスルームのシャワールームにはまだガラスのドアが付いていない。まだ工事中だった11月の終わり頃…ガラスドアの会社が採寸に来て注文した。しかしその後代金を支払った後にその会社からずっと連絡が入らなかった。先週の金曜日の13日に旦那Aがテキストで問い合わせても返事がないと言う。もう代金も支払っているのに、連絡がないとはどういうことだ…と、先週の週末に少し気持ちが暗くなった。

シャワールームのドアは、この様子じゃ来年かな。やっぱハワイ時間?しかしインロー様が年末にやってくるから、まだ完成していないバスルームを使うことになるのかな…などと気持ちが沈んだ。

ところがなんと今日、日曜日なのにガラスドアの会社からテキストが送られてきた。ドアが金曜日に届いたので来週設置に来るという。ぉおおお~やった。あと数日でドアがやってくることになったぞ。これでバスルームが今年中に完成する。すっきり気が晴れた。ほっとする。


やるべきことは終わった。11月末からやるべきことを全部ブルドーザーのように全部なぎ倒してやりつくした。心配事もなくなった。年末までに時間制限有りの義務でやらなきゃいけないことはもうない。なんか無事に今年が終わりそうだ。よかったよかった。

あ、まだあった。家中の窓の掃除をしなければ。