またまたいいドラマをメモ。
現在放送中のTBS 日曜劇場『下剋上球児』。日本での放送は2023年10月15日から。ここではTV Japanにて。
第9話の準決勝の回がとてもよかった。若い俳優さん達がとてもいい。なんと瑞々しい若者達。彼らの試合の場面が非常に生々しくリアルなので感心して調べたら、皆さん野球の経験のある俳優さん達だったのですね。なるほどやっぱりそうなんだ。
彼らの試合の様子が素晴らしかった。このドラマは様々な野球以外の話も多くて(特に無免許の教師の話などなど)実はなかなか話に集中できなかったのだけれど、この準決勝の試合は良かったぞ。この回は9話のほぼ全部を使って準決勝の試合を描いていて、本当の試合を見ているような気になった。興奮しました。いいね。
準決勝の日。最初にエース・翔くん(中沢元紀)をスタメンからはずし、根室くん(兵頭功海)を投げさせるところからドキドキ。これは爺ちゃん(小日向文世)が怒るぞ。
それにしても根室くんの兵頭さんはいい。このお方は野球をやってましたね…と調べたら彼は「福岡県で準優勝したほどの実力校出身で、投手を務めていた(Wikipedia)」とあった。やっぱり。ところで今TV JapanではWOWOWのドラマ『ドラフトキング』もやっているのだけれど、この兵頭さんはその野球ドラマにも出ています。
そして始まった試合。全編面白かった。編集やカメラの撮り方で臨場感があってすごくよかった。今までいろいろとあった選手達が皆真剣に試合をしていて皆輝いていた。皆かっこよかった。展開も興奮した。
選手達それぞれの表情が本当に素晴らしい。皆試合中の真剣な表情が本当にいい。あれは素の表情をカメラが捉えているのだろうと思う。演技に見えない。
そしてもちろん南雲監督(鈴木亮平)。このドラマで鈴木亮平さんの印象が私の中で変わりました。鈴木さんの今までの印象はどちらかと言えばジェントル・ジャイアント。とにかく紳士的なお方という印象。そしてすぐ泣く(『西郷どん』で思った)。鈴木さんは大柄で紳士的で気配りの人で優しいお父さんタイプでちょっと涙もろい?…そのような印象だったのだけれど、このドラマの試合中の鈴木さんの荒々しさは印象が違う。真剣に怒って怒鳴ってガミガミ言っている。それがいい。とてもいい。
そうなのよ。鈴木さんは普段は優男なので最初は、野球の監督ってどうなのよ?と思った。そしてまたこのドラマは無免許の教師の話もあって、南雲さんが恐縮したり悩んだり泣いたりする場面も沢山あるのだけれど…。しかし試合が始まったら激しいぞ。いいじゃん。昭和のスポ根の先生みたい。南雲監督の真剣さがいい。彼の熱意を受け取って生徒たちも真剣に戦っていた。
そして翔君くんが出てきて…。ひゃ~最後は興奮したわね。
この試合のシーンはどうやって撮ったのだろうと思った。最初に脚本があって、それに沿ってヒットやゴロやスコアの場面を演じて撮ったのだろうと思うけれど、試合の臨場感がすごくて本物の試合を見ているようで面白かったです。
そんなわけで、第9話の試合が大変良かったので記録します。