能登半島地震 ─ 寄付・支援情報

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この度の能登半島地震で 被害に遭われた方々に心よりお見舞い申し上げます。 一日も早い復興をお祈りいたします。 ★NHK による様々な支援情報 能登半島地震 義援金・支援金の受け付け始まる 窓口まとめ 【随時更新】 https://www.nhk.or.jp/shutoken/ne...

2021年11月4日木曜日

お猫様H:「グランド・オダリスク」の女ような



猫さんはお日様の下でブラッシングの後だらだらして
そのうちだんだん背中が熱くなってくるらしく、
暫くすると冷たい床に移動してお腹を冷やし始める

その姿がまるで、アングル/Jean Auguste Dominique Ingresの『グランド・オダリスク/Grande Odalisque』の女のようだと思うのです

小さな頭の下の首の後ろから背中に伸びる曲線。肩と腕のすぐ下、脇のあたりの胴がキュッと小さく締まって、その下からゆっくりとお尻に向かってなだらかな曲線が広がる。艶やかな黒い毛皮。曲線は丸くカーブを描き、そこから長い尻尾の先まで美しい線が伸びる。

猫というのは生まれながらにしてなんと美しい生き物だろうかと思う。


2021年11月3日水曜日

兵どもが夢のあと、夏の名残り、奇妙な11月



お祭り好き。
熱しやすく冷めやすい。

とうとう今年の野球シーズンが終わってしまった。終わっちゃった。

エンゼルスの大谷さんを見ようと、エンゼルスを7月あたりからテレビで追い始め、少しずつアメリカの野球のことも覚えて、だんだん面白くなって…。

そして10月の最初の週にレギュラー・シーズンが終了。そしてポストシーズン開幕。そこからがまた長かった。

な~んだ、アメリカの野球って(日本の野球のことは全く知らないが)ずいぶん「お楽しみ」を長引かせてくれるんだね…と毎日楽しんだ1ヶ月。

これはお祭りなのだろう。

今コロナでライブに行けない…ライブもお祭りのようなもの。だから今年は野球を見てお祭り気分が楽しめた。楽しかった。


それにしても初めて知るメジャー・リーグ・ベースボールのポスト・シーズン…そしてワールド・シリーズ。本当に長い長い長い。まるまる1ヶ月、ほぼ毎日全力で戦う日々。選手達にとってそれはそれは大変な日々だと思った。

いちゲーム落とせば勝ち残りや優勝が遠ざかる。相手チームが勝てば次はなんとしてでも追いつかねばならぬ。その一試合一試合の緊張とプレッシャーはものすごいものだろうと思います。

おまけににアメリカは広いから、相手チームのスタジアムを訪ねて時差の違う敵地に飛んでいかねばならぬのも大変。

選手の皆様、本当にお疲れ様です。


今まで全く知らなかったのだけど…メジャー・リーグの選手になるって本当に大変なのだと驚いた。怪我をせず、ものすごいエネルギーを毎日消費しながら、肉体も精神も元気に、健康に保って延々と野球マラソンを続ける。いや~…本当に大変なお仕事。すごいと思った。感嘆しました。

プレイヤーの皆様に心から感謝したい。お疲れ様でした。

楽しかったです。初めて野球にはまった。面白かった。


また来年。うちはアメリカン・リーグのエンゼルスしかテレビで追えないと思うので、ポストシーズンであんなに応援したドジャースも、ブレーブスのフリード君にももう会えない。ナショナル・リーグの彼らが1年後にポストシーズンまで勝ち残れば、また会えるだろうか。

アメリカン・リーグのチームはまたエンゼルスとの試合で会える。
来年の3月末からシーズンが開始だそうだ。アストロズにはまたエンゼルスがフェンウェイ・パーク(←ちげーよ。アストロズのスタジアムはミニッツメイド・パークだわ。すっげー赤っ恥ヒュルルル~ フェンウェイパーク赤靴下でしたゴメンネ😅ミニッツメイド・パークに訪ねて行く。だからアルトゥーベ君にはその時に会える。楽しみ。


さて今日はもう11月3日。

以前9月の終わり頃に、このブログの「奇妙な今年の九月」の文で、「今年は雨が多くて肌寒い。毎年9月は暑いのに」と書いたのだが、実はここのところハワイはとても暑い。いつもなら丁度ハロウィーンの前後に、北からのtrade windsが吹き始めて急に気温が下がるのだが、今年はまだ吹いていない。風か無いから空気が滞って、晴天が続けば気温が上がる。一昨日だったか…気温も29度ぐらいまで上がっていた。30度を超えていたかも知れぬ。9月の頃に寒いなどと言っていたのに、11月になってもまだ暑いのはまた奇妙。

昨日から雨がぱらぱらと降っているので、そろそろ気温は下がると思うが。

※追記:11月4日、どうやら trade windsが今夜から吹き始めたらしい。気温が下がってます 


ところで気温が高いせいなのか、また昨日は夕方に37度を超える微熱が出た。風邪の症状もないし、まさか新型コロナでもあるまい。

ハワイの新型コロナも収まりつつある。今日のケース・カウントはオアフ島で102人だそうだが、日によって上下があって、もっと数が少ない日もある。New York Timesによると、オアフ島の過去1週間の平均カウントは58人。10万人中の平均カウントは6人だそう。ずいぶん減った。このまま減ってくれるといい。



2021年11月2日火曜日

MLB★今日は実況をする!アストロズ対ブレーブス



今日はワールドシリーズのゲーム6! 第6戦目!

今日はね、アテクシ実況をしたいわ。
見始めたのは2回の裏かな。

な~んと麗しいマックス・フリードさんが投げているではないか!よしよし!
今日はどちらが勝ってもいいわ。…いや、ブレーブスが勝ったらブレーブスが優勝になって、ワールドシリーズが終わってしまう。それならやっぱりアストロズを応援するか


3▲というわけで3回の表、ブレーブスに3ランホームランが出た~!Jorge Solerさん!ものすごく大きいモンスターブラストだっ!ほ~っ!すご~い。ブレーブス3点獲得。ひゅ~

3▼というわけで3回の裏。マックス様投げるひょ~。綺麗なお顔。いいね。
いや…ち…違うんだよ…アテクシは男は顔だなんて全然思ってないのですよ。本当です。でもね、フリードさんぐらいお綺麗だと目が追ってしまうのよ。しょうがないわそれは…。お…かわいかっこいいアルトゥーベが打ち上げた。あ…キャッチされた。アテクシアルトゥーベもすごく好きです。しかしここは…フリード様の美麗なお顔とスタイルを目が追ってしまう。3回終わり。

4▲表 ブレーブスのピーダソンはパールのネックレスを着けてるの。あれ切れたらバラバラになるんだけど大丈夫なのかな。すごい心配になる。

4▼裏 ブレーブスのフリードさんが投げる時は静かに見ます。ブレーブスの帽子が欲しくなってきた。ブレーブスのスワンソンもちょっとかっこいいよね。ブレーブスのスワンソンとアンダーソンは似ていて見分けられない。

5▲表 今のアメリカの野球選手ってみんな髭面ですよね。皆同じ髭の形だから同じお顔に見えてくる。あ…エンゼルスのマーシュ君はZZ-Top風で面白い。あ、スワンソンがバッターボックスへ。彼もルックスいいね。あ~~~~~っスワンソン2ランホームラン!!! あ~~~~今日はもうブレーブス優勝かも…。ブレーブス5点。 え…今誰が打った?=フリーマンが打った!Soler/ソレアがホームに帰って1点追加。6点。ブレーブス調子いいね。

5▼裏 フリードさんもブレーブスに6点も入っちゃうと安心して投げられますね。アストロズもっと頑張ってよ。フリードさん調子良くなってる。やっぱり心理的なプレッシャーが無いのは大きいね。

6表 あれ…アストロズの守り緩くなってないか?アストロズのピッチャーのMatonさんもお若いね。対するパールのネックレス・ピーダソンあ、打ち上げた。うわ~ベンチのフリード君が美しい…。

6▼裏 フリードさんやっぱ調子いいね。もう勝ち戦だもんねこれ。よしアストロズ、アルトゥーベ君頑張って!アルトゥーベ君のしっかり球を見て踏み込んで球に全身で向かっていく姿が好き。あ…打ち上げた。アストロズ点が入らんなぁ。ブラントレーなんとか打って。ブラントレー1塁に行きました。コレアなんとかして。あ~アウト。

7表 あ~フリードさん6回で投げ終わりだそうだ。色が白いね。手の指がピンク。日焼けしないのかな。さてアストロズのピッチャーのSTANEKさんは豊かな金髪ロン毛です。よしブレーブスをストライクアウト!ブレーブス、ベンチのフリードさんが美しい。おつかれさまです。ブレーブスのフリーマン…あ~~~~またまたホームラン!!!うわーブレーブス調子良すぎ。ヒューストンのファン絶望。みんな諦めないで! ところでフリーマンさんて俳優の要潤さんにちょっと似てる。それからライリーさんは若い頃のスティーブ・ジョブスに似てる。

7▼裏 パールネックレスのピーダソンが球をキャッチして前転。あのパールの中はワイアーだったりして。

8表 あ、目を離していたらもう8回の表。今アストロズの守りがすごいプレーをしたぞ。

8▼裏 あ、目を離していたらもう8回の裏、2アウト。アルトゥーベ頑張って。

9表 あ~9回表も終わった。

9▼裏 あ…スワンソンが投げ、1塁フリーマンがキャッチ。決まった!!!
ブレーブスジャンプジャンプジャンプジャンプジャンプジャンプジャンプジャンプジャンプジャンプ!!はぁ~とうとう終わった。ワールドシリーズが終わった。

ブレーブスのみなさん、優勝おめでとうございます!!!
ブレーブス 7 - 0 アストロズ

ブレーブスみんな嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい。抱き合って泣く。フリーマンさんインタビュー。大きいな。スワンソン君のインタビュー。ホームランだもの。嬉しいね。マックスフリード君、インタビュー。彼はなんか内向的っぽいね。よく考える人かも。フリードさんおつかれさまです。ほんとに。おめでとうございます。

表彰式 まずフリーマン、インタビュー。そしてやっとSoler/ソレアさんのインタビュー!通訳つき。そうなのよ~彼が3回の表で、最初のホームランで3点入れたのよね。彼が勝ちムードを作った。おめでとうございます。

あ…中継が終わった。ワールドシリーズが終わっちゃった。

★今Googleで「アトランタ・ブレーブス」とか「Braves」と検索すると、画面に花火が上がりますよ。




2021年10月28日木曜日

Jethro Heston, Cardboard Foxes - Cut Me Loose (ft. Max Marshall) (2017/2021)



シャープになった



Jethro Heston, Cardboard Foxes - Cut Me Loose (ft. Max Marshall)
Cut Me Loose (2021 Edit) - Single
July 16,2021
An EMI release; ℗ 2021 Jethro Heston, under exclusive licence to Universal Music Operations Limited

Cut Me Loose (ft. Max Marshall) - Single
February 10, 2017
℗ 2017 Cardboard Foxes / Jethro Heston


元々この曲は2017にリリースされたもの。その2021年 ver.が、今の英国のダンスチャートに入ってた。作者がミックスし直したみたいです。この曲は昔の曲だということで取り上げるつもりはなかったのだけれど、サビのコンコンコン…という音と、女性ボーカルの「cut me loose」の響きが気持ちよくて、ず~っと頭の中で鳴っている。だから記録しておこうと思った。いい曲です。2021年 ver.は音がシャープになった。


★Jethro Heston
英国のDJかな。「英国のアンダーグラウンドから出て来た一番刺激的な才能だ」などと言われているらしい。

★Cardboard Foxes
ロンドンのデュオ。お二人は兄弟。Rich & Benだと出てきた。ソングライティングの兄弟チームらしい。

★Max Marshall
ロンドンの女性シンガー。1991年生まれの30歳。2012年デビュー。2013年に「Control」が英国で7位のヒット。


歌詞にはストーリーがありました。どうやら女の子がダンスに出かけて行って、ボーイフレンドが来ないものだからイライラして「嫌なら、もう私を解放してよ」と言っている。ボーフレンドと別れたいみたいですね。緩い訳。



Cut Me Loose

Cardboard Foxes and Jethro Heston
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午前に電話するわ
寝坊しないで(wake upはstay upの意味かも、起きて私を待ってなくていいから…かも)
私が連絡するまで 時間稼ぎをしても無駄よ
私色々とやっているのよ
しくじりたくない
許可は必要ないから
私の事を待たないで

難しくなってるの
あなたのために 埋め合わせをするのは
パーティを抜けられない
どうすればいいのよ?
いい子でいるつもり
でも音楽が私をワルにする 熱く とても
私を引き止める そして私は答える

リズムが私を踊らせる
もしあなた、それが嫌なら、私を解放して
こんなの予定してなかった ほんとよ
でももしあなたが私を信じないなら、私を解放して
その瞬間に捉まって
私が何を感じているのか解かって
何が問題なのか 教えて
それは ただのきっかけ
リズムは私を踊らせる
もしそれが嫌なら、私を解放して(もしあなたが嫌なら)

質問の上に また質問
でも説明したでしょ
こんなの予定してなかった でもこれが私の行くべきところ
私の身体が欲していて
自由になることを 待ち望んでる
だから もしあなたが来ないのなら
私のことを 待たないで

午前に電話するわ
たぶん2時を過ぎた頃
パーティからは離れない
あなたのため? それはできない
いい子でいるつもり
でも音楽が私をワルにする 熱く とても
(私を引き止める そして私は答える)

リズムが私を踊らせる
もしあなた、それが嫌なら、私を解放して
こんなの予定してなかった ほんとよ
でももしあなたが私を信じないのなら、私を解放して
その瞬間に捉まって
私が何を感じているのか解かって
何が問題なのか 教えて
それは ただのきっかけ
リズムは私を踊らせる
もしそれが嫌なら、私を手放して(もしあなたが嫌なら)

(Dance)
感じるの 止められない
感じる事を止められないの ハニー

リズムが私を踊らせる
もしあなた、それが嫌なら、私を解放して
こんなの予定してなかった ほんとよ
でももしあなたが私を信じないのなら、私を解放して
その瞬間に捉まって
私が何を感じているのか解かって
何が問題なのか 教えて
それは ただのきっかけ
リズムは私を踊らせる
もしそれが嫌なら、私を手放して

(Dance)
感じるの 止められない
感じる事を止められないの ハニー

(Dance)
感じるの 止められない
感じる事を止められないの ハニー

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Source: Musixmatch
Songwriters: Max Marshall / Shane Tremlin / Thomas Jack Foley
Cut Me Loose lyrics © 37 Adventures Music Publishing Ltd., San Remo Live Limited





Sigrid - Burning Bridges (2021)+Initial Talk Remix



巧みなリミックス



Sigrid - Burning Bridges (2021)
Burning Bridges – Single
Released: August 25, 2021
An Island Records release; ℗ 2021 Universal Music Operations Limited
✻ ✻ ✻
Sigrid - Burning Bridges (Initial Talk Remix)
Burning Bridges (Initial Talk Remix) – Single
Released: September 24, 2021
An Island Records release; ℗ 2021 Universal Music Operations Limited



ノルウェーのシンガーのSigridさんの曲。今この曲のリミックスがUK commercial pop club chartに入ってる。このInitial Talk Remixが、いかにも80年代のダンス・ミュージックそのまんまの音で面白い。すごく特徴をつかんでいて上手いです。

1983年のマドンナのファースト・アルバムの曲はほぼ全編こういう音だった。このリミックスは、あの頃の曲そのままの質感をよく再現してる。すごいと思う。元曲よりリミックスの方がいい。


★Initial Talk
このリミックスをやっているInitial Talkは、producer/composer/arranger/remixer/mash-up maker等等色々とやってるみたいですが、東京在住だそうだ。おっと日本のお方みたいです。80年代と90年代が大好きなのだそう。なるほどです。Dua Lipaの「New Rules」や他にもリミックスをやったそうだ。


ちょっと前にもこういうのが上手かったのがカリフォルニア・ロサンゼルスののDJデュオOliver…Vaughn Oliver (U-Tern)さんとOliver Goldstein (Oligee)さんの二人組み。2013年頃にこういう音を出してた。

ああいう音は元々アメリカで80年代に流行った音で、それを再現する方が2013年頃にカリフォルニアにいて、そして今東京の方がまたこういう音を出して有名になりつつある。その曲が英国で売れる。面白いです。

あの頃の音はすごく特徴があるのに、そのまんま再現する人はあまりいないと思うのですよ。だからちょっと嬉しい。


歌詞のBurning Bridgesというのは、繋がっていた橋を燃やす…つまり(人と人や仕事の関係などの)繋がりを断って、引き返せない状況を作る…ということらしいです。この歌では、恋人が色々な繋がりを断ち切るタイプの人みたいです。


Burning Bridges

Sigrid
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本当のことを言っても あなたは私を嘘つきだと言うでしょ
休戦の白旗を振っても あなたはそれに火をつける

それが自分自身に問いかけ始める時
あなた(私)が泣いても 彼らは泣かない
毎晩
そうやってあなた(私)は悟る

手放さなきゃ
あなた(私)には 直せない時もある
誰かを愛して 愛して
でも 彼らと別れなければ
彼らと一緒に堕ちる前に
破壊的な人のことは 愛せない

Burning bridges

あなたを繋ぎとめておくために ごめんなさいと言ったのは間違いだった
なぜなら 私達を繋ぎとめようとして 私は自分の心を引き裂いていたから

それが自分自身に問いかけ始める時
あなたが泣いても 彼らは泣かない
毎晩
そうやってあなたは悟る

手放さなきゃ
あなたには 直せない時もある
誰かを愛して 愛して
でも 彼らと別れなければ
彼らと一緒に堕ちる前に
破壊的な人のことは 愛せない

あなた(私)が泣いても 彼らは泣かない
そうやってあなた(私)は悟る
あなた(私)が泣いても 彼らは泣かない
そうやってあなた(私)は悟る

手放さなきゃ
あなた(私)には 直せない時もある
誰かを愛して 愛して
でも 彼らと別れなければ
彼らと一緒に堕ちる前に
破壊的な人のことは 愛せない

あなた(私)が泣いても 彼らは泣かない
そうやってあなた(私)は悟る
あなた(私)が泣いても 彼らは泣かない
そうやってあなた(私)は悟る

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Source: LyricFind
Songwriters: Caroline Ailin / Sigrid Solbakk Raabe / Sylvester Siversten
Burning Bridges lyrics © Sony/ATV Music Publishing LLC, Downtown Music Publishing





2021年10月27日水曜日

MLB★フリードが投げればそれで良★小さな巨人アルトゥーベ!



ドジャースがワールドシリーズに進めず、すっかり熱が冷めたMLBでございますが…。

え…今日はマックス・フリードが投げるの? 見る。見る見る見る。

そうなの。昨日の火曜日は見始めたらフリード君が出ないので、まぁいいか…と家事を始めてしまい、気付いたら9回になってた。昨日の結果は

ブレーブス6 - 2アストロズ

昨日はアトランタ・ブレーブスに野球の神様が微笑んだ模様。ブレーブスは最初からホームランが出ましたもんね。


そして今日は野球の神様はヒューストン・アストロズに微笑んだ。1回の裏で1点が入り、そして2回に4点も入ってしまう。あら~…。

ブレーブスのピッチャーは麗しいマックス・フリード君。ところが2回裏でアストロズがぽんぽん面白いように打つ。アストロズ今日調子いいな。しかしフリード君は…あれはプレッシャーでナーバスになりますね。だからもう3回目には出てこないかと思った。

ところが彼はその後も投げ続け、次第に調子が出て来て、なんと6回の裏まで投げ続けた。彼が降りたところで私も家事を始める。

アストロズは6回の裏に1点。7回の裏にアルトゥーベがホームラン!!!でもう1点追加。その結果

アストロズ7 - 2ブレーブス



さてそれにしてもこのワールドシリーズ、どちらを応援するのかまだよくわからない。

アストロズはエンゼルスと同じアメリカン・リーグなので、チームもスタジアムも馴染みがある。一方ブレーブスは東海岸のアトランタで、ナショナルリーグ。基本的に馴染みがない。じゃあアストロズか…というと…うーん…。アストロズのメンバーでわかるのは、アルトゥーベとコレアぐらいか。 一方ブレーブスは先週までのドジャースとのリーグ優勝決定シリーズで少し馴染みが出来た。何人かメンバーの顔もわかる。

しかし…う~ん…どちらがいいか。


どうもブレーブスはね…あのユニフォームがいかんな。あの紺と赤のデザインは、どうも暗くていけない。実はブレーブスはよくよく見れば、結構いいお顔のプレイヤーも多いのですよね(←またそれ)。それなのに何だろう…あのユニフォームの色は、あまりプレイヤーがかっこよく見えないかも。

ドジャースやエンゼルスはユニフォームの色とデザインがいいのですよ。ドジャースは明るい青と白。エンゼルスは赤と白。綺麗で明るくて気持ちもあがる。プレイヤー達もかっこよく見える気がする。ほんとです。

今回様々なチームのユニフォームを見ていて、実はユニフォームの色ってチームの人気に影響があるのかもしれぬとさえ思った。


じゃあアストロズは?

あのアストロズのオレンジはいい。今日のオレンジと白の組み合わせのユニフォームは、遠くからもよく見えてすごく良かった。コレアやアルトゥーベがすごく可愛く見える。明るくて楽しい色。スタジアムもオレンジのタオルを振り回して楽しい。


余談だけれど、それにしてもあの紺灰赤のブレーブスの暗いユニフォームでも、やっぱり麗しく見えるマックス・フリードの美しさは何なのだろう…。いや…海亀はそれほど綺麗な人ばかりが好きなわけではないのですよ。 ただあのお方は綺麗過ぎて野球場には異質。それにあのお顔で193cmってありえない。バランス的に細くて脚が異様に長い(実際にはすごく大きいと思う)。背が高いから顔も小さく見えるし。それであのお顔。野球選手に見えない。なんか…オックスフォードとかケンブリッジの図書館にいそう。それともヨーロッパの王室の衛兵とか似合いそう。


どうだろう。野球は贔屓のプレイヤーがいるから面白いのだと思うのだけれど、麗しのフリード君と、小さな巨人アルトゥーベ君とどちらがいいか…。

アストロズのアルトゥーベ君は期待に答えてくれるから面白い。彼は華のある大スターです。他のプレイヤー達が皆190cmぐらいなのに、彼は168センチで小柄。それなのに誰よりもホームランをぽんぽん打って点を入れてくれるのはすごいぞ。男の中の男。超かっこいいと思う。楽しいわ。彼のポストシーズンのホームランは22本だそうだ。すご~い。

さぁどちらがいいか。



2021年10月26日火曜日

映画『オー・ルーシー!/Oh Lucy!』(2017): コメディではないのだろう




▲この日本の予告の最後の
「人生の可能性に気付かせてくれる希望の物語…」は嘘ですよ笑


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『Oh Lucy! (2017)/日本・米/カラー
/1h 35min/監督:Atsuko Hirayanagi・平柳敦子』
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HDに去年録画した映画。TV Japanでの放送は去年の11月27日。


結構不快な映画。きつい。苦しくなる。しかし映画としては上手いのかも。しかし少し設定に無理があり過ぎではないか。そもそも話の展開が極端すぎないか。


主人公・節子はやさぐれた独身のOL43歳。

最初、彼女の日々は淡々と過ぎていくように見えた。何も面白いことのない陰鬱な日々。それでも日々は過ぎる。様々なものを諦め、孤独を自覚し、それでも淡々と生きている…そんな女性なのだろうと思って見ていた。

ある日節子は姪の頼みで怪しい英会話学校に通うことになる。若いアメリカ人のジョン先生に「友情のハグ」をされて…妙なスイッチが入ってしまう。(学校を辞めて帰国した)先生を追いかけて、節子は姉とアメリカまで出かけていく。


最初私はこの映画を中年女性のどたばたコメディだとばかり思っていた。だから前半の東京での節子の暗い日常は、節子がアメリカに行ってから明るく弾けて自由をエンジョイする前のプロローグだろうと思った。東京の生活がどんなに暗くても、一旦カリフォルニアに行ってしまえば、コメディ映画らしく明るい空の下での面白いエピソードも沢山出てくるのだろうと思っていた。そうではなかった。

節子は暴走する。10歳ぐらい年下だろうか…若いジョンに一方的に欲情。ろくに会話も出来ないのに本気で好きになったらしい。そして彼女の行動は異常になっていく。


★ネタバレ注意

東京の英会話教室での先生との「ハグ」。それでスイッチが入った。ただそれだけ。たったそれだけで若い外国人に本気で恋をする。そして暴走。白人でちょっと顔が良かったからときめいたのか。それともイケメンのガイコクジンなら誰でもいいのか。あまりに強引。迷惑。相手のことなど全く考えてはいない。ただただ一方的に感情をぶつけて…戸惑うジョンに「I love you」と迫り「You are crazy, I don’t love you.」と怒鳴られ泣く。あたりまえだ。ただ頭がおかしい。

そしてジョンだけでなく、他の人々との関係もずたずたにして暴走した挙句、姉と姪からは絶縁。失意のまま帰国し、出社したらまた災難が降りかかる。


最後に節子を救う役所広司/トムとの場面だけが唯一まとも。彼だけが…もしかしたら節子を救ってくれるのかも。最後はほんの少しだけ可能性を見たような気がして映画は終わる。


リアルなのだろうか。よくわからない。物の多すぎる雑然とした部屋に篭る孤独な中年女性が、ある日イケメンガイコクジンのハグでスイッチを入れられる。彼女は過去にも色々とあったようだ。しかしだからといって、あのような行動が許されるはずもなし。

気になる事が二つある。

①. 彼女が崖っぷちなのは理解できる。43年間いろいろと上手くいかなかったらしい。しかし彼女のトラウマの元…姉と元彼の話も(姪が20歳ぐらいなのだから)…20年も前の話だ。彼女が傷ついたのは23歳ぐらいだろうか。引き摺るには若過ぎる。23歳でだめなら、25歳、27歳、29歳 30歳、35歳、40歳…と20年の間に立ち直るチャンスは何度かあったはずだ。なぜそんなに長い間彼女は立ち直れなかったのか? 

②. そしてガイコクジンのジョンに対する行動は…人に対する尊敬に欠けている。一度ハグされてぽ~っとなって欲情。相手の都合も考えず押しかけていく。しかしあんな強引なやりかたは相手に失礼。ただ強引に暴力的に自分の感情を相手にぶつけて「I love you.」などと迫る。相手に対しての尊敬は微塵も無い。

そもそもなぜそのようなことが出来るのか?

ジョンがガイコクジンだからではないか。ガイコクジンが相手なら少し羽目を外してもいいと思ったか。それなら旅の恥は掻き捨てと同じだ。結局ジョンはガイコクジンというモノでしかないのだろう。それがどれほど相手に対して失礼なことなのか、彼女は気付かない。

あ…そうか。そういえば役所広司/トムさんに対しても同じように迫ってましたね。 トムさんが冷静だから救われた。


もっと相手を、そして自分を大切にしたほうがいい。彼女は人を傷つけ、同時に自分を傷つける。彼女のあのやり方では、人に大切に扱ってもらえないだろう。愛されることも難しいと思う。



少し考えさせられた。

女性の40代は、本来人として魅力的な年代であるはずだ。十分に人生経験を積み、知性を蓄え、落ち着いていて心のゆとりがあって、そして金銭的にも余裕がある大人の女性。人として円熟する中年期だからこそ…大人の男女の出会いだってもっとあってもいい。

ただ日本でそれは可能なのか? メディアやネット上での情報でしかわからないが、よく聞こえてくる日本の男性の声は「女は若ければ若いほどいい」。もし本当に日本の男性の多くがそう思っているのだとしたら大きな問題だろう。

もし日本の男性が「女は若ければ若いほどいい」と実際に思っているのだとしたら、節子のように40歳を過ぎた女性が(誰かといい関係を育む)希望や、(出会いに関する)心のゆとりを持つことは難しいのかもしれない。節子の異常な行動は、もしかしたらそんな社会が彼女を追いつめた結果かもしれない。


見ていて苦しくなった。ストーリーの展開も極端。それなのに話にはぐいぐい引き込まれて95分の長さも短く感じるほどだった。映画としてうまいのだろう。俳優さん達も全員素晴らしい。


一見アイデアはコメディなのに、内容が暗いのでどう受け取ればいいのか戸惑った。ここには真面目過ぎるダメ出し説教感想を書いてしまったが、もっとお気楽にこの映画を見ればいいのだろうか。しかしこの節子さんの暴走はコメディと言うには中途半端で妙にリアル。だから苦しくなる。彼女を見ているとおかしいというよりも悲しくなってしまう。


それにしても「若い女性」ばかりを好む日本の男性は、精神的に成熟した女性と共に楽しい会話をして、いい時間、豊かな時間を共に過ごそうとは思わないのだろうか。女性と尊敬し合い、信頼し合い、助け合ういい友情を育みたいとは思わないのか。


最後の駅のシーンの二人はまるで夫婦のようだ。もし節子さんがこれからトムさんとの交流を始めるのなら、まず穏やかな友人関係から始めればいいと思う。のんびり茶飲み友達でいい。二人が恋愛前提ではない…落ち着いたいい友人同士になれればいい。