能登半島地震 ─ 寄付・支援情報

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2024年4月11日木曜日

NAMES 51 Ft. Tatè Nsongan - YEKE YEKE (2023)



Afro House



NAMES 51 Ft. Tatè Nsongan - YEKE YEKE (2023)
YEKE YEKE (feat. Tatè Nsongan) – Single
NAMES 51
Released: December 1, 2023
℗ 2023 New Music Grouop srl


今欧州のダンスチャートでよく売れている曲。フランスでは1位だそう。元々はアフリカのミュージシャンMory Kantèさんによるよく知られた曲で、この曲はNames 51さんとTatè¨Nsonganによる新しいカバー。

ビデオは皆楽しそう。ダンスは世界共通語ですね。  


★NAMES 51
情報が全く出てこなかった。こういうことは珍しい。リミックスをしたDJだと思うけれど。

★Tatè Nsongan
たぶんこのお方はアフリカのミュージシャンだと思います。


2024年4月8日月曜日

映画『ワインは期待と現実の味/Uncorked』(2020):夢を追う若者





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『Uncorked (2020)/米・仏/カラー
/1h 44m/監督/脚本:Prentice Penny』
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私が今まで全く知ろうともしなかったワインの世界。去年のクリスマスにブルゴーニュ風ビーフ・シチューに使ったことで出会ったアルベール・ビショー/Albert Bichot 社のブルゴーニュ赤ワイン。それからネットで調べてワインのことに少し興味を持ち始めた。(フランスの)ワインには見分け方の基本があるんだねと。

ブドウの種類、ブドウが育つ土地の土の質、その地方の気候…。それらの条件でその土地特有の味のワインができる。ワインの名産地には歴史があって、その土地に特有のブドウが育ち特産品が生まれる…。

そのようなワインの基本の基本を知ることができたことがすごく嬉しくなった。そのきっかけを作ってくれたアルベール・ビショー社にも愛着が沸いた。感謝の気持ちも込めて。

先日も同社の米国のサイトを見ていた。そうしたらこの映画の記事が出てきた。アルベール・ビショー社のワイナリーがこの映画に撮影協力をしたらしい。え、そうなんだ。見たい。というわけで先週の週末にNetflixで視聴。


早速映画の冒頭から同社のワイン・メイキングのシーンが出てくる。お、いきなりですかと喜ぶ。ブドウの育つ様子、収穫の様子、工場でのプロセス、ステンレスのタンク、職人さん達が働く様子、そして工場でボトル詰めされているのは「Chablis」。映像を止めて「これこれ、このラベルよ」とまた喜ぶ。

アルベール・ビショー社が出てくるのは、この冒頭のワイン・メイキングの様子と映画の半ばで主人公が同社の見学に行くシーンで建物の外側が一瞬映るのみ。建物の中に入る様子は描かれていない。

それでもちょっと満足。なんだか知り合いが映画に出ているような気分。嬉しいわ。


いい映画です。監督はPrentice Pennyさん。今までテレビドラマのプロデューサーを多くなさっているアフリカ系の監督さん。

主人公はテネシー州メンフィスのワイン好きのアフリカ系の青年イライジャ。ワインショップでバイト中。父親ルイはローカルで人気のバーベキュー・レストランのオーナー。父親は息子にレストランを継いで欲しいが、イライジャはワインを真剣に学びたいと言う。


子供が家業を継ぐのか、それとも自分の生きたい道を選ぶのか…の父と息子の物語。どのような職種でもこのような話は有り得る。漆の職人さんの息子さんが美大に行ってアーティストになりたいと言うとか、農家の息子さんがエンジニアになりたいと言う…。そういえばちょっと前にうちの壊れた窓を直してくれた職人さん親子もそうだった。お父さんは窓修理の職人。しかし息子さんはカリフォルニアに行ってワインを学ぶ予定だと言っていた。このような親子の話は沢山あるのだろうと思う。

映画はイライジャ君が、世界的な資格「マスター・ソムリエ/Master Sommelier」の試験に合格するために努力を重ねるストーリーを追う。お父さんは最初は渋い顔。しかしお母さんが助けてくれる。イライジャ君は学校に通い始め、後にフランスに学びに行くチャンスもやってくる。夢を叶えるために頑張る若者の物語。いい話。イライジャ君を応援しながら見る。


アフリカ系の家族の明るさがいい。皆で集まってディナーの日、イライジャ君が皆に初めて「ソムリエになりたい」と夢を語る。皆のリアクション「え、アフリカのソマリア?」の会話のリズムが最高。ゲラゲラ笑う。すごくにぎやかで明るい家族。

様々な事柄が起こるのだけれど、特にお父さんとイライジャ君の関係に心動かされる。お父さんいい人。これは本当にいい親と子、家族の話よ。  

さて「試験はどうなるのか?」イライジャ君と家族を追ってストーリーに引き込まれる。いい映画。


ヒップホップのカルチャーで育ったアフリカ系の男の子が、世界的なワイン・ソムリエの資格を取るために努力をする映画。正直な話、私は最初はいまどきのポリコレ系の映画として、このアフリカ系の若者が人種のために苦労をする様子が描かれるのか…人種による困難にぶつかっても諦めずに頑張る若者の話が描かれるのかと思っていた。

ところがこの映画、人種に関する場面は一切出てこない。この映画は今どきの「説教型のポリコレ映画」ではない。ここで描かれるのは、人種の問題は一切関係なく…ただ一人の若者が夢を追って努力を重ねるストーリー。

それで考えさせられる。監督さんのPrentice Pennyさんはアフリカ系の方。このお方は意図的に「人種」をストーリーに盛り込まなかったのではないかと。これは一人の若者の話。若者が夢を追う話。だからこの映画を見る人が白人であってもアジア人であっても、皆がイライジャ君の話を自分のことのように見ることが出来る。映画のテーマ「父と息子、家業と夢」の話はどの文化圏の人が見ても理解できる話だろう。

メンフィスでもフランスでも、彼の周りの友人も、ワインの学びの仲間も…イライジャ君のストーリーに「人種」がお題に上ることは一切ない。彼のワインの学びの仲間はハーバード出身のエリート、(たぶん)インド系の女性、(たぶん)イタリア系の青年、そしてバイト先のワインショップのオーナーは白人で頼りになる相談相手。そして学校の先生やフランスで出会う人々も…。

私が個人的に人種のことを「心配」したのは、きっと私が今までに多少の人種関連の「経験」をしてきているからだろう。「もしイライジャ君がここで無視されたらどうしよう?」と必要もなく心配してしまったのは、私の中にも白人に対するバイアスがあるということだ。

「人種」を一切お題に上げない若者の物語。私はそこにもちょっと感動した。そうだよね。これが普通であるべきなんだよね。この話は静かに世の中の「理想」を見せてくれているのだろうと思った。ありがとうと思った。


最後は賛否両論だそうだ。私はこのエンディングだからこそいい話だと思った。これでいい。いい気持で見終わった。


余談だけれど…
実は知り合いに「マスター・オブ・ワイン/Master of Wine」の資格を持つ女性がいる。ロンドン時代の旦那Aの同僚の奥さん。彼女は20代から勉強を始めて、たぶん合格するのに5年以上(もしかしたら10年近く)かかったのではないかと思う。とにかく取るのが大変難しい資格だと聞いている。そのマスター・オブ・ワインの今の資格保持者は世界で416人。そしてこのイライジャ君が目指しているマスター・ソムリエは世界でたった274人。決して簡単に合格できる資格ではない。その彼女の旦那さんも、彼女が合格するまでに大量のワインを買わなければならなかったと言っていた。

昨日調べたら、彼女は今業界でかなり有名なワイン評論家になっていることを知った。本も出していてWikipediaにも名前が出てくる。かなりの大家になっているらしい。ひ~驚いた。そのような資格保持者は世界中のどこに行ってもひっぱりだこ。彼女達はロンドンの後、旦那さんの転勤で日本やシンガポールにも住んだのだけれど、企業との仕事はもちろん、時には大富豪のワインコレクションのアドバイザーとしても雇われたことがあると言っていた。そういえば「日本人は高いワインを実際に飲むのよね」などとも話していた。西洋では高いワインはコレクションをする人が多いそうだが、日本人は飲むのだそうだ。すごいね、日本の大富豪。


私はこれから少しずつ20~30ドルくらいのブルゴーニュとボルドーのワインを「これはどうかな~」と試していこうかなと思っている。フランスのワイナリーのストーリーを(飲みながら)学んでいきたい。…フランス革命の頃に始められたワイナリーなんてちょっと浪漫…。


2024年4月7日日曜日

米ドラマ FX『将軍/Shōgun』(2024) 第7話 A Stick of Time :日本人の日本人による日本人のためのドラマ



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『Shōgun』(2024) TV Mini Series
/米/Hulu, FX/カラー/55–70 minutes
Creators: Rachel Kondo, Justin Marks
Based on Shōgun by James Clavell
No. of episodes: 10話
Release: February 27, 2024 – April 23, 2024
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米国 FXにて。オリジナルの放送は2024年4月2日。


というわけでうちのDVRの録画が全部消えてしまったので、ドラマを再度チェックすることが出来なくなった。しかし第7話は楽しんで見たので忘れないように印象を書いておこうと思う。


この第7話は今までで一番面白かった。基本的に日本人しか出てこない日本のドラマ。そして皆が男らしくてオトコオトコしていて素晴らしい。なぜハリウッドが作ると戦国ドラマもリアルに人を殺しそうなむさ苦しい男ばかりになるのか。大変素晴らしい素晴らしい素晴らしい。



★ネタバレ注意




一番の驚きは今回初登場、吉井虎永の弟・佐伯信辰を演じる奥野瑛太さん。まぁなんとカリスマに溢れた俳優さんだろうか。

奥野瑛太さんのことは今まで見たドラマの中で記憶に残っていた。一番最近は『仮想儀礼』の秘書。それから『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』の宅配便のお兄さん、それから2021年の『最愛』の主人公の兄。

上記のキャラクター達は決して派手な役ではなかったのに奥野さんのことは記憶に残っていた。この俳優さんに元々あるカリスマなのだろうと思う。

そして今回の第7話での佐伯信辰は今までで一番騒がしく豪快で男臭い派手なキャラクター。「あっ、あの役者さんだ…」と気付いた時には驚いた。なんと豪快な役者さんだろうかと感心した。

大変オトコオトコしている。あの『仮想儀礼』の時のお堅い秘書の様子と正反対。『家族だから愛した…』の気さくな宅配のお兄さんとも全く印象が違う。いや~びっくりした。大きな拍手です。

このドラマでの彼の芝居は芝居がかっている。舞台の芝居のよう。しかしそれが佐伯信辰の豪快で超実利主義の人となりに合っている。派手な芝居がすごくいい。拝見していて引き込まれた。


動かざること山の如し…の吉井虎永(真田広之)とこの信辰の性格が正反対なのも面白い。この豪快な弟は兄との絆など屁とも思っていないらしい。いかにも戦国。そしてそんな騒がしい弟に静かに苦悩する虎永。

真田広之さんの虎永は毎回かっこいい。この物静かな虎永は自分から前に前に出ていく人ではないのかもしれぬ。しかし心を決めたら後には引かない。決断に時間がかかる人かもしれませんね。しかし真田広之さんが重々しく物静かなところが…んも~~~かっこいい。なんかまたファンになる溜息。毎回真田さんを見てニヤニヤする。


「芝居がかっている」といえば娼館の女将・お吟の宮本裕子さん。このお吟がまたいい。この女優さんの芝居も舞台の芝居のよう。しかし彼女は娼館=エンタメ事務所のオーナーで、働く女の子達を守る強い女主人。きっと彼女も若い頃に超一流のプロだったのだろう。彼女自身がエンタメの人なのだから言い回しが芝居がかっているのも納得。彼女もカリスマがすごい。

面白いのは、今回お吟さんが虎永に江戸の「吉原」の打診をしていたシーン。彼女が「江戸に営業用の土地を欲しい」と言っていたのはいかにもその後の吉原。今Wikipediaで吉原の歴史を調べたら江戸の吉原の成立は1612年だったそう。お吟さんはフィクションのキャラクターだとはいえ、時代的にもつじつまが合うのでなるほどと思った。


さて虎永の弟・佐伯信辰が伊豆にやってきてから、虎永の軍勢は様々な意味で揺さぶりをかけられる。信辰へのリアクションで一番よかったのが、虎永の息子・吉井長門の倉悠貴さん。おそらく長門はまだ若い。まだまだ若いから行動も考えも軽率。倉悠さんはその血気盛んで愚かな若者の芝居が上手い。このキャラクターにも愛着が沸いてきたところ。

夜の宴のシーン。叔父さんに初めて会えたことで子供のようにワクワクしている長門。叔父さんへのリスペクトと嬉しさですごく楽しそう。それなのに信辰が途中から妙な話をし始める。虎永は黙って聞いているが、周りの家臣達の表情が変わる。場の空気が変わる。そして今まで楽しそうだった長門の表情も変わっている。上手い。

場の空気が変わり始めたところでこちらもドキドキし始める。あ、面白くなってきた。そこからどんどんストーリーが回っていく。面白い。「日本のドラマ」だと思ったのはこのあたり。ブラックソーン/按針はほとんど出てこない。ただただ日本の戦国モノのドラマとしてすごく面白い。脚本も巧み。今までで一番面白かった。


しかしそれにしても長門君は軽率すぎる。ちょっと前にも石堂の使いを大砲で全滅させるし。危ない危ない。虎永も手を焼いている様子が今までにも何度もあった。ぃや~問題だこの子は。しかしそれがまた可愛い。彼はこれからどうなるのだろうと思っていたので最後は驚いた。


それから戸田文太郎(阿部進之介)。文太郎にもますます愛着が湧いてきた。彼は鞠子さんが大好きなのね。しかし自分を抑えられないから手が出る。戦国の人だもの。

今回も文太郎は実はかなりいい武将なのだろうと思わされた。それから樫木央海(金井浩人)も頭のいい武将。二人とも最初はどうかと思ったけれど次第に魅力的に見えてくるのが面白い。

変な人と言えば樫木藪重(浅野忠信)。彼はユーモア担当。一番おかしい。最初は嫌な奴かと思ったけれど予想不可能で常にストレートな物言いをしていてそれが可笑しい。浅野忠信さんはこういうユーモラスな芝居もなさるのですね。彼が出てくるといつも笑う。旦那Aにもウケている。


戸田広松(西岡徳馬)の美声に安心する。重鎮。「これはいかにも日本のドラマ」だとほっとするのはこのお方のおかげ。鞠子(アンナ・サワイ)さんも藤(穂志もえか)さんもすごくいい。このドラマに出てくる人々のそれぞれの人となりがわかってきて次第に人物達に心を寄せるようになっている。ますますドラマが面白くなってきている。目が離せない。


それにしても思った…ハリウッドがこれだけ素晴らしくリアルに「日本の戦国の荒々しい男達を描けている」のはどういうことなのか? 日本人のシーンの上手い脚本、配役も巧み、皆役者さん達も上手いし演出にもカメラワークにも納得する。とにかくドラマとして面白い。  …(様々な理由があるのはわかるけれど)日本のテレビで描く戦国のドラマはなぜあのように「おんなこども向け」で軽く見えてしまうのだろう。

このドラマに出てくる男たちは本当に人を殺しそうなのがすごいと思う。だからワクワクする。毎回緊張する。これですよ…荒々しい戦国。いいですね。


さて、来週の火曜日はテレビが見れないのだけれど、その後再放送で第8話を見ることはできるのだろうか?



2024年4月5日金曜日

TVの録画か全て消えた



1週間ほど前、TV Japanが3月末日で終了するというので、ローカルのケーブル会社に電話をかけ、TV Japanのパッケージの契約をキャンセルすることを伝えた。基本のチャンネルはそのまま、TV Japanのオプション・パッケージのみをキャンセルする。キャンセルするからTV Japanの料金も支払わなくてすむようになる。


今日突然テレビが映らなくなった。画面は真っ黒なまま。最初はTVがおかしいのかと思ったが診断するとテレビ本体は問題ない。スマートTVに入っているNetflixやAmazon PrimeやYouTubeも問題なく映る。さてどうした?

旦那Aの部屋にもう1台ある小型のテレビをチェックしてみたら、そのテレビも点かないことがわかった。ケーブル会社のシグナルの調子が悪いのだろうか…?


ケーブル会社に電話をしてみた。するとうちの「契約が全てキャンセルされている」ことがわかった。オペレーターは「基本のパッケージのチャンネルもキャンセルされている」と言う。うちのアカウントそのものがキャンセルされていた。

ケーブル会社に話をしたのは旦那A。だからこちらの言葉が問題ではない。オペレーターは強いアクセント(インド辺りにカスタマーサービスを外注しているのだろう)だったと言うが、オペレーターからローカルのケーブル会社との連絡で情報が混乱し間違って伝えられたのだろうか。


慌てて基本のサービスを元に戻してくれと伝える。今日は金曜日。来週の水曜日にスタッフがうちにやってきて新たにケーブル・ボックスのセットアップをするという。来週の水曜日までテレビが一切映らないことがわかった。



そこでふと思いついた。今までの録画は?

このケーブル会社では、録画を会社所有のサーバーに保存することになっている。録画はうちのDVRには保存されていないので、どこかのサーバーの「うちの名前のアカウント」に保存されていたはずだ。

尋ねてみたら「一旦契約をキャンセルしたアカウントの録画は全て消える」と言う。



青くなる。全部消えた。今までこのケーブル会社のテレビから5年間録画していた映像が全て消えた。


TV Japanからの映画やドラマも消えた。かなりな数の「趣味どきっ!」も消えた。アメリカのケーブル・チャンネルから録画していた(まだ見ていない)ドラマや映画も消えた。大谷さんの去年のシーズン最後のエンゼルスでのまとめ映像も消えた。何から何まで消えた。

昨日録画を見た『将軍』の第7話もそれ以前のエピソードも全部消えた。消す前にもう一度見直そうと思っていたカポーティの『Feud』も、まだ見ていなかった『Gilded Age』のシーズン2も、『Winning Time』のシーズン2も消えた。

TV Japanから今まで5年間録画して見ていなかった(楽しみにしていた)大量の近年の日本映画も全部消えた。これからゆっくり見ようと思っていた。

大変貴重なアリノタカラとミツバアリも、シロオビアリヅカコオロギの映像も消えた。

なにからなにまで全部消え去った。


そういえばさっきDVRの問題かと思いDVRのボックスをリセットしたから、ボックスに残っていたタイトルも全部消えた。もう何の記録も残っていない。あとかたもなく。

今まででシリーズ一番だと思った『将軍』の第7話も消えた。旦那Aはまだ見ていなかったのに。来週の第8話はテレビがまだ映らないから見れない。あれは再放送されるのだろうか?


胸にぽっかりと穴が開いたよう。大きな穴が開いて後ろが透けて見えるのではないかと思う。いや胸のあたりで心臓が小さく縮んで音も小さくなったような気もする。身体が透明になって消えてしまいそうな気がする。ふわふわする。


2024年4月4日木曜日

お猫様H:いい女



カメラを向けるとポーズをする女

おっと欠伸が出そうだ
またポーズ


猫というのは本当に綺麗な生き物だと思います。
むすっと不機嫌でも綺麗。

また2月の古い写真。最近写真を撮っていないのだ。まだカメラの箱を開けていない。今月中には開けます。


2024年4月3日水曜日

Talia Mar – Bored (2023)



いいぞ悪い女



Talia Mar – Bored (2023)
Bored - Single
Talia Mar
Released: November 17, 2023
℗ 2023 Sony Music Entertainment UK Limited



しばらく前に英国のCommercial pop club chart Upfront club chartに入っていた曲。パッと聴いていい曲だと思ったのでメモしていたのだけれど、かなり意地悪な女の子の曲なのでどうかなと思っていた。「あなた退屈だからもう捨てたい」と言っている笑。でも最後まできちんと聴いたら曲としてもよく出来ている。さっきまでちょっとモリモリ怒りモードだったのでここでとりあげておこう。…そうか、彼女は「Stay the Night」の女の子なのね。イメージが変わりましたね。

★Talia Mar
Natalia Margaret Louise Marさん。1996年生まれ。英国のシンガー・ソングライター/インターネット・パーソナリティ。活動開始は2010年。ファースト・シングル「Stolen」を2016年にリリース。またEPを2017年にリリース。2018年には自身のファッション販売の「The Martian Club」を開始し、英国のテレビ番組『All Together Now』のパネリストに選ばれる。2019年OFRA とコラボして化粧品のライン「OFRA x Talia Mar」を開始。2022年にDJ Sigalaと共にシングル「Stay the Night」をリリースし英国のチャートで11位を記録。


ところで旦那Aとはすでに通常運転に戻った。さっきサーモンとお味噌汁の晩ご飯を食べて「大谷さんが初ホームランを打ってよかったね」と話した。  


Bored
Talia Mar
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Boy, あなたわかったほうがいいわ 私退屈してる


[Verse 1]
ほらまた あなたにセカンドチャンスをあげたのに
あなたは最後のライフにしがみつき
私は自分を2度も騙した
たぶんあなたは 自分の馬鹿な声の音色が好きなのよね
一晩中ヒントが落ちてきて
私は正気を失いつつある

[Pre-Chorus]
Ooh
信じられない こんなこと言わなきゃならないなんて
Boy あなたわかったほうがいいわ

[Chorus]
私 退屈してる
ステップアップしたほうがいい 退屈した
だって私にはもっと何かが必要で
あなたは私の関心を失いつつある
もうなんだかわからない
もし私を愛したいのなら
私が欲しいものをくれなきゃ
Boy, あなたわかったほうがいいわ 私退屈してる


[Verse 2]
行き過ぎたかな? たぶん私辛く当たり過ぎたかもね
私達は素敵な場所にいて
あなたの顔は素敵だし
でも私何やってるんだろう 友達の言葉を聞くべきだった
私は半分眠ってる あなたの話が終わる前に

[Pre-Chorus]
Ooh
信じられない こんなこと言わなきゃならないなんて
Boy あなたわかったほうがいいわ

[Chorus]

私 退屈してる
ステップアップしたほうがいい 退屈した
だって私にはもっと何かが必要で
あなたは私の関心を失いつつある
もうなんだかわからない
もし私を愛したいのなら
私が欲しいものをくれなきゃ
Boy, あなたわかったほうがいいわ 私退屈してる

ステップアップしたほうがいい 退屈した
だって私にはもっと何かが必要なの
あなたは私の関心を失いつつある
もうなんだかわからない
もし私を愛したいのなら
私が欲しいものをくれなきゃ
Boy, あなたわかったほうがいいわ 私退屈してる


[Bridge]
あなたは私の関心を失いつつある
感情もない 緊張も無い
誰か 連絡しておねがい 緊急事態 介入して
ごめんね いかなきゃ ほら誰かの番号があるし
お友達のふりをしてよ それ以上は何もないから


[Chorus]
退屈だわ
Boy, ステップアップしたほうがいい 退屈した
だって私にはもっと何かが必要で
あなたは私の関心を失いつつある
もうなんだかわからない
もし私を愛したいのなら
私が欲しいものをくれなきゃ
Boy, あなたわかったほうがいいわ 私退屈してる

ステップアップしたほうがいい 私退屈した
だって私にはもっと何かが必要で
あなたは私の関心を失いつつある
もうなんだかわからない
もし私を愛したいのなら
私が欲しいものをくれなきゃ
Boy, あなたわかったほうがいいわ 私退屈してる

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 Written By Talia Mar, Duck Blackwell, Bill Maybury & Wayne Hector




喧嘩上等



たった今まで旦那Aと騒がしい喧嘩をしていた。台風に嵐に雷を総動員して火山も大噴火。虎が荒れ狂い龍が火を噴く。

喧嘩をすると外国語が上達する。言葉を使って相手を黙らせ理屈で相手の首の根を押さえてギリギリと縛り上げ、過去の記憶を辿って相手が息もできないように言葉の弾丸を撃って撃って撃ちまくり、言葉の刃で相手の心を切り裂き抉って血を流させる。もし相手が旦那Aじゃなかったらきっと殴られていると思う。

結婚をして30年近くにもなれば相手を傷つけるための言葉の弾丸のストックも増える増える。長い間弾が増えて増えて増え続けるからマシンガンを撃ち始めたらもう止まらない。相手を撃って撃って撃ち尽くしてボロボロにし、自分の撃っている銃も暴発してお互い息も絶え絶えになる。どちらもかなり負傷するから今休戦中。きっとこのまま終戦になる。いつものように。 いつも雨降って地固まるからなんとかなる。

結婚は結婚し続けるからなんとかなるのです。結婚を無理なく続けるために時々派手な嵐を起こしたりマシンガンを撃ったり火山を爆発させたりする。嵐が吹き荒れるから後には綺麗な小花も咲く。