能登半島地震 ─ 寄付・支援情報

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この度の能登半島地震で 被害に遭われた方々に心よりお見舞い申し上げます。 一日も早い復興をお祈りいたします。 ★NHK による様々な支援情報 能登半島地震 義援金・支援金の受け付け始まる 窓口まとめ 【随時更新】 https://www.nhk.or.jp/shutoken/ne...

2014年6月3日火曜日

その後のお猫様 H その1 – 借りてきた猫を信じるべからず

 
 
彼女がシェルターからうちにやってきてから早1ヶ月。ここのところ、以前のように頻繁にブログの更新が出来ないのも、彼女=お猫様Hと毎日遊んでいるからである。大変忙しい。  (*´ェ`*)
 
あれから色んなことがあった。毎日毎日新しい発見。本当に面白い。可愛い。
 
 
1ヶ月前、特にその日決定するつもりでもなかったのに、なんとなく行ったシェルターでの決め手は、彼女の性格を記した一文。
 
I am very affectionate and like to be held and cuddled.  I am playful and very friendly.(私はとても愛情深く、抱っこされたりぴったり寄り添うのが大好き。私は遊び好きでとてもフレンドリー。」
 
この一文に旦那Aが惹かれた。私は同じような黒猫の活発で健康そうな男の子がいいと言ったのだが、旦那Aが何としても優しい女の子がいいと言う。アイツが頑固になったらどうにもならない。しょうがないので、健康そうな男の子を諦めて小柄でおとなしく痩せ型のちょっと弱々しいこの女の子に決めることにした。年齢はおよそ1歳と3ヶ月で、人間で言えばだいたい20歳ぐらいだという。
 

紙の箱に入れられた彼女は、車の音に驚いたのか、うちに着くまで「イヤァ~ンミヤァ~ン」と悲しげに鳴き続けた。始終話しかけながら帰宅。その後の様子は以前書いたエントリーのとおり。喉を鳴らしながら一晩中私のおなかの上で静かに寝てくれた。とても可愛い。
 
(ガイド本に書いてあったとおり)しばらくは猫部屋(ベッドルーム)で新しい環境に慣れてもらうことにする。2日目も一緒に寝ようとしたのだが、なんだかバタバタ走り回って襲ってきたので部屋から退散。その日から一人(匹)で寝てもらうことにする。
 
1週間ほどその猫部屋にいてもらったのだが、来て数日後には、私達を追って外に出たがるようになる。犬用の柵を入り口につけ、部屋のドアを開けていたら2日後には軽く飛び越えられた。「あららら…まだまだまだ…」と言いながら捕まえて部屋に連れ戻す。
 
1日中ドアを閉めているのも換気が悪いのでドアを開け、ダンボールなどでもっと高い柵を作ったが、全て難なく飛び越えられてしまう。5日目に高さ150cmほどのダンボール紙製の柵を作り「もう大丈夫だろう…」と旦那Aと話していたら、取り付けたその1分後に「ガササッ」という大きな音。小さな身体で150 cmの柵を飛び越え、こちらを見上げ「ヤーン…」と鳴くお猫様H。これにはさすがに驚いた。旦那Aと顔を見合わせしばし無言…「一体この子はなんなのだ…」
150 cmを飛び越えられたらもうどうしようもない。翌日から猫部屋のドアは開放された。初めてドアの外に11歩踏み出す。色んなところをクンクン嗅ぎながら11歩慎重に歩を進める。何かにびっくりするとダッと猫部屋に走って帰る。それを何度も何度も繰り返して1週間かかってやっと家に慣れてくれた。
 
昼間は自由に家中を歩き回ってもらったが、私達が寝る間は念のため猫部屋で過ごしてもらうことにした。それが2週間ほど続いた。その後は夜も猫部屋のドアを空けて好きにしてもらうことにした。私達のベッドルームのドアは閉じているが、夜はそれほど寂しがらない。勝手に遊んで好きな時間に好きな場所で寝ているらしい(おっともちろん室内飼いです)。
 
うちに来てから1週間後に病院に検診に連れて行った。1週間で体重も増えていた。シェルターで言われた13ヶ月の年齢は間違っていた事が判明。まだ1歳にもなっていないらしい。なんとまだティーン猫である。人間で言えば15歳ぐらいだろうか。
 
 
その頃までには、彼女の本性も次第に明らかになり始めた。最初の印象「優しくておとなしく弱々しい女の子…」とは全く正反対である事を次第に思い知らされることになる。
 
「抱っこが好き」なんて大嘘。初日は私のおなかの上で静かに寝てくれたのに、そんなことはそれ以来一度も無い。初日はまさに「借りてきた猫状態」だったのである。抱き上げると身体をよじって逃げ出す。抱っこなんて実は大嫌い。下手に触ると「ル゙アア…」と文句を言う。
しかし愛情深いのは本当。とにかく人にくっついて歩きよく喋る。「ニャア」などとはめったに鳴かないが、いつも「ル゙ルー…」「キュー」「ヤーン」「ギュウ」「ウワー」「ンー」「ル゙ワアアアアノワアアヌアアアア…」などと高音の篭った声でよくお話しをする。眠いときは機嫌がいいらしく、撫でてやると大抵こちらの手をペロペロと舐め舐め倍返しをされる。時々カチっと指を噛まれる。名前(ちゃんと女の子らしい名前がついてます)を呼べはたいてい小さな声で「ヤーン」と返事をする。目が合えばほぼ必ずまばたきをしてくれる。いたずらをして叱られると「ヷア~ン…」と明らかに文句を言いながら現場から走り去る。まるで子供だ。
 
日が沈むと急に猛獣スイッチが入る(笑)。いつの頃からか、夜に15分以上連続してTVを見る事が不可能になった。ソファーに座ってTVを見ていると近づいてきて、まずソファーの角をガリガリっとやる。それでも無視すると今度はソファーに飛び乗って上部をガリガリっとやる。こちらの顔を伺いながら「どお?遊んでくれなきゃこうしてやる」と破壊行為。急に部屋をぐるぐる走り始める。ダダダダッと走ってこっちを見る。そうやってバタバタされるともうTVに集中していられない。
 
しょうがないので立ち上がると、またダダダダッと走り回る。階段を上ればダーッと全力で追い越し、23歩先で立ち止まって振り返る。私がついて来ているのを確認すると、またダーッと疾走して3階まで一気に駆け上がる。
 
棒の先についた紐にぶら下がったねずみのおもちゃに死ぬほど燃える。最初は小さく8の字を描いて遊ばせていたのだが、とにかくよく走るので思い切って体の回りをぐるぐると回転させたら、死に物狂いになって追いかけ始めた。全く止まらずに全力疾走で部屋を5するとさすがに疲れたらしい。部屋の隅に倒れこむと口を開けて舌を出し、犬のように「はぁはぁはぁ」と肩で息をする。さすがにからだに悪そうなので、こちらが手加減をしないとヤバイと思った。どうやらテンションが上がり過ぎると止まらなくなるらしい。
 
興奮するとまるで猛獣。歯をむき出し大きな口を開けて獲物(おもちゃ)に飛び掛る。前足で獲物を押さえつけるとガシガシ噛みながら後ろ足で何度も蹴りを入れる。凶暴である。こんな時に手を出すと危ないので触ってはいけない。昼間はあんなに優しい子が、どういうわけでこんな猛獣になるのだろう…。本当に驚きである。

それでも、私達が手を引っ掻かれたことは一度もない。どうやら人を引っ掻いてはいけないと理解しているらしい。可愛いものである。
 
 
 

2014年6月2日月曜日

NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」第22回「有岡、最後の日」



あー今週はいいドラマを見た。良かったですよーほんと。先週に引き続き岡田さんの仰天ヘアメイクも今週で見納めなのは残念ですが本当にお疲れ様でした。

そうなのよ。これ黒田官兵衛の話なのよね。いろいろと知られている話だけでも、この有岡城幽閉はとにかく酷いものだったらしいです。事実よく生きていたもんだと思います。荒木さんの話などこの官兵衛幽閉がらみの詳しい史実を知らなかったので本当に面白い。

たった2週間の幽閉期間でしたが、岡田さんはとにかくよくぞあのヘアメイクをOKしたもんだと思います。何度も言ってますがああいうところを手抜きしないからこそ、ドラマが面白くなるんですよ。気合がいっているもの。しかし史実の官兵衛さんもよくがんばったよなぁ…。

最後の救出の場面が今週は最高。3人の家来の表情が最高に良かったです。なんともいえずいい表情。あ~信頼し合ってるんだよなぁ…と素直に感動しました。

怖いノブ様、はしゃぐ秀吉、いつも上手い田中村重に、グッと印象深くなっただしちゃんなどなど今週も見所はいっぱい。それから今週は竹中半兵衛さんの最後でした。あーこの俳優さんはもっと見たかったですね。これで消えるのは残念…。


★あらすじ

官兵衛は土牢の中。3人の家臣は有岡城下で官兵衛救出の時を待つ。荒木村重は「来ない毛利」においつめられる。半兵衛が美濃から播磨の秀吉軍へ帰ったもののその直後に落命。秀吉は宇喜多を調略。毛利の援軍はもう来ない。荒木村重は密かに城を出る。毛利に直談判に行くと言う。…が織田勢に止められて先に進めず。結局城を見捨て、織田に降伏することもなく逃げることに。有岡城に攻め入る織田。3人の家臣達が官兵衛を救い出す。ほぼ1年が経っていた。


●流れと感想

・官兵衛は有岡城の土牢の中。
・善助がフンドーシで堀を渡って牢の外へたどりつく。外から官兵衛に話しかける。官兵衛は嬉しい。この場面、なぜか昭和の大河っぽい演出。水の上の靄とか懐かしい。
有岡城 毛利が来ない…あせる荒木陣。田中村重がすごい迫力です。織田方のスパイが処刑される。九郎右衛門は城内で無事。
姫路 善助からの官兵衛の無事を告げる手紙が届く。光ちゃん…もっと他の泣き方を考えましょう。
美濃菩提山 半兵衛が松寿丸に愛用の軍配を渡し、播磨の秀吉の陣に出発する。
播磨秀吉陣 半兵衛到着。秀吉にも官兵衛の無事を知らせる手紙が届く。半兵衛が松寿丸の無事を伝えると秀吉は大喜び。半兵衛が宇喜多調略を提案。
有岡城土牢 官兵衛君、あいかわらずすんごい状態。目だけの演技。目しか見えません。そこへ柴犬と子供。牢番の子供らしい。
播磨秀吉陣 半兵衛が危篤。なんと石田三成にズバリ直球のアドバイス。半兵衛天使の微笑みで「天下を…」と呟く。秀吉大泣き。谷原さんは鼻の形が綺麗だなぁ。
有岡城土牢 半兵衛の夢を見る官兵衛。どうやら虫の知らせで理解したらしい。
岡山城 宇喜多さんは元気が無い。「ワシは毛利を捨て織田につく。」
有岡城下 町人達が噂する「荒木様は毛利に見捨てられたかも」。篭城してから8ヶ月ならもう限界だろう。しかしもこみち太兵衛君は大きいね。
有岡城 村重は毛利へのお土産の吟味中。城を出て自ら出向いていって直談判に行くらしい。とまどうだしちゃん。
有岡城土牢 村重が官兵衛に会いに来る。官兵衛やっぱりすごい格好。田中村重目がイってます。最高。そして夜、彼はひっそりと城を抜け出す。
安土城 ノブ様が武将達と歓談していると「村重逃走」のニュースが届く。怒り狂うノブ様。そこへタイミングの悪過ぎな秀吉が「宇喜多を調略した」と告げに来ると、意味もなくまた八つ当たりされ足蹴にされる。運が悪いなぁ。ノブ様手の施しようが無い乱暴者ですから。
尼崎城 村重ここで先に進めなくなる。海路は閉ざされている。「もはや毛利は来ぬ…」この直後の表情がそれはそれはもう素晴らしい。絶望と悲しみの薄ら笑い…田中さん最高です。なんて上手いんだろう。
有岡城下 10月、織田勢が城に攻め込む。だしが短刀を抜くがキリシタンは自害が出来ない。
尼崎城 村重の家臣が織田の降伏勧告を伝えに来る…が、村重「降伏はせぬ」「わしや負けぬ。降伏などせぬ。ワシは思いついた。信長に決して負けぬ手立てを。生きることだ…。何があろうと生きて生き抜いてやる。」←これはいい台詞。この時代の人として「自分が生きること」はとても実感のある言葉。人に「生きよ」と言うよりも、自分が「生きる」と宣言する方がずっとリアルだと思う。あの時代はみんなそう思っていたと思う。これを村重に言わせたのは上手い。
・そして織田の降伏勧告を伝えに来た家臣も遁走。これはイカン…。
有岡城 戦乱は続く。残されただし。目の前で家臣が自害する。すごい場面。
有岡城土牢 牢番が錠をはずし、官兵衛に外の状況を伝える。…ところでこの牢番の俳優さん、何処かで見た顔だと思ったら、以前「江」で真田幸村をなさっていた方だそうです。顔を覚えてました。わーなんかこんな役なんてもったいない…。武将姿の似合う役者さんなのに…。
有岡城 織田軍総攻めが始まる。だしさん赤ちゃんを侍女に託し送り出す。桐谷さん抑えた演技がいい女優さんになったなぁ…泣けました。
有岡城内 戦闘場面。九郎右衛門が中から錠をはずして門を開ける。例の牢番はこれで戦死。ここは戦闘のケオスでいい感じです。
有岡城土牢 牢にたどりつく3人の家臣。ここからの3人の表情がとてもいい。すごくいい場面です。官兵衛の状態に驚き、悲しみ、とにかく牢から抱え出し、善助も九郎右衛門も太兵衛も泣く。3人の表情が素晴らしい。こちらももらい泣き。太兵衛が官兵衛を背負って外に出る。1年ぶりに日を浴びる。
・…と、この日の下に出てきた官兵衛のヘアメイクが…

スゲ―――――!
うわああああああ!

…頭もっさもっさ…。すんげー。
いや牢から出れた事にも感動しましたっす。官兵衛君外に出られて本当によかったね。よかったよかった。
 
さて来週、予告のだしちゃんの白装束だけでもう泣く。来週は泣く…。
 

 
 
 
 

2014年6月1日日曜日

Perfume:かっこいいな…



よし、夏到来。Perfumeがまたやってくれてます。


529日、SAYONARA 国立競技場 FINAL WEEK JAPAN NIGHT」に出演時の画像だそうです。これは「Edge」ですね。これ日本でやるの5年ぶりなんだそうです。前回はアジアツアーでした。

これはやっぱりかっこいいよなぁ。もうこの画像だけでかっこよさが伝わるもんね。またかっこいいPerfumeが帰って来てくれたみたいで嬉しい。


Perfumeさんも25歳を過ぎて色んなことを考えている時期ではないかと思いますが、(私個人的には)Perfumeさんにはかっこいいステキなお姉さん達でいて欲しい。ステージ上のパフォーマンスで、ドキドキさせられたりワクワクしたり、もしかしたらハラハラさせられたり、びっくりしたり感嘆したり…。そういう風にいつも「あっ」と思わせてくれるような斜め上を行くステキなグループでいて欲しい。

PerfumeにはPerfumeにしか出来ないことがある。

やっぱりそこを突き詰めて欲しい。

今までのPerfume は、アイドルとアーティストの間を行ったり来たりしながら、今まであまり前例の無かった活動のしかたで長い間人気を保ってきた珍しいグループだと思うのですが、これから彼女達の活動がどういう風になっていくのかは興味深いところ。

もうご本人達が大人なのだから「大人に言われたとおり」の仕事の内容ではなくなってきているんでしょう。夏の間に攻めて、冬の間はのんびりと好きな活動をやる…などという感じになってくるのかなぁ。もうキャリアも長いわけだから、だんだんそういうゆとりのある活動の仕方になるのかもしれません。

冬の間を充電期間と思えば、それはそれで大変素晴らしいこと。ミュージカルを見たり美術館でアートを見たり、他のエンタテイナーを見たり…、そうやって冬の間に充電できたことを夏の活動に生かしていけばいい。グループとして伸びるためには、そういうゆとりもこれから必要になってくるのかもしれません。


さてそんなPerfumeの活発な夏期、今年は大規模な全国ツアーです。
\(^o^)/

2014年5月29日木曜日

NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」第21回「松寿丸の命」



今週の一番の快挙は岡田さんの、

官兵衛イン土牢の思い切ったなりきり演技演出

でございましょう。イヤー立派立派!よくぞ汚れて下さいました。素晴らしい素晴らしい素晴らしい。
 
何をおいても今年の大河、某有名芸能事務所のアイドルさんが主役…それもあの黒田官兵衛を演じる…ということで、「さて(綺麗どころの)人気アイドルの俳優さんがどこまで真剣に汚れてくれるのか…だってあの官兵衛なのよ…」は、大河ファンの今年前半5ヶ月間の一番の懸念だったと思います。
 
というのもこの大河、初回の小田原で敵の説得に向かう場面の官兵衛は、
 
かなり普通。

髪もふさふさ顔もツルツル。どこかに傷があったかなんて覚えてないくらい普通にアイドル顔。あまりに普通の綺麗な岡田さんなんで、矢も避けちまった…なーんて感じだったので、

はて…あの有名な土牢監禁の場面はどうなるのや…?

というのは皆様の大きな心配だったであろうと思うわけです。
 
岡田さんやって下さったと思います。あれで十分です。素晴らしい。

泥水につかって汚れメイクをしてただ苦悩するばかりでなく、泥水の床にこぼれたお粥をはいつくばって犬食いをするというど根性演技。やったな。岡田さん本気ね。見直したわ。
 
アイドル枠のフィルターがあるため多少甘くみてしまうとはいえ、あそこまでやって下されば満足。よくぞ思い切って下さいました。立派。大きな拍手。事務所的には大丈夫だったんでしょうかね。
 
 
先週も書きましたが、このドラマは役者さん達の熱量が非常に高い。それだけでも毎週楽しみ。今週は柴田恭平さんが凄かったですね。泣けました。素晴らしいです。音楽のバンドと同じで俳優さん達の演技は化学反応。いい演技をしようとそれぞれが競争するぐらいの状態で演じていると、時にとてつもないものが出てきたりする。真剣勝負が見えるとこちらもドキドキします。それが非常に面白い。
 
 
★あらすじ
 
官兵衛は有岡城の土牢に監禁されている。織田軍の有岡城総攻めが敗退する。喜ぶ荒木村重…が、毛利の援軍は来ない。味方を失ってキレたノブ様は、官兵衛が裏切ったと勝手に思い込み、その子・松寿丸の処刑を命じる…が、半兵衛が密かに匿っていた。官兵衛が幽閉されてからもう半年以上が過ぎた。
 
 
●流れと感想
 
・官兵衛は有岡城の土牢へ幽閉されている。
・官兵衛の家臣数名は、官兵衛を救うため有岡城下へ忍び込み町人にまぎれて暮らしている。
・それにしても官兵衛の土牢は大変だ。暗いジメジメ狭い虫もいる…私は1時間ももちません、いや1分ももたないな。
有岡城 織田軍の総攻撃を受ける。その喧騒を官兵衛が聞いている。ブツブツ独り言を言う。
摂津ノブ様の陣 織田軍苦戦の報告。ノブ様は意味も無く机をバシバシ叩いて憂さ晴らし。やっぱり機嫌が悪い。
・なんとあのイヤミな仙千代も有岡城で討ち死。
摂津ノブ様陣 ノブ様がキレて机を蹴っ飛ばし立ち上がる「官兵衛が裏切った!松寿の首を刎ねよ」←ひどいいいがかり。止めた秀吉もあえなく蹴飛ばされる。うわーこのノブ様は極悪やね。いいぞ。もっとやれ。秀吉もいたたまれない顔。理不尽な上司に足蹴にされる中間管理職の苦悩。
・そこへ、病弱だけどドS優等生竹中半兵衛が「それがしがやります」秀吉ガーン…。
有岡城 荒木ちゃん「はっはっはっはっはっはぁ」と大笑い。ノブ様に勝って喜ぶ。よそよそしいだしちゃん。村重急に真顔になって「だし、隠れて官兵衛に会うておるまいな」キターコワイ…。
土牢の中では孤独な官兵衛がまた独り言をブツブツ。
有岡城城下 官兵衛の家臣達がガミガミ論争中。あっ道ちゃんがいる。赤ちゃんはどうしたの?彼女は優秀なスバイです。キレるもこみち太兵衛。おさえる善助。熱い九郎。
長浜城 おねさんを竹中半兵衛が訪ねる。松寿の事を伝えると泣くおね。松寿君はかわいい。
有岡城土牢 村重がやってくる。官兵衛に「松寿丸が殺されたのでわしにつけ」村重さん目がイってます。
姫路 秀吉が松寿丸の件を黒田家に伝えに来た。これ黙ってればいいのに…と思ったけれど、他から噂が伝わるよりは直接言った方がいいということでしょうか。
・この場面の中谷さんがしっくりこない。なにかがおかしい。泣き方も台詞も演技も不自然。気が強すぎるのか、おんなおんなし過ぎているのか、女優さんの自己主張が強すぎる。取り乱す感じもやりすぎ。キャラが合ってないのかな。何かがおかしい。
黒田パパ柴田さんの名演。「秀吉様、それがしの独り言を聞いて下さらぬか…」からの演技で泣いた。魂の演技。本当に素晴らしい。凄いです。
・だからこそこの場面の秀吉のとってつけたような台詞は違和感ありあり。脚本の問題。
有岡城下 家臣達が騒いでます。官兵衛の死のニュースが伝わった。もこみち太兵衛の単細胞キャラはかわいい。皆泣く。
有岡城土牢 だしがやってきて言わなくてもいいことをぺらぺらと喋る。ますます辛くなる官兵衛。この場面は不要。官兵衛には残酷。やっぱり官兵衛壊れる。
安土城 お正月のお祝い。ノブ様の大谷直子ママ登場。うわー迫力。声が怖い。この世代の懐かしい女優さん達がもっと見たい。
有岡城土牢 官兵衛は壊れたまま。
有岡城 村重に毛利からお手紙。援軍は延期だそうだ。あせる村重。…ところで城内に九郎右衛門が忍び込んでます。
有岡城土牢 なぜか牢番が官兵衛に優しい。
美濃菩提山 半兵衛を訪ねるおね。松寿丸は無事でした!生きてます!実は事前に示し合わせてあったもの。黒木おねさんがお母さんの顔。
姫路 黒田パパの元におねさんからお手紙と扇が届く。それで松寿丸の無事を知る。しかし台詞での説明が多い。説明は全く無しでも気付くぐらいのほうがいいのに。しかしそれにしてもこの状況で織田側に付いた黒田パパも凄いです。
有岡城土牢 官兵衛壊れてます。外は雪。髭ボーボー。鼻先を水につけ目を覚ます。岡田さん熱演。
・だしさんが牢に来て看病してます。おい、いいのか。窓に藤の蕾
・こぼれたお粥のシーンで絶句。ほぉすごいねぇ。
・時は流れ…窓の外には藤の花が咲く。もう5月か…?官兵衛君の汚れメイクがすごい。髪の毛もすごいぞ。よくぞ汚れてくれました。大きな拍手。