能登半島地震 ─ 寄付・支援情報

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2013年10月9日水曜日

Perfume:「Level 3」 Review - 感想とあれやこれや 1/3



第一印象・思い切ったな…(笑)。いいと思いますいいと思います。大変カメ好み❤ 楽曲もずいぶん大人になりました。ほんとにいい具合に可愛げが無くなってきた  (*´ェ`*)。いや、いいことだと思いますよ。ほんとにこれは嬉しい変化。いい方向になってきた。

今回のアルバムの一番の特徴は「Perfumeご本人達のアイドル音楽からの脱皮」だと思います。ネット上に出てるインタビューを読んでも、彼女達の意識の変化が感じられるし、彼女達がPerfumeをどんなグループにしたいのかが変わってきてますよね。海外に行ったことでアーティストとしての自負や欲が変わってきたんだろうと思う。

まあそんな辺りを3回に分けて分析


●実験的な音

低音がすごいですほんとに。いいです。1曲目からノリノリ。彼女達の声はいつものように綺麗(追記→)いつもよりずっと綺麗なんだけど、アルバム全体の音はものすごくヘビー。ボーカルと個々のバックの音に強弱があって奥行きも感じる(気のせいか?)…全体がすごく気持ちのいい音。

曲の構成も、3分の定番型アイドルソングはほとんどない。いかにも定番J-POP歌謡っぽいのは「未来のミュージアム」だけ。シングル曲もリミックスされてるし、リミックスされてない曲も「だいじょばない」とか「Handyman」なんてどちらかといえば妙な曲。オープニングの「Enter Sphere」はダンスかと思えば途中でリズムが変わるし、「Party Maker」はただただ盛り上げるだけのお祭り音楽。歌もほとんど無い。「Sleeping Beauty」は「あー」しか言ってないし、「ふりかえるといるよ」なんて金縛りの歌なの?(笑)

いろんな面白い音も沢山はいってます。チャルメラ、ピアニカ、中近東、民族楽器、水のポコポコいう音、スポーツカーの偽エンジン音、ガムラン、偽Funky ベース音、それにこれでもかこれでもかと使用されたブンブンいうシンセベース。なぜか80年代シンセポップ風の音も多い。それにドンツク騒がしいドラム。リズムパターンも多様。音もドカドカ強調されてうるさいうるさい もうノリノリ。

なんと素晴らしい…。もうこんな音の実験はPerfumeの音楽には求められないんだろうとばかり思ってました。ほんとに嬉しい。音だけでも楽しめる。


それに今回声をよくいじってますね。ほとんどPerfumeに聴こえない声も多い。「Clockwork」は一瞬あれっと思うぐらい硬い声だし、最後の「Dream Land」は空に抜けそうな質感。途中で3人の声もボーカロイドになってる。すごく面白いですよ。Perfumeという3人それぞれの声の素材を使って、まあよくこんないろんな質感が作り出せるもんだと思う。

今さらだけど、彼女達はほんとに「歌い上げ系」にいかなくてよかった。生なボーカルは別の言い方をすれば単なる同じ声だとも言えるんだもの。本当に上手くて感情を表現する演歌みたいなプロの伝統芸でなければ、今の時代のボーカルはいろいろといじったほうが音楽的には面白い。Perfumeの声は音として聴けるからこその魅力だと今回つくづく思う。

今回特にかしゆかさんの声が大人になった。まるで別人のお姉さん声。たぶんエフェクトでも変えてるんでしょう。どこに誰の声が出てくるのかもパズルのように面白い。あ~様のリードが多いですね。もう可愛いだけの女の子の声じゃないんですよね3人とも。そんな成長した声もすごく気持ちいい音として聴ける。本当に綺麗です。


今回のアルバムの音楽はまさに「実験」と「挑戦」。それなのに十分キャッチー。そこが中田さんのすごいところ。それにしても甘い女の子J-POPの「JPN」の後で、よくぞここまで「Perfume=アイドル音楽」のフォーマットをズタズタに引き裂いてくれました(笑)。やっちまったな。上等上等。大変素晴らしい。断固支持します。

このアルバムは決してアイドル歌謡じゃないです。J-POP枠であることさえ危うい。Perfumeさんご本人達は、今でももちろん現役のアイドルなんだけど、このアルバムの音は全く違いますよね。まぁーあきれるほどありとあらゆる新旧Electro関連のいろんな音をごった煮にして、曲のスタイルも雰囲気もバラバラ。とにかくいろいろと詰め込んでみました…という音楽。中田さんの実験室のようなアルバムです。ほんとに驚き。ああ良かったと思う、心から。

個人的にこういうタイプの音が好きなのでこれはよく聴くアルバムになると思う。毎回聞くたびになにか新しい音を発見しそう。

ところでCDで聴くとやっぱり音がいいですね。最近大変ぐうたらなので、ネット上の音でそのままになってる曲も多いのですが、あらためてCDで聴くとまあ低音がブンブンいってすごいですわ。やっぱりCDを侮ってはいけないなと思った。




2013年10月8日火曜日

NHK ドラマ10『ガラスの家』第6回「抱擁」



今日はドラマもそんなに盛り上がらなかったので、書くつもりはなかったんですよ。そしたら最後…


「レイさん…ヒトシデス…」 
あ~!!
 
すげー! もう机をバシバシ叩いて大喜び。ヤター!!!!拍手喝采。

ははははははははハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハヒヒヒヒヒヒモリアガル…。

途中もね、小さいツボは一杯あったんだけど我慢してたの。音楽もすごいんだこのドラマ。もう最後はダメ我慢できん…(泣笑)スゲードラマ。こりゃーもう止められんな。そして来週のタイトルは…

「許して…」 
 
ハハハハハハハヒヒヒヒ…(泣)

俳優の皆さん笑ってゴメンネ…。




2013年10月7日月曜日

Perfume:思いつくまま「Level 3」の曲別寸評



えーその前に、雑誌やネット上のインタビューもほとんど読んでないし「Perfumeのただただラジオが…」もまだ聴いてません。ワタクシの聴いたまんまの曲の印象。歌詞もまだあまり見てません。

1. Enter the Sphere

…!!ドッカーン!これ入れてくれたんだ!初っ端から飛ばしてくれる。最初からヘドバンギャーーーーでござる。うひゃー!かっこいいかっこいいかこいいかこいい。待ってました!おっとこれはプログレ枠でいいでしょう(笑)やってくれるよなぁ。上等上等!この曲もダンスと曲ががっつり組んで1作品。グロバサイト以外の部分はライブではどうなるんでしょう。まあ最初から低音がすごいんだわ。ブンブン言ってる。
 
2. Spring of Life

…ドンテンツクツクポクポク…よしっ!ここで手が上がる!うしっ!いいぞっ!あがるっ!腕を振り回して座ったまま踊る。頭に血がのぼる。思わずサビは腕フリコピ。これはね、Perfumeちゃん一番の攻め曲である。ベタだけど一番好きかも…。陽気さと可憐さと甘さに一粒の悲しみを閉じ込めたメロディー。イノセントなロボット少女が踊るSFマニア涙のMVの傑作。あの頃の僕達の夢…ロボットPerfumeのテーマソング。この曲はやっぱり泣ける。世界感が素晴らしいのよ。ユニバに移籍後第1弾シングルで中田クンも頑張っちゃた的な勢いが感じられる。何から何まで素晴らしい。リミックスは長いんで盛り上がります!最後も魅惑のドンテンツクで終わる。

3. Magic of Love

おおお…いきなり綺麗じゃないか…ほおお。あまいこぉ~い~とぉ~…いきなり一緒に歌い始める。これも踊る。人差し指を空に突き上げてぐるぐる回す。のっちサン… あまいこぉ~い~とぉ~…とまた歌う。この跳ねリズムはやっぱいいね。カメ好みのトランス系。この曲はただただワタクシが気持ちよ~く踊る曲。曲がいい。シングルに比べると楽曲としてまとまりました。バックにピアニカも聴こえる。ありゃ…なんで最後はものがなしピアノ?

4. Clockwork

声の響きがいいです。Perfumeの魅力は声もあるんだなぁ。この曲の声はすごくいい。カチカチしたリズムは「Handyman」にも似ている。ライブでのダンスがちょっと楽しみな曲。面白くなるんじゃないかな。わぁ~わぁ~わっ…。おっいきなり偽Funkyベースがブイブイ踊ってますよ。どうした…中田クン、珍しいじゃないか偽Funkyベース音なんて。あまりキレイじゃないけど…。こういう音を入れるのなら生ベースを入れるといいと思います。マーカス・ミラーぐらい雇いなさい…(笑)。

5. 1mm

これはね、カメ好み。ツボ曲。ほんとに好き。ええ。ただただ堪能する。ステキな大人Perfume。チャルメラが主張してますね。大人っぽいあ~様とゆか様のリードも素晴らしいですが、「そんなわけな~いた~だ」からの、のち様の低音部コーラスがとてもいい。あらためてとてもいい。ちょっとのちサンが物悲しい声なのよ。やっぱりワタシは彼女の低い声が好きだ。ベースはUltravoxを思い出す。この曲はとにかくダンスがかっこいいからな…。最終電車で思わずステップを踏む…そのうちこのことも書かなくちゃ。

6. 未来のミュージアム

いきなりJ-POPなのね。いい曲です。この曲の癒し効果は過去にこのブログでも書いた。いい曲であることは間違いないんだけど、アルバムとしてはここでちとノリが止まる。ま、息抜きですな…。どうも1mmに比べると3人の声が子供っぽいんですね。それだな…。

7. Party Maker

最初のリズムはすごく投げやり(笑)。これEDMバリバリじゃん。スポーツカーの偽エンジン音で盛り上げるなんて…オイ(笑)。このPerfumeさんの声はいつもと違います。ずいぶんいじってますね。さてドンツク始まる。よしっ待ってました!また踊る。ひゃっほー!…Capsuleにこういう曲あったよな。スペイン語で女性がラップするやつ…まぁいいや。このサビの声はPerfumeじゃないみたいだけどいいぞ。また踊る。とりあえずドンタクいってる間は踊る。ベタやね。この曲はドームを巨大ダンスフロアにする曲でしょう。5万人全員にダンスの神が降臨して皆で馬鹿になって踊り狂う曲。いいぞPerfume、やっちまってくれぃ。

8.ふりかえるといるよ

ほぉ…なんだっけこのどっかで聞いたような音。だれだっけ? YMOは絶対はいってますな…。実はワタクシこの曲もかなりツボ。まったりといい。フワフワとか夜な夜なの音の響きもいい。このブーンというベースは、ワタクシ勝手に「未知との遭遇ベース音」と呼んでいるのですが…70年代からある音。これなんだっけ…Prophet 5とかいうやつ? 誰か教えて。他のひゃらひゃらした音も昔のYMO好きには懐かしい音じゃないかな…。アメリカだったらラッパーがむにゃむにゃ言葉を被せそう。イヤ…ヤンナイ ホウガ イイデス ケド。

9.ポイント

これも昔シングルのレビューで書いたんですけど、どこかYMOの匂いがする。いやドラムン的なリズムなんだけど、上のメロディの楽器が80年代っぽい。綺麗なメロディーですよね。こういう曲のPerfumeの声はほんとに清らかでいい。ほんっとに「汗と涙の歌い上げ系」にいかなくて良かったと思います。このサラっと清らかなボーカルだからいいのよ。

10.だいじょばない

Perfumeというのは踊りで歌を表現するという独特の表現方法をとった世界でも珍しいグループなんですが、この曲はまさにその代表曲。最初はシングルで曲だけ聴いて「デデデデ」が面白い…などとレビューを書いたのですが、今はあの英Shepherd’s Bush Empireや韓国のダンスフェスでのファン動画を思い浮かべずには聴けない。曲を聴くとあの動きがすぐ目に浮かぶ。ダンスの印象が強すぎてもう曲単体で聴けなくなってる。これはすごいことよ。世界でもこういう曲の見せ方が出来る人達はめったにいない。音楽の新しい聴き方です。ま…マイケル・ジャクソンが30年前からそうなんですけど。Perfumeのこういう曲って時々ありますね。「Voice」のサビの振りもそんな感じ。MIKIKO先生は天才。ワタクシこの曲もゴンゴン踊るよ。

11.Handyman

…ん…これはなんともならないな…ワタクシハ…。何度聴いても無理。まぁそれもよろし…好みは人それぞれ…。アルバムの変わり曲としては面白いと思う。

12.Sleeping Beauty

Butterfly」です。リズムもほぼ同じ。このリズムは踊れない。着替え曲かな。この曲の声もPerfumeっぽくないですね。なんか中近東系の飾りが入ってるぞ。しかしこの手のあっさりした曲も今回はライブで大化けしそうな気もする。まだまだ油断は出来ない(笑)

13.Spending All My Time

Sleeping Beauty」の細かいリズムの後にこういう大きな括りのリズムがくるのがいい。すごく印象が強くてあっと思う。この曲もダンスがまず思い浮かぶ曲になりました。特にインスト間奏部では、あのカンヌで披露されたプロジェクションマッピングの演出が目に浮かぶ。あれ何度も見たら音とセットで癖になった。最初に聞いたときはあまり好きなリミックスじゃなかったのに、あらためていい音響で聴くとすごくいい。ただ曲としての構成はバラバラ。この曲もライブ用。

14.Dream Land

おいガムランか…南国風ね。Dream Landだもんな。お…ジブリっぽい? イノセントやね。この声もちょっといつもと違うぞ。途中で声が初音ミクさんになる。これがまた別世界っぽくっていいんですよ。もともとPerfume人間とバーチャルが半々のポップスター(←ミステリアスで得体が知れないけど魅力的)というコンセプトがあると思うのでそんなあいまいな感じの声もいい。なぜかのち様の声もかわいい。ちょっとPerfumeっぽくないのもまたよろし。これすごくいいビジュアルのイメージが想像出来そう。


総評はまた今度…。すぐには出ません。


NHK大河ドラマ「八重の桜」第40回「妻のはったり」







今週はこれにておしまい候…。


 

2013年10月6日日曜日

Perfume:「LEVEL 3」味わい中…

 

 
低音すげぇ!!!
 

 

2013年10月5日土曜日

NHK 土曜ドラマ『夫婦善哉』 第3回



深刻になってきました。

やっぱり時代が違うんですね。なんだろう…今だったら結婚に親の承認なんていらないじゃないですか。だから蝶子さんがあんなに岸部一徳親父さんに認めてもらうことにこだわるのがよくわからない。正式な結婚を否定されただけで、どうして自ら死を選ぶほど傷つくのか…。

維康の苗字をもらうから…? どうも当時は結婚も親の承認次第だったらしく、岸部一徳さんに許してもらわなければ晴れて夫婦とは言えないらしい。つまり内縁の妻…ということになってオフィシャルに妻を名乗れない…ということかな。永遠に日陰の身? 岸部一徳さんも厳しいよなぁ…しかし当時は家の名をしっかりと繋いでいくこと=けじめのほうが大切なんですね。

今だったらどうでもいいことじゃないですか…親の承認なんて。そもそも水商売で知り合った仲なんだし。正式なお見合いでの出会いじゃないんだから…。勘当されてるんだし、二人とも覚悟は決めていたと思ったのに、そのあたりの深刻さは今とはずいぶん違うなと思う。


岸部一徳親父さんの危篤をめぐって、またまた柳吉の本音も見えてね。いやー辛いですね。あの男はやっぱりダメだな。蝶子さんも言ってたけど、結局維康の家と蝶子さんを天秤にかけて、家をとったんですね。もう妹さんが婿をとって跡継ぎも決まってるのに、それでもやっぱり実家にしがみつきたい男。ボンボンのプライドかな。やっぱりイヤな男なんだよなぁ。

蝶子さんもそんなヤツを100%信じてるのが困る…。だってカフェでもなんでも彼女が切り盛りしてるわけだから立派に事業主として自立が出来るだろうに。

ま…いろいろとあったけど、蝶子さんが無事回復してよかった。

しかしまた父親が亡くなってから勝手にグレてしばらく行方不明になってたのに、ある日突然帰ってきて「別府へいこう」と言う柳吉。んまー!!!なんと勝手な!!!ったく許せんああいう男!

それに蝶子さんが一人でカフェを切り盛りしてたのに、承諾も無しに勝手に店の権利を売ったなんて、ひどいじゃないか…もうそんなヤツ別れればいいのに…ほんとに別れればいいのに。

それでもアホな柳吉が帰ってくれば嬉しい蝶子さん。柳吉のことを好き過ぎ。それが分かっているから柳吉も蝶子さんのところに帰ってくる。しょうもないな…。

でも来週も見るわ。

しかし妹の婿さんは、あんな場面で畳み掛けるように柳吉に説教をしてヤナ奴だね。情は無いんかい情は…。


2013年10月3日木曜日

Perfume;「Level 3」無事到着!


 
 
 
今届いた! ヤタヤタヤタヤタ…!!!
 
透明ケースだった。
 
これからじっくりゆっくり味わって楽しむので
 
レビューは遅れると思います…。
 
嗚呼…ありがたや、ありがたや…。