能登半島地震 ─ 寄付・支援情報

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この度の能登半島地震で 被害に遭われた方々に心よりお見舞い申し上げます。 一日も早い復興をお祈りいたします。 ★NHK による様々な支援情報 能登半島地震 義援金・支援金の受け付け始まる 窓口まとめ 【随時更新】 https://www.nhk.or.jp/shutoken/ne...

2021年2月3日水曜日

NHK大河ドラマ「麒麟がくる」第43回「闇に光る樹」1月31日放送



ああ43回になってしまったぞ。
今回も盛り沢山。


あらすじ
1579年 夏 丹波の黒井城と八上城が落城。光秀(長谷川博己)はついに丹波全域を平定。信長(染谷将太)は降伏した波多野兄弟を磔にし斬首…光秀は苦しむ。 信長は正親町天皇(坂東玉三郎)を譲位させるつもりでいる…まず東宮(加藤清史郎)を二条に移しそこを朝廷とする…その任を光秀と細川(眞島秀和)に任せると言う。1579年11月 東宮が二条の御所に移る。1580年4月 大阪の本願寺が信長の軍門に下る。その後(8月)信長は本願寺攻めの総大将だった佐久間信盛(金子ノブアキ)を追放。光秀、帰蝶(川口春奈)に京で会う。1582年3月 信長と徳川の軍勢は甲斐の武田勝頼を討ち取る。武田氏滅亡。1582年5月 安土城にて家康(風間俊介)を招き戦勝祝いの宴。光秀が饗応役を命じられるが、宴の中、信長は機嫌を損ねる。


時間が早く進み始めました。最後に向かってひとっ走り。いろいろとすっ飛ばして時間は進みます。これは…やっぱり野外のロケなどがコロナで難しかったのでしょうか。全体に会話劇が多い。それはそれで面白いけれど。

今週は何が起こるかわかっている来週最終回に向かって、光秀と信長と、周りの人々が何を考えているのかが描かれてました。特に帰蝶さんとの再会は、全体のストーリーを…初期のエピソードを思い出してまとめるような感じかな。道三の企みが想定外でこうなっちゃったね…ということか。


帰蝶さんが素晴らしい。彼女は特別。あの貫禄と威厳はどこからくるのだろう。彼女は輝くように美しい。そして強そう。あの威厳は特別です。強いお姫様。はまり役。本当に綺麗だ。落ち着いた声もいい。いつも不機嫌な光秀も帰蝶さんの前では穏やかなお顔。川口さんの強そうなお姫様ぶりは大発見だと思います。素晴らしい。

帰蝶さんも最初の頃は、気の強いお転婆な女の子だったんですよね。ところが今回は、様々な時代を経て年を重ねた女性になっている。老けメイクもせず顔はお若いのに、別人のように落ち着いている。そして…夫があのようになってしまった…と悲しむ憂いを帯びた表情。絶品。美しい。本当に素晴らしい素晴らしい!!絶賛!大絶賛!ありがたや


それでは個々の事情、情報がとても多い。

光秀 丹波平定!
波多野兄弟は信長に処刑される。命を助けると言った光秀がまた苦悩。
秀吉(佐々木蔵之介)と細川藤孝
二人とも帝の譲位はいかんと思う。近衛前久(本郷奏多)もよくないと言っているそうだ。
信長と光秀
信長「帝に譲位させるつもり。東宮を二条に新しく作った住まいに移しそこを朝廷としたい。光秀と細川に任せる」
光秀と細川
誠仁親王(加藤清史郎)に御所変えを伝えるが、やはり光秀は止めようと言い出す。それを細川に止められる。光秀「何かが変わった」→11月に東宮は二条の御所に移る。
伊呂波太夫(尾野真千子) 細川藤孝 近衛前久
3人とも東宮の御所変えを心配している。信長はやりすぎ。じゃあどうする?光秀に頼るか。しかし光秀は今もまだ足利義昭に近づいている。何故だ? 武家の者には武家の棟梁は足利将軍だと理解できるが、百姓出の秀吉には理解できない。秀吉は本音では武士が大嫌いだとの話。←なるほど
駒 光秀
光秀はこのところ同じ夢を見て睡眠不足「月に届く大きな木を切る。その木に信長様が登ろうとしている。月に行けば帰って来れなくなる。それを止めようと木を切っている。しかしその木を切れば信長様の命はない。それが夢の中でわかっていて、それでも木を切り続ける、嫌な夢」 ←そろそろ気持ちが無意識のうちに固まってきつつある。

本当に綺麗だ
帰蝶 光秀
光秀「道三様なら信長様をどうするか?」
帰蝶毒を盛る、信長さまに
光秀信長様あっての私。そのお人に毒を盛るのは己に毒を盛るのと同じ」
帰蝶「今の信長様を作ったのは父道三とそなた。作ったものがその始末を成す他あるまい」
家康 光秀
家康「信康と築山殿は実は武田に通じていた。自分で成敗するべきであった。ところで明智様は丹波をよく治めているがどうやっている?」
光秀「正しく検地をやって、それに見合った人の使い方をし、無理のない年貢を取る。。…己の国が豊かで人並みに暮らせるところであれば、他国に目を向けることはないはず。百姓たちが健やかにくらせるよう…」 ←いい領主です
信長
家康は戦勝祝の饗応役に光秀をお願いしたいと言ってきた。光秀と家康の親しい様子を見て信長は憮然とする「家康め、まだ信康のことを根に持っておるのか?」
丹羽長秀
「家康は毒を盛られるのを恐れているかも」と笑う。
光秀
家康を招いての宴の直前、信長「残りは丹羽長秀にまかせて、秀吉の毛利攻めに加われ」と言う。光秀「ぜひ最後までやらせて欲しい」…信長がまた怒る。←信長は家康に毒を盛ろうとしてますよね。
信長
当日、光秀と信長の談笑を遠くから眺める。イライラ

よく怒ってますね~



信長、光秀に膳について叱責。光秀を殴り飛ばす。光秀は森蘭丸を投げ飛ばす。全員驚愕。丹羽さんが超びっくりしてた。



とてつもない量の情報。それにしても皆よく喋る喋る喋る。だんだん積み重なってます。とうとう有名な宴の話まできました。染谷さんのお顔が信長に見えてくる不思議。信長はヤバイな。上司には持ちたくないです。家康は落ち着いてますね。

信長の、光秀と家康に対する不満は、あれは嫉妬ではないでしょう。信長は基本的に人間不信なので、光秀と家康が一緒になって裏切るんじゃないかと疑っているのだと思う。以前にも光秀が帝に会った後、信長は「帝はわしの事を悪くいっただろ」などと光秀を責めてましたが、あれと同じ。光秀と家康で「わしの悪口を言ってるのだろう」と不安でたまらないのだろう。

光秀も煮詰まってきました。もう気持ちは一方向に向かってます。

光秀「何かが変わった」「(夢で)月に登る信長様を止めようとして木を切っている。しかし信長様の登る木を切れば信長様の命はない。それが夢の中でわかっていても木を切り続ける
そして帰蝶さんとの会話で光秀信長様に毒を盛るのは己に毒を盛るのと同じ」 帰蝶さんの「今の信長様を作ったのは父道三とそなた。作ったものが決着をつけるべし」も心に響いたのでは。

…もし信長に宴の席で蹴飛ばされなかったとしても、光秀は既にかなり追いつめられてますね。


ところで光秀(長谷川さん)はナンバ歩きをなさってますよね…と思ったの。廊下を歩くシーンであれっと思った。意識してなさってるのかな。スゴイナ



2021年2月2日火曜日

お猫様H:猫の言葉



いつものブラッシング




猫さんと一緒に6年以上も暮らせば、だいたい何を言っているかわかります。毎日会話してます。その毎日のルーティンでの会話を自分用に記録します。だいたいこんな感じ。これに時々事件が起こるとまたまた色々と喋る。
 

猫:あ 人間が下りてきた おはよう こっちにきて ねぇ来てよ
 (人間:おはよう ちょっとお水飲んでからでいい?)
ねぇこっち来て ブラッシングお願いします 
 (OK、おまたせ)
ああああイイキモチ ああイイキモチ あああああああああぁ 
わんわん お~ぅイイキモチわーわっそこに触っちゃダメ! 
触るな 無礼者! ぱっ! ガブッ
 (イテテ痛い痛い痛い はいはいごめんなさいイテテ
  おニャン様は今日もかわいいね)

お水飲みたい 一緒に来て お水を新しいのに替えて 
 (いいですよ)

 (人間のご飯タイムです)

おやつクダサイ 
 (ハイどうぞチキンさんに鰹節のふりかけどうぞ)
エスコートしてよ
 (はいお嬢様どうぞお皿はこちらですよ)
うんおいしいおいしい

窓の外を見ます 集中 観察
ちょっと休憩 昼寝

起きた ねぇ ご飯食べたい 一緒に来てよ 
 (いいですよ)
ご飯新しいの持ってきて 人間の手で食べさせて
 (はいいいですよどうぞ)
また休憩 こっちのイスで寝るから見ててね
 (好きだよニャン様可愛いね ちゅーしていい?うむうむんむ)
 (じゃああっちでテレビ見るわ じゃあね)

起きた ねぇ お水飲みに2階に行こう 一緒に来て シンクに上げて 人間の手でカップ作って飲ませて
 (はいはいどうぞ)
トイレ行こーっと 後はよろしくね
 (はい綺麗にしますよ)
また休憩 今度はソファーでまったり コロコロきゅるる
 (ニャン様は綺麗だねお耳にちゅーしよーんむんむ)

起きた ねぇ ご飯食べたい 一緒に来て (以下同)

 (ちょっと抱っこしていい? よいしょっ)
イヤー持ち上げ抱っこはイヤ~ッ はなせー!
イヤだ~ 嫌い~ あ~ん ん~
 (わかったわかったちょっとぐらいいいじゃないねねね)

おやすみ また寝る 一緒にいてよ コロコロきゅるる
 (いいですよ)

 (ちょっとご飯作ってくるわ)
だめ いかないで ガブッ
 (いた~いいたたたたた 足の甲を噛むのはヤメて
  すぐ帰ってくるからね ちょっと待ってて)

起きた あ 窓の外に変なやつがいる おいっあんた誰?あっち行け!
うわあああっち行け!しぇーっ!
 (お姫様 どうしたの? 誰?)
今忙しいのっ!邪魔しないでっ しぇーっ!
 (はいはいごめんなさい)

 (人間のご飯タイムです)
おやつクダサイ (以下同)

(突然立ち止まり)すんすん この匂いなに? 何かいる。
 (なに?ゲッコーさん?)
なに、なに、なにこの匂い すんすんすんすんすんすんすんすん
 (もうなにもみつけなくていいです)

ちょっとこっちの部屋に一緒に来て
 (はい なに?)
ここの、ここのドアを開けて この中が見たいの お願い
 (え~そこは…毛だらけになっちゃうから…)
え~お願い ねぇお願い お願いきゅるる
 (うん…ちょっとだけね)

ソファーでまったりしますきゅるるん 一緒にいてね
 (にゃん様は美人ちゃんだねかわいいね アイシテルヨ
  チューしていい?んむんむスキスキ)
もぉ~ ん~~コロコロ ん”~こっち掻いてきゅるる
舐めてあげるザリザリ今度はこっちの頬がいいきゅるるる
 (いいですよ 顎が痒い?どれどれ)
もっと ん”~もっと耳も掻いて顎の下ももっとオネガイ
 (そろそろ終わってもいい)
まだ もっと今度は左の頬も もっと もっと
 (そして猫さんの顔マッサージを20分)
眠くなった おやすみ ずっと一緒にいてねきゅるる

 (そろそろ歯磨いておやすみなさいするわ ベッドルームに行くね)

だめっ 一緒にいて ガブッ
 (いたたたわかったもうちょっと一緒ねスキスキうむうむ…)




2021年1月29日金曜日

Paul Oakenfold x Eve x Baby E - What's Your Love Like (2020)



声がけだるい



Paul Oakenfold x Eve x Baby E - What's Your Love Like (2020)
What’s Your Love Like – Single
Released: November 6, 2020
℗ 2020 PERFECTO RECORDS, LLC



UKのダンスチャートをチェックして、曲を1度2度聴いていい曲をメモしておくのだけれど、時々曲が耳にくっついたように頭に流れ続けることがある。これもここ数日頭の中で鳴っている。ポイントはシンガーのEVEさんの声かな?


★Paul Oakenfold
ポールさんは英国のrecord producer / trance DJ。1963年生まれの57歳。1998年1999年にDJ Magazineの投票で1位になり、グラミー賞に3度ノミネートされたベテランです。大物を含む100のアーティストの曲を100曲ほどリミックスしているそうな。

★Eve
イヴさんは米国のラッパー/女優。この曲ではシンガーかな。1978年生まれの42歳。1999年から2001年、2002年と出した3枚のアルバムは米国で1位、4位、6位の結果。よく売れていたのね。うにゃうにゃ喋るラップ担当。歌もそうなのかな?

★Baby E
あまり情報が出てこなかったのだけれど、emerging rapper/producerとあるので新人かな。アドリブのコーラス担当とありますが、う~ん…誰だろう…女性かと思ったのだけれど、米国フロリダ州出身のBaby Eという男性アーティストも出て来た。Ethan Loweryさん。作曲担当かな。どうかな。



NHK大河ドラマ「麒麟がくる」第42回「離れ行く心」1月24日放送



信長とは


あらすじ
1578年 摂津 信長軍の有岡城城主 荒木村重謀反、篭城。村重は将軍義昭をサポートする毛利につくと言う。光秀(長谷川博己)は「全ての戦は公方様に繋がる」と悟り…早速 備後 鞆の浦の義昭(滝藤賢一)に会いに行く。光秀、義昭に京に戻るかと訪ねるが「信長がいる京へは戻らぬ」と返事。光秀、再度荒木の説得を試みるが聞き入れられず。年末、有岡城攻撃…戦は1年続いた。


それぞれの武将達の心が反信長に傾きつつある状況を描写。反信長の空気が織田軍内部にも流れつつある…荒木村重の謀反もその一つ。


荒木村重の話は2014年の『軍事官兵衛』でも描かれてました。篭城中、村重は城を抜け出し、家族全員が処刑されてしまう…という悲惨な話。この件で光秀が関わるのは、村重の嫡男・村次に光秀の長女・(天野菜月)が嫁いでいたため。秀吉とともに光秀も村重の説得にあたったらしい。

は有岡城落城の前に荒木村次と離別し明智家に無事帰ってきたそうで、なんとその後、左馬助の正室になったのだそうな。あぁだから今回のドラマでも左馬助が岸さんを気遣っている描写があったのですね。そうなのか。左馬助は明智秀満だそうだ。



人々が信長から離れつつある状況

荒木村重
「信長は摂津国を任せると言いながら国衆から高い税を取る。国衆の心がわしから離れてもそのまま。将軍を京から追い出した時の酷い仕打ちも忘れない。毛利につく」
佐久間信盛も信長に叱責される
足利義昭
全ての戦は公方様に繋がる」と光秀は義昭に会いに行き「京に戻ってくれ」と言う。しかし義昭は信長のいる京には戻らない。毛利も上洛する気はない…将軍の名前を利用しているだけだと言う。
今日は刺身だ そういえば光秀の金柑頭はどうなったのだ?

秀吉と光秀
光秀は秀吉を警戒している。秀吉の合理的ながら乱暴なやり方を光秀は嫌っている。信長はそんな秀吉を買っている。
徳川家康
信長は家康(風間俊介)の嫡男・信康とその母築山殿を殺せと言ってきた。家康「信長への反発が広がっている。これでは天下はまとまらぬ。信長があまりに理不尽なら己を貫くほかない。三河の誇りがかかっている」
▶▶▶ 信康の件について光秀が問えば信長「家康は小心者で争いを好まぬ。しかし拒んでもいい。家康がわしをどう見ておるかそれでわかる。わしは家康をためしている。家康の家臣達もわしを妙な目で見た。三河の者は油断がならぬ
朝廷も、正親町天皇に譲位するよう圧力をかける信長に困っている


光秀が信長に「信康の件は徳川から恨みを買う人はついてこない」と言えば、

信長「ついてこなければ成敗するだけ。ところでわしの頭越しに帝に会っただろう。何を話した。帝はわしのことを悪く言っただろ。だから言えぬか。申せ、申せ!」(光秀を殴りつける

駒へ届いた義昭の手紙「十兵衛となら麒麟を呼んでこれるかも

光秀、アイデアが浮かぶ。
信長から離れたのは光秀の心。


信長の言動がいかに傲慢になってきたのかがよくわかる。独裁者です。彼の今の性格は以前の弱さがひっくり返ったようにも見える。

以前からこのドラマの信長の性格を面白いと思って見ていた。「褒められた」と喜ぶ子供のような信長が、どのように暴君に変わっていくのかと思っていた。今回その答えが出ましたね。



★信長とは?

どうやらこの信長は、愛情を欲する子供がそのまま大人になって権力を持ち、その心の不安が転じて、自分に愛情や忠誠心を示さない他者には狂ったように制裁を加える…そのような人物のようだ。

信長は以前から母にも父にも愛されなかったと文句を言い、いつも「褒められたい、あの人は喜んでくれた、褒めてくれた」などと他人の評価を非常に気にする人だった。そして今は傲慢な独裁者。しかし今でもその傲慢さの中に他人の評価を気にする性格が見え隠れしている。

徳川信康の件に関して、信長は「家康をためしている」と言う。そういえば松永の平蜘蛛の件でも、光秀の忠誠心をためしていた。 …これはもう救いようがない。

この信長は基本的に人が信じられないのだろう。人を疑うから人をためす。忠誠心をテストする。信長は愛を欲している。巨大な権力を手に入れてもなお心は休まらず、信長は子供のように愛を求め、その愛の証として人に絶対的服従を強要する

そのあまりの傲慢さに人の心は次第に離れていく。そして信長はますます周りの人々を疑うようになる。思い通りにならない人々に対し怒りを爆発させる。


信長の成長はこんな感じだろうか
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パパは怒ってばかり
ママは弟ばかりかわいがる
僕のことを誰も愛してくれない
パパもママも嫌いだ
グレてやる
大人になった
これができた
あの人が褒めてくれた
喜んでくれた
頑張ろう
みんなも褒めてくれた
もっと頑張ろう
これもできた
みんな僕のことを褒めてくれる
みんな僕のこと好き?
みんながついてきてくれる
これをやってもいいかな
いいよね
みんな僕のこと好き?
もっとやってみよう
もっと頑張ろう
あれ、おかしいな、みんな笑ってない
どうして
あいつはきっとわしを疑ってる
あいつが間違ってる
なぜだ?
ちょっと困らせてやろうか
少し困らせてもあいつはわしのことが好きかな
わしのことが好きかな?
あいつも笑ってない
どうしていつもこうなる?
わしのことを尊敬しろ
わしの事を好きだと言え
ちょっとテストしてみようか
あいつをためしてみよう
あいつは従うかな
もっと困らせよう
わしのことをもっと尊敬しろ
わしの言う事を聞け
服従しろ
あ、今なんて言った?
なんだと?
裏切った?
あいつは裏切った。
許せない
わしを騙したな
許せない
絶対に許さない
ころせ
あいつの家族も全員ころせ
女子供も絶対に逃がすな
絶対に絶対に許さない
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こんな感じかな。問題は信長が権力を持ってしまったこと。心が不安定な人が権力を持つ…常に人の愛情を確認しなければ心休まらず、だから人の愛情や忠誠心を探り、試して確認し、力で絶対的服従を強要し、裏切られたと知ると狂ったように激昂、裏切った相手には残虐な制裁を加える。

例えばこの荒木村重の件では数百人の人々が処刑された。逃げた村重の家臣を匿った僧まで数百人殺している。裏切った者への仕返しなのか。 比叡山の皆殺しも結局は自分に服従しなかった者達への仕返しなのか?

…そんな風に信長を、心に何かが欠けている男として描いているのなら唸りますね。以前からこのドラマの信長が心に弱さを抱えた人物ではないか…と思いながらドラマを見てきたのだけれど、もしそういう意図で描かれているとしたらすごい。それを演じる染谷さんもすごい。現代的解釈の信長なのですね。


しかし今回で光秀の心も離れたかな。
それでも信長は光秀が好きなのが悲しい。


それにしてもやっと感想文が追いついたっ!長い道のり。へとへと。文を書くのにものすごくエネルギーをつかう。似顔絵もまたまたエネルギーを使う。面白いからやってるんですけど疲れる。やっと追いついた。よかったよかった。




2021年1月26日火曜日

Infinity Song - Mad Love (2020)



いい声です。



Infinity Song - Mad Love (2020) 
Album: Mad Love 
Release: October 2, 2020 
℗ 2020 ROC NATION RECORDS, LLC. 



ここのところ『麒麟』の感想を毎日やっていてヘトヘト。
煮詰まってます。ちょっと休憩。

先週の『The Late Show with Stephen Colbert』に出て来た5人組のグループInfinity Song

このグループは2014年にユーヨークで結成された兄弟姉妹のグループ。ご両親がミュージシャンなのだそう。

Infinity SongのメンバーはBoyd家の兄弟姉妹

 Abraham
 Angel
 Victory,
 Israel
 Thalia


スモーキーな声が独特で、男女とも同じ響きの声。ソロでもそれぞれが素晴らしいシンガーだし、一緒に歌えばコーラスが綺麗に馴染む。いいコーラスは声の質が大切。このグループの声はとても気持ちいい。みんなルックスもいい。



NHK大河ドラマ「麒麟がくる」第41回「月にのぼる者」1月17日放送



信長の評判は?


★あらすじ
1577年10月 松永の死。平蜘蛛は光秀(長谷川博己)の手に。光秀は丹波を攻略中。その頃足利義昭(滝藤賢一)は備後 鞆(とも)の浦から各地の大名に「信長打倒」のお手紙を書いている。光秀は「我々が戦っているのは足利将軍だ」と悟る。京の館へ戻り、訪ねて来た秀吉(佐々木蔵之介)に「平蜘蛛のことを知っていただろう」と問いただす。秀吉備後攻略へ出発。近江の安土城を訪ねれば、信長(染谷将太)は「朝廷の二条晴良(小籔千豊)を辞めさせ近衛前久(本郷奏多)を関白に据える。そして帝に譲位していただく」と言う。光秀は信長に平蜘蛛を差し出し説教「天下を統一するなら誇り高く志高く心美しき者であるべし」。信長「それ売ろうかな」。(坂東玉三郎)も信長をご心配。 


抽象的な話が多かった。歴史の流れはあまり描かれず、信長が自分勝手で横暴に振る舞い人望をなくしつつあるところを皆が心配、光秀が説教をする…という話かな?私よくわかっていないかも。

前回は信長が平蜘蛛を使って光秀の忠誠心をテストしていた。
それに対して今回、光秀は開き直った。


…しかしその前に…平蜘蛛と信長のことを考えたので書いておこう。

前回も「わからない」と書いたのだけれど…この回でもますますわからなくなってしまったこと。結局信長は平蜘蛛が欲しかったのか?

信長は物欲の人なのか?
それとも権威の付いたモノが欲しいのか?
それとも光秀の忠誠心を確かめたかっただけなのか?


まず今の信長は物欲の人に見えるのですよ。ドラマ内でも信長は「安土城と茶道具に夢中」とあるので物欲がかなり強いみたい。以前にも松永からは(元は足利義満が大切にしていたという)「九十九髪茄子」を貰って喜んだとあるので、信長は権威の付属したモノの所有欲がかなりあるみたいなのですよね。この「九十九髪茄子」は当時の値段で1千貫…単純計算で今の7800万円だとか。ふぇ~っ

そういえば「蘭奢待」もそうだった…あれも権威の付加価値の付いたモノ(いや、あれは権威を示すセレモニーがしたかっただけなのか?)…そういうものを信長は好んで集めている。

そんなわけで信長は名物と言われた「平蜘蛛」も欲しがっていた。 

この信長は、今で言うなら…何処かの国の王冠のダイヤを一個頂戴と言って脅して貰ってきたり、何千万円の車や時計をずらりと並べ、何十億円だかの大大大豪邸(安土城)を建てて喜んでる…そいういう人物に見える。

しかし前回の話で首をひねったのは…、そんな男が時価何千万円もしそうな「平蜘蛛」と、たかが家臣一人の忠誠心を比べたりするのだろうか? そもそも信長はなぜ以前からどっちつかずの光秀の忠誠心を欲しているのだ?このドラマの信長ってそういう人かな? 


…と思ったら今回は、開き直った光秀が信長に説教 「人々に慕われて天下統一をするのなら誇り高く志高く心美しき者であるべし、城を美しく飾るだけでは人はついて来ないですよ!」

光秀が説教をし終わった時、信長が無言で光秀を見つめるシーンで、彼の頭の中の糸がぷちっと切れた音が聞こえた気がした。信長はかなり怒ってるかも。

だって光秀もひどい。信長から離反した松永と密かに通じ、平蜘蛛を受け取り、戦の後で信長に平蜘蛛を出せと言われて「知らない」と嘘をつき、バレた…とわかったら城に持参して信長に差し出し「これを持つなら心美しく…」などと説教をする。…そんな男の忠誠心を確かめたところで…信長さんそれでいいの? 


しかしともかく信長は光秀の愛だけは確認したかったらしい。 

信長は光秀が「殿のことを思って言ってるのですよ」と言うので光秀の忠誠心を確認できたと満足した…だから光秀を罰さない。光秀を許す。しかし説教されたから面白くない。

信長は 「そんな厄介なもの(平蜘蛛)…そのうち今井宗久に売る(それとも値段を調べるだけ?)。1万貫ぐらいになるかな」などと言う。え~~平蜘蛛いらないのかな?またわからなくなってきた。

しかし信長はきっとこの平蜘蛛を納戸の奥にしまい込んで売らないのだろう。ということは…この話で平蜘蛛が現存しない理由は、安土城と共に燃えてしまったということか?鉄の釜だから溶けたかな? 


ところで三条西実澄氏(石橋蓮司)によると、信長に右大将の位を授けたら、信長は帝に譲位するように迫り、それが実現できないからと嫌がらせに右大将の位を放り投げたそうだ。えぇ~信長は権威が欲しかったのではないのか?ますます信長がわからない。


ともかく信長がめんどくさい人になってきたというのはわかった。特に朝廷に圧力をかけつつあるのはまずいですね。

秀吉 味のあるお顔

そして黒い秀吉の様子も描かれる。光秀の嘘を信長にチクったのはともかく、口の軽い異父弟のことを光秀に指摘されて弟を殺してしまう…役に立たなくなったから。ひぇ~。その後秀吉は播磨に出発。秀吉の思う平らかな世とは…貧乏人のおらぬ世。この秀吉の佐々木さんの表情の変化が面白い。彼の表情に目がひきつけられる。 


その他

光秀はいい家に住んでます。

やっぱり安土城の大広間はすごい。豪華。

菊丸 アクションうまいね

菊丸
信長は京の町で評判が悪い」。光秀は菊丸に彼が徳川の忍だとわかっていると伝える。秀吉が狙っているので三河に帰った方がいいとアドバイス。家康は信長が頼れる人物なのか調べている。秀吉の手の者に襲われてましたが、岡村さん動きが機敏。アクション上手。

三条西実澄
信長は何を考えているかわからん。帝に誠仁親王に譲位しろと迫る。信長は右大将の位も放り出し、気分で朝廷も変えてしまおうと思っている。皆困っている

信長と朝廷
信長は二条とともに帝の譲位をすすめ、誠仁親王を帝にしようとしている。しかし事は進まず信長は二条に失望。今度は近衛前久に近づき関白に据えようと考える。

信長は京での自分の評判もいいと思っている「安土城は皆のあこがれ」だと言う。←そろそろ信長は現実がわからなくなってるらしい。以前は人に褒められることを求めていたのに、今は傲慢に「わしの評判はいい」と勘違い。いや皆あなたを怖がっているだけ、めんどくさがっているだけ。

それを光秀一人が信長に伝えているのだけれど、通じていない。


今回のタイトル「月にのぼる者」…桂(かつら)男とは中国の伝説で月に住んでいるとされる人物(平安時代以前には日本に伝わっていたらしい)。この回では、権力を欲する武将達を桂男(不老不死の花を求めて月に行き、花を独り占めしようと木を切ったら神の怒りに触れ、月に閉じ込められた)になぞらえ、「美しきものに近づきそこから何かを得ようとしてはならぬ」と諫める。「しかし力のあるものは皆月にのぼろうとする。皆帰ってこなかった。信長はどうか?」信長を見届けるようにと光秀に告げる。光秀がありがたがって放心してます。光秀はラッキーな男だ。

たまちゃん細川忠興へ嫁入り




2021年1月25日月曜日

NHK大河ドラマ「麒麟がくる」第40回「松永久秀の平蜘蛛」1月10日放送



信長のテスト


★あらすじ
1577年夏 織田軍と顕如率いる本願寺との戦は7年も続いている。本願寺は毛利上杉と通じている。そんな折、松永久秀(吉田鋼太郎)が織田軍から離反。暫くして光秀(長谷川博己)は伊呂波太夫(尾野真千子)宅に呼ばれ松永と会う。そこで名品・平蜘蛛を任される。松永は信長(染谷将太)が平蜘蛛を欲しがっているが渡したくないと言う。 秋 松永が挙兵、京に攻め入る。信長は嫡男信忠(井上瑞稀)を大将に大軍を大和に送り込む。10月10日松永、信貴山城にて討死。後日信長が光秀に平蜘蛛の行方を尋ねる。光秀は知らぬと答える。平蜘蛛は光秀の手に。


信長のわがままが目立ってきて、そろそろ家臣の心が離れ始めた頃。まず織田軍から離れたのは松永久秀。彼の持つ茶釜・平蜘蛛をめぐる信長と光秀の話。

この回のテーマは、皆が信長から離れつつあることか。

松永久秀の謀反。
帰蝶は隠居するという。
帝にプレゼントした蘭奢待も喜んでもらえなかった

信長「なぜ皆わしに背を向ける?」

そして光秀の忠誠心も疑う。

信長は秀吉に探らせて平蜘蛛が松永から光秀の手に渡った事を知っていた。その上で「平蜘蛛の行方を知らぬか?」と光秀に問う。「知らぬ」と答える光秀。

信長「十兵衛が始めてわしに嘘をついた」

要するに…信長が平蜘蛛を使って光秀の忠誠心をテストしたような話になってましたが、信長が本当に平蜘蛛を欲しがっていたのかどうかわからなくなってました。というのも信長がなんとしてでも平蜘蛛を手に入れたいと思うのなら、直接伊呂波太夫を捕らえて問えばいいこと(秀吉が調べていたから知っていたはず)。しかし信長はそれをせずに平蜘蛛と伊呂波太夫を泳がせて光秀の忠誠心を探っていた。信長は平蜘蛛が欲しくないのかな?

光秀は光秀で(このお方はいつも何を考えているのかわかりづらい人物なのだけれど)悩んでますね。信長に平蜘蛛のことを聞かれれば「知らない」と嘘をつき、家に帰って来てから「松永の罠だ~」とうろたえてましたが…私にはよくわからなかった。そして松永の言葉「平蜘蛛を持つ者は覚悟がいる。いかなる折も誇りを失わず志高く、心美しき者…」というのもよくわからなかった。だって光秀は今まであちこちふらふらしてますもんね。何に対しての誇りや志なのだろう?

光秀もいろいろとわからないから帝に会ってお話が聞きたいと言ってました。
 


光秀が亡くなった煕子さんの爪を持ち歩く。え~だからもっと生前に仲良くしていれば…。 

帝も光秀と話がしたい。 

松永の信長評 
信長は、家柄で家臣を取り立てる。例えば柴田勝家、大和の筒井順慶。ちなみに松永が討死した信貴山城の戦いでは、筒井順慶が大活躍したのだそう。 

松永久秀

近頃の信長 
信長は安土城の建設と茶道具に夢中。帰蝶さんによると信長はよく泣く。なにかを怖がっている。高く上りすぎたか? またまたぐすぐず泣いてキレてましたが、私はこれ…帰蝶さんが隠居していなくなるし、平蜘蛛も見つからないしでイッパイイッパイになって泣いてたのかと思った。やっぱり子供みたいな人。 

信さん また泣いてる かわいいですね 子供みたい

信長「帰蝶がいなければ誰に相談すればいい?」また泣く。

 ところで安土城の部屋が巨大。あれはすごい。本当にすごい。

信長、光秀の娘たま(芦田愛菜)を細川藤孝(眞島秀和)の嫡男・忠興(望月歩)に嫁がせるよう伝える。 

 
信長「光秀は丹波を頑張れ わしは本願寺を焼く」 

秀吉が柴田勝家と喧嘩をして加賀から帰ってきた話
信長は北へも手を伸ばしている。この頃、上杉軍は上洛を目指し、顕如の命による加賀一向一揆衆がそれを援助…柴田勝家軍を妨害していた。 

秀吉 vs 勝家