能登半島地震 ─ 寄付・支援情報

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2022年1月24日月曜日

映画『時の面影/The Dig』(2021):大英博物館で実物を見たい






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『The Dig (2021)/英/カラー
/1h 52min/監督:Simon Stone』
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週末に見た映画。Netflixにて。

英国の東海岸の側…イースト・アングリアのサフォーク州ウッドブリッジ近く。同地での1939年の考古学的大発見の再現映画。実際の出来事を元に書かれたJohn Prestonによる小説の映画化。


1935年.サフォーク州の海岸沿いに広大な土地を所有する未亡人エディス・プリティが、アマチュア考古学者バジル・ブラウンを雇い、その土地にある墳丘墓を発掘。考古学上の大発見をする。ほぼその再現映画

時代は1935年。20世紀に起こった事実を元にした話の再現なので当時の資料も多く、ほぼそのまま…ドラマチックな脚色も少なく事実を再現したもの。淡々とストーリーは進み、映画としてはそれほど面白いものではないかもしれぬ。

面白いと思うかどうかは、その考古学上の大発見にロマンを感じるかどうかだろう。旦那A、それから遠方の年配の男性の友人は面白いと言った。私は淡々と見た。


この大発見で発掘された宝物は大英博物館に展示されている。

英国にいた頃に大英博物館には数え切れないほど行った。渡英したばかりの頃は、数日かけて一部屋一部屋全てのものを丹念に見た。残念ながらこのSutton Hooの宝物を見た記憶や記録(写真)はないのだが、この発掘での宝物は考古学上英国最大級のものだというので、見ていないはずはない。ガーネットを施した金の装飾品には見覚えがあるような気もする。

こういう話は、映画を見たあとで実際に博物館に行って実物を見てみたい。ロンドンに住んでいた頃はそれが出来ていた。なんと贅沢な。

このSutton Hooの場所も、英国ナショナル・トラストの管理で観光地「The Royal Burial Ground at Sutton Hoo」として訪ねることが出来るらしい。いいな。英国に住んでいたら訪ねていただろう。


ともかく自分の所有の土地を試しに掘ってみたら、とんでもないものが出て来た…というロマンのある話。これは…映画で見たあとで、実物を見てみたくなりますね。英国は遠いわ。


ネタバレ注意


Sutton Hoo/サットン・フー とは

イングランド東部イースト・アングリアのサフォーク州ウッドブリッジ近くで発見された6世紀から7世紀のアングロサクソン時代の船葬墓。1939年に発掘され、豊かな副葬品が出土した。中世初期のイングランドを知るうえで極めて重要な考古学的資料で、最も著名なイギリスの考古遺跡のひとつである。出土した多数の副葬品は現在、ロンドンの大英博物館に展示されており、豪華な金銀の装飾品や武具、武器などがある。 また西暦625年の銘をもつ金貨が出土していることから年代も絞られ、624年に死去したイースト・アングリア王レドワルド(英:Rædwald)の墓ではないかと推定されている。(Wikipedia)

ちなみに発見された27 mの木造の船は、1935年の発見当時も、1300年の間に酸性の土により朽ちて残ってはいなかったそう。しかし船の型が(腐った木による土の色の変化などで)土地に残っていた。それをを掘り起こしたのだそうだ。