能登半島地震 ─ 寄付・支援情報

能登半島地震 ─ 寄付・支援情報

この度の能登半島地震で 被害に遭われた方々に心よりお見舞い申し上げます。 一日も早い復興をお祈りいたします。 ★NHK による様々な支援情報 能登半島地震 義援金・支援金の受け付け始まる 窓口まとめ 【随時更新】 https://www.nhk.or.jp/shutoken/ne...

2024年9月23日月曜日

Darius Syrossian & Eve – Satisfaction (2024)



激しいね


Darius Syrossian & Eve – Satisfaction (2024)
Satisfaction – Single
Darius Syrossian, Eve
Released: June 28, 2024
℗ 2024 Under exclusive licence to Ministry of Sound Recordings Limited



UK upfront club chart に今入ってます。私はこの歌は女性ラッパーがこのスピードで歌っているのだろうと思っていた。すごいなと。しかし実はこの歌は2003年のEve さんの歌のリミックスだった。元歌はもっとゆっくりのラップ。これもいい。

それにしてもよく言葉が出てくるものだと思う。本当にすごい文字数。音でリズムを刻むのもすごい才能だと思う。内容はラップで成功することを宣言する、この手の歌ではよくある内容。

★Darius Syrossian
英国ロンドンをベースに活躍中のDJ、producer、レーベルの社長、ラジオ・ホスト。1974年、イラン・テヘラン生まれ。現在は英国ロンドンをベースに活躍中。イビザのレジデンシーを始め、欧州各国でショーを開催する売れっ子DJ。

★Eve
Eve Jihan Cooperさん。アメリカのシンガー、ラッパー、女優。ペンシルベニア州フィラデルフィア出身。1978年生まれ。d1999年のデビュー・アルバム『Let There Be Eve...Ruff Ryders' First Lady』が全米1位。その後も多くのヒットをリリースし様々な音楽賞を受賞。


And I feed 'cuz that shit only give me hunger pains
旦那Aによると「 hunger pains」とは「怒り」だそうだ。なのでここでのfeedとは「もっと与える」自分の怒りに対しても「もっとやる」の意味だそうだ。なんと…私は「お腹がすくから食べる」だと思ったわ笑



Satisfaction
Darius Syrossian, Eve
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[Verse 1]
私 今までやったことのないことをやる
ゲームを停滞させたことはない もっと頑張らなきゃ
あなたの欲しいものをあげる 何を待ってるの?
人々が無視できない音楽を作る

沢山のニガはビッチだし 沢山のビッチはトリッピン
みんな夢見てる 彼らは私の場所にいたいと思ってる
たくさんのニガは臆病で ほとんどの女達はチキン
コッコッコッなんてやめてよ EVEはトリップしないよ

[Chorus]
私の欲しいものはなんでも
手に入れてやる だって欲しいから
EVEyがやってくる 熱くなってたでしょ
私の欲しいものはなんでも
手に入れなきゃ 掴んでやる
サティスファクションよりいいものはない

私の欲しいものはなんでも
手に入れてやる だって欲しいから
EVEyがやってくる 熱くなってたでしょ
私の欲しいものはなんでも
手に入れなきゃ 掴んでやる
サティスファクションよりいいものはない

私の全て
実現させなきゃならないから
奴らは私がラップするなんて思いもしなかった
私の欲しいものはなんでも
手に入れなきゃ 掴んでやる
サティスファクションよりいいものはない

私の全て
実現させなきゃならないから
奴らは私がラップするなんて思いもしなかった
私の欲しいものはなんでも
手に入れなきゃ 掴んでやる
サティスファクションよりいいものはない


[Verse 2]
私 今まで誰もやったことのないことをやる
ゲームを停滞させたことはない もっと頑張らなきゃ
あなたの欲しいものをあげる 何を待ってるの?
人々が無視できない音楽を作る

私達がどうやるか見てよ, dog, ほらまたか
ドレとボムシェル そんな風にブレンドするの素敵じゃない?
ラジオ・ステーション DJは回す
みんな 言ったでしょ 絶対に勝ってやる

バックドアから入ろうとしてるの?
何も起こらないよ 私の間違いは私のもの ビッチ, 私がキャプテン
私は負けない 参加してよ, baby,  そして拍手して
鞭みたいにあなたを打って 首が折れるまで

私に休んで欲しいんでしょ そうしたらあなたも息ができるから
私達一緒にいると 私が立ち去るまでストレス
友達に囁く「彼ら私にどうして欲しいの?」
彼らは私を消したいんでしょ 私の吸う空気を取り上げて

そして私はもっとやってやる だって問題は私を怒らせるから 
お前らmotherf**kers に私の火を消させはしない
なんでも来い そのまま維持する訓練は受けてる
それに私はいつも有名になることには獰猛だった

ガールズを女達から離して 勝ち残って
いつもスリルは最初から価値があるって知ってた
Baby, どうなのよ?私の生き方であいつらを傷つけてる
全て征服しなきゃ 世界は私のミッション


[Chorus]
私が欲しいもの全て
実現させなきゃならないから
奴らは私がラップするなんて思いもしなかった
私の欲しいものはなんでも
手に入れなきゃ 掴んでやる
サティスファクションよりいいものはない

私が欲しいもの全て
実現させなきゃならないから
奴らは私がラップするなんて思いもしなかった
私の欲しいものはなんでも
手に入れなきゃ 掴んでやる
サティスファクションよりいいものはない (Yo, uh)


[Bridge]
このヒートより熱いものはない みんな~ 磁石のよう
あまり沢山はやらない だって奴らはプラスチックになるから
それよ 楽しんでよ, boy, 魔法みたい
バンガーより劣るものは ダメね
でもやっぱり 私はRuff Ryde, でも私にはチームがいる
私達はどこにもいかない ゲームを決めるまでは
でも同時に 夢の中に生きてる間は楽しもう
Now 皆が歌うのを聞かせてよ


[Chorus]
私が欲しいもの全て
実現させなきゃならないから
奴らは私がラップするなんて思いもしなかった
私の欲しいものはなんでも
手に入れなきゃ 掴んでやる
サティスファクションよりいいものはない

私が欲しいもの全て
実現させなきゃならないから
奴らは私がラップするなんて思いもしなかった
私の欲しいものはなんでも
手に入れなきゃ 掴んでやる
サティスファクションよりいいものはない

私の欲しいものはなんでも
実現させなきゃならないから
奴らは私がラップするなんて思いもしなかった
私の欲しいものはなんでも
手に入れなきゃ 掴んでやる
サティスファクションよりいいものはない

私の全て
実現させなきゃならないから
奴らは私がラップするなんて思いもしなかった
私の欲しいものはなんでも
手に入れなきゃ 掴んでやる
サティスファクションよりいいものはない

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Writers: Eve, Dr. Dre, Mike Elizondo & Scott Storch


2024年9月19日木曜日

Dirty Supercar - Count On Me [Feel Good/Summer] (2024)



ハウスハウスハウス



Dirty Supercar - Count On Me (2024)
Original Mix
Extended Mix
Count on Me – Single
Dirty Supercar
Released: May 24, 2024
2024 Toolroom Production Ltd


音ものです。これもここ数週間UK upfront club chartに入ってます。「I'll be there」と「You can count on me」しか歌ってませんね。どうも音がDaft Punkを思い出す。踊るためだけの単調なハウス。でもいい気持ち。レーベルはToolroomだし、まさに踊るためだけの曲。

★Dirty Supercar
英国ロンドンがベースの音楽プロデューサー。1970年代に生まれ。あまり情報が出てこなかった。



Mason, SXCHA - Head Lost (2024)



風変り



Mason, SXCHA - Head Lost (2024)
Head Lost (feat. SXCHA) – Single
Mason
Released: May 10, 2024
℗ 2024 Another Rhythm, a division of The Other Songs



今UK upfront club chart に数週間前から入ってます。この音がちょっと風変わりで頭に残る。様々な音の飾りが入ってますね。不思議な響き。この音が魅力的で印象に残る。記録。


★Mason
Iason Chronisさん。オランダのDJ、record producer。1980年生まれ。6歳からバイオリンを習い、15歳ごろからアムステルダムでDJを始める。その後作曲とパフォーマンスを学校で学び優秀な成績で卒業。2007年にリリースした「Exceeder」が英国のシングル・チャートで1位になる。その後も多数のアーティストとのコラボで作曲、リミックス多数。

★ SXCHA
Sachaさん。英国マンチェスター出身、現在ロンドンをベースのアーティスト。この歌のシンガーでしょう。独特の歌詞と作曲で知られる。EDMの分野での作曲はDnB、techno、ambient、bass house、tech house、garage等々多岐にわたる。


歌詞は抽象的ですね。ベルリンで知らない人の間でハイになって度を失ったとか…そいういう歌かな?で、まぁいいか…と言っている。直訳+意訳です…実はよくわからなかった


Head Lost
Mason
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ベルリンでうろたえた
トレイナー達もいるし 彼らが私を家に連れ帰ってもいい
その言葉が喋れないし
私はダンス 一人だけで 
あなたがそうするなら構わない
セラヴィ だってそれが本当でしょ
ベルリンで迷った
トレイナー達とはぐれたけれど 私は独りじゃない

私はハイから降りてきて
中身は捻じれ 捻じれて
高度な高みから落ちてきて
私の心は捻じれ 捻じれてる
私は高度な高みから落ちてきて
中身は捻じれ 捻じれてしまった
高度な高みから落ちてきて
私の心は捻じれ 捻じれてる


ベルリンで度を失った
ライターは無くしたけど 私は十分に軽い
グリーンが無くても
カードに残しておくべきだった
あなたがそうするのなら構わない
セラヴィ だってそれが本当でしょ
ベルリンでうろたえた
ライターは無くしたけど 私は十分に軽い

私はハイから降りてきて
中身は捻じれ 捻じれてしまった
高度な高みから落ちて
私の心は捻じれ 捻じれる
私は高度な高みから落ちてきて
中身は捻じれ 捻じれてしまった
高度な高みから落ちてきて
私の心は捻じれ 捻じれて


ベルリンで迷った
トレイナー達もいるし 彼らが私を家に連れ帰ってもいい
その言葉が喋れないし
私はダンス 一人だけで 
あなたがそうするなら構わない
セラヴィ だってそうでしょ
ベルリンでうろたえた
トレイナー達 彼らが私を家に連れ帰ってもいい

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Songwriters: Iason Chronis / Rob Davis / Sacha Allen


MLB★大谷さん!50-50!おめでとーっ!見た!51-51だ!



こちらハワイ。午後1時の少し前、
大谷さんの「50-50」達成の瞬間を目撃しました!!!!

やったーっ!!!

おめでとうございます!!!!
🎊🎉🎊🎉🎊🎉
😍😍😍😍😍😍

すごい、ライブで見れたの、ラッキー!!!


普段からランチの後、旦那Aが仕事を始める午後1時ぐらいまでテレビを点けてだらだら見るのですけど、いつもたいてい MLBネットワークを見ている。

今日もそう。録画機に溜まっている録画のタイトルだけチェックして、やっぱMLBにしようとチャンネルを合わせた。

最初はNYヤンキースとマリナーズの試合をライブで放送していた。そうしたら急に映像がドジャースとマーリンズの試合に切り替わる。試合は7回の表。おおっ大谷さんがバッターボックス。なになに?プレゼンターが大谷の「50-50」と言ってますよ。

お~そうかそうかそうだった。なになに?もう盗塁は50に到達しているのね。あとはホームラン。スコアはドジャース11点マーリンズ3点。あ~それならプレッシャーもないね。リラックスしてできるね。そして最初は、空振り!ぉぉぉぉ~。そして何回目かな、ポーンと打ったぁ!ぁあああああああああああホームランッ⚾!!!!!でたーっ!!!よしよしよしよしよしよし!!!!

いきました。ホームラン50本目!!!やりましたオオタニッ!!!
ぃええええええぃっ!うわ~お祝いお祝いお祝い!うわ~みんな嬉しそうだ。スタジオのプレゼンターの3人も興奮してる。グレイテストグレイテストグレイテストヒストリーヒストリーばかり言っているぞ笑。メジャー・リーグ史上初だそうですよっ!!!すっげーっ!

やったやったやったやった~っ!!!!

なんだかすんごいラッキー。
なんとライブで見れるなんて。すごいラッキー!!!


…今年はさぁ、うちの入っているケーブルチャンネルが野球の放送をやめてしまって、どのチームのチャンネルも放送されていないのです。それで大谷さんの情報もネット上の文字で追うのみなのです。だからまさか「50-50」達成がライブで見れるとは思っていなかった。
すっごいラッキー💕 ラブラブ  うれしいな💕💕💕



…ちょちょちょちょちょっちょとちょとちょと…待って…。

この上の文を書くためにMLBネットワークのテレビを一時停止してたの。それで上の文を書いてブログをアップしたので、またテレビに戻って続きを見ていた。

プレゼンターが何度もグレイトグレイトと言うのを聞いて、それから早送り。そうしたらまた大谷さんを映している。

なになになになに…。ドジャース対マーリンズ戦 9回表。
ぇ 大谷さん

51号ホームラン打ったぁーーー!!!

また打ったー! いい当たり!
ぅわあああああああああああああああああああああ!

なんじゃそれ~ぅわああああああっ!

もうスタジオのプレゼンターが笑う笑う笑う笑う。そりゃぁ私も笑うわ。

わーい!!!\(^o^)/
🎉🎊💃🎉💃🎊🎉

…え、今知った。盗塁も51だったの?
「51-51」達成!!! ヒョ~~~ッ



そして ↑ これを書いてからまた一時停止してたMLBネットワークの続きを見てきた。

結果 ドジャース 20点 × 4点 マーリンズ

で終了。なんとこれで
ドジャースは
ポストシーズン・プレイオフ進出が決定!
だそうです!!!ぉおおおおおっ おめでと~っ!\(^o^)/


そしてそして、今日の試合、
大谷さん…

6打数 6安打
そのうち…ホームラン3本
打点 RBI 10点
2盗塁
51-51 達成

すげ~~~~~っこれはすごい~

その後のインタビューで御本人も
「これだけ打てたのは多分人生でもないので自分が一番びっくりしてる…」と言っていた。ほぉおおおおお。今日の日は「一生忘れられない日になる…」とも仰ってますよ。すごいね~。しみじみ

※追記
後から大谷さんがMLBネットワークのビデオ・インタビューに出てきたぞ💕ポストシーズン決まってよかったですね。夢にまた一歩近づいたネ。


お昼の後にテレビを点けて良かった💕

大谷さんおめでとうございます 


2024年9月18日水曜日

お猫様H:光の中の黒猫 Again



猫さんの顔の写真の方がかわいいのだけれど…

しかしワタクシは黒猫のシルエットが好きだ。特に明るい場所での黒猫のシルエットは絵みたいでいい。

そしてやっぱり踊り場の月によって変わっていく天窓からの光の角度の変化も面白い。というわけでまたまた踊り場の猫さんのお写真


6月23日 
階段はキャットタワーと同じ 
猫さんは食事中の私達を上から見下ろす
6月29日
7月3日
8月1日
9月6日 光の角度もずいぶん変わりました
9月8日


秋に予定しているバスルーム改装のパーツを全て注文し終わった。小物のパーツはほとんど家に届いた。後はキャビネットやバスタブなどの大物を待つのみ。


2024年9月17日火曜日

映画『シビル・ウォー アメリカ最後の日/Civil War』(2024):リアル?まさか本当には起こるまい







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『Civil War (2024)/米・英/カラー
/1h 49m/監督/脚本:Alex Garland』
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米国のTV・HBOチャンネルの広告でこの映画の放送を知り録画した。この映画の米国での封切は今年の4月12日だったそうだ。劇場公開された映画だったのですね。全く知らなかった。

それにしてもなんとタイムリーな…笑 と言っちゃいけないのかしら。今米国は分断されていますからね。 Civil Warとは内戦という意味ですが、昨日のエントリーで取り上げた…「2021年1月6日の連邦議会襲撃事件」のことを思い出せば、アメリカ国内で内戦が起こるかもしれない…と考える人もいないわけではないだろう。今のアメリカとは、そのようなことを考えさせられるぐらい分断されている…。

今年は11月に大統領選挙がある。その選挙でもしトランプ氏が負けたとしたら…また彼は暴徒を扇動して暴動を起こすのではないか…と心配する人もいるだろう。私もその一人。


この映画もそのような背景があって立ち上がった企画なのだろうと思います。タイトルはズバリ

Civil War


…私は単純に「面白そうだ」とテレビ放送を録画したのだけれど、旦那Aに「見る?」と聞いたら「見たくない」とのこと。そうかもしれませんね。彼にとっては大切な国だもの。自分の国の内戦の映画なんて見たくないのかも。


というわけで一人で鑑賞。

正直少し拍子抜け。というのもこの映画、お題の「アメリカの内戦」がどのような理由でどのようなカタチで始まったのか?の説明がほとんどない。

戦争は既に始まっていて、その戦時下を3人のジャーナリスト+1人の見習いカメラマンが車でニューヨークから首都ワシントンDCまで走る…という話。


冒頭に、白人の大統領がスピーチの練習をしている
「Some are already calling it the greatest victory in the history of mankind.」

…って、笑 これ、トランプさんの言葉づかいそのまんまじゃん。ウヒャヒャ…

やっぱりそうよなぁ。そうよ。今のアメリカを内戦に向かわせるのは、過去にも未来にもトランプ氏しかいないだろう。それぐらい彼は特殊。とんでもなく特殊。そもそも彼は大統領になるべき人ではない。この映画はそのような批判も込めて作られたのかもしれませんね。


映画の内容は…

「PRESS」の文字を車体に書いた車に乗って、4人の主人公達が戦争地帯を走り抜けるロード・ムービー。アメリカを車で旅すればわかるのだけれど、アメリカは何もない広大な土地を延々と移動してしばらくすると都市や町や家がぽつんぽつんと現れるもので、この映画も主人公達が車で移動する様子が多く描かれる。

長いドライブの途中の様々な場所で、4人はそれぞれの土地の個々の戦いのシーンを目撃することになる。道の途中に現れるガソリン・スタンド、広大な土地の豪邸、市民同士で銃を打ち合う現場、戦争中だとみじんも感じさせない平和な町、それから多くの人々が避難して助け合う場所、広大な土地の真ん中で銃を構えた二人組…などなど、様々なアメリカの内戦中の風景が描かれる。その様子は結構リアルなのだろうと思った。


私は聞き逃してしまったのだが、どうやら戦争の発端は、大統領がFBIを解散し、反旗を翻したカリフォルニア州とテキサス州の「西軍」に対して大統領が軍隊を送ったとかなんとか(違うかも)。

それにしても反大統領の勢力・西軍の設定が、テキサス州とカリフォルニア州の連合軍とは…あまりリアリティがない笑。カリフォルニア州は現実には左寄りのリベラルな州で、現実のテキサス州は右寄り保守派のコンサバな州ですから、現実にはありえない連合軍でしょう。

…しかし考えてみれば、現実には右と左で敵対し合っている地方を仲間同士にすることで米国の左と右の観客を必要以上に刺激しないように配慮もしているのでしょう。しかし戦う相手がトランプ氏風大統領であるのはごまかしていない。

ともかく。独裁者になった大統領に対して、西軍が武力で戦いを挑む。
…しかし西軍の軍隊はどこから来たのだろう?大統領には大統領が指令する国の軍があるはずだけれど、西軍の州の軍隊が大統領軍に反旗を翻したのか????…そのあたりもよくわからなかった。


映画としての印象は…

少しアート系の映画っぽい。トレイラー/予告で描かれているよりも、この映画はず~っと静かな映画です

戦時映画とはいいながら、カメラワークはどうもアート系の雰囲気で戸惑う音楽も突然場違いな歌が流れたり…それは意図的なのだろうけれど…、どうやら監督は戦争映画をアート系のイメージで見せたかったのではないかと時々戸惑った。

いかにも戦争アクション映画らしくなるのは、4人がワシントンDCに着いてから。街に戦車が走り、ヘリコプターがビルの間に浮かびながらレーザーを打ち込んだり爆撃したりする様子はなかなか本格的。

…そのような場面は、私にとっては『ゴジラ』映画のようなもので、まぁ派手にドンパチやってくれればよろしい。なかなかいい場面が多くてすごいなと思った。緊張の走る戦争映画のシーンでドキドキ。戦争映画は長い間見ていなかったけれど、今どきの戦争の描写はすごいねと感心。

不謹慎ですが、私は個人的にはまさか内戦が起こるとは思っていないので、戦争のドンパチの様子もただ面白いねと見た。



★ネタバレ注意



最後は『忠臣蔵』だな。吉良さんが追い詰められる様子と同じ。そしてそれが終わったら映画も終わってしまった。


戦争の政治的な背景だとか状況の説明もあまりないまま、悪者も捉まえることなくストンと戦争が終わってしまうのは、どうにも野蛮で鼻白む。…え~それで終わり? カダフィと同じじゃん。野蛮じゃないですか。ダメですよ。

…しかし綺麗ごとを描かず、何の説明もせず、その後国がどうなったのかなどの事後報告も無く、ストンと話が終わってしまうのも、実はリアルなのかもしれませんね。この映画、ただただ4人の主人公達が、内戦中の国内をドライブして走り抜け、様々な戦争の様子を目撃し、最後も結末を目撃してそれだけで終わり。

なんだかな~。ちょっと拍子抜けといういうか…。う~ん。


まさか現実に内戦が起こることはないでしょう…と私は思うのであまり深刻にならずに見た。しかし過去に何度かワシントンDCのあたりを車で移動したこともあるので、結構リアルだよな…とも思いながら見た。

制作は「もしアメリカに内戦が起こったら」と仮説を立て、それをリアルに描くために様々なアイデアを出したのだろうと思う。主人公達が車で移動して様々な土地に立ち寄り、突然戦いの場面に出くわしてびっくりする様子は、実はかなりリアルなのだろうとも思った。いかにも広大なアメリカならではの内戦の風景を描いているのだろう。

おそらく意図的なものだと思うが、大統領サイドは皆白人ばかり。そして西軍には様々な人種の顔が見える。これも今の過激な保守派の様子などを描いたのだろう。はっきりと言うならば「保守派の白人至上主義軍」と「有色人種とリベラル白人連合軍」の戦いの設定なのだろう。まぁそうですよね。

1回だけ見て、なんだかうだうだ印象だけ書いた。これからプロの批評を読んでみよう。



ところで余談だけれど…

見習いカメラマンのJessieちゃん。彼女はパパのカメラNIKONのFE2で写真を撮っている。この映画は彼女の成長物語でもあるのだけれど。

あのNIKONのFE2…私持ってますよ(自慢!)。だからちょっと嬉しくなった。デジカメが出てきてからもうず~っと触ってないけれど、今も箱に入れて持っている。買ったのは1984年。FE2は一眼レフのフィルムのカメラです。

しかしこのFE2は、マニュアル・フォーカスのカメラです。いちいち自分でレンズを回してピントを合わせなければならない。だからあのカメラは緊張する状況ではなかなか使いにくいだろうと思った。人が撃たれて死ぬ様子を初めて見た若い女の子が、震えもせずにマニュアルでピントを合わせるなんてプロでも大変だろうに…。ちょっと設定に無理があると思ったわ笑。

オートフォーカスが一般的になったのは、たぶん1990年ぐらいではなかったか。1990年年頃までにはCanonのオートフォーカスのカメラをプロのカメラマンも使っていたと思う。1984年頃はまだオートフォーカスのカメラは一般的ではなかったと思う。友人が同じころにFE2よりも上位機種のF3を買ったのだけれど、F3は当時プロが使っていたと記憶している。

このマニュアルのカメラは、小さなボタン電池を入れれば自動でシャッタースピードを決めてくれた。その電池は数年間はもつのでバッテリーの心配をしなくてもいい。そういうのも戦時下にはいいということだろうか。

昔はよく使った FE2。ちょっと箱から出してみようかな。
なんだかカメラの話が長くなった



2024年9月16日月曜日

アメリカの政治:私はどのような情報を見ているのか…米CBS『60 Minutes』Jan. 6 Capitol riot prosecutions explained(2021年1月6日連邦議会襲撃事件について)



先日9月10日に大統領選に向けての討論会が行われた後、様々な「意見」がネット上をまわっているのを見かける。私はハリス氏が圧勝だったと書いたが、もちろんそのように思わない人々もいる。

トランプ氏の犬猫話を執拗に掘り下げてそれが本当かどうかを調べ上げ、結果「ABCの司会者はフェアではなかった、トランプ氏は3人を相手に討論をしなけらばならなかった」と嘆く人々もいるようだ。

同じものを見ているのにこれだけ意見が分かれてしまう…これが今のアメリカの政治を取り囲む国民感情の現実なのだろうと思う。右と左に完全に分かれてお互い歩み寄ることがない。それがこの国の一番の問題なのだろうと思う。


「陰謀論者」と言われる人々のご意見。
一応は読んでみる。なるほどと思う。

彼らのbelief/信念とは…

「世界は巨大な「悪い奴ら」に操られている、メジャーのTVのニュース・メディアは(FOXを除いて)ABCもCBSもNBCもCNNもBBCも…全てが「悪い奴ら」の手先であり、彼らは一日中「FAKE NEWS」を放送している。全ては仕組まれたもので、イノセントな国民を日々洗脳している」

そしてどうやら陰謀論の支持者達 は、その「悪い奴ら」のことを「ディープ・ステイト」などと呼ぶらしい。その「悪い奴ら」にたった一人で立ち向かうのが我らがミスター・トランプである…と彼らは信じているようだ。


OK。とりあえず彼らの言い分は理解した。彼らがどの情報源を見てそのような信念を持ったのかはわからない。もしかしたら世間でも言われているようにSNSなどで情報が回ってくるのかもしれない。

…少なくともそれら陰謀を信じる人々は、FOXニュースを見て、何らかの情報を探り、それらの陰謀を信じられる証拠を見つけてその信念に至ったのだろうと想像する。そして彼らは「自ら発見した貴重な情報=誰も知らない真実」を誇らしげにSNSやブログ、掲示板、ヤフコメなどに書き連ねる。そして情報は広がっていく。



それなら、それらの「陰謀論」を一切信じていない私はどのような情報を見て、聞いて、読んで判断のガイドにしているのか…その一例をここに紹介したいと思う。

米国CBSの日曜の報道番組『60 Minutes』から。昨日日曜日に放送された番組が大変興味深かったのでここに記録しておこうと思った。
 


Jan. 6 Capitol riot prosecutions explained | 60 Minutes


ほぼ13分の映像。番組は英語だが、YouTubeの右下の…Settings⚙️を押して Subtitles/CC(1) を開き Auto-translate の言語リストの中から Japanese を選べば日本語に訳された字幕が出る。和訳は完璧に正確ではないが(democratic/民主的な~ が民主党の~と訳されたりする)おおよそどのような内容かはわかると思う。



まず最初に「事実」を書いておく。
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「連邦議会襲撃事件」とは、2020年11月の大統領選挙の選挙結果に不満を持ったトランプ氏が、2021年1月6日、選挙結果を覆そうと民衆を扇動し、暴徒が国議会議事堂を襲撃した事件である。
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番組の内容は2021年1月6日の「連邦議会襲撃事件」を振り返ったもの。CBSが様々な角度から事件に関わった人々にインタビューを行っている。

インタビューされた人物達は…

米国の連邦検事/U.S. Attorney:マシュー・グレイブス
● 襲撃した暴徒の一人:ジャレッド・ヒューズ
● 警視庁・国防警察官:ダニエル・ハジェス
● 保守派の元連邦判事:トーマス・グリフィス


内容は、

連邦検事グレイブズ氏が襲撃事件に関わった人々をどのような基準で起訴したのか。

● 暴徒の一人ヒューズ氏はどのような理由で暴徒に加わったのか。

● 1月6日の現場でどのような事が起こったのか

● 現場にいた国防警察官ハジェス氏が何を見たのか

● 検察側の決定基準…どの基準で、いつ決められた基準で犯人は起訴されたのか

● 犯人が起訴されるガイドラインはどのようなものか(公正であるのか)

● 起訴された人々の中の80%の900人以上が有罪を認めた

● 今年の3月のトランプ候補のラリーの様子
 
…トランプ候補は、刑務所内の被告たちを(今の政府に捕らえられた)人質で愛国者だと呼び、敬礼を捧げ、彼が再選されたら被告たちを罷免するつもりであることを述べる。そのラリーの映像とトランプ氏の言葉。事実に対するトランプ氏の認識の甘さ。

● トランプ氏本人も「選挙を覆そうと共謀した」と起訴された。

● 暴徒の一人ヒューズ氏は「盗まれた選挙」の情報をどこで知ったのか…FOXニュース、ネット上、トランプ氏からの情報による

● FOXニュースが選挙に関しての嘘の情報を繰り返し放送した事を認め和解に7億8700万ドルを支払った事実

● 保守派の元連邦判事グリフィス氏による2020年選挙の調査書について

● グリフィス氏が1年間調査しても選挙が不正だった証拠は見つからなかった事実…全ての証拠はバイデン氏が選挙に勝ったことを示すものだった

● DC裁判所に任命された29人の判事達は政治的に偏っていない…被告たちには弁護のチャンスが与えられたが、彼らは潔白を証明することができなかった

● 暴徒の一人ヒューズ氏は、今でも選挙結果は間違いでトランプ氏が勝ったと思っている。愛国心のためにやったと言う(修正しました)

● 国防警察官のハジェス氏は、もし襲撃事件の被告たちが(トランプ氏が再選されることで)罷免されたら、暴徒は何をやっても守られると思うだろうし、国にとって破壊的なことだと言う

● 今年の大統領選挙の結果により、被告たちが犯罪者となるのか、それとも無罪になるのかが決められるだろう

● 連邦検事グレイブス氏によれば、連邦検事はホワイトハウスとの繋がりはないと言う。司法省とホワイトハウスは繋がっていない。判断は公正に行われている

● 襲撃事件の犯人たちは、それぞれ彼らの「行為」により起訴されている。


かなり掘り下げたレポートだと思った。様々な角度から襲撃事件についてのインタビューを行い、できるかぎり事実を伝えようとしているように見える。

私には、このレポートを…(多くの陰謀論者が言うように、これもFAKE NEWSの一つであり)トランプ氏にとってフェアではなく、一方的に彼を貶めようとしているレポートだと見ることはできない。

インタビューされているのは、襲撃事件に直接関わっていた暴徒の一人、それから連邦検事、現場にいて議会を守った警察官、そして選挙結果の正当性を調査した元連邦判事(修正しました)。…私には、彼らの言葉を聞いて、彼らの一人一人が意図的に嘘をついているとは思えないからだ。


陰謀論の支持者が、ありとあらゆるソースから様々な情報を集めて「私が信じたい真実はここにあるのだ」と思いたいのは理解する。しかし陰謀論を信じない者には、それらの陰謀論を信じられないそれなりの理由もあるのだということを記しておきたい。

私個人的には(右も左も含めて…様々な情報を手当たり次第に見て)両サイドの情報をニュートラルな立場から見てみようとはしてはいたのだけれど、結果的には大手メディアのこのようなレポートの方が信憑性がありそうだと思わずにはいられなかった。FOXニュースを見ても(常に)ヒステリックに叫ぶプレゼンター達の言葉が私の心に響くことはなかった。


そしてなによりも、実際にメディアで見てきた(過去から今に至るまでの)トランプ氏の言動、彼の気性、気質、そして彼の言葉の不正確さ、彼の政治家としての見識、資質、彼の人としてのモラルは、国のリーダーとして十分なのか…等を合わせて考えた結果、私はトランプ氏が大統領になるのは大きな問題だと思っている。どのような理由であれ暴徒を扇動するような人物が国のリーダーになってはならないと心から思う。

私がなぜ巷の陰謀論が信じられないのか、そして私がなぜトランプ氏が大統領になることを憂いているのか…この番組はいい例だと思ったのでここに記録しようと思った。